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2024年10月31日
「パレスチナ人の被害をさらに深めるだけだ。前例のないもの。国連憲章に反し、国際法の下でのイスラエル国家の義務に違反する。(ガザの人々はすでに)地獄のような状況に耐えている。65万人以上の少女と少年が教育を受けられなくなり、子どもたちの世代全体が危険にさらされることになるだろう」UNRWAラザリーニ事務局長
「イスラエル軍は、住民全体を空爆や包囲、飢餓の危険にさらしている」フォルカー・トゥルク人権高等弁務官29日国連報告書
・多くのパレスチナ人は、イスラエル軍がガザ北部で「降伏か飢餓か」の計画を実施していると考えている。
「イスラエルがパレスチナ人に対してジェノサイド作戦を行っているという私の評価は、これまで以上に確固たるものになった。パレスチナ人に対するジェノサイドは、パレスチナ人のアイデンティティーに不可欠な土地からパレスチナ人を完全に排除、または根絶するという目的を達成する手段であるように思われる。イスラエルはこの土地を違法かつ公然と狙ってきた。イスラエルは建国以来、被占領地の住民(パレスチナ人)を憎むべき障害であり根絶すべき脅威と見なし、何世代にもわたって何百万人ものパレスチナ人を、日常的な侮辱、大量殺害、大量投獄、強制移住、人種差別やアパルトヘイト(人種隔離政策)にさらしてきた」国連人権理事会からパレスチナ自治区の特別報告者に任命されたフランチェスカ・アルバネーゼ(Francesca Albanese)特別報告者
 28日イスラエル議会がUNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関の国内と占領地での活動を禁止する法案を賛成92、反対10で可決。
 すでに10月12日、ガザ北部に再度イスラエルによる退避命令が出されて支援物資はトラック数も激減し搬入されず、連日の空爆により毎日100人の死者、昨年10月以来4万3000人を超える死者が出ている。11日放送のBBCは、イスラエルはガザ北部から全ての民間人を追放する「将軍たちの計画」を実行していると指摘し、ボーエン国際編集長がその発案者の退役将校を取材。元イスラエル国家安全保障顧問のGiora Eiland元少将は「立ち去らない者は誰でも、降伏か飢え死にかの選択を迫る標的になる」と発言している。
 ガザの人口のほとんどが飢餓に直面し医療も圧倒的に不足するなか、国連組織UNRWAの活動が停止されれば、ガザは壊滅的な飢餓と破壊と根絶、まさに国連特別報告者が指摘する大量殺害、強制移住という、ナチスと同じジェノサイドとなることは明らか。
《イスラエルの議会は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のイスラエル国内およびイスラエルが占領する東エルサレムでの活動を3カ月間禁止する法案を可決した。
UNRWA職員とイスラエル当局者との連絡も禁止されるため、パレスチナ・ガザ地区やイスラエルが占領するヨルダン川西岸での活動も大きく制限されることになる。
UNRWAがガザに支援物資を運び入れるには、同地区に通じるすべての検問所を管轄するイスラエル軍との連携が不可欠。UNRWAは、ガザで活動する最大の国連機関でもある。
さらに、UNRWA職員はイスラエル国内での法的免責を剥奪(はくだつ)されるほか、東エルサレムにある本部も閉鎖される。
法案を議会に提出したユリ・エデルシュタイン外交・安全保障委員長は、UNRWAが「テロ活動の隠れみの」として使われてきたと非難した。
「テロ組織(ハマス)とUNRWAの間には深いつながりがあり、イスラエルはこれを放置することはできない」と、エデルシュタイン委員長は述べた。
アメリカやイギリス、ドイツをはじめとする各国が、この動きに深刻な懸念を示している。デイヴィッド・ラミー英外相は「まったく間違っている」と述べた。UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長は、「パレスチナ人の被害をさらに深めるだけだ」と語った。
米国務省は、UNRWAはガザにおける人道支援物資の配布に「重要な」役割を果たしていると述べた。現在、ガザに住む200万人超のほぼ全員が、UNRWAからの支援やサービスに頼っている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「イスラエルに対するテロ活動に関与したUNRWAの職員は責任を負わなければならない」と説明。一方で、「ガザでは引き続き、継続的な人道支援が提供されなければならない」と述べた。
ネタニヤフ首相はソーシャルメディア「X」で、「我々は、イスラエルの安全保障を脅かすことなく、イスラエルがガザ地区の民間人に対する人道支援を継続できるよう、国際的なパートナーと協力していく用意がある」と述べた。
イスラエルは過去数十年にわたり、UNRWAの存在に反対してきたが、その傾向はここ数年で激化している。
イスラエルは、UNRWAの職員がガザのイスラム組織ハマスと結託していると指摘。19人の職員が、昨年10月7日のハマスのイスラエル襲撃に参加したと主張している。
国連はイスラエルの主張を調査し、疑惑を持たれていたうちの9人を解雇した一方で、イスラエルは広範な疑惑についての証拠を示さなかったとしている。UNRWAは、ハマスとのやりとりは職務遂行のためだけだと述べている。
UNRWAは数十年にわたり、ガザのパレスチナ人に医療や教育を含むサービスや支援を提供してきた。
昨年に戦争が始まって以来、生存を援助にほぼ全面的に依存しているガザ住民に人道物資の供給を確保する取り組みにおいて、UNRWAの現地での存在は極めて重要な役割を果たしてきた。
UNRWAのラザリーニ事務局長は、この禁止措置を「前例のない」ものと非難。「国連憲章に反し、国際法の下でのイスラエル国家の義務に違反する」と述べた。
また、ガザの人々はすでに「地獄のような状況」に耐えていると述べ、UNRWAの活動禁止によって「65万人以上の少女と少年が教育を受けられなくなり、子どもたちの世代全体が危険にさらされることになるだろう」と語った。
イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区(東エルサレムを含む)とガザ地区では、約250万人のパレスチナ人がUNRWAに登録されている。
ガザ北部では、イスラエル軍がハマスの戦闘員に対して軍事作戦を行っているなか、数十万人がますます絶望的な状況下で暮らしている。
国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官は25日、「イスラエル軍は、住民全体を空爆や包囲、飢餓の危険にさらしている」と述べた。
多くのパレスチナ人は、イスラエル軍がガザ北部で「降伏か飢餓か」の計画を実施していると考えている。推定40万人の民間人全員が南部に強制的に移住させられ、残ったハマス戦闘員が包囲されている。
イスラエル軍は、そのような計画はないと否定しており、民間人が危険にさらされないよう確認しているとしている。
ハマスは昨年10月7日にイスラエル南部を襲撃し、約1200人を殺害、251人を人質としてガザに連れ去った。
ハマスが運営するガザの保健省によると、これを受けて始まったイスラエルの軍事作戦により、これまでに4万2710人以上が殺されている。》
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2024年10月30日
10月27日ガザ北部の避難所となっていた学校へのイスラエルの攻撃で女性、子供を含む少なくとも11人、この日ガザ全体で55人、3週間で800人以上が死亡とスペインTVE。
28日イスラエルはレバノン南部海沿いの世界遺産の街ティルスを攻撃し7人が死亡。イスラエルはベッカー高原の同じく世界遺産バールベックを、ヒズボラ発祥の地としてこの一月で50回も攻撃。仏2記者は「ここは民間人しかいない」と述べる市長、二日前の爆撃で重傷を負った13歳の少年たちを取材。この日イスラエル議会は、国連組織UNRWAのイスラエルと占領地での活動禁止を議決。会場には戦争犯罪人として逮捕状が請求されているネタニヤフとガラント。
 29日イスラエルはガザ北部べイトラヒヤの住宅を空爆し90人以上が死亡。子供の遺体を運ぶ市民、毛布に包まれて瓦礫の道に並ぶ遺体。「世界の皆さん、僕たちの気持ちになってください。どうしてこんなことが起きるのか。なぜ大勢が殺されるのですか」と訴える少年。200万人のガザ市民は飢餓に見舞われ、UNRWAに頼っていると国連は指摘。この法案の可決は「全く言語道断」とエルサレムのUNRWA職員。法案を提案したリクード議員はBBCの取材に「撤回しない。これは公正で正しい法案」と強弁。「各分野の医師が来れるよう速やかに人道回廊を設けることを世界に求める」とガザのアドワン病院医師。仏2もこの爆撃を、この攻撃が始まって以来最も多くの100人近い死者が出たものと報道。イスラエル軍は「住民は全員避難させており、この地域は戦闘地域」と。アルジャジーラも、医療の窮乏を訴えるアドワン病院医師とUNRWA広報担当の「UNRWAはガザ地区の生命線。これが絶たれることはガザの死刑宣告と同じ」との声を伝える。
 さらに米PBSもべイトラヒヤに救急隊員は残っておらず、市民が遺体を運ぶ様子と、死傷者の多くが運ばれたAL・AWDA病院医師の「医薬品、燃料、食糧全てが不足し、食事は1日一食だけ。ここ数週間大変な数の遺体が運ばれてきたが、病院が標的になり病床も破壊され、医薬品備蓄も救急車もなくなり、状況は悪化するばかりで皆路上生活を強いられている」と。UNRWAはパレスチナの600万人に医療、食糧、教育を支援し学校を運営。グリーンフィールド米国連大使すらも「UNRWAに代わる組織はない」と。昨年10月以来イスラエルの攻撃でUNRWA職員233人が殺害されている。 米ABCもこの攻撃で子ども25人を含む93人が死亡、生きていることが信じられない様子で遺体の横に立ち、泣いている女の子、病院の廊下に横たわる負傷者の姿を伝える。活動禁止は米国の法律に違反する恐れがあると国務省ミラー報道官。米国は即時イスラエル支援を停止せよ。
 アルジャジーラは、イスラエルによるガザ北部への封鎖と攻撃が25日間続き、29日のガザの死者は143人、うち132人が北部での死者と。イスラエルは200人以上の国連職員だけでなくアルジャジーラなど報道機関の記者やカメラマンも殺害。国連グテーレス事務総長は声明で「UNRWAの禁止はパレスチナの避難民に壊滅的な影響をもたらし、イスラエルとパレスチナの紛争解決と地域の安全を破壊することになる。国連総会に諮る」と。食糧、医薬品などの支援を途絶させて女性、子供、国連職員ら住民を無差別に爆撃し殺害するのは、まさにイスラエルによるジェノサイド・民族浄化。



2024年10月30日
オスプレーは昨年11月屋久島沖で墜落し乗員全員が死亡した欠陥機。
https://www3.nhk.or.jp/.../20240802/k10014533541000.html 
 今回も自衛隊17機すべて飛行停止にしながら、「機体安全性問題ない」はまったく出鱈目。憲法を平然と蹂躙するカルト政権にこの国の安全は守れない。



2024年10月27日
日記がわりに。
 19日曇天でもil ventoのお昼は始まってしばらくで満席。バンビーニを頂き六甲道で食材買って1時間に1本の26系統バスで帰宅。翌日久しぶりに北野に出てテラスのある店に行くと、本日はカフェのみ。吉屋は長い列で北野坂の和食店を訪ね、テラスで和風ランチをいただく。こちらも美味。界隈を歩き、カトリック中央教会横を通るとライブ演奏中で、ウクライナ、ガザ支援のバザーの催しだった。
 猛暑は過ぎたがスッキリしない天気が続き、22日は六甲道で灘温泉、25日はアシスト車で下り久しぶりにおとめ塚に浸かり、食材買って帰宅。昨日も曇天、三宮のMother Moon cafeテラスでランチのあと家族連れで賑わう東遊園地を歩き、食材買って帰宅。
 今日も曇天。数ヶ月ぶりに梅田に出て、ESTADIOテラスでマリナーラをいただき中崎町。結構海外客も増えた小道沿いの蔦のテラスでコーヒーを飲み、界隈を徘徊しデパ地下で天丼買って帰宅。夕方坂の上の投票所を往復。今週末まで曇りとか。それよりこの国はどうなるのか。
       





2024年10月27日
「これでお前も俺の女だ」北川健太郎被告(65)2018年9月18日“検事正就任祝い”のあと
「時効が来るまでは食事をごちそうする」事件直後の会話
「今回の事件が公になれば、私は生きて行くことができず、自死するしかありません。大阪地検は仕事にならなくなる。組織として立ち行かなくなる。大阪事件(大阪地検特捜部による証拠改ざん事件)に匹敵する大スキャンダルになる」2019年11月「一身上の都合」と検事正を退官後
「検察組織、職員を人質にして私に口止めをし、『公にしたら死ぬ』と脅され、被害申告できなかった。被告人が公訴事実を認め、同意したので、このタイミングでお話ししようと決めました。約6年間...本当にずっと苦しんできました。なぜもっとはやく罪を認めてくれなかったのか。もっと早く罪を認めていたら、もっと早く被害申告し、この経験を過去のものとして、私はまた、新しい人生を踏み出すことができた」被害女性25日
・被告は大阪高検次席検事や最高検刑事部長など主要なポストを歴任し、18年2月に大阪地検検事正に着任。定年前の19年11月に退官し、大阪弁護士会所属の弁護士として活動。
・2018年5月31日森友学園をめぐる財務省の決裁文書の改ざん問題で、大阪地検特捜部は告発された佐川宣寿前理財局長を嫌疑不十分で不起訴にした。また国有地売却問題で告発された財務省の当時の幹部らについても不起訴にし、一連の問題で告発を受理した38人全員を不起訴に。
 部下の女性を「これでお前も俺の女だ」と強姦し、事件後は「時効が来るまでは食事をごちそうする」、「この事件が公になれば、私は生きて行くことができず、自死する」「大阪地検は仕事にならなくなる。組織として立ち行かなくなる」と被害者を恫喝し続けたものが、「私や妻が関係していたら議員辞める」安倍晋三元首相にかかわる森友問題で、財務省の決裁文書の改ざんで告発された佐川宣寿前理財局長や財務省の当時の幹部らすべてを「不起訴」とした大阪地検検事正。
 自ら卑劣極まる重大な犯罪を犯し、被害者を恫喝してその発覚を隠蔽し続けたものは、首相や官僚らが犯した国有地売却への不当介入と虚偽発言、公文書破棄と偽造という組織的な犯罪も、平然と隠蔽したということ。
 カルトと裏金そして汚職と政治腐敗に塗れた安倍晋三につながる自公政権だけではなく、この腐り切った元検事正が象徴するこの国の検察のあり方そのものも根本的に変革しなければ、この国は衰退し続ける腐敗堕落国家で終わるということ。
《刑事事件の被告として法廷に立ったのは、大阪地検の元トップの男。準強制性交の罪に問われた裁判が25日午後、はじまりました。
 起訴状などによりますと、元・大阪地方検察庁検事正で弁護士の北川健太郎被告(65)は、検事正在任中だった2018年9月、大阪市内の官舎で、酒に酔って抵抗できない状態だった当時の部下の女性に性的暴行を加えたとされ、準強制性交の罪に問われています。
そこから6年。今年になって被害女性が検察幹部に被害を申し出て、当時の事件が発覚。
 大阪地検の上級庁である大阪高等検察庁が北川被告を逮捕するという異例の対応が取られていました。
◆「関西検察のエース」
 1985年に検事となった北川被告は着実にエリートコースを歩み、神戸地検や大阪地検、大阪高検で要職を歴任。「関西検察のエース」と呼ばれていました。
 北川被告側は罪状認否で起訴内容を認めたうえで、こう述べました。
「公訴事実を認め、争うことはいたしません。被害者に対して重大で深刻な被害を与えたことを心から謝罪したいと思います」
そして、「検察庁はじめ関係者に多大なるご迷惑をおかけしたこと、世間を騒がせたことを申し訳なく思っております」とお詫びしました。
◆「これでお前も俺の女だ」
検察側の冒頭陳述では、事件の詳細が明らかになりました。
当日、北川被告と被害女性らは大阪市内で他の検察職員らと懇親会で食事を共にしました。
懇親会は、“検事正の就任祝い”被害女性が幹事を務めた会だったといいます。
しかし被害女性はお酒に酔い、机に突っ伏したり、正常には歩けなかったりするほどの酩酊状態に。
北川被告は二次会に誘いますが、被害女性はそれを断り、タクシーで帰宅しようとしました。北川被告はそのタクシーに乗り込み、自らの官舎に向かわせたといいます。
酔いから醒めると、自らが襲われていることに気づいた被害女性。
「帰りたい」などと懇願しても、北川被告は「これでお前も俺の女だ」と言って性的暴行を続けたということです。
◆軽い口調で「時効が来るまでは食事をごちそうする」
冒頭陳述と証拠調べは続きます。
性被害に遭った後も、業務の都合上、北川被告との接点を持たざるを得なかった被害女性。
事件直後の会話で北川被告は「時効が来るまでは食事をごちそうする」と、軽い口調で述べたこともあったといいます。
◆その後、女性に渡した書面では…
その後、「一身上の都合」として北川被告は検事正を退官。いっぽう被害女性に対し、書面で被害申告を思い留まるよう求めていたということです。
その中では…
「今回の事件が公になれば、私は生きて行くことができず、自死するしかありません」
「大阪地検は仕事にならなくなる。組織として立ち行かなくなる。大阪事件(大阪地検特捜部による証拠改ざん事件)に匹敵する大スキャンダルになる」
「私のためというより、あなたの属する大阪地検のためということでお願いします」
女性が被害を申告したのは、6年後のことでした。
◆女性検事は涙ぐみ 被害申告できなかった理由話す
6年たってからの被害申告。そしてきょうの刑事裁判。初公判が終わった25日午後、被害にあった当時の部下で現職検事の女性が、会見を開きました。
女性は、きょう会見した理由について、「被告人が公訴事実を認め、同意したので、このタイミングでお話ししようと決めました。約6年間...本当にずっと苦しんできました。なぜもっとはやく罪を認めてくれなかったのか。もっと早く罪を認めていたら、もっと早く被害申告し、この経験を過去のものとして、私はまた、新しい人生を踏み出すことができた」と、涙ぐみました。
そして、長期間被害申告できなかったことについて、こう話しました。
「検察組織、職員を人質にして私に口止めをし、『公にしたら死ぬ』と脅され、被害申告できなかった」と話しました。
北川被告は初公判で罪を認めましたが、女性は「私の処罰感情が和らぐはずはない」と話しました。》




2024年10月25日
21日米PBSなどは、米政府機関から衛生画像分析によるイスラエルのイラン攻撃計画情報が流出したことを報じる。この日もイスラエルはベイルート郊外の13ヶ所を爆撃するなど、ガザ、レバノンでは子どもを含む死傷者が増加し続ける。
 22日英BBCもイスラエルのこの1ヶ月の攻撃でレバノンではおよそ2000人が死亡し、前日に爆撃されたベイルートの主要なハリリ大学病院の向かいとイスラエルが地下にヒズボラの金庫があると主張するアル・サヘル病院を記者が取材。亡くなった18人のうち 4人はこども。病院事務局長は取材班を招き入れて案内し、「何も隠していない。隠すものはない」と。仏2も着弾直前のミサイルの画像とともに同様に報道。
 スペインTVEはガザ北部でイスラエルの包囲により水、食料、医薬品が欠乏し40万人の市民が苦しみ、UNRWAが停戦と人々の避難、瓦礫に残された遺体の回収を求めている、イスラエルの人権NPOベツレム(B’Tselem)も、ガザ北部で起きていることは民族浄化と呼ぶと伝える。ネタニヤフに停戦の気は全くなく、エルサレムで人道支援を要請したブリンケンもあしらわれるだけ。武器支援は民族浄化への加担。
https://www.btselem.org/about_btselem
 23日BBCは、イスラエル元国家安全保障会議幹部が、ガザで戦争犯罪に該当する命令を拒否するようイスラエル兵士に呼びかけたと報じる。BBCに「ガザですでに戦争犯罪が起きた可能性がある」とも。 さらにガザ北部で避難を強いられる市民と傷つけられた子どもの姿。病院には水もなく、給水タンクへの注水もイスラエル軍は許可しない、ポリオのワクチン接種もできないと看護師。かつて国際司法裁に勤務した英国のFilippe Sands教授は「正当防衛は、受けた攻撃と釣り合いがとれたものであるべきで、飢餓を武器とし、大勢の人を強制的に移住させるイスラエルの行為は自衛権を超えている」と。イスラエル元国家安全保障会議副議長Eran Ezionも「今戦争犯罪が起きていると思うか?」の問いに、「その可能性がある。兵士、将校は、戦争犯罪の可能性のあることを命じられても拒否すべき」と。まさに正論。
 TVEはガザ南部でもイスラエルの妨害で食糧が届かず、子ども、人々がパンを求めて苦悶する姿を伝える。イスラエルの攻撃により24時間で国連職員2人を含む74人が死亡。イスラエル政府前では人質の家族が「ハマス幹部がいなくなり、対話は可能では。交渉による外交的解決を」と。ハンスト中の女性は戦争の即時終結を求め、男性は「政府は人質を大切に思っていない。停戦協定と入植、占領のない和平を」と。
 24日BBCはカザンで行われたBRICs最終日の記者会見で、ウクライナ侵攻後初めて戦争犯罪人プーチンが西側メディアの取材を許し、BBC記者の「会合で述べた世界の公正、安全とこの2年半のウクライナへの侵攻は矛盾していないか。今やロシアの都市は無人機による攻撃にさらされているが」の問いに、「NATO拡大が原因」などとしどろもどろ。さらにガザ北部を封鎖、攻撃する「将軍たちの計画」で21日空爆された避難所の学校でただ一人看護師として遺体や怪我人に対応した女性と息子と娘を亡くした女性を取材。「子どもたちは目の前で死んだ。私はなにもできなかった。わたしの命。心が張り裂けている。子どもたちがなにをしたのか。私たちはどうしてこんな目に遭うのか」と。人々があてもなく避難するなか、イスラエルはガザ北部の若い男性数十人を拘束。ジャバリアでは瓦礫の下敷きになった少女を民間防衛隊が助け出す映像も。
 仏2は23日夜ベイルートで18人が死亡、60人が負傷したイスラエルの爆撃で、瓦礫となった建物と死者、負傷者を素手で探す救助隊員、それを呆然とみる市民、7歳の子供の遺体が取り出される状況を伝える。この一月で120万人が棲家を追われ、給水所もない海岸沿いで子どもたち避難者が、海風に飛ばされる急拵えのテントで、学びの場も奪われて暮らす。この日もイスラエルはガザ中部ヌセイラトの学校を空爆し、少なくとも17人が死亡、52人が負傷とTVE。死者には11ヶ月の乳児を含むこども6人。
 TVE記者はヨルダン川西岸でもイスラエル軍の支援を受けて、入植者がパレスチナ人を住居から追い出し、土地を占領する問題を取材。「入植者たちは軍と警察に援護されてきて、私たちの土地を取り上げた」と市民。イスラエルのNGOによれば、イスラエル政府は昨年10月以来西岸地区に8700件の入植者の住宅を許可し、2419ヘクタールの土地を没収したとする。ガザもレバノンも、イスラエルによる戦争犯罪。

     


2024年10月22日
20日スペインTVEは、ハマスの最高指導者シンワル殺害後もイスラエルの攻撃が激化し、国連が深刻な人道危機とするガザ北部でこの24時間で87人が殺害され、まだ多くの遺体が瓦礫の下に埋まっている状況を伝える。記者は同じくイスラエルの空爆が続くベイルート南部の、空爆の20分前に退避を指示された病院を取材。壊れた室内で病院長は「保育器に入った未熟児や重体の病人もいてとても大変だった。これからどうなるのかわからない」と。一月でイスラエルによるレバノン各地の病院への23回の攻撃があり、患者と医療スタッフ73人が死亡した。
 21日BBCはガザ北部ジャバリアの避難施設となった国連運営の学校へのイスラエル軍の攻撃で看護師が撮影した負傷者と遺体が散乱する映像を伝える。その空爆の直後、イスラエル側の丘の上ではガザでの空爆と破壊の様子を見に集まったイスラエル人たちが、楽しげに望遠鏡でガザを見る様を、前回に続いて伝える。かつてドイツ人は、アウシュビッツ強制収容所などから上がる焼却炉の煙を、同じように楽しげに見ていたのだろうか。19年前までガザに住んでいた元入植者はボーエン記者の取材に、「以前より大掛かりに入植するチャンス。(パレスチナ人は)エジプト、ヨーロッパに行かせればいい」と。かつてナチスがユダヤ人にしたことを、いま平然とパレスチナの人々に行うことが、シオニズムの本質。
 同日NHK国際報道は、イスラエルの攻撃でガザの学校の9割が壊され、64万人以上の児童が学習機会を失った状況のなか、カイロ支局の記者が取材したハンユニスの避難所で「子どもたちに学びの場を」として「テント教室」を運営する高校教師と子どもたちの活動を詳しく伝える。
 子供達は楽しげに集まり、教室では生き生きと体を動かし学んでいる。避難を3回繰り返し無気力で攻撃的になっていたという10歳の子も、「欲しいものを自由に描いて」の言葉に、窓辺に鳥が集まりいちじくと柘榴の木があったガザ市の自宅を再建したいと絵を描く。「勉強できて幸せ」「先生たちに感謝」「早く停戦して欲しい。家に戻り学校にも行きたい」「自宅を再建して戦争前の生活がしたい。ここは私の知らないことを教えてくれる」と子どもたち。
 このガザの教師たちは去年1月政府の招きで広島を訪問し、小学校の平和学習を熱心に参観。子供達が自主的に考える姿勢に感銘を受け、「平和は政府からではなく、子どもたちから育まれる」と、ガザでの今の活動に繋がったと。「私は子どもたちの中から平和は育まれると信じている。それがパレスチナと世界の平和につながるはず」ーー平和憲法を有する日本の役割も、軍備増強や軍事支援ではなくまさにそこにあるはず。
 この日はNHKのもう一つ、13日放送のドキュメンタリー「if I must die ガザ 絶望から生まれた詩」を再度見る。世界各地のパレスチナ支援集会で歌われる一片の詩。去年12月空爆で亡くなったガザの大学教師リフアト・アライール(Refaat Alareer)。もし自分が無惨に死んでも、あなたは生きねばならない。生きてその物語を語り、小さな凧を作って空にあげ、子どもたちの希望となるようにーー。復讐や暴力、憎しみではなく、記憶と希望そして平安をもたらす世界を築くよう、戦時下の人びとを励ます20行の詩。それが静かに燎原の火のように世界に広がり、ガザ市民だけではなく各国の市民、ユダヤ人の心をも動かす。
 この日もイスラエルはベイルートの国際空港付近をはじめ、北部から南部各地への空爆を続け、金融機関とその周辺の民家を破壊。「ここに住むのは一般市民。店も生活手段も全てなくなった」と市民。レバノン国民の4分の1が避難を余儀なくされて路上生活を強いられ、、国民の90%が日常生活がままならず、人々はひたすら命の危険に怯えている、とPBS。まさに、ガザに続くイスラエルによるジェノサイド。
 



2024年10月21日
15日米PBSは前日のイスラエルによるガザ中部アル・アクサ病院避難所への攻撃で、生きたまま焼かれる人々と焼失したテントの残骸、そして空爆で破壊されこども15人を含む22人が死亡したヌセイラトの避難所となっていたUNRWAの学校の映像を伝える。2歳の子をなくした女性は「慈悲をください。彼らは子どもを奪い、微笑みを奪い、私たちの生活からすべての美しいものを奪った」男の子は「火は3時間燃えて、僕たちは遺体やちぎれたゆびを集めて病院に運んだ。子供達が死んでいく。死ぬのなら自分の国で死ぬ」と。レバノン南部では若いイスラエル兵が民家に侵入して笑いながら自撮りを投稿。ネタニヤフはレバノン南部から撤収を拒否した国連暫定軍に「ヒズボラに人間の盾を提供し、ヒズボラの人質と化している」と今度はUNIFILを恫喝。国連も国際法遵守を要請するが、イスラエルは7月にバイデンさえも指摘したまさに「ならず者国家」
 レバノンの3分の1が戦火に塗れ、14日南部ナバティエでは100年の歴史を持つモスクと市場が破壊され、レバノンの死者は2300人、1万1000人が負傷し、北部も攻撃され10万人がシリアに避難したとPBS。
 15日英BBCは、米国からイスラエルに対する13日付けの「海岸沿いに追いやられた170万人の市民が伝染病に罹患する可能性が高い」「30日以内にガザの悪化する人道支援状況を改善しないなら、イスラエルへの支援を見直す」「避難命令は撤回すべき」などとした文書が流出したと、その内容を報じる。
「なぜこの文書を発するまでに1年もかかったのか」という記者の問いに、報道官は「この書簡が初めてではないが、まだ結果は見ていない」と。
 さらに、国連人権担当はレバノン北部のキリスト教徒が住む街アイトがイスラエルの空爆によって女性と子どもを含む22人が死亡した攻撃への調査を求めている、と伝える。犠牲者にはレバノン南部から避難した母親と乳児。BBC記者はレバノン各地で民間人ばかりが亡くなった攻撃場所を取材。「大量虐殺だ。神が息子を安らかに眠らせてくださいますように」と、15歳の息子が祖父母の家で牛の世話をしていて亡くなった父親。「お腹の子供は子宮から剥ぎ取られ瓦礫の中で見つかった」と、妊娠していた妻と胎児を亡くした夫と親族。BBC記者の「ヒズボラは越境攻撃はしていない。なぜイスラエルは侵攻するのか」の問いにイスラエル軍報道官ハガリは「西欧、国連はヒズボラを一掃しなかった。だから我々がする」と。悪いのはすべて他人。
 16日米PBSも市民数十人が亡くなったレバノン北部のキリスト教徒の町アイトへのイスラエルの空爆を伝える。救助隊が収容する遺体はいずれも原型を留めない。南部から避難していた29人のうち23人が殺害され、12人は女性、2人は一歳未満の赤ん坊、残る6人は危篤。
 BBCはイスラエルが「将軍の計画」で飢餓を招く封鎖と攻撃をしているとされるガザ北部ジャバリアの状況と、国連による支援物資搬入のトラックが昨年10月以来著しく減少し、今年4月にやや増加してまたこの10月に激減していることを、閉鎖され周辺の建物ごと破壊された検問所の航空写真とともに伝える。今起きていることは、まさにイスラエル軍によるジェノサイド。
 BBCはさらに14日イスラエルの絨毯爆撃で破壊されたレバノン南部ナバティエに記者が入り取材。避難せず残留した市民への支援策を話し合っていた市長と危機対応班職員5名が死亡。国連救援チームの4人も死亡した。イスラエルは「ヒズボラの司令官を殺害した」と。スペインTVEもガザの人道危機を伝え、米PBSも空爆で破壊されたナバティエなどレバノン南部地域を取材。市民のために残り死亡した市長を知るボランティアの米国籍の女性は「この戦争はイスラエルだけではなくそれを支援するアメリカとその一部の市民によるものだ。バイデン政権がイスラエルに与えている委任状は、死であり、殺戮であり、破壊だ」と。
 17日イスラエルは前日ガザ南部の戦闘での死者がハマス指導者シンワルと発表。バイデンはネタニヤフに「彼の手は多くの血で塗れている」と祝意を示す。血に染まっているのは自分たちの手ではないか。人質の家族には戦争集結を求める声もあるが、イスラエル国民は道路や浜辺で手をあげて喜ぶ。すでに暗殺されたハマス最高指導者のハニヤ政治局長、シンワルとともにICC国際刑事栽が逮捕状を請求しているネタニヤフは鬼のような様相で「我々を攻撃するものの末路がどうなるかわかるだろう。善が悪に勝利する」と。この日もイスラエルはガザを攻撃し、北部の難民キャンプでは25人が死亡、多くの負傷者が出てガザでの死者は4万2000人を超える。
 20日イスラエルはベイルート南郊のラフィク・ハリリ国際空港近くをヒズボラの金融機関拠点として激しく空爆。イスラエルの攻撃から1ヶ月で、レバノンでは少なくとも市民1800人が死亡、100万人以上が避難を強いられる。ガザ北部ベイト・ラヒヤをミサイル攻撃し大勢の女性と子どもを含む87人以上が殺される。病院はあまりに多い負傷者で、怪我をした子どもも床に置かれている。国連はガザに「安全な場所はどこにもない」と警告。
 イスラエルのガザ境界近くでは戦争終結後ガザに入植を望むイスラエル人が集まり、望遠鏡で破壊されたガザを楽しげに覗く。BBC記者の「戦争で苦しんでいるガザ地区の人びとをどう思うか」との問いに、女性は笑いながら「何者かがドアをこじ開けて押し入り、攻撃してきたらどうする。抱きしめてキスするのか。彼の人生より自分の人生が大事」と。旧約が描く古代でも、20世紀以降の現代でも、パレスチナの土地に勝手に侵入して自分の国と称して簒奪したのは、他でもないイスラエルなのだが。悍ましい限り。
〈ガザ北部で避難民キャンプの随所に遺体 イスラエル側では高台から戦場眺め、再入植の期待も〉
https://www.bbc.com/japanese/articles/c3wpw79190xo

   


2024年10月21日
国旗:国歌の強制、国による愛国心の統制が何をもたらすか、いまのロシア、イスラエルを見れば明らか。日本は二度とそれを繰り返してはならない。




2024年10月19日
住民の暮らしとともにお寺はある。仁和寺仁王門門前も然り。そこに住民の賛同も得ず高額ホテル建設など、景観を壊し京都の魅力をいたずらに損ねろ愚かな行為。



2024年10月17日
神戸クアハウスは春から立て直しで休館。代わりに?有馬より運賃が安い嵐山に出る。蕎麦の芳仙は定休日、桂川の景色を見ながら花筏の露天に浸かる。川沿いの店でお昼を食べて渡月橋から竹林を抜けて久しぶりに楓カフェまで。紅葉はまだだが、暑さは過ぎてムスリムの方たち含めて海外客で賑やか。
 桂川に白鷺?が集う横を来た道を戻り阪急嵐山から5時過ぎ帰宅。



2024年10月17日
元自衛官小西誠氏の優れた知見に基づく分析と提言。
米海軍と陸軍が初めて本格的に参加する「キーン・ソード」も、米軍人12000に対し陸自31000。全国から対艦ミサイル部隊を琉球列島に集結させ、地元や国民には「民生用」と誤魔化して空港、港湾を軍事利用し、中台紛争になし崩しで参戦して南西諸島を戦場にする愚劣極まるこの国の防衛省と自公政権。
 「力による現状変更を認めない」?ウクライナは派兵せず支援するだけ、イスラエルのジェノサイドを放置して軍事支援する米国は、独立国とさえ認めていない台湾のために自国兵士を犠牲になどしない。代わりに日本に日本国内で戦わせる。カルトと裏金に塗れた安倍晋三という愚かしい3代目が、憲法を捩じ曲げて「集団的自衛権」「台湾有事は日本有事」と虚言を吐いた結果がこの現状。
 石破首相の「核共有」は、米の核を日本国内に侵入した相手方に使うということ。広島、長崎の次は南西諸島。しかも日本が落とす。まさに「国賊」とはこのこと。惨憺たる結果が起きてからでは意味がない。止めるのは今。



2024年10月14日
8日ネタニヤフの「ガザのように」との脅しのあとイスラエルによるレバノン南部、ベイルートなどへの激しい攻撃で、農村、住宅は破壊し尽くされ、ベイルートでは大型高層ビルが倒壊し周辺部も破壊されていると米PBS。死者2100人、負傷者1万人を超え、「これほどまでの民間人への無差別攻撃は過去にない。イスラエルは虐殺と分かりながら行っている。私はレバノンに火や灰の中から蘇る未来があるか強く懸念している」とレバノン保健相。
 10日夜間イスラエルは警告もなくベイルート中心部の住宅街を空爆し、少なくとも22人が死亡、117人が負傷とBBCが伝える。記者の問いに「治療を受けているのは子どもを含め全員民間人」と医師。
 仏2、スペインTVEは9日イスラエル軍がレバノン南部に駐留する国連暫定軍UNIFILの監視塔を攻撃し兵士二人が負傷したと伝える。ガザ中部デイル・バラフでも避難所の学校が攻撃され、28人以上が死亡、少なくとも54人が負傷と。国連部隊報道官は「イスラエル軍は他に隊員が避難するバンカーやイタリア部隊の拠点を攻撃し、監視カメラが壊された」と。国際法と秩序への重大な侵害で、イタリア、フランス、スペインはイスラエルに強く抗議。アルジャジーラも暫定軍声明「イスラエル軍戦車、兵士は国連部隊の監視カメラを意図的に発砲」と、暫定軍報道官の「レバノン南部への侵攻はレバノンの主権を侵害し国連決議1701号に違反する。暫定軍への攻撃は非常に危険で、意図的な行為。UNIFILは今後も駐留を続ける」とのことば伝える。
 米PBSは、イスラエルがUNIFIL最大のアイルランド部隊に撤退を求めてUNIFILがそれを拒否すると、イスラエルがUNIFIL本部の数メートル先まで軍を配置したこと、国連安保理緊急理事会の開催と暫定軍報道官の「国際法違反」のことばを伝える。さらに2週間前「戦争よりも外交」(ブリンケン)を唱えていた米国がヒズボラ指導者暗殺を経て「ヒズボラの弱体化」(ミラー)に考えを変えた可能性も指摘。14日、国連安保理緊急理事会は全会一致で「国連平和維持要員と国連施設は決して攻撃の標的になってはならない」とし、「紛争の恒久的終結」に向けた外交的努力も求める談話を出す。
https://jp.reuters.com/.../TGIFP4GXDZNONLPOF6DQBO4FTM.../
 11日BBCは、前日夜の警告なしの空爆でベイルート中心部で亡くなった22人は全て一般市民と確認されたと。ガザでは部隊を増強しながらイスラエルは北部の40万人の民間人に再度退避命令を出す。「あと5分で学校を出ろと言われた。どこに行けばいい?」と幼児を抱える母親。
 イスラエルはガザ北部から全ての民間人を追放する「将軍の計画」を実行していると指摘する支援団体もあると、記者はその発案者の退役将校を取材。元イスラエル国家安全保障顧問のGiora Eiland少将は「立ち去らない者は誰でも、降伏か飢え死にかの選択を迫る標的になる」と。イスラエル軍は、まさに犯罪組織。避難途中にも住民は銃撃され、UNRWA担当者は「ガザは破壊されつくした」と。
 このGiora Eilandはイスラエルのサイバー攻撃会社Blue Ocean 取締役の一人であり、ハリウッドの映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性犯罪の取材妨害やもみ消し工作を行って物議を醸した民間監視機関 Black Cubeの取締役も務めている。まさに反社会勢力。
https://www.israel.emb-japan.go.jp/files/100518608.pdf
https://tartarenetwar.com/surveillance-for-hire-industry/
 11日ノーベル平和委員会は平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与。理事長の箕牧(みまき)智之さんが記者会見で、「(ガザでの紛争で )子どもが血をいっぱい出している。80年前の日本と重なる」と語ると、イスラエル駐日大使コーエンは、「ガザと80年前の日本との比較はoutrageous and baseless(言語道断で事実無根)」とXに投稿。歴史歪曲、言語道断は、パレスチナそしてレバノンなどで市民の大量殺掠をし続けながら知らないふりをするそちらだろう。
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=146316
 13日、米国はイスラエルへの兵士100人と高高度迎撃ミサイルシステムTHAADサードの提供を決定。これはイスラエルの自衛への支援ではなく、さらにガザやレバノンへの攻撃と殺戮を支援するもの。
 この日夜イスラエルはガザのアル・アクサ病院に隣接する避難テントとガザ北部を攻撃しテント50張りが炎上、合わせて少なくとも62人が死亡、多くの負傷者をだす。避難していたウム・マフムード・ワディさんは「8人の娘とテントで寝ていた。頭の上で火が燃えて娘たちは皆火傷をし、息子たちは怪我をした。娘たちをどこに連れていけばいいのか。冬がやってくる。寝具も服も何もない」と。以前の取材で「早く戦争が終わってほしい。たくさんの爆撃を見てきた」と語った少女は、両親と6人の親族とともに怪我を負い、「隣の子が頭に怪我をした。その子のお父さんは亡くなった」と。
 北部のアル・アハリ病院は英国国教会が運営するとして、BBCはエルサレムの英国国教会系聖ジョージ神学校のスウェル学長を取材。「彼ら(ネタニヤフ政権)の今のやり方に恐怖を感じる。民間人に恐怖と苦しみを与えてどこに行くつもりなのか、わからない」と学長。ガザで生後18ヶ月の孫を殺された祖母は小さな遺体を抱きしめて嘆き悲しむ。難民キャンプでビー玉遊びをしていた男の子たちも死傷。まさにイスラエルによるジェノサイド。



2024年10月14日
日記がわりに。
 柳川から帰るともう10月。2日岡本green fiealdsテラスでお昼をいただき住吉うはらの湯、5日地元il ventoでポターテピザのあと三宮を経てなぎさの湯、ようやく炎暑が過ぎてゆっくり露天に浸かる。6日西宮ゆいたばを訪ねるとしま蕎麦が分厚いソーキ蕎麦となっていた。ガーデンズで地元野菜など買って帰宅。
 9日谷上からすずらんの湯に向かうと、先月はバスの故障、8月はお盆で運休だった神姫バスが、なんと10月から昼間1本だったこの神戸駅行き路線を停止。神鉄で北鈴蘭台に行き、10数分歩いて到着し庭園の露天に浸かり、同じ道で帰宅。11日午後久しぶりにアシスト車で下り水道筋灘温泉。
 12日花隈からピザのfamgliaを訪ねマルゲリータ。元町商店街を歩き阪急地下で久しぶりに小ぶりで丁度いいカワハギ見つけて帰宅。昨日は再び西宮北口に出て、津門川ぞいのShiosaiで昼をいただき、震災で焼失した商店街跡地を経てガーデンズで食材買って帰宅。
 三連休最後の今日も晴れ。せっかくなのでハーバーラン ドに出てスーパーで小さなアサリ丼買い、赤煉瓦前のテラスは日差しが強く木陰で昼食。適度に賑わうドック沿いを歩くと、メリ ケンパークは「インディアメーラー2024」でインド音楽と出し物で賑わい。阪神春日野道近くのスーパーで食材買って帰宅。



2024年10月12日



2024年10月11日
「被爆者は、筆舌に尽くしがたいものを描写し、考えられないことを考え、核兵器によって引き起こされる理解を超えた苦痛を何とか理解する手助けをしている」
「来年は、米国の二つの原子爆弾が広島と長崎の居住者およそ12万人を殺害してから80年の節目となる。その後の数カ月、数年の間に、その数に匹敵する人々がやけどや放射線障害で死亡した。今日の核兵器ははるかに破壊的な力を持っている。数百万人を殺害し、気候に壊滅的な影響を与える可能性がある。核兵器は我々の文明を破壊しうるのだ」
「広島と長崎の地獄を生き延びた人々の運命は、長い間覆い隠され、無視されていた。1956年、地元の被爆者協会と太平洋での核実験の被害者が、日本原水爆被害者団体協議会を結成した。この名前は、日本語では被団協と略される。協議会は、最も大きく、最も影響力のある被爆者団体となった」
「今年のノーベル平和賞を日本被団協に贈ることにおいて、ノルウェー・ノーベル委員会は全ての(被爆による)生存者を称賛することを望む。彼らは、肉体的な苦しみと悲痛な記憶にもかかわらず、自らの犠牲大きな経験を平和への希望と約束を育むために用いることを選んだ」
「歴史の証人である被爆者はいつの日か、この世から去ってしまう。しかし、記憶に関する強い文化と継続的な献身とあいまって、日本の新たな世代がその経験と目撃者のメッセージを伝えるようになっている。彼らは世界中の人々を刺激し、学ばせている」
「このようにして、彼らは核のタブー(核兵器使用の禁忌)を保持するのを助けている。核のタブーは、人類にとっての平和な未来の前提条件だ」 ノーベル委員会授賞理由
「戦争の拡大と核使用の危機が迫り、被爆者にとっても人類にとっても決定的に重要な年になる。(日本政府は)原爆被害者への補償から目を背け、核廃絶に向かって国際世論をリードすると口にしながらも、その責任を果たしているとは思えない」日本原水爆被害者団体協議会10日アピール
「本当にもう…うそみたい。本当かな。夢のようだ。ガザでの紛争で傷ついた子どもたちと、原爆孤児の姿が重なる。(石破茂首相が就任直前に米保守系シンクタンクに寄稿した論文で「米国の核シェアや核の持ち込み」を検討するよう訴えたことに)被爆者としては考えられないことだ。日本は非核三原則がある。地球中から核兵器がなくなるまで、私たち被爆者が訴えていかなければならない。とにかく平和を訴えたい。受賞によって、私たちの訴えている核廃絶の思いにはずみがついた。世界の皆様、私たちが生きているうちに核兵器をなくしてください。被爆者の願いです」日本被団協代表委員・目箕牧智之さん(82)
 ノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体協議会に贈られた受賞理由と、昨日の被団協アピールそして受賞を聞いた日本被団協の代表委員のことばから。
 核大国ロシアの大統領プーチンが戦略兵器削減条約(新START)の履行停止を表明しながら核兵器使用の恫喝とともに隣国ウクライナを侵略し、ガザ、レバノンでジェノサイドを行うイスラエルのネタニヤフ政権閣僚が核使用も選択肢と言い放ち、米バイデンも中国の急速な核戦力増強に対抗するためとして、今年3月に核戦略の変更を了承している。
 広島、長崎の被爆者認定にも後ろ向きで、核禁条約にも背を向ける他ならぬこの自公政権で、米国の核を日本に持ち込ませる必要性にも触れ、かねて米国の核使用時の意思決定に日本も関与する「核共有」も唱えてきたのが新首相石破。
 イスラエルがガザ、レバノンで行っている、バンカーバスターや2000ポンド(約900キロ)爆弾で多くの民間人を巻き込みながら敵の戦闘員や司令官を殺害する非人道、国際法違反の手法の究極の形態が核兵器。
 何よりも被爆国日本は、核兵器禁止条約を早急に批准、加盟し、核廃絶と戦争放棄の道に邁進することでしか、被爆者の想いに応える術はない。
 《1945年8月の原爆投下を受けて、核兵器の使用がもたらす壊滅的な人道的結末に対する認識を高めるべく、世界的な運動が起こり、そのメンバーはたゆまぬ努力を続けてきた。
 核兵器の使用は道徳的に容認できないという強力な国際規範が徐々に形成されていった。この規範は「核のタブー」として知られるようになった。
 広島と長崎の被爆者の証言は、この大きな文脈において独特なものだ。
 こうした歴史の証人たちは、個人的な体験を語り、自らの経験に基づく教育キャンペーンを展開し、核兵器の拡散と使用に対する緊急の警告を発することで、世界中で核兵器に対する広範な反対意見を生み出し、それを強化するのに貢献してきた。
 被爆者は、筆舌に尽くしがたいものを描写し、考えられないことを考え、核兵器によって引き起こされる理解を超えた苦痛を何とか理解する手助けをしている。
「核のタブーの確立に多大な貢献」
 ノルウェーのノーベル委員会はそれでもなお、核兵器は80年近く使われなかったという、勇気付けられる事実を認めたいと願っている。日本の被団協や被爆者を代表する方々の並外れた努力は、核のタブーの確立に多大な貢献をした。それゆえに、今日この核のタブーが圧力を受けていることは憂慮すべきことだ。
 核保有国は、兵器の近代化と性能の向上を進めており、核兵器を手に入れようとしているような新しい国々もある。そして、現在進行中の戦争で、核兵器を使用するという脅しも行われている。人類の歴史におけるこの瞬間に、核兵器とは何かを思い起こす価値がある。それは、世界がこれまで目にしてき中でも核兵器は最も破壊的な兵器だということだ。
 来年は、米国の二つの原子爆弾が広島と長崎の居住者およそ12万人を殺害してから80年の節目となる。その後の数カ月、数年の間に、その数に匹敵する人々がやけどや放射線障害で死亡した。今日の核兵器ははるかに破壊的な力を持っている。数百万人を殺害し、気候に壊滅的な影響を与える可能性がある。核兵器は我々の文明を破壊しうるのだ。
 広島と長崎の地獄を生き延びた人々の運命は、長い間覆い隠され、無視されていた。1956年、地元の被爆者協会と太平洋での核実験の被害者が、日本原水爆被害者団体協議会を結成した。この名前は、日本語では被団協と略される。協議会は、最も大きく、最も影響力のある被爆者団体となった。
苦しみも悲痛も、平和のために継承
 アルフレッド・ノーベルの構想の中核は、献身的な個人が違いを生み出せるという信念だ。今年のノーベル平和賞を日本被団協に贈ることにおいて、ノルウェー・ノーベル委員会は全ての(被爆による)生存者を称賛することを望む。彼らは、肉体的な苦しみと悲痛な記憶にもかかわらず、自らの犠牲大きな経験を平和への希望と約束を育むために用いることを選んだ。
 日本被団協は、何千もの(原爆)目撃者の言葉を提供し、決議と公へのアピールを発し、国連やさまざまな平和会議に毎年代表を送り、核軍縮の差し迫った必要性を世界に思い出させてきた。
 歴史の証人である被爆者はいつの日か、この世から去ってしまう。しかし、記憶に関する強い文化と継続的な献身とあいまって、日本の新たな世代がその経験と目撃者のメッセージを伝えるようになっている。彼らは世界中の人々を刺激し、学ばせている。
 このようにして、彼らは核のタブー(核兵器使用の禁忌)を保持するのを助けている。核のタブーは、人類にとっての平和な未来の前提条件だ。
 日本被団協へ2024年のノーベル平和賞を授与するとの決定は、しっかりと(アルフレッド・)ノーベルの意思に結びついている。
 今年の賞は、平和賞の名高いリストに加わる。このリストには、本委員会が過去に授賞してきた、核軍縮と軍備管理の問題での卓越した人たちが連なっている。24年のノーベル平和賞は、人類へ大いなる利益をもたらそうという努力を表彰するという、アルフレッド・ノーベルの望みを満たした。 2024年10月11日、オスロ》


2024年10月10日
「レバノンが終わりの見えない長期戦に陥り、ガザで見られるような破壊と苦しみに至る前に、あなた方にはレバノンを救うチャンスがある。レバノン国民の皆さん、この戦争を終わらせるため、祖国をヒズボラから解放しよう」8日ネタニヤフ
「イスラエルに危害を加えて反撃を阻止する者は、ガザやベイルートで起きていることを見るべきだ」6日ガラント国防相
「電気も食料も水もガスも遮断する。すべて封鎖する。(中略)我々は人の形をしたけだものと戦っているのであって、それに相応の行動をする」23年10月9日ガラント
【解説】 1年続く殺害とさまざまな前提の破綻
・200万人以上のパレスチナ人が、保護も食べ物も水も衛生設備もシェルターも医療も教育も電気も燃料も、つまり生存に欠かせない基本的なものが、得られない状態でいる。住民たちは繰り返し繰り返し、出口が全くない状態で、安全でない一つの場所から次の安全でない場所へと、移動を強いられている。
・BBCヴェリファイが検証したところ、IDFのこうした通達の多くは、重要な詳細が解読不能で、描かれた境界線はテキストの説明と矛盾していた。IDFはガザ南部の沿岸地区アル・マワシを人道地区に指定している。それでもアル・アワシ地区は空爆される。人道地区の範囲内で少なくとも18回、空爆があったことを示す映像を、BBCヴェリファイは分析。
・イスラエルはガザ地区内でジャーナリストが自由に取材するのを認めようとしない。これはおそらく、ガザで自分たちが何をしたか、イスラエルは報道陣に見せたくないからだろうと、私たちは思っている。
・戦争が始まる前のインサフさんと家族は、不自由なく暮らす中流家庭だった。しかし戦争が始まってからは、イスラエルの命令ですでに15回、立ち退きを強制されている。ほかの数百万人と同様、インサフさん一家は今では極貧の中でテント暮らしをしている。おなかをすかせていることが多い。周りに何もないアル・マワシの砂丘では、テントに侵入してくるヘビやサソリや毒をもつ巨大ミミズを、絶え間なく追い出さなくてはならない。
「ガザの子供には未来がない。一緒に遊んでいた友達はみんな殉教してしまった。前は一緒に走り回っていたのに。神の慈悲がありますように。僕がコーランを暗唱していたモスクは、爆撃された。学校も爆撃された。校庭も……全部なくなってしまった。僕は平和が欲しい。友達と一緒に戻ってまた遊べたらいいのに。テントじゃなくて、家があったらいいのに」インサフさんの11歳の息子、アナス・アワドさん
・「イスラエルはパレスチナの何を恐れているのか」という題の近著でパレスチナ人の著名な作家で人権活動家のラジャ・シェハデさんはこう書く。「戦争が進むにつれて、(イスラエルは)一言一句、本気だったのだとわかった。子供を含めて民間人など、どうでもいいと思っていると。イスラエル政府と、そしてほとんどのイスラエル人の目には、すべてのガザ住民が有罪なのだ」
〈【解説】 1年続く殺害とさまざまな前提の破綻……中東はいっそう深刻な戦争の瀬戸際に  BBC国際編集長〉
「ハマスおよびイランのテロの枢軸と戦うことで、イスラエルは文明社会の敵そのものと戦っている。こうした敵への勝利は、道徳的立場を明確にすることから始まる。それは、善と悪、正しいことと間違ったことの違いを知ることから始まる。それは、罪のない人を意図的に殺害することと、最も正しい戦争においてさえも避けられない結果として、図らずも犠牲者が出ることを道徳的に区別することを意味する。それは、イスラエルの民間人を意図的に標的とし、パレスチナの市民を意図的に人間の盾として利用することで、ハマスが日々犯している二重の戦争犯罪について、責任を取らせることを意味する。それは、人間の盾の使用が非道徳的な戦術だと明確に示すだけでなく、それが効果のない戦術だと確実に示すことを意味する」2023年10月31日ネタニヤフ
・23年12月29日南アはイスラエルがガザで「ジェノサイド」を行っているとして、国際司法裁判所(ICJ)に提訴。
「われわれは自衛のための戦争を継続する。その正義と道徳は比類のないものだ」12月31日ネタニヤフ
・24年5月20日国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン主任検察官はパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐる戦争犯罪容疑で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、ヨアヴ・ガラント国防相、ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏と軍事部門トップのモハメド・デイフ氏、ガザ地区における指導者ヤヒヤ・シンワル氏の逮捕状を請求。
「不条理で虚偽の命令。どんな厚かましさで(ハマスとイスラエルを)比較しようなどとするのか。世界中で猛威を振るっている反ユダヤ主義の火に、無情にもガソリンを注いでいる」ネタニヤフ
「今日の世界の現実では戦争遂行は不可能。市民200万人を飢えと渇きに追い込むことは世界の誰も許さないだろう。ただ、彼らが人質を解放するまでは、それが公正で道徳的な行為なのかもしれない」24年8月5日財務相スモトリッチ
 レバノンでの携帯通信機爆破による暗殺と夥しい空爆そして地上侵攻によって、すでに1200人を超える死者と100万人を超える避難者を出させながら、自らとその軍隊を「世界で最も道徳的」として徹底的な破壊とその多くが民間人、子供、女性である4万2000人を超える死者をもたらした「ガザで見られるような破壊と苦しみ」を例としてレバノン国民、イラン国民を恫喝するイスラエルの戦争犯罪者たち。まさに自らの戦争犯罪を自認していると言うこと。ICCは即刻このものたちの逮捕状を発給すべきであり、このまま見過ごして戦争のとめどない拡大を招くことをしてはならない。
《イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は8日、レバノン国民に向けたビデオ演説で、同国をイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)から「解放」しなければ、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の人々と同様の「破壊と苦しみ」を味わう可能性があると警告した。
 ネタニヤフ氏は「レバノンが終わりの見えない長期戦に陥り、ガザで見られるような破壊と苦しみに至る前に、あなた方にはレバノンを救うチャンスがある」「レバノン国民の皆さん、この戦争を終わらせるため、祖国をヒズボラから解放しよう」と呼び掛けた。
「皆さんは重大な岐路に立っている。立ち上がって、祖国を取り戻そう」「そうしなければ、ヒズボラは皆さんを犠牲にして、人口密集地域からイスラエルとの戦闘を続けるだろう。レバノンがより大きな戦争に巻き込まれることなど、お構いなしにだ」と訴えた。
 さらに、イスラエル軍はヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師とその後継者、そのまた後継者を含め、「多数のテロリストを排除した」と述べた。
 ヒズボラの幹部は5日、イスラエル軍による攻撃後、ヒズボラの次期指導者と目されているハシム・サフィエディン(Hashem Safieddine)師と連絡が途絶えたと明らかにした。
 イスラエル軍側はその後の発表で、空爆の戦果については「まだ評価中」だとしていた。(c)AFP》


2024年10月10日
4日仏2はイスラエルのガザ侵攻1年を振り返る。街の3分の2が破壊され、4万人を超える人々が殺害される。10歳の少女は数分ローラースケートをしに外に出て爆撃で死亡。子供部屋には写真と血のついたローラースケートだけが残る。両親は娘の記憶が残る家を避難によって離れないと決心。
 父母と1歳、2歳、5歳など8人の兄、姉を爆撃で亡くし祖母だけと生き残った生後4ヶ月の子など。爆撃を逃れて幾度も避難を繰り返し、辿り着いたのはガザ南部の砂浜。全てを失い、イスラエルの攻撃と冬が来れば嵐で水浸しになるがどこにも行くところがないと恐怖を語る。アルジャジーラはイスラエル軍の発表で、イラク領内からの無人機でゴラン高原でイスラエル兵士2人が死亡、25人が負傷、そのうち二人は重体と報じる。ネタニヤフにとって、ガザの子どもたちの命も自軍の兵士の命も、どうでもいいのだろう。
 6日ハマスの侵入からほぼ1年。テルアビブでは政府が行わない国の安全対策を検証する市民団体の会議が行われ、ガザ地区との境界で監視役をしていて不審な動きを上官に伝えたが何も反応はなく、侵入したハマス戦闘員に16人が殺害され7人が人質となった若い女性監視隊員の生き残りが参加。「報告したが上官は何もしなかった」と。19歳の娘を失った父親は石碑の前で「これから人生が始まるところだった。政治の判断の誤り」と。スペインTVEはイランのミサイル攻撃への報復で国防相ガラントが「ガザやベイルートのようにイランを瓦礫の山にする」と恫喝したと。戦争犯罪者自らがジェノサイドを認める。
 さらにマクロンの「停戦を求めるなら武器供給をしないことだ。フランスは供給していない」とイスラエルへの武器供給停止を求める発言に対し、ネタニヤフが抗議して電話会談を行ったと報じる。「戦争はとても儲かるビジネスで、軍事部門だけではなく銀行も融資を拡大して儲けている。イスラエルはこの1年間でガザで7万トンの爆発物を使用し4万人以上を殺害したが、イスラエルに最も多くの軍事物資を供給しているのはアメリカ、次がドイツ。このような行為は違法にすべき」とJordi Calvo戦争犯罪研究者。かつてユダヤ人のホロコーストを行ったドイツは今、イスラエルによるパレスチナ人のジェノサイドに加担する。
https://jp.reuters.com/.../ABXAPDOOVRJUFCRJLRFHZRF2XM.../
 アルジャジーラは6日イスラエル南部で女性警官らがイスラエル国籍のベドウィンの男性に殺傷された銃撃事件の現場を訪れた国家治安相ベングビールの、辞任せよとの声の中「イスラエルに忠誠を誓わないものの家を破壊し、その家族を国外に追放せよ」とのコメントを報じる。去年のハマスの襲撃を許した責任も取らず、ただ排外主義を煽り続ける輩。イスラエル国民はこういう輩こそ、追放すべき。
 6日米ABCは、前日ネタニヤフがハマスの奇襲から1年を前に「イスラエルは暗黒時代をもたらそうとするものから文明を守る。我々のため、全世界の安全と平和のため戦う」と自らの保身のための戦争を誇大に語る映像を伝える。記者は襲撃されたキブツを再度訪れ、弟二人が人質となった兄にインタビュー。兄は「弟たちや他の人質が無事戻ることだけを願う」と。ガザ北部では「ハマスが勢力を盛り返した」とするイスラエルの避難命令を受けてまた避難する人々の姿と、イスラエルがモスクと学校を攻撃し45人が死亡したと報道。アルジャジーラは6日未明以降イスラエルの攻撃により中部アル・アクサー殉教者病院敷地の避難民テントなどガザ各地で子どもを含め68人が死亡と伝える。またイスラエル公共放送協会世論調査では、イスラエル人の86%が戦後ガザ周辺の入植地で生活する意思はない、41%が軍への信頼が損なわれたとし、35%がイスラエルはハマスとの戦闘に敗北したと思っていると伝える。
 10月7日ガザでの戦争から1年。米ABC、英BBCは370人が殺害されたイスラエルのコンサート会場での追悼やテルアビブでの人質帰還を求める集会、ガザでこの1年に建物の3分の2が破壊され41000人以上が殺害されたことを報道。
 BBCはさらに、この1年で報道したガザ市民を再度取材。2月にラファ近郊で二人の人質を救出する際にガザの住民70人余りが死亡し、その一人だった農場で働く父を失い、自らも片目を失った13歳の少女と妊娠6ヶ月の母親、兄妹たち。少女は生まれてきた妹を抱き、「本当に可愛くて愛しています」と語るが、山よりも重い苦しみを抱えている、とレポーター。米PVSはイスラエルでの追悼の模様とともに、ガザでは人びとに1年を振り返る余裕もなく、6日はモスクや避難民シェルターが攻撃され少なくとも26人が死亡、100人が負傷し、人びとは北部からさらに移動を強いられていると伝える。
 9日仏2は、前日8日ネタニヤフが「レバノンをガザのように破壊する。そうならないようヒズボラを葬り去れ」と脅迫、レバノンではこの2週間で1100人が死亡、100万人以上が避難するなかレバノン南部の村の瓦礫の上にイスラエル国旗が建てられる映像を伝える。アルジャジーラは同様のネタニヤフの発言をより詳しく報道。ガラントとネタニヤフはガザで行っている破壊と市民殺害という戦争犯罪をレバノンでも行うと明言している。ICCは早急に彼らの逮捕状を発行するべき。
 



2024年10月 7日
「対馬丸と今を考える集い」たいへん大事な催し。
「(サイパンで)女子供玉砕してもらいたし」「非戦闘員は自害」陸軍省会議「(サイパン陥落は))島民5万が軍の懐に入り込んで軍の活動の妨害に」「この際個人の権利とか利害など超越して、国体護持のため兵隊と同様全てを捧げること」32軍参謀長長勇「軍の足手纏いになる老幼婦女子ら約10万人を、県外や台湾に」沖縄県文書「疎開とは単なる避難や退散ではない。戦争に勝つための対策」疎開のすすめ方「船内はたちまち修羅場と化し、父ちゃん母ちゃん助けてと泣き叫ぶ声、その凄惨な光景はとても言い尽くせません」
 対馬丸乗船者1788名のうち1484人が犠牲となる。疎開者は1661名のうち、学童784名を含め1439名が亡くなる。船員は86名のうち24名、兵士は41名のうち21名。海運に慣れた船員と兵士は半数以上が生き残り子ども、市民の多くは亡くなる。米国は民間人への攻撃に何の責任も取らず、今もイスラエルのジェノサイドは他人事。戦後、この国の政府は学童遺族に見舞金2万円、疎開犠牲者遺族に3万円支給し1966年対馬丸遭難学童を靖国に合祀。
 この、「国体護持」のために住民の自害、強制疎開を強いて犠牲者を戦後靖国合祀で済ます腐り切った軍と政府の末裔が今進めるのが、憲法を蹂躙した「台湾有事は日本有事」での沖縄、南西諸島からの集団避難。本質は何も変わっていない。



2024年10月 5日
人を殺すのは重い犯罪。それを許容むしろ強要する戦争。米国で戦死者より遥かに多いPTSDに苦しむ帰還兵。沖縄で繰り返される米軍人による性暴力とそれを隠蔽するこの国のカルト政権。
 戦争放棄の憲法こそ日本そして世界の未来をつくる唯一の道。



2024年10月 3日
イスラエルがレバノンに侵攻した1日夜、イランは弾道ミサイル180発をイスラエル全土に発射。BBCが伝える映像ではミサイルは迎撃されず地上に落下し破裂。イスラエルはさらに予備の4個師団を追加招集、すでに11ヶ月の間特殊部隊がレバノン南部に侵入しヒズボラのトンネルを破壊してきたとする映像を公開。
 レバノン南部からはOrla Guerin記者がイスラエル軍が避難指示をした地域から、住宅の破壊と娘が亡くなり息子たちは怪我をした住民の抱く「私たちは普通の市民」「ここがガザになる」恐怖の現状を伝える。仏2はイランのミサイル、イスラエルのレバノン侵攻とともに、2月に獄死したナワリヌイが毒殺されていたというロシア独立系メディア・インサイダーの新たな公式文書による報告を報道。これもプーチンの犯罪。
https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/030/223000c
 PBSはイスラエル軍基地などにミサイルが着弾する動画とともに、テルアビブからモリン記者がモサド建物から少し離れた道にできた大きなクレーターから報道。イスラエル軍報道官は「ほとんどを迎撃した」とするが、イランが今回は街の中心や住宅地への攻撃は避けたというのが実態ではないか。
 レバノンではイスラエルによる市街地への空爆が続き、事前の警告のないベイルートのアパート群への空爆で多くの死者が出たと記者が報告。多くの避難者は道端で暮らし、住居が破壊され南郊ダヒエから僅かな持ちもので避難してきた生後6ヶ月の娘、妊娠4ヶ月の妻と夫。「百万人以上が家を追われ、避難所も満員。ベイルート中心では数千人が野宿し、数分ごとに避難者が増える。赤ん坊か飲むミルクもそこをつきつつある」と記者。
 ABCが伝えるイランのミサイルに米駆逐艦が放った迎撃ミサイルは12発だが、バイデンは「私の指示の元、米軍はイスラエル防衛を支援した」と自慢するだけでイスラエルのジェノサイドは見て見ぬふり。
 2日仏2はレバノン南部に侵攻したイスラエル軍の21~3歳の兵士8人が死亡し、多数の負傷者が病院に搬送される映像を報道。自身は前線にいかず若者たちの死に責任を負うこともしないネタニヤフは、「我々を滅ぼそうとするイランの悪の枢軸との厳しい戦いの中で倒れた。こうしたことはもう起こらない。なぜなら我々は共に立ち向かい、神の助けを借りて、共に勝利するからだ」と他人ごとで神頼み。スペインTVEはこの日もガザ各地でイスラエルの空爆によりおよそ100人が殺害されたと報じる。
 2日夜イスラエルはベイルート中心部の議事堂近くのビルを攻撃し、ヒズボラの救急組織「民間防衛隊」の8人が死亡し、隣の墓地も損壊とBBC。この間のイスラエルの攻撃でレバノン全土で97人の医療関係者が死亡、とレバノン保健省。ニュースの放送中にもベイルート爆撃の映像。ガザと同じ戦争犯罪。
 スペインTVEはベイルートへの空爆とともに、ガザで4万2000人を超えた死者のうち身元不明の遺体が仮設墓地に埋葬される様子と、17歳の息子を探す母親など行方不明の家族を探す人びとを取材。WHOの責任者は、行方不明者10000人のほぼ全てがすでに死亡していると。イスラエルはガザへの攻撃を続け、避難所とされた学校をハマスの司令部があったと空爆し22人が死亡。母親は瓦礫の中に娘の遺体を見つけたと。


2024 年10月 2日
26日仏2はレバノン南部からの避難者が暮らすベイルートの学校を取材。男性は娘から「お父さん戦争って何?」と聞かれると。レバノンではイスラエルにより1週間で900人が死亡。スペインTVEもレバノンの取材とともに、国連総会で五カ国が拒否権を独占する安保理常任理事国に、中南米とアフリカを除外していることへのブラジル、南アフリカの批判と、グテーレス事務総長の安保理の非力さと正当性の疑わしさの指摘を紹介。安保理改革は急務。アルジャジーラはイランのペゼシュキヤーン新大統領インタビューを報道。「イスラエルの行いは女性や子ども、学校、病院へのジェノサイド。欧米はそれを支援し続けている。この状況は容認できない。イスラム諸国が団結し対抗してやめさせることが必要」と。
 米ホワイトハウスは、25日の米国などによる21日間の停戦案はイスラエルとの「調整」を経たものだとしていたが、26日ニューヨークについたネタニヤフは、「我々は全力でヒズボラへの攻撃を続ける」と一蹴。国連総会でパレスチナ自治政府アッバス議長は「私たちは(パレスチナから)去ることはない」と。
https://www.bbc.com/japanese/articles/clylgje8d5vo
 27日レバノン首都南部ダヒヤ地区で大規模爆発が続き、複数の建物が崩壊。これは国連総会でのネタニヤフの挑戦的な演説の数時間後。ドイツZDFは攻撃後の映像とともに、ネタニヤフの演説中周辺での抗議デモと会場で多くの出席者が退出していると伝える。仏2はこれは指導者ナスララを狙った攻撃で、ネタニヤフがニューヨークから電話で司令したものと。翌日ナスララは死亡したこと、さらに10月2日レバノンのハビブ外相はCNNインタビューで、殺害数日前に21日間の停戦にネタニヤフが合意したと聞いて、本人も同意していたと伝える。
https://www.cnn.co.jp/world/35224550.html
 29日イスラエルはイエメンの港湾と発電所を空爆。レバノン東部デカー高原でも爆撃が続き死傷者が増加。自宅玄関口で頭部を損傷した6歳の子も。仏2はベイルート南部のヒズボラ本部への27日の米国製地下貫通爆弾(バンカーバスター)15発よる爆撃で巨大なクレーターと倒壊した6つの建物を報道。レバノンの避難者は人口の2割100万人に達する。キリスト教会の礼拝に参加した東部からの避難者は、「自宅は完全に破壊された」と。他の参加者は「レバノン人として、キリスト教徒もイスラム教徒もみな心配している」と。米ABCは、レバノンで怒りが増幅する中、バイデンは28日の声明で「イスラエルの攻撃による死を多くの犠牲者は正義と見なす」としながら記者には「全面戦争は避けなければ」と。これでは戦争は止められない。
 アルジャジーラはネタニヤフが会見し、「我々は7つの戦線で戦っている。すでにガザでハマスを殲滅し、レバノンでヒズボラ指導者ナスララを殺害、そのほかの暗殺作戦を行い、イエメンの敵を再び攻撃した。皆が我々を攻撃する者が支払う代償を目の当たりにしている」と語るのを報じる。戦争犯罪人が語る悍ましい妄言。
 30日BBCはレバノン国境地帯に戦車を集結させているイスラエル軍が、地上侵攻作戦を開始する計画と米国に伝えたと報じる。ネタニヤフは「中東にイスラエルが到達できないところはない。崇高なイラン国民は、その政府のために奈落に近づいている」と恫喝。レバノン南部とベイルートへの攻撃がづつき、中心部のアパートへの空爆ではPFLP幹部3人が死亡。避難者を受けいれていた6階建ての集合住宅が倒壊した跡地では遺体や負傷者の救出が続き、従兄弟とその兄弟姉妹の遺体を瓦礫の下から収容した市民は「イスラエルの破滅を神に願った」と述べ、ヒズボラNo.2は「イスラエルが地上侵攻するなら戦う準備はできている」と。
 仏2も、国防相ガラントが兵士に「レバノンに足を踏み入れる」とし、南部で監視の任務につく国連レバノン暫定軍が活動を制限したことを伝える。
 1日午前1時50分(現地時間)、世界からの停戦要請を無視してイスラエル軍はレバノンへの地上侵攻を開始と韓国KBSとアルジャジーラ。レバノン南部からアルジャジーラの記者は「イスラエル軍の陣地と思われる地点から砲撃と機関銃の発砲音が続く」と報告。


                                                                                                                                                                 
  
     





























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