Fukupulio's Page Blog 2018年2月 |
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2018年 2月 27日 フロリダの高校の銃乱射事件で逃げてきた生徒たちを教室に入れ、ドアを閉めようとして射殺された35歳の地理の教師Scott Beigelは、婚約者に前の学校襲撃事件のニュースを見ている時、「もし私が学校で銃で殺害されても、英雄にはしないで欲しい。私はjerk=トンチ キ、うどの大木だったと伝えてほしい。真実を伝えて欲しい」と語っていたことを伝えるニューズウィーク記事。 柴田優呼さんのツイートで知る。 https://twitter.com/yuko_shibata_/status/965722777914294272 米国の学校の先生はこんな決意の中で職務を担っていることにあらためて驚き、まさに命懸けで生徒を守りながらその心がけの謙虚であることにも強い感銘を受ける。 しかし彼を英雄と称えるものたちの中に、経費のかかる警官や警備員ですらなく他ならぬ教師に銃を持たせようとする卑劣な銃規制反対派とそれを票や献金で受け入れる政治家らが紛れ込んでいるのが米国の現実。 Beigelの言葉のとおり教師が英雄になる必要がない平和な学校にするための高校生らが求める根本的な銃規制改革こそが彼の遺志を継ぐことになる。 《The teacher who was killed as he protected students in the Florida shooting last week left his fiancée specific funeral instructions if he were ever to die in a school shooting. Speaking at his funeral Sunday, Gwen Gossler said Scott Beigel, 35, once told her while they were watching news coverage of a previous school shooting that he wanted her to tell the truth about who he was if he died in the same way. “Promise me if this ever happens to me, you will tell them the truth―tell them what a jerk I am, don’t talk about the hero stuff,” Gossler said the New York Post reported. “OK, Scott, I did what you asked. Now I can tell the truth. You are an amazingly special person. You are my first love and my soulmate.’’ Beigel, who was a geography teacher at Marjory Stoneman Douglas High School, unlocked his classroom to let in students during the attack. He was then fatally shot by the alleged killer Nicolas Cruz as he tried to lock the door again to keep the students safe. Over 350 family members, friends, students and colleagues attended his funeral on Sunday at Temple Beth El in Boca Raton, Florida. The Long Island Native reportedly studied education at the University of Miami in Coral Gables and lived in South Florida after he graduated, according to his obituary in the Sun Sentinel. Last Wednesday afternoon, an assailant, later identified as Cruz, stormed Florida’s Marjory Stoneman Douglas High School with an assault rifle, and fatally shot at least 17 people and injured 14 others. A picture is slowly forming of the suspected shooter, who was arrested shortly after the incident and taken to Broward Health North hospital in Pompano Beach briefly before being transferred to the Broward Sheriff’s headquarters. Broward Sheriff Scott Israel confirmed that Cruz was a former student at the school who was expelled last year for unknown "disciplinary reasons." According to Cruz’s attorneys, the teenager has been on suicide watch since his arrest and is reportedly “sad and remorseful.” One of the attorneys said Cruz had the mental state of a “child.” “What was relayed to me was ‘He is such a child,’” Gordon Weekes, a chief assistant for Broward County’s public defenders office, told the Sun Sentinel. “That’s the impression our attorneys are getting.” Authorities have not indicated a motive for the shooting.》 |
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2018年 2月 23日 「私たちは国家として子どもたちを見捨てた。それはあってはならないことだ。幾つの学校が、何人の子どもたちが撃たれなければならないのか。ここで、この 政権と私でそれを止める。これが是正されるまで私は眠らない。私の美しい娘に、私はもう二度と会うことができない。それを是正しよう」娘さんが9発の銃弾 を受けて亡くなったアンドルー・ポラックさん 21日ホワイトハウスで切実な声を上げるフロリダの事件の被害者や遺族と会ったトランプが彼らに示したのは「銃に熟練した教師がいれば攻撃されてもすぐに解決できる」と教師に銃を持たせる案。 これは武器商人・死の商人の言葉で、武器製造メーカーの支援を受けた武器販売に携わる者たちと銃愛好家の組織全米ライフル協会NRAの主張も同じ。「銃 を持った悪い人物を止めるには銃を持ったよい人物が必要だ」(NRAラピエールCEO)この人物は痛ましい事件も商機としか見ず、両サイドに銃を売り続け て良心の呵責も感じないらしい。 米国では銃乱射事件のたびに銃器販売は増加、罪のない子供や若者ら米市民を犠牲にしながらますます銃は売れることになる。国際関係でも緊張を高めて「同 盟国」に武器を売る米国トランプとそれを言い値で買う日本。世界ではシリアをはじめ各地で様々な武器が無辜の市民を殺傷している。米国の銃規制問題は世界 に繋がっている。 《米国のトランプ大統領は21日、全米の学校で相次ぐ銃乱射事件の被害者や犠牲者の遺族らと、ホワイトハウスで面会した。 会合には、14日にフロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起きた銃乱射事件の被害者のほか、コロンバイン高校(1999年)やサンディーフック小学校(2012年)などで大勢の犠牲者を出した学校銃撃事件の被害者も出席した。 出席者の1人、アンドルー・ポラックさんは、17人が犠牲になった14日の銃乱射事件で娘を亡くした。父として、娘に代わって発言を求め、「私たちは国家として子どもたちを見捨てた」「それはあってはならないことだ」と訴えている。 「幾つの学校が、何人の子どもたちが撃たれなければならないのか。ここで、この政権と私でそれを止める。これが是正されるまで私は眠らない」。ポラックさんはそう語り、「私の美しい娘に、私はもう二度と会うことができない。それを是正しよう」と力を込めた。 こうした訴えに対してトランプ大統領は、「あなた方のような苦しみを、ほかの人たちに味わってほしいとは思わない」と述べ、会合の冒頭、「この恐ろしい現状について何らかの手を打つ」「まず話を聞きたい。聞いた後に対応する」と語った。 トランプ大統領と面会した生徒や保護者らは、銃による暴力に対して行動を求めている。全米ライフル協会(NRA)も支持するトランプ大統領は、これまでの ところ、銃の高速連射を可能にする改造装置「バンプストック」の規制や、銃購入の際の身元確認強化について支持を表明している。 21日の会合でトランプ大統領は、精神衛生施設や病院の増設を促すとともに、学校教職員が銃を隠して携帯する案にも言及した。》 |
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2018年 2月 20日 「2年前にメンタルヘルスの関連法が施行されたばかり。まずは、正しく実施されているのかが問題だ」共和党ライアン下院議長(17万2千ドル) 「事件がどう起きたのか分からない。銃規制の議論をする時ではない」フロリダ州選出共和党ルビオ上院議員(17万6千ドル) わずか6分間で17人を殺害したフロリダの高校銃乱射事件を受けての共和党議員らの言葉。カッコ内は2016年 大統領選と連邦議会選での「全米ライフル協会」(NRA)などからの献金額。トランプ陣営に81万4千ドル、クルーズ上院議員に36万2千ドル。 ルビオは地元フロリダ選出でクルーズとおなじく大統領予備選候補でもあった。共に「税制改革」=法人税引き下げには熱心だが、アメリカ市民の命と引き換 えに業界団体から多額の献金を受け取り、銃乱射事件とその犠牲者には目を向けず、銃規制に口をつぐむ卑劣な政治家たち。フロリダの高校生が戦っているのは こうした「恥知らず」の者たちで、米国政治の暗黒の縮図がこの事件ではっきりと見える。 日本では銃による乱射事件はないが、法人税率引き下げや原発再稼動、リニア新幹線援助など、企業献金による政治の歪みは数多い。企業や業界団体に「主権」も選挙権もない。米国も日本もこれら企業団体献金を原則禁止とすることが政治を市民のものにする最善の方策だろう。 《米南部フロリダ州の高校で生徒ら17人が死亡した銃乱射事件で、捜査当局は15日、同校の元生徒ニコラス・クルーズ容疑者(19)を計画殺人などの疑い で訴追した。捜査からは、若者が簡単にライフルを手に入れ、わずか6分間で多数の人々を殺傷した凶行が浮かび上がる。与党・共和党は銃業界団体から多額の 献金を受けており、銃規制に乗りだす可能性は低い。 訴追資料と会見によると、クルーズ容疑者は14日午後2時19分、配車サービス「ウーバー」で同州パークランドの高校に到着。黒いリュックを背負っている姿が学校関係者に目撃されている。リュックの中には弾倉を持っていた。 午後2時21分すぎ、校舎内に侵入。ライフルをケースから出し、1階の3教室で立て続けに乱射。うち二つの教室に戻って発砲を続け、さらに四つ目の教室へ移動して発砲した。 その後、2階に上がって五つ目の教室で発砲。さらに3階に上がったところで、ライフルとリュックを捨てて、1階に戻った。この時、午後2時27分。約6分間の犯行だった。 クルーズ容疑者は、急いで避難する生徒の列に紛れ込んで校外に脱出。そのまま競技場を横切り、午後2時50分ごろ、徒歩で15分の距離の量販店ウォルマートに到着し、ファストフード店で飲み物を買った。 午後3時過ぎには別のファストフード店に移り、しばらく休憩。再び外に出て、午後3時40分過ぎ、路上を歩いているところを捜査員に拘束された。捜査員は会見で語った。「彼は典型的な高校生だった。これが、捕まえなければならない人物なのかと思った」 捜査当局がライフルの入手経路を調べたところ、クルーズ容疑者が昨年2月、同州内で合法的に購入したものと判明した。 15日夜、高校近くの広場では追悼式があり、Enough(もうたくさんだ)と書かれた紙を掲げる参加者もいた。地元ブロワード郡の教育長は「常識的な 銃規制を導入しよう」と呼びかけた。同郡のイスラエル保安官は「常識的な銃法制で街を安全にする」と強調し、「政治家の皆さん、銃規制の現状維持に動くな ら、再選はない」と訴えると、大きな拍手が起き、歓声がわき上がった。 2人の娘を同校に通わせているロッドさん(49)は「21歳にならないと酒を買えないのに、なんで19歳がライフルを合法的に買えるんだ。もういい加減にしてくれ。常識的な銃規制を導入すべきだ」と話した。 (パークランド〈米フロリダ州南部〉=金成隆一) ■ライフル協会献金、口つぐむ共和党 「2年前にメンタルヘルスの関連法が施行されたばかり。まずは、正しく実施されているのかが問題だ」 共和党のライアン下院議長は15日の記者会見で、新しい銃規制には慎重な姿勢を見せた。フロリダ州選出の共和党のルビオ上院議員も「事件がどう起きたのか分からない。銃規制の議論をする時ではない」とFOXニュースで語った。 米国では昨年10月、ラスベガスで死者58人という史上最悪の銃乱射事件が起きた。野党の民主党は銃規制を議論する特別委員会の設置を求めているが、共和党は銃規制に口をつぐむ。 背景には、銃規制に反対する有力ロビー団体「全米ライフル協会」(NRA)など銃業界の団体が、豊富な資金を共和党に献金している事情がある。 オバマ氏が大統領時代、銃規制を打ち出したことに賛同したトランプ氏だが、大統領選では一転、銃規制反対を掲げた。 米メディアによると、2016年の大統領選と連邦議会選で、NRAなどの銃業界団体は、トランプ氏を支持する政治広告に1140万ドル(約12億円)、 民主党候補のヒラリー・クリントン氏を批判する政治広告に1980万ドル(約21億円)を使い、さらにトランプ氏陣営に81万4千ドル(約8600万円) もの献金をした。 また、ライアン氏に17万2千ドル、ルビオ氏に17万6千ドル、クルーズ上院議員に36万2千ドルなど、共和党の有力議員や重要選挙区の議員に多額の献金をした。 こうした銃業界団体の献金の効果はてきめんだ。 ラスベガス事件直後、銃規制を進める機運が盛り上がった。事件で使われた、銃を全自動並みに連射できるように改造できるバンプストックと呼ばれる装置の製造・販売に非難が集中。民主党を中心に規制法案が議会に提出された。 だが、NRAは規制の法案化に難色を示し、共和党は取り締まり強化が先と訴え、法案の審議は棚上げにされた。今年11月に議会の中間選挙を控え、NRAは共和党への献金を続けており、銃規制の議論は進みそうにないのが現状だ。 (ソルトレークシティー〈米ユタ州〉=土佐茂生) ■クルーズ容疑者の2月14日午後の動き <2時19分> ウーバーで高校に到着 <21分> ライフルを出し、校舎1階の三つの教室で乱射開始。四つ目の教室、2階の五つ目の教室でも発砲 <27分> 3階でライフルとリュックを捨て、1階に戻る <28分> 校舎を出る <50分> ウォルマートに到着し、ファストフード店で飲み物購入 <3時1分> 別のファストフード店に入り、しばらく休憩。また店外へ <41分> 路上で拘束される (訴追資料や捜査当局の会見を元に作成)》 |
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2018年 2月 19日 「大人たちが適当にふざけてる間に、僕たちは命を落としている」 〈元生徒による乱射で生徒と教職員を合計17人失ったマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちは18日朝、米テレビ各局に出演し、3月24日 にワシントンで「私たちの命のための行進」を実施すると発表した。生徒たちは、米国の議員たちが銃ではなく子供や家族を最優先するよう訴える方針。同じ日 に全米各地で同様に行動して欲しいと呼びかけた〉 フロリダ銃乱射事件の英国BBCによる続報。現場となった高校の生徒たちが3月24日ワシントンで「私たちの命のための行進」を実施し、全米各地での行動も呼びかけている、と。(末尾には犠牲となった生徒と教職員17人の氏名も掲載している) 高校生たちのこの動きは米国社会が大胆に銃規制に取り組む転機となるものであると期待する。フランス革命時のヴェルサイユ行進のように、歴史はこうやって造られていく。 《米フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した14日の乱射事件を受けて、銃規制の強化を強く求める高校の生徒たちが18日、3月24日にワシント ンで抗議の行進を実施すると発表した。生徒たちは週末にかけて集会などで、銃規制強化に及び腰な政治家たちを「恥を知れ」と強く非難し、今回の事件が「転 換点」にならなくてはならないと主張している。 元生徒による乱射で生徒と教職員を合計17人失ったマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちは18日朝、米テレビ各局に出演し、3月24日に ワシントンで「私たちの命のための行進」を実施すると発表した。生徒たちは、米国の議員たちが銃ではなく子供や家族を最優先するよう訴える方針。同じ日に 全米各地で同様に行動して欲しいと呼びかけた。 事件を経験した生徒、キャメロン・キャスキーさん(17)は、「大人たちが適当にふざけてる間に、僕たちは命を落としている」と非難した。他の生徒たちも、自分たちの高校を襲った悲劇を米国の銃規制の転換点にするつもりだと強調した。 17日には、高校に近いフォート・ローダーデールで高校の生徒や保護者たちが集まった集会で、生徒のエマ・ゴンザレスさん(18)が登壇し、銃所有権を強 力に推進する圧力団体「全米ライフル協会(NRA)」から巨額の寄付金を受け取っている政治家たちを、「恥を知れ!」と痛烈に罵倒した。 乱射が続く間、学校の講堂の床に伏せて隠れていたというゴンザレスさんは、「NRAから寄付を受けている政治家全員に、恥を知れ!」と告げた。集まった人たちも口々に、「恥を知れ!」と繰り返した。 ゴンザレスさんは涙を拭きながら、「もし大統領がここに来て私に面と向かって、ひどい悲劇だった、こんなことはあってはならないと言いながら、でも何も対応はしないんだと言おうものなら、私は全米ライフル協会からいくら受け取ったのか、喜んで聞いてやる」と批判した。 「でももう知ってるから、かまわない。3000万ドル!」とゴンザレスさんは続けた。 ドナルド・トランプ米大統領の陣営は2016年米大統領選でNRAから2000万〜3000万ドルの寄付を受け取ったとされている。 政治献金を監視する米市民団体「 Center for Responsive Politics」によると、NRAは2016年米大統領選でトランプ氏支持のために1140万ドルを使い、ヒラリー・クリントン氏批判のために1970万ドルを使ったという。 17日の生徒たちの集会と同日、同じフロリダ州のデイド郡ではNRAによる銃の展示即売会が開かれた。中止の呼びかけもあったが、数百人が集まった。 A student holds a sign saying "prayers and condolences aren't enough! Our government officials need to take action or step down" 米国では長年、憲法修正第2条が保障する「武器の保有権」とその解釈をめぐり、激しく議論されている。 トランプ氏は昨年、NRAの集会でこの権利に「決して」抵触しないと公言している。 14日の高校乱射事件を受けて最初の演説で、トランプ氏は精神医療の問題の重要性を主張するも、銃規制の問題には触れなかった。事件後に最初に銃規制に触 れたツイートでは、「オバマ政権で民主党が上下両院を押さえていた間に、どうして銃規正法を通さなかったんだ。その気がなかったからだ。今は話をするだけ だ!」と民主党を批判した。 トランプ氏はさらに、連邦捜査局(FBI)がニコラス・クルーズ容疑者(19)について問題行動の情報を得ていながら十分に対応しなかったと認めた件を受 けて、「フロリダ乱射犯が出していたいくつものサインをFBIが全部見逃したのは、とても残念だ。容認できない。トランプ陣営とロシアが結託していたと証 明しようと、FBIはそっちにかまけすぎている。結託はなかった。基本に立ち返って、みんながFBIを誇りに思えるようにしてくれ」とツイートした。 FBIは16日、クルーズ容疑者に近い人物が今年1月5日の時点でFBIの通報窓口に、「容疑者が銃を所有し、殺人欲求を示し、とっぴな行動をとり、ソー シャルメディアに不穏な投稿を繰り返していることや、学校乱射事件を起こす可能性」を通報していたことを明らかにした。FBIはこの通報について、人命へ の脅威と受け止め、フロリダ州マイアミの現地支局に伝達すべきだったが、「決まったその手順に従っていなかった」と認めた。 フロリダ州のリック・スコット州知事(共和党)は、FBIのクリストファー・レイ長官の辞任を要求した。 米メディアによると、今年1月のこの通報以前にも容疑者は、昨年9月にYouTubeに「プロの高校銃撃犯になる」と書き込んだ。ミシシッピー州在住の男 性が警察に通報したが、FBIはその後の対応が不十分だったと認めた。2016年には、会話アプリ「スナップチャット」に自傷行為を示す画像を投稿したた め、地元警察や児童家庭サービス省が調べた。その時点で銃の購入を検討していることが判明したが、すでに適切な支援を受けていると当局は判断したと、報道 されている。 事件で犠牲になった生徒と教職員の合計17人は次の通り――。 アリッサ・アルハデフさん(14) アライナ・ペティーさん(14) アレックス・シャクターさん(14) マーティン・ドゥーク・アンギアーノさん(14) ジーナ・モンタルトさん(14) ジェイミー・グッテンバーグさん(14) カラ・ロウランさん(14) ルーク・ホイヤーさん(15) ピーター・ワンさん(15) カーメン・シェントラップさん(16) ホアキン・オリバーさん(17) ニコラス・ドウォレットさん(17) ヘレナ・ラムジーさん(17) メドウ・ポラックさん(18) スコット・ビーゲルさん(35) アーロン・フェイスさん(37) クリストファー・ヒクソンさん(49) 》 |
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2018年 2月 19日 昨日の五輪ライブ放送で最も感動したのが、スピードスケート女子500メートルで優勝した小平選手がレース終了後に韓国李相花(イサンファ)選手に近づいて何事か語りかけ、互いに肩を抱き合って滑るこのシーンだった。 獲得メダル数もメダルの色も無関係に、国威発揚の場としてではない五輪の価値とふたつの国の未来が二人の姿に表れている。どちらが金銀銅のいずれであっ てもなくても。政治家たちによって毀損されてきた両国の関係が市民の友誼によって回復可能であることを示す。それに引き替えメダリストを祝福するとして小 旗を振る自身の写真をSNSに送るどこかの首相、なんとかならんのか。 《女子500メートルで3連覇を逃した28歳の李相花(イサンファ)(韓)はレース後、涙があふれた。「イ・サンファ」コールがわき起こる。太極旗を持ち、リンクを回った。 待っていた小平に抱きかかえられた。「チャレッソ」。韓国語で「よく頑張ったね」とねぎらわれ、「まだリスペクトしているよ」と声をかけられると、感極まった顔で小平にしがみついた。 前半は飛ばせた。「世界新を出したときのようなスタート」。しかし、後半に乱れた。37秒33。この種目でボニー・ブレア(米)以来の3連覇は逃したものの、立派な銀メダルだ。 小平と同席した記者会見では、長年のライバルとの友情物語が明かされた。 小平は数年前のソウルでのワールドカップで初優勝したとき、空港までのタクシーを李相花が呼び、料金も出してくれた逸話を披露。「負けて悔しいはずなのに真摯(しんし)に助けたい気持ちがあって。人としても、選手としても尊敬できる友達です」 李相花も「日本に行くと小平選手が面倒を見てくれて、プレゼントもくれる。日本食も送ってくれます。良い友達です」。宿敵同士とは思えない。その場に居合わせた人が優しい気持ちになれる記者会見だった。(稲垣康介)》 |
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2018年 2月 19日 「私たちは怒っている。空約束はうんざり」「私たちは死を見たのよ」モニサ・オイセンさん(15) 「精神障害対策も銃規制も両方必要だと思う。でも酒は21歳まで飲めないのに、18歳で自動小銃が買えるなんて狂っている」ブライアン・クックさん(15) 「欠けているのは、学校予算や安全対策じゃない。銃規制だ」「銃規制ができるまで声を上げ続ける。二度と他の学校で起きてほしくないから」モーガン・ウィリアムズさん(16) 「大量殺人に使われる自動小銃を民間人に売るべきじゃない」アンジェリナ・ラゾさん(18) フロリダ銃乱射事件で死の淵に立たされた現場となった学校の高校生たちの怒りの声。 学校は容疑者生徒を指導し、通行証や避難訓練などの対策も講じていた。それでも防げない自動小銃などによる殺傷事件。対策は銃規制の徹底しかない。高校生たちの声が米国の銃規制への大きな動きになることを期待したい。 《【パークランド(米南部フロリダ州)國枝すみれ】17人が犠牲となる銃乱射事件が起きた米南部フロリダ州の高校では、死のふちに立たされた生徒たちが、 銃規制に取り組まない政治の無策に怒っていた。生徒らは「変化が起きるまで声を上げ続ける」と決意し、現場の生々しい映像をソーシャル・ネットワーキン グ・サービス(SNS)などで積極的に拡散している。 <19歳容疑者、白人至上主義団体に所属>大統領、銃規制言及せず <銃で応戦した住民は「ヒーロー」>銃規制反対論の追い風に <容疑者、SNSに「人撃ちたい」> 退学後、学校脅迫か <生徒「何かするなら彼」 学校に報告>しかし対応なく <銃規制、溝埋まらず>連射禁止は歩み寄り 現場となったマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の近くで16日、追悼式が催されていた。「私たちは怒っている。空約束はうんざり」。友人5人で 参加したモニサ・オイセンさん(15)が言う。「私たちは死を見たのよ」。銃撃を連想するのか、誤って小瓶を机に落とした音を聞いただけでもパニック状態 になるという。 同校にかつて通っていたニコラス・クルーズ容疑者(19)の問題行動は学校に報告されていた。通学していた当時は、武器を持ち込ませないため透明なビニール袋に所持品を入れるよう命じられていた。だが、容疑者は合法的に自動小銃を購入し、事件は防げなかった。 オイセンさんの友人のブライアン・クックさん(15)は、政治家が精神障害対策の充実や学校の安全対策強化を語ることで、お茶をにごそうとしていると見 抜いていた。「精神障害対策も銃規制も両方必要だと思う。でも酒は21歳まで飲めないのに、18歳で自動小銃が買えるなんて狂っている」 モーガン・ウィリアムズさん(16)も同調し、「欠けているのは、学校予算や安全対策じゃない。銃規制だ」と断言する。ウィリアムズさんによると、同校 は財政的に豊かで、銃撃事件や人質事件への備えもしていた。校舎によって異なる色の通行証が必要など安全対策も厳しかった。 ウィリアムズさんらは銃撃時の教室で生徒たちが撮影した映像をネットに拡散させている。床に座り込んだ女子生徒。「オーマイゴッド!」という恐怖に震え る男子生徒の声。すべては自分たちが味わった経験を理解してもらうためだ。ウィリアムズさんは「銃規制ができるまで声を上げ続ける。二度と他の学校で起き てほしくないから」と話した。 銃乱射事件のたびに銃規制を求める声が上がる一方、銃の権利を主張する保守派や全米ライフル協会(NRA)の献金に依存する政治家の反対で封殺されてき た。しかし、ソーシャルメディアが火を付けた反セクハラ運動の例もあり、高校生らの動きは、銃規制に向けた新たな胎動になる可能性もある。 高校近くの交差点では16日、生徒や親が車道横で「銃でなく、子供を守れ」などのメッセージを掲げた。通る車はクラクションを鳴らして賛意を示した。アンジェリナ・ラゾさん(18)は「大量殺人に使われる自動小銃を民間人に売るべきじゃない」と訴えた。》 |
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2018年 2月 19日 〈同校生徒のエマ・ゴンザレス(Emma Gonzalez)さんは、米大統領選でトランプ陣営がヒラリー・クリントン(Hilary Clinton)元国務長官に勝つためにNRAから数千万ドル(数十億円)の支援を受けた事実を攻撃し、「NRAから寄付金を受け取る全政治家、恥を知 れ!」と発言し、集まった人々も「恥を知れ!」と繰り返した〉 17人の高校生と教員が銃で殺されたフロリダの事件。 白人至上主義の団体に所属していた容疑者が使った半自動小銃「AR−15」はベトナム戦以来の米軍が使う殺傷力の高いM-16の民間向けで、2016年 同じフロリダ州オーランドの当時米国史上最悪とされる50人が殺害された乱射事件でも使用された。一丁の価格はわずか500ドルほどという。いったい殺害 された人ひとりの命の値段はいくらになるのか。 事件があった高校の生徒エマ・ゴンザレス(Emma Gonzalez)さんはトランプ陣営が全米ライフル協会(NRA)から得た資金3000万ドルで「1人の命の値段は幾らになるのでしょうか、トランプさん?」と問いかける。 容疑者がSNSに「プロの学校襲撃犯になる」と書き込み、今年1月近しい人物がFBIに「クルーズの銃器所有や殺人願望、奇行、ソーシャルメディアへの不穏な投稿、さらに学校を銃撃する可能性について情報を提供した」とFBI自身が16日発表している。 http://news.livedoor.com/article/detail/14313044/ FBIはなんら有効な措置をとることなく事件は起きた。しかし同州に広大な別荘を所持する大統領トランプは「近隣の住民やクラスメートはそうした兆候を当局に通報するべきだった」とツイートするだけで銃規制については一切言及しない。 罪のない生徒や教師が何人死のうとも、銃規制には黙り込み責任を他に転化する大統領。銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)はすべての共和党議員 に献金し、トランプの大統領選挙も支援した。票と金で自国民の命を引き換えにする卑劣な存在が、米国の主要政党と大統領であるということ。 「自衛のために」市民に武装を認める米国の姿勢は、海外でも「自衛」を掲げて核兵器を含む強力な軍隊を展開し戦争を続けるこの国の姿勢にも通じる。乱射事件の生存者ら銃規制強化を訴えるひとびとを見守りたい。 《米南部フロリダ州で行われた反銃集会で、同州パークランド(Parkland)のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校(Marjory Stoneman Douglas High School)で14日発生した銃乱射事件の生存者である女子生徒が熱弁を振るい、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と全米ライフル協会(NRA)の関係に辛辣(しんらつ)な言葉を投げ掛けた。 同校生徒のエマ・ゴンザレス(Emma Gonzalez)さんは、米大統領選でトランプ陣営がヒラリー・クリントン(Hilary Clinton)元国務長官に勝つためにNRAから数千万ドル(数十億円)の支援を受けた事実を攻撃し、「NRAから寄付金を受け取る全政治家、恥を知 れ!」と発言し、集まった人々も「恥を知れ!」と繰り返した。 17人が死亡した14日の銃乱射事件を受け、米国では過去の乱射事件の生存者らも声を上げ、行き詰まりを見せている銃規制をめぐる事態の打開を求める声が一層強まっている。 今回の事件を起こしたニコラス・クルーズ(Nikolas Cruz)容疑者(19)は過去に問題行動や暴力行為があったにもかかわらず合法的に銃を購入できていた。 同校の生徒や保護者、地元当局者が参加した集会で演説したゴンザレスさんは、「もし(トランプ)大統領が私に向かって、(今回の銃乱射事件は)恐ろしい 悲劇だったけれど何の対策も行われないと言うならば、私は喜んで彼(トランプ大統領)にNRAからいくら献金を受け取ったのかと尋ねます」と述べ、次のよ うに続けた。「でもそれはどうでもいいことです。私はもう知っていますから。3000万ドル(約32億円)です」 そしてその金額を米国で今年これまでに起きた銃乱射事件の犠牲者の人数で割れば「1人の命の値段は幾らになるのでしょうか、トランプさん?」と問いかけた。 このパワフルな演説はインターネット上ですぐに拡散し、ゴンザレスさんの名前はツイッター(Twitter)でトレンド入りした。(c)AFP 》 |
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2018年 2月 17日 日記がわりに。帰ってきた神戸はようやく平年並みの気温となった。しかし北海道は荒れた天候でこちらも風は強い。il ventoで「風(il vento)は強いですね」の挨拶で美味しいマルゲリータをいただく。地元に家庭的なピザの店があるのはいい。 ハーバーランドに出て先週まで寒さで座る気にならなかったスタバのデッキでコーヒー。小さい子たちも景色を鑑賞していた。海は凪だが風は冷たいメリケン波止場から大丸をめぐりこれも久しぶりにカワハギ買って5時前に帰宅。 |
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2018年 2月 16日 白金温泉の朝は静かに明けた。今日は天気は落ち着くらしい。 岩の露天風呂の雪見の絶景を堪能して満員の送迎バスで樹林帯と冠雪した農地、小学校の横を通って美瑛に戻ると晴れ。 JRで富良野駅に着き、駅前を歩くが、かつてあったアーケード街やお店は見当たらない。見つけた感じのいいイタリアンでランチを食べて駅横の案内所で聞 くと、区画整理で駅前は随分と整理されてアーケードもなくなったと。どらま「北の国から」でも時おり登場した懐かしい街並みだったが。 1時のバスで札幌に行きやや遅れた千歳線で夕方空港着。富良野からのバスの車窓から鹿が沢山みえた。写真2枚、よく見ると写っている。 スカイマークは定刻で8時半神戸空港着。こちらは気温6度、夜風が涼しい。 |
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2018年 2月 15日 富良野三日目の朝は雪。風邪気味で滑走は諦めて宿から上富良野駅に向かう。雪道に狐か?動物の足跡も。 駅に着く頃には晴れて駅からまっすぐ向こうにホップスホテルが見えた。2時間に1本ほどのJRを隣の西中で降り国道沿いの温泉ラテールに久しぶりに入る。十勝連峰の麓が見える広い食事と休憩処で昼も頂いて帰路は曇りのち雪。 西中から美瑛に行き午後2本の白金温泉行きバスを待ち町を散策。駅近くの公共の小学生と高校生そして年配者で賑わうスペースでコーヒーをいただき、バス 停に戻ると列ができた。白金で初めての宿に行くと似た名を間違えて二軒目が正解。日暮れ時に浸かった雪見の露天が素晴らしかった。 昨日はJR千歳線も一時不通。明日帰る予定だが、どうなるのか。 |
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2018年 2月 14日 富良野は明け方の雪が宿の送迎の車で富田ファームの横を通りスキー場に向かうころには晴れた。北の峰で滑り昼食を食べるとまた雪。連絡リフトで新プリンス側に行き倉本聰ゆかりのニングルテラスでコーヒー。富良野も随分海外からの旅行客が増えた。 当方昨日から鼻水が止まらず風邪気味、新プリの温泉にこちらは初めて入る。先週フランスからの6人が一時行方不明になったロープウェイ上の駅から北の峰に戻り送迎で5時宿に戻る。最高気温マイナス6度はそれほど寒くはないが身体はだるい。 昨夜の大雪で函館本線は旭川まで不通、120人が車内に閉じ込められた。滝川は観測始まって以来の大雪。はたして帰れるのか? |
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2018年 2月 13日 明け方氷点下の坂を下り六甲カトリック教会を過ぎると快晴。神戸空港からスカイマークで千歳に行き4年ぶりに富良野に向かうため札幌で高速バスに乗ろうとすると滝川方面の雪で運休☃️の知らせ。 JRも遅れていたが、とりあえず12時発旭川行きライラックに乗り千歳で買った寿司弁当でお昼。遅延と混雑のなかニカブの娘さん達もいた。遅れたので特急券代は不要に。 富良野行き接続に時間かかり、久しぶりに旭川の街を歩いてコーヒー。最高気温はマイナス5度ほど。富良野線に乗り上富良野で下車し雪道を歩いて今夜の宿ホップスホテルに着いた。晴れれば十勝連峰の絶景が見えるはずだが? |
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2018年 2月 12日 寒波が居座る2月上旬の日記がわり。 このところ日中の最高気温が4~5℃、最低気温は氷点下で火の気のない部屋は夜間6℃になる。3日と4日はそれぞれ地元のil ventと中崎町clicoで昼を美味しく頂いたが、風が冷たい。中崎町では先月の火災の後も見えたが、梅田地下で今年初めて香住産のカニちらし購入。 ベランダでは100円もしないパンジーが寒風のなか健気に耐えているが、強まる日差しでを受けて春先まで持ちそうだ。8日六甲川、都賀川沿いを下りコー ナンで30円也のビオラ二つ購入、すぐ南に都賀川のうえに阪神大石駅があるのを見つけ御影まで乗ってスーパーで野菜も買って帰宅。 昨日は寒風のなか元町に出て久しぶりにnomadikaの店内で昼食。スープ、ワイン類とコーヒーなどフリーで料理もしっかりしており常連さん多い。その後旧居留地を少し歩き15番館の旧下水道などを見るが、街中の風も例年になく冷たく、さっさと3時には帰宅。 |
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