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2025年 6月30日
29日イスラエルの攻撃でガザで47人が死亡、うち5人はラファ北部で支援物資配給を待っていて殺害されたとアルジャジーラ。
さらに、イスラエルによる支援物資搬入の妨害と医薬品不足、飲水などの環境悪化により、ガザで乳幼児に髄膜炎が広がり、南部ハンユニスの病院に数十人の乳幼児が運び込まれている状況を記者がレポート。栄養失調による免疫不全、不衛生、水の汚染などが原因と病院は説明。ベッドも足りず、床に置かれた表面が剥がれたクッションに横たわる幼児たち。難民キャンプは極めて不衛生で、病気が蔓延していると。「35人が髄膜炎と診断。極めて酷い状態。バクテリアが子どもたちの聴覚、視覚、運動能力に悪影響を及ぼす恐れがある非常に危険な病気。根本的な問題は、子どもたちが栄養失調のため免疫不全になっていること。医薬品もベッドも不足」と医師。「これがイスラエルの攻撃の現実。攻撃で死ななかったとしても、蔓延する病気で犠牲になる」と記者。これもネタニヤフらによるジェノサイド。
BBCは、この日イスラエルがガザ北部・中部に退避を通告しながら避難先に指定したガザ南部をも攻撃し、多数の死傷者が出ていると伝える。28日夜イスラエルの南部への空爆で子ども3人と従姉妹2人が死亡した家族の映像。「爆撃は寝ていた時。悪いことなど何もしていないのに子どもが殺され、他の人は重症」と母親。戦闘が続くなか多くの子が、自分の兄弟の死を目の当たりにする、とアナウンサー。トランプは「ディールせよ」と言うが、適切な対応はネタニヤフの戦争犯罪に対する支援を直ちにやめて戦闘を終わらせることだと気付かない、詐病TACO大統領。
ABCは、トランプ減税法案に反対し、次の上院選不出馬を決めて、もはや絶滅危惧種となったまともな米共和党上院ティリス議員の「それは難しい選択ではない」との言葉を伝える。28日全米でLGBTQプライドパレード。「我々は削除されたり、沈黙したりすることはない」と参加者。27日最高裁は、トランプの移民強制追放を差し止めた連邦地裁の判決を、全米への適用は権限外と6対3で否定し、地裁判事を「ならず者」呼ばわりする司法長官とトランプは得意顔。反対したのはいずれも女性判事で、その一人ソトマイヤー判事は「法の支配はこの国でも他の国でも、当然のものではない。大統領はサイン一つで憲法を嘲笑し最高裁は屈した」と。ヘグセスはイラン攻撃についてヒステリックに「目と耳があれば、あれほどの爆弾が壊滅的な被害を与えることは、脳が認識するはず」となんとも醜悪な妄言。これが視覚・聴覚障害者への差別・侮辱であり、さらに地中深く潜行して爆発した様を、誰も見たり聞いたりしていないのは自身も認めている。この輩は国防長官として全く不適格。
厚生長官ケネディーは9日の疾病対策センターCDCの予防接種諮問委員会の全委員17人解任につづき、26日貧しい国での子どもへのワクチン接種を支援する国際同盟GAVIワクチンアライアンスへの支援打ち切りを発表。ワクチン懐疑派を含む諮問委員会新委員の初会合に全米小児科学会は出席を拒否しており、オラーリー医師は「今の会合は永きに渡る米国の公衆衛生の科学的知見から逸脱している。元に戻れば再び参加する」と。外部委員を辞任したヘイバース医師は「今回の会合は、これまでの透明性が高く証拠に基づく審査とはかけ離れている」と。陰謀論者が米国そして世界を破壊する。
アルジャジーラはイスラエル紙の報道として、イスラエル軍司令部はガザ全地域の占領に反対し人質交換合意を求め、治安当局はイランとガザでの成果を人質解放の合意に生かすべきとしているが、ネタニヤフは戦闘終結を拒み、60日後の戦闘再開を可能とする米ウィトコフの提案に固執と。人質家族は50人の人質を一度で取り戻すガザでの戦闘終結と合意を求め、ネタニヤフに個人的、政治的配慮ではなく倫理的、公共的配慮による決断を求めたと。
30日イスラエルはガザを30回も空爆し少なくとも60人が死亡とBBC。wifiを求めて市民、ジャーナリストが集まる海沿いのカフェでは著名なカメラマン、イスマイル・アブ・ハタブ氏とスタッフなど少なくとも33人が死亡し、約50人が負傷。「日頃の苦しみから逃れて楽しそうにしていたところにミサイルが着弾し、誰も助からなかった」と男性。ネタニヤフはイラン攻撃を自画自賛だが、ガザではイスラエルの攻撃が続き人々は住む家を無くし、避難先も空爆で破壊されている、とBBC。「私たちを見てください。私たちは数字や写真ではなく人間。屈辱ではなく尊厳の中で暮らす権利があるのです」と女性。
BBCは、イスラエルの攻撃で死亡した科学者とその家族12人のテヘランでの葬儀を記者が取材。「イスラエルは軍事施設と核施設のみを攻撃したとするが、これらの人々は明らかに民間人。イスラエルに対する怒りは増幅している」と記者。猛暑でスペインは46度。
フランスも6月としては高温が12日も続く最も暑い熱波と。仏2は、ロシアによるミサイル、無人機攻撃が激化するウクライナで、7万人と言われる行方不明兵士の家族を取材。母に「パパは何処?」と聞かれて父親の写真を触る幼児。プロのロードレーサーで開戦時から従軍していた夫は3ヶ月前から前線で行方不明。妻は同じ境遇の人たちと行方不明者を探す活動を行うが、6月にはロシアとの6000人の遺体返還もあり、DNA検査のために子どもの血液を資料としたという辛い状況。
アルジャジーラも海岸のカフェへのミサイル攻撃の悲惨な状況と、イスラエル紙の報道でイスラエル治安機関の分析は、国内では人質交換の枠組みでの戦闘停止を支持するようになっている、戦闘再開でイスラエル兵士の死亡が増えるなか国民の戦闘への支持は弱まっていると伝える。閣議ではネタニヤフらと軍指導部の対立で、なんの決定もないとも。
米PBSも、イスラエルによる避難所の学校や海岸沿いのカフェなどガザ攻撃を伝え、「国境なき医師団」の米国人ファドラーラ医師は「多くの人が胸や腹に鋭い外傷を負っていて、命に関わる。わたしは『人道財団』開始2週間後に来たが、ガザ地区中部全ての病院で患者が急増した。身体が不自由になり、生涯杖や歩行器が必要になった人々、視力を失った人もいる。そこに居ただけで」と。さらにカフェへの攻撃でジャーナリスト、アブ・ハタブ氏らの遺体を同僚が運んだなど、ジャーナリストも医師も戦闘から逃れられないことに「医師でも患者でもありません。皆同じ状況にいる人間です。彼らにできるのなら、自分も力を出して毎日ここで出会う人のために、状況をできる限り良くしたい」と。
PBSはさらに、27日イスラエルのハーレツ紙が報じた、
イスラエル兵士による配給所付近での、命令による市民への発砲の証言を伝える。ネタニヤフとカッツは「記事は悪意のある虚
偽、血の誹謗中傷」、イスラエル軍報道官は「ハマスがガザ市民を飢えさせ、市民に発砲して支援物資を得るのを組織的に拒んで
いる」とまったくの出鱈目。これらの者をまとめてICC国際刑事裁判所の裁判に委ねることが、人類のためにぜひ必要。https://www.haaretz.com/.../00000197-ad8e-de01-a39f... |