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2025年 9月29日
日記がわりに。
 金沢から帰ってこちらもまだ残暑。20日曇り満席のil ventoでピザビアンコ頂き、六甲で食材買って帰宅。翌日久しぶりに家族連れのアンパンマン詣で賑わうハーバーランドに出て、レンガ倉庫前でスーパーの弁当。mozaik2階のテラスでコーヒーの後、三宮で食材買って帰宅。
 25日3ヶ月ぶりに岡本Green Fieldのテラスで野菜グラタンランチ。駅前でバジル買い、住吉うはらの湯に浸かり阪神御影からバスで帰宅。
 去年97歳で無くなった叔父の一周忌の27日、久しぶりに花隈のFamgliaをたずね、マルゲリータを食べて元町アーケードを歩き、廉価な小粒マスカットなど買い、これも久しぶりにあぐろの湯を往復し帰宅。
 昨日は西宮北口でゆいたばから店長氏も店名も変わった店を訪ねるが、テラス席は無くなったとのこと。北口に行きテラスのあるBar saluで連日になるマルゲリータを食べて、ガーデンズで地場野菜など買って帰宅。今日はあれこれ整理で巣篭もり。ようやく空も秋らしい。



 
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2025年 9月29日
9月25日詐病トランプはイスラエルのヨルダン川西岸併合は「絶対認めない」と。しかしTACOの発言はいつも豹変。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c07vxd43gr2o
 アルジャジーラはガザの複数の病院が、医薬品、治療具の欠乏とイスラエルの攻撃の激化で、栄養失調の幼児への治療センターの閉鎖を余儀なくされて絶望的な状況と、記者が栄養失調の幼児が急増しているナセル病院から伝える。「子供の血糖値が大きく下がって、死んでいるのも同然」「全然良くなりません。生後8ヶ月で体重は4キロです」と母親たち。「栄養失調は非常に深刻。北部からの避難でさらに深刻になる」と病院長。
 28日朝まで12時間、ロシアはウクライナを500機以上の無人機とミサイルで攻撃し、12歳の子どもを含む4人が死亡とBBC。住宅地中心部にミサイルが撃ち込まれたことは明白と取材する記者。「朝6時に大きな爆発音、凄まじい閃光だった」「人間らしさを保つのが難しくなっています。軍事侵攻が始まって4年。もう終わるべき」と市民。「国連総会の間、毎日毎時間ロシアは悪意に満ちた攻撃を続けた。ロシアの行動に厳しい圧力を」とゼレンスキー。
 仏2もロシアのミサイル攻撃で、自宅を爆撃されスマホで撮影した市民を取材。「救助隊が到着した時、自分も家族も全員無事だったのが信じられないほどでした」と市民。7つの都市が攻撃され、4人が死亡、70人が負傷と仏2。
 ガザでは28日朝からイスラエルの攻撃で中部ヌセイラート難民キャンプで13人など40人が死亡、とアルジャジーラ。米副大統領バンスがFOXで「停戦協議が二日前からイスラエルとアラブ諸国、ウィトコフ特使らにより進んでおり楽観しているが、頓挫する可能性もある」と述べたと。要点はどけだけトランプがネタニヤフに圧力をかけられるか、と記者。
 米ミシガン州のモルモン教会で銃乱射と放火により少なくとも二人が死亡、とABC。警官に射殺された40歳の容疑者の車には米国旗。
 議会での成立が危うい連邦予算に関し、トランプは政権の優先項目ではない連邦組織の職員をRIF大量解雇せよと各機関に指示。全ての責任をメディケード削減反対で予算案を支持しない民主党に被せるための、詐病司令官のいつものやり方。予算不成立による政府機関閉鎖は、さまざまな支援を受けている若い母親と子、低所得層に大きな打撃とアナウンサー。
 ABCは特集でトランプが敵視するコミーFBI元長官の起訴を検証。起訴状は、2016年大統領選挙でのロシアの介入に関するFBIの捜査内容について「FBI内の第三者に、報道において匿名の情報源になることを許可したことはない」と述べた2017年連邦議会での偽証と、「上院司法委員会における調査権限の適正な行使を妨げる目的で、虚偽かつ誤解を招く陳述を行い調査を妨害」、の2点、僅か2ページ。この起訴は無理とした、トランプが任命したバージニア州前連邦検事を解任し、トランプの元個人弁護士で検察の経験ゼロのハリガンを22日新検事に任命して起訴させる。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c4g25d59pg7o
 トランプ腰巾着司法長官ボンディは「元FBI長官であれ、元CIA長官、選挙で選ばれた連邦議員であれ、すべての者が対象」と。詐病、性犯罪者エプスタインと親交、カタールから専用機収賄のトランプ、民間アプリで機密情報漏洩のヘグセス、囮捜査で5万ドル収賄のホーマンはどうしたのか?
「大陪審で異例にも弁護側が参加できず、検察が提示した3つの罪状の1つは却下され、残り二つも全員一致ではなかった(23人の大陪審員のうち14人)」と取材した記者。
 「私と家族は長年、ドナルド・トランプに立ち向かうことには代償が伴うことを知っている。私たちはひざまずいて生きるつもりはない」とコミー元長官。
https://edition.cnn.com/.../what-to-know-james-comey-case...
「コミー氏の議会証言については、すでにトランプ政権一期目に司法省監察総監が調査し、問題はないと結論づけている。有罪とならない確率は95%」と司法担当記者D・エイブラムス。
「1つの訴因が却下され、二つもようやく過半数。極めて異例。検事の経験がない人物が起訴を担当。大統領の発言自身が、コミー氏を有罪にするのを不可能にしている」と前ニュージャージー州知事・検察官C・クリスティー。
「彼は2016年の大統領選挙に関する情報を漏洩させた。起訴は当然。それは機密ではないと言い出すかもしれないが、空いた口が塞がらない」と元トランプ政権主席補佐官R・プリーバス。 
 29日TACOトランプは戦争犯罪者ネタニヤフと恥ずかしげもなく並び、ガザ停戦案を「文明が始まって以来かつてなく偉大な日になる」と自己顕示欲だけに固執する。ネタニヤフは悪鬼の表情で「ハマスが停戦を受け入れないか、合意後それに反することをしたら、我々は単独でやるべきことをする」と、相手のせいにして停戦を破棄するいつものやり方を開陳。ワシントンでの停戦合意は、イスラエルでの政権崩壊に繋がりかねない、ガザではまだ戦闘は終わっていないとBBC。
 仏2は、テルアビブのアメリカ大使館前で合意実現を求める人質家族を伝える。「人質、ガザ、我々は息ができない 戦争やめろ」のプラカード。
 2024年イスラエル軍が迫る中ハマスに殺害された人質ヤゲブ・ブフシュタフさんの母親は「人質を取り戻すには、合意しかないと思います。軍の圧力は人質を生きて返らせるものではありません。殺すのです」と。この人は同じ言葉をクセネト(国会)でも語っている。停戦案にはガザからの強制退去はなく、イスラエルはガザを占領・併合しないとあるが、イスラエルは本当にそれらを守るのか。
https://www.timesofisrael.com/hostage-yagev-buchshtav.../
 29日ガザ市内にイスラエル軍機甲部隊が侵入、しかし多くの住民の姿も見える、つまり大多数のガザ市民は退避せず街中にとどまっている、およそ85万人とアルジャジーラ。理由は、残りたいという意志、避難路が安全でない、移動する力ももはやない、避難先が安全でないことと解説者。
「破壊された地区から、破壊された地区への移動。殺害が起きている地区から、殺害が起きている別の場所への移動より、今の場所に留まる方がマシなのです」と。さらに速報として「ホワイトハウスからネタニヤフがカタールの首相に電話し、首都爆撃を非常に珍しく謝罪した」と。
 ABCは28日のミシガン州モルモン(末日聖徒イエス・キリスト)教会銃撃放火事件の続報。容疑者はイラク戦争に従軍した40歳の元海兵隊員。車の中に花火で作った爆発物4個が発見され、数日前に会った市議会議員候補は容疑者が「モルモン教は反キリスト」と述べていたと。
 詐病トランプは即日「これはアメリカのキリスト教徒に対する、新たな標的型攻撃だ」と投稿し、阿呆陰謀論を開陳。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cm28944078do
 ノースカロライナ州サウスポートでも発砲事件が起こり、3人が死亡。容疑者はやはりイラク戦争に従軍した40歳の、パープルハート勲章(名誉負傷章)を授与されたPTSDの元海兵隊員。戦争ばかりしてきたアメリカの元兵士たちのPTSDと、銃社会の問題。
https://www.cnn.co.jp/usa/35238536.html
 ABCも・人質全員の解放・ハマスのガザ統治への不関与・イスラエルはガザを占領、併合せず・軍の段階的撤退・中立したパレスチナ委員会による統治・国際委員会による監督、トップはTACOトランプ・ガザ住民の不退去など、20項目のガザ停戦案に詐病トランプと戦犯ネタニヤフが合意と報じる。
 PBSはこの計画について、ネタニヤフがイスラエル軍の完全撤退は言わず、「パレスチナ臨時政府は、金を払って人を殺害したり、子どもたちにユダヤ人への憎しみを植え付ける公教育をやめ、メディアを通じての煽動活動や国際刑事裁判所などにイスラエルを訴えることをやめ、ユダヤ人国家を承認するなどが必要」と。
 国際刑事裁判所ICCは、イスラエルを訴えているのではない。イスラエル軍を使って、パレスチナ市民の虐殺と強制退去、医療・食料などの途絶による民族浄化を行う、ネタニヤフら指導者を戦争犯罪容疑で逮捕状を出しているだけ。これが、子どもや女性など市民を数多く殺害し、シオニズムと不法入植正当化、パレスチナ人蔑視を小学生から子どもたちに植え付け、事実を伝える多くのジャーナリストや医療従事者さえ大規模に殺害し、民族浄化・ジェノサイドを行ってきた容疑者が言う言葉。 
 「交渉といっても、我々は炎と抑圧と不正義の下で生きているのだ」「毎日ガザは破壊の限りを尽くされている。誰が再建してくれると言うんだ」とガザ住民。
 PBSはこの計画を検証。
「ネタニヤフは20項目が自身に有利になるよう変更され、政治的阻害要因の回避ができると信じている。ガザにパレスチナ自治政府の関与はなく、二国家解決も曖昧な表現。ネタニヤフは政権維持のために、ハマスが台無しにしてくれることを望んでいる。ただし、戦闘の終結、ガザへの迅速な支援、人質と拘束されているパレスチナ人の解放、ガザ再建を始めるという重要な点が盛り込まれてはいる」とワシントン近東政策研究所D・マコウスキー氏。
「この計画の初期のものを外交関係者から聞いたが、それはハマスとパレスチナ人にもっと相応しいものだった。ヨルダン川西岸に注目し、パレスチナ人の権利を重んじるもの。ネタニヤフはこの案を骨抜きにするようトランプを説得した。マコウスキー氏がいう通り、パレスチナ人が国家を持つ権利をイスラエルは一度も認めていない。ハマスによる合意は難しいでしょう。ネタニヤフはハマスが合意を台無しにすることを望んでいる。道徳的、人間的にはハマスが受け入れることが懸命、政治的には代案付きのイエスか。バレスチナ国家は湾岸諸国、パレスチナ人にとって、選択肢ということではあり得ない。イスラエルはいずれ認めざるを得なくなる」とアラブ湾岸諸国研究所H・イビッシュ氏。
 アルジャジーラも、ネタニヤフが何とも醜悪な顔で「トランプ大統領が言うように、パレスチナ自治政府が実質的・根本的な変革を遂げなければ、ガザ地区で何の役割も果たすことはできないとしたことを評価」と述べたと。
 この収賄と戦争犯罪容疑者が居座るイスラエル政府こそ、実 質的・根本的に変革がされなければ、中東、世界で何の役割も果たすことができないと知るべき。
         


2025年 9月28日
「国連から2つのことを受け取った。悪いエスカレーターとテレプロンプターだ」「気温上昇に関する国連などの予測は全て間違っていた。愚かな人間が作った。これは世界が犯した史上最大の詐欺だ」「このグリーン詐欺から脱却しなければ、あなたたちの国は失敗する」「私は物事を予測するのが本当に得意だ」「あたかも紛争継続を促すかのように、パレスチナ国家を一方的に承認しようとする向きがある。(パレスチナ国家承認はイスラム組織ハマスに対する)あまりにも大きい報酬だ」TACO 23日国連本部一般討論演説
・18日国連安全保障理事会で非常任理事国10カ国が提案し、14カ国が賛成した、ガザでの即時・無条件の恒久停戦とイスラエルによる支援物資搬入の制限解除を求める決議案を、米国が6回目の拒否権行使によって否決。
・23日国連報道官は、エスカレーター停止はトランプのカメラマンの動きで安全装置作動のためと。国連高官は、トランプの演説でホワイトハウスは自前のプロンプターを操作していたと説明。
「トランプのウソは今に始まったことではありません。ファクトチェックが行われた第一次政権時には、トランプのウソの回数は3万回を超えました。彼は、平均して1日に何十回もウソをつき続ける、いわば「ウソつき大統領」なのです」「トランプにとって大切な存在は、自分を権力の座につかせてれる熱狂的な支持者だけです。彼らの支持を得るためには、世界中の人々を侮辱し、科学を否定し、歴史を無視しても何とも思いません。自分にとって「敵か味方か」だけが大事であり、「敵」を倒すためならウソも有効な手段の一つだと考えています」「このような人間が選ばれてしまうことは、民主主義の怖さでもあります。そして、危険なウソつきが権力の座に着いてしまうのは、アメリカだけではありません。トランプのような権力者にどう対処していくかという話は別として、私たち自身も、くれぐれもウソつきを権力者にさせないよう、気をつけなければなりません」高橋真樹氏
 この息をするように嘘をつく、職業的虚言癖の性的暴行犯で刑事事件有罪の詐病TACOが、国連で1時間も嘘と出鱈目を吐き続ける醜悪さ。
 この輩の嘘の根源は、ベトナム戦争への徴兵を戦争反対ではなくBone spur骨棘の詐病で逃れたことに始まる。
 こういう輩が再び米国大統領となり、エレベーターの停止もプロンプターの不調も国連のせいにし、気候変動を否定しイスラエルのジェノサイドを擁護する、醜悪極まる嘘に塗れた「演説」を国連本部で開陳することこそ「史上最大の詐欺」。
《トランプ米大統領は23日に国連本部であった一般討論演説で、気候変動問題を「史上最大の詐欺」だとし、演説の4分の1近くを自説の展開に費やした。気候変動対策を軽視して化石燃料活用を進める自国の称賛にとどまらず、対策に力を入れる欧州各国などを念頭に「失敗する」と批判を繰り広げた。
気候変動対策を骨抜きにするトランプ減税、何が狙い?市場に影響は?
 「これは世界が犯した史上最大の詐欺だ」
 トランプ氏は演説の後半、10分以上を使って気候変動問題への批判を強めていった。気温上昇に関する国連などの予測は「全て間違っていた。愚かな人間が作った」などと主張した。
 世界中の科学者でつくる国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は2021年に、人間の活動によって温暖化が起きたことは「疑う余地がない」と結論を出している。にもかかわらず、トランプ氏は「気候変動はでっちあげ」などと主張してきた。
「あなたたちの国は失敗する」
ここから続き
 トランプ氏は今年1月の就任直後に、気候変動対策の国際ルール「パリ協定」からの脱退を表明。米国の化石燃料活用の大統領令に次々と署名する一方、太陽光や風力発電への補助金を減らすなど、対策を後退させてきた。
写真・図版
2025年9月23日、第80回国連総会で演説するトランプ米大統領の姿を映すスクリーン=ロイター
 また、この日は「このグリーン詐欺から脱却しなければ、あなたたちの国は失敗する」と他国にも話を広げた。エネルギー政策という国の経済の基幹にもかかわらず、他国の政策に次々とけちをつけた。
 英国には北海で採掘できる原油の活用を促し、太陽光や風力が景観を損ねていると批判。対策に熱心だったドイツについては「破綻(はたん)寸前まで追い込まれた」などとなじった。「私は物事を予測するのが本当に得意だ」などと自賛し、「欧州を心配している」とも語った。
 国連は11月の気候変動会議(COP30)を前に、国連総会ハイレベルウィーク中の9月24日、各国が新たな温室効果ガスの削減目標などを発表する場を設けている。しかし、トランプ氏は温室効果ガスを中国などが大量に排出しており、先進国による削減は「無駄」だとも強調。世界全体の1割という中国に次ぐ排出量で、GDP(国内総生産)世界1位の経済大国である米国の大統領による気候変動対策の機運を盛り下げる発言には、落胆や反論の声が出ている。
この記事を書いた人
市野塊
コメントプラス
パトリック・ハーラン(お笑い芸人・タレント)
2025年9月24日18時16分 投稿
【視点】気候変動についてだけではない。演説中に真実に反する主張が沢山あった。僕なりのトップ3だけ紹介しよう!
・僕(トランプ)が7つの戦争を終わらせた!と。 僕(パックン)の数え方に全然合わない数字だ。何をカウントしているかわからないが、大事なウクライナ・ロシアとイスラエル・ガザを終わらせていないのは間違いない。
・エルサルバドールへ沢山の犯罪者を送還している! 前の前政権中に入った犯罪者は全員追い出している!と。 だが、複数の調査によると、エルサルバドールへ強制送還されている人は、犯罪を起こしている人が約1割いるとは言え、アメリカ国内で犯罪歴のない人が約9割を占めている。
・(移民の多いヨーロッパの国々に対して): You're countries are going to hell(あなた達の国々は地獄に落ちている!と。 これは主観的な表現だから、不信実と僕も断言できないが、少なくともギャラップ社の世論調査に基づく「幸福指数」でいうと、アメリカの国民より高い幸せレベルを誇るヨーロッパの国は16カ国もある。これも国民の主観による尺度だが、アメリカは史上最低ランクの24位に落ちている。
 トランプ氏は客観的にも主観的にも間違っているかもしれないね。

高橋真樹
(ノンフィクションライター)
2025年9月24日19時10分 投稿
【視点】◆「最大の詐欺」はトランプ氏自身
記事でも指摘されているように、気候変動は科学的事実です。世界中の気象学者で、人為的原因により気候変動が起きていることに疑義を示す人はいません。つまり、トランプはウソをついています。
そして、トランプのウソは今に始まったことではありません。ファクトチェックが行われた第一次政権時には、トランプのウソの回数は3万回を超えました。彼は、平均して1日に何十回もウソをつき続ける、いわば「ウソつき大統領」なのです。 にもかかわらず、アメリカ国民はその男に二度目の権力の座を与えました。それにより、世界が彼のウソに翻弄されています。このような人間を権力者にさせることが、いかに危険なことかがわかります。 トランプにとって大切な存在は、自分を権力の座につかせてれる熱狂的な支持者だけです。彼らの支持を得るためには、世界中の人々を侮辱し、科学を否定し、歴史を無視しても何とも思いません。自分にとって「敵か味方か」だけが大事であり、「敵」を倒すためならウソも有効な手段の一つだと考えています。 このような人間が選ばれてしまうことは、民主主義の怖さでもあります。そして、危険なウソつきが権力の座に着いてしまうのは、アメリカだけではありません。トランプのような権力者にどう対処していくかという話は別として、私たち自身も、くれぐれもウソつきを権力者にさせないよう、気をつけなければなりません。》



2025年 9月28日
「『戦争省(Department of War)』という名称は、防衛力しか強調しない『国防総省(Department of Defense)』よりも、備えと決意のほどをより強力に伝える」TACO9月6日大統領令
「我々は守るだけでなく、攻めに出る。手ぬるい合法性ではなく、最大の殺傷力をもって。政治的な正しさではなく、暴力的な効果を目指す」、「我々は防衛者だけでなく、戦士を育てる」性的暴行で捜査された「醜聞」の元FOXニュース司会者ヘグセス
「4.すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」国連憲章 第2条
→唯一の例外は、憲章51条が定める個別的または集団的自衛権のみ。
「シカゴはなぜ『戦争省』と呼ばれるのかを知ることになる」「朝の強制送還のにおいが大好きだ」TACO6日
→1979年の映画『地獄の黙示録』を模した人工知能(AI)生成画像と映画のセリフ「朝のナパームの匂いは格別だ」を剽窃したもの
「米国大統領が、米国の都市に戦争を仕掛けると脅している。これは冗談ではない。正常ではない」「ドナルド・トランプは強者ではなく、おびえている。イリノイ州が独裁者気取りの人物におじけづくことはない」イリノイ州J.B.プリツカー知事
・1968年秋、ドナルド・J・トランプはかかとの骨棘(こつきん)の診断を受け、ベトナム戦争中の兵役免除に至る。足病医のラリー・ブラウンスタイン博士は2007年に亡くなる。しかし、娘たちは、父がベトナム戦争中に幼いトランプを助けたという話をよく話していたと語る。
・2020年9月3日米誌アトランティックは、トランプが戦死した米兵を「負け犬」や「まぬけ」と呼び、なぜ国のために命を落とすのか意味が分からないなどと発言を重ねていたと、複数の政権関係者の話として伝えた。
・2024年、前政権時にトランプの首席補佐官を最も長く務めたジョン・ケリー海兵隊大将は、10月22日付の米紙ニューヨーク・タイムズにトランプが『「ファシスト」の定義に当てはまる。アドルフ・ヒトラーをたびたび称賛していた。戦死した米兵を「負け犬」と嘲笑していた』と答えている。
 骨棘の詐病でベトナム戦争の徴兵を逃れ、戦死した米兵を「負け犬」「まぬけ」と嘲笑していた卑怯極まりない輩が、国連憲章が認める唯一の武力行使が「個別的あるいは集団的自衛権」だけであることも理解せず、第二次大戦後米国が正式に定めた「国防総省」の名を通称で「戦争省」と変え、映画を剽窃した司令官気取りのフェイク画像とともに、自国の都市への戦争で恫喝する、なんとも愚劣極まりない醜態。
 これらの輩は、まとめてその役職から追放することが、米国そして世界の安定のための唯一の道。
《アメリカのドナルド・トランプ大統領は5日、国防総省の新名称に「戦争省」を使うよう指示する大統領令に署名した。国防総省はこの名称を副称として使用すること、またピート・ヘグセス国防長官は「戦争長官」を名乗るよう指示した。
アメリカ軍を統括する国防総省はもともと、1789年に閣僚級機関として設立され、1947年まで存在していた「戦争省」の後継機関に当たる。
トランプ氏がホワイトハウスで大統領令に署名すると、ヘグセス氏は「この名称変更は単に、名前を変えるためだけでなく、復元が目的だ」と述べ、「言葉は大事だ」と話した。
「我々は守るだけでなく、攻めに出る。手ぬるい合法性ではなく、最大の殺傷力をもって。政治的な正しさではなく、暴力的な効果を目指す」、「我々は防衛者だけでなく、戦士を育てる」と、ヘグセス氏は強調した。
ただし、行政府の省庁設置の権限は連邦議会にあるため、正式に名称を変更するには法改正が必要となる。
「備えと決意の強さを示す」ためと説明
大統領令には、「『戦争省(Department of War)』という名称は、防衛力しか強調しない『国防総省(Department of Defense)』よりも、備えと決意のほどをより強力に伝える」と書かれている。
また、「力と決意を示す」ため、国防長官およびその所属機関、下位の職員に対し、新名称を副称として使用することを認めている。
大統領令はヘグセス氏に対し、「戦争長官」を名乗り、省の正式な名称変更に向け、立法および行政措置を提案・実施するよう指示した。これは、トランプ大統領自身には、議会の承認なしに省の名称を正式に変更する権限がないため。
国防総省は5日夜、ウェブサイトのアドレスを「war.gov」に変更。名称も「米戦争省」に切り替えた。
「ピート・ヘグセス 戦争長官」と印字された名札が、木目の扉にかかっている画像提供,X/Pete Hegseth
画像説明,ヘグセス氏は「戦争長官(Secretary of War)」と書かれた名札を自分の執務室の扉に掲げ、その写真をソーシャルメディアに投稿した
もともとの「戦争省」はジョージ・ワシントン初代大統領によって設立されたが、第2次世界大戦後に「国防総省」に改称された経緯がある。
トランプ氏の大統領令は、「戦争省」の名称復元を通じ、「同省はより明確に国家利益に焦点を絞り、敵対勢力に対して、アメリカが自国利益を守るために戦争をも辞さない姿勢を示すことになる」と説明している。 ホワイトハウスは、恒久的な名称変更にかかる費用について、現時点では明らかにしていない。しかし、アメリカの複数メディアは、数百に及ぶ機関、紋章、電子メールアドレス、制服などの刷新により、費用が10億ドル(約1500億円)規模に達する可能性があると報道。国防総省が進める支出削減や効率化に支障をきたす恐れがあると指摘している。 トランプ氏は、これまでにも同省の名称変更を繰り返し提案。「戦争省」の名の下でアメリカが両世界大戦で、「信じられないほどの勝利の歴史」を築いたと主張してきた。 大統領はまた、議会がこの変更を支持する可能性についても、楽観的な見方を示している。 トランプ氏は先週、「もし必要なら、議会も賛同してくれるだろう。そもそも(議会の賛同は)必要ないと思っているが」と言い、「だが、必要なら議会も賛同してくれるはずだ」と述べた。 トランプ氏とヘグセス氏はかねて、国防総省の焦点を「戦闘遂行」と「戦士の精神」に再び向けさせることを目指している。また、同省が「多様性、公平性、包摂性(DEI)」プログラムや「ウォーク(woke、社会問題への認識が高いこと)のイデオロギー」に過度に傾倒していると主張している。 こうしたなか、トランプ氏は4日、ノーベル平和賞を目指しているとの見方を否定した。
「私にできるのは戦争を止めることだけだ」と、トランプ氏はBBCがアメリカで提携するCBSニュースに話し、「自分は、注目されたいわけではない。ただ命を救いたいだけだ」と述べた。
国防総省の名称変更は、トランプ氏が就任以来署名した200本目の大統領令となる。
この変更はある程度予想されていたものの、中国が大規模な軍事パレードで新型兵器やドローン、その他の軍事装備を公開した直後の発表となった。このパレードは、アメリカおよびその同盟国に対する明確なメッセージと受け止められている。》


2025年 9月28日
君が代を「国家」と記す程度のお粗末議員が提案した小学生への調査義務化に正しく反対した議員。未来はこちらにこそ有る。



2025年 9月26日
9月24日国連総会でスペインのフェリペ国王が、ハマスのテロも非難しながら、イスラエルに対しガザでの「虐殺と忌まわしい行為の停止」を訴えたと、TVE。
https://www.theguardian.com/.../king-felipe-pleads-with...
 「国連を信じるということは、国連憲章と世界人権宣言に集約された原則と価値観の普遍性を固く信じるということです」と。
 この日もイスラエルは避難者のいる場所を攻撃し30人近くが死亡。ガザに支援物資を運ぶグローバル・スムード船団が無人機攻撃を受け、17カ国が強く非難とTVE。
https://www.afpbb.com/articles/-/3599724
 アルジャジーラは、イエメンからの無人機でイスラエル南部エイラートで22人が負傷と。ガザではイスラエルの攻撃が続き24日未明から84人が死亡、うち50人はガザ市で、ラファ北部では支援を待っていた11人。ガザ市では33万人が南部に移動したが、何日も避難場所を確保できず、路上生活を強いられていると。ネタニヤフは突如ヨルダンと西岸の検問所の無期限閉鎖を指示。
「これは人々に対する報復だ。西岸全域に張り巡らした検問所に酷似している。これで我々は大きな監獄の中で暮らしているような気分になる」と、ヨルダン川西岸在住のパレスチナ人ジャーナリスト、タルワット・シャクラさん。(CNN)
https://www.cnn.co.jp/world/35238377.html
https://www.cnn.co.jp/world/35238411.html
 ABCは検察官からの情報として、トランプが「コミーは地獄の有罪」と司法長官に強いた元FBIコミー長官ら政敵への訴訟が、近く行われる見通しと。トランプが任命した元個人弁護士の検察官ハリガンは、側近の検察官らが「起訴は無理」とのメモを渡したが、時効が来週に迫り起訴しようとしていると。
 25日、仏2はガザ市で避難を強いられる家族の1日を取材。「イスラエル軍が南へ出て行くようビラを巻いたので」と8歳の男の子。荷車を押して気温35度の海沿いを18キロ歩き、日も暮れてようやく夜半にテント場に辿り着く。そこに水も食料も医療施設もない。いつまで滞在するのか誰にもわからないとアナウンサー。
 スペインTVEも、イスラエルの攻撃で25日ガザで85人が死亡、負傷者も多数で、病院の入り口の外にも患者が溢れていると。イスラエル軍は「24日160以上の標的を攻撃した」と公表。子ども、市民を標的とする戦争犯罪。国連総会では150カ国以上が承認しているパレスチナのアッバス議長の入国をトランプが拒否し、オンラインでの参加となったが、パレスチナ代表団だけでなく多くの人の拍手で迎えられた、と記者。
 戦犯ネタニヤフは「ヨルダン側の西にパレスチナ国家が存在することはない」と極右シオニズムを繰り返すが、オバマが大統領だった16年前には「皆さんと共に平和に暮らしたい」と述べていたが、トランプの登場でそれを覆し、バイデンも影響を与えなかったとエルカノ王立研究所の研究員カルロタ・ガルシア・エンクナ氏。
 アルジャジーラは、記者が南部に移動せずガザ市西部の海沿いに留まる家族たちを取材。「移動する手段も、ここでも行き先でも水や食料確保のあてもない。夫は怪我の治療を受けられない」「破壊され壁だけになった自宅で暮らしたがイスラエル軍が来てここへ移動。また移動する手段もない。屈辱と恐怖の中でただ生きているだけ」と女性たち。報告する記者に寄り添ってくる子どもたち。
 ABCは速報で、その週に就任しトランプの指示を受けたバージニア東部地区連邦検事ハリガンが、コミー元FBI長官の起訴を求めた地区大陪審が起訴を認めたと。さらに司法省は、トランプが「刑務所に送れ」と言う民主党大口献金者の大富豪ジョージ・ソロスが運営する慈善団体オープンソサエティーファンドを「テロ支援、放火、通信詐欺」で捜査せよとの指示をトランプ元個人弁護士ブランチ副長官から受け取ったとも。
 団体は「活動は平和的で法に則っている。司法省の動きは政治的動機による、政府と異なる意見を封じ込めようとする市民社会への攻撃」と抗議。詐病TACOの何とも醜悪な司法の私物化。
https://www.bloomberg.co.jp/.../2025-09-26/T364CHGOYMTE00
 ABCはさらに、7月にテキサス州の洪水被害で27人が死亡したキャンプ場が、同じ場所で再開を目指し、物議を醸している。一人の少女はまだ行方不明で、両親は「キャンプ場の再開など考えられない」との書簡を出したと。気候変動、自然災害を無視し続け政治利用するトランプの元で起きること。
 PBSは、予算成立の目処が立たない米議会の状況を利用して、行政管理予算局長ラッセル・ボートが「この機会をとらえてRIF(大量解雇)をするべき」との書類を連邦各機関に出したと。
https://www.pbs.org/.../read-the-full-memo-directing...
 また、トランプに解任されたFRBクック理事はその解任を無効とした連邦地裁、控訴裁判所の判断ののち、25日連邦最高裁に解任の無効を申し立て、前FRB長官たち18人がそれに賛同する意見書を提出と。
https://www.theguardian.com/.../lisa-cook-federal-reserve...
 PVSはさらに、ヨルダン川西岸でイスラエル軍や不法入植者に殺害、拘束されたアメリカ人の家族を招いて「西岸における暴力」を検証。
 アイシェヌール・エイギさん(26)はシアトル出身の人権活動家で、去年西岸での活動中イスラエル兵に頭部を銃撃されて死亡。
https://www.cnn.co.jp/usa/35223773.html
 サイフォラ・ムサレットさん(20)はフロリダ出身で、7月にイスラエル人入植者に全身を暴行されて死亡。
https://www.cnn.co.jp/world/35235461.html
 モハメド・イブラヒムくん(16)はフロリダ出身で、イスラエル兵に石を投げたとして、裁判もなく7ヶ月間イスラエルが拘束している。
https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_154932/
 「妹が殺害されて1年、イスラエルは調査しているというが、家族にとっては犯罪を犯した側のイスラエルの調査は受け入れられない。アメリカ主導の調査を求めている」とエイギさんの姉のエギー・ベネットさん。
 「イスラエル人入植者たちが集団で若者たちを暴行。そこは私の土地で、村の住民の85%はアメリカ市民。息子の友人は銃で撃たれ亡くなった。2時間半もの間、イスラエル軍は一切救護活動を許さず、救急車に乗せられる5分前に息子は死んだ。入植者が襲撃し、イスラエル軍が救助を妨害した。イスラエル政府からは何の連絡もない」と父のK・ムサレット氏。
 「甥は2月の深夜に自宅で兵士にM16を向けられ、手錠をかけられ目隠しをされて拘束された。当時15歳で、それが両親ら家族が彼を見た最後。7ヶ月何も連絡はない。エルサレムの米大使館からはメールで、著しい体重減少と疥癬が全身に広がっていると。甥を取り戻したい」とZ・カドゥール氏。
「ワシントン州議会議員や連邦議員は私たちを支援してくれるが、イスラエル軍、政府そしてアメリカ国務省と司法省はそれを妨げている。政府はこの1年何の行動もとらない。私たちに共通するのは、アメリカ政府が、イスラエルの責任を免除し続けている点。イスラエルはアメリカ市民を殺害し続け、戦争犯罪を犯し続けている。イスラエルが罪を犯しても罰せられず、超えてはいけない一線を越えても、お咎めなしなのです」とベネットさん。
「なぜ、名前や出自あるいはDNAにパレスチナ人という単語が含まれているだけで、このような二重基準が許されるのでしょうか。ルビオ国務長官、あなたはフロリダ州民、甥もフロリダ州民です。助けてください」とカドゥール氏。司会者も真剣な表情。まさに、ネタニヤフの戦争犯罪を見逃し加担し続けるアメリカ政府。


2025年 9月25日
9月21日ABCディスウィークは、詐病トランプの様々な言論の自由と司法に対する介入、弾圧を検証。
 国防総省は記者に公開情報も含め報道に際し同省の許可を得るよう命じ、従わなければ入館証を取り上げると。「これは中国、ロシア、北朝鮮などのやり方、アメリカではあり得ない。これはトランプ批判を抑えようとの連邦政府の複数の措置に続くもの」とカール記者。
 9月15日詐病TACOトランプは、昨年大統領選挙中の社説など3つの記事について、ニューヨーク・タイムズ紙とその記者4人を相手取り、150億ドルの名誉毀損訴訟を起こした。二人の記者の著書『ラッキー・ルーザー:ドナルド・トランプはいかにして父親の財産を浪費し、成功という幻想を作り上げてきたのか』(ペンギン・プレス)を出版したペンギン・ランダムハウスも被告に。
「この新聞は我が国史上最悪かつ最も堕落した新聞の一つであり、事実上、極左民主党の『代弁者』となっている。私はこれを史上最大の違法選挙献金と見ている」「タイムズ紙は、皆さんのお気に入りの大統領(私!)、私の家族、ビジネス、アメリカ第一運動、MAGA、そして我が国全体について、何十年にもわたって嘘をつき続けてきた」トランプ9月15日
 この訴訟は、ジェフリー・エプスタインに贈られたトランプの卑猥なイラストと誕生日メッセージについての記事をニューヨーク・タイムズが掲載した6日後に起こされた。
https://www.nytimes.com/.../jeffrey-epstein-birthday-book... 「ニューヨークタイムズ社説 ドナルド・トランプ以上にアメリカ合衆国大統領にふさわしくない候補者を想像するのは難しい」2024年
「トランプの嘘」2017年NYTオピニオン
「多くのアメリカ国民はトランプ大統領の嘘に慣れきっている。しかし、それが日常的なものになったからといって、国民がそれに麻痺してはならない。そこで私たちは、就任宣誓以来、彼が公の場で語ったほぼすべてのあからさまな嘘をリストアップした」
「トランプの骨棘詐病疑惑」2018年12月26日
「1968年秋、ドナルド・J・トランプはかかとの骨棘(こつきん)の診断を受け、ベトナム戦争中の兵役免除に至る。足病医のラリー・ブラウンスタイン博士は2007年に亡くなる。しかし、娘たちは、父がベトナム戦争中に幼いトランプを助けたという話をよく話していたと語る」
しかしその僅か4日後「訴状が冗長で不適切。政敵への怒りのために訴訟を利用」とトランプが任命したフロリダ連邦地裁判事が却下。
とは、表面上はもっともらしい救済を求めるのに十分な事実の主張を、簡潔で分かりやすく述べたものだ」「弁護士は依頼人の主張を弁護する際、ある程度の表現の自由が認められているが、今回の訴訟における訴状はその自由の限界をはるかに超えている」「訴状は、誹謗(ひぼう)中傷や罵詈(ばり)雑言のためのパブリック・フォーラムではない」「相手に対して怒りをぶつけるための保護された場でもない」「(訴状は)退屈で煩雑な、将来起こりうる証拠の収集、偏向した主張のリハーサル、あるいは原告の主張を裏付けるとされる法的根拠の長々とした朗読と説明を行う場として不適切かつ許容されない」スティーブン・メリーデイ連邦地裁判事
司法長官・腰巾着ボンディは「ヘイトスピーチを取り締まる。ヘイトスピーチで誰かを標的にするなら、我々はその者を標的にする」と妄言。ヘイトスピーチだらけの詐病トランプはどうするのか?
これにはトランプ支持者も批判。FOX司会者T・カールソンは「チャーリー・カークなら猛反対したでしょう。これは超えてはならない一線」と。議会では民主だけでなくあの共和党議員テッド・クルズすら「政府が言論を好き嫌いで選別し、放送免許取上げで脅すのは信じられないほど危険」とまともな批判。
カール記者がトランプに「ボンディ長官が言うヘイトスピーチ取り締まりについてどう思うか?」と聞くと、TACOは「お前のようなやつを取り締まるのだろう。俺を不公平に扱う。それがヘイト、憎しみだ。ABCも標的になるかな」と答える。カール記者は再度トランプに「(取り締まりを)誰が決めるのか、あなたか?」と質問するが、トランプは「大きな成功をしても君らはいつも負けたかのように報道する」とメディアへの怨念だけ。自分を批判するものを全く許さずひたすら憎む。これが今の米国大統領。
番組はトランプが20日投稿した、起訴や弾劾で自らを捜査した検察官や議員らに対する報復も検証。
「アメリカ史上最も危険な時期を迎えている。大統領はあらゆる連邦組織を使って政敵を封じ込めようとしている。イラン、キューバ、ロシア、中国のよう。批判者は解任、処罰され、大統領の支持者は罪に問われない。この国の大きな岐路」と民主上院C・マーフィー議員。
「大統領が政敵の起訴を司法長官に指示するのは、司法省にも国家にも良くないこと。オバマ、バイデン政権でもこれに近いことはあったが、大統領やFCCの権力を抑制し報復合戦にしないことが重要」と元トランプ政権司法省報道官S・イスガー氏。ボンディは就任前の公聴会で「職責に政治を持ち込んだり政治的見解を理由に誰かを標的にはしない」と答えていた。
「今は政敵に圧力をかけるのが仕事になっている。20日の投稿は政敵を訴追しろと大統領が司法長官を脅したもの」と元民主党全国委D・ブラジル氏。
「バイデン政権は2023年デイリー・シグナルなどの記者440人の取材許可証を剥奪した。やられた側の立場はよくわかる」とデイリー・シグナル編集長R・ブルーイー氏。
16日ロバート・レッドフォードが89歳で死去。
「政治とジャーナリズムの関係は大きい。なぜなら真実を語っているのか、いないのかと政治を正してくれるから。しばしば政治は真実を語らない。一方の側、もう一方の側のストーリーを語るだけ。根底まで見極めて真実を語るのはジャーナリズム」と2017年述べたと番組の最後に。 決意表明。
23日詐病TACOは国連本部に入るがエレベーターが止まり、プロンプターも不具合で国連に愚痴。しかしエスカレーター停止はトランプのカメラマンの動きで安全装置作動のため。国連高官は、トランプの演説でホワイトハウスは自前のプロンプターを操作と。
詐病司令官は国連総会で「不法移民がヨーロッパを破壊している」「パレスチナ国家承認はハマスへの褒賞」「ロンドンには酷い市長がいる」「気候変動はこれまでで最大の詐欺行為だ」「7つ戦争を終わらせた」などと、個人攻撃と馬鹿げた話、自慢話をダラダラと割り当ての4倍60分も話し続ける。
 BBCはIPCC気候変動に関する政府間パネルの勧告などで発言を検証。しかし馬鹿に付ける薬はない。(馬と鹿には失礼)TACOの話をほとんどの国の代表は憮然として聞くが、唯一歓迎しているのはトランプの小判鮫とイスラエル大使だけ。
 スペイン政府はイスラエルへの武器輸出禁止を閣議決定とTVE。
 この日イスラエルの攻撃で34人が死亡、うち25人はガザ市内の難民キャンプなどでと、アルジャジーラ。イスラエル軍は車両に積んだ爆弾を破裂させて市街を破壊とも。
 23日、昨年フロリダでのトランプ殺害未遂の被告L・ラウスが、全ての罪で有罪を宣告された法廷で、有罪言い渡しの後ペンで自身の首を刺そうとした。被告は「トランプを撃つ絶好の機会だったが、引き金は引かれなかった」と。「正義の裁きがなされた」と詐病、性的暴行、議会乱入煽動のトランプ。終身刑の可能性とABC。トランプに対する「正義の裁き」も必要。そのTACOは発言を180度変え「EUの支援があればウクライナは全ての領土を取り戻せる」とあくまで他人事の投稿。
 ABC経営のディズニーはキンメルと話し合い、復帰させ番組を23日から再開と。この日TACOトランプは、反ファシズム運動Antifaを国内テロ組織に指定する大統領令に署名したが、そのような法規定はないとPBS。カーク殺害を受けてのものだが、容疑者とAntifaのつながりも確認されていないとも。PBSはこれと報道への介入について検証。
 「Antifaは反ファシズム思想、運動、イデオロギーであり、組織ではない。各種調査で、アメリカの政治的過激事件は、極右派が引き起こすことが圧倒的に多い。国内テロ組織は米国法に規定がなく、効力はほとんどない。政権が敵対するものにテロのレッテルを貼り訴追する口実になる可能性」とジョージワシントン大学L・バームガートナー氏。
 言論の自由を支持し、キンメルを擁護するACLUアメリカ自由人権協会の書簡にトム・ハンクス、メリル・ストリープら有名人400人が署名。
「ハリウッド、オバマ元大統領、クルーズ上院議員、ディズニーの前CEOなどから強い反発があった。初めからディズニーはキンメルを戻す意思があると私たちには伝えていた。これだけ早いのは、大きな反発による。これは多くの人にとってまさに言論の自由そのもの」とジャーナリストD・バイヤーズ氏。
 24日イスラエルの攻撃でガザで80人以上が死亡。ガザ市で亡くなった人の多くは、市場の近くのテントや建物に避難していた女性と子どもを含む人びと。2年近く悲しみと苦しみが続いているとBBC。ガザ市で機能している最後の総合病院ではマツトレスさえないベッドも。
「あまりに酷い状況で言葉に言い表せません。手術を麻酔なしで行っています。脳や内臓がはみ出した患者も」「数時間おきに手足の切断があります。命を助けるか、手足を残すかなのです」とボランティアのオーストラリア人医師サヤ・アジズさんとナダ・アブ・アイルブさん。アメリカではトランプの暴政に、ガザではネタニヤフらによるジェノサイドに、職と命を懸けて抵抗する人びと。


2025年 9月24日
・9月15日詐病TACOトランプは、昨年大統領選挙中の社説など3つの記事について、ニューヨーク・タイムズ紙とその記者4人を相手取り、150億ドルの名誉毀損訴訟を起こす。二人の記者の著書『ラッキー・ルーザー:ドナルド・トランプはいかにして父親の財産を浪費し、成功という幻想を作り上げてきたのか』(ペンギン・プレス)を出版したペンギン・ランダムハウスも被告に。
「この新聞は我が国史上最悪かつ最も堕落した新聞の一つであり、事実上、極左民主党の『代弁者』となっている。私はこれを史上最大の違法選挙献金と見ている」「タイムズ紙は、皆さんのお気に入りの大統領(私!)、私の家族、ビジネス、アメリカ第一運動、MAGA、そして我が国全体について、何十年にもわたって嘘をつき続けてきた」トランプ9月15日
・9月19日、トランプが名誉を毀損されたとしてニューヨーク・タイムズ紙などを相手取って起こした損害賠償訴訟で、米フロリダ州の連邦地裁は訴状が冗長で不適切な表現が含まれるなどと指摘し却下。
「訴状とは、表面上はもっともらしい救済を求めるのに十分な事実の主張を、簡潔で分かりやすく述べたものだ」「弁護士は依頼人の主張を弁護する際、ある程度の表現の自由が認められているが、今回の訴訟における訴状はその自由の限界をはるかに超えている」「訴状は、誹謗(ひぼう)中傷や罵詈(ばり)雑言のためのパブリック・フォーラムではない」「相手に対して怒りをぶつけるための保護された場でもない」「(訴状は)退屈で煩雑な、将来起こりうる証拠の収集、偏向した主張のリハーサル、あるいは原告の主張を裏付けるとされる法的根拠の長々とした朗読と説明を行う場として不適切かつ許容されない」スティーブン・メリーデイ連邦地裁判事
「ドナルド・トランプ以上にアメリカ合衆国大統領にふさわしくない候補者を想像するのは難しい。国家の利益を私利私欲よりも優先するよう求める大統領職に、彼は道徳的に不適格であることを証明した。また、知恵、誠実さ、共感、勇気、自制心、謙虚さ、規律といった、まさに彼に最も欠けている資質が求められる役割に、気質的に不適格であることを証明した」2024年NYT社説
・トランプ大統領の嘘(2017年NYTオピニオン)
「多くのアメリカ国民はトランプ大統領の嘘に慣れきっている。しかし、それが日常的なものになったからといって、国民がそれに麻痺してはならない。そこで私たちは、就任宣誓以来、彼が公の場で語ったほぼすべてのあからさまな嘘をリストアップした。【更新】大統領は依然として嘘をつき続けているため、11月11日までのリストに新たな嘘を追加し、それぞれの事実へのリンクも掲載した。ーーー
 TACOトランプが150億ドルの賠償を求めてニューヨーク・タイムズと記者4人を提訴したスラップ訴訟は、わずか4日で却下。
 ブッシュが任命したフロリダ連邦地裁判事は、トランプが提出した訴状を「誹謗中傷や罵詈雑言」「退屈で煩雑」「偏向した主張のリハーサル」と指摘。
 NYTその他のメディアは、トランプの不動産業での失敗、ロシアの大統領選挙介入疑惑、本人の性的暴行での賠償判決、議事堂侵入などでの弾劾、性的暴行犯エプスタインとの関わり、そして「移民がペットを食べている」などのトランプに関わるその嘘や虚偽の数々を検証し報道してきただけ。
 「言論の自由の回復と連邦政府による検閲を終結させる大統領令」(1月20日)を出した本人が、自らの嘘、不正を報道するメディアに多額の賠償金を請求して脅迫する愚劣さ。その訴状を一蹴した判事や怯まないメディアと記者そして市民がいることが、ロシア化する米国の希望。
《トランプ大統領、ペンギン・ランダムハウスとニューヨーク・タイムズを150億ドルで提訴
エド・ナウォトカ著|2025年9月16日
ドナルド・トランプ大統領は、フロリダ州でニューヨーク・タイムズとその記者であるスザンヌ・クレイグ、ラス・ビュートナー、ピーター・ベイカー、マイケル・S・シュミットを名誉毀損で訴える訴訟を起こした。ビュートナーとクレイグの報道に基づいた著書『ラッキー・ルーザー:ドナルド・トランプはいかにして父親の財産を浪費し、成功という幻想を作り上げてきたのか』(ペンギン・プレス)を出版したペンギン・ランダムハウスも被告に名を連ねている。トランプ大統領は昨年、この本をめぐってペンギン・ランダムハウスを提訴すると警告していた。
この訴訟は、出版社と記者が2024年の大統領選挙キャンペーンを妨害しようとしたと主張し、最低150億ドルの損害賠償を求めている。
訴状には、「本件訴訟の対象である、2人の記者が執筆した悪意に満ちた中傷的で名誉を棄損する書籍と、虚偽で悪意に満ちた中傷的で名誉を棄損する3つの記事は、いずれも被告らが悪意を持って綿密に作成し、トランプ大統領に最大限のダメージを与えることを企てたもので、アメリカ史上最も重大な大統領選挙の真っ只中に公表されたものである。これは、絶望的に信用を失い、汚名をきせられた『グレー・レディ』にとって、ジャーナリズムの新たな最低水準を象徴するものである」と記されている。
さらに、「これらの書籍と記事は、ニューヨーク・タイムズがトランプ大統領に対して数十年にわたって意図的に悪意を持って中傷してきた一連の行為の一部である」と主張している。
2018年、トランプはヘンリー・ホルト氏によるマイケル・ウルフ著『Fire and Fury: Inside the Trump White House』の出版を阻止しようとしたほか、サイモン&シュスター社を複数の書籍で脅迫し、訴訟を起こしている。
ペンギン・ランダムハウスの広報担当者は、トランプの行動を「根拠のない訴訟」と呼び、「ペンギン・ランダムハウスは本書とその著者を支持し、出版社としての私たちの役割の根幹を成す憲法修正第一条の価値を今後も擁護していきます」と付け加えた。
ニューヨーク・タイムズも同様の見解を示し、「この訴訟には何の根拠もありません。正当な法的主張は存在せず、独立した報道を抑圧し、阻害しようとする試みです。ニューヨーク・タイムズは、脅迫的な手段に屈することはありません。私たちは、恐れることなく、また偏見なく事実を追求し続け、アメリカ国民を代表してジャーナリストが憲法修正第一条で保障された質問権を擁護していきます」と述べている。》
https://www.publishersweekly.com/.../98608-trump-sues-new...


2025 年 9月22日
・21日、カナダ、オーストラリアに続き英国もパレスチナを国家として正式承認すると発表。22日にはフランスもこれに続く見通し。
・すでに世界では150カ国以上が承認。西欧では昨年スペイン、アイルランド、ノルウェーがパレスチナを承認する以前から、スウェーデン、キプロス、ハンガリー、チェコ、ポーランド、スロバキア、ルーマニア、ブルガリアが国家承認している。
・日本政府はパレスチナを国家として承認することを当面、見送る。22日に米ニューヨークで開かれるパレスチナ問題をめぐる国際会議には、石破茂首相は出席しない見通し。
「平和と二国家解決への希望を再生するため、本日イギリスはパレスチナ国家を正式に承認します」スターマー首相
「カナダは本日パレスチナ国家を承認し、パレスチナ国家とイスラエル国家の双方に平和な未来を築くための協力を申し出る」カーニー首相
「2025年9月21日をもってオーストラリア連邦は、独立した主権国家のパレスチナ国家を全面的に承認する。これによってオーストラリアは、パレスチナの人々が自分たちの国家を持つという長年の正当な抱負を、承認する」アルバニージー首相
「パレスチナ国家が、イスラエル国家と安全、平和、そして良好な隣人関係のもとで共存する道を切り開く助けとなる」パレスチナ自治政府マフムード・アッバス議長
「イギリスがパレスチナ国家を承認すべきかという問いは、そもそも問題ではない。なぜイギリスはこれまでずっとパレスチナ国家を承認してこなかったのか、それこそが問われるべきだ」パレスチナ自治政府のフサム・ゾムロット駐英代表
「パレスチナ国家は実現しない。明確なメッセージがある。あなた方はテロに対して大きな報酬を与えている」戦争犯罪人ネタニヤフ
 英国は第一次大戦時パレスチナを国連委任統治領とし、サイクス=ピコ協定(1916)では 英・仏・露による中東地域の分割管理 を取り決めながら、バルフォア宣言(1917)で西欧で長らく迫害してきたユダヤ人の国家を、既に定住する人々がいるパレスチナに建設させるという勝手な約束をし、ユダヤ人のパレスチナ移住を進めた。
 イスラエルは1948年建国宣言し、英国は直ちに承認しながら、パレスチナの独立宣言(1988)は長らく放置してきた。日本も含め、G7を称する国々のその偏った姿勢が、イスラエルのパレスチナ(ガザ、ヨルダン川西岸)侵略を許容してきた大きな要因。
 遅すぎるとはいえ、ガザで住民への殺戮を続けてヨルダン川西岸への不法入植そしてその併合さえ唱え出したネタニヤフらをICCが戦争犯罪容疑で指名手配し、国連人権理事会がイスラエルの行為をジェノサイド条約への重大な侵害と認定する今、パレスチナ人の主権と権利を擁護することは、国連加盟国すべての義務でもある。
 そのイスラエルを支える唯一の国が、bone spur骨棘TACO詐病トランプが君臨する米国。この国の石破自公政権は、核禁条約と同じようにパレスチナ国家承認を、米国の小判鮫よろしく迎合して口先だけの後ろ向きで過ごす醜態。日本もパレスチナに対するジェノサイドの共犯者になるつもりなのか。
《イギリスのキア・スターマー首相は21日、パレスチナ国家を承認すると発表した。これに先立ち、カナダとオーストラリアもパレスチナ国家の正式な承認を表明。その後、ポルトガルも承認を明らかにした。22日にはフランスもこれに続く見通しだ。
カナダとオーストラリア、イギリスはかねて、承認の方針を示していた。パレスチナとイスラエルの間の中東和平問題解決を目指す2国家解決策の推進に向けて、3カ国で協力体制を組む意向という。
承認に対しては、イスラエル政府や、ガザ地区で拘束されている人質の家族、一部の英野党議員が激しく批判している。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は21日、「パレスチナ国家は実現しない」と述べた。
ネタニヤフ首相は、国家承認を表明した各国の指導者に対して「明確なメッセージがある」と述べたうえで、「あなた方はテロに対して大きな報酬を与えている」と語った。
イスラエルと同盟国のアメリカは、パレスチナ国家の承認は、2023年10月7日にイスラエル南部を攻撃したパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスに対する、外交的な「報酬」だと主張している。この攻撃では1200人が殺害され、251人が人質として拘束された。
イスラエル外務省は、パレスチナ国家は「イスラム聖戦主義のハマスに対する報酬にすぎない」と非難。「ハマスはイギリスに拠点を持つムスリム同胞団の支援を受けて勢いづいている」とした。
一方、ヨルダン川西岸地区を統治するパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は、スターマー首相が同議長宛ての書簡で表明した決定を歓迎、「パレスチナ国家が、イスラエル国家と安全、平和、そして良好な隣人関係のもとで共存する道を切り開く助けとなる」と述べた。
パレスチナ国家は現在、国連加盟193カ国のうち約75パーセントの国によって承認されているが、国際的に合意された国境、首都、軍隊を持たないため、承認は象徴的な意味が大きい。
1990年代の和平合意を受けて設立されたパレスチナ自治政府は、イスラエルによるヨルダン川西岸地区の軍事占領のため、自らの領土や住民を完全には統治できていない。一方、ガザ地区はイスラエルも一部を占領しているが、2007年以降はハマスが唯一の支配勢力となっている。
ハマスは22日、イギリスによるパレスチナ国家承認を「我々パレスチナ人の土地と聖地に対する権利を確認する重要な一歩だ」と歓迎した。同時に、「戦争の即時終結につながる実行措置が伴うべきだ」と主張した。
スターマー首相は、パレスチナ国家の将来の統治にハマスが関与することは認められないとの立場を繰り返し示している。今回の発表の中でも、イギリスはすでにハマスをテロ組織として指定し制裁を科していること、さらに今後数週間以内のハマス関係者への追加制裁を指示していることを明らかにした。
国連データとBBC調査による、2025年9月21日時点での国連加盟国のパレスチナ国家の承認状況を示した図表。各地域の国を丸で表し、紫が承認、黄色が保留、灰色が非承認で示されている。アメリカ大陸(35カ国)ではカナダを含む33カ国が承認、非承認はパナマとアメリカ。ヨーロッパ(48カ国)ではイギリスとポルトガルを含む25カ国が承認、フランスを含む4カ国が保留、残り18カ国が非承認。アフリカ(54カ国)では52カ国が承認、カメルーンを含む2カ国が非承認。アジア(29カ国)では25カ国が承認、日本を含む4カ国が非承認。中東(13カ国)では12か国が承認、イスラエルが非承認。オセアニア(14カ国)ではオーストラリア含む3カ国が承認、残り11カ国が非承認。
カナダは、主要7カ国(G7)の中で最初にパレスチナ国家を正式に承認した。マーク・カーニー首相はソーシャルメディア「X」に声明を投稿し、「カナダは本日、パレスチナ国家を承認する」と発表した。
カーニー氏は、「カナダはパレスチナ国家を承認し、パレスチナ国家とイスラエル国家の双方に平和な未来を築くための協力を申し出る」と記した。
これに続き、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相も、パレスチナ国家の承認を表明した。発表した文書には、「2025年9月21日をもってオーストラリア連邦は、独立した主権国家のパレスチナ国家を全面的に承認する。これによってオーストラリアは、パレスチナの人々が自分たちの国家を持つという長年の正当な抱負を、承認する」と書かれている。
アルバニージー氏はまた、これはカナダおよびイギリスと連携しての対応の一環で、3カ国は「2国家解決への取り組み」を構築すると述べた 。
その後、ポルトガルのパウロ・ランジェル外相も、2国家解決を「公正で持続的な平和への唯一の道だ」と述べた。
「共同声明」と冒頭に書かれた公式文書画像提供,オーストラリア政府
画像説明,オーストラリア首相と外相の名で、「2025年9月21日をもってオーストラリア連邦は、独立した主権国家のパレスチナ国家を全面的に承認する。これによってオーストラリアは、パレスチナの人々が自分たちの国家を持つという長年の正当な抱負を、承認する」と書かれた政府文書
スターマー英首相はソーシャルメディアに投稿した動画で、「本日、平和と2国家解決への希望を再生するために、私はこの偉大な国の首相として、イギリスがパレスチナ国家を正式に承認することを明言する」と表明した。
動画の冒頭でスターマー氏は、「中東で広がる惨状に直面し、我々は平和と2国家解決の可能性を生かすために行動している」と述べ、「それには、安全で安定したイスラエルと、存続可能なパレスチナ国家が並んで共存する必要があるが、現時点ではそのどちらも実現していない」とした上で、パレスチナ国家承認の時が「今まさに訪れた」と強調した。
スターマー氏はまた、ハマスに拘束されている人質たちのイギリスの家族と面会したことに触れ、「彼らが日々耐えている苦しみ」と、イスラエルとイギリスの人々の心に深く刺さっている苦痛は認識していると述べた。
首相は、人質の即時解放をあらためて求め、「私たちは彼らを帰還させるため、引き続き闘い続ける」と話した。
さらに、「2国家解決へ向けた私たちの呼びかけは、ハマスの憎悪に満ちたビジョンとは正反対のものだ」と述べ、「この解決策はハマスへの報酬ではない」と強調。ハマスは未来も、政権での役割も、安全保障への役割も決して持たないと述べた。
スターマー首相はその上で、ガザでの人為的な危機がかつてない深刻な水準に達している危機感を示し、「飢餓と破壊は耐え難い」と憂慮した。
食料や水を求めていた人々が殺され、数万人が命を落としているとして、首相は「この死と破壊は、我々すべてを恐怖に陥れている」と述べた。
一部の病気や負傷した子どもたちは避難することできたのに加え、イギリスは人道支援を強化しているが、「とてもではないが十分な量の支援はまったく届いていない」と指摘した。
スターマー氏はイスラエル政府に対し、ガザ地区の境界での移動制限を解除するよう求め、「この残酷な戦術をやめ、援助物資の流入を認める」よう訴えた。
イスラエル政府はこれまで、援助物資を制限しているとの指摘を否定している。
スターマー氏は、「本日、我々はパレスチナ国家を承認している150以上の国々に加わる」と述べ、これは「より良い未来が可能だという、パレスチナとイスラエルの人々への誓いだ」と述べた。
「この紛争がいかに深く感情を揺さぶるか、理解している」と首相は続け、「この国の街中でも、学校でも、家族や友人との会話でも、それは明らかだ。(この紛争によって)分断が生まれた。憎悪と恐怖をあおる者もいる。しかし、それでは何も解決しない」と述べた。
「私たちは憎しみを拒絶するだけでなく、あらゆる形の憎悪と闘う努力をあらためて強化しなくてはならない」と首相は呼びかけ、各国に対し「努力を結集」し、「自分たちが望む平和な未来」を実現するよう促した。
これには残された人質の解放、暴力と苦しみの終結、そして2国家解決への回帰こそが必要だとスターマー氏は述べ、「すべての当事者にとって、これが平和と安全への最善の希望だ」と述べた。スターマー首相は今年7月、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区での停戦に合意し、パレスチナ国家と共存する「2国家解決」を実現する持続可能な和平に注力し、国連による支援物資の搬入再開を認めるなど、複数の条件を満たさなければ、9月の国連総会で承認に踏み切ると発表していた。
イギリス外務省は今回の決定について、「イギリスは、1967年の境界線を基礎とし、同等の土地交換を前提とした暫定的な国境において、パレスチナの国家としての地位を承認する。最終的な国境は今後の交渉の中で確定される」と説明している。
パレスチナの状況が著しく悪化と判断
荒廃した高層ビルに攻撃がしかけられ、倒れそうになる瞬間の写真。ビルが傾き、地面から黒い煙が広がっている。手前には避難民となったガザ住民が住むテント群が見える画像提供,EPA
画像説明,イスラエルはガザ市を攻撃しており、数千人が避難を余儀なくされている
イギリス政府関係者は、現地の状況がここ数週間で著しく悪化したと述べており、スターマー首相が以前「耐え難い」と表現したガザでの飢餓や暴力を示す映像を根拠に挙げている。
ハマスが運営するガザ地区の保健省は21日、イスラエルによる攻撃で過去24時間で71人が殺害され、304人が負傷したと発表した。
国連当局者が「壊滅的」と表現したイスラエル軍によるガザ市での最新の地上作戦により、数十万人規模の住民が避難を余儀なくされている。
これは、ほぼ2年に及ぶ戦争の中で行われた最新のイスラエルの攻勢だ。この紛争では多くのガザ住民が避難を強いられ、インフラが破壊された。ガザの保健省によると、少なくとも6万5208人が殺されている。
今週初め、国連の調査委員会は、イスラエルがガザ地区のパレスチナ人に対してジェノサイド(集団殺害)を行ったと結論付けたが、イスラエル政府はこれを「ねじ曲げられたうそだ」と非難した。
イギリス政府の閣僚らも、国際法上違法とされる占領下ヨルダン川西岸地区でのイスラエルによる入植地拡大が、パレスチナ国家承認の決定に至った重要な要因だと強調している。
ヨルダン川西岸地区ジェニン市のモハメド・ジャラール市長はBBCに対し、「現在のイスラエル政府は西岸地区の併合を目指している」と述べた一方で、「たとえ占領下にあっても、パレスチナの人々が国家を有しているという事実を確認する意味で、承認は重要だ」と強調した。
イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区ラマラで取材する、BBCのトム・ベネット記者は、街角で住民の反応を取材。それによると、市内中心部のにぎやかな通りでは、イギリスによるパレスチナ国家承認の発表に対して慎重ながらも楽観的な声が聞かれた。
ムハンマド・ハシブ氏(30)は、「素晴らしいことだ」と歓迎し、「この戦争を終わらせられるよう、欧州の全ての国が追随し、我々の国家を承認してくれることを願っている」と話した。
ハシブ氏はガザでの戦争に触れながら、「私たちパレスチナ人は、今起きていることにとどまらない、それ以上の存在だ」とも述べた
「遅すぎることはないし、無意味でもない」と言う女性もいた。
一方で、承認がイスラエルによる弾圧の悪化を招くのではないかと懸念する声もある。イスラエル政府はヨルダン川西岸地区での入植地拡大計画を推し進めており、一部の閣僚は同地域の一部併合を示唆している。
ネタニヤフ首相は22日、「我々はユダヤ人の入植地をユダとサマリア(西岸地区)で2倍に増やした。今後もこの道を進む」と改めて表明した。
極右政治家のイタマル・ベン・グヴィル国家安全保障相はこのニュースを受けて、イスラエルが西岸地区を併合し、パレスチナ自治政府を解体するよう求めた。
イギリス国内の反応は
イギリスのデイヴィッド・ラミー副首相は、パレスチナ国家の承認が現地の現実を必ずしも変えるものではないことを認めたうえで、「今こそ2国家解決を支持すべき時だ」と述べた。
BBCの報道番組「サンデー・ウィズ・ローラ・クンスバーグ」に出演したラミー氏は、「これで子どもたちに食事が行き渡るのか? そうではない。それは人道支援の問題だ。これで人質が解放されるのか? それは停戦によるべきだ」と語った。
パレスチナ自治政府の駐英代表であるフサム・ゾムロット氏はBBCに対し、国家承認は「不可侵の権利」であり、「我々の存在に対する否定を終わらせることを意味する」と述べたうえで、「歴史が正される今日を、イギリス国民は祝うべきだ」と語った。
ゾムロット氏はさらに、「イギリスがパレスチナ国家を承認すべきかという問いは、そもそも問題ではない」としたうえで、「なぜイギリスはこれまでずっとパレスチナ国家を承認してこなかったのか、それこそが問われるべきだ」と述べた。
最大野党・保守党のケミ・ベイドノック党首は、スターマー政権の決定を「完全に破滅的な決定だ」と非難。「ハマスに対していかなる条件も課すことなく、テロを報いる行為だ」と述べた。
プリティ・パテル影の外相も、スターマー氏は「党内の急進左派に屈服した」のだと非難した。
一方、自由民主党のエド・デイヴィー党首は、この決定を歓迎し、「長らく待ち望まれていたものだ」と述べた
ポピュリスト政党「リフォームUK」のナイジェル・ファラージ党首は、パレスチナ国家承認は「誤りだ」と述べた。
ファラージ氏はソーシャルメディアへの投稿で、「これはハマスのテロリストへの報酬であり、平和の実現には何の役にも立たない」と述べた。
2023年10月7日にイスラエル南部の自宅から拉致され、今年1月にハマスに解放されたエミリー・ダマリ氏の母親マンディ・ダマリ氏は、スターマー首相が「2国家幻想に陥っている」と批判した。エミリー・ダマリ氏は、イギリスとイスラエルの二重国籍を持つ。
「片方の国家が、イスラエルを川から海まで消滅させることを憲章に掲げるテロ組織によって支配されている限り、2国家解決は決して実現しない」と、エミリー氏はBBCに話した。
さらに、「たとえスターマー氏が自分が正しいと思っていたとしても、人質がまだ戻っていないし、戦争も終わっていない、そしてハマスがガザで依然として権力を握っている状態での今回の決定は、10月7日のイスラエルへの野蛮で残虐な攻撃に対するハマスへの報酬となっている」と述べた。
イギリスに縁のある人質の家族を代表する団体は、この決定は「人道への裏切り」であり、「48人の人質が拘束されている中でハマスに報酬を与える行為だ」と非難した。現在拘束中の人質のうち約20人が生存しているとみられている。
同団体は声明の中で、「イギリスはハマスに対峙(たいじ)する代わりに、むしろその勢力を強めてしまった」と述べた。
こうした懸念について問われたラミー副首相は、人質の家族と対話を重ねているとしたうえで、「停戦の見通しがここ数日で後退したことに、衝撃と憤りを感じている人質家族が多くいるのも事実だ」と述べた。
そのうえで、「ハマスがパレスチナ人(を代表する存在)というわけではない」という認識を持つことも重要だと強調した。
【解説】これは何を意味するのか
ポール・アダムスBBC外交担当編集委員
パレスチナは、存在するし、存在しない国家だ。
国際的な承認を広く得ており、外国に外交使節団を派遣し、オリンピックを含む国際スポーツ大会にも代表チームを派遣している。
しかし、イスラエルとの長年にわたる対立のため、以下のような状況にある。
・国際的に合意された国境がない
・首都がない
・軍隊がない
1990年代の和平合意を受けて設立されたパレスチナ自治政府は、イスラエルによる軍事占領のため、ヨルダン川西岸地区で領土や国民を完全には統治できていない。イスラエルが占領するガザ地区では、壊滅的な戦争が続いている。
このような「準国家」としての地位を踏まえると、国家承認の意味合いは否応なく、いささか象徴的なものだ。強い道義的・政治的な意思表示ではあるが、現地の状況はほとんど変わらない。
それでも、その象徴性は極めて大きい。
昨年7月に国連で、当時のイギリス外相デイヴィッド・ラミー氏は次のように述べた。
「2国家解決を支援するにあたり、イギリスは特別な責任を負っている」
2国家解決とは
2国家解決は、イスラエルとパレスチナの間の和平に向けて構築された国際的枠組みを意味する。
この案では、ヨルダン川西岸地区とガザ地区に独立したパレスチナ国家を樹立し、東エルサレムを首都とする。このパレスチナ国家はイスラエルと並存する。
しかし、イスラエルは2国家解決を拒否している。最終的な和平合意はパレスチナ側との交渉によって決定されるべきで、国家承認が前提条件となるべきではないと主張している。
イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)が1990年代に重ねた交渉の末、1993年にノルウェーの仲介で「オスロ合意」が成立。それに基づいて翌年、パレスチナ自治政府が設置された。
パレスチナ自治政府は2国家解決を支持しているが、ハマスはイスラエルの存在自体に反対しているため、支持していない。
ハマスは、パレスチナ難民の帰還権が認められるならば、イスラエルを承認しないまま、1967年の事実上の境界線に基づく暫定的なパレスチナ国家を受け入れる可能性があると述べている。
「オスロ合意」は、和平交渉の枠組みを提供するものだったが、交渉はその後、決裂。決裂の責任は相手にあると、お互いが非難し合うてんまつになった。
(英語記事 UK, Canada and Australia announce formal recognition of Palestinian state/UK formally recognises Palestinian state/UK rewarding Hamas, says mother of freed British-Israeli hostage)》
https://www.bbc.com/japanese/articles/cpvll81z4zvo



2025年 9月22日
「捨て石の認識ない」などと沖縄戦における住民の多大な犠牲と「集団自決」への軍、政府の責任を認めず、旧日本軍を賛美するネトウヨ並の元自衛官が文民統制のトップというこの国の危機。
 「戦力の不保持」「交戦権の否認」を明記した現憲法からますます乖離し、奈落に沈んでいく。
 


2025年 9月22日
9月17日イスラエルの攻撃によるガザの死者は83人、そのうち62人は西部シファ病院前で15人などガザ市の住民とアルジャジーラ。そのシファ病院では患者が溢れ、医薬品も燃料も寝台も足らないと記者が報告。
 イギリス訪問のTACOトランプは記者に「エプスタインと親交が明らかになった駐米大使L・マンデルソンが解任されたが、同情するか?」と問われ、「彼のことは知らない」と。5月にトランプは執務室でマンデルソンと親しげに握手しており、先週もWHで会ったばかりとBBC。
 BBCは、カーク銃撃についてのABC番組の人気司会者J・キンメルの「MAGA一派はカーク殺害の若者を自分たちとは無関係として、政治的利益に繋げようとしている」との発言に対し、連邦通信委員会FCC委員長ブレンダン・カー がFOXニュースで「FCCは強硬手段も取れる。キンメルについて委員会で対応」と免許停止も示唆し、ABCは17日キンメルを降板させ、番組が無期限中止されたことを伝える。
 詐病TACOトランプは18日「アメリカにとって素晴らしい」「あと2人フェイクニュース司会者をNBCは降板させろ」と愚劣極まる投稿。機内で「俺を否定的に報道するものは放送免許を失う」と恫喝。ABC保有企業ディズニー本社前では「憲法修正第一条・言論の自由に反する」と抗議。
 TVEは、かつてのナチスの蛮行からイスラエル批判とパレスチナ国家承認を控えてきたドイツ首相メルツが、ようやく8月イスラエルへの武器輸出禁止に踏み切るが、国内野党とメディアから批判もと。バルセロナなどではイスラエルとの関係断絶を求める集会。テルアビブから記者は、イスラエルのガザ市への病院も含めた激しい攻撃、患者の多くが衰弱と栄養失調で医薬品もなく、避難先ではテントひと張り1000ユーロとの悲惨な状況を伝える。
https://www.afpbb.com/articles/-/3592900
 アルジャジーラはイスラエル軍がラファ東部でイスラエル将校4人が戦闘で死亡と伝えたと。彼らも戦犯ネタニヤフの犠牲者。
https://themedialine.org/.../4-israeli-soldiers-killed.../
 18日CDC疾病対策センターの会合が開かれ、ケネディーが任命した委員らは子どもに風疹、おたふくカゼなどのワクチンを同時に摂取しないことなどを勧告。アメリカ小児医科学会長はこれを「この委員会に正当性はなく、科学に基づいていない。耳を傾けない」と批判とABC。
 ABCは、カーク殺害に関する発言で降板となったキンメルは、事件数時間後「人を銃で撃つのは恐ろしく、非道な行為」「カーク氏や子供たち、両親にお悔やみ申し上げる」と投稿していたと。さらにトランプの就任初日の「言論の自由を守る」大統領令と3月の「政府による検閲をすべてやめさせ、米国の言論の自由を取り戻した」との発言と矛盾と指摘。
 さらにトランプが英国で、ロシアへの制裁は「ロシアから石油を買っているEUの国があるうちは無理」帰国後「プーチンにはがっかりだ」で終わらせたと。「24時間で終わらせる」も嘘。他国のせいにして、停戦実現のやる気は全くない詐病TACO。
 PBSはキンメル降板などについて、同番組出演コメディアンW・サイケスの「大統領はウクライナ戦争は就任1週間で終わらせることはできなかったが、言論の自由は就任1年で終わらせることができた」、元司会者D・レッターマンの「恐怖心から権威主義的、犯罪的政権に媚びるために、人を解雇する訳にはいかない」などを伝える。
 オンラインメディアのD・バイヤーズ氏は「これはFCCカー委員長の圧力を受けて行われた。FCCにはコンテンツを検閲する権限はない。今これを称賛しているMAGAの人たちは、将来民主党政権が同じことを自分たちにしてくれば、どうするのか」と。
 ジョージメーソン大学法学部G・メーソン教授は「トランプは明らかにFCCの権限を濫用している。FCCは大統領が不快に思うというだけで放送局に出演者降板を要求する権限はない。政治的発言を検閲するよう政府が圧力をかけることこそ、明らかに言論の自由の侵害」と。
 18日イスラエルの攻撃でパレスチナ人45人が死亡、うち37人はガザ市内でとアルジャジーラ。ガザ市西部の避難者と避難テントで混む海岸地区も空爆されて女性、子どもたちが死亡と。「見てください、皆避難している人々。誰も抵抗などしていない」と若者。
 この日国連安保理では、理事国14カ国が賛成する「ガザの戦闘の即時かつ無条件、恒常的な停止とすべての人質の即時かつ無条件の解放、イスラエルによる支援物資搬入の制限解除を求める」決議案は、米国が6回目の拒否権を行使し採択されず。ネタニヤフらの戦争犯罪に加担し続けるトランプ政権。
https://jp.reuters.com/.../NGXDJMPO6JOLFKHTWKYCBQNHBI.../...
 21日カナダ、オーストラリア、ポルトガルに続きイギリスもパレスチナを国家として正式承認すると発表。「平和と二国家解決への希望を再生するため、本日イギリスはパレスチナ国家を正式に承認します」とスターマー。戦犯ネタニヤフは「イギリスはハマスに褒賞を与えている」と妄言。駐英パレスチナ代表は「国家承認は贈り物でも好意でも報酬でもなく、パレスチナ人の権利」と。
 番組は一昨年10月7日以来、ヨルダン川西岸でも銃を持ったイスラエル人違法「入植者」らによる放火と殺害、占領が続く状況も伝える。1967年イスラエルの占領時に逃れて家を構えたA・ソファン氏は「監視施設から毎日入植者が来て、出て行けと怒鳴る。誰が私たちを守ってくれるか」と。すでにこの2年間で2500人のパレスチナ人が強制退去させられ、イスラエル入植者は西岸に100以上の監視施設を建て、政府の支援を受けているとBBC。
 ネタニヤフは「パレスチナ国家が存在することはない。ここは我々の土地」と戦争犯罪の暴言を繰り返す。西岸でもイスラエル軍は建物や道路を爆破し、戦車を投入し占領地を拡大。西岸のジェニンで「近づいてきたので無力化した」とイスラエル兵に銃で殺害された13歳の子の父親は「立ち退かされた家に家財道具を取りに来ていただけ。調査は一切行われず、訴える先もない」と。昨年パレスチナ国家承認したスペインのTVEは、いまだに承認しないのは、ドイツ、米国、イタリアなど少数と。
 アルジャジーラはガザ市から逃れる人びとが、海沿いのラシード通りで長い列を作る状況を、記者が同行取材して伝える。移動手段を長い間探し、移動の途中で車が動かなくなった家族は10日かけてようやく仮設テントを設置。これからの行く末はわからないまま、と記者。
 この日詐病トランプは、ウクライナもガザの状況も放りだし、ひたすら国内の政敵と見做した相手を、「奴らは俺を何の根拠もなく2回も弾劾し、5回も起訴した。今こそ正義を」と司法長官ボンディーに逮捕させることに執着する投稿。
 トランプは投稿で、2020年の選挙に干渉するようウクライナに圧力をかけたとされる疑惑で大統領に対する最初の弾劾裁判で訴追を主導したカリフォルニア州選出のアダム・シフ上院議員(民主党)、2016年大統領選挙のロシア介入疑惑を捜査したFBIのジェイムズ・コーミー元長官、トランプとその一族企業が不法に資産価値を水増しし、銀行から好条件で融資や保険を得たとして、4億6400万ドル(約690億円)の支払いを命じる民事訴訟を担当したニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官(民主党)を名指し。彼らが捜査したトランプのこれらの罪の多くは有罪となり、いくつかは「大統領免責」で刑の執行がないだけ。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cqlz93w6p30o
https://www.afpbb.com/articles/-/3599325
 連邦検察当局は数ヶ月ジェームズ氏の捜査をしたが起訴に至る証拠は何も見つからなかった。トランプは担当のエリック・シーバート連邦検事を解任させ、検察の経験がない元自身の個人弁護士リンジー・ハリガンを指名予定。他方司法省は警察の囮捜査で賄賂5万ドルを受け取って訴追されていたトランプ政権の国境問題担当者T・ホーマーを免責に、とABC。まさに詐病、性暴力、議会乱入扇動、機密文書持ち出し、詐欺、暴言TACOの司法、検察の私物化。
https://courrier.jp/wsj/415591/
https://www.reuters.com/.../trump-aide-homan-accepted.../

                 


2025年 9月19日
南西諸島シフト」変質についての布施祐仁氏の鋭い指摘。
 自衛隊は安倍の「集団的自衛権」のもと台湾有事に参戦。TACOトランプの米軍は後方に逃げて「支援」だけ、沖縄は再び捨て石とされる。絶対にそうさせてはいけない。


2025年 9月19日
・18日国連安全保障理事会で非常任理事国10カ国が提案し、14カ国が賛成した、ガザでの即時・無条件の恒久停戦とイスラエルによる支援物資搬入の制限解除を求める決議案を、米国が6回目の拒否権行使によって否決。
・決議案は、すべての当事者による無条件、かつ恒久的な停戦合意、ハマスやその他のグループが拘束しているすべての人質の即時かつ無条件の解放、ガザにおける必要不可欠なサービスの回復と、人道援助の入国と配布に対するイスラエルのすべての制限の解除を求めるもの。
・8月18日、イスラム組織ハマスはガザ地区での60日間の停戦と人質解放をめぐって、仲介国から提示されていたイスラエルとの合意案に同意したと報じられる。
・9月7日ハマスが受け取ったアメリカ案は、60日間の停戦の最初の48時間で人質全員を解放し、イスラエルで収監されているパレスチナ人も解放し、恒久停戦に関して誠実に交渉を行う、というもの。トランプは、イスラエルが自分の条件を受け入れたと述べたが、イスラエル軍は飢餓に苦しむ約100万人の市民らに、直ちに避難するよう警告。
「この2日間でテロリストの高層ビルを50棟倒したが、これはガザ市での地上作戦の始まりに過ぎない。ガザ市の住民に告げる。皆さんにはすでに警告している。そこから出ろ」ネタニヤフ
「人質を解放し、武器を置け。さもなければ、ガザは破壊され、お前たちは全滅する」国防相カッツ
 ネタニヤフらが行なっていることは停戦交渉ではなく、停戦案を振りかざした本音は、ガザの完全制圧とハマス壊滅に向けた戦闘とジェノサイドの拡大。
 それを安保理常任理事国の一つアメリカが、イスラエルの戦争の支援者として停戦案を6回目の拒否権行使で葬り去る。まさにジェノサイド条約が規定する集団殺害の共犯者がトランプの米国。
 ガザはさらに破壊され尽くし、市民は殺傷され飢餓に苦しみ続ける。人質の命も同様。ネタニヤフもトランプも、そしてこの安保理米国代表らも、ガザ市民や人質の生命などどうでもいいということ。米国は世界の不成者となった。いずれ歴史の厳正な審判が降る。
《国連安全保障理事会は18日、パレスチナ自治区ガザでの即時かつ無条件の恒久的停戦やイスラエルによる支援物資搬入の制限解除を求める決議案を否決した。理事国15カ国のうち14カ国が賛成したが、常任理事国の米国が拒否権を行使した。
約2年におよぶイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を巡り米国が拒否権を行使するのは6回目。
決議案はハマスなどが拘束している人質全員の即時かつ無条件の解放も要求していた。
デンマークの代表は採決前に「ガザでは飢餓が確認された。予測でも宣言でもない、確認だ」と述べ、「一方でイスラエルはガザ市で軍事作戦を拡大し、民間人の苦しみをさらに深めている。この壊滅的な状況、人道的かつ人間的な失敗が、私たちにきょう、行動を起こさせた」と訴えた。
一方、米国の代表は「ハマスにはこの戦争を開始し継続させている責任がある」とし、「イスラエルは戦争終結につながる条件案を受け入れたが、ハマスはそれを拒否し続けている。ハマスが人質を解放し武器を放棄すれば、この戦争はきょうにも終結が可能だ」と述べた。》
https://jp.reuters.com/.../NGXDJMPO6JOLFKHTWKYCBQNHBI.../


2025年 9月19日
9月15日早朝からイスラエルが地上侵攻を準備するなかの攻撃で、ガザで57人が死亡、うち36人はガザ市とアルジャジーラ。記者はガザ市沿岸部から、イスラエルの攻撃の中での避難は悲惨で困難なものになっている、と。
 16日国連人権理事会の調査委員会が、「イスラエルはガザで人々を殺害し、重大な被害をもたらし、出産を妨げ、破壊をもたらすための意図的な攻撃を行なっている」と、ジェノサイド防止条約が規定する集団殺害に該当するとした報告をBBC、TVEが伝える。「蓄えも何もかも失いました。私とこどもをガザから出してください」と女性。
 N・ピレイ委員長は「イスラエル当局者の発言は、ジェノサイドの意図を示唆しており、当局と軍の部隊にジェノサイドの意図こそが唯一合理的な影響力だと示す行動パターンがある」と批判。
 TVEは、この報告書は国際裁判所に渡され、ジェノサイドとその責任者を法的に決定する資料となると指摘。さらに、フェリペ国王が訪問先のエジプトで「耐え難い人道危機、罪のない何十万人もの民間人の苦しみ、ガザ地区の破壊をもたらした」と述べたと。
 仏2とTVEは、空爆と戦車・装甲車 の映像とともに、この日早朝からイスラエル国防相カッツが「ガザは燃えている」とガザ市への地上作戦開始を述べたと。シ ファ病院は負傷者で溢れ、15日夜から少なくとも90人が死亡。「家族40人が死にました。娘とその夫、子どもたちも」 と女性。住まい、テントも失った多くの住民がガザ市南部の病院の前に避難している、今夜は路上で眠ることになると記者が 報告。
 番組はイスラエルの攻撃前と後の、ガ ザ市西部海岸に近い美しい街が、瓦礫の山と化している映像を示す。数週間前から最も激しい攻撃が続くガザ市では 30227棟の建物が破壊。移動を命じられた南部では多くのテントで埋まっている。
 アルジャジーラは、16日早朝からイ スラエルの攻撃で89人が死亡、うち79人はガザ市。市北西部では空爆で瓦礫の下敷きとなっている住民の捜索が続いてい ると。「一階の知人男性と息子、娘が下敷きになっている。二階の私の甥とその子どもたちは頭と体が吹き飛ばされていた。 従兄弟の妻も死んだ」と遺体の回収をする男性。
 さらに国連の専門家の報告書(国連障 害者権利委員会)が、ガザ市では手足を切断された子どもが世界で一番多くいて、ガザ市への新たな侵攻は包囲された住民、 とくにこれまでのイスラエルの攻撃で障害を負った人に重大な危険をもたらすと警告したと。これまでに16万3000人が 負傷し、その25%に永続的な障害がある。21000人の子どもたちに障害があると。これもネタニヤフらによる戦争犯 罪。
https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_157292/
https://digital.asahi.com/art.../photo/AS20250904003220.html
 16日カーク殺害の容疑者が初めてオ ンラインで出廷、検察は逮捕後わずか数日で5つの罪状で死刑を求刑する方針とABC、PBS。自首する前に両親に犯行理 由を聞かれ「悪が蔓延っている。カークは憎しみを拡げ過ぎている」と説明したと。母親によると彼は昨年から政治的にな り、ゲイやトランスジェンダーを支持するようになったとも。トランスの交際相手にはメールで「ごめんーーー彼の憎しみに うんざりだ。交渉では解決できない憎しみもある」と。
 米議会上院司法委員会は、FBI特別 捜査官解雇とエプスタイン資料の取り扱いに関してFBI腰巾着パテルの対応を厳しく審問。「経験豊かな捜査官を政治的理 由で解雇したのは、あるまじきこと。米国を弱く安全でない国にした」と民主C・ブッカー議員。「お前こそ恥晒しだ」とパ テル。「エプスタインが若い女性を誰に斡旋していたのか」と共和J・ケネディー議員。「自分以外斡旋していない」とパテ ル。「マクスウェル受刑者が面談後警備の軽い施設に誰がなぜ移送を決めたのか?」と司法省が住宅ローン詐欺で捜査中の民 主A・シフ議員。「刑務当局。お前はどうよく言っても滑稽な政治家だ」とパテル。FBI元幹部らは11日「解雇は大統領 の敵と見做したものの粛清という不当な政治的報復」とパテルを提訴。
https://www.theguardian.com/.../10/fbi-kash-patel-lawsuit
 PBSは、司法委員会でパテルがカー ク殺害の当日勇足で「容疑者を拘束した」とツイートし、さらにそのわずか2時間後「釈放された」としたことを「手柄を急 いで法執行の基本原則を破った」と糾弾されたと報じる。パテルはこれにも見苦しく反論。この事件の数時間後、ニューヨー クの高級レストランで食事していたことも判明と。この輩こそ暴力団、反射勢力。詐病TACOトランプはイギリスへの2度 目の「国賓」訪問出発前、記者に「パテルはあの恐ろしい人物をわずか二日で逮捕した」と両親の説得で自首した事実を、自 分たちの手柄と毎度の捏造。
 元FBI捜査官でイェール大学講師 S・ランガパ氏は「幹部3人の解雇で捜査官らの士気は本当に下がっている。解雇は、彼らが担当、監督していた事案が理 由。そのことでFBIに恐怖感が広がっている。容疑者が逃亡中の不正確な情報提供やレストランでの食事も含め、パテル批 判は正当。左派による暴力は確かにあるが、最近の調査では右派による暴力が54%、イスラム組織と左派によるものがそれ ぞれ21%。左派が多いとは言えない」と指摘。米国の刑事捜査を私物化しぶち壊すTACOトランプ。
 トランプが圧力をかけて解任した FRBのクック理事について、9日連邦裁判所は解任を一時差し止め、15日控訴裁判所も差し止めを支持。PBSでブルッ キングス研究所D・ウェッセル氏は「薄弱な根拠での解任は、FRBの独立性への攻撃で、極めて異例」と指摘。
https://jp.wsj.com/.../appeals-court-rejects-trump...
 PBSはさらに、トランプがニューイ ングランドでほぼ完成していた60億ドルをかけた65機の風力発電タービン建設を、突如停止を命令した問題を検証。数千 人が仕事を失い、東海岸の他の地域でも懸念が広がる、と。
 エネルギー長官クリス・ライトは「風 力や太陽光には価値がない」と説明。「トランプ政権はこの問題をよく理解していない。エネルギーを失い、雇用を失い、競 争力も失う。80%完成した事業の認可を取り消すとは」とロードアイランド州知事。「この風力による発電コストは他の半 分、トランプは過去の経験から風力発電に我慢できないのです」と、取材した記者。
https://www.bloomberg.co.jp/.../2025-09-04/T22KTMGP9VCW00
https://jp.reuters.com/.../JJEYVTDMMZLZNFKPPVVOHKZIAM.../
 2010年代にそれまで4度破産 した不動産業の詐病トランプは、スコットランドで所有するゴルフ場に面した海上の風力発電施設に、景観、経営を邪魔 されたとの怨念を抱き続けている。大統領就任前今年1月には、「北海から風力発電施設撤去しろ!」とイギリスの省エ ネ政策を外部から批判。まさにTACO。BBCは過去のトランプに関する記事をいくつも記している。
 ガザではイスラエルの地上侵攻 で、人々が海岸沿いの砂浜での避難を強いられている、とアルジャジーラ。「着の身着のまま逃げてモスクに向かったら そこも空爆された」と女性。各地の避難所はすでに満杯で、インフラや物資も不足し新たな避難者を受け入れる余裕はな い、と記者。
 TVEは17日イスラエルの極右 閣僚スモトリッチが、トランプと協議しガザは大きなビジネスチャンスで、破壊の後の開発を企んでいると伝える。マド リードやバルセロナのイスラエル大使館前では「ガザの状況はジェノサイド」と、スペインの弁護士、判事、検察官ら法 曹たちによる抗議の集会。「イスラエルとパレスチナの問題ではなく、イスラエル政府による集団殺戮」「法律に携わる 判事として、法の遵守を強く求めたい」と参加者。しかしマドリード州は公の場でパレスチナ国旗掲揚を禁じようとし、 それに対する抗議もあるとTVE。「ジェノサイドを説明する行事は中止にされた」と教師。
 TACOトランプは英国を「国 賓」訪問するが、ウィンザー城前では「分断の王」「トランプに反対」の抗議デモと壁にエプスタインとトランプの画 像。
 17日米上院は解任されたCDC モナレス所長と辞職した主席医務官D・フーリー氏の公聴会。
「自分が解任されたのは、長官の科 学的根拠のない子ども向けワクチン政策の追認と、ワクチン政策の専門家を理由もなく解任することを拒否したから。自 分は脅迫の対象になった」「長官はCDCの科学を検閲し、そのプロセスを政治化し、指導者たちの独立性を奪った。多 くのひとは恐れから身を引いた。長官は辞任すべき」と。
 出席した委員長キャシディー共和 党議員は記者に「新しいワクチン政策を国民は信頼すべきか?」と問われ「No」と答えた、とABC。アメリカ小児学 会は「大人は感染しても(発症まで)気づかない人がいる。新生児のB型肝炎ワクチン接種は有効」としている、と PBS。陰謀論者トランプとケネディーがアメリカを専制化し、国民の命と健康を蝕む政策を進める。まさにロシアの手 先。どうにか抵抗する人々、メディアがあるのがアメリカの希望。

 


2025年 9月18日
・国連人権理事会の調査委員会が16日に発表した報告書は、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区のパレスチナ人に対してジェノサイド(集団殺害)を行っていると認定。
・委員会が発表した報告書は、イスラエル当局およびイスラエル軍が、1948年「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約」により定義された5件の行為のうち4件を、国家的、民族的、人種的または宗教的集団に対して行ったと認定した。
「集団構成員を殺すこと」「集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること」「全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること」「集団内における子どもの出生を防止することを意図した措置を課すること」
・イスラエルによるガザへの攻撃で少なくとも6万4905人が殺され、ガザの住民の大多数は繰り返し避難を強いられており、住宅の90%以上が損壊または破壊されたと推定されている。医療、給水、衛生、衛生管理の各システムは崩壊しており、国連が支援する食料安全保障の専門機関は、ガザ市で飢饉(ききん)が発生していると宣言した。
・調査委員会は、イスラエルの指導者による発言を分析し、イツハク・ヘルツォグ大統領、ベンヤミン・ネタニヤフ首相、そしてヨアヴ・ガラント元国防相が、「ジェノサイドの実行を扇動した」と認定。
「ハマスが展開し、隠れ、活動しているすべての場所、あの邪悪な都市に対して、強力な報復を加える」ネタニヤフ2023年10月7日
「(ガザ地区を)完全に包囲する。電気、食料、水、ガスのすべてを止める。私たちは動物と戦っており、それに見合った行動を取っている」2023年10月9日ヨアヴ・ガラント国防相
「責任があるのは国民全体だ。民間人が気づいていない、関与していないという言い方は真実ではない。全くの誤りだ。彼らは立ち上がることができたはずだ。クーデターでガザを掌握した邪悪な政権と戦うことができたはずだ。お前らのクソったれの台所にミサイルがあって、それを私に向けて撃とうとしているのに、私が自衛できるのか?」2023年10月12日イサク・ヘルツォグ大統領
・イスラエル軍の行動パターンには、重火器を用いて前例のない数のパレスチナ人を意図的に殺害して深刻な害を与えた行為、宗教的・文化的・教育的施設に対する組織的かつ広範な攻撃、そしてガザ地区に対する包囲と住民を飢えさせたことが含まれている。
・条約の第3条に基づき、以下の行為が処罰の対象となる。
(a)集団殺害
(b)集団殺害を犯すための共同謀議
(c)集団殺害を犯すことの直接かつ公然の教唆
(d)集団殺害の未遂
(e)集団殺害への共犯
・報告書は、他のすべての国がジェノサイド条約の下で「ジェノサイドという犯罪を防止し、処罰する」即時の義務を負っていると警告。委員会は、各国がその義務を果たさない場合、「共犯となる可能性がある」と指摘。
 イスラエルによるガザ侵攻を、「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約」(1948)が規定する集団殺害と認定した国連人権理事会調査委員会報告書。
 「あの邪悪な都市」「強力な報復」「動物と戦っている」「責任があるのは国民全体」などと煽動し、イスラエル軍に残虐極まりない子供、女性、高齢者、医師、ジャーナリスト、救急隊員、ボランティアなど市民の大量殺害を行わせた責任が、ネタニヤフ、ガラントそしてヘルツォグらにある。
 そのイスラエルに資金・軍事支援を続け、国連安保理で停戦勧告などに悉く拒否権を行使してきた米国は、ネタニヤフにガザ完全制圧を許した詐病TACOトランプも含めイスラエルのまさに共犯者。
 その米国はトランプのもとでWHO、パリ協定、国連教育科学文化機関(ユネスコ)、そしてこの国連人権理事会(UNHRC)からも離脱。イスラエルと共にトランプの米国がどんどん劣化していく。
《国連人権理事会の調査委員会が16日に発表した報告書は、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区のパレスチナ人に対してジェノサイド(集団殺害)を行っていると認定した。2023年10月にイスラム組織ハマスとの戦争が始まって以来、国際法で定義される5件のジェノサイド行為のうち、少なくとも4件が行われたとしている。
新たに発表された報告書が認定したジェノサイド行為は、「集団構成員を殺すこと」、「集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること」、「全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること」、「集団内における子どもの出生を防止することを意図した措置を課すること」。
報告書は、イスラエルの指導者による発言およびイスラエル軍の行動パターンを、ジェノサイドの意図を示す証拠として挙げている。
イスラエル外務省はこの報告書を断固として拒否し、「歪曲(わいきょく)された虚偽の文書」だと批判した。
イスラエル政府の報道官は、調査委員会の専門家3人は「ハマスの代弁者」になっており、「第三者によって洗浄され繰り返されたハマスの虚偽情報のみに完全に依拠している」と非難した。また、これらの情報は「すでに完全に論破されている」と述べた。
イスラエルの報道官はさらに、「報告書に記された虚偽とは対照的に、ジェノサイドを行おうとしたのはハマスの側だ。ハマスは1200人を殺害し、女性たちをレイプし、家族を生きたまま焼き殺し、すべてのユダヤ人を殺すという目標を公然と宣言している」と付け加えた。
イスラエル軍は、2023年10月7日にパレスチナのハマス主導によってイスラエル南部で発生した前例のない奇襲攻撃への対応として、ガザ地区での軍事作戦を開始した。ハマスによるこの攻撃では約1200人が殺害され、251人が人質にされた。
ハマスがガザで運営する保健省によると、それ以降、イスラエルによるガザへの攻撃で少なくとも6万4905人が殺されている。
また、ガザの住民の大多数は繰り返し避難を強いられており、住宅の90%以上が損壊または破壊されたと推定されている。医療、給水、衛生、衛生管理の各システムは崩壊しており、国連が支援する食料安全保障の専門機関は、ガザ市で飢饉(ききん)が発生していると宣言している。
5件中4件のジェノサイド行為を認定
国連人権理事会が2021年に設立した「 東エルサレムを含むパレスチナ被占領地及びイスラエルに関する独立調査委員会(COI)」は、国際人道法および人権法に関するすべての疑惑のある違反行為を調査することを目的としている。
専門家3人からなるこの委員会は、南アフリカ出身で元国連人権高等弁務官のナヴィ・ピレイ氏が委員長を務めている。ピレイ氏は、ルワンダのジェノサイドに関する国際法廷で裁判長を務めていた。
委員会が発表した最新の報告書は、イスラエル当局およびイスラエル軍が、1948年の「ジェノサイド条約」で定義された5件の行為のうち、以下の4件を、国家的、民族的、人種的または宗教的集団に対して行ったと指摘している。この場合、この集団はガザ地区のパレスチナ人を指す。
「集団構成員を殺すこと」には、保護対象への攻撃、民間人およびその他の保護対象者を標的とする行為、ならびに死を引き起こすことを目的とした生活条件の意図的な付与が含まれている。
「集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること」には、民間人および保護対象への直接的な攻撃、拘束者に対する深刻な虐待、強制的な移動、環境破壊が含まれている。
「全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること」には、パレスチナ人にとって不可欠な建造物および土地の破壊、医療サービスの破壊およびアクセスの拒否、強制的な移動、パレスチナ人への不可欠な援助、水、電力、燃料の遮断、生殖に関する暴力、ならびに子どもに影響を与える特定の条件が含まれている。
「集団内における子どもの出生を防止することを意図した措置を課すること」には、2023年12月にガザ最大の不妊治療センターに対して行われた攻撃が含まれている。この攻撃により、約4000個の凍結胚と1000件以上の精子および卵子のサンプルが破壊されたと報告されている。
ジェノサイド条約での法的定義を満たすためには、加害者がこうした行為のいずれかを、集団を全部または一部破壊するという明確な意図をもって行ったことが立証されなくてはならない。
調査委員会は、イスラエルの指導者による発言を分析したと述べ、イツハク・ヘルツォグ大統領、ベンヤミン・ネタニヤフ首相、そしてヨアヴ・ガラント元国防相が、「ジェノサイドの実行を扇動した」と主張している。
また、イスラエル当局および治安部隊のガザでの行動パターンから導き出される「合理的な推論はただ一つ、ジェノサイドの意図だけだ」と述べている。
委員会によると、この行動パターンには、重火器を用いて前例のない数のパレスチナ人を意図的に殺害して深刻な害を与えた行為、宗教的・文化的・教育的施設に対する組織的かつ広範な攻撃、そしてガザ地区に対する包囲と住民を飢えさせたことが含まれている。
パレスチナ人が列になってガザ市から避難している。道路には荷物を積んだトラックが並び、荷物の上も人が乗っている。トラックの横を歩いている人も大勢いる。遠景には破壊された建物のがれきが広がり、さらに遠くでは、イスラエル軍の空爆による煙が上がっている画像提供,Reuters
画像説明,イスラエル軍は先に、数十万人のパレスチナ人に対し、ガザ市からの避難を命じた(9月撮影)
イスラエル政府は、自国の取り組みはハマスの能力を解体することのみを目指すもので、ガザの住民を対象としていないと主張している。また、自国の部隊が国際法に則って行動しており、民間人への被害を軽減するために可能な限りの措置を講じていると述べている。
COIのピレイ氏はBBCの取材に対し、「2023年10月7日の時点で、ネタニヤフ首相は『ハマスが展開し、隠れ、活動しているすべての場所、あの邪悪な都市に対して、強力な報復を加える』と誓っていた」と指摘した。
「首相が同じ声明の中で『邪悪な都市』という表現を用いたことは、ガザ市全体を責任ある存在、そして報復の対象と見なしていたことを示唆している。そして彼は、パレスチナ人に対して『今すぐ離れろ。我々はあらゆる場所で強力に行動する』と告げた」
「我々がすべての行動を収集し、事実認定を行い、それが実際に起きたかどうかを検証するまでに2年を要した(中略)導いてくれるのは事実だけだ。そして、一連の行為が、その意図をもって行われた場合にのみ、ジェノサイド条約の下で取り扱うことができる」
委員会は、イスラエルの政治指導者および軍指導者による行為が「イスラエル国家に帰属する」と主張。そのためイスラエル国家が、「ジェノサイドを防止することに失敗した責任、ジェノサイドを実行した責任、そしてジェノサイドを処罰することに失敗した責任を負う」のだとしている。
また、他のすべての国がジェノサイド条約の下で「ジェノサイドという犯罪を防止し、処罰する」即時の義務を負っていると警告した。委員会は、各国がその義務を果たさない場合、「共犯となる可能性がある」と述べている。
「我々は、関係者を共謀者やジェノサイドへの共犯者として名指しするまでには至っていない。しかし、それは(中略)この委員会が継続する作業であって、いずれ委員会はそこまでたどりつく」とピレイ氏は述べた。
国際的人権団体、イスラエル国内のの人権団体、国連の独立専門家、学者らも、ガザにおけるパレスチナ人に対するジェノサイドの疑いでイスラエルを非難している。
一方、国際司法裁判所(ICJ)は、イスラエル軍によるジェノサイドを非難する南アフリカによって提起された訴訟を審理している。イスラエルはこの訴訟について「完全に根拠がない」とし、「偏った虚偽の主張に基づいている」と述べている。
(英語記事 Israel has committed genocide in Gaza, UN commission of inquiry says)》
https://www.bbc.com/japanese/articles/c1jz5exkgk9o



2025年 9月18日
9月11日イスラエルのカタール攻撃に関して国連安保理緊急会合が開かれ、15カ国の共同声明で「重要な仲介国の領土で行われた攻撃に対し、非難を表明する」としたが、イスラエルの名指しは避ける。
 カタールのムハンマド首相は「この攻撃は、今のイスラエルの指導者らが傲慢であり、権力に酔っていることを証明している。彼らには免責と援助が保障されているからだ。ガザにおける集団殺戮と前例なき人道上の災難、これに国際社会は何の抑止策も講じていない。我々が交渉に忙殺されている間に領土を攻撃した行為は、平和に向けた努力を損なおうとするイスラエルの意図を暴いた。今イスラエルを統治している過激派たちが、人質の命を気に留めていないこと、その解放が優先事項ではないことを明らかにしている。こんな攻撃をしたイスラエルの代表団をどうして受け入れられようか。国が仲介者をこのように攻撃するなど聞いたことがあるだろうか」と訴えつつ、「カタールは人道的・外交的役割を躊躇なく継続する」と述べたとアルジャジーラ。
 これに対し、イスラエルのダノン国連大使は、「テロリストらをかくまい、ハマス指導者らに高級ホテルを提供してきた。カタールがハマスへの非難、追放、裁きを行わないなら、イスラエルが行うだろう」と何とも醜い妄言。
https://digital.asahi.com/.../AST9C7X64T9CUHBI02TM.html...
 15日BBCは国連が、タリバンへの制裁と深刻な旱魃、近隣国からのアフガニスタン人の追放で、同国で350万人の子どもの栄養失調と麻疹など病気が深刻化していると警告と。病院に幼い子が溢れ、亡くなった多くの子たちが広大な土地にただ石を重ねた墓に埋葬され、女性たちはベールで表情を表すこともできない。2年間で3人の子を失った母親も。取材中に子どもは衰弱し、翌日あるいは1週間後亡くなった子もいるが、死者は記録もされない、と記者。「貧しくて子供に食べさせるものも、病院に行く費用もない」と母親。
 イギリスでは13日の「移民追放」と極右が呼びかけたロンドンのデモで逮捕された24人のうち8人が起訴され、英国政府は米の富豪イーロン・マスクがこのデモに「反撃するか死ぬかだ」と煽動したと非難とBBC。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cj9zedynwego
 15日米国務長官・小判鮫ルビオはエルサレムで戦争犯罪者ネタニヤフと面会し、変わらぬ支持を約束し「ハマスは停戦交渉の当事者ではあり得ない」と断言した、とTVE。ネタニヤフはカタール攻撃を事前にアメリカに伝えたと述べたとも。
 カーク殺害事件の容疑者T・ロビンソン(22歳)が12日逮捕され、事件前に「カークを殺害するチャンスがあるのでやる」とのメッセージを友人に送っていたと15日のABC。同居していた男性は、女性に性別移行の途中で、捜査には協力しているとユタ州コックス知事。検事は、カークを撃ったのは「彼の憎悪にうんざりした」からだとの容疑者のテキストメッセージも公表。ワシントンポストは容疑者が翌日チャットで友人に「あれは僕だ。申し訳ない」と告げていたとも。その翌日容疑者は父親と友人に付き添われて自首。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cwyle30vlg5o
 腰巾着バンスは、容疑者の両親は共和党支持であり他の民主党議員殺害事件などは無視して「左派の方が政治的暴力を擁護、賛美しがちだ。右派の問題ではない」とTACOと同じ責任転嫁。腰巾着ボンディ司法長官も何の根拠もなく「カークを殺したのは左派、過激派」と。詐病トランプの周りは愚劣な扇動家・差別主義者だらけ。
 PBSも、ルビオのイスラエル訪問を報道。ルビオは嘆きの壁に戦犯ネタニヤフと参拝し「エルサレムではガザの戦いを外交ではなく軍事手段で終わらせることが支持された」と何とも愚劣な妄言。ガザ市ではイスラエルの攻撃が激化し、数十万人が退避を余儀なくされ、前夜路上で娘と過ごした男性は「娘は恐怖で泣き続けた。キャンプ、食料、水をください。路上に放り出された子どもたちのことを考えてください」と。戦争犯罪者ネタニヤフは「ハマスが降伏し武器を捨てれば戦争は終わる」と、交渉もガザ市民も人質すらも放り投げる。
https://www.nytimes.com/.../gaza-rubio-netanyahu...
 この日、TACOトランプが7月に解任した、自身のロシア介入疑惑を捜査した元FBIコミー長官の娘、エプスタインとその共犯ギレーヌ・マクスウェルなどの事件を担当したモーリーン・コミー連邦検事が司法省を提訴。
https://www.bloomberg.co.jp/.../2025-09-16/T2N80OGPL3X900
 PBSはトランプと閣僚が、カークの死を揶揄、容認すると見做した発言を敵視して連邦職員を、大学や企業が大学教授やコメンテーターらを解雇する動きが広がる状況を、「言論の自由」の問題として検証。
「殺害を讃える者がいたら、その雇い主に通報せよ」とチャーリー・カークショーでバンス。「大掛かりな捜査が始まった。対象者は左派の連中」とTACO。「カークの死を揶揄するものはテロリストだ。取り締まる。このようなものを破産させ、権力を取り上げる。法に違反すれば自由を奪われる」と醜悪に恫喝する、数々の法に違反したトランプはお構いなしの腰巾着ミラー。情報漏洩ヘグセスはカークを批判した陸軍大佐を停職処分し「こういうものたちに即刻対応する」。国務副長官は「カーク殺害を称賛する者の入国を歓迎しない」と。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cre59vepww4o
「憎しみに満ちた考えは、憎しみに満ちた言葉を生み、憎しみの行動に繋がる」とMBCで発言した元ブッシュ政権に仕えていた保守系コメンテーターのマシュー・ボーグ氏、カークの過去の差別的な発言=「黒人女性は、真剣に受け止められるほどの脳の処理能力を持っていない。白人の枠を盗みに行かなければならない」=をSNSに投稿したワシントンポストの唯一の黒人著名コラムニスト、カレン・アティア氏をMBCなどが解雇。
https://www.theguardian.com/.../msnbc-fires-matthew-dowd...
https://nordot.app/1340681365290943059?c=113147194022725109
 しかし、チャーリー・カーク自身が2023年12月、Turning Point USAが主催した政治集会「アメリカ・フェスト」での講演中に、暗殺されたキング牧師について「MLKはひどい。彼は良い人間ではない」と述べている。
 「今解雇などで全国から支援要請が来ている。憲法は多様な意見を認める。深い意見の違いには議論が必要。言論の自由を唱えていたカーク氏は、今回の事態に大きく反対するはず。副大統領の告発と解雇を促す発言は、言論の自由の侵害」と個人の権利と表現財団W・クリーリー氏。
 「この国では自己の意見を述べるのは当然のこと。物議を醸す人が死亡すれば、ネガティブな意見もでる。一方でカーク氏の言論の自由を言い、他方で批判者に口封じをする政権の対応は矛盾し、偽善的で論理的におかしい。この人物への特定の見方を強要するのは間違っている。憲法修正第一条による言論の自由に対する直接的な攻撃」とニューヨークタイムズコラムニストJ・ブーイ氏。
 司会者は、カーク自身がその考え方や思想を理由に「解雇すべき」とする学会関係者リストを作っていた、カークのメッセージの中には他者を傷つける行動を促すものもあったと指摘。このリストは2016年にターニングポイントUSAが「教室で左翼プロパガンダを推進している」と判断した約200人の大学教授のオンラインカタログとして公開している。
 詐病、性的暴行、機密文書持ち出し、議会襲撃扇動の、ロシアに弱みを握られたTACOのもとで、アメリカがどんどんロシア化・無法者国家化していく。
 PBSはさらに、「アメリカの教育は子どもたちに自分を恥じ自国を憎むように教えている」と、詐病トランプが1月大統領令で「愛国教育の推進」を命じたことについて検証。
 トランプとつながる保守系団体Prager UのAIも使った教育ビデオは「殺されるより奴隷になる方がマシ」とコロンブス、「奴隷制を終わらせる議論を一番早く始めたのはアメリカ」と黒人活動家フレデリック・ダグラスが言い、「気候危機は根拠がない」「WOKEISM進歩派はISLAMISMと同じく可能性を奪う」と教える。フロリダ州は2023年、幼稚園から高校までこれらを教材として使用を始め、10の州は教員の選択に委ねている。「教員採用で、ニューヨーク、カリフォルニアからくるWOKEISMのマルクス主義活動家を選別するためPrager Uを使う」と妄言するオクラホマ州教育長ら。
 近代西欧において、「奴隷にも福音が伝えられるべきであり、いずれかの時期には奴隷に自由が与えられるべきだ」と、奴隷制を批判しその廃止を最初に唱えたとされるのは英国のキリスト友会(クエーカー)のジョージ・フォックス(1624−1691)。英議会は1807年福音主義者で英下院議員ウィリアム・ウィルバーフォース(1759〜1833)の「奴隷貿易禁止法」を可決し、1833年に奴隷制廃止法を成立させて全ての領土で廃止している。
 メキシコはその前1829年に奴隷制度を廃止したが、メキシコ領テキサスに入植していた米国の農場主らは奴隷制に固執してテキサス独立「テキサス共和国」を宣言。それが1845年米国に加入したことで米国は1846年宣戦布告し米墨戦争となる。敗北したメキシコは1848年のグアダルーペ・イダルゴ条約で、テキサス、カリフォルニア、ニューメキシコなどの広大な領土をアメリカに割譲。
米国の北部諸州は、キリスト友会(クエーカー)、ペンシルベニア反奴隷制協会、ニューヨーク奴隷解放協会の主導で1804年までに奴隷制を廃止したが、南部は維持。奴隷制廃止は南北戦争後1865年のアメリカ合衆国憲法修正第十三条による。「奴隷制廃止の議論をいち早く始めたのはアメリカ」ではない。むしろ奴隷制度維持のために隣国を侵略しその多くの領土を奪っていまも維持しているのがアメリカ。その反省も全くない者が大統領になっている米国の不幸と凋落。
   


2025年 9月17日
石川県4日目。
 朝方から暑い。この国の民主主義は明治憲法や日本国憲法がもたらしたのではない。「加賀は百姓が持ちたる国」を唱えで100年間加賀を自治した、一向一揆太鼓がある宿の温泉に2度入り、送迎バスで新装の加賀温泉駅にもどる。帰りは値段と壁やトンネルで景色があまり見れない新幹線はやめ、JRから離れたIR線で車窓の景色を見ながら福井。駅で軽い昼弁購入して、やはりローカルで駅名も、はるこ、大土呂など楽しいハピネス鉄道で敦賀まで。
 敦賀からはサンダーバードに乗るが、こちらは全席指定でほぼ満席。2時半頃大阪に つき、阪急で4時には帰宅。こちらも9月中旬とは思えない暑さ。
 




2025年 9月16日
金沢3日目。
 宿に荷を預け、やはり6年ぶりに東茶屋町。川沿いを歩き安政の米不足に「泣き一揆」で命をかけた7人の町衆を祀る寿経寺を訪ねる。
 茶屋町もインバウンドが楽しげ。寺で手を洗って参拝する海外客も。うどん店で蕎麦をいただき、Todoroki亭でコーヒー。バスで近江市場に戻り、やはり海外客で混む店で廉価なノドグロ焼きを購入。もう一軒で生牡蠣ひとつ食べ、宿で荷を受けて金沢駅からJRならぬIRで加賀温泉まで。
 宿の送迎で山代温泉に着き、宿の湯に入って夕刻山代総湯を訪ねると、8月並みの暑さの後、なんとも熱い。夕食は金沢駅で買った野菜の柿の葉寿司。夜は静かで涼しい。



2025年 9月15日
金沢2日目。
 朝方久しぶりに尾山神社に行くと海外客多い。裏手からも来るので行くと、なんと金沢城から橋が繋がって真新しい鼠多門が再建されていた。
 玉泉院丸庭園から四高記念公園を通り、やはり6年ぶりに長町武家屋敷通りを歩くと、屋敷も整備されて海外客多い。
 お昼に以前よく行った片町のテラス付きの2店が向かい合うイタリアンに行くと、コロナ禍の為か、どちらもなくなっていた。長町で見かけた新しいピザ店に入り、ちょうど良いサイズを頂く。午後四高公園でジャズボーカルを聴くと幼な子も父さんの肩の上で楽しげ。
 21世紀美術館で休憩して石川門から金沢城に上がると、これも知らなかったが、二の丸再建工事中。ガイドさんに聞くと鉄筋は工事作業の為のもので、実物は木造、完成は7年後と。
 再度下の公園でジャズを少し聴き、城内を抜けて夕方兼六温泉に浸かり、バスで近江市場前の宿に戻る。夕食はコンビニ弁で夕景の金沢市街を眺めながら。 
 「加賀は百姓が持したる国」が今、その根っこを維持しながら江戸の文化とジャズが共存する、なんとも魅力的な町になった。

 


2025年 9月14日
6年ぶりに金沢。
 大阪から敦賀まで快速で2時間20分、在来線が縮小されてトンネルで景色があまり見えない北陸新幹線で金沢まで50分。
 三連休とインバウンド、ジャズフェスで凄い賑わい。何故か廉価だった近江市場前のANAホテルにザックを預け、うどん店でチャンポンをいただき小径を6年ぶり徘徊。
 21世紀美術館、金沢城前の公園、兼六園そばを経て兼六温泉に向かう道を間違えたが、どうにか到着。帰路は雨が降り、兼六園前からバスで宿まで。雨も止み、夕食はこれも6年ぶりに高崎屋で秋刀魚の刺身などいただく。夜は涼しく静か。


2025年 9月13日
日記がわりに。気候変動で9月の神戸も暑い。外出は食材買いと近場の湯だけ。
 3日アシスト車で降り水道筋の灘温泉往復。加温しない露天が心地よい。6日は湿度が下がり朝方は快適。神大を抜けてil ventoでバンビーニ。この日は珍しく空いていて、小さな子を連れた家族だけだったが、その子は迷わず「バンビーニ下さい」と。
 この夏の酷暑にもかかわらず、拙宅は六甲川沿いの高台にあるためかベランダに日除けを立てているからか、あるいはボケのためか風が通り抜けてこの夏ついにエアコンは全く不使用と言うと、店長さんは「それは地球が大喜び」と。三宮に出て食材買って帰宅。この日は皆既月食とかで、夕方東に満月が出る。
 7日一月ぶりに西宮に出てShiosaiでパスタ。津門別川沿いの向日葵を経てやはり暑いガーデンズ屋上でコーヒーの後、地場野菜買って帰宅。
 10日しばらくフォノアンプの一つが電源入らなくなっていたのを、試しにネットで買ったスイッチに交換すると直る。アシスト車で乙女塚の湯を往復し、坂を漕いで帰ると汗で元の木阿弥。11日この1週間ほど何故か姿が見えなくなった電柱のスズメが戻る。
 このところ曇天と雨で気温は低下。今日も曇りで明日からの 準備もあり巣篭もり。





2025年 9月12日
9月3日フロリダ州ジョセフ・ラダポ公衆衛生長官は「ワクチン義務は奴隷制を想起させる。全てのワクチン接種義務を廃止する。皆さんの体は神からの贈り物」と妄言。陰謀論者トランプの元で米国のカルト化が進む。
https://www.afpbb.com/articles/-/3596589
 8日PBSはこれを検証。フロリダ州のM・アミン小児科医師は「発言に悲しみ、落胆と苛立ち。予防接種の義務化と奴隷制の比較に何ら根拠はない。ワクチン義務化は人を守るため。今麻疹が広がり、百日咳も世界で増えている。子どもたちが閉鎖空間にいればウィルスに感染し家庭と地域に拡大しかねない」と。
 アルジャジーラは、イスラエル軍がガザ市東部や南部から多くの人びとが避難してきた市中心部西側の高層建築群を、退避通告の数分後、多くの犠牲者を出しながら意図的に破壊していると映像と地図で解説。16階建てで住居、報道機関、人道事務所、企業本部がある建物など。自ら戦場に立つことがない戦犯ネタニヤフは「2日間で50棟以上のビルを破壊した。これは地上侵攻の序章に過ぎない。ガザ市の住民よ、そこから出て行けと警告したぞ」と妄言。
 9日ロシアはウクライナ東部の前線から数キロのまちを攻撃し、年金受け取りに並んでいた20人を超える高齢者が死亡し、およそ20人が負傷と仏2。「これが年金を受け取る方法?」「受け取りに行った妻を探しに来たが酷いことになっていた」「受け取りに行ったら、そこらじゅうから爆弾が落ちてきた」と高齢者たち。「年金を受け取りに来た人たちに、軍人は一人もいなかった」と市長。
 この日イスラエル軍はハマスとの停戦交渉を仲介する、米国の同盟国でもあるカタールの首都ドーハのハマス事務所を攻撃し5人が死亡。ネタニヤフはエルサレムの銃撃事件への報復と述べたと、TVE。ガザ市ではイスラエル軍の激しい空爆が続き、イスラエルは住民に退去を命じるが、指定されたマワシ地区は以前も爆撃されて、住民に安全な場所はない、と。
 アルジャジーラは、イスラエルのドーハへの攻撃をカタール外務省が「露骨な暴力、国際法、国際慣行、条約への重大な違反」と抗議したと。ハマスは交渉団全員が無事とし、亡くなった一人はカタールの治安部隊員、もう一人はハマス幹部ハイヤの息子とも。
 ABCは、カタールがイスラエルの攻撃について米国から警告を受けたのは攻撃の10分後、ホワイトハウスは攻撃を知ったのはその直前と説明と。エプスタインの誕生日にトランプが送った手紙について、報道官は「大統領はサインしていない」というが、受刑者マクスウェルが作った誕生日冊子には友人の欄にトランプの名前。
 PBSは、8日ガザでイスラエル兵4人が死亡、カタール首相はイスラエルによる攻撃を受け、停戦交渉の仲介を打ち切ったと表明と。エルサレムの銃撃で亡くなった6人も、戦死したイスラエルの若者4人も、カタールで亡くなった5人も、戦争犯罪者ネタニヤフの権力維持のために犠牲となったということ。
 ガザ市ではイスラエルは市民に退去を通告しながら攻撃を強め、テントで寝ていた5歳の子も殺害される。「孫はテントで寝ていてミサイルが襲った。本当に不条理、酷い」と祖父。
 イスラエルのカタール攻撃について、戦略国際問題研究所のM・ヤコビアン氏は「衝撃的で前例がない。さらにカタールは米軍基地もある同盟国。中東ではイランではなくイスラエルこそが脅威という認識が高まっている」と。ワシントン近東政策研究所D・シェンカー氏は「今回の攻撃は挑発的で少々無謀。アメリカは事前に知っていたはず。カタールの米軍基地の近くにイスラエル軍機が接近するのを、事前に知らせないことはありえない」と。
 10日もイスラエル軍のガザ市への退避通告と攻撃が続くが、住民は「南部に行く手立てもない。退避しない。ここに残る」と述べる。BBCの記者がイスラエル軍に同行し、ガザ南端のラファで建設途中の配給施設から報告。「周囲は荒地。ガザ市の100万人に南へ移動を命じるが、安全性もここに辿り着く手段もない」と。
 ロシアはポーランドにドローン19機で領空侵犯し、EU各国を挑発。「第二次大戦以来、最も大きな脅威」とポーランド首相。EU議会ではフォンデアライエン委員長が、ようやくイスラエルとの貿易協定の一部停止、ネタニヤフ政権一部閣僚への制裁を表明し、議員らは赤い服を着て同調とTVE。EUはイスラエルの輸出の32%を占めており、関税が上がる影響は大きいと解説。
 この日米国ユタ州のユタバレー大学で、2020年大統領選で「トランプは西洋文明の擁護者」と述べたトランプ支持の活動家、チャーリー・カーク(31)が過去の銃撃事件について対話中に銃撃されて死亡。「彼を慕う全ての人は今ショックと恐怖の中に心を一つにしている」とトランプは動画投稿、とABC。PBSは、カークの「神から与えられた権利を守るためには、毎年銃撃事件で死ぬ人が出るのは、必要経費みたいなもの」との発言も伝える。
 カークを長く取材してきたSemaforのD・ワイゲル記者は「彼が(2012年)保守系団体ターニングポイントを創設し、あちこちに顔を出して多様性、LGBTQを批判する発言などで若者を惹きつけた手法を、トランプ大統領が真似た。トランプ政権の左派に対する姿勢の土台となった。謝らず、徹底抗戦というもの。政治を見世物にする手法も学んだ。こうやれば当選できるという道筋を示した。それが成功したのが2024年大統領選」と指摘。
以下、チャーリー・カークのこれまでの発言
「残念ながら、毎年銃による死者が出ているとしても、憲法修正第2条によって神から与えられた他の権利を守るためには、その犠牲を払う価値があると思う」2023年4月5日ソルトレイクシティのアウェイクン教会キャンパスで開催されたTPUSA イベントで
https://uk.news.yahoo.com/fact-check-charlie-kirk-once...
「トランプはゼレンスキー大統領の真実を知っている。彼はCIAの傀儡であり、自国民を不必要な虐殺へと駆り立てた」2025年2月Twitter(X)
https://newsukraine.rbc.ua/.../shot-during-debate-who...
「民主党は本当に卑劣だ。民主党はテキサス・ヒル・カントリーで亡くなった100人以上の人々のことを思いやろうともしない。メディアはどこも報じていないが、DEI(「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「Inclusion(包括性)」)がなければ、死者数はこれほど多くはなかっただろう」2025年7月「リアル・アメリカの声」番組
「過去10年間、リベラル派が主張してきた「物語」は、白人のために黒人が容赦なく攻撃されているというものだ。それは事実ではない。この国では、白人が黒人から攻撃を受ける可能性が高く、特に人口比で見るとその傾向が顕著だ」2025年9月9日FOXニュースのインタビュー
 PBSはイスラエルのカタール攻撃について、ヨルダンのM・ムアシェル元外相にインタビュー。「カタールだけでなく、イスラエルは10月7日以来シリア、レバノン、イエメン、イラン、チュニジアを攻撃したが、これらはいずれも国連憲章に違反しながらまったく責任を問われず制裁を受けていない」と指摘。
 11日スターマーは、駐米大使L・マンデルソンがエプスタインと親交があり、その2003年の誕生日に祝いの葉書、2008年未成年者へ性的暴行で有罪判決を受けた後の応援メッセージなどをブルームバーグが報じたのを受けて解任。ではTACOは?
 TVEは11日ネタニヤフが投稿で、イスラエルに制裁案を示したサンチェス首相を「イスラエルへのジェノサイドを仄めかす。異端審問とユダヤ人追放だけでは物足りないらしい」と誹謗と。EU議会ではイスラエルに対する制裁と二国家解決承認案を初めて可決。
 11日FBIがカーク銃撃事件容疑者の画像を公開、とABC。前大統領オバマは「犯人の動機はまだわからないが、我々の民主主義にこのような暴力の居場所はない」と投稿。トランプは「アメリカには過激な左派、常軌を逸した連中がいる。これを解決しなければならない」と犯人も犯行理由も不明なまま、早速民主・リベラル批判に利用。
 PBSもカーク銃撃事件を続報。トランプに続きウィスコンシン州選出共和党議員バンオーデンDerrick Van Ordenはメディアに対して「事件はお前たちに責任がある。恥を知れ」と暴言。
 オカシオ・コルテス民主党議員は「指導者たちが言葉遣いを和らげ、対立を抑えるための対応を取ることを期待したい」と。PBSはカークの番組での「公民権運動が獣を生み出し、それが白人に対する武器に変わった」「私の虫垂切除を行う外科医が、黒人のレズビアンだとしたら?」「聖書レビ記18章は、他の男と関係を持てば石で撃ち殺すとしている」「西洋の子どもたちは主にユダヤ人の指揮により、全てを抑圧するものとされるものとの関係とみなすよう教えられている」などの醜悪な差別論、陰謀論を列挙。FOXニュースは「トランスジェンダーによる銃撃やロス暴動。彼らは我々に一方的に戦争を仕掛けている」とひたすら対立を煽る。
 カーネギー財団のR・クラインフェルド氏は「今必要なことは、民主・共和どちらの指導者も事件を断固として非難すること。これを政治利用する政治家を支持するのはやめましょう」と。ダートマス大J・シャーレット教授は「何年も前から言葉や行動が激化し、この数年多くの人が銃を所有するようになった。銃は、自分が望まない現実から別の現実に向かう、民主主義から抜け出すチケットになっている。危険」と。
 バンオーデンの発言を伝える、地元ウィスコンシン州のウィスコンシン・エグザミナー紙の編集長は記事で「政治的暴力を利用してさらなる政治的暴力を煽ろうとするのは、危険であると同時に、吐き気がするほどだ。我が国がこの悪夢=地球上の他のどの裕福な国よりも、銃が子供の死因の第1位を占める我が国=に陥る中で、私たち全員が直面する人類の悲劇を認識するどころか、ヴァン・オーデンは、犠牲者がリベラル派であろうと保守派であろうと、殺人事件を巧みに利用し、暴力的な左翼との戦争という、毎回同じ下品な物語を押し付けている」と指摘。米国のメディアは、TACO大統領に抗して地方でも生きている。
 今年ミネソタでは民主党議員が襲撃され夫も死亡。去年トランプ銃撃事件の犯人の一人は共和党員。トランプは2021年議会襲撃の受刑者は恩赦。都市に州兵を派遣し、暴力、銃撃事件を利用して銃社会米国で更なる対立、憎悪を煽ることは、米国が破滅に向かう道でしかない。



2025年 9月12日
・ユタバレー大学のキャンパスイベント で銃撃され死亡する直前、聴衆の一人がカークに「過去10年間で、何人のトランスジェンダーのアメリカ人が銃乱射事件を 起こしたかご存知か?」と尋ねた。
「多すぎる」とカークは答えた。
聴衆は、過去10年間で銃乱射事件を起こしたトラン スジェンダーのアメリカ人はほんのわずかだと説明した。その後に銃撃音。
https://people.com/charlie-kirk-was-answering-student...
→8月27日、中西部ミネソタ州のカト リック系の学校で8歳と10歳の児童2人が死亡、6歳から18歳の児童・生徒ら18人が重軽傷を負う銃乱射事件が発生 し、犯人は近隣の町に住むロビン・ウエストマン容疑者(23)で、同小中学校の卒業生で17歳の時に「ロバート」(男性 名)から「ロビン」(女性)に改名したという記録が残っている。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/90331
「残念ながら、毎年銃による死者が出て いるとしても、憲法修正第2条によって神から与えられた他の権利を守るためには、その犠牲を払う価値があると思う」 2023年4月5日ソルトレイクシティのアウェイクン教会キャンパスで開催されたTPUSA イベントで
https://uk.news.yahoo.com/fact-check-charlie-kirk-once...
「過去10年間、リベラル派が主張して きた「物語」は、白人のために黒人が容赦なく攻撃されているというものだ。それは事実ではない。この国では、白人が黒人 から攻撃を受ける可能性が高く、特に人口比で見るとその傾向が顕著だ」2025年9月9日FOXニュースのインタビュー
https://gazette.com/.../article_7c2111c2-6977-5ff1-ba9b...
「ワシントンD.C.を解放したら、ア メリカの都市を『完全軍占拠』すべきだ。我々は全力を尽くさなければならない。大規模に展開しなければならない。州兵や 戦車も投入しなければならない。あらゆる街に軍隊が必要だ。ワシントンD.C.を解放すれば、シカゴ、ニューヨーク、ボ ストン、フィラデルフィア、ポートランド、サンフランシスコも解放されるだろう。我々は強力な軍隊を持っている。喜んで それを使うべきだ」2025年8月11日
https://www.the-independent.com/.../charlie-kirk-trump...
「週末は家族とニューヨークにいた。安 全だと感じたことは一度もない。この街には、ここに属さない人々がたくさんいる。関係者全員のために祈る」2025年7 月30日(28日ニューヨーク市警の巡査を含む4人が死亡したマンハッタンのオフィスビル内で発生した銃乱射事件に)
https://inews.zoombangla.com/charlie-kirk-criticized.../
「民主党は本当に卑劣だ。民主党はテキ サス・ヒル・カントリーで亡くなった100人以上の人々のことを思いやろうともしない。メディアはどこも報じていない が、DEI(「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「Inclusion(包括性)」)がなけれ ば、死者数はこれほど多くはなかっただろう」2025年7月「リアル・アメリカの声」番組
https://www.yahoo.com/.../maga-influencer-charlie-kirk...
「トランプはゼレンスキー大統領の真実 を知っている。彼はCIAの傀儡であり、自国民を不必要な虐殺へと駆り立てた」2025年2月Twitter(X)
https://newsukraine.rbc.ua/.../shot-during-debate-who...
「彼女(ミシェル・オバマ前大統領夫 人)たちはカミングアウトし、『私がここにいるのはアファーマティブ・アクションのおかげです』と言っている。ええ、私 たちは、あなたたちがそうでなければ真剣に受け止められるだけの脳の処理能力がないことを知っている。少しでも真剣に受 け止めてもらうためには、白人の枠を奪うしかなかったのだ」 2023年7月配信のポッドキャスト
https://www.losangelesblade.com/.../charlie-kirk-rants.../
https://www.yahoo.com/.../charlie-kirk-says-michelle...
「私たちは、女性の生殖に関する健康を 装い、年間150万人もの赤ん坊の大量殺戮を容認している。私たちは、赤ん坊が人間ではないと言いながら、毎年奪い去ら れ、捨てられているのを容認しているのだ。(もし自分の娘が10歳でレイプされ妊娠したらどうするかと尋ねられ)赤ちゃ んは産まれる」
https://economictimes.indiatimes.com/.../123831808.cms...
・チャーリー・カークは2024年6月 YouTuberのミズ・レイチェルが聖書のレビ記19章18節(「隣人を自分のように愛しなさい」)を引用し LGBTQの人々を受け入れることについて語ったことを批判するコーナーで、レビ記20章13節(「男が女と寝るように 男と寝るなら、両者ともに忌まわしい行いをしたことになる。彼らは必ず死刑に処されなければならない」)を引用し同性愛 者を石打ちで「死刑」にすることを「性に関する神の完全な律法」の一部だと述べた。
https://meidasnews.com/.../trump-campaign-partner-charlie...
「国を愛するあまり、自国を憎む人々を 自国に招きたくないと思うことは、人種差別や外国人嫌悪には全く当たらない」
「神の目にはすべての人間、すべての男 性と女性は平等に創られているが、すべての文化が平等に創られているわけではない。そう言うとあらゆる方面から攻撃され るだろうが、西洋文明こそ人類が生み出した最高の文明であり、聖書の産物であると言っても過言ではない」
「人類が直面する差し迫った課題、例え ば歴史上最も自殺率の高い世代、歴史上最も薬物中毒の世代、歴史上最もアルコール中毒の世代などがある中で、地球温暖化 という抽象的な概念に固執することは、実際の物質的な苦しみから目を逸らす学問的な行為だ」2023年10月19日、ス プリングフィールドにあるミズーリ州立大学キャンパス内の演説
https://www.news-leader.com/.../charlie-kirk.../86081763007/
・カークは先週、初のアジア講演ツアー で韓国と日本で行われたイベントで講演した。
「この偉大な国の人々がグローバリスト の脅威と戦い続けるよう、学び、そしてできれば勇気づけられることを嬉しく思う」イベント前にYouTubeに投稿され た参政党議員とのインタビュー
「韓国での法廷闘争であれ、日本への大 量移民であれ、私たちがここで闘ってきたことと同じことが、世界的な現象なのだ」ポッドキャスト
「暴力と殺人は、意見の合わない 人々を、来る日も来る日も、何年も、可能な限り最も憎悪に満ちた卑劣な方法で悪魔化してきたことの悲劇的な結果だ」 トランプ11日Truth Socia
 銃規制に反対して気候変動、多様性DIEを拒否し、人種差別、LGBTQと女性蔑視に塗れ、キリスト教徒を自称しながら「隣人を愛せよ」「剣を納めなさい」のイエスの言葉から全く乖離して他者への憎悪を撒き散らす、ロシアとイスラエルは決して批判しない陰謀論者が、たった一発の銃弾で射殺されるという米国の退嬰。
 第一次政権で任命した多くの補佐官や閣僚のほとんどを、自らに対する進言で罷免して悪罵を投げつけ、記者や民主党陣営など自らと異なる見解を表明するものを「可能な限り最も憎悪に満ちた卑劣な方法で悪魔化」しているのは、詐病、性的暴行、刑事事件被告、ロシア工作員トランプ本人。
 銃犯罪が蔓延し、気候変動対策も世界への健康・人道支援も打ち切り、未成年者性的暴行魔と親しい詐病・兵役逃れの大統領が軍隊を政敵の都市に派遣する今の米国が「世界史上最も偉大な国」とは、人類とその歴史に対する最大の侮辱でしかない。
 このカークに日本で親和的なのが、やはり極右排外主義陰謀論の参政党と言う醜悪さ。事実を直視することが何より大事。
《若者の間でトランプ支持を高めるのに貢献したチャーリー・カークが31歳で射殺された。
政治 2025年9月10日午後11時36分(東部夏時間)更新
10代の保守派キャンパス活動家から人気ポッドキャスター、そしてドナルド・トランプ大統領の盟友へと成長したチャーリー・カークは、水曜日、ユタ州の大学で、彼のトレードマークの一つである公の場で銃撃され死亡した。享年31歳。
動画:著名な保守活動家チャーリー・カークがユタ州のイベントで殺害される
カークは、彼を強力な政治勢力へと押し上げた活動、つまり大学キャンパス、今回はユタ・バレー大学で右派を結集する活動の最中に亡くなった。このイベントは、コロラド州からバージニア州まで、カークが計画していた一連の大学公演「アメリカン・カムバック・ツアー」の開幕を飾るイベントだった。
彼の暗殺は、ミネソタ州での民主党州議会議員夫妻の暗殺から、昨夏のトランプ大統領銃撃事件に至るまで、政治家への攻撃が激化している中で、全米を揺るがしている事件の一つだ。
トランプ大統領は、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」でカークの死を発表した。
カークは、トランプ時代の共和党を席巻している、好戦的でポピュリスト的な保守主義を体現していた。ジェンダー、人種、政治について挑発的な発言を繰り返す、あからさまなキリスト教保守派であるカークは、2012年に自身の組織「ターニング・ポイントUSA」を設立し、若者層をターゲットに、共和党活動家の多くが足を踏み入れるのをためらうリベラル寄りの大学キャンパスにも進出した。
中道右派の中心へ
2016年の大統領選当初からトランプを支持していたカークは、資金力のある保守派団体の一つに過ぎなかったターニング・ポイントを、中道右派の中心へと押し上げた。
ターニング・ポイントの政治部門は、トランプの2024年大統領選キャンペーンにおいて投票率向上活動を支援し、めったに投票に行かない不満を抱えた保守層を活気づけようとした。トランプは、ターニング・ポイントの地元であるアリゾナ州で、2020年の大統領選では僅差で敗れたものの、今回は5ポイント差で勝利した。この団体は、ストロボライトや花火を多用するイベントで知られ、25万人以上の学生会員を擁している。
トランプは水曜日、2016年の選挙運動中に非公式アドバイザーとしてスタートし、最近では腹心となったカークを称賛した。「彼は私の本当に本当に良い友人であり、素晴らしい人だった」とトランプはニューヨーク・ポスト紙に語った。
カークは、自身の人気ポッドキャスト、ラジオ番組、そして選挙活動において、終末論的なスタイルを披露した。昨秋、ジョージア州でトランプと共に出演した際、カークは民主党は「神が憎むすべてのものを支持する」と述べた。また、トランプとカマラ・ハリスの対立を「霊的な戦い」と呼んだ。
「ここはキリスト教の州だ。これからもそうあり続けてほしい」とカークは約1万人のジョージア州民に語りかけた。ある時点で、住民たちはカークに同調し、「キリストは王!キリストは王!」と耳をつんざくような声で叫んだ。
新世代の保守派に影響を与える
カークは大学のキャンパスによく姿を見せていた。昨年、ソーシャルメディア番組「Surrounded」で、彼は20人のリベラルな大学生と対決し、中絶は殺人であり違法であるべきだといった自身の見解を擁護した。
憲法修正第2条に関するものを含む複数の著書を執筆したカークは、銃の権利の熱心な支持者でもあった。

「残念ながら、毎年銃による死者が出ているとしても、憲法修正第2条によって神から与えられた他の権利を守るためには、その犠牲を払う価値があると思う」と、カークは2023年にソルトレイクシティで開催されたターニングポイントのイベントで述べ、銃による死者数は減らすことはできても、完全になくすことはできないと付け加えた。
カークの崇拝者たちは、カークが対決的なレトリックを多用する一方で、議論と自由な意見交換を好んでいたことを強調した。「彼の取り組みはすべて、分断を乗り越え、暴力ではなく言論を用いて問題に取り組み、解決することに基づいていた!」と、バプテスト・リーダーシップ・センターの事務局長ウィリアム・ウルフはXに投稿した。
続きを読む:アメリカ人の約20%がソーシャルメディアのインフルエンサーからニュースを得ている、と報告書は指摘する。
カークのスタイルは、新世代の保守派に大きな影響を与えた。フロリダ州選出の共和党下院議員アンナ・パウリナ・ルナは、水曜日の銃撃事件後、議事堂の階段で演説し、自身の政治人生におけるカークの影響を振り返った。
「私は医学部に行くはずでした。出発前日にチャーリー・カークから電話があり、組織のヒスパニック系アウトリーチ・ディレクターに採用されたのです」とルナは語った。 「私は何度も彼と一緒に、子供たちと議論を交わしました。こういう対話は必要不可欠です。それを阻むことはできません」
カークはポッドキャスターのエリカ・フランツベと結婚しており、二人には幼い子供がいる。
リベラル派に挑む熱意
ターニングポイントは、2012年、当時18歳だったカークとティーパーティー活動家のウィリアム・モンゴメリーによってシカゴ郊外に設立された。大学キャンパスで低税率と権限の制限を訴える活動でした。すぐに成功したわけではなかった。
しかし、学界でリベラル派に挑むカークの熱意は、最終的に有力な保守派の投資家たちの心を掴んだ。
当初は懸念を示していたが、2016年にトランプが共和党の指名を獲得した後、ターニングポイントは熱烈に彼を支持した。カークは総選挙運動中、ドナルド・トランプ・ジュニアの個人秘書を務めた。
すぐにカークはケーブルテレビに定期的に出演するようになり、文化戦争に積極的に参加し、当時の大統領を称賛した。トランプとその息子も同様に熱烈な支持者で、ターニングポイント・カンファレンスで頻繁に講演していた。
カークは2021年1月6日、トランプを支援するためにワシントン行きのバスを手配すると発表し、その後、1月6日の小委員会の質問に答える代わりに、憲法修正第5条を援用した。
また2021年には、大学キャンパスでのブラック・ライブズ・マター運動への批判を強める中で、カークは2020年にミネアポリス警察の手で殺害され、トランプ大統領の最後の任期を揺るがした抗議活動のきっかけとなった黒人男性のジョージ・フロイドを「クズ野郎」と呼んだ。
「とにかく、この州を完全にめちゃくちゃにしないでくれ」とカークはミネソタ州マンケートでのイベントで語った。 「素晴らしいスカンジナビアの人々によって建てられたこの建物が、今、意図的に破壊されようとしているように思える」
資金が流入するにつれ、カークはアリゾナ州のゲート付きカントリークラブに475万ドルのスペイン風邸宅を購入した。ターニングポイント社は、カークとその仲間が所有する建設業者に数百万ドルを流用した。同社がトランプの2024年大統領選で、あまり投票に行かない有権者の投票率向上を主導すると発表したとき、一部の共和党員は懐疑的だった。
しかし、2024年大統領選で若い有権者が右傾化し、トランプがアリゾナ州で5ポイント差で勝利すると、カークとその支持者たちは、強硬な姿勢で文化戦争志向の保守主義というカークの見解が正しかったと主張した。
新しいキリスト教保守主義の提唱者
カークの福音主義的キリスト教信仰は彼の政治的見解と密接に結びついており、彼は政教分離の真の原則は存在しないと主張した。
彼はまた、キリスト教徒が主導すべき7つの分野(政治、宗教、メディア、ビジネス、家族、教育と芸術、そしてエンターテインメント)を定めた「セブン・マウンテン・マンデート」にも言及した。
続きを読む:共感は罪か?一部の保守派キリスト教徒は罪になり得ると主張する
来週出版される、牧師でありターニング・ポイントのスタッフでもある人物が執筆した本の序文で、カークは次のように書いている。「今日のアメリカにおいて、キリスト教徒は恐ろしく多様な危険と脅威に直面している。私たちを脅かしているのは、新たな偽りの神々ではなく、遠い昔から存在する悪魔の復活だ」
カークは、言論の自由を擁護し、巨大IT企業やメディアに挑戦し、首都圏以外の労働者階級のアメリカ人を中心とする、新たな保守主義を主張した。
「保守運動として、私たちは自問自答しなければならない。私たちは現状維持の支配階級の政党に逆戻りしてしまうのだろうか?」彼は2020年の保守政治行動会議の開会演説でこう述べた。
「それとも、私がMAGA教義と呼ぶものから学ぶべきなのか?MAGA教義とは、アメリカの再生と復興の教義であり、アメリカは世界史上最も偉大な国であるというものだ」
アイオワ州デモインのトーマス・ボーモント、ワシントンのジョーイ・カペレッティ、ブライアン・スロディスコ、マット・ブラウン、そしてニューヨークのヒレル・イタリーが本報告書に協力した。》
 


2025年 9月 9日


2025年 9月 9日
9月4日アルジャジーラは、イスラエルの避難民テントなどへの攻撃でガザで84人が死亡し338人が負傷、10/7以降の死者は64231人、負傷者161583人になったと。
ABCとPBSは4日の米上院公聴会で、ワクチン懐疑派による接種指針を拒むモナレスCDC所長を解任したケネディーが、「コロナによる米国死者数さえ把握していないのか」「国民は誰に頼るべきかわからなくなっている」「麻疹が再び流行し、FDAはワクチン接種を事実上拒否している」などと民主だけでなく共和党議員からも厳しく追及されたと。
 PBSはハマスがイスラウル軍の撤退を条件に人質48人全員の解放に同意したにも関わらず、ネタニヤフは国内の停戦を求める声にも耳を貸さずそれを拒否してイスラエル軍のガザ攻撃が続き、死者が6万4000人を超えたと。アルジャジーラは、イスラエルが住民に立ち退きを命じて攻撃を続けるガザ市北部から記者が中継。背後に爆発音が鳴り、子どもたちが逃げ惑う。「家から家、地域から地域、街から街へ避難を繰り返してきた。避難の間に人生で築いたものが全て破壊された」と歩行困難な高齢者。避難先とされた海岸沿いはすでに避難テントが溢れる状態。
 7日ロシアはウクライナの首都キーウを無人機800機などで最大規模で攻撃し、首相府も被害、とBBC。府内ではユリア・スビリデンコ首相が状況を撮影。住宅地では若い母親と男の赤ちゃんも死亡。このような現場を見ることが増えている、と記者。「トランプはプーチンをいい奴と言うけど、それならこんな戦争は起きなかった。ロシアは私たちの国を破壊するつもり」と住宅が破壊された住民。記者にロシアに厳しい制裁を課すつもりは?と聞かれたTACOトランプは「ある」と。この輩はどうせTACOる。
 TVEは、この日イスラエルはガザで避難所の学校などを攻撃し少なくとも46人を殺害と。避難する住民は「どこに行っても攻撃される」と。イスラエル軍はハマスの地下通路爆破の映像を公開、ネタニヤフは閣議で「テロリスト全員を抹殺している。戦いに勝つ以外重要なことは何もない」と悪鬼の様相。ロンドン、パリなどではEUの前でパレスチナ支援、イスラエルへの武器提供の全面停止などを求める大規模デモ。
 イスラエル軍はガザ市の居住用の7階建てのビルを空爆し、各地で46人が死亡とアルジャジーラ。このうち子どもを含む11人はガザ市の避難民がいた学校への攻撃によると。この日飢餓と栄養失調で5人が死亡、3人は子どもとも。UNRWAのラザリーニ事務局長は「ガザ地区は飢饉や食糧を求める人々への爆撃など、あらゆる形の地獄の中にある」と警告。
 トランプは「『戦争省(Department of War)』という名称は、防衛力しか強調しない『国防総省(Department of Defense)』よりも、備えと決意のほどをより強力に伝える」と6日大統領令に署名。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cpq5zjwv7ryo
 この週末トランプ政権の移民取り締まりの実行を担うICE移民・税関捜査局は、ボストンと近隣地域で一斉摘発を行い数十人を拘束。詐病でベトナム戦争への兵役を逃れた司令官トランプは、自身をベトナム戦争を描いた映画「地獄の黙示録」のヒーローとするフェイク画像を「シカゴはなぜ戦争省になったかわかるだろう」と、国内都市を標的に戦争を仕掛ける投稿。どこまでも醜悪、愚劣極まる。FBIの統計では、シカゴの今年の犯罪率は低下とABC。
 8月に続き前ニュージャージー州知事(共和党)C・クリスティーはPBSで「もし私が州知事だったら大統領の思い通りにはさせない」「ここ4ヶ月の新規雇用増平均はわずか27000人、去年は16万7000人」「大統領はケネディー氏が馬鹿げた考えで厚生長官の資格がないとわかっていながら、選挙に勝った自分の力を示したかった」と舌鋒衰えず。
 8日朝エルサレムのバス停前でパレスチナ人が銃を乱射し6人が死亡、イスラエルはガザ市への攻撃を続け40人が死亡とBBC。
 スペインのサンチェス首相は、ネタニヤフ政権への制裁として武器輸送の禁止、武器・燃料輸送のためのスペインの空港・港の使用の禁止、ヨルダン川西岸とゴラン高原のイスラエル入植地からの農産物の輸入の禁止、ジェノサイド・戦争犯罪者のスペイン入国の禁止を表明とTVE。
 アルジャジーラも、エルサレムでの銃撃と、それに対するイスラエル軍による容疑者の出身地ヨルダン川西岸のラマラなどの封鎖と市民の拘束・取り調べを報じる。
 ABCは、エプスタインの遺産管理委員会の弁護士が下院の監視委員会に提出した、7月にウォール・ストリート・ジャーナルが報じた、トランプが誕生日に送った手紙を含む冊子をまとめたファイルから、その署名入りの手紙をこの日民主党議員が公開と。
「我々には共通点があるね、ジェフリー」「謎は決して歳を取らない。気づいたかい?」「友人は素晴らしい。誕生日おめでとう。毎日が楽しい秘密の1日でありますように」
https://www.wsj.com/.../epstein-birthday-book-congress...
 マクスウェル受刑者は司法副長官との面会で、冊子の編集は認めたが、トランプの手紙は「記憶にない」と答え、詐病・性的暴行トランプは手紙は書いていない、サインも文体も違うと否定しウォール・ストリート・ジャーナルを100億ドルのスラップ訴訟。しかしBBCは2000年、2022年のトランプのサインと比較し、2003年の手紙と似ていると検証している。この手紙は事実であり、嘘を重ねて否定し続ける輩が大統領に全く不適格であることは明らか。
https://www.bbc.com/news/articles/cr5q68j2169o
 シアトル郊外で学校への襲撃を計画していたとして13歳の少年を逮捕。自宅には大量の銃と弾薬。SNSに過去の銃撃犯と同じ格好で銃を構え、「時が来た。皆を殺す」と投稿。アメリカの最重要課題は、この憎しみと銃問題の根本的な解決。
https://www.cnn.co.jp/usa/35237809.html
 戦争犯罪者ネタニヤフは、エルサレムの銃撃事件に触れながら「ガザの住民はよく聞け。ここから出ていけ」と恫喝。イスラエル軍はガザ市で8日の二棟を合わせ建物50棟を破壊し、周辺の避難テントを含め甚大な損害が広がる。瓦礫の山を前にひとびとは打ちのめされているとABC。
 「女性たちはどこに行けばいいのか。子どもたちは一体何をしたと言うのか」と男性。この戦争は新たな段階に入った。8日の空爆で50人以上が死亡、一番若い犠牲者は2歳、と記者。退去を命じるビラは撒かれるが、避難する女性も「どこに行ってもまた移動を迫られます。どこでも攻撃されます。行く先々で立ち去れと言われます。こんな生活を繰り返すしかないのでしょうか」と。まさにネタニヤフらによるジェノサイド。
 8日、米連邦控訴裁判所はトランプが作家ジーン・キャロル氏への性的暴行を否定し、名誉を毀損したとされる訴訟で、8330万ドルの損害賠償支払いをトランプに命じた昨年の地裁陪審評決を支持。詐病TACOは性的暴行者ということ。米国の恥晒し。
https://jp.reuters.com/.../5CMAVEOACNKM7BLJ4OQYCDYUVY.../
         


2025年 9月 7日


2025年 9月 5日
8月31日ガザに支援物資を届けるため、40カ国300人が乗った「フリー・パレスチナ船団」20隻がバルセロナを出航、とTVE。
 イスラエルはガザを瓦礫の山にしている、31日早朝から63人が死亡、ハマス軍事部門報道官も殺害され週末に1日あたり100人が死亡とも。
 アルジャジーラは31日アルアクサー病院で死亡した女の子ら飢餓と治療不足でガザで7人が死亡、餓死者は子供124人を含む339人に達したと。ガザ市北西部シェイクラドワンでイスラエル軍機が残った住宅を空爆した際の、救助隊が到着できず高齢者や子どもたちが負傷し悲鳴をあげてパニックになる映像も報道。さらに、ネタニヤフ政権の極右べングビールが、ガザを目指す船団の乗組員は拘束し長期間刑務所に収容するなどと提案したと。刑務所に収容すべきは戦争犯罪人ネタニヤフとこの閣僚たち。
 31日トランプ政権がグアテマラからの子ども600人以上の強制送還を始め、子供達の一部を深夜既に飛行機に乗せたが、米連邦地裁は飛行機の離陸を禁じ、子供達の移送、本国への送還、退去を政府に差し止め。
 ABCも、怪我したり亡くなったりした子どもたちの映像とともに、数十人が殺害されたとこの日のイスラエルのガザ市の集合住宅と難民キャンプへの激しい攻撃を伝える。イスラエルでは即時停戦と人質解放を求めるデモ。
 アルジャジーラは続報で、イスラエルが5月からガザの完全占領を目指して数万の予備役兵を投入し、ガザで開始した「ギデオンの戦車」作戦が、何ら達成されていないとのイスラエル軍極秘情報を、イスラエルのチャンネル12が報じたと。
 9月1日TVEは、国連がガザで殺害されたジャーナリストは234人とし、国境なき記者団のバウルズ氏は「こんな数字はかつて無い。秩序だって意図的に計画された冷酷な殺害」と。それでもガザの記者たちはスマートフォン一つで取材を続ける。
 アルジャジーラは、ガザに入った支援のトラックはこの5日間で3000台が必要のところ534台に過ぎず、飢餓が深刻化していると記者が炊き出し所から報告。「日差しが照りつける中、朝から子どもと一緒にここにいます」「わずかな食べ物のために5時間待っている。私たちには職も収入もない」「全世界に、この状況を終わらせ、普通の生活ができるようにと訴えたい」と避難者たち。伝える記者も痩せている。
 この日カーター政権からトランプ政権までの9人の元CDC所長がケネディー厚生長官を、職員の大量解雇や諮問委員の解任、連邦資金打ち切りなどで「全てのアメリカ国民の健康を危険に晒している」とニューヨーク・タイムズへの寄稿で指摘し辞任を求める、とABC。「CDC本来の仕事をさせず、科学に従っていない」とR・ベッサー元所長代行。全くその通り。
https://www.bloomberg.co.jp/.../2025-09-16/T2FDJYGP9VD400
 ガザ市ではイスラエルの侵攻作戦で少なくとも31人が死亡、とPBS。イスラエルはガザ南部への退去を命じたが「息子や娘と一緒にいられる場所を探しているが、どこに行ったらいいのかわからない」と男性。この日、国際ジェノサイド研究者協会IAGSは「ガザでのイスラエルの行動はジェノサイド条約の法的定義に相当する」と表明。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cyvnvem1zyro
 アルジャジーラはT・ウイリアムズ副会長をインタビューし「ジェノサイドの研究者400人が徹底した調査を行った。59000人以上が殺害され、14万人以上が負傷。200万人以上が避難を余儀なくされている。定義には、さらに食料、水、医療などをなくし生活の様々な面を破壊することも含まれる」と。ガザではイスラエル軍がガザ市北部ラドワン地区の建物を残らず攻撃し、記者が中継中にも爆撃が続くと。
 2日TVEは、9月の国連総会でベルギーなど複数の国がガザでの停戦などを求めてバレスチナ国家を承認しようとするなか、この24時間でイスラエルは6歳に満たないと思われる子どもなど100人以上を殺害。イスラエルではガザ侵攻に4万人の予備役が招集されるが、「わたしたちはネタニヤフの違法な戦争に加担しない」と拒否するグループも存在すると。
 アルジャジーラは、イスラエルの攻撃で2日早朝からガザで80人が死亡、そのうち43人はガザ市内、20人は中部・南部で支援物資を待っていた、破壊された住居の瓦礫で行方不明者もと。ガザ地区民間防衛隊は「住居の85%を破壊して住民150万人を移動させるイスラエルの計画は、住民を更なる危険に晒すそれ自体が民族浄化」と。この日飢餓で亡くなった市民は13人、これまでの飢餓による死者はこども130人を含め361人となり、ガザ保健当局は5歳以下の子ども43000人と、妊婦と授乳中の女性55000人が栄養不足に苦しんでいると。
 詐病徴兵逃れトランプはこの日、米軍がカリブ海南部でベネズエラの麻薬運搬船を攻撃し11人を殺害したと。連邦地裁はロスアンゼルスへの軍の派遣を「大統領率いる国家警察を作ろうとしている」と批判して違憲との判断を示し、抗議デモ鎮圧や犯罪取り締まり目的での軍の使用を禁じるが、トランプはこれを無視してさらにシカゴへの州兵派遣も妄言とABC。
https://www.cnn.co.jp/usa/35237472.html
 エプスタインの被害女性たちがエプスタイン文書公開を委員会で決議するよう下院議長らと話し合うが、トランプ小判鮫ジョンソンは「心が傷む」と言いながら投票実施すら拒否。
 アルジャジーラは続報で、イスラエルのテレビ・チャンネル13の世論調査で、回答の45%がハマスとの取引を支持、ガザの占領支持は39%、ザミール参謀総長支持は41%に対しネタニヤフ支持は28%。53%が10/7の攻撃に関して公式調査委員会設置を支持し、48%がネタニヤフの汚職捜査を進める検事総長解任の最高裁による差し止め命令を遵守すべきと。
 4日米連邦議会前で多くのエプスタイン被害者たちが、エプスタイン文書の公開、エプスタインと繋がりがあった有力者を明らかにするようトランプ政権と議会に求める。
「エプスタインに性的虐待を受けたのは14歳の時。家に帰るまでずっと泣いていた。あの男は富豪で、家には多くの有力者の写真が飾ってあった。わたしの話など誰も信じてくれないと思った」「でっちあげではない」「大統領、議員はなぜ性的暴行や虐待を隠し続けるのか」と。
 これまで散々エプスタイン文書疑惑を煽ってきた詐病、性的暴行TACOトランプは、エプスタインの捜査資料に自分の名が記されており、5月にボンディ司法長官がトランプの名前があったと伝えていたとウォール・ストリート・ジャーナルが7月23日報じて以来「全て民主党のでっち上げ」といつもの変節。
https://jp.reuters.com/.../ZA6DTH5OKBKUXFSIGXN6SSDJJM.../
https://www.bbc.com/japanese/articles/c79q22gj1p8o
 トランプの元個人弁護士の司法副長官がエプスタインとの共謀で禁錮20年となったマクスウェル受刑者と面会し、受刑者が管理の緩やかな施設に移されたことに対しても、被害女性たちは「彼女は100%関与していた。エプスタインの共犯者、一心同体だった」「彼女が移送されてから何度も悪夢を見た。最後には束縛を受けなくなるのか不安」と。
エプスタインの被害者は1000人以上。その誕生日に「毎日がまた新たな素晴らしい秘密であるように」と送ったトランプが、エプスタインの「秘密」の犯罪を知らなかったのはあり得ない。今ひたすらその文書公開を拒み続けることは、まさにエプスタインの重大な犯罪に対する己の関与を無言で語るだけの行為。この輩こそ、さっさとfireすべき。


                                                                                                                                                                 
  
     





























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