Fukupulio's Page

Blog
2025年 1月


ホーム
ブログ

写真
旅の写真
  You Tube 
世界史Print
リンク

 
神 戸・お店
六 甲山とその周辺
時 事
集団的自衛権 考
砂川事件判決
国旗・国歌訴訟
ギ ルガメッシュ叙事詩考






2025年 1月31日
「おそらく150万人ほどの人がいる。私たちはすべて一掃-cleen out-する。ーーほぼすべてが破壊され、そこで人々が死んでいる」、「だから私はアラブ諸国と協力し、人々が違った環境で、うまくいけば平和に暮らせるような家を、別の場所に建てられればと思っている」26日トランプ
・トランプはこの日、エアフォース・ワンの機内で、イスラエルへの2000ポンド爆弾の供給について、バイデンによる停止を打ち切ったことも説明。「イスラエルは代金を支払い、長い間待ってきた」
「ガザ地区のパレスチナの人々は15カ月の間、死と破壊に耐え(中略)、土地を去らなかった。だから、トランプ米大統領の提案で明らかにされたいかなる申し出や解決策も、たとえそれが復興の名の下で善意に見えたとしても、人々が受け入ることはない」ハマスのバセム・ナイム政治局員
「私たちの民をガザ地区から移住させることを狙ういかなる計画にも、強い拒絶と非難を表明する」パレスチナ自治政府マフムード・アッバス議長
「入植地というものは存在しない。これらはコミュニティーであり、近隣地域であり、都市だ」「イスラエルには(先祖代々の土地)ジュデアとサマリア(ヨルダン川西岸地区)の所有者であることを証明する権利証書があるはずだ」マイク・ハッカビー駐イスラエル大使(キリスト教福音派)
「戦争によって奪った占領地を併合するという考えが合法とみなされ、容認されるようになれば、世界のほかの強力な国々がどのような反応を示すのか、想像がつくだろう。つまりこれはパレスチナ人や私たちの苦しみというだけでなく、国際秩序に関わる事態だ」パレスチナの政党「パレスチナ国民イニシアチブ」代表ムスタファ・バルグーティ
 イスラエルが米国の2000ポンド爆弾などで4万7000人以上の市民を殺害し、意図的・計画的に建造物の60%以上を破壊し、電気、ガス、水道、学校、寺院、病院など社会インフラもほとんど壊滅させ瓦礫としたガザから、パレスチナの人びとを周辺国に移住させて「クリーンアウト」すると言うトランプは、まさにイスラエルによるパレスチナ人のジェノサイド加担者であり、2国家共存を認めないネタニヤフ、ベングビール、スモトリッチらと同じ戦争犯罪人。ガザだけでなく、西岸もイスラエル領と唱えるものが、トランプ任命の駐イスラエル大使。
 「私が大統領であれば、イスラエルを攻撃する者など決していなかっただろう」トランプは23年10月こう妄言したが、西岸のエルサレムをイスラエルの首都と認め米大使館を置くなど、ネタニヤフらシオニストにひたすら媚を売る政策を続け、イスラエルのガザや西岸での入植と暴力を容認し続けた結果が、23年10月7日のハマスの攻撃をもたらした、その最悪の張本人がトランプだ。
 ガザで数十年はかかる瓦礫の撤去、インフラの整備、そして住宅や学校の再建は、戦争犯罪人ネタニヤフらをICCの裁きに委ね、イスラエルと米国の資金で行われるべき。そこをイスラエル入植地にするなど、、昨日が解放記念日だったアウシュビッツの大虐殺を現代に再現させる、残忍極まるジェノサイドの拡大。
《アメリカのドナルド・トランプ大統領は25日、パレスチナ・ガザ地区に住むパレスチナ人について、エジプトとヨルダンが受け入れることを望むと述べた。当事者らは反発している。
トランプ氏は大統領専用機エアフォース・ワンの機内で、記者団に考えを明らかにした。
トランプ氏は、ヨルダンのアブドラ国王にはすでに要請したと説明。エジプトの大統領にも26日に要望を伝える予定だと述べた。
トランプ氏はガザを「解体現場」と表現。「おそらく150万人ほどの人がいる。私たちはすべて一掃する」と述べた。また、こうした動きは「一時的かもしれない」し「長期的かもしれない」とした。
また、「ほぼすべてが破壊され、そこで人々が死んでいる」、「だから私はアラブ諸国と協力し、人々が違った環境で、うまくいけば平和に暮らせるような家を、別の場所に建てられればと思っている」と述べた。
ガザを実効支配するイスラム組織ハマスも、パレスチナ自治政府も、この提案を非難した。ヨルダンとエジプトも、この構想をはねつけている。
エジプトに対してトランプ氏が正式に要請したかは定かではないが、同国外務省は、パレスチナ人を追い出すようないかなる努力も拒否するとしている。
一方、ヨルダンの外相も、パレスチナ人の強制移住に反対する同国の姿勢は「確固で揺るがない」と述べた。
トランプ氏は以前から、思いつきで発言し、結局は実現しないアイデアを打ち上げることで知られる。
ガザでは19日にイスラエルとハマスの停戦合意が発効し、これまで順守されている。両者の戦争は、2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃したことで始まった。この攻撃では約1200人が殺害され、251人が人質としてガザに連れ去られた。
ハマスが運営するガザ保健当局は、イスラエルの軍事行動で4万7200人以上(大半は民間人)のパレスチナ人が殺害されたとしている。
ガザでは15カ月間続いた戦争で、住民約200万人のほとんどが避難を余儀なくされている。インフラは大部分が破壊されている。
国連は、ガザ全域で建物の6割が損壊または破壊され、再建には数十年かかるとしている。
破壊された建物画像提供,EPA
パレスチナ側の反応
ハマスの政治局員バセム・ナイム氏は、「ガザ地区のパレスチナの人々は15カ月の間、死と破壊に耐え(中略)、土地を去らなかった。だから、トランプ米大統領の提案で明らかにされたいかなる申し出や解決策も、たとえそれが復興の名の下で善意に見えたとしても、人々が受け入ることはない」と話した。
ヨルダン川西岸では、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長が、「私たちの民をガザ地区から移住させることを狙ういかなる計画にも、強い拒絶と非難を表明する」とした。
アメリカはこれまで、数十年にわたる外交政策で、パレスチナ国家の創設を支持。ガザがその主要な部分になるとしてきた。
しかし、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこれを拒否。同国政府の強硬右派は、ガザ住民を近隣諸国に移住させるアイデアを、以前から打ち出していた。
パレスチナ人の間では、トランプ氏の周辺にいる人々が中東政策に関し、同氏をより極端な方向に向かわせているとの懸念が生まれている。
トランプ氏が次期駐イスラエル大使に指名したキリスト教福音派の信者、マイク・ハッカビー氏は今月、パレスチナ国家の存在という考えを真っ向から否定した。
同氏の発言は、パレスチナとイスラエルが共存するという「2国家解決」の構想を支持する、アメリカの60年にわたる中東政策と矛盾する。
アメリカはこれまで、ガザやヨルダン川西岸からのパレスチナ人の強制移住に反対を表明してきた。ガザもヨルダン川西岸も、イスラエルの占領下に置かれている。
近隣諸国のパレスチナ難民
国連によると、ヨルダンには200万人以上のパレスチナ難民が暮らしている。大半は市民権を得ているとされる。
1948年のイスラエル建国をめぐる紛争では、パレスチナ人約75万人が住む家を追われた。その子孫らがヨルダンで生活している。
イスラエルとの戦争が始まってからは、何千人ものパレスチナ人がエジプトに逃れている。だが、それらの人々は難民として認められていない。
イスラエルの極右には、ガザに戻って入植地を建設したいと思っている人たちもいる。イスラエルは2005年に一方的に撤退を命じ、入植地21カ所を解体。入植していた約9000人を軍が退避させた。
ガザでは現在、北部から避難していた人々の自宅に戻る動きが遅れている。イスラエルは、ハマスが停戦合意に違反したと非難している。
トランプ氏はこの日、エアフォース・ワンの機内で、イスラエルへの2000ポンド爆弾の供給について、ジョー・バイデン前大統領による停止を打ち切ったことも説明。「イスラエルは代金を支払い、長い間待ってきた」と述べた。
アメリカはイスラエルにとって、群を抜いて最大の武器供給国。イスラエルが世界で最も技術的に洗練された軍隊を構築するのを支援してきた。
しかし、ガザで戦争が起こり、米製武器による破壊のすごさが明らかになると、イスラエルへの武器輸出を減らすか終わらせるようアメリカに求める声が再び上がった。
(英語記事 Trump wants neighbours to take in Palestinians to 'clean out' Gaza)》
月別表示
次年 2025年
前年
1月
2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
9月 10月 11月 12月





2025年 1月27日
「「核なき世界」が平和になるとは思わない。「核戦争なき世界をつくるために核を持つ」のだ」23年6月19日
「核共有は所有権や管理権を持つわけではなく、核をいつ使うか、使わないかの意思決定の過程の共有だ。非核三原則には基本的に触れない」24年9月16日自民総裁選討論会
「アジア版NATOにおいても、米国の核シェアや核の持ち込みも具体的に検討せねばならない」24年9月27日米シンクタンクへの寄稿
「(核廃絶への姿勢を問われ)私は拡大抑止を否定する考え方を持っていない。むしろ、実効性をいかに高めるかに腐心している」24年12月10日衆院予算委員会
「政府はなぜ正々堂々と参加できないのか、腹が立つし残念だ」広島県原爆被害者団体協議会・箕牧智之理事長(82)
「(核兵器廃絶に対して)逆に日本政府が足を引っ張っているようにとられてしまう。核兵器の被害にあった国としての立場をはっきりさせるべきだと思う」広島県原爆被害者団体協議会・佐久間邦彦理事長(80)
 「核兵器による平和」「拡大抑止」しか頭にない、核廃絶を根底から否定し「非核三原則」をも蹂躙する核依存の政治屋が、唯一の被爆国日本の首相という悲惨。
 「核なき世界」と「核戦争なき世界」には天と地の違いがある。プーチン、トランプ、習という、人権意識が欠落した、軍事力行使では独裁者である者たちが、決して核を使わないという保証はどこにもない。台湾を巡っても、米中で核の撃ち合いが行われ、甚大な被害が米国ではなく日本、中国にもたらされる危険性が指摘されている。
 長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)などの国際研究グループが去年4月発表した「北東アジアにおける核使用リスクの削減(NU-NEA)」プロジェクトの最終報告書は、ケース5で米中の核の応酬に発展すると、使われる核兵器は24発、ほとんどが長崎原爆を上回る威力で、最大で約14倍の300キロトン、数カ月で260万人が犠牲になると試算。仮に通常兵器使用のみに留まったとしても、最大の被害を出すのはやはり日本。
 日本が中国、北朝鮮と現在抱える課題は、尖閣領有権、国交回復、拉致問題解決だが、いずれも国際法に則る手段は外交と対話であり、核兵器による睨み合いではない。「台湾有事」に米国と共に、あるいは米国に代わり日本が参戦するなどあり得ない。
 日本が核兵器禁止条約に参加しないことは、世界の核廃絶運動に対する妨害でしかなく、日本の地位を決定的に貶めるだけのもの。こういう愚かしい核依存政権は直ちに交代させるべし。
《石破茂首相は25日、3月に米国で開かれる核兵器禁止条約の第3回締約国会議への日本政府のオブザーバー(傍聴)参加を見送り、自公両党の与党議員を派遣する方向で調整に入った。首相は同日、こうした方針を政権幹部に伝えた。
 核兵器の保有や使用を全面的に禁じる核禁条約の締約国会議へのオブザーバー参加をめぐっては昨年12月、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞したことを受け、連立を組む公明党からも参加を求める声が強まっていた。しかし、首相は同月の国会答弁で「拡大抑止を否定するという考え方を私は持っていない」として、核禁条約の締約国会議への日本のオブザーバー参加に慎重姿勢を示していた。ただ、首相は日本被団協や公明からの要請を踏まえ、すでにオブザーバー参加しているドイツの例を検証する考えを示していた。
 核禁条約は2021年に発効。日本政府は核廃絶の必要性を訴える一方、「核の傘」を含む米国の戦力で日本を守る「拡大抑止」を重視し、米国やロシア、中国などの核保有国の不参加などを理由に核禁条約に否定的な態度を取り、締約国会議へのオブザーバーも見送っている。
 8日に首相官邸で首相と面会した際、第3回締約国会議へのオブザーバー参加を求めた日本被団協代表委員で、広島県原爆被害者団体協議会(広島県被団協)理事長の箕牧智之さん(82)は「政府はなぜ正々堂々と参加できないのか、腹が立つし残念だ」と話した。代わりに与党議員が派遣される方向で調整に入ったことについては「1ミリでも2ミリでも前進ではある。第4回締約国会議では良い方向にいってほしい」と述べた。もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(80)は「(核兵器廃絶に対して)逆に日本政府が足を引っ張っているようにとられてしまう。核兵器の被害にあった国としての立場をはっきりさせるべきだと思う」と話した。》





2025年 1月27日
日記代わりに。
 22日市バスで北野に出てMont Dorでピザ。開店時は空いているが「ここ美味しいよ」と奈良からお客も。やはり市バスで平野に行き今年初湊山温泉へ向かうが、なんと水曜定休、我ながら迂闊。神戸駅方面にはじめて南へ歩くが道のりがわからず、地元の人に教えていただき、荒田神社、湊川神社を経て神戸駅。地下鉄で三宮、食材買って帰宅。24日も3月並みの気温、午後運動がてら六甲台から歩いて深田池。そのまま阪神御影まで降り食材買って帰宅。
 昨日は神大を抜けてil vento、入るとすぐ満席。ピザ皿が陶器製、磁器製、ステンレスで、熱しにくく冷めにくいステンレスが良いのではと前回希望し、今回ステンレス。見た目の印象かもだが。食後歩いておとめ塚の湯に浸かり、野菜やオリーブオイルなど全般の高騰に揉まれながら食材買って帰宅。
 今日は西宮北口のゆいたばでソーキそばをいただき、ガーデンズ1階と駅前の魚屋で食材買い、廣田神社まで道を違えながら歩く。さらに昨年知った野坂昭之「火垂るの墓」の記念碑があるという近くの公園を探すが、準備不足で道に迷う。どうにか見つけ、たどり着いた石碑は「戦没者慰霊塔」。子どもたちが楽しげに遊ぶ公園の一角に、「火垂るの墓 誕生の地 記念碑」も見つけた。さらに広場に行くと、「阪神・淡路大震災 西宮市犠牲者追悼之碑」も。碑には千名を超える震災犠牲者の名前が記帳されていると。戦争、自然災害の悲惨が刻まれている貴重な場所だった。
 苦楽園から阪急と市バスで帰宅。冬至を一月過ぎて5時半になってもどうにか明るい。



2025年 1月24日
20日性的暴行と刑事犯罪者トランプ(78)が47代アメリカ大統領に就任。  
 BBC記者は、英首相スターマーとトランプを比較し、「こちらは弁護士、あちらは有罪判決を受けた犯罪者」と。そのトランプは就任式で「アメリカに神の栄誉をもたらすため、自分は神により救われた。今日からアメリカの政策には男性、女性のふたつの性しか存在しなくなる」と迷言。式典には超富裕層のIT企業家や欧州、南米のポピュリスト首相らが招かれる。
 スペインTVEは、トランプが就任式にEU首脳は呼ばず、オルバンら極右指導者を招待したと。
 ABCは、就任式の後市内の競技場「キャピタル・ワン・アリーナ」で2万の支持者を前に、トランプが皺だらけの貧相な表情でバイデンの大統領令78を無効とする、パリ協定からの離脱、など9つの大統領令に署名する様をライブ報道。いかにもポピュリストらしい不様なパフォーマンス。喝采する聴衆の中に、移民・物価対策以外は支持しないのか、事実確認のために参加したのか、硬い表情の参加者もいる。21年議会襲撃犯の恩赦などのためにホワイトハウスに向かうトランプについて、「トランプは彼らを人質と呼ぶが、実際は有罪となった犯罪者」と記者。
 BBCは、この競技場に登場したトランプ最側近を自称するイーロン・マスクがナチス式敬礼を繰り返したことに、Xの投稿者からも非難が寄せられていると報道。マスクはドイツの極右「AfD独のための選択肢」党首とXで対談し、ドイツ国民にAfDへの投票を呼びかけるなど、まさに極右の本性を全開。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c0k54g8eznxo
 米PBSはトランプの就任式を、移民の大量送還・同盟国を含めた外国からの輸入品への関税引き上げ・政敵への報復が予想される、さらにトランプの「アメリカは不可能を可能にすることに長けている」との言葉を引き合いに、4年前正当な選挙結果を覆そうとした人物、刑事裁判の被告、重罪の既決囚が再びアメリカの大統領に返り咲く、と昨年の刑事裁判被告席での映像とともに報道。これがメディアの矜持というもの。式典後の競技場「キャピタル・ワン・アリーナ」でのマスクのナチス式敬礼に触れ、説明はなくこの動画をXから削除したと。
https://www.huffingtonpost.jp/.../story_jp...
 アルジャジーラは、ホワイトハウスで大統領令署名を続けるトランプが、「ガザの停戦合意が続くか確信はない。ガザはさまざまな方法で復興せねば。地理、気候も関心をひく」と述べたと報じる。投資のつもりだろうが、この人物は、まず第一にガザを瓦礫としたイスラエルとそれを支援したアメリカにこそ、その復興の責任があるとは、逆立ちしても思い至らないだろう。
 21日BBCは、米連邦議会襲撃犯の恩赦により刑務所からの釈放開始を報じる。トランプは「彼らは銃を携帯していなかった」とここでも虚言を吐くが、扇動罪で禁錮6年のレフィット受刑者は銃と結束バンドを携行、禁錮18年の極右「オース・キーパーズ」創設者スチュワート・ローズ受刑者は銃と装備で武装していたが、釈放される。当日連邦議会で暴徒らに激しく殴られた警察官は、「トランプが言うのは、自分のための暴力は許すということ」と。数日前に大容量のライフル銃の弾倉をワシントンに持ち込んで事件の首謀者とされ、禁錮22年の極右「プラウドボーイズ」のトップ、エンリケ・タリオも釈放され野に放たれる。
https://www.axios.com/.../stewart-rhodes-oath-keepers...
https://www.cnn.co.jp/usa/35208709.html
 仏2は、メキシコ国境沿いで米国への移民申請をしていた人びとが、トランプによる申請アプリの停止と非常事態宣言で、トランプの人形を叩き燃やす様子と、「何ヶ月も待って明日米国の国境警備局と面会の予定がキャンセルされた」「不法入国などしたくないのに」と語るのを取材。
 スペインTVEも、国境の町ティファナで移民保護を行う「移民の家」を運営するMurphy神父を取材。神父は「ここに12年いるが、精神病院を出て国境を渡る人は一人も見ない」、コロンビアから出て1年かけて来た母親は「ジャングルや道端で眠りようやくここに辿り着きました」と語る。トランプは大統領令の執務室で部下に「防衛費が少ないスペインはBRICS=Brazil、Russia、India、China、South Africa=加盟国か」とまったくの無知を晒す。公聴会でASEANの加盟国を挙げろと言われて、韓、日、オーストリアと答えた国防長官指名ヘグセスと同じ無知蒙昧の徒。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025011500187&g=int
 スペインTVEはさらに、パレスチナ人への暴力でバイデン政権が課していたヨルダン川西岸ユダヤ人入植者への制裁をトランプが解除し、ネタニヤフは西岸への激しい攻撃を開始しジェニンで10人が死亡、数十人が負傷し、イスラエル兵は民間人にも発砲し、軍は救急車の進行も阻んでいる、過激なユダヤ人入植者による攻撃も再発していると伝える。トランプは前政権以上に、イスラエルのパレスチナへの侵略、戦争犯罪を煽り加担する。
 米ABCも、連邦議会襲撃受刑者1500人への恩赦について、トランプが「これは1月6日の1500人の人質を恩赦する大統領令だ」と述べたと報じる。「民主主義を守るため命をかけている人々を冒涜するもの」と元警察官。首都警察の長官は「警察に対する暴力が罰せられないなら、我々より政治が大事だと言うことになる」と。共和党上院院内総務らは「大統領特権だから」「過去のこと」「私は(暴力を)見ていない」と質問に逃げるが、「恩赦は行き過ぎ」「警察官への暴力や議会の窓を破る人たちの恩赦なら、私は支持しない」と語る共和党議員も。「恩赦は警察官を襲ってもいいと言うメッセージを送ることにならないか」との質問にトランプは「私は警察の友人だ。他のどの大統領よりも」と更なる迷答。
 他方トランプは警察官への暴力は容認しながら、「強制送還は犯罪者から始める」と、暴力犯罪の前科がある不法移民の取り締まりを開始し、米国で生まれれば米国籍を与える出生地主義を廃止する大統領令にも署名。「世界で出生地主義を認めているのはアメリカだけ。馬鹿げている」と更なる妄言。出生地主義は、アルゼンチン、カナダ、ブラジル、アイルランドなど30カ国以上で認められている。
https://www.businessinsider.jp/article/178566/
 しかもこれは米国憲法修正14条が定めており、大統領にそれを変える権限はない。これが憲法に違反しているとして、すでに22の州が訴訟を提起している。「馬鹿げている」のはトランプ本人。「大統領には、法廷でお会いしましょう」とカリフォルニア州司法長官。
https://digital.asahi.com/articles/AST1P23PZT1PUHBI029M.html
 さらにトランプは、国民の団結を唱えながら、1期目の政権で意見が対立した国家安全保障問題補佐官だったボルトンへのシークレットサービスによる警護を廃止し、ミリー前統合参謀本部議長の国防総省の肖像画を撤去させるという報復を行う。なんとも器が小さい愚者ぶり。
 米PBSは、ワシントン国立大聖堂での礼拝に参加したトランプが、聖公会のマリアン・エドガー・バッディ主教の「私たちの心を蝕む傲慢さと憎しみを取り除いてください」「性的マイノリティーの人たちの中には命の危険におびえている人たちもいる。移民の大多数は犯罪者ではない。いま、おびえている人々に慈悲の心を持って下さい」との祈りの言葉に敵意に駆られる表情で凍りつく様を伝える。翌日トランプはXで「急進左派の、強硬なトランプ嫌い」とまたも暴言。この輩の信仰心はこの程度の代物。
https://www3.nhk.or.jp/.../20250123/k10014700901000.html
 PBSは、トランプが議会乱入事件受刑者1500人に恩赦を与えたことに、これで米国史上最大の政治捜査と起訴が白紙となったと、禁錮18年の極右「オース・キーパーズ」創設者スチュワート・ローズ、禁錮22年の極右「プラウドボーイズ」のトップ、エンリケ・タリオの写真を掲げて伝える。
 さらに、イスラエルの人質家族も壇上に参加した、署名前の集会でトランプが繰り返した「議会乱入事件の参加者は人質だ」「我々の素晴らしい人質を解放する。彼らは何も間違ってはいない」と語る映像も報道。「煽動共謀」という重大な刑事犯罪者と同列視された人質家族には戸惑いの表情も。
 トランプはこの日1000人以上の政府任命職員を解雇するとし、米軍の6人の司令官のうちの一人、米軍初の女性司令官リンダ・フェーガン沿岸警備隊司令官を「国境よりも多様性を優先している」と解任。
https://www.afpbb.com/articles/-/3559305
 92年前ドイツ国民は、ドイツ民族の栄光とユダヤ人、ロマ、性的マイノリティー、障がい者排斥を唱える反乱首謀者を首相とし、ドイツと世界に地獄の門を開いたが、いま米国で移民排斥などを唱える老醜漂う自らも犯罪者の、愚劣極まる輩が核・軍事大国の再選大統領という、人類にとっての悪夢がふたたび、より醜悪さを増して始まった。




2025年 1月23日
16日アルジャジーラも、停戦合意後にガザ各地へのイスラエルのミサイル攻撃でパレスチナ人46人が死亡、「前日に停戦合意を聞いて家に帰れると喜んでいたが、その喜びが一瞬にして消えてしまった。瓦礫の下にまだ18人が埋もれている」との避難者の声を伝える。
 17日BBCは、イスラエルの安全保障担当閣議がハマスとの停戦合意を承認(ベングビールとスモトリッチは反対)、次は全閣僚会議にかけられると伝える。ガザでは合意成立後イスラエル軍の空爆で116人が死亡。前日伝えた、停戦合意の数時間後に両親、妹、叔母、叔父が死亡し瓦礫から救出された3歳の男の子が、母親の友達に保護されていると伝える。「イスラエルはこの子から全てを奪った」と女性。
 イスラエルでは「停戦はハマスへの降伏だ。人質全員が解放された場合のみ、取引を支持する。そうすることで、我々が支配者だとメッセージを敵に送る」と右翼団体Forum Gvura(戦死兵士の遺族)は、「支配者」としてパレスチナへのジェノサイドを支持する。他方、首相公邸の前で「戦争であまりに多くの人々を失った。イスラエル軍の空爆であまりに多くの人質も失われた。停戦と人質解放を長引かせたのは、ネタニヤフ」と語る人質家族。
 独ZDFはガザのハンユニスで、停戦発効前にわずかな食糧支援に並ぶ避難者の姿を伝える。「私たちは平和が欲しい。他の国のように生活したい」と語る女性。
 18日イスラエル閣議は停戦合意を承認。ハマスは人質女性3人を赤十字に引き渡しイスラエルに戻る。イスラエルは拘束していた女性と未成年者90人をヨルダン川西岸に移送する準備、エジプトからガザに支援物資搬入のトラックが到着したと仏2。独ZDFも、イスラエルで「戦争が間も無く終わること、仲間が間も無く家に帰ることを願う」と語る女性、ガザのハンユニスで停戦を喜ぶ人々と道路で勝利者として迎えられる戦闘員の姿を伝える。
 スペインTVEは、停戦発効が3時間遅れ、その間もイスラエルの攻撃でガザで19人が死亡と。家に戻る途中に攻撃され子供2人を失った女性。さらにイスラエル軍の攻撃でどこも瓦礫と化した町に帰還する人びと。破壊された家に戻った女性は「これでは10人の子供と住むことはできない」と身の回りのものを回収する。
 退任間際のバイデンは「去年5月に私が示した提案がようやく実現」と。イスラエルに軍事支援を打ち切り停戦を迫ればもっと早く実現していたろうに。米ABCもイスラエルでの喜びと、「ほとんどの人が目にするのは、瓦礫の山と化した自宅」と、ガザのコミュニティーも住宅も破壊された惨状を伝える。アルジャジーラは、予定より7時間遅れて、イスラエルが解放した90人のパレスチナ人が西岸地区に戻ったと伝える。
 20日仏2は、廃墟と化した自宅に戻るガザ市民の窮状を報道。「これからどうすれば良いのか」と語る女性。「私の姉妹、その夫と息子さらに二人が瓦礫の下にいる」と、瓦礫の中に親族の遺体を探す女性。イスラエルは破壊された装甲車などを置いて撤退。避難キャンプでは、破壊された家に帰るためにテントを畳む避難者たち。独ZDFも、破壊された町に帰るガザ市民たちと、ようやくイスラエルに解放されたパレスチナの女性たちを伝える。
 英BBCは、解放された人質3人を喜ぶイスラエルの家族たちと、瓦礫の下から遺体を探すために数ヶ月ぶりにハンユニスに戻った息子を探す男性など、ガザ市民の苦しみを伝える。アルジャジーラは停戦発効後、南部ラファで新たに137人の遺体が回収されたと報じる。ガザ保健局が発表したガザの死者4万7000人は、病院で確認された死者の数にすぎず、通りや瓦礫の中には多くの遺体が残されている。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c4g928eerqyo...
 イスラエル軍は、建物も水道、ガス、電気設備も全て破壊し廃墟とした町も損壊した自軍車両も、ガザ市民の遺体もすべて放置したまま、ガザの多くの地区から撤退。
 これからガザの破壊された建物の撤去、2000ポンド爆弾による巨大な溝の修復、道路と社会インフラと住居の再建という、数十年かかる巨大な復興事業が、危うい停戦の中で待ち受けている。その撤去や再建を行う義務を負うのは、ガザを攻撃し市民を殺害、街を廃墟と化したイスラエルと、イスラエルに2000ポンド爆弾などを提供しその国際法違反の軍事行動を支援し続けたアメリカにある。
 21日スペインTVEは、パレスチナ人への暴力でバイデン政権が課していたヨルダン川西岸ユダヤ人入植者への制裁をトランプが解除し、ネタニヤフは西岸への激しい攻撃を開始しジェニンで10人が死亡、数十人が負傷し、イスラエル兵は民間人にも発砲し、軍は救急車の進行も阻んでいる、過激なユダヤ人入植者による攻撃も再発していると伝える。4万9000人の死者の他に、およそ10000人の遺体が瓦礫の中に取り残されているとも。
 アルジャジーラも、イスラエル軍の西岸への攻撃と、ネタニヤフがXアカウントで「治安閣議の決定による西岸の治安強化のための軍事活動」と述べたと伝える。トランプ、マスク、ネタニヤフらの「悪の枢軸」というもの。アルジャジーラはさらに、イスラエル軍のハレビ参謀総長が声明で、「軍はイスラエルを防衛するという任務に失敗し、国は多大な代償を払った。わたしは10月7日の事件を防げなかったという大きな失敗の責任を常に感じている。軍は多くの兵士を失い、戦争は多くの兵士とその家族に傷跡を残した」として3月6日に辞任すると表明したと報じる。
 米PBSも、ハレビ参謀総長らがハマスによる23年10月の奇襲攻撃を防げなかった責任を認め3月6日に辞任と伝える。さらに西岸へのイスラエル軍の攻撃に対し、国連事務総長は最大限の自制をイスラエルに呼びかけているとも。ネタニヤフは何ら責任を取らないまま。犯罪者トランプの下で犯罪者ネタニヤフのパレスチナへの侵略は続く。
https://www.cnn.co.jp/world/35228514.html



2025年 1月21日
「アメリカの黄金期は今から始まる」
「今日のこの日から、我々のこの国は繁栄し、尊敬される」
「私はただひたすら、アメリカを第一にする」
「最優先課題は、誇り高く豊かで自由な国を作ることだ」
「この瞬間から、アメリカの衰退は終わった」
「自分は、アメリカを再び偉大にするために、神に救われた」
「あらゆる人種と宗教と肌の色と信念の市民に、繁栄を取り戻す」
「我々は自分たちの憲法を忘れないし、自分たちの神を忘れない」
「南側国境に非常事態を宣言する。この国に対する悲惨な侵略を押し戻す」
「我々はこれから、どんどん(化石燃料を)掘るぞ」
「アメリカに表現の自由を回復させる。国家の巨大な力を使って政敵を迫害するなど二度とないようにする」
「今日から、ジェンダーは二つしかないというのが、アメリカ政府の公式方針になる。男性と女性だ」
「自分は、ピースメーカー(平和を作る人)だった、そして大勢をまとめる人だったという業績を残したい」
・陳腐極まる演説の全文はこちら。
・トランプ大統領は就任初日の20日、大統領令に次々と署名した。2021年の連邦議会襲撃事件で有罪とされた約1600人に恩赦を与えるものや、気候変動対策の国際的な合意「パリ協定」からの離脱、世界保健機関(WHO)からの脱退を表明するものなど。
 性的暴行で600万ドルの支払いを命じられ、不倫相手にその事実を隠すための不正会計処理で34件の有罪となった男が、47代アメリカ大統領に就任。
 自らを顧ることをせず、自らの非を全て否定する自己満足、自己顕示欲だけ旺盛で無知な老害。それを熱狂して称賛する米国人は、かつてヒトラーの演説を賛美して地獄の門を開いたドイツの歴史から、何も学んでいない。
 ヒトラーは40数回の暗殺に見舞われ、44年7月には複数のドイツ軍現役大将、司令官、将校らによる7月20日事件もあったが、生き延びている。神がヒトラーを助けたのではなく、同じくトランプを救ったのでもない。「神に救われた」は神をも自らの権威づけに利用する愚かな犯罪者の妄言に過ぎない。
 ナチスはドイツ国民にドイツ民族の優秀性と非ドイツ人への排斥を煽り、最終的にアウシュビッツ絶滅収容所などで、性的マイノリティー、障がい者、ロマ、そしてユダヤ人など600万人以上を虐殺したが、トランプの「アメリカファースト」「不法移民排斥」「性は男と女」と根は同じ。
 パリ協定、WHOから脱退し、世界のどこに住んでいてもその影響を免れない気候変動対策や世界の医療改善に背を向ける経済大国・核大国。自称「ピースメーカー」が、プーチンと同じく核ミサイルのボタンを押さない保証はどこにもない。ガザの惨状とカリフォルニアの大火災を見ても、気候変動・自然災害への対応と世界の医療・人道危機への対応そして核兵器を含む軍備管理、軍縮、国際人道法の遵守に向かう以外、人類に明日はない。
《米ワシントンで20日、アメリカ大統領と副大統領の就任式が行われた。連邦議会議事堂の円形大広間で、先にJ・D・ヴァンス氏が副大統領として、続いてドナルド・トランプ氏が第47代大統領として、それぞれ宣誓し、就任した。通算2期目のトランプ政権が始動した。
トランプ氏は「アメリカの黄金期は今から始まる」、「今日のこの日から、我々のこの国は繁栄し、尊敬される」と就任演説を開始し、「私はただひたすら、アメリカを第一にする」と約束した。
「我々の主権を回復する。我々の安全を復活させる。正義の秤(はかり)のバランスを回復する」と大統領は述べ、司法省の「残酷で暴力的で不公平な武器化」を終わらせると主張。「最優先課題は、誇り高く豊かで自由な国を作ることだ」と表明した。
選挙結果をもって自分は国民への「ひどい裏切りを完全に逆転させる」よう信任を得たのだとトランプ氏は述べ、「信仰と富と民主主義と、まさに自由」を国民に返すと主張。「この瞬間から、アメリカの衰退は終わった」とも強調した。
さらに大統領は、自分が選挙戦中に殺されそうになったと述べ、「当時もそう思ったし、今も思う。自分の命が救われたのには理由があるのだと。自分は、アメリカを再び偉大にするために、神に救われたのだ」と強調。会場の大勢が歓声を上げた。
トランプ大統領は、政府があらゆる危機に「尊厳と権威と力」で対応し、「あらゆる人種と宗教と肌の色と信念の市民に、繁栄を取り戻す」と強調した。
またアメリカ国民にとっては「2025年1月20日が解放の日だ」とも主張。「アメリカを完全に再生し、分別の革命を起こす」としたほか、「我々は自分たちの憲法を忘れないし、自分たちの神を忘れない」とも強調した。
さらに、「南側国境に非常事態を宣言する」と表明し、すべての違法入国を「直ちに止めさせ」、「外国の犯罪者」数百万人を送還する手続きを開始し、「この国に対する悲惨な侵略を押し戻す」と述べた。
「ジェンダーは二つしかない」
新大統領はさらに、物価引き下げを約束したほか、「国家エネルギー非常事態」を宣言。「我々はこれから、どんどん(化石燃料を)掘るぞ」と約束し、石油を燃料とする車両への規制を撤廃し、アメリカの自動車産業を救うと強調した。
また「政府によるあらゆる検閲を廃止」し、「アメリカに表現の自由を回復させる」と宣言したほか、「自分はこれについて多少知っている」として、「国家の巨大な力を使って政敵を迫害するなど二度とないようにする」とも述べた。
さらに「(肌の)色が見えない」「能力のみを基準にした」社会を作るとも述べ、「今日から、ジェンダーは二つしかないというのが、アメリカ政府の公式方針になる。男性と女性だ」と表明した。
「自分は、ピースメーカー(平和を作る人)だった、そして大勢をまとめる人だったという業績を残したい」のだとして、自分の就任直前にパレスチナ・ガザ地区で停戦合意が成立したことに言及した。
また、メキシコ湾の名称を「アメリカ湾」に変え、アラスカ州のデナリ山の名称を「マッキンリー山」に戻し、パナマ運河を中国から「取り戻す」のだと述べたほか、「星条旗を火星に立てる」のだと約束した。
トランプ大統領は「アメリカ国民が意思表示した」と自分の政治的なカムバックに触れ、「何かが不可能だなどと決して信じてはいけない。その証拠として私は皆さんの前に立っている。不可能の実現こそアメリカが得意とすることだ」と強調。アメリカは決して征服されず、威圧されないと述べ、「我々は決して失敗しない。アメリカ合衆国は今日から、自由で主権のある独立国になる。未来は我々のもので、この国の黄金期は今始まったばかりだ」と締めくくった。
トランプ大統領の演説を通じて、会場の共和党関係者は立ち上がり、拍手と歓声でその内容をたたえていたものの、壇上にいたバイデン氏やハリス氏など民主党関係者は着席を続けた。
ただ、トランプ氏がイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意に言及した時には、前大統領と前副大統領は立ち上がって拍手した。
他方、火星を目指すという発言には、壇上でトランプ氏の後ろにいた大富豪イーロン・マスク氏が親指を立てて喜んだ。マスク氏はスペースX社のオーナーとして、火星探査計画を発表している。
テクノロジー大手の幹部並ぶ
議事堂の外で行われることの多い就任式は、今回は寒波を理由に議事堂内のロタンダ(円形大広間)で行われた。アメリカ政界幹部やテクノロジー大手のCEOたちなどが集まった。
トランプ氏が宣誓を終えると、ジョー・バイデン氏は握手して拍手した。
就任式には、バイデン夫妻、カマラ・ハリス夫妻のほか、ビル・クリントン元大統領夫妻、ジョージ・W・ブッシュ元大統領夫妻、バラク・オバマ元大統領も出席。ミシェル・オバマ氏は欠席した。
就任式には、トランプ氏をかねて支持してきたマスク氏のほか、テクノロジー大手各社の代表も出席した。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)、アマゾンのジェフ・ベゾス会長、メタのマーク・ザッカーバーグCEO、グーグルを運営するアルファベットのスンダー・ピチャイCEOらの姿があった。
就任式に先立ち、バイデン氏はホワイトハウスで、トランプ氏を「お帰りなさい」と迎えた。大統領夫妻と次期大統領夫妻は伝統にのっとり、ホワイトハウスでお茶を共にした後、連邦議会議事堂での就任式に向かった。
ホワイトハウス訪問に先立ちトランプ夫妻は、ホワイトハウスに近いセントジョン米聖公会教会で礼拝に臨んだ。これも就任式朝の伝統のひとつ。
他方でバイデン氏は大統領として最終日の同日、トランプ氏がかねて敵視してきた元政府高官らに対し、予防的な恩赦を与えると発表した。次期政権による報復の阻止を目的とした、異例の措置とされている。
恩赦の対象になったのは、アメリカの新型コロナウイルス対策でワクチン接種の必要を訴えトランプ氏と対立したアンソニー・ファウチ博士、トランプ氏を批判したマーク・ミリー前統合参謀本部議長、2021年1月の連邦議会襲撃について調査した下院特別委員会の関係者、調査でトランプ氏に不利な証言をした議会警察の警官たちなど。
バイデン大統領による恩赦について、ファウチ博士やミリー将軍、元議会警察警官のハリー・ダン氏、元同警官のアキリノ・ゴネル氏、議会襲撃を調査した下院特別委の元委員9人はそれぞれ、感謝を表明した。》


2025年 1月20日
16日仏2は、戦闘開始以来467日のイスラエルとガザの状況を伝える。
 ガザでは合意発表後イスラエルの攻撃が続く。海岸沿いの避難テントで僅かな野菜を育てて生活する家族の希望は、家に帰ることだが、母親と父親は「北部に帰る実感が湧かない」「次々に家が爆撃されて、家はまだあるかもしれないし、ないかもしれない」と。15日夜合意発表直後もガザ北部が爆撃され、ガザ保健省は24時間で81人が死亡したと。「停戦を待って喜んでいた。23年10月以来一番幸せな夜だったのに」と若者。ガザ市民のもう一つの期待は多くの人道支援で、あらゆるものが欠乏している、と。
 仏2はさらに、ウクライナの最前線の町ポクロウシクで避難せずにガスも電気も水道もなく暮らす人々を記者が取材。ロシアの爆撃に晒されて街が破壊され、領土を失っても停戦を求める人々が増えている、と。「自分たちには、自殺するか、殺されるまで苦しむかの選択肢しかない」と涙を堪えながら語る高齢男性。「こんな生活にはもう耐えられない」と語る女性。夜の暗闇の中、前線で負傷した兵士がロシアの無人機を避け照明を使わず地下に運ばれて治療を受けるが、その兵士は「自分は治療を受けたらまた前線に戻る。戦友の死を無駄には出来ない」と。ウクライナ兵の戦死者は、政府発表の4万3000人よりはるかに多いとされ、治療にあたった外科医は「決断する時だ。兵士には親がいて、家族を亡くしたものもいる。領土を諦めねばならないのはやり切れないが」と。記者はフランスで訓練を受けた前線の機甲旅団も取材。兵士4000人のうち半数近くが脱走したというが、指揮官は脱走兵を糾弾せず、「このまま戦闘を続けても失った領土を取り戻すことはできないと思う。プーチンとの交渉を望む。そうしなければあまりにも多くの市民や兵士の犠牲を受け入れなければならなくなる」と。アジア・太平洋戦争の日本のように、いたずらに戦争を長引かせるのはやめて、再びプーチンに侵略をさせないという枠組みを前提に、停戦を話し合う潮時だろう。
 15日夜にもイスラエルはガザへの空爆を続け、27人が死亡と独ZDF。スペインTVEも、合意発表翌日の16日イスラエルは合意承認の閣議を延期、極右ベングビールは停戦合意発効すれば辞任すると。その間もイスラエルの激しい攻撃で、24時間でおよそ80人が死亡する。「ガザの市民はこれまで以上に、平和を取り戻すための合意を必要としてい」と語る記者。閣議に臨むネタニヤフも不安顔で、極右スモトリッチは「第二段階で戦闘を再開しなければ辞任」と。とっとと辞任せよ。1年半の戦闘で、住居、学校、電気などガザのインフラの3分の2が破壊され、ガザの市民の91%は深刻な食糧不足に直面していると国連は警告。まさにイスラエルによるジェノサイド。
 16日アルジャジーラはハマス軍事部門の発表で、合意成立後にイスラエルが空爆した場所の近くにイスラエル人人質の女性がいたと警告したこと、さらに直近の情報で、フィラデルフィー回廊などの管理権とパレスチナ人長期受刑者を取引対象としないことで合意に関する相違が克服され、17日にも承認される見通しとなったと現地記者が解説。
 米ABCは、ロスの火災発生から1週間以上経っても、サンタアナの強風予報が続き、海岸沿いの町が灰燼と化した様子を報道。消火に使われた水で土砂崩れも発生し、火災を免れた家屋が破壊されている、移り住む借家の家賃が高騰し申込みも断られる状況と。ロスの保安官は「爆撃されたような有様」と。巨大な軍事予算は自然災害対策にこそ回すべきだろう。
 停戦合意についても、イスラエル閣議の対立で承認は延期され、ガザでは合意の発表後イスラエルの攻撃で80人以上が死亡した、と。国務省では16日退任間際のブリンケンの会見中に、「お前は犯罪者だ」と抗議したイスラエル支援に批判的な独立系ジャーナリストを連れ出す場面も。怒りはイスラエル人質家族も同様、467日間人質家族はネタニヤフ政権に抗議している、とテルアビブの記者。ガザでは「これまでは、痛み、苦しみ、死、死、そんなことばかりでしたが、これで終わる、今はそう言えます」と若い女性。
 20日トランプ就任式に、いずれも超富豪であるIT界の面々が揃って参加予定と。15日離任会見でバイデンも触れたが、米国はより少数独裁化。
 米PBSもイスラエル閣議の遅れと、瓦礫と化したハン・ユニスで「心が疲れ果てていたので、このニュースを待ち望んでいました」と語る14歳の少女、「一番辛かったのは、父が殺されたと聞いた時。イスラエル軍はまだ撤退していないのでまだ怖い」という16歳の少年、ガザでは16日も幼い子どもなどが犠牲となったことを伝える。「これがなんで停戦なんだ。いったいこの子が何をしたと言うんだ」と亡くなった子どもの叔父。
 イスラエルでは人質家族が合意の承認を要求。人質の3人に一人はすで死亡しており、多くの家族はお祝いと葬儀のどちらを準備すべきかわからない状態、と。「人質の家族は彼らが明日殺されるのか、帰ってくるのか、その両極端の思いを抱えている」と人質の従兄弟。保身のために戦闘をいたずらに長引かせ、停戦合意に後ろ向きだったのは、他ならぬネタニヤフ。その戦争犯罪とガザを徹底的に破壊した責任は、停戦となっても消えない。



2025年 1月20日
「軍備より戦争をしないための話し合いに全力を」現在の日本、世界の根源的な問題を指摘する言葉。




2025年 1月19日
15日イスラエルとハマスはカタールの協議で停戦に合意とカタール、米国が発表。
 BBCはエルサレムとガザからライブを交えて伝える。ジェレミー・ボウエン記者(国際編集長)は「これは終わりではない」とし、番組は協議が延々と続くなか、子どもたちが瓦礫とゴミの山から拾ったものを売ってわずかな食物を得る、ガザの深刻な人道危機の現状を伝える。「息苦しくなる匂いで至る所糞尿だらけ」と父親。脳障害を持つ15歳の少女は戦闘前は病院が機能して恐怖とは無縁だったが、いま眼の癌を患い苦しむ。「ものすごく心配。娘に申し訳ない」と語る母親は、停戦によりガザの外の病院で治療を受けさせたいと願う。
 BBCはネタニヤフらにジェノサイドで逮捕状が出され、イスラエルが国際人道法に違反しているとして国際司法裁も調査していると言及。バイデンは停戦合意発表の際「これでガザの市民は家に帰れる」と妄言。国連衛星センターが昨年12月に公表した報告書ではガザの建物の69%は破壊され、避難した190万人の市民のほとんどに帰れる家はない。
https://news.yahoo.co.jp/.../455b3757e6e90f8f18024f0514ab...
 さらに「合意は私が去年5月に提案した内容そのもの。世界が支持した」と成果を誇示。その提案を支持しないイスラエルに軍事支援を続け、ガザの殺戮と飢餓=ジェノサイドを8ヶ月も続けさせたのは自分、ということ。発表の終わりに記者から「合意はトランプのおかげでは」と聞かれ、振り向いて「冗談だろ」と。
 仏2はガザで漸くの停戦合意を喜ぶ子どもや女性たち、イスラエルで合意を受け入れる人質家族たちを、スペインTVEも停戦合意への喜びとともに「住んでいたところがどうなっているかとても不安」と語る避難者、「娘が帰ると言われるまでは感情を抑えている」と語る人質家族などを現地の映像とともに、この日もイスラエルの空爆でパレスチナ人70人が死亡したことを報じる。
 米PBSも停戦合意について、第一段階6週間でハマスは33人の人質を、イスラエルは1000人近いパレスチナ人拘束者を解放し、ガザへの人道支援を確保。第二段階で恒久的な停戦と全ての人質の解放とイスラエル軍のガザからの完全撤退。第三段階で殺害された人質の返還とガザの長期復興開始と外国軍による警備とし、トランプがこの日「この合意は11月の我々の勝利の結果」と誇示したと報じる。
 昨年5月の提案の合意がなぜ今なのか、との問いにワシントンのアラブ湾岸諸国研究所の研究者は、「この案は23年11月まで遡れる。二つの転換点の一つは、トランプが当選してかけた圧力とイスラエル国民と軍からの圧力。もう一つはアサド政権崩壊によりハマスの中心がガザの武装勢力から政治部門にシフトしたこと。ハマスは今イランではなく、トルコやカタールに頼っていて、両国は戦争継続を望んでいない」と冷静に分析。
 トランプは7日、中東担当特使に起用すると発表したスティーブ・ウィトコフとともに「ガザの戦争が就任前に終わらなければ、中東に地獄の門が開く」と恫喝。
https://mainichi.jp/articles/20250108/k00/00m/030/098000c
 国連憲章第2条4項は、「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」と定めている。プーチンなどを除くまともな政治家なら、世界最大の核を含む軍事力をチラつかせて相手を脅し、自身の希望を実現しようなどとは考えない。刑事犯罪者の次期アメリカ大統領が、ICCが訴追するイスラエルの戦争犯罪者たちの黒幕として中東、世界を恫喝する。
 16日BBCは、合意後もイスラエルの空爆で80人以上が死亡、破壊された建物の瓦礫の下から幼い子の手が見つかり、3歳の男の子が口に瓦礫を詰まらせながらも救出された映像を報道。さらに、「テロリストに領土を渡す停戦合意は背信行為。次の戦争に備える。それは残酷で危険で多くの犠牲を生む」と、戦争を恐れるのではなくそれを煽る、違法な入植地に住む極右活動家を取材。極右の治安相ベングビールも「合意が閣議で承認されれば辞任する」と。とっとと辞任せよ。ハマス殲滅、ガザ・西岸占領を掲げる極右団体は残る人質98人分の棺桶を並べて合意に反発。
 BBCはガザへの支援物資搬入について、戦闘前の1日トラック500台だったのが23年10月にわずか9台となり、今年1月は51台に僅かに増えたが、国連は1日600台が必要とし、停戦実現を前に検問所に向かうヨルダンからの人道トラックに同行して取材、ガザで僅かな食料配布に多くの憔悴した子どもたちや市民が並ぶ様子も伝える。「毎日停戦を夢見ています。家に帰ってお父さんを出迎えたい」と話す少女。
 合意後も、19日の発効を前にイスラエルは執拗にガザを空爆し子どもたちなど多数の市民を殺傷。パレスチナ自治政府の通信社WAFAは17日、15日の合意成立後に103人が死亡したと発表している。
https://digital.asahi.com/.../AST1K3QQMT1KUHBI01GM.html...
 BBC、仏2、スペインTVEは、姪が亡くなった男性など停戦合意を聞いた後に空爆で負傷、殺害される人びとを伝える。犯罪者ネタニヤフらはジェノサイドをやめない。


2025年 1月19日
日記がわりに。
 北の国から帰って翌12日今年初めて西宮北口に出る。Shiosaiで蕎麦入りのパスタをいただき、震災で焼失した北口商店街跡地のビルの店で廉価なズワイガニ、ガーデンズで地場野菜買って帰宅。夕方は茹でた足のみ、翌日は甲羅の中を食べる。
 14日谷上から北鈴蘭台をへてすずらんの湯。ゆったり浸かれたが携帯を忘れて画像なし。今週は、先週不在時のロス火災やガザ協議の国際ニュース録画をまとめてみる。気候変動対策は待ったなしだが、それらを全て無視する愚かな輩が次期米国大統領という世界の危機。 
 昨日は花隈からfamgliaでピザを食べ、元町商店街を歩いて東遊園地に行くと、17日阪神淡路大地震のモニュメントは既に片付けられていた。美しいイルミネーションのルミナリエは24日から。
 今日は気温三月なみの13°予報。ハーバーランドに出て赤煉瓦前のテラスで廉価な弁当を食べ、地下鉄で昨年末見つけた長田区のあぐろの湯まで。日曜で地元の人で賑わい、露天が快適。地下鉄で三宮に戻り、食材買って帰宅。夜もさほど寒さはない。



2025年 1月17日
9日独ZDFは、23年収監中にノーベル平和賞を受賞し「女性、人権、自由」を唱えながら昨年12月治療のためイラン刑務所から一時出所した女性人権活動家ナルゲス・モハンマディ氏を報じる。自宅からイラン政治犯との連帯を世界に呼びかける。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20241206-OYT1T50079/
 同じ日スペインTVEは、ベネズエラで選挙不正によって再選したマドゥロの翌日の大統領就任式に抗議する9日の抗議デモに、野党指導者マリア・コリーナ・マチャド氏が数ヶ月ぶりに公の場に姿を現してマドゥロ政権の崩壊を唱えた後、乗っていたバイクが銃撃され拘束されたと報じる。集会の前、「自分が逮捕されても取引はしないで」と述べていたとも。(後日、マチャド氏は無事釈放された)
https://www.cnn.co.jp/world/35228128.html
 イラン、ベネズエラで勇敢に戦うこうした女性たちこそ、明日の世界を切り開く政治リーダー。アメリカ、ロシア、イスラエルそして日本などは、旧態依然としたつまらぬ爺たちが政治を牛耳って、衰退と破壊の道を爆進中だが。 
 9日ABCは初めて航空からの写真を報じて、ロスの事態をcatastrophic=破局・壊滅的、War Zone=戦場と呼ぶ。焼け野原となった市街地の煙の向こうから陽はさすが、夜間の航空写真では町中が赤く燃えて117平方キロ以上が焼失し、さらに火災は続く。BBCとPBSは、「母の形見も私のウェディングドレスも、全てなくなった。二日間、着の身着のまま」、運転免許証、退役軍人証を探す高齢者の「新しく家を建て直すのは無理かもしれないが、きっと乗り越える」など、焼け落ちた我が家に戻り落胆する市民の姿をつたえる。
 アルジャジーラは、9日未明からのイスラエルの攻撃でパレスチナ人22名が死亡、国連グテーレス事務総長が今月末に迫るイスラエルの禁止措置に対し「UNRWAに代わりガザや西岸に支援を提供できる組織はない」と述べ、テルアビブでは人質家族らが「人質を帰還させるには、合意しかない。多くの人質はガザでの軍事的圧力によって殺害された。その命に対する責任はハマスではなくイスラエル政府にある。世界の指導者に人質交換への介入を求める」と述べたと。
 10日もパリシードでの鎮火は8%などロスの火災は続く。BBCは被災者を取材し、焼失した住居の火災前と後の写真を並べて報道。海辺の景勝地マリブも住居、銀行、カフェ、スーパーなど全て焼失。この日ニューヨーク州地裁は、トランプに関する不倫の口止め料を不正に処理した34件の詐欺罪で、有罪としながら次期大統領であることから「無条件の放免」を判決。トランプは有罪判決を受けながら就任する初の米国大統領、トランプは控訴予定とBBC。
https://www.cnn.co.jp/usa/35228182.html
 13日アルジャジーラは、未明からのイスラエルの空爆でガザ各地でパレスチナ人50人が死亡、北部の病院ではイスラエル軍が職員60人以上と33人の患者、乳児を含む7人の子供がいる病院に向けて発砲していると伝える。さらに米アクシオスが伝えた、停戦交渉に関してネタニヤフが12日バイデンとの電話で早く交渉を完了させる用意があると発言し、仲介するカタールなどが合意最終案をハマスに渡したと報じる。
 ABCは、ロスで少なくとも24人が死亡、建物1万2000棟以上が焼失し、再びサンタアナの強風が予想されると。大きな空中給油機などで難燃剤を投下するが、「31メートルの風を予想。火災を封じ込めるのは極めて困難。警戒を緩めないで」と地元当局。競馬場駐車スペースでは、地元飲食業者の呼びかけで多くのボランティアが生活物資の配布を行う。
 ABCも、ガザの停戦合意に関する案の中身を伝える。ハマスが30数人の人質を解放し、イスラエルはガザへの援助物資搬入のための停戦を行う、など。アルジャジーラはこの動きとともに、イスラエル軍がガザ南北を分断するための中央部のネツァリム回廊の電波塔など施設や拠点の解体を始めたと、現地記者の取材を報じる。イスラエルは合意に本気なのか。
 14日独ZDFもガザの停戦合意案について、「何度も期待したが実現しなかった」「大切なのはもう血が流れないこと。過ぎ去る1時間1時間が辛い。次は私たちが犠牲になるのかという気が」「生存している人質、亡くなった人質を家につれもどせる」とのガザ市民とイスラエル人質家族の声を伝える。
 スペインTVEも、停戦ニュースに期待して携帯を見るガザ市民、「双方が疲弊している。皆もうたくさんだと思っている」との声を、さらに停戦案について会見するブリンケンに「ブリンケン戦争犯罪者」と幕を掲げて抗議する模様を伝える。この数時間のイスラエルのガザへの空爆で数十人が死亡とも。アルジャジーラは仲介国カタール外務省報道官が会見で、停戦案はほぼ合意に達し今詳細を詰めていると述べたことを報道。テルアビブでは人質家族の女性が「政府は人質家族5人としか面会していない。33人だけ取り返して他の人質を見放すのは許さない」と述べる。
 米ABCは翌日と翌週の大風による生命の危険を伴う危機がつづくと伝える。また、「トランプは再選がなければ有罪となっていた」との、21年の議事堂乱入に関するトランプの刑事責任を問う、この日公開されたスミス元特別検察官の最終報告書を報道。「トランプは選挙結果を覆すために、前例のない犯罪に関与した」「議事堂に暴徒たちを乱入させ、選挙結果の確定を妨げようとした」など。この報告書の公開を阻止しようと、トランプの弁護団は申し立てるが、トランプが任命したキャノン判事はその申し立てを却下。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c0lzgp7epe5o
 アメリカで現職大統領の訴追を禁止するのは、憲法や法律ではなく単に司法省の方針にすぎない。韓国のように、現職でも重大な犯罪容疑であれば起訴・拘束することは可能。アメリカは犯罪者が統治する国、でいいのか。こんな人物を刑務所に入れないことが、米国と世界の大きな厄災を招くことを、米国と世界が破綻してから反省しても手遅れだ。
 米PBSは上院公聴会の、トランプが国防長官に指名した性的暴行、不正会計処理の疑いがある元FOXニュースキャスター、ヘグセスの尋問を報道。将校として従軍した二人の上院女性議員が厳しくヘグセスに質問をぶつける。「女性がより良く勤務に就けるように対応する能力があなたにあるとは思えない」「軍に勤務した二人の女性を前にして、女性は軍の能力、効果を低下させたと言うのか」など。犯罪者大統領と性的暴行疑惑国防長官のアメリカ。ガザ停戦案について、極右ベングビールは「戦士の多大な血で達成された成果を消し去る」と反発。超正統派ユダヤ教徒の徴兵に反対し、自らは血を流さない卑劣漢の妄言。







2025年 1月16日
正月3日、イスラエル軍の攻撃によりガザ北部、中部の避難民居住地で77人が死亡、145人が負傷とアルジャジーラ。BBCは2日以降週末のイスラエルのガザ100ヶ所以上への空爆で、200人以上が死亡と。新年もイスラエルのジェノサイドが続く。
 6日仏2は、ウクライナでの動員部隊による25歳以上の男性の徴兵動員検査の様子を伝える。隠れて暮らす50代の男性は「友人が3人死んだ。妻に言われた。あなたは生きていてほしいと」と。こう着状態となった戦争に嫌気がさす国民が増えているのは当然。
 スペインTVEは、オーストリアの選挙で29%得票で第1党となった極右「自由党」政権の誕生を前に、ヒトラーと同じ「人民の首相」„Volkskanzler“ は要らない、と声を上げる若者たち、そして極右政権の誕生で性的マイノリティーに対する許容度が、西欧各国で大きく色分けされる模様を伝える。ガザでは6日早朝から中部ムセイラトの学校避難所などでイスラエルの空爆により17人が死亡、40人以上が負傷。
 7日スペインTVEは、イスラエル軍によるガザ北部で唯一の病院カマラ・アルドワン病院のサフィヤ院長や職員らの先月29日の拘束と、一昨年10月以来ガザ地区と西岸で拘束されたパレスチナ人が5300人、うち770人は未成年であることを、パレスチナ囚人協会(1993~)の報告として伝える。
https://www.cnn.co.jp/world/35227781.html
 7日、カリフォルニア州ロサンジェルス西部の住宅地パシフィック・パリセイズで最大44mの強風と共に大規模山火事が発生、住民は家を破壊され避難を急ぐが道路は多数の車で埋まる。この日トランプは、グリーンランドとパナマを獲得するのに軍事力を使わないと確約はしない、カナダはアメリカの州になるべき、メキシコ湾は「アメリカ湾」に変えると発言。デンマーク首相、辞意を表明しているカナダ首相トルドーは、この愚劣な発言に「グリーンランドは売り物ではない」「地獄で雪玉、カナダが米国の一州になるなどありえない」と一蹴。
 この日米PBSは、バイデン政権がスーダンの準軍事組織RSFが民族大量虐殺をしていると認定したと報道。ブリンケンは、RSFと民兵らが「男性や少年、さらには乳児まで」殺害したほか、民族を理由に、女性に対して残虐な性的暴行を行ったとし、制裁を課すと。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cj0r0dmrr3go
 この措置は間違いではないが、「男性と子どもを組織的に殺害」「市民を標的にし」「無実の人を殺害」「命に不可欠な物資を断つ」というジェノサイドをパレスチナで行っているイスラエルは何故見逃すのか。見逃すどころか、積極的に軍事支援を続け、そのジェノサイドに加担しているのが米国ではないか。PBS司会者は米政府グローバル刑事司法担当大使に「ガザの人口の2%が殺害され、ジェノサイドの意図があったとみなされないのか」と疑問を投げかけるが、大使は「人道法に則って対応するようイスラエル政府を説得している。国際司法裁が判断すること」と他人事。なんとも愚かしい。
 8日もロサンジェルスの大火災が続き、ハリウッドスターも住む住宅地は壊滅してまるでこの世の終わりの様とBBC。昨夏は史上最も暑く、10月からの雨量は僅か0.16インチ(4mm)。この大災害は、この地特有の陸から海に吹く風=サンタ・アナの風が強烈となったことも含め、明らかに気候変動、地球温暖化によるものだが、同じく大水害に見舞われるフロリダからの次期大統領トランプらは気候変動を「詐欺」と否定、「パリ協定」からの再離脱を掲げる。アメリカはこんな愚劣な大統領で大丈夫なのか?
https://www.tokyo-np.co.jp/article/368122
 ガザでは8日未明からの攻撃でパレスチナ人46人が死亡、中部の避難キャンプでは生後2ヶ月の赤ん坊も死亡する。
 米PBSも、この日ロスの火災は鎮火せず、高齢者施設からは入所者たちが車椅子で避難し、コミュニティーが数時間でなくなり「地獄の様」と。
 英BBCは、英軍特殊部隊SASによるアフガニスタンでの戦争犯罪に関する公聴会での元将校たちの証言を報道。「SASの任務のいくつかは、殺人だった」「SASは殺人を犯しても罰せられないゴールデンパスがあった」「民間人の処刑を実行し隠蔽したていた」「若者や子どもたちの処刑を聞いた」「年齢や殺害方法がショックだった」と。BBCはこの問題を長年調査し、それが公聴会につながった。現地で取材した、息子を殺害された父親の証言も伝える。自国の軍がかつて、あるいは今何をしたのか、しているのか。これはイスラエル、米国そして日本のメディアにも必須の役割だろう。
 PBSは、ロスの火事で40万世帯が停電し、高校を含む1000棟の建物が全焼、イートンでは4300ヘクタールが焼き尽くされ、サンタモニカにも火の手が迫る、消化用水も枯渇しかける前代未聞の事態と。水道局は「上水道だけでの対応は困難」、住民は「山火事は毎年だが、このサンタモニカにまで避難指示が出るのは一度もない」と。パサデナ消防署長は、「給水システムが不十分。燃え盛る家屋から多くの人を救出したが、これまでで最もひどい火災、大惨事」と。
 シリアではサッカーの賞品にアサド(父)像頭部を道で転がす子どもたち。祖国を塵と絶望に落とし込んだ独裁者の末路とPBS。
 9日もロスの五箇所の火災は鎮火せず18万人に避難命令。パリセイズなど住宅地は全てが燃えてゴーストタウンとなり、黒焦げの樹木だけが残るが火災は続く。確認された死者は5人だが、さらに増えるだろうとも。火の手はハリウッドの丘にも広がり、ヘリコプターの消火活動も絶望的。
 米国は、核兵器を含めた軍備や兵士に世界最大の巨額の予算と人員を使うのではなく、こうした気候変動に起因する大規模自然災害に対する防御、復興、国民保護と同様の災害に見舞われる諸国への支援にこそ、予算、人員を使うべき。戦争に明け暮れている暇はない。





2025年 1月13日
〈イスラエルの最大手軍需企業であるエルビット・システムズ社(2024年3月末時点の保有額 46億円)と、イスラエル軍に装甲ブルドーザーを納品するアメリカのキャタピラー社(同 1621億円)への投資を即刻引き揚げるよう委託先を指導・監督すること。
イスラエルが同国の国際法違反の政策・軍事行動を廃止し、パレスチナ人に対する民族浄化を止めるまで、イスラエル国債(同 2270億円)ならびにイスラエルの銀行(同 158億円)への投資を引き揚げるよう委託先を指導・監督すること。
年金積立金の社会的な役割と影響力を鑑み、イスラエル入植地でのビジネスを含むあらゆる国際人道法や国際人権法に違反するビジネスに投資がなされることがないよう、委託先に明確なガイドラインを提示しその遵守を指導・監督すること。〉



2025年 1月11日
北の国徘徊最終日。
 朝から雪。宿を出て小樽都通りからサンモール街を歩く。激安海鮮店、ストリートピアノ、レンガ横丁、絵画展示場など。そのまま坂を上ると、水天宮の手前で道に迷い、地元の方に教えて頂き雪で埋もれた小道を下って堺町本通りに降りた。北一硝子カフェのガス灯の灯りの広い空間に音楽が静かに流れる。
 11時開店の麺店さんぱちで味噌豚骨を食べ、宿で荷を受けて小樽から時化の石狩湾を眺めながら空いている各駅車両を琴似で降り、歩いて10分ほどの温泉花ゆづき。雪の中露天に浸かり、意外と空いていたJRエアポートライナーで千歳まで。雪も止み、夕景が美しい。小ぶりの弁当など買い、機内で食べる。便は5時前発ですでに夜景。機内を暗くして離着陸時の地上の光景がよく見えた。7時前神戸着。冷気に慣れたのか、あまり寒さは感じない


2025年 1月10日
小樽2日目。
 宿の露天と朝食を急ぎ、10年ぶりにバスでヤマハからタイ資本に経営が変わったキロロへ。午前中は曇天だったが、午後は雪予報に反して快晴。日頃の行いが良いせいか?
 昼食は軽く済ませて、こちらもインバウンドで混むコースを滑り、4時過ぎのバスで帰る。ムダなビニール袋強制のヤマトはやめて郵便局でボード一式を宅配便にし、インバウンドで賑わうビール工房のあとふじ鮨で夕食後、駅近の宿に入る。地元の方々いろいろお世話様。



2025年 1月 9日
札幌は朝方晴れ。
 中島公園そばの宿を出て修繕工事が終わったらしい旧赤煉瓦庁舎に行くと、絵の壁は取れたがまだ修繕中。狸小路を歩くと保育園児がお散歩中。
 蕎麦のまるきで鴨南をいただきjr千歳ライナーに乗ると満席で、運転席うしろで石狩湾推し?の海外からの若者たちとともに小樽までの景色を眺める。
 寒波予報でも小樽も晴れ。運河沿いの宿にチェックインしてインバウンドで賑わう運河を西に歩く。かもめを呼ぶ少女像のあたりは静かで、小樽らしい夕景が美しい。
 宿に戻り温泉に浸かって、ビール工房でヴァィスと枝豆のあと雪道をふじ鮨まで歩くと、なんと木曜定休。来た道を戻り、小樽ワインでピザ、ワインの夕食。宿でフリーのコーヒーいただきながらヤナーチェツクのシンフォニエッタが渋い。露天に浸かると、なぜか雲がなく月が見えた。なんとも珍道中。
 



2025年 1月 8日
朝方晴れたがやがて曇りと小雪。
 子どもたちで賑わう宿屋上の露天に浸かり、温泉町バス停に行くと長い列で乗れず、怪我の功名で源泉公園に多分初めて入る。定山渓バス停から真駒内行きバスに乗り、小金湯まで。硫黄泉の松の湯の露天に浸かり、お昼を食べてまた露天。
 午後の真駒内行きバスは空いていて、定鉄バス由来の旧鉄道駅を経て真駒内。地下鉄を中島公園で降りて今日の宿に入る。
 湯香郷湯が70歳から半額と知り、今日三つ目の露天に浸かり、さっぽろっこで八角ルイベなどで夕食。市電停留所前でコーヒーいただき宿に戻る。さすがに夜は寒い。


2025年 1月 7日
北の国二日目。
 朝食、露天の後新たに運行した定山渓からのバスで国際スキー場。ゴンドラで上に行くと霧で視界不良、ほとんどコースが見えないが、雪はパウダーで滑走は快適。
 昼頃はさらに濃霧で照明も点灯。ここもインバウンドが増え、ゴンドラで北欧系の人も。夕方には雪が降りしきり、幻想的な光景に。
 5時過ぎバスで宿に戻り、豊平川を見下ろす子ども連れで湯快:愉快な露天に浸かり、夕食に行くと待つ人多い。どうにか隅の席で食べると、やはり子ども連れのお客さんが多く、食卓で美味しそうに夕餉の幼児たちも。夜は深閑としている。


2025年01月 6日
年末インフル?で延期した北の国徘徊。
 朝から雨のなか空いている神戸空港から千歳に降りると、こちらも小雨。札幌時計台前の店でお昼を食べて乗った豊平峡行きバスはインバウンドで凄い混みよう。
 内湯と露天に浸かりバス停に行くと、歳のせいか発時と定山渓着時を間違えていた。初めて雪道を定山渓まで40分ほど歩く。やはりインバウンドと冬休みが長い地元客で賑わう宿でも露天に浸かり夕食。不思議と疲れはない。



2025年01月 5日
日記がわりに。
 2日も快晴、市バスで北野に出て北野テラスは休みで北野坂を降りやはりテラスのあるフレンチ、カフェ ・ド・パリでピザ単品と飲み物で昼食。フランス人店主さんは気さくに話しかけ、坂を歩く参拝の人々の正月らしい雰囲気も楽しい。北野天満は階段を並ぶ人多く生田神社前も賑わい、坂を下って元町のカフェでコーヒーをいただき帰宅。
 昨日は神大を抜けてil ventoでローマ風だがナポリピザをいただき、阪急で三宮に出て阪神春日野道からなぎさの湯に浸かり、近くのスーパーで食材買って帰宅。今日は明日からの北の国徘徊準備とあれこれ整理で巣篭もり。



2025年01月 1日
日記がわりに。
 年の瀬28日、三宮も意外に空いていてこの間満席で入れなかった乙仲通りDay's Kitchenは待つ人ありだがどうにか座れる。野菜前菜とマルゲリータが美味。食材買って帰宅。
 30日は市バスで北野に出てうどんの吉屋で久しぶりに豚しゃぶぶっかけが美味しい。やはりバスを諏訪山公園前で降りて諏訪大明神の参道を経て、朝ドラでこれから出るだろうビーナスブリッジまで久しぶりに登る。曇りだが市街と海の景色はなかなか。バス停まで降りて平野に行き、清盛ゆかりの湊山温泉に浸かる。ここは昭和レトロだが、何故か北野の明治レトロよりずっと鄙びている。三宮で食材買って帰宅。
 昨日は巣篭もり、1日の今日快晴で元旦も営業のハーバーランドumieのスーパーで弁当買い、アンパンマン、バイキンマン、ドキンちゃん、プレスリーに初詣。日差しがどうにか暖かい。モニュメント「8時間労働発祥の地」を初めて知る。川崎重工現在は自衛隊賄賂まみれだが、昔はいいこともやっていたのか。ドック沿いを歩き、ジブリの店でカオナシ購入し、umieスーパーで食材買って帰宅。旧居留地は店が閉まり閑散。今年は戦争のない落ち着いた世界になることを願うばかり。









                                                                                                                                                                 
  
     





























Copyright © 2014 fukupulio.org All Rights Reserved.