Fukupulio's Page

Blog
2018年11月


ホーム
ブログ

写真
旅の写真
  You Tube 
世界史Print
リンク

 
神 戸・お店
六 甲山とその周辺
時 事
集団的自衛権考
砂川事件判決
国旗・国歌訴訟
ギ ルガメッシュ叙事詩考






2018年 11月30日
・2019年度に支払時期を迎えるローンは2兆647億円
・2019年度に2兆5100億円の新たなローンが発生
・2019年度予算は5兆2986億円要求
・ローン返済額と人件費・糧食費を合わせ要求の8割は固定経費
・米国政府の「対外有償軍事援助(FMS)」に基づく高額兵器の輸入によりFMSのローン残高は2018年度1兆1377億円と5年前の約6倍

 東アジアの冷戦終結と相互協調の時代に逆行しさらにF35戦闘機 100機購入で1兆円という新たなローンを検討するこの国の政府。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann…

 多重債務で借金漬けになった家が返済と同額の借金を繰り返し、子育てや親の介護はほったらかしで隣の大家の言い値で高額な玩具を買い続け、ギャンブルに興じてやがて破産するという笑えない物語。
 その1兆円を教育や福祉に使ったらどれだけ市民のためになることか。
 
 《防衛省が今月初め、国内の防衛関連企業六十二社に対し、二〇一九年度に納品を受ける防衛装備品代金の支払いを二〜四年延期してほしいと要請したことが 関係者への取材で分かった。高額な米国製兵器の輸入拡大で「後年度負担」と呼ばれる兵器ローンの支払いが急増。編成中の一九年度予算の概算要求では、要求 基準を事実上二千億円超過しており、国内企業に「返済猶予」を求めるという異例の事態となっている。 (「税を追う」取材班)ーーー

 
月別表示
次年 2018年
前年
1月
2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
9月 10月 11月 12月





2018年 11月30日
「旧内務省の「労務動員関係朝鮮人移住状況調」などによれば、朝鮮からの動員は約80万人です。動員先は、炭鉱など危険な現場が多かったのです。逃亡を防 ぐために賃金の多くは強制貯金されました。軍隊的な管理が導入され、労務担当による暴行もありました。警察や、協和会という統制組織によって監視され、逃 げれば指名手配され、見つかれば逮捕されました。募集という言葉からイメージされる自由な労働者では、決してありません。
 こうしたことを考えれば、いずれも戦争遂行のための「強制動員」と呼ぶべきです。安倍首相の説明は、これまでの歴史研究で明らかになった事実を無視し、歴史をゆがめるものです。」竹内康人さん(近代史研究家)

「韓国政府や司法の変化は、植民地支配や侵略戦争の責任を問う考え方に加え、被害者の人権や尊厳回復を求める声の高まりを受けたものです。
 国家間の条約で個人の請求権を一方的に消滅させることはできないとして、人権、人道の観点で強制動員問題の解決をめざす取り組みは国際的潮流でもありま す。ナチス統治下の強制労働被害者に補償するためドイツ政府と企業が財団を設けました。日本企業も、鹿島や西松建設などが中国人強制連行被害者と和解して 基金がつくられています。
 「解決済み」と言い続けても問題は解決しません。日本政府や企業は個人の被害に向き合い、国際基準にかなった過去の克服をめざす姿勢が求められていると思います。」太田修さん(同志社大学教授)

「日韓国交正常化による「65年体制」は、韓国併合が合法か違法かは平行線のまま、現実的対応をしました。判決はそのあいまいさを放置せず、正すことを求めているようにも映るだけに、65年体制を崩しかねないリスクを伴います。
 とはいえ、現時点までの日本政府の対応は少し行きすぎに見えます。「完全かつ最終的に解決済み」の一点ばりでは韓国世論を刺激し、韓国政府の選択肢を狭 めてしまう。日本の立場は、請求権協定で個人請求権は消滅しないが、外交保護権を互いに放棄している以上、個人の請求に国として対応できないというもので す。それをきちんと説明し、理解を求めるべきでしょう。」

 日本企業に元徴用工の人々への謝罪と賠償を命じた韓国大法院判決への感情的な反発に揺れるこの国の政府や報道に対する近現代史研究者たちの冷静な分析と提言。
 65年日韓協定は植民地支配と戦時動員への反省も謝罪もなされず、経済協力と「請求権放棄」で合意したのみ、その内容は両国が自国民に対する外交保護権を相互に放棄したものに過ぎない。
「請求権協定で個人請求権は消滅しない」とは、国会で日本政府が繰り返し説明してきたものだ。「人権、人道の観点で強制動員問題の解決をめざす取り組みは 国際的潮流」との指摘は正しく、韓国の司法が人権と人道を基礎に強制労働問題の解決を求めるのは世界の潮流に合致してもいる。
 「法治国家ではない」「国際法に照らして有り得ない」などと隣国に対して暴言を吐くのではなく、過去と真摯に向き合い相互の和解に向けた地味で誠実な対話をこそ行うべきだろう。

《韓国大法院(最高裁)が日本企業に対し、元徴用工への損害賠償を命じた。日本政府は「解決済みだ」と判決を批判する。どう考えればいいのか、専門家に聞いた。ーーー





2018年 11月29日
 GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)は本社を法人税ゼロまたは低廉な国に置き、「知的財産使用料」の名目で本社に利益を移して税 逃れ。これらグローバル化したIT大手が世界経済と各国の教育・社会保障政策などの公正さを歪めている。販売と収益に応じて各国で税を納めさせるべきだ。 巨額の報酬はカルロス・ゴーン氏だけの問題ではない、これらIT大手の経営陣が手にしている莫大な資産という富の偏在こそ世界の大きな課題。




2018年 11月28日
 予報が外れて朝からいちおう晴れ。宿の前の茶わん坂をのぼり清水寺門前まで歩く。本堂は2020年まで改修中、周辺の紅葉をみて北隣の特別公開中の成就院を初めて訪ねる。
 ここはかつて清水寺の本願職でいまは本坊でもあるといい、座敷の縁側から見る正面の庭園はさらに北隣の高台寺山などを借景として遠近法で優雅な佇まい。 西の庭には紅葉が見事だが院内は全て撮影禁止、その代わり静かに鑑賞することができた。院の人の話では先日の台風で屋根瓦が飛び、借景しているとなりの国 有地の樹木もずいぶん倒壊して庭園の景観も損なわれたとか。
 三年坂からねねの小道をへて河原町に下り、トラットリアAMOREで久しぶりにピザの昼食。高瀬川は改修中だった。午後3時には帰宅。


2018年 11月27日
 今日も快晴、祇園四条から京阪と叡山電鉄を乗り継いで八瀬口に行き数年ぶりに瑠璃光院に向かうと入口のかなり手前になにやらテントと長蛇の列。11時に 13時の入場券を販売していた。しばし並んでみたが、午後訪ねたい先日ようやく復旧した叡電鞍馬口での昼の食事と鞍馬寺そして鞍馬温泉の行程が窮屈にな り、列を離れて紅葉を見ながら駅に戻り鞍馬に向かう。
 寺の門前の店で店の名と同じ心天狗蕎麦をいただき鞍馬寺。結構海外からの客も来てくれている。急な坂道を登って由岐神社の樹齢九百年の大杉を眺めて戻る。
 暖かい日差しを背にして緩やかな坂道を登り久しぶりに鞍馬温泉。先客は欧米人三人で二人は坊主頭、皆さん紅葉のなかの硫黄泉を静かに満喫していた。
 夕方四条に戻りこのところ新しくできたうちの一つ東山五条の宿に入る。窓から西に京都タワーが見えたが、周りに食事処はなく結局三年坂に回って明保野亭で夕食。明日は朝から雨予報。


2018年 11月27日
「技能実習」という名目で外国人を違法かつ劣悪な状況で使い捨てるこの国で、首相の政治の私物化や官僚の虚偽答弁も公文書の偽造も近しい輩の準強姦さえも 不問にし、法が定めた障害者雇用率を官庁が率先して誤魔化しをするのも見過ごす検察が、最も高収入の「外国人労働者」に対しては、倒産寸前のこの国の看板 企業の一つをやり方は強引だったにしても業績をV字回復させた恩も忘れて不確かな根拠で留置所に閉じ込めるこの国で、「外国人労働者受け入れ拡大」法案を 強行採決するどうしようもない愚劣さ。
 こんな礼節を欠き衰退していこうとする異国で働こうなどとだれが思うのか。最低賃金を高くして労働者を守る法制を企業にそして官公庁に遵守させることこそ、国の内外を問わず働き手を確保する唯一の道だろう。





2018年 11月26日
 京都2日目。烏丸御池から地下鉄で東山まで行き吉田山方面に歩いて金戒光明寺を過ぎて真如堂まで。人出は多いが紅と黄色、オレンジの混じり合う静かな場所。
 白川通りへ下りバスで一乗寺。蕎麦店で昼を食べて秋には初めて詩仙堂を訪ね、紅葉の庭園を部屋の奥から飽きず眺める。叡山電鉄の駅の手前のリタイアカ フェという店でコーヒーを飲むと先客はギターを抱えた一人?だけだったがやがてどっと増えた。4時には三条に戻る。朝夕は少し寒い。



2018年 11月25日
 三連休最後の今日嵐山に出ると阪急電車も駅も凄い混みよう、花筏の露天から渡月橋の混雑も見えた。
 芳仙で天蕎麦の後渡月橋を渡って嵯峨野を歩き楓カフェによると紅葉のテラスは満席。
 常寂光寺境内を巡って夕方嵐電で大宮経由で四条烏丸に着き、福井の魚介系の店で早めの夕食。夜もあまり寒くない。


2018年 11月24日
 三連休二日目も快晴。久しぶりに花隈のピザの店famigliaで舞茸マルゲリータでお昼。最近とんと食べてない松茸の味がした。
 半ぶんシャッターの商店街を見てumieに向かうと駐車場ビルも秋模様。昨日歩いた六甲の稜線も見ながらひと月ぶりにドックを巡るとくつろぐ人々、犬もカモメも海を眺めている。そごう地下でサンマ買って帰宅。


2018年 11月23日
 新しいコンロの説明で「魚はグリルで」とあり、サンマを焼くと両面焼きでほとんど煙も出ず綺麗に焼けた。
 21日は排水管が腐食して漏水気味で使えなかった洗面台と鏡をシンプルなものに交換。取り外すとき排水管はボッキリ折れたとか。木製で8キロもあるミ ラーキャビネットが壁に付くか不安だったが、浴室まわりの壁はほぼコンクリで問題なく付けられた。すっきりしてなかなか快適。
 三連休初日の今日はさすがに祝日で満員の摩耶ケーブル中間駅から旧天上寺山門を超えて掬星台まで歩いて弁当でお昼。六甲全山縦走大会と重なり結構な人出 だった。下りの天狗道は子供達も含めたその参加者が鈴なりに行き交う。90分でやはり祝日で来園者が多い布引ハーブ園到着。午後曇りで肌寒い。途中まで 下ったところで携帯の電池切れ。午後4寺には帰宅。



2018年 11月18日
 金食い虫で無用の長物なうえに漁業や農業など生業と環境を破壊して騒音を撒き散らす危険極まり無いオスプレーの導入こそ延期ではなく中止し、トランプに突き返すべきだ。





2018年 11月17日
 有馬も各地も予報に反して朝は晴れ。秋の景色を眺めながら宿の朝食を食べて、となりの瑞宝寺公園を訪ねる。
 秀吉は「天下人」となりいろいろ晩節を汚したが、ここ「日暮らしの庭」で逍遥して去りがたい思いがあったというのは共感できなくもない。紅葉の中秋の野 点も行われていて海外からの客も参加していたが、当方お茶より好ましい缶〇〇でひと時を過ごす。春の花見の酒宴とちがい訪れる人皆穏やか。
 町中で蕎麦をいただき天神源泉を通り改修後の康貴で湯に浸かる。銀の湯船は拡張されたが東屋風の甕棺の露天が無くなったのは残念、でも良い温泉だ。三宮経由で帰宅。



2018年 11月16日
 快晴の16日六甲ケーブルで紅葉の山上へ。「初めて乗る」と喜んでいる子らがいた。
 ガーデンテラスの店のテラス席でお昼の後全山縦走路を山頂まで歩く。すれ違う人は中高年だが、賑やかな小学生の一団も。
 魚屋道を下って3時半有馬着。瑞宝寺公園前の宿の湯に浸かり5時中心部に降り早めの夕食、8時には就寝。



2018年 11月16日
 12日から三日間イケアの施工業者によるキッチンリフォーム工事。組み立てのためのワークトップなどの裁断を外の敷地で行うことも含め管理組合の了解は得たとはいえ古いキッチンの解体で大きな音が出る。
 奥行きが以前と今と3センチほど違いコンロはL字型のままでは左端が埋没、二つに独立させ水道管も一部壁を切ってコンクリ壁沿いに繋ぎ合わせるなど大ごとになった。
 ガスも調理台も三日間使えず昼は山用コンロでカップ麺、夜は初日は弁当買ってきて家で、二日目はcalmoで初めて夕食。シラスピザが美味だった。
 水曜夕方リフォーム完了。収納も増え調理台周辺が整理でき換気扇に照明もつき便利にまた清潔になった。とはいえやはり雑然としているが。





2018年 11月15日
 日記がわりに。
 先週末は神大の六甲祭。土曜元町nomadikaでお昼の後帰りのバスを正門で降りて少し覗く。伸びやかなカントリーミュージックのグループをしばらく聞いて帰宅。
 翌日曜の昼も緑豊かで賑やかな神大キャンパスを抜けてil ventoに向かうが、そういえば以前もだったがこの時期1週間ほど店は休み。阪急六甲から二駅の岡本に出て以前から自転車で通るたびに気になっていた駅 から芦屋方面にしばらく歩く民家レストランを訪ねる。室内は流石に混んでいるが庭のテラス席は運良く空いていてランチの生ハムのペペロンチーノを食べる と、とんでもなく美味。
 翌日から築後20数年で水周りもガスも換気も老朽化したキッチンのリフォームで、やはり六甲祭を通って早めに帰宅して夕食を済ませてキッチンを全て片付ける。



2018年 11月13日
「スタンド・オフ・ミサイルの導入は(自民党と旧社会党の)五五年体制なら絶対無理だった。それを軽々と超えてしまうのは、NSSができたメリットだと思う」元空将 織田(おりた)邦男氏
「(本年度四十六億円の研究費がついた「高速滑空弾」や来年度にはエンジンの研究に六十四億円を要求している「極(ごく)超音速ミサイル」は)いずれも攻撃的兵器と見なされる可能性が高いとして、机上の研究にとどまっていた」元空将 山崎剛美(たかよし)氏
「総理は『敵にやられっぱなしで、日本が守るしかないでは良くない。攻撃的な技術をやった方がいい』という考えだと周囲は受け止めている。NSSで『総理の意』をくんだ議論を重ね、防衛省に提示させたんだ」防衛省幹部

 朝鮮半島を含む東アジアが緊張緩和に向かい日中の「協調」も進もうとする中、米国トランプの言い値でオスプレーやイージス・アショア、F35など高額な 玩具を購入して「防衛費」5兆円を突破させ、さらに政府が長く掲げてきた「専守防衛」にも離反する敵基地攻撃能力や極超音速ミサイル開発にのめり込む安倍 政権。
 憲法を遵守する気概も様々な課題を外交で解決する意欲も能力もない人物の『敵にやられっぱなしで、日本が守るしかないでは良くない』との稚拙な発想。日 本国憲法9条が掲げる「交戦権の否認」「戦力の不保持」条項との厳しいせめぎ合いの中で辛うじて自民党政権が唱えてきたのが「専守防衛」だった。不肖の三 代目はそれを使い古しの玩具のように捨てて新たな玩具を欲しがる。
 むしろ緊張緩和に即して「防衛」の予算も規模も質も下げて、そのための組織も増大する国内外の自然災害への対応に備えたものにしていくことこそ、この国の進むべき道だろう。

《「いくらか分からないのに、われわれが予算承認しなければならないのはおかしい。国民の税金だということを考えろ」

 昨年十二月、自民党本部で開かれた国防部会。数日前に小野寺五典(いつのり)防衛相(当時)が導入を発表した、三種類の長距離巡航ミサイルの単価を答えない防衛省幹部に、議員らが口々に怒りをぶちまけた。

 戦闘機F15に搭載する米国製の「JASSM(ジャズム)」と「LRASM(ロラズム)」は射程が九百キロと長く、日本海から発射しても北朝鮮に到達す る。F35に搭載するノルウェー製の「JSM(ジェイエスエム)」の射程は五百キロで、最新鋭のF35はレーダーに映りにくい。ーーー





2018年 11月 9日
 大原も朝から雨だが紅葉はかえって目に染みる。茶谷の英語、スペイン語が聞こえる食堂で朝食をいただき三千院への参道を上る。門前はもう紅葉の盛り、宝泉院までの径を往復して角の蕎麦店で早めの昼食。生憎?ビールは大瓶しかない。
 食後もう一度宝泉院への径を歩きさらに裏手に回り込むと見事な杉の木が先月の台風でかなり倒壊していた。宝泉院に初めて上がると庭園に樹齢700年の五 葉松という老木あり。樹肌もかなり痛み多くの添え木に支えられているが、台風には耐えたとのこと。抹茶を頂き里の道を下りバス停を超えて昨日に続きまた大 原の湯を訪ねる。
 鉄釜の露天に浸かりバスで四条まで戻り御幸町の店でベジタルのロコモコライスで早めの夕食、角の店のテラスでコーヒーの後阪急で帰路につく。大原も京都市内も海外からの旅行客が増えていて、大原へのバスは往復ともほとんど立席で結構疲れた。



2018年 11月 8日
 朝から晴れて暖かいなか阪急で四条河原町に出て寺町通りを歩くが二軒の店は休み、KAWA CAFEというお店で鴨川を眺めながらお昼を食べる。床にアオサギがいた。
 御池大橋から混み合うバスで大原まで。畑と紅葉の小径を大原の湯まで歩き露天に浸かる。寂光院前の漬物店で舞茸漬けなど買い、旅荘茶谷に荷を降ろし四時過ぎに三千院への道を歩いて呂川沿いの茶屋で京野菜うどんで早めの夕食。五時頃日が沈んでも寒くない。明日は雨予報。



2018年 11月 7日
「セクハラ罪という罪はない」麻生発言⇨「世界銀行の2018年の調査では、職場のセクハラを禁止する法律がない国はOECD加盟国の中で、チリ、ハンガリー、日本の3カ国だけ」





2018年 11月 4日
 日記がわりに。
 先週に続き週末好天。昨日は紅葉の始まった神大正門前をぬけてil vento。小さな窯で焼くピザと駅から離れた家庭的な店の雰囲気がいい。六甲駅への途中掲示板に小学生の作品あり。三ノ宮でしばらく続くテラス席でコーヒー、やや色づく通りを歩く。
 今日は六甲道駅手前のロシア(ウクライナ)料理cavianでボルシチとサラダ、ピロシキのランチ。jrで元町に出て角にできた新しいカフェのテラスで コーヒー。40年ほど前のステレオのスピーカーから温もりのある音楽が鳴っていた。旧居留地では早くも12月のルミナリエの準備が始まる。もうすぐ師走と いうことか。 




2018年11月 4日
「頭を下げる相手が違う」「そもそも、あなたはどこの会社の会長だったのですか」被災者
〈勝俣氏は長期評価の存在を知ったのは「3・11(東日本大震災)からだいぶたった後」と説明。傍聴席からは「えっ」と驚きの声が上がった。
「津波対策は原子力・立地本部がしっかりやってくれていると思っていた」と繰り返した勝俣氏。指定弁護士の石田省三郎弁護士が「最終責任は最高責任者にあるのでは」と追及すると、「そういう風に言えるのか……万能ではありませんので」と口ごもった。
 最も感情をあらわにしたのが、原発事故で死亡した被害者を代理する海渡雄一弁護士とのやりとりだ。
「最大15・7メートル」の津波予測が公表されず、対策に生かされなかった経緯について海渡弁護士が「(試算を)隠し持っていた」と追及すると、勝俣氏は 「隠し持ってたわけじゃなくて、試算値ですよ。試算値で騒ぐのはおかしい。15・7メートルに、どの程度の信頼性があるのかに尽きる」と色をなして反論し た。ーーー
 30日の被告人質問では、地震や津波対策の報告について「技術的なことが多く、理解しきれなかった」と述べ、原発に関する知識も「あまりなかったと思います」と語った。〉

 航空運輸や高速鉄道、原子力発電に関わる企業経営責任者に求められるものは「万能」や「万能感」ではない。むしろ逆に、企業活動の現状が十分な安全性を 担保しているのかという不断の問いかけだ。国の機関による想定地震の「長期評価」の内容も知らず、「最大15・7メートル」の津波予測を「単なる試算」と 切って捨てる傲慢な姿勢から見えるのは傲慢な「万能感」だけで必要な安全性配慮の責任感は全く欠落している。こういう人物らが社長・会長だったことが福島 原発事故の最大の要因だろう。専門知識がないのなら、部下の声に真摯に耳を傾けて最大限の安全性配慮に取り組むべきだった。
 無責任極まりない。「頭を下げる相手が違う」「そもそも、あなたはどこの会社の会長だったのですか」の言葉が全てを語る。

《東京電力で社長や会長を務め、福島第一原発の事故をめぐって業務上過失致死傷罪で強制起訴された勝俣恒久被告(78)が30日、東京地裁で被告人質問に答えた。改めて無罪を主張し、「社長は万能ではない」と釈明する姿に、傍聴人からは「責任逃れ」との声もあがった。

東電元会長、津波対策「報告なかったので関心持たず」
 「当時は津波よりも地震対策を優先していた」「(すべての仕事を社長が把握しろというのは)不可能に近いことだ」――。





2018年11月 2日
 好天につられて芦屋ロックガーデンをハイク。阪急六甲で弁当探すと何故か北海道限定のサッポロクラシックあり。レジの人に聞くと先日北海道フェアがあったからかもとのこと。
 芦屋から林道に入る頃には日が陰り肌寒い。高座の滝を越えてロックガーデンのやや上で大阪奈良方面を望みながら早めのお昼。岩の上にどうにかビールと弁当が置けた。
 風吹岩に着くと野生の猫がお出迎え。計四匹、下り始めるともう一匹がすれ違った。帰りは日が射して今度は左手に時折神戸市街を見渡しながら下る。保久良 神社の梅林を過ぎて岡本に着き、テラス席でコーヒー飲み晴れ渡る六甲の山並みを見ながら4時には帰宅。来週は下り坂予報。





2018年11月 1日
「判決は国際法に照らして、あり得ない判断だ」安倍首相
「1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の法的基盤を根本から覆すもので、極めて遺憾であり、断じて受け入れることはできない」河野外相
「韓国は国家としての体をなしていない」中曽根元外相

 韓国人元徴用工の新日鉄に対する損害賠償請求を認めた韓国大法院の30日の判決に対するこの国の首相以下政府与党の「あり得ない」醜悪な反応。
 65年日韓請求権協定2 条 1 項について長く政府は戦後朝鮮半島に残された日本人資産を念頭に、これにより放棄されたのは、国民の財産、権利、利益にかんする両国の外交保護権であり、国民個人の請求権は消滅しないと説明してきた。
 シベリア抑留者への補償や広島・長崎原爆災害への補償を求める声に対して、日本政府は連合国とも同様の請求権放棄の協定をしたがそこで放棄されたのは政府の外交保護権であり、個人の請求権ではないとしてソ連(当時)や米国への請求を示唆することさえしてきた。
 韓国民による賠償請求に関しても1991年参院予算委で外務省柳井俊二条約局長は
「日韓請求権協定におきまして両国間の請求権の問題は最終かつ完全に解決したわけでございます。その意味するところでございますけれども…これは日韓両国 が国家として持っております外交保護権を相互に放棄したということでございます。したがいまして、いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅さ せたというものではございません。」
 と答弁している。
 山本晴太弁護士 による論考がこれらの経緯をよくまとめている。
http://justice.skr.jp/seikyuken.pdf

 今回の判決は戦時徴用された原告が過酷な環境と待遇で徴用して働かせた企業に謝罪と慰謝料を請求した民事訴訟であり、そもそも政府が介入すべき問題ではない。司法が市民個人の人権と尊厳に寄り添う判断をしたという点で、我が国としても見習うべきことがある。
 司法の独立という観点からも、政府には冷静な対応が求められこそすれ、「国際法に照らしてあり得ない」「法的関係を根本から覆す」「国家の体をなしてい ない」などと非常識きわまる稚拙な悪罵を臆面もなく投げつけるのは、政治家として失格だろう。戦後日本が各国と結んだ請求権協定の本質も歴史的経緯も知ら ず、ひたすら隣国への憎悪と対立を煽るがごとき首相以下の言動はこの国の政治の劣化を物語る。
 同時にこの問題の報道の仕方も、この朝日記事をはじめとして惨憺たる状況だ。植民地支配と戦時徴用の実態そして戦後補償問題の経緯について、政府広報に 寄りかかって検証することもなく政治家の愚かな発言を垂れ流しそれに便乗している。これは70数年前この国の政治と報道そして国民が陥った状況に似てい る。朝日が「訂正して、おわび」すべきはもっと本質的な報道姿勢だろう。

《朝鮮半島が日本統治下にあった戦時中、日本本土の工場に動員された韓国人の元徴用工4人が、新日鉄住金を相手に損害賠償を求めた訴訟の上告審で、韓国大 法院(最高裁)は30日、個人の請求権を認めた控訴審判決を支持し、同社の上告を退けた。これにより、同社に1人あたり1億ウォン(約1千万円)を支払う よう命じた判決が確定した。▼2面=日韓関係へ影響は、3面=慰安婦財団解散へ、11面=識者はどう見る、14面=社説

 韓国の裁判所で、日本企業に元徴用工への賠償を命じる判決が確定したのは初めて。日本政府は、元徴用工の補償問題は1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決済み」との立場を取る。

 韓国政府は、慰安婦問題とは異なり、徴用工問題は解決済みとの立場だった。これを変えて判決のように賠償を求めた場合、日韓関係がさらに悪化するおそれもある。

 裁判で最大の争点となったのは、「協定によって原告の賠償請求権が消滅したか」だった。判決は、一連の動員は「日本政府の朝鮮半島への不法な植民地支配 や、侵略戦争の遂行と結びついた日本企業の反人道的な不法行為」だったと指摘。原告が求めているのは「未払い賃金や補償金ではなく、強制動員被害者の日本 企業への慰謝料請求権だ」として「協定の適用対象に含まれない」と認定、消滅していないとした。ーーー





 
 
















                                                                                                                                                                
  
     





























Copyright © 2014 fukupulio.org All Rights Reserved.