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2025年 7月31日
乳頭3日目。
 テントを木陰にずらしてバスで休暇村経由、木陰の小径を歩き黒湯温泉。やはり白濁の露天、稲庭うどんと地ビールが極楽。
 川沿いを歩いて孫六温泉を通ると、黒い建物に改装している。ちょうど雲に陽が隠れて、テラスの席でコーヒーをいただく。そのまま歩きやはり5年ぶりに蟹場温泉。露天は熱く、奥の木の湯に浸かる。
 バスでキャンプ場に戻りテントを畳んで再びバスで高原温泉先のバス停から今日の宿にはいる。
 唯一営業している店で缶ビールなど買い、宿で自炊の夕飯。ゆったりしているが、テレビもなく、やはりさっさと寝るだけ。

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2025年 7月31
29日PBSはイスラエルによるガザの死者が6万人を超え、前夜のイスラエルの空爆でガザで20数人が死亡、世界でネタニヤフに停戦を求める声が高まっていると伝える。人々は食料を求めるか、食料を求めて死ぬかのあり得ない選択を強いられている、と。
 「彼は一袋の小麦粉をとりに行き、遺体の袋に入って帰ってきた」と避難者。「この子はとても苦しみました」と餓死した生後5ヶ月の子を抱く女性。29日食糧危機に関する国際枠組みIPCは、「ガザで飢饉という最悪のシナリオが展開している」「過去2カ月間におけるイスラエル軍の空爆激化と地上作戦の拡大が、市民および重要インフラに"壊滅的な影響"を与えている」「2月以降2万人以上の子どもが、急性栄養失調でガザの病院に入院」と指摘。戦闘開始以来飢餓で死亡したガザの住民150人のうち、88人が子供。「最も深刻な影響を受けているのは子どもたち」とPBS。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cedv95ge8pvo
 ネタニヤフは「ガザに飢餓はない」、イスラエル外相サールは「この責任はハマスにある。イスラエルに飢餓政策はない」と虚偽答弁。USAIDは「ハマスが組織的に支援物資を盗んでいる証拠はない」(ロイター)とし、さらにイスラエル軍高官も「軍は組織的にハマスが物資を盗んでいる証拠は見つけたことはない」(ニューヨーク・タイムズ紙)としている、とPBS。イスラエル紙ハーレツは28日「ネタニヤフがガザの一部併合を近く提案。トランプも承認」と。「首相は閣僚との会談で、ロン・ダーマー戦略問題担当大臣がマルコ・ルビオ米国務長官にこの計画を提示し、ホワイトハウスの支持を得ていると述べた」とハーレツ紙。TACOトランプは、戦争犯罪者ネタニヤフの言いなり。PBSは、トランプの熱烈な支持者米共和党下院議員グリーンがガザの状況を共和党議員で初めて「ジェノサイド」と表現したと伝える。
https://jp.reuters.com/.../XVCJGFA6VRJZ7LBEQKIUOBQV34.../
https://www.nytimes.com/.../middl.../hamas-un-aid-theft.html
https://georgiarecorder.com/.../georgias-marjorie-taylor.../
 28日TACOトランプはロシアの停戦期限を50日から10=12日にするとしたが、その夜ロシアの攻撃で南東部の刑務所で16人死亡、90人が負傷、中部の産婦人科病院で妊婦を含む5人など、ウクライナ全土で少なくとも27人が死亡。
 PBSはさらに、トランプ政権が選挙中ハリス候補を優遇したと批判した、DEI多様性、包括性、公平性重視のCBSの親会社パラマウントとスカイダンスの合併を、FCC連邦通信委員会が、パラマウントのDEI廃止と偏向報道に関する苦情を検証するオンブズマン設置等を条件に承認した、報道の自由と政治介入の問題を検証。
 トランプがFCC委員長にしたFCCの共和党トップで、バイデン政権の通信政策と巨大IT企業「ビッグテック」を批判していたブレンダン・カーは「アメリカ国民はもはや伝統的な全国ニュースメディアを信頼していない。変革のときが来た」と異例の声明。 パラマウントはトランプが起こしたハリス報道をめぐる訴訟に1600万ドルの和解金で妥協して合併。
https://jp.reuters.com/.../Q2AJVNSPFZNXNHJTXU5BLHQ3YM.../
https://www.bloomberg.co.jp/.../2025-07-24/SZXBCZGPQQ7Q00
 この合併に委員会で2対1で反対したFCC委員ゴメス氏は「この妥協は卑劣で、報道の自由を著しく損なう前例となる。これはトランプ政権の検閲・管理政策の一部。大統領による訴訟への和解、DEIの撤廃、報道内容の自己検閲で承認された合併で、非常に危険な前例になる。2つのニュースで多少異なる報道をしたCBS のハリス報道に何ら問題はない。CBSは自己検閲で、政権のイデオロギーに忖度することになる。政府が気に入らないものは全て報じないと約束するようなもの。報道への検閲を禁止する憲法修正第一条に違反」と指摘。ロシア工作員トランプの元で米国がロシア化。
 29日アルジャジーラは、スターマーのパレスチナ承認発言に関して英ラミー外相が「これはパレスチナ人にイギリスが負う歴史的責任(1917年バルフォア宣言)」と述べたこと、さらにオランダが7カ国に続きイスラエルの極右ベングビールとスモトリッチを入国禁止としたことを伝える。西欧ですでに6カ国がパレスチナを国家承認、各地でイスラエルへの抗議が広がっているとも。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c890xqnd3p1o
 30日BBCは、ヨルダン川西岸でユダヤ人入植者による暴力がエスカレートしている現状をレポート。
 2日前キリスト教徒1500人が住む村タイベを、入植者らが襲撃し家と車を放火。「家に高齢の母と子供たちがいて、とても怖かった」と住民。多くの住民が村を離れることを余儀なくされてきたが、ギリシャ正教会司祭は5世紀に建てられた教会で「私たちはずっとここに居る。ここで死ぬのです。仏英のパレスチナ承認は助けになる。入植者は銃を持ってきて、それを使う。この土地は自分たちのものだ、出て行けと言い、私たちが反論すれば。キリスト教徒は2000年前からここに暮らす。ここは私たちのルーツ」と。
 この数か月、古代ビザンチン教会遺跡への放火など入植者による暴力事件が相次いで3人が死亡。駐英パレスチナ大使は「英国と国際社会が二国家解決に真剣であることを歓迎。二国家を求めるのなら、二国家を承認してください。現状は、30年間そうしなかったことの結果」。29日イスラエル極右閣僚らは「パレスチナを承認しようとする国際社会への最善の対応は、すべての領土を併合すること」「安全保障を実現するには、われわれがガザを支配しなければならない。ガザを長期にわたって支配するには、民間人の存在が必要だ」とまさに戦争犯罪を煽る妄言。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590834
https://www.afpbb.com/articles/-/3591014
https://jp.reuters.com/.../4CDYSDCLRFP6DJSOFOF2JJNLLQ.../
 30日ロシアカムチャッカ半島でM8.8の巨大地震と太平洋沿岸で津波警報が発令と仏2、スペインTVE。津波は英仏スペイン語圏などでいずれもTSUNAMI。フランスの地中海沖の断層も津波の原因になるとも。人類に戦争をしている暇はない。
 ガザでは30日飢餓と栄養失調で7人が死亡し、人道支援を待っていた16人を含む22人がイスラエルの攻撃で死亡。飢餓と医療の不足で1月以来3500件の流産が記録され妊婦6万人が危機にあるとアルジャジーラ。
 「栄養失調と度重なる眩暈で、いつ胎児を失うかと不安」と妊娠6ヶ月の女性。ヌセイラト難民キャンプの病院の産科病棟の現状は極めて危機的。「栄養失調、筋力低下、精神的ストレス、カルシウム不足で妊婦は赤ちゃんを産めない」「6万人の妊婦が栄養失調の危機。流産は300%増加」と医師たち。「イスラエルの残虐行為に対する国際社会の沈黙の結果、パレスチナの人々は大きな代償を払っている」と記者。
 米ABCも、30日少なくとも7人が栄養失調で死亡、骨と皮だけになって衰弱していく子どもたちの映像が、世界に衝撃を与えている。食料を得ようとしてこの日少なくとも37人が死亡、270人が負傷。空中投下で援助物資を得るのも命懸け、と。イスラエル国内でも二つの人権団体が「イスラエル政府はジェノサイドを行っている」と政府を非難。「人権のための医師団・イスラエル」の代表は「この22ヶ月で目にしてきたのは、ガザの保健システムの徹底的な破壊。それは人間を破壊すること」と。
 アルジャジーラは続報で、30日支援物資を待ってイスラエル兵の発砲で死亡した人は71人、イスラエルによる爆撃などで死亡した15人を初めて上回ったと。北部の検問所では支援物資を運ぶトラックに集まった人々51人が殺害され、348人が負傷とも。
 ガザでは支援物資が1日にトラック600台分必要だが、この日入ったトラックは122台。人びとが得られるのはわずかな薄いスープで、すべての検問所を開き多くの支援物資搬入が必要と記者。彼らをイスラエルは8月10日アル・シファ病院の正門前に設置された報道用テントを爆撃し殺害。まさに戦争犯罪を伝える記者たちを抹殺する、ネタニヤフらによる重大な戦争犯罪。
https://www.sakigake.jp/news/article/20250731CO0181/
https://www.bbc.com/japanese/articles/cqjyyq1ydjeo...





2025年 7月30日
乳頭2日目。
 貸切?のキャンプ場は夜は冷える。朝方車の音がして奥を散策するとカーサイトに二組。
 朝飯を済ませて乳頭温泉旧道を歩くと荒れ放題で乳頭峡に掛かる橋が一つは崩落寸前。どうにか渡り小一時間で乳頭温泉着。
 5年ぶりに白い露天の硫黄泉に浸かると快適。お昼もいただいてさらにひと風呂して帰りは送迎車でアルパ。バス時間までさらに田沢湖が見える露天に浸かり登りのバス。アルパもキャンプ場もビール自販機なく、結局休暇村でロング缶購入してバスで戻る。何やら津波があったようだが、さっさと夕飯済ませてあとは寝るだけ。



2025年 7月30日
27日ガザで飢餓と栄養失調により8人が亡くなり、これまでに134人そのうち子どもは87人とアルジャジーラ。
 この日ガザに入ったトラックは73台、空からの投下は3回行われたがその量はトラック2台分に達せず、ガザ保健局は飢餓と危険は続いていると。WHOは、ガザの飢餓による死亡は増加し、ガザ市の5歳以下の子どもの5人に一人は深刻な栄養失調に陥っており、急激な患者の増加が医療システムの崩壊を招き、燃料は枯渇寸前、医療従事者たちも疲労困憊している、水道と衛生システムの崩壊は病気の蔓延を早めると警告。
https://japan-who.or.jp/news-releases/2507-23/
 さらに国連人道問題担当事務次長フレッチャー氏は「ガザの現状は、軍事作戦の一時停止だけではなく恒久的な停戦を必要としている。飢餓と医療システムの崩壊を防ぐには、膨大な量の支援物資が必要」とし、支援物資を得ようと集まる人への攻撃をやめるよう求めたと。
https://x.com/UNIC_Tokyo/status/1949659740105224294
 28日詐病トランプは英首相スターマーと会見。「ガザで子どもたちが飢えている映像を見るのは辛い」と述べるスターマーにトランプは「6000万ドルを手配した」と自慢。さらにロンドン市長カーンを「酷い仕事ぶり、嫌なやつだ」と外交の席で貶し、囲む記者は手で遮る素振り。エプスタインに送った手紙について問われると「絵は描かない。人物は描かない。ビルを描くときも4本の柱だけ」と破綻した見苦しい言い訳。まさに詐病。BBCはスコットランドでトランプ抗議の声を上げる人びととその根深い理由を伝える。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590819
 ガザではこの日さらに14人が飢餓で死亡。ボーエン記者は空中投下のヨルダン機に乗り、パラシュートが開かない危険を注意して投下する状況とあまりに少ない効果をレポート。そして「イスラエルからガザを撮影するなと言われ、私がよく知っていたガザ市が今壊滅し何も残っていないのを上空からでも実際に見るのは衝撃的。イスラエルはガザに記者を入れず見せたがらない、上空からも撮影させたくない」と。
 仏2もガザで投下される支援物資に集まる避難者と、何も得られないかわずか缶詰1個を得た少年たちの姿を伝える。「これは支援じゃない。僕らは餌に駆け寄る犬ではない」と訴える若者。「少なくともトラック500台が必要」とNGO職員。この日も配給場所で負傷、死亡した人たちが運ばれる映像も。
 スペインTVEは28日ガザで10人以上が死亡、イスラエルの「BTSELEM」、「人権のための医師団・イスラエル」の二つの人道組織が過去21カ月間のガザでの戦争に関する調査報告書を公表し、「イスラエルは故意に一貫した行為でガザのパレスチナ人を破滅させようとしている」「第一の責任はネタニヤフ首相にあるが、西側諸国も加担している」「この犯罪行為を直ちに停止するよう求める」「ジェノサイドを前にして、沈黙するという選択肢はない」と非難したと。現代アラブ研究センターのフェルナンデス氏は「米国は以前から、そして特に22年10月7日からイスラエルを無条件に支援している。資金、武器、外交でも。戦闘停止を求める国連安保理決議に米国は4回も拒否権行使。EUもその後ろについている」と指摘。最近少しEUは距離を置き始めたが、ほぼその通り。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c1dx514qwgeo
 国連はイスラエルとパレスチナ二国家共存のための会議を開催するが、イスラエルと米国は会議を欠席し詐病トランプはこの会議に参加するなとの書簡を数十カ国に送る始末。去年パレスチナを国家として承認したスペインのアルバレス外相は「真の解決は二国家共存にしかない」と表明。
https://www3.nhk.or.jp/.../20250729/k10014877161000.html
 アルジャジーラは、支援物資ルートの再開はイスラエルの見せかけに過ぎず、飢餓を強制して配給所に集まる人々を狙い撃ちにして、かつてのナチスによるホロコーストと同じことをガザの人々に行っていると。国連グテーレス事務総長は「人類はその価値観を喪失した。人道的な枠組みは崩壊した」と。
 28日ABCはトランプが国連会議はボイコットしながら、スコットランドでネタニヤフはガザに飢餓はないと言うがと問われ「テレビを見るとガザの子どもたちは本当にお腹を空かせている」と述べたと。ウクライナについても同じだったが、就任後数時間で戦争を止めると豪語していた米国大統領が、ガザの飢餓と人道危機について「テレビを見て」知ると言う、どうしようもないお粗末ぶり。ロシアについては交渉の猶予期間を50日から10~12日に変更。まさに無知蒙昧TACO。ガザでは飢餓と栄養不良で147人が死亡、その88人はこども、とABC。
 PBSはこの日もイスラエルの攻撃でハンユニスで11人が死亡、その半数は女性と子どもと。自身は前線に行くことはないイスラエル国防相カッツは「ハマスが人質を解放しなければガザで地獄の門が開く」と戦争犯罪の恫喝。ガザでは女性と子どもたちが戦争終結を求めて集会。「女性、子ども、高齢者はトラックが来ても食料を得られない」「世界に私たちの声を聞いてほしい」と女性たち。
 アルジャジーラは、unicef広報が「空中からの支援物資投下はほとんど役立たない」とし、UNRWA国連難民救済事業機関ラザリーニ代表も「支援物資投下ではなく地上で配布することがより早く安全でガザの人々の尊厳を保てる」と述べたと。さらにイスラエルの人権団体BTSELEMが「イスラエルのガザへの攻撃は、集団殺戮、強制移住、民族浄化の試み。ガザのジェノサイドを止めるためにイスラエルの人々も国際社会も早急に決然と動くべき」と述べたと伝える。
 29日スターマーは「イスラエルが9月の国連総会までにガザの停戦を実現し、長期の和平と二国家解決を約束しない限り、パレスチナを国家承認する」と声明。トランプはいまだスコットランドに居座り、世界の混乱をよそに公私混同して経営するゴルフ場の新コース開設の私的利権をアピール、とBBC。まさに詐病TACO。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy0qgwl5z57o
 スペインTVEは、28日イスラエル5大学の学長がネタニヤフに宛てた連名の公開書簡で「ガザの飢餓危機に対する真剣な対応」と「ホロコーストの犠牲となった国は罪のない男女や子どもたちに残酷な危害が無差別に及ぶのを防ぐ義務がある」と記したと伝える。他方ヨルダン川西岸ではイスラエル人入植者が銃で、今年のアカデミー賞を受賞した映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」に協力したパレスチナ人オデ・ハタリン氏を殺害。CNNは、イノン・レビ容疑者は現場で逮捕されたが、翌29日に自宅軟禁処分で釈放。この容疑者は昨年、暴力的な過激派集団を定期的に率いていたとしてバイデン米政権および欧州連合EUから制裁対象とされたが、今年1月にトランプが再び就任すると、米制裁リストから除外と。まさに自らも性的暴行、刑事犯罪者トランプが加担した入植者の重犯罪。
https://www.bloomberg.co.jp/.../2025-07-29/T06782GQ7L9J00
https://www.cnn.co.jp/world/35236115.html
 アルジャジーラは、イスラエルによるガザの死者が60000人を超え、その47%以上が女性とこどもで、負傷者は145870人に達したと。ネタニヤフ政権が27日援助物資搬入拡大を認めたのは、イスラエル駐米大使から世界で伝えられるガザの飢餓の映像は、大きなマイナスと警告したためとイスラエルTV12が報じたとも。これは、それら映像を伝えるジャーナリスト殺害にもつながる。まさに市民を標的にしたネタニヤフらによるジェノサイド。




2025年 7月29日
早朝神戸空港から仙台まで。途中浅間山などが眼下に見えた。仙台空港から津波後に建てられた家々を見ながら仙台駅、ガラガラの鈍行やまびこで盛岡まで。
 駅前のわんこ蕎麦店で掛け声聞きながらお昼を食べ、川沿いの店でコーヒーの後田沢湖線で田沢湖駅まで。
 5年ぶりに乳頭温泉行きバスで休暇村、日帰りの硫黄温泉に浸かって6時キャンプ場着。
 コロナ禍の20年以来だが、その時より利用客は少ないというかゼロ。さっさと夕飯済ませて寝るだけ。




2025年 7月28日
24日イスラエル交渉団と米側は停戦協議のドーハから帰国。米特使ウィトコフは「ハマスに停戦への意欲が見られない」と。停戦意欲が欠落しているのはネタニヤフ、トランプ。
 24日UNICEFはガザの人道状況について「支援が届くよりも早く、重度の栄養不良が子どもたちの間に広がっている」「栄養不良により命を落とした子どもの数は今年 4 月には 52 人であったものが、3 カ月足らずで80人となり 54% も急増」「人道支援物資および商業物資の持続的かつ予測可能な供給が、ただちに必要」「停戦と人質の解放が必要。そしてそれは今すぐに」と声明。
https://www.unicef.or.jp/news/2025/0124.html
 PBSは声明を引用し悲惨な状況をレポート。「彼と兄弟に食事を与えられませんでした。ミルクもやれなかった」と、生後3ヶ月の息子を栄養失調で亡くした母親。「どこにもミルクがありません。ここで生まれたというだけで、こんな目に遭わなければならないのでしょうか」と、生後4ヶ月で体重3200グラムの幼児を抱く母。少なくとも115人が飢餓で死亡、ほとんどが子どもと保健当局。国連はこの2ヶ月で、人道援助施設近くでは900人のパレスチナ人が殺害されたと。35歳の父親は、8人の子どものためにゴミの中から食べられるもの、パンを焼くために燃やすものを探す。シファ病院緊急室では生まれたばかりの乳児らが必死に呼吸をしている、カードには「死亡時刻午前11時半」とPBS。「残念ながら毎日赤ちゃんが死亡しています。先週は電力が停止し、人工呼吸器をつけていたため酸素が供給されなくて死亡。生き残った赤ちゃんを"奇跡の赤ちゃん"と呼んでいます。集中治療室は未熟児で溢れています。母親も疲労困憊し衰弱」と国境なき医師団のJ・ペリー医師。10/7以来17000人の子どもたちが殺害され、33000人が負傷。まさにネタニヤフらによるジェノサイド。
 詐病トランプはコロンビア大学に3年で2億ドルを政府に、ユダヤ人職員への公民権侵害と称して2100万ドルを彼らに支払わせ、パレスチナ支持のデモに参加した70人の学生を退学・停学などにすると合意させる。ウェズリアン大学のM・ロス学長は「まるで誘拐事件で身代金を払うようなこと。トランプ政権は私立大、法律事務所、新聞やテレビ局に対して、自分たちの思うようにやれと指図して事実とは関係なく政権に忠誠を誓い従わせる。アメリカの市民社会の独立性に対する攻撃。強力な権限を持ち「反ユダヤ主義」とは何か、「白人に対する差別」とは何か、事実を検証しない政府を相手にするときに、権力者に金を払ってその脅しに屈するのは、国中に恐ろしいメッセージを送ることになる。政府の指示に常に従うような、国の未来に不安を感じる。確かに政府もふくめ「反ユダヤ主義」が蔓延していて私もユダヤ人だが、政府に「反ユダヤ主義」を教えてもらう必要はない。 E・マスクのXの生成AI、Grokは国防総省と契約を結んだ2週間後ヒトラーを称賛するメッセージを示した。トランプ政権は、ユダヤ人の安全などどうでもいいということ」と。トランプ自身も3日アイオワで、「相続税も遺産税もなく、お金を借りることもない。立派な銀行からであろうと、シャイロックや悪党からであろうと」と、まさに反ユダヤ主義発言で「シャイロック」を侮蔑的に使用している。詐病、性的暴行、陰謀論ばら撒き、無知蒙昧トランプによる米国のロシア化、ならず者国家化。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy8g8x84x6yo
https://digital.asahi.com/.../AST795V8NT79SFVU1SQM.html...
https://www.afpbb.com/articles/-/3587233
 アルジャジーラは、フランス大統領マクロンが9月の国連総会でパレスチナの国家承認を表明すると発表したと報じる。今必要なのは停戦と民間人保護だとも。すでに承認は140カ国で、G7では初。日本はどうしたのか?
https://www.bbc.com/japanese/articles/cn86837nlvdo
 27日イスラエルは漸くガザの3箇所で戦闘の一時休止、空と検問所からの支援物資搬入を認める。しかしそれはまだ少量で必要量に足りない、空中投下は非効率で危険が大きいと国連などは批判とBBC。6人の子のために重い小麦粉の袋を背負ってテントにたどり着いた痩せた父親の姿。サングラスの戦争犯罪者ネタニヤフは「国連はイスラエルについて嘘や言い訳ばかり吐いた。今後支援回廊は公式のものとなり、国連の言い訳は通用しない」と醜悪な嘘と言い訳。しかしこの日もイスラエルは支援物資を待っていたパレスチナ人を殺害し続けた、戦闘が続く限り苦しみは続く、とBBC。
https://www.cnn.co.jp/world/35235974.html
 この日骨棘bone spur詐病トランプはスコットランドに所有する草ぼうぼう、自称「世界一」のゴルフ場で、EUと15%の一方的関税について合意。記者会見ではガザの飢餓の深刻さを認めず「我々は2週間前に6000万ドルを手配したが、誰もありがとうと言わない」、さらに風力発電施設が眺めを台無しにしていると何度も不満を述べた、とBBC。まさにTACO。
https://www.bbc.com/japanese/articles/clyj48ev8gwo
 翌日もBBCは、トランプのルーツはスコットランドにあるかもしれない=母親はスコットランド北西ヘブリディーズ諸島のルイス島生まれ、1930年に18歳でアメリカに移住=が、スコットランドでは誰もそれを喜んではいないとレポート。「環境問題で住民への約束が果たされていない。人々は家を追い出された。トランプはいじめっ子」「トランプに帰れと言いに来た。スコットランドに来て欲しくない」「ガザは恐ろしい状況。イギリス政府もトランプも共犯者」と人々。まさにその通り。
 トランプとスコットランド人との関係が概ね敵対的であることは、彼の性格と評判を反映し、最近の世論調査によると、スコットランド人の10人中7人がトランプに好意的な意見を持っていない、とBBC記事。2010年スコットランドでのトランプは、ゴルフ場開発のための売却を拒否した家を出て行かせることに「誰が気にするんだ?誰が気にするんだ?誰が気にするんだ?世界最高のゴルフコースを建設するんだ。この家は醜い」と。さらに地元の農家でサーモン漁師を「豚のような環境」で暮らしていると非難するなど、自分の思い通りにするために地元住民を脅迫する「地獄の隣人」として描かれている。「風力発電は魅力がなく、醜悪で、騒音が大きく、危険なため、スコットランドがこれを行えば、スコットランドは深刻な問題に直面するだろう」と、2012年にスコットランド議会で述べたとも。15年後の今と何ら変わらない傲慢不遜、無知蒙昧の輩。
https://www.bbc.com/news/articles/c78nv0y89p6o
https://www.bbc.co.uk/.../resou.../idt-sh/Trump_and_Scotland
 この日もイスラエルの攻撃は止まず30人が死亡、とスペインTVE。26日にはイスラエル軍ゴラニ旅団の将校と兵士一人ずつが爆弾で死亡、27日はハンユニスで偵察部隊の兵士一人が死亡、隊長ら9人が負傷、3人は重体、4人が重症。この日新たに8人が飢餓で死亡、ガザで飢餓で亡くなった人は134人とアルジャジーラ。
https://www.timesofisrael.com/so-much-pain-in-this-war.../
 この日全米で1億7000万人に命の危険がある最高43度の高温が続き、ダラスで一人、メリーランドでは13人が死亡とABC。ニューヨークではカナダの山火事で世界で10番目に深刻な大気汚染とも。物資搬入が一部再開されたガザで支援団体は、支援物資が数ヶ月停止した人為的な飢餓に対応するにはもっと多く必要と指摘と。
 ABCはニューヨークタイムズの記事で、エプスタイン文書調査のためにF.B.Iと司法省職員数百人が通常業務を外して投入され、これが少なくとも4回行われ、1度はトランプを含む著名人が記されていた場合警告するためと伝えたと報道。ABCはすでに3月にこれを報じている。
https://www.nytimes.com/.../epstein-files-trump-bondi...
https://abcnews.go.com/.../doj-pushes-fbi-review.../story...
 元トランプ顧問弁護士の司法省副長官がエプスタインの共犯マクスウェルと面会したことに、元司法省職員・前ニュージャージー州知事(共和党)C・クリスティーは「副長官が受刑者と面会などかつてない。同行した職員もいないのは極めて異例。何のための、誰のための面会なのか。隠蔽を疑われている副長官が真実を追求しているとは思えない。大統領は何かを隠蔽しようとしているように見える」とバッサリ。「あれほど恐ろしい、人を食い物にする人物は見たことがない。犠牲者は何百人もいる」と被害者の女性。
 超党派でエプスタイン文書公表を求める法案提出者の下院共和党T・マッシー議員は「文書を開示すると言い続けてきたのに、最近になって開示しないと言い出す。これに関わっている人々を信用できない。多くの市民が彼に投票したのは、このような富豪や権力者らの問題を彼なら解決してくれると信じたから。開示撤回は、大統領本人が加担していたのではなく、開示されたくない友人がいたのだろう。誕生日に贈ったとされる手紙も含め、開示されるべき」と。下院民主党R・カンナ議員は「選挙期間中自分が大統領になれば資料を公開させると、この問題を大きくしたのはトランプ大統領。文書に名前があるという数百人の著名人、富裕層が何のお咎めなしで、犠牲者は放置されることを避けたい」と。
 トランプ小判鮫の下院議長ジョンソンは「マッシー議員は共和党に噛み付こうとしている」と。これにマッシー議員は「問題はなぜ議長が休会にして採決を避けたか。議長が言う、提案は共和党に痛手となるとはどういうことか。信じられないことに、共和党は私を批判するCMに180万ドルも出している」と。エプスタインの未成年者への重大な性的暴行と斡旋の共犯あるいは顧客だった自身または著名人、とくに政権支持者の関与を隠蔽する詐病TACOトランプに、ひたすら媚び諂う共和党多数派。
 ガザでは国際社会からの批判にイスラエルは漸く3月以来の支援物資搬入再開を認めたが、100を超える人道機関は依然として5歳以下の子ども3万人が栄養失調にあるとし、ナセル病院の米国人医師は「絶望的な状況」とABC。イスラエル政府報道官は「飢餓はイスラエルによるのではなく、ハマスが意図的に作り出した」と自らの犯罪を否定する極悪犯罪者の言葉。ABCは、USAID(米国国際開発庁)の調査は、ハマスが支援物資を略奪した証拠はないとしていると。むしろUSAIDの分析によると、報告された物資の盗難・紛失156件のうち、少なくとも44件はイスラエルの軍事行動が直接または間接的な原因だった、とロイター通信。国連は配給所付近でイスラエルに殺害されたガザ市民は1000人に達するとし、英仏独は即時停戦を求めるが、イスラエルと米国は停戦協議から撤収。トランプは「ハマスは合意するつもりがない。死ぬつもり」と妄言。この無知蒙昧の輩には、ガザでの飢餓や人道危機を止める意思も手立ても全くない。まさにネタニヤフの戦争犯罪共犯TACO。
https://jp.reuters.com/.../XVCJGFA6VRJZ7LBEQKIUOBQV34.../
 「セーブ・ザ・チルドレン」の昨年初めからのガザ支援責任者R・カミングスさんは、「ガザは子供たちそして大人にとっても大惨事という状況。子どもたちは餓死寸前。デルバラ、ハンユニスの診療所に訪れる子は爆発的に増加し、これからも増え続けるでしょう。妊娠中の女性と授乳の母親も栄養失調に苦しんでいます。20年余りエチオピア、エリトリアなどアフリカと世界中で支援に携わってきたが、ガザはこれまで見たことがない恐ろしい状況。配給再開は喜ばしいが、空中からの投下は安全基準を満たさず量もわずか。搬入は陸路、国連や支援組織が関与して行われるべき」と切々と語り、司会者も涙目。



2025年 7月25
「ガザでの戦争は今すぐ終わらなくてはならない。ガザにおける民間人の苦しみは、かつてないほど深刻だ。イスラエル政府による支援物資の供給体制は危険で、不安定化を招き、ガザの人々から人間としての尊厳を奪っている。我々は、援助の小出しと、最も基本的な水や食料を求める子どもを含む民間人に対する、非人道的な殺害を非難する。支援を求める中で800人以上のパレスチナ人が殺害されたのは、恐るべきことだ」「恒久的な強制移住は国際人道法に違反する。即時かつ無条件で恒久的な停戦を通じて、この悲惨な紛争を終結させるよう。即時停戦と、安全保障および和平への政治的道筋を支援するために、さらなる行動を取る用意がある」21日28カ国とEU共同声明
・国連人権高等弁務官事務所は15日、「ガザ人道財団GHF」の物資配布拠点が稼働を開始した8週間前以降に、その周辺で674人が殺害されたと発表した。また、国連やその他の支援団体の車列が通行するルート上でも、さらに201人の死亡が確認されたとしている。
・19日には南部ハンユニスとラファにあるGHFの2カ所の拠点付近で、さらに39人が殺害された。また20日には、ガザ北部の検問所付近で国連の支援トラックの車列に群衆が殺到し、67人が死亡したと保健省が発表した。
「ガザの飢餓の危機はかつてないほど深刻な段階に達している。人道支援の不足により人々が命を落としている。栄養不良が急増しており、9万人の女性と子どもが緊急の治療を必要としている」国連世界食糧計画(WFP)
・ガザの保健省は21日、19日以降に栄養不良が原因で19人が死亡したと発表し、今後「大量死」が発生する可能性があると警告した。
「病院では患者や職員に食事を提供できなくなっており、多くの職員が極度の空腹のために業務を継続できない状態にある。粉ミルクが市場から完全に消えたため、病院では飢餓に苦しむ子どもたちにミルク1本さえ提供できない」アル・アクサ病院で広報担当を務めるハリル・アル・ダクラン医師
「子どもたちは夜通し空腹で泣いている。ここ3日間で食べたのはレンズ豆の小さな皿だけだ。パンはない。小麦粉1キログラムが1週間前には80ドル(約1万1800円)だった」2児の父の理髪師モハンマド・イマード・アル・ディン氏
「ハマスは停戦に応じる代わりに、イスラエルに関する虚偽情報を拡散する活動に注力している。同時に、援助物資を受け取ろうとする民間人に対して意図的に摩擦と被害を引き起こしている」イスラエル外務省
 この数週間毎日のように報じられている、イスラエルの封鎖と攻撃により死と飢餓の恐怖にさらされているガザの人々の惨状。食べ物も粉ミルクも欠乏し、免疫低下と疾病とともに急激に痩せ衰え、死亡する乳幼児、子どもたち。わずかな食料を受け取りにGHFの配給所に長い道を歩き、イスラエル兵士と警備員、戦車にさえ銃撃、砲撃され負傷、死亡する数千のひとびと。
 かつてナチスドイツはユダヤ人600万人を殺害したが、それはガス室でのチクロンBによる毒殺だけではなく、意図的な飢餓による大量死も含まれる。連合国軍が解放したアウシュビッツなどで見つかった生存者は皆痩せ細り、焼却前の遺体も激痩せの姿だった。
 イスラエルはネタニヤフの元で、かつてナチスがユダヤ人にしたことを、パレスチナの人びとに行っている。ナチス、ヒトラー批判が「反ドイツ主義」ではないように、ネタニヤフの元でイスラエル軍が行なっていることに対する批判は「反ユダヤ主義」ではないのは明らか。
 この28カ国の声明に、米国とドイツは加わっていない。ナチスの蛮行に対する真摯な反省がいまだに欠落しているということ。国連を中心とする世界が、イスラエルのガザにおけるこの飢餓強制と重大な犯罪を止められないなら、世界にまともな未来はない。
《イギリスや日本を含む28カ国は21日、パレスチナ・ガザ地区での戦争の即時停止を求めた。民間人の苦しみが「新たな深刻さに達している」と述べている。
共同声明では、イスラエルによる援助物資の供給体制を危険だとし、「援助の小出しと、食料や水を求める民間人の非人道的な殺害」を非難している。
イスラム組織ハマスが運営するガザ地区の保健省は、この週末の間に、食料を待っていたパレスチナ人がイスラエル軍の攻撃で100人以上殺され、さらに19人が栄養不良で死亡したと発表した。
イスラエルの外務省は、これらの国々の声明を「現実からかけ離れており、ハマスに誤ったメッセージを送るものだ」として一蹴した。
また、ハマスが停戦や人質解放の新しい合意に応じるのではなく、虚偽の情報を拡散し、物資の配布を妨害していると非難した。
過去21カ月にわたるイスラエルとハマスの戦争で、イスラエルの戦術を非難する国際的な声明は数多く出されてきた。しかし、今回の声明はその率直さが注目されている。
声明にはイギリスをはじめ、オーストラリア、カナダ、フランス、イタリア、ニュージーランド、スイスなど28カ国の外相が署名した。
声明は、「ガザでの戦争は今すぐ終わらなくてはならない」との宣言から始まっている。
続いて、「ガザにおける民間人の苦しみは、かつてないほど深刻だ。イスラエル政府による支援物資の供給体制は危険で、不安定化を招き、ガザの人々から人間としての尊厳を奪っている」と警告している。
「我々は、援助の小出しと、最も基本的な水や食料を求める子どもを含む民間人に対する、非人道的な殺害を非難する。支援を求める中で800人以上のパレスチナ人が殺害されたのは、恐るべきことだ」
イギリスは追加支援を発表
イギリスのデイヴィッド・ラミー外相は声明発表後に英下院で、ガザでは「恐怖が繰り返されている」と述べ、「絶望し、飢えた子どもたち」が空爆で命を落としていると語った。
また、ガザへの人道支援として、英政府が年内に追加で4000万ポンド(約80億円)を拠出すると発表した上で、自分は「イスラエルの安全保障とその国家としての存続を断固として支持する」と述べた。しかし同時に、イスラエル政府の行動は「国際社会におけるイスラエルの評価に計り知れない損害を与えており、イスラエルの長期的な安全保障を損なっている」とも指摘した。
英議会で発言する男性画像提供,UK Parliament
画像説明,イギリスのデイヴィッド・ラミー外相(20日、ロンドン)
今年5月にイスラエルが11週間にわたるガザの完全封鎖を一部緩和して以降、食料を待つパレスチナ人が殺害される事例がほぼ毎日のように報告されている。
イスラエルとアメリカは、国連が監督する既存の支援体制を迂回(うかい)する形で、新たに設立された「ガザ人道財団(GHF)」による援助体制を支援している。
イスラエルはGHFの体制について、イスラエル軍の管理区域内に設置された拠点からアメリカの民間警備会社が食料を配布する仕組みが、ハマスによる物資の略奪を防いでいると主張している。
しかし、国連やその協力機関は、この体制は安全性に欠けており、中立性、公平性、独立性という人道原則に反するとして、協力を拒否している。
国連人権高等弁務官事務所は15日、GHFの物資配布拠点が稼働を開始した8週間前以降に、その周辺で674人が殺害されたと発表した。また、国連やその他の支援団体の車列が通行するルート上でも、さらに201人の死亡が確認されたとしている。
ガザの保健省によると、19日には南部ハンユニスとラファにあるGHFの2カ所の拠点付近で、さらに39人が殺害された。イスラエル軍は、拠点が開く前に「あやしい人物」が接近するのを防ぐため、警告射撃を行ったと説明している。
また20日には、ガザ北部の検問所付近で国連の支援トラックの車列に群衆が殺到し、67人が死亡したと保健省が発表した。イスラエル軍は、群衆に対して「差し迫った脅威を排除するため」に警告射撃を行ったとしているが、死者数については異議を唱えている。
この事態を受けて、国連世界食糧計画(WFP)は、ガザの飢餓危機が「かつてないほど深刻な段階に達している」と警告した。
WFPは、「人道支援の不足により人々が命を落としている。栄養不良が急増しており、9万人の女性と子どもが緊急の治療を必要としている」と述べた。
ガザの保健省は21日、19日以降に栄養不良が原因で19人が死亡したと発表し、今後「大量死」が発生する可能性があると警告した。
荒廃した街を白袋を背中に乗せて運ぶ男性や少年たち。中央の1人がカメラに向かって左手で手招きのようなジェスチャーをしている画像提供,Reuters
画像説明,ガザ北部に入った国連援助機関からの小麦粉の入った袋を運ぶパレスチナ人(20日)
デイル・アル・バラフのアル・アクサ病院で広報担当を務めるハリル・アル・ダクラン医師はBBCに対し、「病院では患者や職員に食事を提供できなくなっており、多くの職員が極度の空腹のために業務を継続できない状態にある」と語った。
また、「粉ミルクが市場から完全に消えたため、病院では飢餓に苦しむ子どもたちにミルク1本さえ提供できない」と述べた。
複数の住民も、食料不足のたのため市場が閉鎖されていると報告している。
2児の父の理髪師モハンマド・イマード・アル・ディン氏はBBCの取材に対し、「子どもたちは夜通し空腹で泣いている。ここ3日間で食べたのはレンズ豆の小さな皿だけだ。パンはない。小麦粉1キログラムが1週間前には80ドル(約1万1800円)だった」と話した。
「人道都市」への移住計画も非難
28カ国による声明では、イスラエルがガザの全住民210万人を南部ラファのいわゆる「人道都市」へ移動させるという提案について、「恒久的な強制移住は国際人道法に違反する」として、受け入れられないと明言している。
また、イスラエルとハマス、そして国際社会に対し、「即時かつ無条件で恒久的な停戦を通じて、この悲惨な紛争を終結させるよう」求めている。
さらに声明では、「即時停戦と、安全保障および和平への政治的道筋を支援するために、さらなる行動を取る用意がある」と警告している。
この文言は、多くの国がすでに承認しているパレスチナ国家の承認を意味するものと受け止められている。一方でイギリスやフランスなどパレスチナ国家をまだ承認していない国々も、この声明に賛同している。
イスラエル外務省のオレン・マルモルシュタイン報道官はこうした批判を退け、「すべての声明と主張は、人質解放と停戦の合意が成立しない唯一の責任者であるハマスに向けられるべきだ。ハマスこそがこの戦争を始め、長引かせている」と述べた。
また、「ハマスは停戦に応じる代わりに、イスラエルに関する虚偽情報を拡散する活動に注力している。同時に、援助物資を受け取ろうとする民間人に対して意図的に摩擦と被害を引き起こしている」と付け加えた。
イスラエル軍は今月初め、物資を求める民間人が被害を受けた事例があったことを認め、「住民とイスラエル軍との間の摩擦を可能な限り最小限に抑えるよう努めている」と述べた。
ガザで人道問題を担当するイスラエルの軍事組織、イスラエル占領地政府活動調整官組織(COGAT)も21日、「イスラエルは国際法に則って行動しており、国際機関と連携してガザへの人道支援の搬入を促進する努力を主導している」と発表した。
GHFのチャピン・フェイ報道官は、国連機関にGHFの活動への参加を呼びかけるとともに、支援活動を「停止」し、物資をガザ全域に届けられていない責任があると非難した。
フェイ報道官は記者団に対し、検問所で援助物資が「腐っている」のを目撃したと述べ、その原因は国連機関が物資を運ばないからだと主張した。
イスラエル外務省は20日、国連の引き取りを待つ援助物資がトラック700台分、検問所にあると発表した。
国連は、戦闘の継続や、イスラエルによる人道支援活動への制限、燃料不足などにより、物資の引き取りと配布が困難になっていると説明している。
イスラエル軍は、2023年10月7日にハマス主導の攻撃で約1200人が殺害され、251人が人質に取られたことを受けて、ガザでの軍事作戦を開始した。
ガザの保健省によると、それ以降に少なくとも5万9029人が死亡している。
(英語記事 UK and 27 other nations condemn Israel over 'inhumane killing' of Gaza civilians seeking aid)》




2025年 7月25
23日骨棘bone spurトランプは、エプスタイン文書に自分の名前が複数載っていると5月に司法長官ボンディに知らされたとのウォール・ストリートジャーナルの報道は「でっちあげ」と。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c79q22gj1p8o
https://www.wsj.com/.../justice-department-told-trump...
 ABC記者が再度質問するが、トランプは「知らされてない。民主党が始めたこと」と顔を歪めて反論。ボンディは23日「定期報告として大統領に伝えた」と。未成年者とともにトランプがいたか「憲法修正条項により答えない」エプスタイン。「ファイルは当然公開すべき」とかつて楽しげに述べたバンス。どれも腐っている。フロリダ地裁は大陪審記録公開を却下。
 ガザでは100を超える人道援助団体が「ガザの人道状況はますます深刻に。飢えそのもので人々が死んでいる。支援団体職員も飢餓に瀕している」と警告。
https://www.careintjp.org/.../gaza_100_organizations...
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy5w5g004r7o
 23日国際司法裁判所はバヌアツが訴えた気候変動訴訟について、「気候変動は人類すべての存亡の危機。地球保護に積極的な措置を講じない国は、国際法に異華する可能性がある。気候変動の影響を受けた国は、賠償を求める権利を有する」と判断。主審は岩澤雄司所長。この日トランプは日本への関税は15%、日本は無関税で決着と。関税を武器に世界を恫喝しながら、気候変動はフェイクと放置するTACOトランプ政権。
 情報長官ギャバードは、2016年大統領選にトランプに有利になるようロシアが介入したとの情報局調査を「歴史上最も悪質な情報武器化の試み」と貶したと。まさにトランプ腰巾着。20年ルビオが副委員長を務めた上院調査委が作成した文書でも、情報当局調査に問題はなかったと結論づけているとPBS。エプスタイン問題から注意を逸らすためのトランプ常習のフェイク。ひたすら多様性、リベラル、民主党、民主主義を攻撃し米国の分断を煽り衰退させる、まさにロシア工作員トランプ。
https://www.pbs.org/.../senate-panel-finds-russia...
 さらにトランプの国立公園局予算2億7600万ドル削減について検証。3億3200万人が訪れる国立公園の職員が不足し、訪れる人に対応できず、安全の保障もできず、ゴミが放置され、米国の民主主義の基盤としての国立公園を破壊する政策と、職員や元責任者たち。
 アルジャジーラは、ガザで飢餓と栄養失調で亡くなった人は111人に達したと。「家族11人のために朝から並んでいます。子どもたちは何日も食べていません。でも配布はなくなり、手ぶらで帰るしかありません」と母親。「息子の妻が鍋を持って列の先頭に行けたが、スープの熱で火傷して落とした。子どもたちに食事を持って帰れない」と祖母。テドロスWHO事務局長は「今年5歳未満の21人がガザで栄養失調で亡くなった。妊婦と出産後まもない女性の20%が栄養失調。イスラエルによって住民は80日以上も水と食料を絶たれている」と。イスラエル軍参謀総長は「軍は決定的な岐路に立たされている。現在の決定は今後の戦闘で深刻な影響を及ぼす」と述べたと。
 24日ガザでは子供の5人に一人が栄養失調で状況は日を追って悪化とUNRWA。フランス大統領マクロンは9月国連総会でパレスチナ国家を承認するとし、米国とイスラエルはハマスに合意への姿勢がないとカタールでの停戦協議から撤退とBBC。合意への姿勢がないのは戦争犯罪人ネタニヤフ。
 BBCは現地の記者とその家族も食料を得られないと警告。南部ナセル病院の体重が15キロから6.5キロに減少し、点滴のための血管も見つからない少女たち。「食べていないので体が震えます。子供に授乳しなくてはならないのに出来ず、子供は泣いて夜眠ることもできません。世界の人々にお願いします。私たちに、子どもたちに食べ物をください」と母親。空腹がすべての家族に襲いかかっている、とアナウンサー。「飢餓に怪我などが重なり、毎日多くの人が亡くなっている。飢餓がいちばんの問題」と支援団体Refugees International代表。
 23日CNNは1993年トランプ2度目の結婚式に、招待されたエプスタインが写った複数の写真を公開、とBBC。トランプは前日CNNの電話取材に対し、結婚式の写真について「冗談だろう」と応じ、CNNを何度も「フェイクニュース」と呼んで電話を切ったと。ホワイトハウスのスティーブン・チャン広報部長(大統領選で陣営の広報・報道担当責任者)は「大統領は彼を薄気味悪いという理由で追い出したというのが事実だ。これは、民主党とリベラル系メディアがねつ造したフェイクニュースの延長にすぎない」と「反論」。まさにトランプも報道官もフェイク垂れ流しそのもの。「薄気味悪い」のは、エプスタインと談笑するトランプ本人。
https://www.cnn.co.jp/usa/35235804.html
 ロシアはネット検索統制を強化し、「イスラム過激主義」「ナチズム」「反ユダヤ主義」賛美を含め、ナワリヌイが設立した反汚職財団や「国際LGBT運動」団体など、プーチン政権批判の特定の言葉の使用に罰金を課す法律が成立。議会前で抗議の若者も拘束、とスペインTVE。禁止対象にはロンドンで毒殺されたリトビネンコ氏の著作や妖怪ラスプーチンと揶揄されるプーチンのメイク画、ウクライナ歌も含む。骨棘ロシア工作員トランプが、米国でやろうとしている事も同じ。
https://www.pbs.org/.../russian-bill-would-punish-online...
 アルジャジーラはガザ全域に飢餓が拡大と、悲壮な音楽とともになんとも痛ましい映像を伝える。ガザ保健当局は、封鎖の解除と子どもたちに必要な粉ミルクなどの早急な搬入を求めていると。記者はガザ市の避難民キャンプを訪れ、人道支援がほとんどなく食料、医薬品不足に陥っている家族を取材。「3ヶ月以上前から、パン一欠片も飲み水も薬も手に入りません。助けてほしい」と母親。「食糧不足で立っていられないほど苦しい。子どもが次々に死んでいくのを目の当たりにして何も助けられない」と老婦人。「飢餓は深刻な段階を超えている。早急に支援物資が入らなければ、住民は死ぬ運命にある」と記者。まさにネタニヤフによるジェノサイド。
 24日トランプが任命した元顧問弁護士の司法副長官トッド・ブランシェは、エプスタインの児童人身取引で禁錮20年の共犯者ギレーヌ・マクスウェルと異例の面会。トランプは彼女が逮捕された2020年「幸運を祈る」と発言。判決はマクスウェルがエプスタインの未成年者への性的暴行を幇助し、いくつかの事例で彼女自身も虐待に加わったとしている。下院で共和党が主導する監視委員会もマクスウェル召喚を決めたが、エプスタイン文書にトランプの名が出ている中、下院議長ジョンソンは「若い人への話すに耐えない共謀罪のものの証言は信用できるのか」とトランプ腰巾着。
https://www.cnn.co.jp/usa/35235916.html
 この日も米東海岸は猛暑で1億4000万人に熱波注意報、25日の予報はニューヨーク、フィラデルフィア41.5度など。気候変動を否定しCO2を排出し続ける詐病TACOトランプの元で、米国が壊れていく。




2025年 7月24日
21日過去二日間で20人が餓死、今後直ちに食料が搬入されなければ非常に重大な局面を迎える、特に子供が弱っておりミルクと小麦粉が緊急に必要と各人道団体が指摘する、ガザの人々を襲う飢餓をアルジャジーラも伝える。
 UNRWAの報道官は「ガザの飢餓状態は、国際基準で最悪の第五段階に入った。ギランバレー症候群・自己免疫疾患が子供に増加している」と。さらに国連の食料に関する特別報告者マイケル・ファクリ氏は「国際社会は近代にこれほど危険な強制的な飢餓を経験したことはない。イスラエルによる飢餓撲滅作戦の最も恐ろしい段階」と。WFP国連食料計画のロス・スミス緊急対応部長も21日「支援物資は必要量の10%にも及んでいない。ガザの危機は衝撃的なレベルに達した。人口の3分の1が数日間連続で食事を摂っていない」と。
https://www.aljazeera.com/.../live-israel-kills-60-in...
https://news.un.org/en/story/2025/07/1165454
https://x.com/WFP_Media/status/1947701110904430827
 22日、シリア南部スワイダ県でシリア暫定政府の部隊が病院を襲撃して多くの患者らを殺害したとBBC。敷地に並ぶ多くの遺体を入れた袋、家で顔面を銃撃された8歳の少女の悲惨な映像。両親が二人とも亡くなったことをまだ知らないと。シリア国防省も22日夜の声明で、スワイダ市での軍服を着た人物による「衝撃的な違反行為」の報告を認識していると。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c70r214n2ygo
 BBCはガザでのイスラエルによる飢餓の激化を、人々で溢れ医薬品は底を突きつつあるガザ市北部のリマル病院から伝える。「娘はもう4日間も身動きをしません。動くことも話すこともなくなりました。体重は2キロ減りました。娘に与える食べ物も全くありません。食料を求めて一日中列に並んでも、何も手に入りません。コップの水に塩を混ぜて飲んでいます」と娘を抱いた、夫を戦争で亡くした母親。「母親の母乳が出なければ、生後6か月以下の乳児の死亡が増えます。死亡する人は増える一方」と医師。番組はWFP担当者の「ガザの人々の3人に一人はなん日も食べ物を口にしていない」との警告を引用し、病院は栄養失調の子供たちで溢れていると指摘。
 AFPはガザの記者も飢餓にあり、事実を取材できないと伝えたと。「直ちに介入しなければ、ガザに残った最後のジャーナリストたちが死ぬ」「もう取材を続ける力がない。体がやせ細って歩くことができなくなった」「AFPが1944年に設立されて以来、紛争でジャーナリストを失った。負傷したり、捕虜になったりする人もいた。しかし、同僚が飢えで死んでいくのを見た記憶のある人はいない」「私たちは、記者たちが死ぬのを見過ごすことはできない」と。これは戦争犯罪に当たる、とボーエン記者。
https://www.cnn.co.jp/world/35235876-3.html
https://news.yahoo.co.jp/.../b190482a1b2faaa28dcb61d2ebee...
 仏2も、この三日間で21人の子供が死亡したと言うイスラエルの攻撃と飢餓に苦しむガザを、仏政府はジャーナリストの現地取材を許すようイスラエルに要請したと報道。餓死した幼児を抱える母、父。病院で横たわる以前は40キロあった体重10キロの14歳の少年。「治療にあたる私たちにも気を失う医師が出ている」と医師。配給されるのは薄いスープのみ。「たくさん入れてください」と頼み、今日口にできる唯一のトマトスープを持って帰る幼い少女。かつての市場には売り物はほとんど何もない。
 23日の3回目の直接交渉を前にしてもロシアの攻撃は止まず、オデーサにはイラン製ミサイルで空爆とスペインTVE。クラマトルスクではビルが攻撃され10歳の男の子が亡くなったと。イスタンブールの交渉は難航の予想と。ウクライナでは、政府の国家汚職対策局(NABU)を大統領の下に置く法案が、批判を受けていると。この日シチリア、サルデーニャの気温は46度の予報。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c9qx8ng22yjo
 アルジャジーラは、ガザで新たに8人の子どもが爆撃ではなく飢えで苦しんだ末に死亡し、餓死者は100人以上になると、配給されるスープに並ぶ子ども、市民らの姿と共に伝える。こうしたスープも得られずに帰る子や、配ること自体が難しくなっていると。「お腹が減って死にそう。これではどうしようもない。これは寝台の上で死刑になっているのと同じ」と高齢者。テルアビブでも「戦闘の停止」「ガザへ食料を」と求める市民集会が開かれているとも。まさにネタニヤフらの戦争犯罪。
 6月に続き23日も、米国東海岸で8000万人に熱波警報が出ていると米ABC。ワシントンは24日40度予報。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/.../weathernews-http...
 司法省はトランプの元顧問弁護士でトランプが任命したトッド・ブランチ司法副長官が、異例にも禁錮20年のエプスタインの協力者でトランプとも親交があったマクスウェルと面会予定と発表。「もし被告が犯罪に関与した人物を知っているなら、聞く」とブランチ。マクスウェルが20年に逮捕された際トランプは「幸運を祈る」とコメント。その後なぜ重大犯罪者を激励したのかと問われ「エプスタインは刑務所で殺害か自殺。彼女も、君も、多くのものを激励する」と珍答。22日この件を問われたトランプは「オバマは反逆罪だ。有罪だ。選挙を盗もうとした」と「2016年大統領選への不正介入」を捲し立てる。クリントンに不利な情報漏洩などのロシアの関与によって「選挙を盗もうとした」のはトランプ本人。これはルビオも参加した上院超党派委員会で確認されている。支離滅裂、ひたすら墓穴を掘るTACO。
https://jp.reuters.com/.../WJZ6Q2ZALZNUXD672FXULNY5SU.../
https://www.bbc.com/japanese/36911292
https://www.pbs.org/.../senate-panel-finds-russia...
 エプスタインは2010年12月「18歳以下の少女がいるところでトランプと一緒にいたことはあるか?」と問われて、ないなら「ない」と言えば済むところ、「憲法修正5(デュー・プロセス),6(刑事上の人権保障),14(市民としての身分および公民権)条の権利を主張したい」と答える。トランプが一緒にいたと言うこと。
 PBSは、共和党マッシー議員が「大統領、側近らが公表を約束しながら、あれが嘘とは納得できない」とエプスタイン文書全てを開示するよう求め、ジョンソン下院議長は審議を拒み1日早く議会を閉じたと。
 ガザでは、国連人権高等弁務官事務所によると、イスラエルは5月以来支援物資を求める1000人以上を殺害と。イスラエルによる封鎖で子ども80人を含め101人が餓死、イスラエルによる攻撃で難民キャンプなどで21人が死亡とも。トランプ政権国務省は、2011年UNESCOがパレスチナの加盟を認めたことを「反イスラエル」として再度脱退と。労働省は在宅介護職の最低賃金、移民農場作業員や建設現場の安全規則など60以上の労働者保護規則を廃止。企業と富裕層は優遇し、世界との結びつきも自国民の保護も切り捨てる。なんとも醜悪。
 PVSはテキサス大洪水についても続報。警報の住民への到達時間を調べた地元記者は、消防士は午前4時半に警報を出すよう要請したが、警報が届いたのは4日午前10時から午後2時だったと。災害対応の専門家は「内陸部では洪水に対する備えが不足している」と指摘。州議会で審議が始まる中、遺体が見つかった8歳の少女の犠牲者が無言の帰宅をしている、と番組。
 アルジャジーラは、国連事務総長が安保理でイスラエルによるガザの飢餓について「世界の人道システムは瀕死状態にある。ガザでの死と破壊のレベルは類を見ないもの」と述べたと。この日もイスラエルの攻撃でパレスチナ人81人が死亡、うち31人は支援物資を求めてと。イスラエルによるジェノサイドが止まらない。




2025年 7月24日
京都二日目。
 巡行開始少し前に宿を出て、海外客や子どもたちも含め楽しげな御池通で後祭巡行を見る。橋弁慶から役行者、鯉山、黒主と間に昨日見なかった山もいくつか。日陰でも暑いが引き手さんらは更に暑いだろう。最後に鷹山と大船鉾の巨大な山車。
 1時間ほど見て寺町通アーケードを歩くと、たぶん熱中症だろう救急隊が倒れた人を介助していた。明らかに地球温暖化、このところの暑さは以前よりさらに過酷。近くのイタリアンで昼食をいただき、もう一度アーケードに戻りテラス席でコーヒーを飲み、阪急で1時過ぎには帰路に着く。十三を経て神戸に戻るとこちらも酷暑。駅前で食材買って4時前帰宅。



2025年 7月23日
祇園後祭り宵山。
午後阪急で西院乗り換え嵐電で有栖川の天山湯まで。さすがに京都は暑い。夕方烏丸に着いて室町通りの鯉山、黒主山、役行者、鷹山、橋弁慶を巡る。海外客も含め皆さん楽しげ。
八百一で寿司弁買って御池通の宿に入って早めの夕飯。日暮れにまた室町通りを歩くと、鷹山でお囃子が響く。7時40分から明日の晴れを祈る日和神楽とかで、初めて見る。前祭りは豪雨だったが明日は晴れて猛暑予報。さっさと寝るに限る。




2025年 7月21日
日記がわりに。
 9日一月ぶりに有馬に出て、堂加亭テラスでサラダランチ。流石に暑いが、美味しい。康貴に浸かり、三宮で食材買って帰宅。12日も暑いなか神大を抜けてil ventoでマルゲリータを食べ、六甲道まで歩いて灘温泉。やはり食材買って帰宅。7月なのにスーパーで見つけた秋刀魚が美味。
 15日須磨海岸。19日土曜の丑の日は一月ぶりにハーバーランドのレンガ倉庫前でスーパー仕入れの小ぶり鰻丼。蝉が鳴き、子どもたちが楽しげに採っていた。umie沿いを周り地下鉄で駒ヶ林のあぐろの湯往復。夏休みで子どもも多い。六甲道に寄り、当日坂を上る大変さで区役所で期日前投票して帰宅。地区はNKT、比例は絶滅危惧のSMTに。
 昨日は暑さとあれこれ整理で巣篭もり。差別塗れの愚劣カルトが躍進。今日は久しぶりに花隈のFamigliaでシンプルなマリナーラを食べ、北野界隈を歩いて三宮で食材買って帰宅。神戸は34度ほどらしいが、やはり暑い。





2025年 7月20日
「ハッピーバースデー。毎日が素晴らしい秘密の一日でありますように」2003年1月トランプ
・19日トランプは、エプスタイン元被告が2003年に50歳の誕生日を迎えた際、贈られた手紙の中にトランプの名前と裸の女性の輪郭が描かれたメモが含まれていたとする米紙ウォールストリート・ジャーナルWSJの記事を巡り、同紙の発行元メディア王ルパート・マードック氏と記事を執筆した記者を名誉毀損(きそん)で200億ドル(約3兆円)の支払いを求めて提訴。
・この手紙は、エプスタインの元交際相手である懲役20年の受刑者ギレーヌ・マクスウェルがまとめた誕生日アルバムに含まれていた。マクスウェルはエプスタインが50歳の誕生日を迎えるにあたり、トランプをはじめとする数十人から手紙を集めていたという。同紙によると、このアルバムは、数年前にエプスタインを捜査した司法省当局者が調査した文書の一部。
・カディージャ・サフダールは、ウォール・ストリート・ジャーナルのニューヨーク支局に10年以上勤務する企業担当記者です。性的不品行、企業統治、職場差別、メンタルヘルス、消費者安全など、幅広い問題について執筆活動を行ってきました。機密文書の取り扱い、内部告発者への対応、虐待被害者の取材など、豊富な経験を有しています。
 彼女の報道は、企業の経営陣の交代、政府の調査や訴訟を促し、数々のジャーナリズム賞を受賞しています。2020年には、調査報道部門でピューリッツァー賞の最終候補に残ったチームの一員でした。また、エミー賞にもノミネートされ、ニュースウーマンズクラブ、デッドラインクラブ、ナショナルプレスクラブ、ニューヨークプレスクラブなどの団体から高い評価を受けています。彼女はテレビで自身の報道について語っており、Netflixのドキュメンタリー「ミスター・マクマホン」では性的人身売買疑惑について語っています。カディージャはコロンビア大学でビジネスと経済ジャーナリズムの修士号と哲学と政治学の学士号を取得した後、2013年にジャーナルでキャリアをスタートしました。
・ジョー・パラッツォロは、ウォール・ストリート・ジャーナルの調査チームに所属するピューリッツァー賞受賞記者です。企業、役員会、公的機関における権力の濫用、連邦政府における利益相反、海外でのビジネスを狙う企業による賄賂などを暴いてきました。
 ジョーは2010年、業界紙メイン・ジャスティスからウォール・ストリート・ジャーナルに入社し、米国司法省を担当していました。 2019年に調査チームに異動する前、彼は7年間、ウォール・ストリート・ジャーナル紙で国内の法務問題を報道し、特に国内の刑務所、裁判所、銃規制、法執行に焦点を当てていました。
 ジョーは、2019年に国内報道部門のピューリッツァー賞を受賞したウォール・ストリート・ジャーナルの記者チームを率いました。また、2023年の調査報道部門と2025年の国内報道部門のピューリッツァー賞を受賞したチームのメンバーでもあります。
 提訴された二人は、性的不品行、公的機関における権力の濫用、連邦政府における利益相反などを専門としピューリッツァー賞を受賞するなど錚々たる業績の素晴らしい記者。
 エプスタインと長年親友であり、自身も性的不法行為をエプスタインの前で行ったと被害者の証言もあるトランプが、 「素晴らしい秘密の一日」とエプスタインの誕生日に手紙を送ったとは、いかにもトランプらしい行為。
 「秘密の1日」は、エプスタインの未成年者への性犯罪や斡旋をトランプが知っていた証拠とも言える。だからこそ、トランプが必死に記者二人を名指しで脅迫めいた訴訟を起こし、他のメディアへの下劣極まる恫喝にする要因でしかない。
 根拠もなく、自身に不利益な事実を強く否定し続けるのは、この男の常習手段。記者二人とウォール・ストリートジャーナルには、アメリカと世界の良心的な人びとが声援を送る。司法の場で、真相が明らかになることは、この人物の数々の不正を明らかにする上でも有意義。
《勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告が2003年に50歳の誕生日を迎えた際、贈られた手紙の中にトランプ米大統領の名前と裸の女性の輪郭が描かれたメモが含まれていたとする米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の記事を巡り、トランプ氏が同紙の発行元と記事を執筆した記者を名誉毀損(きそん)で提訴した。
少なくとも200億ドル(約3兆円)の支払いを求めるこの訴訟は、トランプ氏が敵視するメディアに仕掛ける法廷闘争の中でも際立って激烈な内容。同氏は自身が当該の手紙を書いたことを否定している。
18ページの訴状の中で、トランプ氏の法務チームはWSJの親会社を非難。「ジャーナリズムの倫理と報道の正確性に関する基準が明らかに機能していない」と主張した。その上で、WSJは記事の中でトランプ氏によるものとされる絵も手紙も掲載していないと指摘した。
「こうした機能不全の理由は、本物の手紙も絵も実際には存在していないからに他ならない」。フロリダ州マイアミの連邦裁判所に提出された訴状で、トランプ氏の弁護士はそう述べている。
トランプ氏は記事が表に出ると、ほぼ即座に提訴を示唆していた。訴訟ではWSJの記者2人の名が被告として記されている。
トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルで、WSJと同紙の親会社ニューズ・コーポレーションを所有するメディア王ルパート・マードック氏に対して当該の手紙は偽物だと直接警告したと強調。記事を印刷に回せば提訴すると伝えたと明らかにした。
その上で、マードック氏は対処を明言したものの、実際のところ本人にその権力はなかったとトランプ氏は言い添えた。


2025年 7月19日
「まだジェフリー・エプスタインのことを言っているのか?世間はまだこの男、この気持ち悪いやつのことを言っているのか? 信じられない」7月8日トランプ(閣議で記者からエプスタイン元被告について質問され)
「フェイクニュースと成功に飢えた民主党に刺激された人々はジェフリー・エプスタインにまつわるねつ造について語りたがっている。この弱虫どもはこれからも民主党の仕事をすればいい。我々のすばらしい、前例のない成功について語るなど考えもしないでくれ。もう彼らの支持など望んでいない!」7月16日トランプSNS
・17日米紙ウォールストリート・ジャーナルが、エプスタイン元被告が2003年に50歳の誕生日を迎えた際、贈られた手紙の中に、トランプの名前と裸の女性の輪郭が描かれたメモが含まれていたと報道。「ハッピーバースデー。毎日が素晴らしい秘密の一日でありますように」
 ユダヤ系米国人ジェフリー・エプスタインは、財界や政界の要人を含む米社交界を渡り歩いていた富豪の性犯罪者で、未成年に売春を勧誘したとして2008年に有罪判決を受け、2019年に性的人身取引と共謀の罪で起訴されながら拘置所で死亡している。
 トランプとエプスタインは数十年来の知り合いで、1990年代から2000年代初頭にかけて、何度も同じ社交イベントで写真に撮られている。Mar a Lagoで撮られた2000年の写真で横に並んでいるのは、メラニア、のちの妻。トランプは、エプスタインが2008年にフロリダ州で未成年者への売春斡旋の州法違反容疑で有罪となる前には、2人の関係を称賛。「ジェフとは15年来の知り合いだ。彼と一緒にいると本当に楽しい。私と同じくらい美人が好きだとも言われていて、しかも若い女性が多い。ジェフリーが社交を楽しんでいるのは間違いない」(ニューヨーク・マガジン誌)しかしエプスタインの起訴後、トランプは報道陣に彼の不正行為のことは知らないと言い続けている。
 この写真の右に写っているエプスタインの元恋人のギレーヌ・マクスウェルは、これら犯罪に深く関わり、未成年女性たちの斡旋や人身売買など6件の容疑で逮捕された。2021年12月には、うち5件で有罪判決を受け、さらに22年6月には、懲役20年の実刑と75万ドル(約1億円)の罰金が課されている。4人のうちひとりは未成年者への性的人身取引で勾留中に自殺、その恋人は同容疑で懲役20年の実刑、後の二人はのちのアメリカ大統領とその妻。なんとも腐臭漂う写真。
 昨年、元モデルのステイシー・ウィリアムズ氏は10月24日放送の米CNNで、自分は1993年にエプスタインの目の前でドナルド・トランプに体をまさぐられたと発言。「私の前に来ると彼はいきなり私をぐいっと引き寄せて、両手で私を触り始めて、いつまでもやめなかった。胸の横や腰からお尻まで触られた(中略)手はまた上に戻って、ずっと私に触っていた」エプスタインとトランプは笑いながら会話を続けたとも。この接触から程なくして、ウィリアムズさんのモデル事務所に宅配便でトランプから絵はがきが届く。フロリダ州パームビーチの写真が掲載され、トランプの保有する「マール・ア・ラーゴ」リゾートが写り、裏には「ステイシー、君の第2の自宅だ。愛を込めて、ドナルド」と書かれていた。
 1995または6年に、トランプがコラムニストのE・ジーン・キャロル氏を強姦したと2023年ニューヨーク・マンハッタン連邦地裁の民事裁判は認定。24年1月には同連邦地裁が、トランプが在任中の2019年にキャロル氏を中傷しその名誉を毀損したことについて、計8330万ドル(約123億4000万円)の損害賠償を支払うよう命じる。
 トランプはエプスタインと共犯の、自身も性犯罪者。2008年にフロリダ州で未成年者への売春斡旋の州法違反容疑で捜査対象となる前まで「親友」として関わりながら、その後は「知らない」と関係を否定。さらに「エプスタイン文書」にクリントンらが記されているという様々な陰謀論を拡散して大統領選挙で票を獲得してきた。それを今手のひら返しのように、自らが巻いた陰謀論支持者らを「捏造」「弱虫」と罵倒する。詐病、性的暴行、機密文書持ち出し、議会占拠煽動、そしてロシアの選挙介入と様々な陰謀論で当選した米国大統領が、米国と世界を分断し破壊し続ける。
《勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告が2003年に50歳の誕生日を迎えた際、贈られた手紙の中に、トランプ米大統領の名前と裸の女性の輪郭が描かれたメモが含まれていたことが分かった。米紙ウォールストリート・ジャーナルが17日に報じた。
手紙を確認した同紙によると、女性の胸が描かれ、陰毛の代わりに「ドナルド」の署名が書かれた絵が、タイプライターで打たれた数行の文章を囲んでいた。手紙は、「ハッピーバースデー。毎日が素晴らしい秘密の一日でありますように」という一文で締めくくられていたという。
トランプ氏は15日、同紙の取材に対し、手紙を書いたことも絵を描いたことも否定。記事を掲載したら提訴すると警告した。
トランプ氏は「人生で絵を書いたことは一度もない。女性の絵も描かない。それは私の言葉遣いではないし、私の言葉ではない」と反論した。
この報道は、司法省によるエプスタイン事件の調査をめぐるトランプ氏の対応にさらなる疑惑の目を向けさせる可能性が高い。トランプ氏の対応は、同氏の支持基盤である「MAGA(米国を再び偉大に)」を動揺させ、ホワイトハウスは数日間にわたり対応に追われている。
政治家や有力者らと広く親交のあった金融業者のエプスタイン氏は、19年にフロリダ州とニューヨーク州で未成年者の性的人身売買の罪で起訴された。その後、拘置所内で遺体で発見され、検死の結果、死因は自殺とされたが、同氏をめぐってはさまざまな陰謀論が浮上している。
司法省は先週公表したメモの中で、エプスタイン氏の死は確かに自殺であり、同氏の「顧客リスト」は存在しないと述べたうえで、事件に関する文書を今後公開する予定はないと発表した。トランプ氏を支持していた有力者らはこれに激怒。有力者らは政権がエプスタイン氏に関する記録を公開すると信じていたのだ。
ウォールストリート・ジャーナル紙によると、トランプ氏の名前が書かれたこの手紙は、エプスタイン氏の元交際相手であるギレーヌ・マクスウェル氏がまとめた誕生日アルバムに含まれていた。マクスウェル氏はエプスタイン氏が50歳の誕生日を迎えるにあたり、トランプ氏をはじめとする数十人から手紙を集めていたという。
同紙によると、このアルバムは、数年前にエプスタイン氏を捜査した司法省当局者が調査した文書の一部だった。》




2025年 7月17日
11日TACOトランプはテキサスで、地元女性記者に「お話を伺った多くのご家族は、明らかに動揺されています。警報や注意報が間に合わなかったこと、そして救えたかもしれない人々もいたとおっしゃっています。これらのご家族に、あなたは何とおっしゃいますか?」と問われ、「そのような質問をするのは、よほど邪悪な人間だけだ。お前が誰なのか知らないが、そのような質問をするのは、よほど邪悪な者だけだ」と。アメリカ国民を平然と切り捨て、罵倒する詐病の邪悪な犯罪者。
https://www.thedailybeast.com/trump-insults-evil.../
https://www.azcentral.com/.../trump-flood.../84655318007/
 戦争犯罪人ネタニヤフは米テレビでなんとも醜悪な顔で「ハマスは民間人を盾に使っておいて、我々のせいで民間人が犠牲にと文句を言う」と。停戦交渉はやってるフリのアリバイ作りでしかない。イスラエル軍のAI「ラベンダー」と「パパは何処?」システムは、戦闘員一人のために多くの民間人を巻き添えにする悪辣極まるジェノサイド作戦。
https://www.972mag.com/lavender-ai-israeli-army-gaza/
 13日ガザ中部ヌセイラト難民キャンプで、水を得ようと順番を待っていた10人がイスラエル軍の空爆で殺害、うち6人は子どもとBBC。イスラエルは「技術的エラー」と。それで済むなら国際法は要らない。BBCは、イスラエルはガザ南部に全住民200万人を「収容」する施設を建設する計画と。3月と7月の衛生写真の比較で、明らかにこの地域の建物は破壊し尽くされている。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c873q8gy43eo
 仏2とスペインTVEは、ここ数週間ロシアによる1日に600機の無人機攻撃が続き、キーウなどでは市民は地下の避難所で夜を過ごすと。この日もイスラエルの攻撃がつづき、ヌセイラトでの10人を含めガザで92人が死亡、とアルジャジーラ。記者は「次々に怪我人が出て医師の対応も追いつかず、燃料不足もあり明日にも病院は稼働しなくなると懸念。イスラエルが故意に負傷者を増やそうとしているのは明らか」と。
 ABCは、TACOトランプのウクライナへの防衛支援についてと、エプスタイン問題に関する政権の姿勢が180度変わり、MAGA派からバックラッシュが起きていると。司法省は文書でエプスタイン殺害も顧客リストも無いとし、顧客リストは机の上にあると述べた司法長官ボンディは8日閣議で「それはケネディー事件やキング牧師事件の資料とともに裁判資料はあると言う意味」と。かつてエプスタインと親しく交流していたトランプは、8日の閣議で「テキサスなどで大変なことが起きているのに、まだこのいかがわしい男の話をしているのか」、12日SNSで「エプスタインファィルを作ったのはクリントンとオバマ」と。いかがわしいのはこの輩本人。
 パテル、ボンディら陰謀論者の180度の姿勢変更と熱烈な支持者による非難について、トランプ1期目の元司法省報道官は「トランプの周りにいるものたちは、トランプを擁護するためだけに存在。トランプに合わせて発言を変える」と。トランプはこれまで賞賛してきたプーチンに対しても発言を変更。「プーチンはいつも意味がないことを言う」、先週停止したウクライナへの支援についても「激しく攻撃されているウクライナに武器をおくる」と突然変更。プーチンが激しく攻撃しているのは、自分を褒めるトランプの後ろ盾を得たから。先週武器供与を停止したのは誰かと記者に問われ「知らない。教えてくれ」と。まさにTACO。
 「トランプはプーチンと本当に決別したか」を書いたニューヨーカー紙のグラッサー記者は「この10年トランプはプーチンを褒めてきた。"24時間で停戦"が100日経っても進展なし。本当にトランプ政権と共和党多数の議会が、ウクライナに武器供与をするのか疑問。数十億ドルの予算を作る動きはない。トランプがロシアが占領したウクライナ領の領有を認めたことで、プーチンを一掃戦争に動かした」と。まさにその通り。
 14日トランプは、NATOが米国から購入したパトリオットなどをウクライナに供給する、50日以内に停戦しなければ追加関税で制裁と。米国は輸出利益を得るだけ、戦争犯罪人プーチンは50日もウクライナの市民やインフラを好き放題攻撃できる。
 BBCはガザ市民の虐殺を続けるイスラエルの、ガザ市民の新たな収容施設建設の計画について、オルメルト元首相が「イスラエルの行為は民族浄化・ジェノサイド」と述べるインタビューを報道。負傷して「両親は生き残った。けれどそのあとで兄弟がバラバラになっているのが見つかった」と語る少年。
 「一体何千人という子供たちと母親が犠牲になったのか。この凄まじい人命の損失を正当化できるものはない。ガザで計画される施設を"強制収容所"と言ったのは私。最終的にはガザに住んでいる210万人全てを強制移住させる計画。厳重に管理し、外に出られなくする。誠実な人なら、容認できないはず。民族浄化」とオルメルト。ガザの人びとは食料と水を求めて、その代償を命で払わされている、とBBC。
 スペインTVEも、14日ガザでイスラエルの爆撃で配給所付近で子ども6人、全域で記者2人も含む45人が死亡し、戦闘開始以来殺害された人が58000人を超えたと。アルジャジーラは、ガザ北部ジャバリアでイスラエル兵3人が死亡、今月の死者は13人と。イスラエルの攻撃で14日パレスチナ人51人が死亡と。イスラエルは給水車なども執拗に攻撃していると、前日給水車が爆撃、破壊され子ども、女性、高齢者など住民10人と運転手が死亡したヌセイラト避難所から記者が報告。これも明らかにネタニヤフの戦争犯罪。
 14日トランプは、ウクライナへの攻撃を激化させるロシアに対するウクライナ武器供与再開について記者に問われ「何度も素晴らしい話し合いがプーチンとできたと妻に伝えると、変ねウクライナの高齢者施設が爆撃されたわ、と言われた」と答え、記者たちは追従笑いまたは嘲笑。大統領が外交や安全保障に関してテレビから家族に聞くという笑えない惨状。「現地では、今になっての供与は死にかけた患者にモルヒネを与えるようなもの、とも」とキーウから記者。PBSは今年6ヶ月で6700人以上のウクライナ民間人が殺害され、これは昨年の同じ期間より54%多いと。これは戦争犯罪者プーチンにひたすら媚を売ったTACOの責任。
 テキサス大洪水から10日経ち、犠牲者132人で160人が行方不明。11日ワシントンポスト紙は多くの犠牲者が出たグアダルーペ川沿いでキャンプしていた子どもたちに、警報が出たのは洪水の1時間後とレポート。「キャンプ参加者は携帯電話の持ち込みが禁止されており」「キャンプ・ミスティックが深刻な洪水警報を受けてから、グアダルーペ川沿いの小屋で眠っていた若いキャンプ参加者を避難させるという決定が下されるまで、1時間以上が経過」と。
https://www.washingtonpost.com/.../camp-mystic-alerts.../...
 FEMA国土安全保障長官ノームは、5月中旬に職員の3分の1に当たる2000人の常勤職員を削減したこと、洪水発生から72時間以上経った月曜日まで、FEMAによる都市捜索救助チームの派遣を承認しなかったことによる対応の遅れの声に「救助要請には洪水発生後1,2時間で対応した」「テキサス州の洪水に対する連邦政府の対応に対する批判は"すべて政治的"で"国への害悪"」と自画自賛の出鱈目。D・クリスウェル前国土安全保障長官は「これまでも捜索救助活動は州、自治体が中心で担い、必要な場合FEMAは支援してきた。FEMAの人員と予算の削減はそれらと復興への支援も困難にする」と。
https://edition.cnn.com/.../politics/fema-texas-flood-noem
https://www.foxnews.com/.../noem-says-criticism-federal...
 アルジャジーラはイスラエル紙ハーレツの、今年すでにイスラエル兵士と予備役15人が自死したとの報道を伝える。多くは戦闘によるPTSD。イスラエル国家安全保障研究所は、イスラエル軍はこれまでで最大の人的資源の危機と分析とも。ユダヤ教超正統派政党トーラ連合は、超正統派神学校生徒の免除を定める法案審議が進まないことに抗議して連立を離脱し、ネタニヤフは過半数ギリギリ。
https://www.inss.org.il/publication/policy-2025/
https://jp.reuters.com/.../TGLWLJOKQFLOREASNMVMCE7CPQ.../
 スペインTVEは、15日ガザでの人権侵害を認定したイスラエルに対する、EU外相会議でカラス安全保障担当代表の貿易協定停止など関係見直しの10項目の選択肢の案がいずれも決まらなかったと。合意はガザへの人道支援の監視のみ。スペインのアルバレス外相は「この支援は重要だが不十分。人権侵害が続く限り協定を停止すべき」と。
https://www.euronews.com/.../eu-to-pitch-10-options-for...
 アルジャジーラは、シリア南部スウェイダで少数派イスラム教ドルーズ派と遊牧民ベドウィンとの武力衝突が起こり、シリア暫定政府の治安部隊が入り、さらに数十人のドルーズ派イスラエル人が武装して国境を超えて交戦を行ったと。
 翌16日イスラエルはシリア首都ダマスカスの国防省本部と大統領宮殿付近を空爆。ネタニヤフは「ドルーズ派を保護する。暫定政府の悪党どもを排除する」と。イスラエル政府の悪党どもはどうするのか。「ガザでのイスラエルの行動から目を逸らす攻撃とも言える」とBBC。ガザでは南部ハンユニスの配給所付近で市民20人が死亡。配給所付近での殺害は、国連は7週間で650人以上と。
https://jp.reuters.com/.../IFHZCH6MDVJXBDGCCDXSCIATSU.../
 ドイツZDFは、国際司法裁判所がイスラエルの入植は違法とするヨルダン川西岸で、入植者らによる暴力がエスカレートしていると伝える。キリスト教徒の村タイベでは先週武装した入植者が5世紀のキリスト教会遺跡を放火したが警察も軍も放任。ギリシャ正教会司教は「住民の助けを求める電話にイスラエル警察は応じない、この忌まわしい行為が罰せられないのはどうしてか」と抗議。隣のイスラム教徒の町カフルマリックでは2週前入植者が襲撃の際住民4人を殺害。イスラエルの人権団体も「イスラエルが支援しているテロ」と。11日には、ラマラ北方のシンジルで、米国籍のサイフォラ・ムサレット氏(20)がイスラエル人入植者に全身を激しく殴打されて死亡している。
https://www.cnn.co.jp/world/35235461.html
 ABCは、16日トランプがエプスタインに関する自らが蒔いた疑惑について、自身のsnsで「詐欺、でっち上げ」「元支持者たちはまんまと信じ込んだ」と書き、執務室で記者の「でっち上げと司法長官が言ったのか、証拠は?」との質問に「これは民主党が言い始めたことだ」と。しかし陰謀論を最初に広げたのはトランプと一部の支持者とABC。まさにTACOトランプ。
 PBSはイスラエルによるシリア攻撃とガザ配給所での20人の死亡、さらにガザ各地へのイスラエルの攻撃による多くのこどもをふくむ54人の死亡について伝える。さらにイスラエルでもう一つのユダヤ教超正統派政党シャスが兵役義務化に反対し政権を離脱し、ネタニヤフは少数与党になったと。
https://news.tv-asahi.co.jp/news.../articles/000439951.html
 PBSはヨルダン川西岸での入植者による米国籍パレスチナ人ムサレット氏撲殺についても報道。畑に火をつけ、石を投げた覆面をした30人の入植者とイスラエル軍の妨害で、救急車の到着が3時間も遅れた。彼の友人の23歳のパレスチナ人も射殺されたと。今年入植者による襲撃は700件以上。親イスラエルの駐イスラエル米国大使ハッカビーは「徹底的に捜査せよ。この犯罪、テロの責任追及を」と。ガザでの戦闘以来殺害された米国籍者は5人だが、誰も起訴されていないとPBS。それは戦争犯罪者ネタニヤフを放置してきたバイデン、ネタニヤフの責任。


2025年 7月15日
「このような状況下で、皆さんは素晴らしい仕事をしてくれたと思う。…皆さんの働きにただただ感心していろ。正直に言って、そのような質問をするのは、よほど邪悪な人間だけだ。お前が誰なのか知らないが、そのような質問をするのは、よほど邪悪な者だけだ」トランプ7月11日
「お話を伺った多くのご家族は、明らかに動揺されています。警報や注意報が間に合わなかったこと、そして救えたかもしれない人々もいたとおっしゃっています。これらのご家族に、あなたは何とおっしゃいますか?」テキサス州CBSニュース記者
「あの馬鹿げた最初の質問をして非難しようと躍起になっているメディアに対し、知事は『非難は敗者のすることだ』と的確に表現した」チップ・ロイ下院議員(テキサス州共和党)  〈トランプ大統領、洪水について質問した記者を「邪悪」と非難〉The Daily Beast
「多くの人は鉄砲水と聞いてもこのようになるとは想像できなかっただろう」「(記者からこの悲劇の責任は誰にあるかと問われ)あなたが尋ねるなら、私はあなたの言葉を借りて言います。『誰が責任がある?』と。これは負け犬の使う言葉です。ーー勝者は責任転嫁をしない。解決策について語る」テキサス州知事アボット7月10日
「地元住民から警報が出されていたと私たちは考えています。住民で登録していれば、警報は届きます。しかし、独立記念日の週末にたまたまやって来たよそ者であれば、その警報は届かなかったかもしれません」ダン・パトリック副知事
「無能極まりない。(ニューサムは)辞任すべきだ。全て彼のせいだ!!」トランプ1月9日カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山火事への対応を巡り
・ニューヨーク・タイムズ紙は10日、カー郡が2024年に連邦緊急事態管理局(FEMA)に提出した報告書で「1年以内に洪水が発生する可能性が高い」と指摘し、警報システムの導入が解決策になると説明していたと報道。郡は17〜24年に少なくとも3回、システムの導入のための資金調達を試みたが、いずれも州に却下されていたという。
・ニューヨーク・タイムズ紙によると、7月5日、テキサス州の洪水が引き始めた頃、ノーム長官はFEMAのコールセンターに人員を派遣する4社との契約を更新せず、数百人の請負業者が解雇されたという。文書によると、7月6日にはFEMAは2,363件の電話を受け、846件にしか対応しておらず、全体の約35.8%に相当した。翌日の7月7日には、1万6,419件の電話を受け、対応したのはわずか2,613件で、全体の約15.9%に相当した。
・ノーム長官は、10万ドルを超える国土安全保障省の支出すべてに自ら署名を求める方針を導入し、FEMAの初期対応を遅らせたと報じられている。この新規則を知らなかったFEMA職員は、洪水が72時間以上も猛威を振るっていた月曜日までノーム知事のゴーサインを得られなかった。
・独立記念日にテキサス州中部の6つの郡で100人以上の命を奪った洪水に伴う豪雨は、人為的な気候変動によって激化したと、新たな研究が結論付けた。この研究は、欧州連合(EU)とフランス国立科学研究センター(FNCR)の資金提供を受け、気候変動における異常気象現象を迅速に理解するための枠組みであるClimaMeterによって実施された。研究者たちは、この地域の過去(1950〜1986年)と現在(1987〜2023年)の気象パターンを比較することで、自然変動だけでは壊滅的な洪水を説明できないと結論付け、気候変動が今回の災害の主な要因の一つであると指摘した。〈テキサス州の豪雨による洪水は、人為的な気候変動によって激化している:研究〉
・ハリケーン・ハービーによるテキサス州南東部の洪水の面積は、25,000平方キロと、実に秋田県2つ分以上に相当します。これまでのところ死者は47人、被害家屋は10万軒に上っています。また民間気象会社の試算によると、被害総額は1,900億ドルに達し、これまでアメリカで起きた災害の中で、史上最高額になる可能性があるとのことです。さらにウィスコンシン大学の発表によると、今回の出来事は「1,000年に一度」の規模の洪水であったようです。
・うした歴史的大雨に加え、テキサスの地形も被害を拡大させた要因でしょう。というのは、ヒューストン一帯は「バイユー」と呼ばれる小川が数多く流れる沼地上の低地で、元から洪水が起こりやすい地形なのです。さらに近年の急激な人口増加で、地盤の弱い場所にも住宅が建てられており、災害に対して、より脆弱になっているようです。実際ヒューストンでは、今年に限らず、2015年と2016年にも500年に一度と呼ばれるような大洪水が発生しています。 〈米ハリケーンで『千年に一度』の洪水 その原因に「ブラウン・オーシャン効果」〉2017/9/2
 すでに2017年にハリケーン・ハービーで107人の犠牲者を出し、毎年のように大規模水害に見舞われているテキサスで、群当局が8年前から洪水警報システムの導入を求めていたカー群でキャンプ中の少女たちを含む120名以上の死者が出て、170人の行方不明者が残る中、地元記者の「遺族たちは警報の遅れを指摘している」との当然の質問に、「お前はよほど邪悪な人間だ」と答える米国大統領。
 「鉄砲水と聞いても想像できなかったろう」「責任を問うのは負け犬」と答える知事。「警報は出されたが、よそ者には届かなかったかも知れない」と言う副知事。「馬鹿げた質問をして非難しようと躍起になっているメディア」と罵倒する共和党下院議員。連邦緊急事態管理局(FEMA)は三日後の7日受けた電話の15%しか応答できず、初期対応ができなかったという指摘に、根拠も示さず「全くのフェイク」と言う長官。
 民主党知事のもとで大規模災害が起きると、知事を「能無し」と言いながら、共和党知事の州で起きた大規模災害には「100年に一度」などと責任をかわして、遅れた対応を自画自賛し、適切な報道機関としての当然の質問には記者を「邪悪」と面前で罵倒する。
 「よほど邪悪な人間」は詐病、性的暴行、機密文書持ち出し、連邦議会襲撃扇動のトランプ本人。このトランプとその取り巻きたちには大統領、州知事、連邦議会議員の資格は全くなく、まともな大人ですらない。多くの犠牲者や遺族に真摯に向き合うことが出来ない米国の恥晒し。
《テキサス州での質問に対するトランプの回答は?「よほど邪悪な人間だけが聞くものだ」 | オピニオン
ビル・グッディクーンツ
アリゾナ・リパブリック 2025年7月11日
テキサス州の洪水後、トランプ大統領は政権の災害対応に関する質問をかわし、遺族の懸念に関する記者の質問を批判した。
トランプを取り囲んだのは、批判的な分析をしてくれるかもしれないジャーナリストではなく、彼の行動を称賛する支持者たちだった。
テキサス訪問中、大統領の焦点は自己宣伝に向けられていた。
なぜドナルド・トランプは真の質問に答えられないのか?
7月11日(金)、大統領がテキサス州の洪水被害状況を視察した後、テレビで放映された円卓会議が好例だ。彼は自身や政権に関する厳しい質問に答えようとしないか、答えられないかのどちらかだ。その代わりに、質問そのもの、質問者、あるいはその両方を攻撃する。
これは厳密には記者会見ではなかった。視察後、トランプはクリスティ・ノーム国土安全保障長官、グレッグ・アボットテキサス州知事、テッド・クルーズ上院議員、チップ・ロイ下院議員、そしてドクター・フィル(そう、あのドクター・フィルだ)らが参加する円卓討論会を開いた。トランプ大統領は、120人以上が死亡し、170人以上が行方不明となっている洪水への対応について、自身と政権の功績を称えた。
トランプを称賛することは常に求められているようだ
発言した全員が、今や必須となったトランプへの称賛を述べた。それは、ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港上空でヘリコプターと航空機が衝突し、67人が死亡した事故後の1月の記者会見を彷彿とさせるものだった。皇帝に媚びへつらうおべっか使いの姿が目に浮かぶ。
懇親会が終わると、トランプはいくつかの質問に答えた。ニューヨーク・タイムズ紙は、全国メディアはほとんど参加していないと報じた。それは明らかだった。
トランプ政権がFEMA(連邦緊急事態管理庁)などの機関への連邦予算削減に動く中、対応と備えは疑問視されているものの、決定的な事実は何も明らかになっていない。そのため、最初の質問がそれに関するものだったのも不思議ではない。
ある記者は、警報が間に合わなかったと家族が動揺していると述べた。彼女は、トランプ氏はこれらの家族に何と言っているのかと尋ねた。全く妥当な質問であり、特に異例なことではない。
異例だったのは、その答えだった。
「そう」とトランプは述べた。「このような状況下で、皆さんは素晴らしい仕事をしてくれたと思う。…皆さんの働きにただただ感心している」
意外ではない。しかし、トランプの発言はまだ終わっていなかった。
「そのような質問をするのは、よほど邪悪な人だけだ」
「正直に言って、そのような質問をするのは、よほど邪悪な人間だけだ」とトランプは言った。「お前が誰なのか知らないが、そのような質問をするのは、よほど邪悪な者だけだ」
トランプは、家族が質問したからといって、彼らが邪悪だと本気で示唆したのだろうか?おそらくそうではないだろう。おそらく記者のことを言っていたのだろう。一貫性って、難しいものだ。
もちろん、馬鹿げている。悪事ではない。人生が破壊された人々のために答えを探すことだ。真のジャーナリストの仕事だ。
「真のジャーナリスト」というのがここでの重要な言葉だ。トランプはメディアに関しては愚か者ではない。他のまともな記者が、自分の自画自賛に口出しするのを許すつもりはなかった。
これ以上の質問はなし、ただ称賛するだけ
次の「質問」を誰がしたのかは知らない。知りたくもない。恥ずかしいから。一人は大統領がそこにいてくれたことに感謝した。それが彼の仕事のようなものだからね、まあいいだろう。そして洪水対策に関して「トランプ大統領はアメリカ第一主義だ」と言った。え?
別の人はトランプと妻メラニアに感謝した。いい演出だ。そして「左翼の悪党ども」がこの悲劇を政治的に利用しようとしていると不満を漏らした。
彼はまず、現在のシステムを擁護したが、それが何なのかは明確にしなかった。「左派が言っていることは何であれ真実ではない」
本当か?でも、それだけではない。
「ノーム長官も、あなたも、知事も、すべては電光石火の速さで、すべて正しくやった」
情けない。本当に情けない。
しかしその後、彼は慎重につま先立ちで言った。「もしこれがまた起こったら、人々に確実に警報を鳴らすために何ができるだろうか?警報システムとか?」
すごい。どんなに当たり障りのない質問でも、意味をなさないほどごまかさなければならないのだ。
「ああ、おそらくそうしなければならないだろう」とトランプは言った。「今はシステムがないから、きっと何か非常にユニークなことを思いつくだろう。こんなことはかつてなかった」
トランプとキャロライン・リービットは、友好的な報道だけを望んでいる。
トランプとその取り巻きが、ジャーナリストではなく追従者で彼を取り囲むと、こういう事態になる。ホワイトハウスのブリーフィングでも同じ状況だ。ホワイトハウス報道官のキャロライン・リービットは、MAGA寄りの… 何かで彼らを仕立て上げている。彼らをジャーナリストと呼ぶことはできない。「応援団」と呼ぶ方が正確だろう。》
 



2025年 7月15日
日記がわりに。
 昨日からの大雨も朝がた止み、空気が澄んで気温も低め。この夏初めて須磨臨海公園に出て、イタリアンでお昼のあと海岸へ。水族館がリニューアルされ、周辺も整備。浜辺もずいぶん綺麗で、監視員の若者が見守っていて、シャワーやトイレは無料。ナトリウム低温泉?に浸かる海水浴で身体が夏向きに整ったか。帰りに水族館横を通ると、イルカのショーの歓声が聞こえた。三宮で食材買って帰宅。



2025年 7月11日
9日PBSはイスラエルによる飢餓と攻撃に苦しむガザについても伝える。
 6人の子を持つ母親は「支援は危険と同じ。支援物資をとりに行って、死、爆撃、銃撃に遭う。10キロ離れた配給場に行くまえ、子どもたちに『何かを持って帰るか、誰かが私を運んでくるかだよ』と言いました」「戦車の近くでは銃撃が止まらず、周りの人々は次々に死んでいき、遺体が散乱」と、先週配給所に向かう途中流産した状況を語る。
 さらに番組は、SNSで破壊された建物などガザの過酷な状況とともに、海辺の夕暮れなどいっときでも苦難を忘れさせる光景を伝える、結婚したばかりの若いカップルを紹介。「苦しい中でも何か前向きなものを見出したい。爆撃で職場もパソコンも失って、避難しているテントをイスラエル軍が燃した。火の中、爆撃の中を走り抜けても安全な場所ではなかった。昨日も配給をとりに行って、座っていた場所が爆撃された。日々の暮らしはサバイバルでも、皆に希望を与えたい。勇気をもらうのは、信仰とフォロワーからの励まし」と。
 この日米司法省は、トランプが散々煽り立てたエプスタイン容疑者殺害と顧客リストはどちらも存在しないと表明し、トランプ陰謀論支持者らの怒りを買っていると。「エプスタインとかいう変人のことなどもういいだろう」とトランプ。しかし、司法長官ボンディや、FBI長官パテル、副長官ボンジーノら陰謀論者を指名したのは他ならぬトランプ。NYタイムスのスラッシュ記者は「トランプ政権は自分たちが蹴り開けたドアを、必死で閉じようとしている。そもそもトランプはエプスタインとは仲良しで、この件には及び腰。陰謀論は金になり、それでのし上がったのがパテル、ボンジーノ」と。
 10日BBCは、6月にウクライナでロシアの攻撃により亡くなった民間人は過去最多の232人、負傷者は1343人でミサイル、無人機攻撃も激化していると、キーウの映像と共に伝える。「ロシアはミサイルとドローンを総動員するようになった」とキーウ市民。
 スペインTVEは10日ローマで行われたウクライナ復興会議で、EUフォンデアライエン委員長が8000億ユーロの復興資金を約束し、ゼレンスキーはロシア制裁の加速と早急な防空支援を呼びかけて、パトリオット費用をドイツ、ノルウェーが負担すると決めたと。キーウで「1年前と比べ状況は完全に変わった」と避難中の女性。これはトランプが「戦争を始めたのはウクライナ」などと、戦争犯罪人プーチンに迎合し擦り寄ったため。
 この日ガザではイスラエルの攻撃で、中部のデイル・アル・バラフの診療所前で栄養補助食を待っていた子どもを含む15人など74人が死亡とアルジャジーラ。国連児童基金UNICEFのラッセル事務局長は、「命をつなぐための支援を受けようとする家族を殺害することは受け入れられない」と非難。イスラエル軍は「10・7の攻撃に参加したハマス1名を狙った」と声明。イスラエル紙+972とLocal Callが解明した「パパは何処」作戦で、戦闘員が家に帰った際に攻撃して家族全員を殺害する、これがイスラエルの戦争犯罪。
「我々は、ハマス工作員を軍の建物内にいる時や軍事活動に従事している時だけ殺害するつもりはなかった。それどころか、イスラエル国防軍は第一選択として、ためらうことなく彼らの自宅を爆撃した。一般家庭を爆撃する方がはるかに容易だ。このシステムは、このような状況で彼らを捜索するために構築されている」あるイスラエル将校(+972とLocal Callに)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cn4lgq34y1no
https://www.972mag.com/lavender-ai-israeli-army-gaza/
 ABCは、災害発生から7日経っても瓦礫の山で捜索が続くが、発見されたのはわずか二人でいまだ172人が行方不明、当日緊急警報が出たのは事態発生の数時間後と伝える。 午前4時22分、緊急対応要員が「グアダルーペ川が氾濫し39号線が水没。ハントの住民に自宅に留まるか高台に避難するよう緊急通報は出せるか?」とオペレーターに求めたが、「待機せよ。監督者の承認が必要」と答え、通報が出たのは90分後と。市と郡の当局はようやく緊急対応を見直すと。しかしアボットとトランプはどうなのか不明。
 この日ニューハンプシャー州連邦地裁は、出生地主義見直しのトランプの大統領令を、2月以降各地で生まれた子どもたちについて米自由人権協会(ACLU)が起こしていた訴えを認めて、全米で再び差し止め。「人々は家族やコミュニティーから引き裂かれることを恐れている」と代理人弁護士。真っ当な人たちの抵抗が続く。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c20r4egr4vko
 PBSも、テキサスについて4日午前1時14分に国立気象局がこの地域の携帯電話に向けて生命を脅かす洪水を通知し、さらに複数の警報を出したが、地元当局は午前4時に消防士から要請を受けても90分間警報を出さなかったと。地元ヒューストンクロニクル記者は「カー郡は2015年に水位が1時間で12メートル上昇し12人の死者を出した近隣の大洪水の後、担当者が水位をパソコンで確認する古い警報システムの更新を検討し、そのための100万ドルの予算支援をテキサス州に求めてきたが、金利ゼロのローンを融資するとして2回拒否された」と。副知事は先週ようやく州が支援して新警報システム導入を検討すると公表。テキサスは洪水の死者が全米で最多。「テキサスには洪水に対して改善すべき場所が数多くある。今後も開発を続ける必要があるかの議論も大切。多くの専門家が開発を止めるべきとしている」と記者。遺族の声を受けて、地元の人々とメディアは真摯な検証を行うが、アボットやトランプそしてMAGA派が多数の連邦議会は何の反省・検討もしないのでは。
 番組はさらに、議会の承認も図らず下級審が一時差し留めているトランプの連邦職員大量解雇方針大統領令について、8日米最高裁が署名のない短い文書で「各省庁に人員削減計画を策定するよう求めた大統領令は合法だという政権の主張は認められる可能性が高い」とし、一方で、「この決定は連邦機関の具体的な解雇計画の合法性を評価するものではない」との表明を検証。
 ジャクソン判事は反対意見で「緊急体制下で最高裁は法的に疑わしい大統領令を容認した」と批判。連邦職員80万人を代表するAFGE米公務員連盟会長は「連邦職員は今大変な混乱状態。DOGEの大量解雇はすぐ地裁により取り消され、いま再び削減対象に。すでに75000人は自ら辞職し試用期間の24000人は解雇された。人々は混乱しているが、同時にこれまで以上にこの不正と戦う決意を強めている。これは効率化ではなく、報復。退役軍人省は、DOGE案から大きく削減数を減少させた。むやみに職員削減を進めれば、影響を受けるのは退役軍人や自然災害、医療、航空機の安全などに頼っている米国民。テキサスの緊急事態がその例」と。
https://jp.reuters.com/.../RZE6DBCWZRMXPPZ6K6TXJ3GMXM.../
https://www.afge.org/.../va-backs-down-from-massive.../
 PBSはさらに、20年大統領選挙結果を覆そうとアメリカ議会に乱入した暴徒たち1500人を恩赦するだけではなく、報復としてその捜査に従事あるいは指揮した検察官ら職員20人以上を解雇、降格させた司法省を検証。1月6日事件で警察官殺害を呼びかけたとして有罪となった元FBI捜査官ジャレッド・ワイズが、トランプに恩赦されさらに司法省の "Weaponization Working Group," 「武器化作業部会」顧問に採用されている。
https://www.cbsnews.com/.../justice-department-firings.../
https://abcnews.go.com/.../former-fbi-agent.../story...
 トランプによる1500人への恩赦に抗議して先月司法省を退職した、1月6日事件を捜査した司法省担当部署の元主任G・ローゼン氏は「司法省の掲げるジュスティスは正義。米国は反対意見を持ち語ることが可能な国のはずだったが、1月6日事件は重大な国家への反乱であり、警察官を殺せと何度も発言し裁判所で罪を認定された人物が司法省に採用され、その捜査に従事した司法省職員は解雇という報復は危険で偽善的。司法省が伝えるはずのメッセージとは正反対のメッセージを送る」と。
 司法省・FBIはさらに、2016年の大統領選へのロシアの介入疑惑に関する過去の政府調査に関して、ジェームズ・コミー元FBI長官とジョン・ブレナンCIA長官も刑事捜査の対象とするとFOXニュースが報道。トランプは「この二人は非常に不誠実で悪い人間。その代償を払うことになるかも。本当に悪い不誠実な人間だから」と。
https://jp.reuters.com/.../XXSZ7P7AAJPBHEZ4BZG2VESKGI.../
 本当に悪い不誠実な人間はトランプ本人。まさに詐病で兵役を逃れ、未成年者への性犯罪者と仲良く自身も性犯罪を犯しながら、ロシアの資金と選挙介入で当選したロシアの工作員トランプが、自らの不正行為と自分に従うものの犯罪は容認・隠蔽して、MAGAを唱えながらアメリカを徹底して破壊するということ。



2025年 7月10日
7日TACOトランプは日本、韓国への関税は25%だと。
 7日夜ICCが逮捕状を発行しているネタニヤフはホワイトハウスでトランプに、ノーペル平和賞推薦状を手渡す茶番劇。詐病、性的暴行犯トランプも戦争犯罪人ネタニヤフを庇いICC判事に制裁を課す共犯者。スペインTVEは、ヨルダン川西岸でイスラエルによって家を追われた人たちが訪ねる仮設の診療所と避難者を取材。12000人が退去させられたヌールシャムス難民キャンプは今ゴーストタウン化し、建物をイスラエル軍が破壊している。
 この日ガザ北部ベイトハヌンでカスタム旅団の待ち伏せ攻撃でイスラエル兵5人が死亡し16人が負傷とアルジャジーラ。5人の兵士のうち4人は、超正統派ユダヤ教のネツァ・イェフダ大隊に所属とイスラエル・タイムズ紙。イスラエル軍司令部は、今年3月の戦闘再開から兵士38人が死亡、27人は路肩爆弾によると語ったと。
https://www.timesofisrael.com/5-idf-soldiers-killed-14.../
https://www.cnn.co.jp/world/35235495.html
 8日ABCは、テキサス大洪水で少なくとも137人が行方不明、750人ほどの少女が参加していたサマーキャンプで、年少の犠牲者たちが寝ていた低地にあったキャビンは川から150メートル離れていたが、洪水は午前1時に始まり午前4時には浸水と。「あの子は輝く光だった」「家族は打ちのめされている」などと、初聖体拝領を祝ったばかりの8歳の子たちを語る親族ら。夜には追悼集会も。
 ここは「鉄砲水通り」と呼ばれる全米で最も鉄砲水が起きやすい地域で、緊急通報に疑問の声が高まっていると記者。会見で「川の水位が急上昇し大災害の可能性が明らかになった時、緊急通報システムはどう扱われたのか。責任者は起きていて、緊急通報のボタンを押したのか?」との質問に、地元保安官は「ボタンを押すと言う単純なことではない。何をしたか、今は言えない」とはぐらかす。ABCは調査で、2016年にカー群で警報システムの重要性が指摘され、今年4月に河川管理公社委員会は73000ドルのシステム開発を承認していたと。隣の町コンフォートでは、1978年の洪水で祖父を亡くした職員によって、すでに警報システムが導入されているとも。
 PBSも、4日過ぎても行方不明者160人以上のテキサス大洪水を伝える。警報の問題に関する質問をはぐらかす保安官。移民拘束に執念を燃やす国土安全保障長官C・ノームは、被災地訪問からさっさとホワイトハウスに戻り、閣議に少女たちが亡くなったキャビンを訪ねてそこを出ると「あの人にはハグが必要」と言われてその人をハグし「ここで働いているのか」と聞いたと。「いいえ、娘があの中にいた。亡くなった。1時間半前に見つけた」と言われたと報告。人としての心も当然の洞察力も欠落させた人物。ここ30年間、127人が毎年洪水で亡くなっている米国。気候変動はフェイクとする陰謀論者トランプは、緊急事態管理庁を段階的に廃止する予定と。
 ニューヨーク・タイムズ紙によると、7月5日、テキサス州の洪水が引き始めた頃、ノーム長官はFEMAのコールセンターに人員を派遣する4社との契約を更新せず、数百人の請負業者が解雇されたという。文書によると、7月6日にはFEMAは2,363件の電話を受け、846件にしか対応しておらず、全体の約35.8%に相当した。翌日の7月7日には、1万6,419件の電話を受け、対応したのはわずか2,613件で、全体の約15.9%に相当した。
 ノーム長官は、10万ドルを超える国土安全保障省の支出すべてに自ら署名を求める方針を導入し、FEMAの初期対応を遅らせたと報じられている。この新規則を知らなかったFEMA職員は、洪水が72時間以上も猛威を振るっていた月曜日までノーム知事のゴーサインを得られなかった。
https://newrepublic.com/.../kristi-noem-defense-texas...
 ネタニヤフは、黒マスクの警護に囲まれて今年3度目のワシントン訪問し、「パレスチナ人を外国に移住させる。米国もこれを支持」「ハマスを打ち負かし、存在させない」と。まさに民族浄化を図る戦争犯罪者。「ガザは悲劇的な状況」とトランプ。しかし、そうさせているのはネタニヤフと自分とは言わない。
 ガザでは8日早朝から、難民が避難していた学校へのイスラエルの攻撃で少なくとも9人が死亡、うち4人はこども。1日で少なくとも54人が死亡し、死と破壊が続く。WFP世界食糧計画は、すでに50万人が壊滅的な飢餓に直面していると警告。5月から支援物資配給施設付近で500人以上の人が殺害される。イスラエルでも戦闘停止を求めるデモ。しかし流血の事態は止まらない、とPBS。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c5y25yxd5jyo
 9日BBCは、昨年7月サウスポートで6~9歳の少女3人が刺殺され、少女8人と教師2人が負傷した事件の調査委員会が開かれ、生き残った少女たちが深刻なトラウマに苦しんでいる状況が話されたと伝える。20箇所も肩や背中を刺された少女。常に後ろを振り返り、他者に過敏で外出もままならない少女。学校に行けず、食卓の下に隠れたままの少女。「まるで毒を盛られたよう。どうやって毒を取り除くかわからない」「容赦無く繰り返しトラウマに苛まれる」「娘から、彼(容疑者)には友達がいなかったの?親切にしてくれる人はいなかったの?親は知っていたの?なぜ止められなかったの?と繰り返し聞かれる。娘は答えを知る権利がある。調査委員会は答えを出す必要がある」と母親たち。これはテキサス大洪水でも同じ。ある母親は「娘はあの事件を生き延びたが、今もなお毎日、生存を賭けて戦っている」と。
 8日マルセイユ近郊では高速道路の事故車からの大規模火災で750ヘクタールが焼け70棟ほどの家屋が被害。9日夜もまだ鎮火せず、他の三ヶ所でも大規模火災と仏2。これも気候変動。スペインTVEは、トランプ関税によって米国の5月の貿易赤字は輸出の減少で11%増加と。ドルは対ユーロ安。世界は米国製品を買う気が失せつつあると言うこと。これもトランプTACO。
https://www3.nhk.or.jp/.../20250710/k10014859181000.html
https://jp.reuters.com/.../GQ57SLBMYFN65GJFT4KIPGNOJM.../...
 進まない停戦交渉に野党指導者ラビットは「ネタニヤフが停戦合意の妨げ。ガザから撤退する必要がある」と述べたとアルジャジーラ。ガザでは難民キャンプへの攻撃で両親と子どもそして胎児も死亡と。まさにジェノサイド。
 9日ABCは、ニューメキシコでも洪水が起こり少なくとも3人が死亡、テキサス大洪水で子ども36人を含む119人が死亡、170人がいまだ行方不明と。また、下流のコンフォートで設置された警報システムについて、最大の被害が出たカー群は2016年から20回以上議論してきたと。両親と2歳の弟が流されていくのを見た、一人だけ助かった若者。「それ(家族の死)を受け入れたとは言いたくない」と。
 この日ロシアはウクライナを700機の無人機などで過去最大の攻撃。先週ウクライナ支援を停止したことについてトランプは7日には復活もありとして「停止は誰が決めたかわからない」と他人事。まさにTACO。PBSもテキサスの洪水被害について伝えるが、7日から現地に入っている記者は「これまで多くの被災地を見てきたが、常に司令塔だったのはFEMA連邦緊急事態管理庁だったのに、ここでは宗教団体と州、地方自治体の政府だけ」と。
 トランプはこの日、自分と同じ選挙結果を覆すための動乱の罪で告発された前大統領ボルソナロへの訴追をやめろと、ブラジルに50%の高関税を貸すと脅迫。米国では麻疹がワクチン接種率の低下で30年来の感染率で、その中心はワクチン反対派アボットの他ならぬテキサス州。成立した4兆ドル削減の予算は、保健診療、再エネ、SNAP(補充的栄養支援プログラム)、学生ローン補助は切り捨てて富裕層のみを優遇し、多くの国民は負担増。移民は追放し、低所得と自然災害に喘ぐ米国民も見捨てて、貿易政策を仲間の援護に使うTACOトランプ。とっとと収監すべきはこの輩。



2025年 7月12日
・ジャーナリストがよく利用するガザ地区のインターネットカフェがイスラエル軍の標的となり、パレスチナ人フォトジャーナリスト、イスマイル・アブ・ハタブ氏を含む少なくとも30人が死亡した。
・国連人権高等弁務官事務所によると、2023年10月7日以降、ガザ地区では少なくとも227人のジャーナリストが殺害されており、ガザ地区は依然として世界で最もジャーナリストが殺害される場所となっている。同事務所は声明の中で、イスラエル軍の攻撃により、2025年5月だけで18人のジャーナリストが死亡したと付け加えています。
・ジャーナリスト保護委員会(CPJ)と国境なき記者団(RSF)は、イスラエルがガザ地区のジャーナリストを直接標的にしていると主張している。「イスラエル軍はガザ地区で起きていることの報道を阻止するためにあらゆる手段を講じており、多大なリスクを負って任務を遂行しているジャーナリストを組織的に標的にしている」RSFキャンペーン・ディレクターのレベッカ・ヴィンセント氏
・戦争中も営業を続けた数少ない店の一つであるこのカフェは、インターネット接続、携帯電話の充電器、そして仕事場を求める人々が集まる人気の場所だった。
「この場所は飲み物や家族向けの席、インターネット接続などがあるので、いつも人でいっぱいです。辺りを揺るがした大爆発、人体の一部が飛び散り、体が切り裂かれ、焼けただれているのを見ました…鳥肌が立つような光景でした」目撃者のアハメド・アル・ナイラブさん
・イスマイル・アブ・ハタブ氏は、ガザでの生活の恐ろしさを詳細に描いた写真展のキュレーションで知られており、その中には最近ロサンゼルスで開催された没入型写真展「空と海の間」も含まれていました。
・戦争勃発以来、ガザ地区では少なくとも10回、部分的または完全な通信・インターネット遮断が発生し、ガザ地区との情報の流れが制限され、ジャーナリストの報道が妨げられている。
・6月10日から21日にかけて、ガザ地区ではインターネットが完全に遮断され、携帯電話の通信も広範囲で途絶えた。パレスチナ通信規制当局はこれを「組織的な標的攻撃」と表現した。
・複数のメディアが確認したところによると、著名なパレスチナ人ジャーナリスト、バヤン・アブ・スルタンさんは襲撃を生き延びたが、負傷した。カフェで負傷した数十人の中に含まれていた。
・5月、パレスチナ人フォトジャーナリスト、ファティマ・ハソウナさんは、ガザでの自身の生活を描いたドキュメンタリー映画がカンヌで初公開されることを知った翌日、ガザ市東方、アル・トゥッファ地区の自宅で、妊娠中の妹を含む家族5人と共に、イスラエル軍の空爆で命を落とした。
 イスラエル軍による6月30日の、ネットへの接続を求めてジャーナリストや市民が集まる海岸沿いのカフェの空爆による30人以上の犠牲と、イスラエルによる意図的なジャーナリスト殺害を伝えるABC記事から。
 ロサンゼルスで写真展を開催したパレスチナ人フォトジャーナリスト、イスマイル・アブ・ハタブ氏とそのスタッフは死亡し、やはり著名なパレスチナ人女性ジャーナリスト、バヤン・アブ・スルタンさんは襲撃を生き延びたが負傷し、血に染まった姿がBBCやこの記事でも伝えられている。
 イスラエルの攻撃で殺害されたジャーナリストは既に227人、この5月だけでも18人。昨年11月ICC国際刑事裁判所がハマス幹部とともにネタニヤフと前国防相ガラントを戦争犯罪で指名手配し、昨年7月国際司法裁判所ICJも、イスラエルのパレスチナでの占領を国際法違反と勧告するなか、ネタニヤフは戦争犯罪の証拠を隠滅・抹消するためにガザへの国際報道機関の立ち入りを禁止し、インターネットアクセスも妨害しながら、パレスチナ人ジャーナリストを意図的に殺害し続けているということ。
 子ども、市民、医療従事者、救急隊員の殺害とともに、まさに最も邪悪な戦争犯罪。厳正な処罰なしに、世界に公正な未来はない。
《イスラエル軍、ジャーナリストに人気のガザ地区インターネットカフェを攻撃、少なくとも30人死亡
マディ・モーウッド記者(有線)
トピック:戦争
7月1日(火)
赤いサッカーシャツを着た若い男性が、爆発で破壊された建物の歪んだ骨組みの横に立っている。
海辺のカフェへの攻撃により、ガザ地区で殺害されたジャーナリストの数は少なくとも227人となった。(AFP通信:マジディ・ファティ)
要約:
ジャーナリストがよく利用するガザ地区のインターネットカフェがイスラエル軍の標的となり、パレスチナ人フォトジャーナリスト、イスマイル・アブ・ハタブ氏を含む少なくとも30人が死亡した。
国連人権高等弁務官事務所によると、2023年10月7日以降、ガザ地区では少なくとも227人のジャーナリストが殺害されており、ガザ地区は依然として世界で最もジャーナリストが殺害される場所となっている。
ジャーナリスト保護委員会(CPJ)と国境なき記者団は、イスラエルがガザ地区のジャーナリストを直接標的にしていると主張している。
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ジャーナリスト、メディア関係者、活動家、学生が頻繁に訪れる公共インターネット接続で知られるガザ地区の海辺のカフェが、イスラエル軍による最新の致命的な攻撃の標的となった。
警告:この記事には、一部の読者に不快感を与える可能性のある画像や詳細が含まれています。
ガザの民間防衛機関は、イスラエル軍によるアル・バカ・カフェへの攻撃で、女性、子供、複数のジャーナリストを含む少なくとも30人が死亡し、数十人が負傷したと発表した。
戦争中も営業を続けた数少ない店の一つであるこのカフェは、インターネット接続、携帯電話の充電器、そして仕事場を求める人々が集まる人気の場所だった。
濃い緑色の部屋で、きちんと整えられた髭を生やした男性が、三脚に載せたフィルムカメラの横に、望遠レンズ付きのカメラを持っている。
イスマイル・アブ・ハタブはフリーランスのフォトジャーナリストだった。 (インスタグラム:ismailabuhatab)
「この場所は飲み物や家族向けの席、インターネット接続などがあるので、いつも人でいっぱいです」と、目撃者のアハメド・アル・ナイラブさんはAFP通信に語り、「辺りを揺るがした大爆発」を振り返った。
「人体の一部が飛び散り、体が切り裂かれ、焼けただれているのを見ました…鳥肌が立つような光景でした」
犠牲者の中には、32歳のパレスチナ人フォトジャーナリスト兼映画監督のイスマイル・アブ・ハタブさんもいた。
ガザ紛争は今やジャーナリストにとって「史上最悪の紛争」となっている
写真:電話中の女性が微笑んでいる
電話中の女性が微笑んでいる
パレスチナ人フォトジャーナリスト、ファティマ・ハソウナさんは「ガザの目」だった。彼女の死は、今やジャーナリストにとって「史上最悪の紛争」となっているイスラエル・ガザ紛争で亡くなったジャーナリストの一人となる。
イスマイル・アブ・ハタブ氏は、ガザでの生活の恐ろしさを詳細に描いた写真展のキュレーションで知られており、その中には最近ロサンゼルスで開催された没入型写真展「空と海の間」も含まれていました。
昨年NDTVワールドのインタビューで、彼は2023年11月にアル・ガファリ・タワーで勤務中にイスラエルの空爆で負傷したと語っています。
複数のメディアが確認したところによると、著名なパレスチナ人ジャーナリスト、バヤン・アブ・スルタン氏も、カフェで負傷した数十人の中に含まれていました。
国連人権高等弁務官事務所によると、2023年10月7日以降、ガザで少なくとも227人のジャーナリストが殺害されており、同事務所はイスラエル軍によるガザでのジャーナリスト殺害のパターンを非難しました。
同事務所は声明の中で、イスラエル軍の攻撃により、2025年5月だけで18人のジャーナリストが死亡したと付け加えています。
「ガザはジャーナリストにとって世界で最も危険な場所であり続けています。」パレスチナ・ジャーナリスト・シンジケートは、戦争勃発以来、ガザ地区で220人以上のジャーナリストが殺害されたことを確認した。
月曜日の攻撃は、2023年10月7日にハマス武装勢力がイスラエルに侵入し、1,200人以上が殺害され、さらに251人が人質に取られたことを契機に始まった20ヶ月に及ぶ戦争における最新の攻勢の最中に発生した。
ガザ保健省によると、イスラエルによるその後の軍事攻撃で、5万6,000人以上のパレスチナ人が死亡しており、その大半は民間人である。
「インターネットにアクセスしようとしたために殺害」
戦争勃発以来、ガザ地区では少なくとも10回、部分的または完全な通信・インターネット遮断が発生し、ガザ地区との情報の流れが制限され、ジャーナリストの報道が妨げられている。
6月10日から21日にかけて、ガザ地区ではインターネットが完全に遮断され、携帯電話の通信も広範囲で途絶えた。パレスチナ通信規制当局はこれを「組織的な標的攻撃」と表現した。
黒髪をほどいた女性が、淡い青色の携帯電話と、大きな赤いヘッドマイクを持ち、「PRESSE」と書かれた大きなラベルを身につけている。
パレスチナ人ジャーナリスト、バヤン・アブ・スルタン氏はソーシャルメディアでよく知られており、今回の襲撃で負傷した。(提供: Instagram/bayanpalestine)
ジャーナリスト保護委員会(CPJ)と国境なき記者団(RSF)はともに、イスラエルがガザ地区のジャーナリストを直接標的にしていると主張しているが、イスラエル側はこれを否定している。
「イスラエル軍はガザで起きていることの報道を阻止するためにあらゆる手段を講じ、多大な危険を冒して任務を遂行しているジャーナリストを組織的に標的にしている」と、RSFキャンペーン・ディレクターのレベッカ・ヴィンセント氏は述べた。
パレスチナ人ジャーナリスト、ガティ・サッバー氏(65歳)は先月、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、公共のインターネット・アクセス・ポイントやカフェがイスラエルの無人機の標的になっていると語った。
「そこでインターネットにアクセスしようとすると、殺されるかもしれない」と彼は語った。
「カフェに行くことさえ、私たちの命を危険にさらす可能性がある」と、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のパレスチナ人ジャーナリスト、ハナ・サラー氏に語った。
「民間人であっても、そこにいるだけで命を落とした人はたくさんいる」
ガザの政府メディア局は、イスラエル軍による「パレスチナ人ジャーナリストへの組織的な標的化、殺害、暗殺」を「最も強い言葉で非難する」と述べた。
5月、パレスチナ人フォトジャーナリスト、ファティマ・ハソウナさんは、ガザでの自身の生活を描いたドキュメンタリー映画がカンヌで初公開されることを知った翌日、イスラエルの空爆で命を落としました。
AFPのコメント要請に対し、イスラエル軍はアル・バカ・カフェでの攻撃に関する報道を「調査中」であると回答しました。》



2025年 7月07日
・テキサス州中部で4日に発生した河川氾濫のため、6日までに少なくとも78人の死亡が確認され、さらに41人が行方不明となっている。死者のうち68人はカー郡に集中し、その中には子ども28人が含まれている。
・カー郡では、川沿いにあるキリスト教系の女子キャンプ場「キャンプ・ミスティック」が浸水。このキャンプに参加していた女子10人とスタッフ1人が、まだ行方不明になっている。
「(キャンプ場の)幼い子どもたちが何を経験したのか目の当たりしにした。まさに悲惨だ」アボット知事
「ひどい事態だ。洪水? 衝撃的だ。被害者が何人かはまだ分からないが、若者が亡くなったようだ」ゴルフクラブへ向かう大統領専用機エアフォースワンの機内でトランプ4日
「100年に一度の大惨事だ」と記者団にトランプ6日
・国立気象局(NWS)は、連邦政府の官僚機構改革を目指す政府効率化局の標的となった政府機関の一つで、約600人の職員が削減された。ニューヨーク・タイムズ紙が4月に入手した内部文書によると、既に人員不足に陥っていたNWSは、人員削減後、「質の低い」予報サービスの提供準備を開始し、気象学者の「深刻な不足」に直面していた。5月、NWSの存命の理事5人全員が書簡を発表し、トランプ大統領の人員削減は「国の公式気象予報機関に深刻な赤字をもたらす…まさに竜巻やハリケーンといった激しい嵐の予報が最も忙しい時期を迎える時期に」と警告した。「私たちにとって最悪の悪夢は、気象予報局の人員が不足し、不必要な人命損失が発生することです」
〈テキサス州当局、トランプ大統領率いる国立気象局の予報不備を非難〉デイリービースト紙7月6日
・2017年米テキサス州で熱帯低気圧「ハービー」がもたらした大雨で「壊滅的な」洪水、最大2000人救助。アボット知事は、「ヒューストン、ビクトリア、コーパスクリスティなど3方で降り続ける雨への対応を迫られている」とし、「今後も信じがたいほどの大雨が続く」と述べた。ーーハービーは、米国に上陸したハリケーンとしては2004年8月の「チャーリー」上陸以降で最強で、テキサス州では1961年の「カーラ」以来となる。ヒューストン・クロニクルによると、カーラ上陸では34人が死亡した。
 この時の洪水によるテキサス州の死者103人のうち68人がハリケーン・ハービーによる直接死。
・ 2025年4月7日、アメリカ南部と中西部全域で洪水が悪化し、数日にわたる豪雨と嵐で既に浸水し、少なくとも23人が死亡。テキサス州からオハイオ州にかけて、公共事業体は電力とガスの供給を急ぎ止め、各都市は住宅や事業所を守るために土嚢を配備。予報官は、この激しい天候の原因を、気温上昇、大気の不安定化、強風、そしてメキシコ湾から流れ込む大量の水分と説明している。
・5月20日 (AP) ― 米南部テキサス州からケンタッキー州にかけて4日間で30人以上が死亡、数千人が数千軒の家屋や建物を破壊した竜巻の後始末に追われた。
・6月12日未明、テキサス州で停滞前線の影響で降った大雨で、同州南部サンアントニオ周辺の道路が冠水、数台の車が流され、急激な水位の上昇で木に登って救助を待つ住民もいた。この災害で少なくとも4人が死亡、2人が依然として行方不明に。
・6月30日時点で、全米で既に1,200回以上の竜巻が発生している。今年の竜巻による死者は60人以上に上り、そのほとんどはミシシッピ川流域を震源としている。この地域は、カンザス州、オクラホマ州、テキサス州にまたがる「竜巻地帯」の中心地から東へ約800キロメートルに位置している。
・トランプ大統領といわゆる「政府効率化局」(Doge)による気象庁の予算削減により、今年の猛暑が続く中、NWSの地方予報局は深刻な人員不足に陥っている。4月には、内部文書に、予算削減によって業務の「質の低下」につながる可能性があると記されていたと報じられている。
・ケンタッキー州ジャクソンにあるNWSの事務所では、人員不足のため、嵐がピークに達した夜勤の当直予報官が不在だった。今年は、NWSの近代史において初めて、地方予報局が24時間体制の業務を停止した年。 
〈トランプ大統領による予算削減で主要予報機関が苦境に陥る中、米国は悪天候に見舞われている〉ガーディアン紙6月1日
・ブルッキングス研究所が作成したウェブツールは、各州の経済生産と炭素排出量が時系列でどのように変化したかを示し、ニューヨーク、カリフォルニア、マサチューセッツ、バーモント、オレゴン、コネチカットといっ​​た沿岸部のリベラルな州では、一人当たりの排出量が最も低く、これに対しテキサス州は40位で、一人当たりの二酸化炭素排出量はニューヨーク州の3倍。アイオワ州とインディアナ州も下位5分の1に入る。アボットはオバマ政権時代の気候変動規制への反対運動を主導してきた。テキサス州で大気中に排出される温室効果ガスは、カリフォルニア州の干ばつやフロリダ州のハリケーンの原因となっているだけでなく、ヒューストンを海面上昇で水没させる危機にもさらされている。
〈民主党支持の州による気候変動同盟が機能しない理由〉ヒューストン・クロニクル2017年6月2日
・アボットは強硬な環境懐疑派で、州司法長官在職時から州知事就任まで、炭素排出量規格、医療改革、トランスジェンダーの権利などでテキサス州は少なくとも44回オバマ政権を訴え、同時期の他の州より多かった。
「トランプ次期大統領が環境保護庁長官に指名したオクラホマ州司法長官スコット・プルーイット氏は、元テキサス州司法長官グレッグ・アボット氏を含む、共和党が大半を占める司法長官連合の一員であり、オバマ政権下のEPA環境保護庁を度々提訴していた。プルーイット氏とアボット氏は、連邦裁判所でEPAの新規制に異議を唱えるために多大な時間と労力を費やしてきた。2014年のニューヨーク・タイムズ紙の調査によると、その取り組みの一部は産業界と連携していたことが明らかになった」
〈トランプ大統領が指名したEPA長官は、気候変動反対を唱えるグレッグ・アボット氏とともに、オバマ政権のEPAを早期から度々提訴していた〉2016年12月7日ダラスモーニングニュース
・2018年7月、プルーイットは就任直後から続いていたEPA公務員の公務業務以外への従事指示、不適切出張、エネルギー関連ロビーイストへの利益供与、親しい部下への不適切な報酬増、家族への利益供与等の政治スキャンダルで何度も連邦議会等で糾弾され続けて解任。
 すでに2017年にハリケーン・ハービーで68人の死者を出しているテキサス州で、今年4,5,6月と度重なる豪雨、竜巻で多くの被害を出しながら、今回の子ども28人を含む78人の死亡と41人の行方不明という洪水による大惨事。「100年に一度」などではない、常態化。
 トランプは、今年大統領に復帰してすぐ国立気象局NWSの職員600人を解雇。他ならぬテキサス州知事アボットは、強硬な環境懐疑論者として執拗にオバマ、バイデンによる気候変動対策を糾弾し訴訟を続けてきた人物。
 この大災害時に、政府専用機でゴルフに出かける米国大統領。
 この洪水で命を奪われた子どもたちには、ガザでイスラエルの攻撃で殺害されている子どもたちと同じく、なんの罪もない。しかし気候変動をフェイクとし、担当する連邦職員を大幅に解雇するなど、その対策を否定し続けてきたアボットやトランプらには重い責任がある。即刻その職を退くべし。
《米テキサス州中部で4日に発生した河川氾濫のため、6日までに少なくとも78人の死亡が確認され、さらに41人が行方不明となっている。死者のうち68人はカー郡に集中し、その中には子ども28人が含まれている。
洪水被害の特に大きかったカー郡では、川沿いにあるキリスト教系の女子キャンプ場「キャンプ・ミスティック」が浸水。このキャンプに参加していた女子10人とスタッフ1人が、まだ行方不明になっている。
地元当局は、死者数がさらに増える可能性が高いとみている。被災地域では今後24〜48時間の内にも大雨が予想されている。救助隊はこれまでも、毒ヘビが多数生息する泥やがれきの中での活動に苦慮しているため、今後の天候悪化による影響が懸念されている。
水害発生から3日が経過し、近年のテキサス州で特に大規模なものになった捜索救助活動は、遺体の収容作業へと移行しつつある。
ドナルド・トランプ米大統領は6日、カー郡に対する大規模災害宣言に署名し、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の支援をテキサス州に対して発動した。また、11日に自ら現地を訪れる可能性があると述べた。
川の氾濫で押し流され車体がゆがんだ茶色いピックアップトラックが、フェンスや流木などにからまって泥の中で斜めになっている
大型船が海に浮かんでいる。紺色の船体には「ギャラクシー・リーダー」の船名が白抜き文字で記されている
幼い少女が多く参加していたサマーキャンプの寝室。泥まみれになったベッドの金属製の枠、マットレス、ピンクや紫の布団や枕などが散乱している。濡れた木の床には水たまりも残る
トランプ大統領は6日、ニュージャージー州で「テキサス州の関係者ときわめて緊密に連携している。今回の出来事は本当にひどい、まったくひどいことだ」と話した。
世界各地からも被災者を見舞う言葉が相次いでおり、ヴァチカンからはローマ教皇レオ14世が6日、テキサス州の被災者のために特別な祈りをささげた。
「アメリカのテキサス州で発生したグアダルーペ川の洪水による災害で、大切な人を失った人たちに、特にサマーキャンプに参加していた娘たちを失った家族に、心から哀悼の意を表したい」と教皇は追悼し、「その皆さんのため、祈りをささげる」と述べた。
アメリカ南部の中央に位置するテキサス州の地図。州の南部中央に主要都市サンアントニオがあり、その北から東を流れるグアダルーペ川が氾濫した。サンアントニオから北西の川沿いに、大きな被害の出たキャンプ・ミスティックがある
カー郡で収容された遺体のうち、18人の大人と10人の子どもは、いまだ正式に身元が確認されていない。
テキサス州のグレッグ・アボット知事は6日、行方不明者全員が見つかるまで「あらゆる手段を尽くす」と述べた。
5日に被災地を視察した知事は、「(キャンプ場の)幼い子どもたちが何を経験したのか目の当たりしにした。まさに悲惨だ」と話した。
洪水は4日未明夜に発生し、川の水位がわずか45分間で約8メートル上昇した。
キャンプ・ミスティックでは当時、ほとんどの参加者は就寝中だった。多数の少女のほか、長年キャンプを運営してきたリチャード・イーストランド氏も死亡者に含まれている。
根こそぎ流された流木やがれきが川岸に散乱し、大破した状態で川から引き揚げられた赤い乗用車、反転した青い車両の周りを、制服姿の職員が囲んでいる。画像提供,Reuters
画像説明,洪水に押し流された車両の残骸が川から引き揚げられ、救助隊が調べた(6日、テキサス州カーヴィル)
犠牲者や遺品が遠く流され
海軍特殊部隊の元隊員で、救助団体「300ジャスティス」にボランティアとして参加するグレッグ・フローリック氏は、生存者の捜索活動に協力している。
フローリック氏はBBCの取材に対し、キャンプ・ミスティックがあった場所から下流に約13キロ離れた地点で、複数の犠牲者が見つかったという情報があると話した。また、「キャンプのタンスに入っていた衣類や物品が、川の上下流に散乱しているのを見た」と述べた。
キャンプ・ミスティックの参加者に加え、アメリカ独立記念日(7月4日)の週末にかけて、大勢がキャンピングカーなどでグアダルーペ川沿い各地を訪れていたとみられるため、洪水で何人が流されたのか把握できていない。
グアダルーペ川沿いを通り、カー郡の中心都市カーヴィルとキャンプ・ミスティックを結ぶ2車線の幹線道路の近くは、壊滅的な状況となっている。被災した家屋の周りに倒木や流された家具が散乱し、フェンスは倒れ、一部地区では電線が切断している。
泥まみれになった2段ベッドが並ぶ。ベッドにはピンクやパープル、花柄などのシーツや掛布団が見える。泥まみれのバッグや枕なども散乱している
画像説明,洪水に襲われ、泥まみれになった「キャンプ・ミスティック」の寝室
住民の助け合い
現地では、住民たちが支援活動に立ち上がっており、物資の収集や避難所の提供など、被災者の支援に尽力している。
近くの主要都市サンアントニオ市から車で駆けつけたアルマ・ガルシア氏は、住民や清掃作業にあたるボランティアに手作りの食事を届けていた。
BBCの取材班は、ガルシア氏が道路脇に車を停め、重ね着をしていたTシャツの上着を脱ぎ、住民の女性に渡す様子を目にした。
ガルシア氏は「彼女は全身びしょ濡れだったから。これがいるでしょうと言って、渡した」のだとBBCに話した。
根こそぎ流され倒れた流木が折り重なる川岸を背に、赤いヘルメットと蛍光黄色のジャケットを付けた救助隊員3人が、青いゴムボートを漕いで川を進んでいる画像提供,Reuters
画像説明,ゴムボートで川での捜索を続ける救助隊(6日、テキサス州カーヴィル)
地元住民のペルラ氏は、4日にウォルマートでの勤務を終えた後、衣類や靴を集め始め、翌朝には避難所に届けたという。
「こんなこと、今まで見たことがない」とペルラ氏はBBCに話した。
(英語記事 At least 78 dead and dozens missing in Texas floods as more rain looms)》


2025年 7月06日
日記がわりに。
 既に梅雨明け、1日久しぶりに北野Mont Dorであまりの暑さにピザではなくパスタをいただく。これも美味。数ヶ月ぶりにバスで平野の湊山温泉往復。昭和レトロ感が心地よい。帰りの六甲からのバスは待つ人の列。
 3日午後アシスト車で降り灘温泉のあと灘商店街の店でカワハギ買って帰宅。翌日昼は冷凍ピザをレンジで焼いて食べる。夏にはこのくらいのサイズで丁度。ベランダの朝顔は1メートルを越えて成長。
 兵庫に熱中症警報が出た昨日、神戸は最高33度の予報だが、道は暑い。一月ぶりにハーバーランドに出てスーパーの廉価な弁当でレンガ倉庫前の木陰でお昼。ドック沿いを歩き、アンパンマン館横のテラスでコーヒー。さすがの暑さと地震デマでか海外客も落ち着き、界隈は静か。 帰りにこれも久しぶりに阪神春日野道から渚の湯に行くと、なんと4月から改装工事で9月まで休業中。この往復がもっともバテた。スーパーで食材買って帰宅。
 今日も警報。一月ぶりに西宮北口に出てShiosaiでシラス入りの蕎麦粉入りパスタ。やはり暑いガーデンズ屋上でコーヒーのあとスーパーで地元野菜など買って帰路に着く。六甲バス停は猛暑のなか今日も長い列で、何故か到着したバスから降りる客はほとんどいなくて満員。12分後のバスも同じだがどうにか乗る。神大正門前で多くの人が降り、見ると1日早い七夕祭。なーるほど。先月梅雨が明け、このまま猛暑が9月まで続くのか。



2025年 7月04日
「出口を見下ろす土手の上に立っていた請負人が、群衆に向かって15発から20発連射した。一人のパレスチナ人男性が地面に倒れ、動かなくなった。そこに立っていた別の請負人が、『やった、君が一人倒したぞ』などと言い、二人は声を上げて笑っていた」「パレスチナ人が配給所から立ち去ろうとし、何ら敵意を示していないのに、それでもその人たちに向かって威嚇射撃をするなら、私たちは間違っている。犯罪的な過失がある」元契約警備員
・群衆に向かって不適切に発射されたスタングレネードの金属部品が女性に当たり「彼女は金属片で頭を直撃され、地面に倒れ込んで動かなくなった。彼女が死んだのかはわからない。意識がなく、完全にぐったりしていたのは間違いない」
・元契約警備員は、この事態をGHFのマネージャーらに報告したが、偶然の出来事として取り合ってもらえず、パレスチナ人男性が「つまずいた」か「疲れて気を失った」のだろうと言われた。
・契約者らには交戦規則も標準的な作業手順も明確にされておらず、チームリーダーから「脅威を感じたら撃て。まず殺すつもりで撃って、それから質問しろ」と言われたこともあったと述べた。
・現地のチームリーダーらは、ガザの人々を「ゾンビの大群」と呼び、「それらの人たちには何の価値もないと暗に言っていた」
・GHFをめぐっては、170を超える慈善団体やNGOなどが今週、活動停止を求めた。
「イスラエル政府の新たな計画の下、飢えに苦しみ衰弱した民間人は、危険な地形と紛争地帯を何時間も歩き続け、フェンスで囲まれ軍事化された、入口が一つしかない配給所にたどり着くまで、暴力的で混沌とした競争を強いられています。そこでは、数千人が混沌とした囲いの中に放たれ、限られた食糧をめぐって争うことになります。これらの地域では、国際人道法を露骨に無視した虐殺が繰り返されています。犠牲者の中には孤児やその保護者も含まれており、これらの地域で行われた民間人への攻撃の半数以上で、子どもたちが被害を受けています」
「深刻な飢餓と飢饉のような状況の中、多くの家族が、もはや食料配給を勝ち取るにはあまりにも弱り果てていると訴えています。なんとか食料を手に入れた人々は、わずかな必需品しか持ち帰らないことが多く、清潔な水や調理用の燃料がなければ、調理はほぼ不可能です。燃料はほぼ枯渇し、パン屋、水道システム、救急車、病院など、重要な救命サービスが機能停止状態に陥っています。人々はプラスチックシートの下に身を隠し、瓦礫の中で間に合わせのキッチンを運営しています。燃料、清潔な水、衛生設備、電気もありません」
「これは人道支援ではありません。 200万人以上を、家族を養う機会を得るために、さらに閉鎖された地域に強制的に送り込むことは、人命を救う計画ではありません。20ヶ月間、200万人以上が容赦ない爆撃、食糧、水、その他の援助の武器化、度重なる強制移住、そして組織的な非人間化にさらされてきました」
「このような苦しみの常態化は、決して許されてはなりません。各国は、軍の統制下での致命的な食糧配給と、援助の全面的拒否という誤った選択を拒否しなければなりません。各国は、強制移住、無差別攻撃、人道支援の妨害の禁止を含む、国際人道法および人権法に基づく義務を遵守しなければなりません。各国は、国際法の重大な違反に対する責任追及を確実に行わなければなりません」
「私たち、下記署名団体は、改めてすべての第三国に対し、以下のことを強く求めます。
息苦しい包囲を終わらせ、ガザの民間人が安全に援助にアクセスし、保護を受ける権利を守るための具体的な措置を講じること。
寄付者に対し、国際法に違反し、人道原則を遵守せず、被害を深刻化させ、残虐行為への加担のリスクを負う軍事援助計画への資金提供を行わないよう強く求めること。
人々のニーズに応えるため、国際人道法に基づき、UNRWA(パレスチナパレスチナ難民救済事業機関)、パレスチナ市民社会、そしてより広範な人道支援コミュニティを包摂する、国連主導の統一的な調整メカニズムの復活を支持すること。
私たちは、即時かつ持続的な停戦、全ての人質と恣意的に拘束されている囚人の解放、大規模な人道支援アクセス、そしてこれらの残虐行為を可能にし、パレスチナ人の基本的尊厳を否定する蔓延する不処罰の終焉を求める、緊急の呼びかけを改めて表明します」オックスファム、国境なき医師団、セーブ・ザ・チルドレン、ノルウェー難民評議会、アムネスティ・インターナショナルなど170以上の慈善団体やNGOの共同声明(7月1日)
署名団体一覧
・「ここは殺戮の場だ」:イスラエル国防軍兵士、人道支援を待つ非武装のガザ地区住民への意図的な発砲命令
イスラエル国防軍の将校と兵士はハアレツ紙に対し、脅威が存在しないにもかかわらず、ガザ地区の食糧配給所付近の非武装の群衆への発砲命令を受けたと語った。数百人のパレスチナ人が殺害されたことを受け、軍検察は戦争犯罪の可能性に関する調査を求めている。■ネタニヤフ首相とカッツ首相はこれらの主張を否定し、「血の誹謗中傷」と非難した。
 イスラエルのハーレツ紙が報じた、イスラエル軍現役兵士や将校が証言したイスラエル軍による発砲、攻撃だけではなく、イスラエル主導の「ガザ人道財団」の警備員が、配給所に集まるガザの人々に対して度重なる発砲、攻撃を行っていることを財団の元契約警備員に取材したBBCのスクープ記事。
 『やった、君が一人倒したぞ』と笑いながら群衆に発砲する「人道財団」警備員。ガザの人々を「ゾンビの大群」と呼び「脅威を感じたら撃て。まず殺すつもりで撃って、それから質問しろ」と言うチームリーダー。そのトップにいるのが、イスラエル極右のガザ、ヨルダン川西岸占領のシオニズムとネタニヤフを支援し、トランプを熱烈に支持する米南部福音派牧師ジョニー・ムーア。まさに同じ穴の狢。
 この「財団」は即時解散させ、170超のNPOが求めるようにガザの人道支援に国連主導の統一的な調整メカニズムを復活させ、即時かつ持続的な停戦によりイスラエルの戦闘、市民殺害を終わらせて、これらの戦争犯罪に関して国際司法に委ねることが、中東だけでなく世界の安定と未来につながる道。
《ルーシー・ウィリアムソン中東特派員(エルサレム)
パレスチナ・ガザ地区でイスラエルとアメリカが支援する組織が実施し、物議をかもしている援助物資の配給をめぐり、警備を請け負っていた人物がBBCに、自分の同僚らがパレスチナ人に複数回、発砲するのを目撃したと話した。何ら脅威を感じさせない、腹をすかせた人たちに向けて発砲し、機関銃を使うこともあったという。
この元契約警備員によると、配給所から女性や子ども、高齢者らの一団が立ち去るのが遅すぎるとして、監視塔にいた警備スタッフが機関銃で発砲したことがあったという。
援助物資の配給に当たっている「ガザ人道財団(GHF)」は、そうした話は全くの虚偽だと主張。GHFの配給所で銃撃された民間人は一人もいないとする声明のとおりだとした。
GHFは5月末にガザで活動を開始。ガザ南部と中部の数カ所に設置した拠点で、限られた量の援助物資を配給している。活動開始までの11週間、ガザはイスラエルによって全面封鎖され、食料が一切入っていなかった。
この配給システムは、戦闘地域を通って数少ない配給所まで徒歩で向かうことを多くの人々に強いているとして、広く批判されている。国連や地元医師らは、GHFが活動を開始して以降、配給所で食料を受け取ろうとしたパレスチナ人400人以上がイスラエル軍に殺害されたとしている。イスラエルは、現在の配給システムによって、援助物資がイスラム組織ハマスに流れるのを防いでいるとしている。
元契約警備員は、配給所で同僚の警備員がパレスチナ人の集団に発砲した状況について、「出口を見下ろす土手の上に立っていた請負人が、群衆に向かって15発から20発連射した」と述べ、こう続けた。
「一人のパレスチナ人男性が地面に倒れ、動かなくなった。そこに立っていた別の請負人が、『やった、君が一人倒したぞ』などと言い、二人は声を上げて笑っていた」
今回、BBCの取材に匿名を条件に応じた元契約警備員は、この事態をGHFのマネージャーらに報告したが、偶然の出来事として取り合ってもらえず、パレスチナ人男性が「つまずいた」か「疲れて気を失った」のだろうと言われたという。
GHFは、この目撃談をした人物は「不満のある元契約者」で、不正行為があったため契約を解除したと説明した。一方、元契約警備員はこれを否定し、仕事をやめた後も2週間給与が支払われていたことを示す給与明細を見せた。
画像説明,提供された映像には、フェンスで囲まれた通路で、支援物資を求める人たちが長い列を作っているのが映っていた
取材に応じた元契約警備員は、GHFの配給所4カ所すべてで働いたと言い、規則や統制がほとんどなく、何をやっても許される文化があったと話した。
また、契約者らには交戦規則も標準的な作業手順も明確にされておらず、チームリーダーから「脅威を感じたら撃て。まず殺すつもりで撃って、それから質問しろ」と言われたこともあったと述べた。
さらに、この企業には、「ガザに行くのだからルールはない。好きなようにやれ」という文化が感じられたと話した。
「パレスチナ人が配給所から立ち去ろうとし、何ら敵意を示していないのに、それでもその人たちに向かって威嚇射撃をするなら、私たちは間違っている。犯罪的な過失がある」
元契約警備員はまた、配給所にはすべて監視カメラが設置されていたと説明。けがをしたり銃撃されたりした人はいないとするGHFの主張は「真っ赤なうそ」だと述べた。
GHFは、BBCに提供された映像の中で聞こえる銃声について、イスラエル軍によるものだとしている。
元契約警備員によると、現地のチームリーダーらは、ガザの人々を「ゾンビの大群」と呼び、「それらの人たちには何の価値もないと暗に言っていた」という。
配給所ではパレスチナ人らが、スタン・グレネード(光や音が出る手りゅう弾)の破片に当たったり、催涙スプレーをかけられたり、群衆の押し合いの中で有刺鉄線に体を傷つけられたりし、さまざまな形で危害を加えられているという。
元契約警備員は、パレスチナ人らが深刻な傷を負ったと思われる場面も何度か目撃したと話した。男性が唐辛子スプレー1缶全部を顔にかけられたり、群衆に向かって不適切に発射されたスタングレネードの金属部品が女性に当たったりしたという。
「彼女は金属片で頭を直撃され、地面に倒れ込んで動かなくなった」、「彼女が死んだのかはわからない。意識がなく、完全にぐったりしていたのは間違いない」と、元契約警備員は述べた。
GHFをめぐっては、170を超える慈善団体やNGOなどが今週、活動停止を求めた。オックスファムやセーブ・ザ・チルドレンなどの団体は、援助物資を入手しようとするパレスチナ人に対し、イスラエル軍が「日常的に」発砲しているとしている。
イスラエルは、物資を求める人を兵士が意図的に撃つことはないとしている。また、GHFのシステムについて、ハマスの介入を防ぎながら、必要な人に支援を直接提供しているとしている。
GHFは、5週間で5200万食以上の食料を届けたとしている。そして、他の組織は「援助物資が略奪されるのをただ傍観している」としている。
ハマスは2023年10月7日、イスラエルを攻撃し、約1200人を殺害、251人を人質に取った。イスラエル軍はこれに対抗し、ガザで作戦を開始した。
ハマスが運営するガザ保健当局は、それ以来、ガザで少なくとも5万7130人が殺害されたとしている。
追加取材:ギディ・クライマン、サマンサ・グランヴィル
(英語記事 Gaza aid contractor tells BBC he saw colleagues fire on hungry Palestinians)》


2025年 7月 3日
「(GHFの配給拠点近くで死者が出ていることは否定しないとしつつ)全ての死亡事案が、GHFの拠点のすぐ近くだったために起きたとする主張は、事実ではない。(国連や他の国際機関は)自分たちで検証できていない情報を拡散している」「ガザ人道財団(GHF)」のジョニー・ムーア代表
「信教の自由が侵害されているのは全体主義国だけではない。民主主義国家では、信教の自由が不可侵の権利として認められているにもかかわらず、政府から直接迫害を受けるケースが増えている。不名誉なことに、日本政府は影響力を持つ少数派宗教団体への法人格の剥奪を積極的に進めている。この動きが、エホバの証人やキリスト教福音派のような他の少数派宗教へ波及することが懸念される。日本を破壊しようとする共産主義者への贈り物となるだろう」ジョニー・ムーア牧師(日本政府が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令を請求したことについて)
・ガザ地区で支援物資を配布している、物議を醸すアメリカ支援の人道支援団体の新会長は、同団体への資金提供者を明らかにすることを拒否したが、NBCニュースの取材に対し、自身の知る限り同団体はイスラエル政府からの資金提供を受けていないと述べた。
・米国国際宗教自由委員会の委員であり、専門コンサルティング会社カイロス・カンパニーの創設者でもあるジョニー・ムーアが、元海兵隊員のジェイク・ウッドがGHFのイスラエルの利益からの独立性を保証できないとして辞任した後、GHFの新会長に任命された。ムーアはGHFを声高に擁護してきた人物だが、今回の展開に対する国民の批判に憤慨し、国連事務総長アントニオ・グテーレスに対し、Xチャンネルでガザ地区で援助を求めて殺害されたり負傷したりしたパレスチナ人の報道は「テロリストが広めた嘘だ」と述べた。
・ジョニー・ムーアは、トランプやイスラエル極右指導部と密接な関係を持つアメリカ人牧師であり政治戦略家で、アメリカの福音派の中心地から、イスラエルによるパレスチナ占領と抑圧の最前線にまで影響力を持つ、極めて物議を醸す人物。
・ムーアとトランプの親密な関係は、2016年に彼が前大統領の福音派諮問委員会に加わったことに始まる。彼はホワイトハウスの祈祷会に定期的に参加し、トランプの保守的なキリスト教的価値観を強く支持し、しばしば親イスラエル政策と一致する姿勢を称賛。
・彼はまた、聖書の預言の成就としてイスラエルへのユダヤ人移住(アリーヤー)を促進することを目的とした、米国を拠点とする強力な組織である国際キリスト教徒ユダヤ人連盟(IFCJ)の理事も務めている。この団体の使命は、「ユダヤ人の祖国帰還」と再定住活動を明確に支持すること。
・ムーアはトランプ政権下で米国国際宗教自由委員会の委員を2度務め、福音派のロビー活動と地政学的駆け引きを巧みに組み合わせたキャリアを築いてきた。
・2023年、イスラエルによる残忍な攻撃の最中、ムーアはガザ地区とイスラエルの国境を訪れ、ソーシャルメディア上でイスラエル治安部隊を公然と称賛。
・ムーアはトランプおよびMAGA運動と深いつながりを持っている。2016年にトランプの福音派諮問委員会に加わって以来、当時の大統領候補と共に祈りを捧げた牧師の中核グループの一員であり、大統領就任を公に祝福してきた。
・「ここは殺戮の場だ」:イスラエル国防軍兵士、人道支援を待つ非武装のガザ地区住民への意図的な発砲命令
イスラエル国防軍の将校と兵士はハアレツ紙に対し、脅威が存在しないにもかかわらず、ガザ地区の食糧配給所付近の非武装の群衆への発砲命令を受けたと語った。数百人のパレスチナ人が殺害されたことを受け、軍検察は戦争犯罪の可能性に関する調査を求めている。■ネタニヤフ首相とカッツ首相はこれらの主張を否定し、「血の誹謗中傷」と非難した。
 米国とイスラエルが設立した「ガザ人道財団」の代表が、イスラエルのネタニヤフら極右シオニズムに傾倒した米福音派牧師として、トランプと癒着してイスラエルのジェノサイドを容認・推奨してきた輩か、よくわかる記事一覧。
 特に、27日イスラエル紙ハーレツもイスラエル兵の証言として報道したガザで配給施設に集まる人々を殺害し続けるイスラエルに対する非難を「テロリストが広めた嘘」と誹謗し、国民を収奪するカルト統一教会に対する日本政府の解散命令請求を、カルト新聞「世界日報」が報じる「信教の自由」に対する侵害と非難する姿勢が、この人物のカルト性を如実に物語る。
 この財団を解散させ、ガザへの人道支援にイスラエルを介入させないことが、何より必要。
《パレスチナ・ガザ地区の複数の物資配給拠点の周辺で、支援を求めるパレスチナ人の民間人が銃撃されるなどして死傷する事態が相次いでいる。配給拠点を運営する団体の代表は27日、すべての死傷事案が拠点のすぐ近くで起きているのではないとし、ガザ住民に食料を届けるために活動していると主張した。
ガザでアメリカとイスラエルが支援する「ガザ人道財団(GHF)」のジョニー・ムーア代表は、BBCワールド・サービスのラジオ番組「ニューズアワー」の取材に応じた。その中で代表は、GHFの配給拠点近くで死者が出ていることは否定しないとしつつ、「全ての死亡事案が、GHFの拠点のすぐ近くだったために起きたとする主張は、事実ではない」と主張した。
そして、国連や他の国際機関は「自分たちで検証できていない情報を拡散している」と非難した。
GHFによる食料配給制度は、国連機関から非難されている。アントニオ・グテーレス国連事務総長は27日、「本質的に安全ではない」制度だと述べた。
「支援を切実に求めている民間人を軍事化された区域に誘導するような活動は、そもそも安全ではない。食料を求める行為が死刑宣告になってはならない」と、グテーレス氏は述べた。
配給拠点近くで500人以上犠牲か
イスラム組織ハマスが運営するガザ保健省によると、GHFがガザでの物資供給を担うようになった5月下旬以降、パレスチナ人500人以上が食料を求めて配給拠点に向かう途中で殺害され、4,000人以上が負傷している。
GHFの活動開始から数日後の6月1日と3日に、パレスチナ人数十人が殺害される事件が発生し、国際的な非難を招いた。
以降、GHFの拠点周辺でパレスチナ人が殺害される事案がほぼ毎日のように報告され、国連や支援団体は懸念を表明している。これらの拠点は、イスラエル国防軍(IDF)が設定した軍事区域内に位置する。
目撃者や医療関係者は、IDFの兵士が配給拠点近くにいる群衆に発砲したと、複数の事案について証言している。
イスラエル紙「ハアレツ」は27日、群衆を追い払ったり解散させたりするために、非武装の民間人に発砲するよう命じられたと、複数のIDF兵が匿名で話したと報じた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、この報道を「悪意ある虚偽」だと強く否定した。
IDFはBBC宛ての声明で、「配給センターに近付く人々を含む民間人に意図的に発砲するよう命じた事実はない」と説明。支援区域での「作戦上の対応」の改善を目指していると、IDFは付け加えた。最近では、新たなフェンスや標識を設置し、物資供給区域への新ルートも設置したとした。
GHFのムーア氏は、「死傷事案はすべてIDFによるものだとする主張があるが、我々が知る限り、それも事実ではない」とした。
IDFはこの1カ月間、「容疑者」と呼ぶ相手や、IDF兵に脅威を与えた人物に対して「警告射撃」を行ったと、繰り返し説明している。
配給拠点に向かう途中で殺害、「偽情報」とGHF代表
配給拠点近くで数百人のパレスチナ人が殺害される中、ムーア氏はGHFの支援活動を擁護した。
「実際に何が起きたのか、そして何かが起こったのなら、それを再び起こりにくくする方法はあるのかを、時間をかけて理解しようとしてきた」と、ムーア氏は述べた。
そして、「我々はほとんどの事案で、何が起きたのか特定できていない」と続けた。
「GHFの拠点に向かっている人々が殺されているというのは偽情報だということを、皆が理解する必要がある。我々の拠点の近くでそうした事案があったという証拠はない」
イスラエルは、BBCを含む海外メディアがガザにジャーナリストを派遣するのを許可していない。そのため、現地の状況を独自に検証するのは難しい。
ムーア氏は、GHFが活動を始める以前は、国連の支援トラックの大半が、武装勢力に銃を突きつけられハイジャックされていたとも主張した。
国連は、大規模なハイジャックが起きたことを示す証拠はないとしている。BBCがこのことを伝えると、ムーア氏は「国連は正直ではない」と反論した。
物資不足について
イスラエルは3月2日、ガザへの人道支援物資と商業物資の搬入をすべて停止させた。封鎖は11週間続き、5月に一部が緩和された。それでも、ガザへ流入する物資は依然として不足している。専門家たちは、ガザが飢饉(ききん)の危機に瀕していると警告している。
GHFはガザで5000万食分を供給することを目指している。これは、GHFが活動を開始してからの期間でみると、1人あたり1日1食にも満たない計算になる。
最も必要としている人に食料が届いているのかと問われると、ムーア氏は活動が「不十分」だと認めつつ、5000万食は1カ月前の供給量より多いと主張した。
ムーア氏は、GHFは規模を拡大する必要があり、国連のような組織との連携を希望していると語った。
そして、「我々の任務は明確だ。ガザの人々に食料を届けたいだけだ」と付け加えた。
米国務省は26日、GHFに対して3000万ドル(約43億円)を拠出すると発表した。米政府が同団体に直接的な支援を行うのは初めてとみられる。
GHFのムーア代表は広報を専門とするキリスト教福音派の牧師で、ドナルド・トランプ米大統領を精力的に支持してきた。前任の初代代表ジェイク・ウッド氏は、GHFの仕組みを批判して辞任した。
イスラエルは、2023年10月7日にハマス主導の越境攻撃を受けた。この攻撃で約1200人が殺され、251人を人質に取られた。イスラエルは対抗し、ガザで軍事作戦を開始した。
ハマスが運営するガザ保健当局によると、この戦争でガザではこれまでに5万6000人以上が殺害された。
(英語記事 GHF boss defends Gaza aid operation after hundreds of Palestinians killed near sites)》
《ジョニー・ムーア牧師は、アメリカの福音派の中心地から、イスラエルによるパレスチナ占領と抑圧の最前線にまで影響力を持つ、極めて物議を醸す人物です。ドナルド・トランプ前大統領やイスラエル極右指導部と密接な関係を持つアメリカ人牧師であり政治戦略家でもあるムーア牧師は、今週、ガザ人道財団(GHF)の代表に任命されました。GHFはイスラエルの承認を得て活動する、非常に物議を醸す団体であり、ガザへの支援を政治化・軍事化することに加担していると広く批判されています。
ムーア牧師の任命は、過去にガザからパレスチナ人を強制的に追放するという強硬な計画を支持したことや、聖書の預言に基づいてイスラエルへのユダヤ人移住を促進する団体とのつながりがあることから、再び激しい怒りを呼び起こしています。これらの動きは、違法入植地の拡大とパレスチナ人の存在の抹消を支持するものだと多くの人から見られています。
パレスチナ支援団体や人道支援団体は、ムーア氏のリーダーシップを援助の武器化への新たな一歩として厳しく非難している。これは真の人道支援活動を損ない、イスラエルの入植者による植民地主義的目的を強化するものだ。
彼とトランプ氏、そしてイスラエルとの関係は?
ムーア氏とトランプ氏の親密な関係は、2016年に彼が前大統領の福音派諮問委員会に加わったことに始まる。彼はホワイトハウスの祈祷会に定期的に参加し、トランプ氏が宗教の自由と保守的なキリスト教的価値観を強く支持し、しばしば親イスラエル政策と一致する姿勢を称賛していた。
彼はまた、聖書の預言の成就としてイスラエルへのユダヤ人移住(アリーヤー)を促進することを目的とした、米国を拠点とする強力な組織である国際キリスト教徒ユダヤ人連盟(IFCJ)の理事も務めている。この団体の使命は、「ユダヤ人の祖国帰還」と再定住活動を明確に支持することであり、より広範な地政学的目的と結びついた宗教的シオニスト活動において主要な役割を担っている。
ムーア氏はトランプ政権下で米国国際宗教自由委員会の委員を2度務め、福音派のロビー活動と地政学的駆け引きを巧みに組み合わせたキャリアを築いてきた。
中東における影響力
彼の影響力は中東全域に及び、2017年以降はアブラハム合意と宗教的権利に関するバーレーン宣言の推進に尽力してきた。ムーア氏は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子、エジプトのアブデルファッターハ・エルシーシ大統領、ヨルダンのアブドラ2世国王、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相など、地域の重要人物と会談している。
2023年、イスラエルによる残忍な攻撃の最中、ムーア氏はガザ地区とイスラエルの国境を訪れ、ソーシャルメディア上でイスラエル治安部隊を公然と称賛した。この姿勢は、パレスチナ人や人権擁護団体から厳しい非難を浴びた。ISISの台頭時にキリスト教徒の少数派を避難させるなど、彼の「人道的」介入は、しばしば米国の外交政策上の利益と一致する。
ムーア氏はまた、名誉毀損防止同盟(ADL)の中東諮問委員会の委員も務めており、物議を醸した経歴にもかかわらず、少数派の権利擁護者を自称する姿勢を頻繁に示している。
MAGAとの緊密な関係、パレスチナ人追放への支持
ムーア氏はトランプ氏およびMAGA運動と深いつながりを持っている。2016年にトランプ氏の福音派諮問委員会に加わって以来、当時の大統領候補と共に祈りを捧げた牧師の中核グループの一員であり、大統領就任を公に祝福してきた。
彼はキリスト教徒の迫害と世界紛争に焦点を当てた12冊の著書を執筆しており、右派メディアで頻繁に引用されている。特にムーア氏は、ガザ地区の住民を強制的に移住させ、同地区を「中東のリビエラ」に変貌させるという、広く非難されているトランプ大統領の計画を公然と支持してきた。この構想は、パレスチナ人の土地収奪をさらに強化するものと見られている。
2025年2月、ムーア氏は「トランプ大統領は常に戦争を人命の犠牲という観点から見ている…米国はガザの将来について全責任を負う」とツイートした。
さらに彼は「反シオニズムは反ユダヤ主義である」と主張し、イスラエルの政策に対する正当な批判とヘイトスピーチを混同した。》
《米政府の独立機関「国際宗教自由委員会」(USCIRF)の元委員でキリスト教福音派のジョニー・ムーア牧師はこのほど、日本政府が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令を請求したことについて、これが実現すれば「共産主義者への贈り物」になると警告した。また、こうした動きが今後、他の少数派宗教へ波及することにも懸念を示した。
ムーア牧師は、「民主主義国家における宗教の自由への警鐘が鳴らされている」と題した米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」への寄稿で、「信教の自由が侵害されているのは全体主義国だけではない」と指摘。その上で「民主主義国家では、信教の自由が不可侵の権利として認められているにもかかわらず、政府から直接迫害を受けるケースが増えている」と訴えた。
その中で、日本における家庭連合への解散命令請求について、「不名誉なことに、日本政府は影響力を持つ少数派宗教団体への法人格の剥奪を積極的に進めている」と批判。その上で「この動きが、エホバの証人やキリスト教福音派のような他の少数派宗教へ波及することが懸念される」と警戒感を示した。
また、家庭連合への迫害の背景に共産主義イデオロギーがあると指摘されていることを踏まえ、家庭連合の解散が実現すれば、「日本を破壊しようとする共産主義者への贈り物となるだろう」とも警告した。
ムーア牧師は、自身が共同創設した福音派牧師らによる「キリスト教指導者会議」の議長を務めるほか、トランプ前政権とバイデン政権の下で2度、USCIRFの委員に任命された。中国におけるイスラム教少数派やキリスト教徒への弾圧問題など、世界における信教の自由擁護に積極的に取り組んできたことで知られる。》


2025 年 7月 3日
1日詐病TACOトランプは、減税法案に反対し「アメリカ党」結成を唱えるマスクに「マスクへの補助金は史上最大。それがなければ会社をたたみ南アに帰るしかない。EVもおしまいでアメリカは大金を節約できる」と投稿。目糞鼻糞、世界一の富豪から多額の選挙支援金を貰い連邦職員大量解雇をさせて、対立すると罵って切り捨てる。全く大統領、政治家どころか大人の体をなしていない。
 米上院は賛否同数、バンスの1票で法案を可決。BBCは、ロンドンでも気温36.7度、パリやフランス南部で38度、ヨーロッパ各地でも記録破りの猛暑、トルコでは山火事、これが新たな日常と。仏2も欧州最高気温45度、パリは昼に37度でエアコンのない地下鉄車内は32度、乗客は扇子を使っても暑いと。仏全国で1900の学校が休校し、暑さを避けて授業を教会で行う小学校も。「私たちには一番暑い夏でも、この子にとっては一番涼しかった夏になるのか不安」と父親。トランプが否定する地球温暖化は確実に進行している。
 1日もイスラエルの攻撃が続き、ガザで少なくとも60人、この1ヶ月で人道支援を待つ間に少なくとも600人が死亡とTVE。イスラエルではガザの状況に目を向ける国民が少ないのは、主要メディアが報道しないから、と数少ない独立系雑誌The Seventh Eye編集者を取材。「メディアは人々が聞くに耐えない情報を隠している。これは一種の沈黙協定。自分の国が行なっている恐ろしいことに気づいていながら、何事もなかったようにコーヒーを飲んだり仕事に行ったりは出来ない」と。
https://www.972mag.com/writer/theseventheye/
https://en.idi.org.il/publications/6656
 アルジャジーラは、1日イスラエルの攻撃で配給所付近を含めガザで81人が死亡、南部の7階建ての住居への攻撃では子供数人を含む10人が死亡しおよそ40人が行方不明と。
 ABCも上院共和党からは3人が反対した、今後数年で1180万人が健康保険を失う可能性がある、もっとも富裕な層中心に今後4兆ドルの減税法案を報道。保険を失うこの議会予算局の数字を否定する根拠を聞かれたトランプは根拠は示さず「ずっと少ない」だけ。まさにTACO。
 PBSはこの法案が、2005年にブッシュ政権が定めた太陽光パネルの住宅用、非住宅用設備導入への税額控除率30%の優遇措置を、バイデン政権が2034年まで延長していたのを廃止することを検証。かつて石炭産業が盛んだった西バージニア州で太陽光パネル設置企業を運営する経営者は「州でもこの数年で20~30%電気料金は上昇し、もっとも安価ですぐに電力を増やせる太陽光パネルへの需要は増えていた。しかし控除の突然の終了は、中国に対抗するAIデータセンターによる莫大な電力使用量増大にも対応できず、勢いを失うだけ」と。
 さらに、ガザの配給所付近でのイスラエルの攻撃によってこの1ヶ月で500人以上が殺害され、多くの支援組織が「ガザ人道財団」の廃止を求めていることを報道。「ガザの人びとは、餓死するか、食料を得ようとして撃たれるかのリスクを負っている」とオックスファム、セーブザチルドレン、アムネスティーインターナショナルなどが声明。
 トランプ政権はまた、バイデン政権と議会が認めたウクライナへのパトリオットミサイルなど武器支援をロシアの攻撃が激化するなか停止と。「米国の国益を第一に考えての決定。米軍の強さは維持される。イランに聞け」とホワイトハウス副報道官。6月だけでロシアはウクライナに5040回ドローンで攻撃し、国連によれば過去6ヶ月で民間人死傷者は37%増加と。ウクライナで兵士訓練などに携わる、ボールドウィン元カリフォルニア州兵長官は「支援停止は戦場だけではなくウクライナの人びとの意志や士気に影響を及ぼす。交渉は強い立場からが有利。パトリオットのような極めて高性能の防空システムはすぐには代替できない」と。まさにロシア工作員トランプは、フロリダの建設中の移民勾留施設を訪問して「ワニの姿の警備員や警察官がたくさんいるので、経費はかからない」とお粗末ジョーク。クルズバン移民弁護士は「拘束された多くの人は、一時保護資格のハイチの人などで不法移民ではない。合法的に暮らしてきた。拘束は市民に対する犯罪」と。この詐病、性的暴行、機密文書持ち出しトランプこそ犯罪常習者として勾留すべき。1日発表のPBSなどによる世論調査で「アメリカは深刻な民主主義の危機にある」が76%。
 アルジャジーラは、ガザで行方不明者が国連の推定で瓦礫の下などに11000人、セーブザチルドレンは戦闘開始20ヶ月でガザで行方不明者が17000人から21000人と推定と。毎日行方不明の兄弟を探す女性。死者の身元確認や行方不明者の認定、瓦礫の中の捜索もイスラエルが繰り返す攻撃と妨害で困難になっていると。
https://news.un.org/en/story/2025/04/1162491
https://www.savethechildren.net/.../gazas-missing...
 2日仏2はロシアの攻撃激化で、連日のようにドネツク州前線の占拠された村にロシア国旗が掲げられるロシアテレビ映像と、2日未明に攻撃されたハルキウの焼ける家屋の映像を伝える。「朝の3時に物凄い爆発があって、もう終わりかと思った」と女性。アメリカの戦争研究所の推定では、3月に比べ6月はロシアの新たな占領地は2倍以上と。そうしたなかトランプはウクライナへのパトリオットなど武器支援を停止。ウクライナ市民は大いに失望している、と仏2。「今まさに私たちはそれを必要としています。至る所で攻撃が激しくなっている。空の防衛が必要」とキーウ市民。
 仏2はさらに、世界で1億2千万人が何らかの人道支援を必要とする現在、イスラエルと米国が支援する「人道財団」から食料を得ようとして数百人の市民が殺害されているもっとも過酷な状況にあるガザで、支援団体がいかなる困難に直面しているかをカナダ出身の「国境なき医師団」看護師に取材。「3週間前から入りましたが、今ガザで起きていることは容認し難い、想像を絶するものです。毎日のように人が死ぬことが普通のことになってしまっています」と。そこは「人道財団」の配給所からもっとも近いクリニックで、毎日怪我人が来る。「子供に食べさせるために命懸け。子供のため以外に生きる意味はない。息子がお腹を空かせて泣いているのは、胸が張り裂ける思い」と負傷した男性。「毎日のように薬はない、おむつもミルクもないと言わざるを得ない。以前活動したハイチやチャドより、ガザは最も厳しい」とラトール看護師。国連はガザで命を落とした人道支援員は1000人を超すと。
 ワシントン連邦地裁は、メキシコ国境での亡命申請者の入国を「国境の状況は侵略」として禁じたトランプの大統領令を「強制送還の根拠にならない」と差し止めとPBS。武器供給停止にウクライナでは「アメリカは信頼できないパートナーになってしまった」などの失望と恐怖が広がると。ヘルソンではロシアの夜間攻撃で病院が破壊される。
 ガザではトランプがイスラエルは合意の条件を受け入れたとした後、「ハマスを殲滅する」とネタニヤフは再度強調し、イスラエルの攻撃が続き多くの民間人が死亡。「戦争は間も無く終わるというたびに、彼らは嘘をつく。彼らは我々を殺し、犠牲者は増え続け、私たちは愛する人をさらに失う。この戦争は終わらず、この戦争が私たちを終わらせるでしょう」とガザの若者。まさにネタニヤフとTACOトランプによるジェノサイド。


                                                                                                                                                                 
  
     





























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