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2018年 3月 31日
 京都最終日も晴れ。石塀小路近くの宿から八坂、三年坂の明保野亭の枝垂れ桜の下を通り途中の58cafeのテラス席でコーヒーのあと朝からすごい人出の清水寺に行く。桜は満開から散り始め。
 改修中の本堂は参拝せず来た道を戻り明保野亭で早めのお昼を食べ円山公園に向かうと二年坂の入り口でなにやら工事中。聞けば6階建てのホテル工事とかで、景観は台無しではないか。
 円山公園の枝垂れは若木は散り出していてその前の開花亭のテラスで食後のコーヒーのあと流石に土曜日の花見客で混む一帯を奥の枝垂れ桜まで歩く。こちら は満開。坂本龍馬と中岡慎太郎の像も桜に囲まれているが、彼らは150年後のこの国での公文書偽造などという政治の劣化をどう見ているのだろうか。公園を 降り祇園白川を経て四条河原駅から帰路につき、午後4時には六甲に帰着。こちらは少し涼しい。

 
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2018年 3月 31日
〈佐藤:国民に対する責任は、自殺することではなくて、真実を語ることによってのみ果たせるわけですから、そこを勘違いしないでほしい。
なぜ私が敢えてこういうキツいことを言うのかというと、今この瞬間も、財務省の中には自殺を考えている官僚が何人もいるということが、目に浮かぶんです。
単に悪事に手を染めるというわけではなくて、上から評価されたいと思って、一線を踏み越えて、言われた以上のことをしてしまった…とか、彼らはきっと考え ている。死んだら楽になるんじゃないか、死んだら検察やマスコミの追及もなくなる、と思ってしまう。でも、これは違いますからね。
死んだら全部、被せられるよ。「亡くなったのは本当に残念だけれど、実はわれわれが知らないところで、この人が全部やっていました」と被せられるだけだから。
特に財務省のノンキャリアで、上からの指示で悪事をやらされた、そしてその時はそんなに意識していなかったという人、絶対に死んだらダメです。死なないで、真実を語ってほしい。それが国民に奉仕することであり、あなた自身の名誉とあなたの家族を守ることにもなるから。〉

 でんでんやみぞうゆう程度の学力で親や祖父の威光で権力を得て、妻はこう言ってると国会答弁をしたつもりの者や新聞は読まないが新聞批判を繰り返し、組 織の不祥事の責任を自覚出来ない輩のためにみずからの命を絶ったり嘘に嘘を重ねる必要はない。真実を語ることが国民に奉仕する唯一の道。



2018年 3月 30日
 今日も朝から晴れ。八坂近くの宿から建仁寺を通りレンタサイクルを借りて賀茂川沿いを北上。
 保育園児のお花見もあり、途中弁当とビール購入して桜の木の下でお昼ごはん。缶ビール飲むたびに目の前は満開の桜、となりに ベールを着たムスリムの女性たちと子どもたちが来てお花見を楽しみ、さながらコーランが唱えるせんせんと川が流れ花咲く天国のよう。
 しかし風は強めで帽子は何度も飛びヒノキ花粉で眼は唐辛子を浸けたよう、上賀茂神社まで行くのは諦めて船岡温泉目指して自転車で西にむかうと妙顕寺の桜。
 温泉で人心地ついて帰路南へ下り御所を通るとここも桜で春爛漫。
御幸町の店に自転車を返して近くの福井地産の店で夕食。昨日の先斗町より美味だった。



2018年 3月 29日
 朝嵯峨野の宿から嵐電で御室仁和寺駅まで行き、仁和寺は迂回して今回は久しぶりに竜安寺に向かう。途中五智不動尊があり初めて入ると五つの不動尊が京を見下ろしていた。
 京都聾学校グランドの見事な桜並木もあり、仁和寺に着く。流石に海外からの観光客が多く、英語は無論ドイツ語、フランス語、イタリア語そしてロシア語に囲まれて桜が咲き誇る鏡容池と石庭、庭園を巡る。
 バスで四条河原町に行き高瀬川沿いを木屋町通りのAMOREまで歩き遅い昼食。高瀬川沿いの席は満席だった。鴨川の桜も満開、京阪と叡山電鉄を乗り継ぎ 鞍馬温泉に往復、ここも海外の客が増えている。帰路三条で降りて先斗町の店で早めの夕食。先斗町も木屋町通りも海外客が多い。空を見上げると今宵は満月。



2018年 3月 28日
 昨年から不祥事が見つかった東芝、神戸製鋼も商工中金もシチズン電子もすべて部下の不正の責任をトップである社長が取って辞任している。首相は公文書改ざんで一年も国会と国民が欺かれた問題で行政府の長として責任を取っていつ辞任するのか?
 至極当然の山本太郎議員の今日の質問。首相は辞任するつもりはない、去年の選挙で国難突破を訴えて信任された、とまた無責任極まる答弁。森友や加計など で壊れたテープレコーダーのように首相は説得力ゼロの見苦しい答弁をこの一年繰り返してきた。その選挙は改ざんされた公文書を前提に行われたもの。正当性 は根底から崩れている。
 首相は今日米朝会談について「日本がリーダーシップを執ってきた結果、北朝鮮の側から話し合いを求めてきている状況だろう」などと答弁。はっきり言って 日本はこの問題では蚊帳の外に置かれている。米国で鉄鋼製品の課税対象になるなど安倍政権のリーダーシップなど世界の何処にもない。
 外交でも歴史でも行政の実務でも事実を直視出来ずみずからの責任も自覚出来ないものがまともな判断と行動をとれる訳がない。自身が国難、即座に辞任することがこの国のための唯一の選択だ。
https://www.youtube.com/watch?v=6cEXiX8dYec






2018年 3月 28日
 阪急で嵐山に出ると快晴、桂川沿いの桜満開、五月なみの暑さと凄い観光客。芳汕で蕎麦のあと竹林を抜け楓カフェに行くと空いていた。
 天龍寺庭園の桜も満開。数年ぶりに枝垂櫻が満開なのを見た。夕方渡月橋に戻り花筏を訪ねるが、流石に立ち寄り湯は一杯で近くの風風の湯に寄り、川端で一休み。早めに嵯峨豆腐稲で湯葉膳を頂き嵐電で二駅乗って今夜の宿に着いた。本日京都は25度の夏日とか。



2018年 3月 27日
 公文書改ざんの原因や経緯に関する質問に対して「訴追の恐れ」から46~7回も証言を拒否しながら、土地取引への首相とその夫人の関与は全くなかったと否定し、さらに文書改ざんの指示も関与もなかったと断言する元理財局長。
 「森友について確認したが文書は破棄、交渉記録も残っていない」との昨年2月の答弁は「文書管理規則を調べて発言しただけのもの」とまた虚偽答弁を繰り返す。
 補佐人の熊田彰英弁護士は元東京地裁特捜部検事で2014年から弁護士となり小渕優子元経済産業相の政治資金規正法違反事件、甘利明・元経済再生担当相が大臣室で現金を受け取った斡旋利得処罰法違反事件の弁護をした人物で言わば安倍政権のお抱え弁護士。
 事前に政権や与党と今日の証人喚問について話をしていないはずはない。「補佐人が官邸や与党とこの件で話をしたのではないか」と質問されて補佐人と相談 し、「補佐人によると、与党や政府関係者との接触はない」と答えたが、これは伝聞を述べたものであり補佐人が政府などと接触していても佐川氏の偽証とはな らないという担保がある。
 土地取引時の理財局長ではなく、偽造された決済文書に依拠して虚偽の国会答弁を続け、文書改ざんに関わりながらただ首相と夫人らの関与だけは否定する証言とその趣旨に基づいた与党議員とのスムーズなやりとりは事前の官邸などとの調整を強く推測させるものだ。
 同じ証人喚問で籠池氏は明確に昭恵夫人を介しての安倍首相からの森友学園への100万円の寄付について明言している。これに議会の3分の2を占める政府与党は偽証の告発ができるのに未だにしていない。嘘をついているのはどちらの側か、明らかだろう。
 「昭恵夫人が文書に記載されていることを知った時の感想」を聞かれて、佐川氏はこれすら「訴追の恐れ」から証言を拒否。つまり夫人の記載が文書改ざんの理由であることをみずから暴露している。出来レースでも馬脚を表すということ。




2018年 3月 27日
 神戸は先週まで気温が低かったがここ数日暖かく桜が一気に開花。国会証人喚問の合間に岡本の笹部公園に行くと家族づれやリクルート姿の若者らで賑わう。 駅前で買った弁当食べながらお花見。日差しはもう暑い。歩き始めたばかりの女児が危うくコンクリの池に近づいてヒヤッとしたが。
 帰路神大正門前でバスを降りると卒業式もあったのか華やいだ雰囲気でここも昨日より開花が進んでいた。裏手の桜も5分咲きといったところ。しばらく晴れ続きで散るのは早いらしいが。


2018年 3月 26日
 数日前から去年のヒヤシンスが一輪咲き始めた。2月はどうもインフルBだったようで3月半ば回復したが先週からまたのど風邪で週末三日間外出せず。
 今日かなり回復し、裏手の桜もようやく開花。神大正門前の桜はまだ2~3分咲きほど、市街は霞か花粉で霞んでいる。六甲カトリックの桜は2~3分、下の神港教会はもう満開。駅前のcalmoでマルゲリータを頂き、三宮行きのバスで桜並木、籠池通を抜けて北野に出る。 
 museum cafeのテラスに桜がありこれまで葉桜ばかり見て今年は花を見ようとしたが、ここはソメイヨシノではないようでまだ蕾のまま。春休みで賑わう坂を降り生 田神社の端の桜を見て大丸地下で久しぶりに小ぶりなウマズラハギ購入して帰宅。裏手の桜も2分咲きほどになる。

 


2018年 3月 26日
 24日銃規制を求める高校生主宰のワシントンの集会でのダグラス高校生Emma Gonzalez の6分45秒のスピーチ。
 ダグラス高で射殺された友人17人について涙をぬぐいながら毅然と銃撃がわずか6分20秒で行われたことに言及して"もう---は---出来ないnever---"と一人一人の名を呼びながらnever---を繰り返して突然発言を止め前を見つめる。
 会場では共感の歓声と拍手、"never agein"の声がするがやがて深い沈黙に包まれた。司会と思われる女性がやさしく彼女に発言をうながすがEmmaは動じることなく無言で前を見据え続ける。
 やがて小さな発信音が鳴り、「私がここにきて6分20秒が過ぎました」と述べ、最後に"Fight for your lives before it's someone else's job."と言って演台を去った。
 儀礼的・形式的な「黙祷」ではない、失われた17人の命とそのたった6分間の深い意味をその国の首都ワシントンで毅然とした姿勢で訴えた高校生。私の拙い英語力では発言の全てが理解できたわけではないが、歴史に残る演説だと思う。こうして歴史は作られていく。




2018年 3月 25日
 「私たちの命のための行進(March for Our Lives)」
 ダグラス高校の生徒たちが提起した銃規制を求めるワシントンでの集会とデモ「March For Our Lives」は参加者100万人に達したとも伝えられる。ワシントンでスピーチしたのは高校生たちと暗殺されたキング牧師の孫娘のヨランダ・リネー・キン グ(9)。祖父と同様に自分にも夢がありそれは「銃のない世界」、と。
http://www.afpbb.com/articles/-/3168668…
 ポール・マッカートニーも「私たちは銃の暴力を終わらせることができる」と書かれたシャツを着用してニョーヨークのデモに参加。「私の親友のひとりが、 この辺で銃による暴力で殺されています。だから、私にとっては重要です」と1980年射殺されたジョン・レノンを偲んで語ったという。
http://amass.jp/102822/

 高校生たちの言葉と行動が米国を動かしている。



2018年 3月 24日
 公文書大量改竄という政治と行政の前代未聞の疑惑の影で地元自治体の反対も避難の困難性も電力供給の余剰も再生エネルギーシフトも全て置き去りにして玄海と大飯で2基の原発が再稼働。
 政府は盛んに北朝鮮ミサイル危機を煽ったが、玄界灘に面した玄海原発も日本海沿岸の大飯原発も短・中距離ミサイルが集中すれば頭を抱えてしゃがみこめば いいのか。福島では汚染された故郷での生活再建も膨大な廃棄物の最終処分も原発の核燃料取り出しと廃炉もほとんど先が見えない。
 「原発依存からの脱却と再エネ拡大に力を」との主張を福島事故後7年たっても政府に説かなければならないというこの国の政治の現状。友人・知古への優遇 という政治の私物化とその隠ぺいで1年以上国会と行政を混乱させる現政権。さっさと退場させることがこの国の真っ当な未来につながる。



2018年 3月 23日
〈東京電力福島第一原発事故で福島県浪江町など4町村(計約3万780人)の避難指示が一斉に解除されて間もなく1年になる。戻ったり新たに暮らすようになった住民は計約1880人で、全体の6・1%〉
「避難指示の解除は拙速だった。
 避難者の最大の希望は事故前の地域環境に戻してほしいということだ。避難者はそれが簡単ではないこともわかっている。だからいらだちやあきらめを感じている。なのに国は復興五輪を掲げ、解除ありきで進んでいるようにみえる。」地方自治総合研究所 今井照・主任研究員

 20mSvで昨年避難指示解除された浪江町など4町村に帰還した人は僅か6%。除染も生活の為の施設も不十分なまま、とりわけ子どもがいる世帯にはとて も帰還できる状況ではない。そうしたところに賠償と支援打ち切りで帰還を強いるのは「棄民」政策。津波の危険性に対する対策を取らなかった東電経営陣と政 治家の原発事故に対する法的責任を明確にすることとともに、被害者への支援継続に政策を根本から変えるべきだ。



2018年 3月 22日
「まあ、自慢の息子じゃった。でも、これで息子ひとりが何か悪いことでもしたんじゃないかと、そう思われるのが心配です」
「昭恵さんは何も関わってないように言うてたのに、(書類には)『前に進めてください』と言ったように書かれてたみたいですね。総理大臣まで、これまで昭 恵さんは何も言うてないと言ってたのに、ああいう人はどんな神経しとるんかなと。麻生(太郎)さんも全然知らんようなこと言って白切りよるでしょう。あん な上に立つような人が……」

 亡くなった近畿財務局職員の父の言葉。
 最後に会ったのは去年の正月に岡山の実家から車で神戸を案内してくれた時で、そのあと盆と今年の正月は帰らなかった、と。
 灘区の国家公務員宿舎は自宅近隣の鶴甲にあり、路線バスが同じだったかもしれない。公文書偽造で自殺者まで出した財務省と官邸は責任を一部の官僚に押しつけて居直っているようにしか見えない。
 政治家と総理夫人の責任も含めて国有地不当廉売と公文書改ざんの真相を解明することが、亡くなったかたへの供養であり国民の政治と行政に対する信頼を回復する唯一の道だ。



2018年 3月 21日
「佐川氏の国会答弁と決裁文書との間に齟齬(そご)があったことで答弁に合わせた」「最終責任者は当時の佐川局長」3/12麻生財務相

 12日財務省が認めた森友文書改ざんについて、財務相は調査がまだ始まったばかりであるのにこのように改ざんの理由と責任者を断定している。
 しかし、改ざん・削除された1から14の決裁文書等と19日新たに見つかったとされる文書を読んでいくと、それらの理由と責任は別のところにあることがわかる。14の文書は朝日の次のアドレスでpdf書類として読み、保存することができる。
https://digital.asahi.com/articles/ASL3D5H10L3DUTIL041.html

 今簡単に要点を記すと、
3売払決議書「普通財産売払決議書」で「1.事案の概要」中の
「要請を受けて、価格等について協議した結果ーー」が削除され、さらに「4.貸付契約までの経緯」はほとんどが削除されたが、そのなかに「(4)本省理財局とも調整の上ーー以下の処置により処理することにした」という文言がある。

4「特例承認の決裁文書」@中の「これまでの経緯」のほとんども削除されたが、そのなかにH26.4.28「安倍昭恵総理夫人を現地に案内云々」とH27.1.8「産経新聞社ーー安倍首相夫人ーー記載」の文がある。

10「有益費支払いに関する意見について(照会)」で削除されたのは「民法上、有益費は貸付財産の変換時に償還すれば良いが、大阪航空局はーーー速やかに支払う方針としている」との一文である。

11「有益費支払いに関する三者合意書の締結について」でも同様に「民法上、有益費は貸付財産の変換時に償還すれば良いが、大阪航空局はーーー速やかに支払う方針とし、平成28年度当初予算により予算措置を完了している」が削除。

13「予定価格の決定(売払価格)及び相手方への価格通知について」では「7.価格提示」が丸ごと削除。

「(決裁参考メモ)森友学園事案に係る今後の対応方針についてH28.4.4」は丸ごと削除された文書だが、その中に「4.本省審理室指示事項」(「工事に与える影響を最小限にする方針を検討すること」等)がある。

 これらの中で佐川元局長の国会答弁に直接関わるのは「価格等について協議」「価格提示」の部分に過ぎない。削除された中には幾人かの国会議員の名と森友側の希望の照会もあるが、それらはいずれも近畿財務局や財務省の判断に影響を与えていない。
 あきらかにその判断に影響を与えているのは、4「特例承認の決裁文書」@中の昭恵夫人についての籠池氏の言及と写真の提示で、H26.4.15では「大 阪府私立学校審議会の答申を得る前の契約はできないとして断る」としていたものが、この言及と提示を受けてわずか一月余り後H26.6.2には「売り払い を前提にした貸付については協力させていただく」と180度方針転換している。
 また、10「有益費支払いに関する意見について(照会)」と11「有益費支払いに関する三者合意書の締結について」で削除された文章が示しているのは、 2015年11月17日に 夫人付き秘書の財務省国有財産審理室長への照会に対し「H28年度での予算措置を行う方向で調整中」と籠池氏に連絡した内容が実現したということである。
 これは3売払決議書「普通財産売払決議書」の「(4)本省理財局とも調整の上ーー以下の処置により処理することにした」の削除と「4.本省審理室指示事項」をふくむ「(決裁参考メモ)森友学園事案に係る今後の対応方針についてH28.4.4」の削除ともつながる。
 即ち、これら決済文書の改ざんと削除の主眼は、首相夫人の名誉校長就任と森友学園への度重なる訪問と秘書を介しての財務省への働きかけによる国有地の森 友学園への貸付と売り払いの実現という一連の流れを隠蔽するためのものに他ならないということ。佐川元局長は昭恵夫人の行動とその影響について国会で質問 され答えるなどしていない。
「私や妻は一切関わっていない。もし関わっていたら間違いなく、首相も国会議員も辞任するということを、はっきり申し上げる」と明確に答えたのは首相であ る。この発言との齟齬を隠蔽するためにこれらの公文書を偽造するという犯罪を財務省は犯した。その原因となったものが首相や財務相にとどまって原因も責任 も財務官領に押し付ける限り、財務省の調査による真相解明などできるわけがない。



2018年 3月 19日
「私大臣秘書官をして総理答弁の時にも関係した秘書官なんですけれど、総理大臣が出席される時はそういう意味でいくと全て調整しますので、勝手に事務局と か理財局とか現局だけが独走することはあり得ない。そして総理答弁の場合には必ず本省であれば官房の文書課や秘書課や本省が関係して、そして総理の方の所 と連絡調整しまして総理の秘書官がそこら辺をある程度采配するはずなので、勝手に財務省がやったということではなく、こういう調整をする時にこういう事実 があったらどこまで知らせたか、これは捜査をすればある程度話しは出てくるので今はわかりませんけど、少なくともそういう秘書官辺り補佐官辺りその総理周 辺には事務方にはちゃんと情報が上がっていて、改ざんの内容どういう言い方をしたかわかりませんけど、もしくは言い方をしたのか指示があったのかそこも分 かりませんけれども色んな可能性がありますから、私が捜査をやる時だったら「どっちから指示が出ましたか、どっちからそういう話が出ましたか」当然聞きま すけれども、ま、そういう形での一種のやりとりがあったので、いかにも下だけが独走しました暴走しましたって言い方、勝手に忖度したからやったんですって 言い方自体が非常に実状にそぐわないと思います」

 今日のモーニングショーでの元検事、法務大臣秘書官を歴任した住田裕子弁護士の指摘。
 佐川理財局長の国会答弁、首相と財務相の国会答弁は(そして決済文書改ざんも)秘書官や補佐官と本省官房の文書課や秘書課などと調整した上でおこなわれ る。佐川局長が勝手に虚偽答弁を重ね、それに合わせて決済文書の偽造も自分の判断で行ったというのは官邸や省庁官房の組織論としても官僚の仕事としてもあ り得ないということ。ズバリと本質に切り込んでいる。
「私から指示したことはまったくない」
との安倍首相の14日参院予算委答弁は秘書官や補佐官らの指示を否定していない。国会の証人喚問等による徹底的な検証と検察による徹底捜査がひつようだ。

KokkaiGmen氏のツイートから。



2018年 3月 18日
 一週間ぶりの神戸も春めく。大津では桜の開花があった昨日、六甲地元のil ventoに向かう途中、神大前の公園や構内を抜けた先の坂道で桜の蕾(肝心なのがピンボケ)がふくらんでいた。
 今日は久しぶりに西宮北口のお店で前菜が豊かなパスタ。川沿いの枝垂れ桜も蕾が膨らむ。帰路夙川の向かいのホームの先の桜は一輪だけ薄紅色で咲いていたよう。明日から天気は下り坂だが、週末には桜が開花するかも。




2018年 3月 18日
「夜間中学校について、熱く語られたのが印象残っています。とても勉強になりました」講演を聞いた50代の主婦
「国の地方の教育行政への関わりは、基本的に抑制的であまり口を出さないのが基本だ。学校の教育内容は教育委員会の管轄であり、何より個々の学校が責任を 持って行うものだ。それに対し、明確な法律違反の疑いもないまま授業内容にここまで質問するのは明らかに行き過ぎだ」日本大学 広田照幸教授
〈今の法律では、いじめによる自殺を防ぐなど、緊急の必要がある場合は文部科学大臣が教育委員会に是正の指示を出すことが認められていますが、今回のように個別の学校の授業内容を調査することは原則、認められていません。
戦前の愛国主義的な教育の反省に立ち、国による学校教育への関与は法律で制限されています。教育基本法16条にも「教育は不当な支配に服することなく」と記されています。
地方教育行政について定めた法律では、学校教育に対して、指導や助言などができるのは原則として教育委員会です。国は学習指導要領の作成など全国的な基準の設定や、教員給与の一部負担など教育条件の整備が主な役割です。
一方、いじめ自殺など子どもたちの命に関わる問題が相次ぐ中で、国による関与が必要だとする声も強まり、平成19年に文部科学大臣が教育委員会の対応が不適切だった場合、是正の指示ができるようになりました。
しかし、これも法令違反や子どもの命や身体の保護のため、緊急の必要がある場合に限定されていて、今回のように個別の授業内容を調査できる権限は原則、認められていません。〉

 文科省による愛知県の公立中学での前川前文科省事務次官の授業内容調査についてのNHK記事。
 講演に参加した保護者の取材もし、文科省が個別の学校の授業内容を調べることの何が問題かをきちんと説明していて、政権におもねる政治部はともかく、社会部や地方支局などの記者が頑張っているようだ。
 もう一つの記事では文科省職員らの調査への疑問の声も伝えている。文科省に前川氏の後輩達がいるようだ。そもそも、前の文科事務次官が学校で授業をしたら問題視する文科省とは、笑えないブラックジョークでしかない。
https://www3.nhk.or.jp/…/html/20180316/k10011368131000.html…



2018年 3月 18日
 前川氏講演の経緯と内容について15項目にわたって執拗に「具体的かつ詳細にご教示ください」と繰り返す文科省初等中等教育局教育課程課課長補佐の名古屋市教委への質問状のいかがわしさ。気に入らぬ相手を追いかけ回す、はっきり言ってストーカー文書そのもの。
 個別の公立学校の授業への介入と干渉は公教育の「不当な支配」を禁じた教育基本法違反。調査の理由としてあげた「出会い系バー通い」「天下り問題で辞 職」は、そもそも前者は政権に不都合な発言を続ける前川氏について官邸がリークした情報に基づいて一部新聞が報道したがなんら法令に反するものではなく、 後者は同僚の天下りあっせんに関わったとして懲戒を受け辞任したもの。多様な学びとして中学校の総合学習で授業を行うことに何か問題があるのか。「道徳教 育」を掲げるが、そもそも天下りや加計学園認可など問題が絶えない文科省自身がそれを言う資格は無い。
 「過去の行為とは別」「講演を依頼する障害になると考えませんでした」と返答し、録音テープの提出を拒否した市教委と校長こそ真っ当だ。文科省は一度解体したほうがいい。


 


2018年 3月 18日
「私から指示したことはまったくない」(財務省文書改ざん)
「私や私のスタッフから指示をしたことはない」(裁量労働データ比較)
https://mainichi.jp/articles/20180220/k00/00e/010/306000c

 この違いは重要。財務省文書改ざんを官邸スタッフが財務省に指示したことを首相みずから明かしたようなもの。
 首相が行政をすべて自身で直接指図するということはない。特にダーティーな部分は尚更で、省庁や官僚に何か指示を出すのは首相以外の官邸スタッフだろう。
 加計学園認可で「手続きをいそげ」「総理は自分の口から言えないから私が代わって言う」と文科事務次官に伝えたのは和泉洋人首相補佐官、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っていること」と文科省に述べたのは藤原豊内閣府審議官だった。
https://mainichi.jp/articles/20170527/k00/00m/040/219000c

 元TBS記者山口敬之の準強姦罪事件で山口から「北村さま」とメールで報告を受けたのは 元警察庁警備局外事情報部長の北村滋内閣情報官で、山口の逮捕差し止めを指示したのは警視庁本部中村格刑事部長だった。
 森友学園でも、森友側の要望を財務省審議室長に伝えたのは夫人付き秘書、「主人からです」と言って100万円を籠池氏に渡し、国有地に案内されて「いい 土地ですから前に進めてください」と言い、財務省との交渉直前に激励電話をしのはいずれも昭恵首相夫人。特に100万円の授受については籠池氏は国会証人 喚問で述べており信ぴょう性は極めて高い。
 違法性が疑われる指示を直接首相がしなくても、官邸スタッフや首相夫人の行為は首相本人の意向を踏まえてその了解のもとで行われていると捉えるのが常識というもの。
「私から指示したことはまったくない」?、では官邸の誰が指示したのか。メディアと野党の追及を期待したい。




2018年 3月 17日
 この日本の社会が長期政権による政治の私物化と政権に近しい者の性犯罪の隠蔽、政権におもねる行政の証拠隠滅と文書改ざん、その責任の部下へのなすりつ けという前代未聞の卑劣で見苦しい有り様であることを勇気を持って告発するひとりである伊藤詩織さんが国連本部で記者会見。
 「MeToo(私も被害者)」の代わりに、「WeToo(私たちも行動する)」を提唱。もうこの国の政権もそれを支持する者らも責任転嫁と虚言に疲れ果 ててガタガタではないか。米国で銃規制に立ち上がる高校生たちのように、この国でも「We」のなかに多様でまっとうな人々がその端っこ(わたしのように) にでも参画し歴史を作っていくと信じたい。

《【ニューヨーク國枝すみれ】自身への性暴力被害を告発したジャーナリスト、伊藤詩織さん(28)が16日、国連本部で記者会見した。日本では、性被害を 告発した女性に対する反発が「過酷だ」と主張。米ハリウッドから始まったセクハラ撲滅運動「MeToo(私も被害者)」の代わりに、「WeToo(私たち も行動する)」運動を提唱した。

 伊藤さんによれば、「MeToo」は日本で大きな運動に発展していない。社会の反発を恐れる被害女性が経験を共有することを尻込みするためだ。伊藤さん 自身、告発後、インターネット上などで激しい中傷や脅迫を受けた。自宅に戻れなくなり、人権団体の助けで昨秋からロンドンに移住した。

 「運動の目的は誰かを責めることではなく、未来を変えること」と考える伊藤さんは、より多くの人が運動に参加しやすいように「WeToo」と呼ぶことを提唱したという。

 記者会見に同席した人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」事務局長の伊藤和子弁護士は、告発女性に対する反発は「もう一度レイプするようなもの」と強く批 判。また、2016年に成立したヘイトスピーチ対策法は「インターネット上での女性に対する差別的、暴力的な発言を禁じていない」として、「法の不備」を 指摘した。》




2018年 3月 17日
〈やっとわかった。子どもができるって奇跡なんだ。私たち、そんな奇跡が3回も起きていたんだ。
 2人で歩いていると、孫を連れた家族連れとすれ違うことがある。「いいなあ」って夫がつぶやく。この人をもう一度、父親にしてあげたかったと自分を責めてしまう。
 間垣では復興が進む。子どもたちと暮らした家は今、大きな堤防の下だ。〉

 11日の朝日記事。宮城県石巻市で津波により両親と3人の子供を失くした夫妻。
 そのことで得た「子どもができるって奇跡」という痛切な認識。どんな命も奇跡としてこの世に生まれてくる。その喪失から7年たっても心の痛みは修復され ることはない。こういう人々を置いてきぼりにして「震災からの復興」などありえない、ということを教えられる。地震・津波という自然災害だけではなく、戦 争とりわけ核兵器は人為的な悲惨と地獄を多くの人に与えるということも心に刻みたい。




2018年 3月 17日
「パラリンピックには世界中から選手が集まる。平和につながればいい。アフガンでの任務より、もしかしたら大事なことをしているかもしれない」ジョージアからスキー距離男子に初出場したテムリ・ダディアニ(26)
パラリンピックの由来と意義を、出場している負傷兵士に焦点を当てて提示する記事。
戦場で障害を負った元兵士が少なくとも18人。個人のリハビリと生活は無論それらを超える平和への願いがこの大会を支えている。国別のメダルの数や色の違いが主要なテーマではない。

《戦場で地雷を踏んで足を失った――。そんな元兵士たちが、平昌パラリンピックに出場している。スポーツでの競い合いを通じ、選手たちは平和を願う。
 ジョージアからスキー距離男子に初出場したテムリ・ダディアニ(26)。7年前の夏、兵士としてアフガニスタンの最前線にいた。
 「タリバーンが潜んでいる」。情報を元に、砂漠の中に立つ土壁の建物に向かった。扉の中に左足を踏み入れた。その瞬間、砂に埋まった地雷が爆発した。
 ドイツの病院に運ばれ、28回もの手術を重ねた。目を覚ますと、両足のひざ上から先がなくなっていた。右手の小指も失い、中指も動かない。「どんな将来になるのか、考えられなかった」
 リハビリ先の米国で、多くの負傷兵に出会った。同じ境遇なのに、前を向いてスポーツに取り組んでいた。かつてレスリングで鍛えた体には自信がある。また何かに挑戦しようと思えるようになった。
 アームレスリング(腕相撲)の選手として世界で活躍。両腕で体を浮かせたまま1分間で44回の腕立て伏せをして、ギネス世界記録にも載った。腕力の強さを買われ、冬季パラ初出場を目指す母国ジョージアから、スキー選手としてスカウトされた。
 戦場では、反政府武装勢力タリバーンに殺される女性や子どもを目の当たりにした。戦死した友人も多い。「パラリンピックには世界中から選手が集まる。平和につながればいい。アフガンでの任務より、もしかしたら大事なことをしているかもしれない」
 競技歴1年。11日の15キロは途中棄権。14日のスプリントは36選手中30位だった。「きっと次はもっといい成績が出せる」と話す。
 パラリンピックは第2次世界大戦後、負傷兵のリハビリのために開いた大会が起源だ。
 今大会、戦場で障害を負った過去を持つ選手は、確認できるだけで18人いる。
 英国は2012年ロンドン大会以来、負傷兵らを連れてパラリンピックを視察し、将来の選手育成につなげている。スキー距離男子のスコット・ミーナ (28)は11年にアフガニスタンで爆弾を踏んで両足を失った。ソチ大会を視察して競技を始め、今大会は選手として出場を果たしている。》




2018年 3月 16日
 昨日ひらふウッディノートで朝食のあと、オーナーご夫妻にまた来年と約して曇天時々雨のなかミルク工房と憩いの湯を巡り花園ベースから送迎車で最終日のワイスの宿に着いた。内湯と露天の岩風呂のあと夕食の豚しゃぶがシンプルで美味。
 日が替わり浴場も替わってヒノキの露天のはずがこの冬の雪の多さで配管が壊れてこちらは営業停止。今日も後志は曇と雪の予報だったが時折晴れた。jrで 倶知安から小樽に出て、昨年末以来のno.1倉庫と北一ガラス、湯の花温泉をはしごし、波が高い石狩湾を見ながらjrで千歳空港。定刻通りスカイマークは 午後8時半神戸に着く。不祥事の責任を全て部下に擦りつける愚劣な者たちのなれの果てを所々wifiで見て呆れながら珍道中を終えた。





2018年 3月 15日
「佐川局長頑張れ、佐川局長頑張れ、昭恵夫人と首相の関与を否定するための国会答弁と文書書き換え、良かったです!」
 これが首相に対して媚びへつらいの質問しかしない自民議員の本音だろう。
〈学園側から「安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と伝えられたとの記載があったことを首相は「妻に確認した。そのようなことは申し上げていないということだった」と説明した〉
 森友に100万円寄付も妻に確認して寄付していない、財務省との交渉直前に激励電話も妻に確認して電話していない、国有地に案内され「いい土地ですから 前に進めて」も妻に確認して発言していないと議会で繰り返す一国の首相。こんな国で男女同権も女性参画も前に進まない。裁判で利害関係からの伝言は証言と しては扱わない。
 佐川氏の答弁は首相とその夫人を守るためのもの。佐川氏だけの喚問とせず首相夫人も証人喚問すべきだ。





2018年 3月 14日
 ひらふは朝から曇天で羊蹄山も雲に隠れ見えない。千メートル台地も昨日と同じく視界不良だが、となりのビレッジエリアに行くと陽が差していた。猛烈な風がアンヌプリ頂上からひらふに向けて雲を吹き下ろしている。
 気温が上がり雪はシャーベット状態。ビレッジのベースまで下りてゴンドラで戻ると山頂のリフトが動いていた。となりのアンヌプリに移動して開いている ゲートからオフピステを下り、天ぷら蕎麦を食べて英語、日本語、北欧の言葉が聞こえるパラダイスヒュッテで一休み。リフトからは正面にアンヌプリ、横に羊 蹄山が見えて盆と正月がいっぺんに来たような快適さ。
 山頂リフトを降りて羊蹄山と周囲の町を眺めながらひらふに下り3時には宿に着いた。今日もゆころに行くとまだ滑る人が多いのか、空いていた。ゲレンデでもだが海外からの小さな子たちも楽しそうにしている。
 夕食はユナイトバスで倶知安に出て駅前の味彩で鹿肉のカレーを頂き宿に戻る。今日は快適だったが明日は一日雨予報。





2018年 3月 13日
 ひらふ二日目は朝から曇天。朝食どき昨年もいた明石からスノボに来ている青年に会う。2月初めから滞在とか。
 小さな子たちも乗る建て替えられたクワッドリフトからはゲレンデが見えていたが、千メートル台地にあがると濃霧と極寒の強風、ゴーグルの表面が凍り視界 は一層曇る最悪のコンディション。どうにか花園ベースに下りスープとクロワッサンで昼を食べ、雨と霧の中ひらふに戻り望洋荘でまた休み3時前に宿に帰る。
 早めに温泉ゆころで温まり、やはり美味しい富士鮨の後となりのカフェifを訪ねる。ゲレンデは悪天候でガラガラだったがお店はいつになくお客が多かったとか。歩道の雪が溶けて凍りツルツルのなか宿に戻る。

   



2018年 3月 12日
 快晴の朝8時神戸から満席のスカイマークで千歳に向かう。眼下は白雲だが金沢から能登半島にかけて雲が切れて地平線の奥に富士山が見えた。
 北海道はまだ寒く花粉は飛んでいない。バスをニセコいこいの家で降りて露天に浸かり、ミルク工房に寄ってひらふ十字街から宿のウッディノートに夕方着いた。ログの部屋が心地よい。
 近くのピザの店YUMMY'Sで夕食の後オーストラリアンだらけの店でコーヒー。年毎に海外からの客と新しい建物や店が増えているが国内のツアー客は少ないのが少し残念。



2018年 3月 5日
 今日は雨と濃霧で夕方猛烈な風雨。
 この1~2月厳しい寒さで外出が減り、30年近く前の1989~90年冬のフランススキー旅行の写真をスキャンしてHPに順次アップ。
 成田から安いアエロフロートでモスクワのシェレメチボ空港経由でパリ。曇天の街で数日すごして南部トロワバレーに向かう。最初の街クーシュベルは雪不足、二つ目のラプラーニュはベースでも標高2000mで雪は豊富。いろいろ珍道中の旅ではあった。

http://fukupulio.org/france/1989france1.html
http://fukupulio.org/france/1989france2.html
http://fukupulio.org/france/1989france3.html



2018年 3月 3日
 朝から晴れ。窓からかろうじて八坂の塔が見えた。石塀小路から庚申堂の紅白の梅を見て塔のふもとのKey's Cafeでコーヒーののち三年坂の明保野亭の枝垂れ桜のまだ開花していない様子を確認。来た道を引き返し、再度庚申堂によると土曜だ雛祭りのためか和服姿 の娘さんが多い。
 木屋町のトラットリアAMOREで久しぶりにピザのランチを食べて阪急で帰路につく。神戸は曇り。



2018年 3月 2日
 漸く風邪が収まり、天候も安定して阪急で嵐山に出ると山の緑も春めく。
 花筏露天と蕎麦店をはしごして嵐電を白梅町で下車して上七軒歌舞練場のカフェで一休み。
 北野天満宮は紅梅、白梅が咲き揃う。境内を一巡して上七軒を歩いてバス停から四条烏丸。錦小路近くのmumokvtekiで豆腐ハンバーグの早めの夕食を食べて祇園を抜けて八坂の塔近くの廉価な宿に6時半には着く。夜風は冷たい。


 


2018年 3月 1日
 これは23日のAFP記事だが、24日国連安全保障理事会の停戦決議後もアサド政権軍による無差別攻撃が続き、在英NGO「シリア人権監視団」の 28日の発表では18日以降の東グータ地区への爆撃で子ども147人を含む601人が死亡、約2500人が負傷したとされる。
https://digital.asahi.com/articles/ASL312CGZL31UHBI004.html
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13381425.html
 アサド政権側は破壊力が強く非人道的兵器とされる「タル爆弾」や国際条約で禁止された化学兵器である塩素ガス弾も使っている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13378009.html
「住民が無差別に爆撃され、家を失い、子どもが飢え死にしている。あなたたちはなぜ黙っているのか。自分の身に置き換えてほしい。あなたたちの沈黙が私たちを殺している」
 朝日は東グータ地区の地下で避難生活を送る40歳代の男性の音声メッセージを伝えているが、アサド政権側は地下に貫通する爆弾を多数投下し、地下に避難した住民を狙っているという。
 子供を含めた自国民を非人道・違法な兵器で殺害し続けるシリアの政権とそれを自らの権益のために支援するロシア。グテーレス国連事務総長が「この世の地獄」と呼ぶこの惨状は人間が作り出したものであり、実効性のある即時停戦が必要だ。
 
《シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータ(Eastern Ghouta)では22日、政府軍による空爆と砲撃が続き、同日だけで46人が死亡、5日間の民間人死者は400人を超えた。
 7年に及ぶ内戦で最大規模の犠牲が出る中、人道支援のための停戦を呼び掛ける声が高まっているが、実現には至っていない。アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は東グータを「地上の地獄」と呼んだ。
 国連安全保障理事会(UN Security Council)は同日、東グータ問題に関する会合を開いたが、シリア政権を支持するロシアは30日間の停戦案について「同意に至らなかった」とし、政府 軍による包囲が続く同地区への支援物資搬入と民間人避難に向けた決議案の修正を提案した。
 英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は、「政権とロシアの同盟勢力による5日間の空爆と集中砲火で、子ども95人を含む403人が死亡した」と発表している。
 ロシアは同地区攻撃への直接の関与を否定しているが、シリアの政府系日刊紙アルワタン(Al-Watan)は22日、ロシアの複数の戦闘機と顧問らが戦闘に加わったと伝えている。(c)AFP/Hasan Mohamed 》







2018年 3月 1日 
「若い兵士たちの訓練のためだと聞かされていた。けれどもそれは訓練というよりも、軍の存在を見せつけ、住民を威圧するために繰り返されているのではないかと次第に疑問を持ち始めた」
〈初めてイスラエル兵に撃たれたパレスチナ男性の遺体を見たとき、ショックを隠し切れない自分の傍らで、同僚たちは“成果”を喜んでいた。イスラエル人の 安全を守るという目的のために、パレスチナの人々の安全は脅かされる。自分自身もそういった理不尽な暴力に加担しているのだと、アブネルさんは次第に気づ いていった〉
 ヨルダン川西岸パレスチナ自治区最大の町ヘブロンでイスラエル軍を退役した若いイスラエル人らが行う証言や学習ツアーを紹介する安田菜津紀さんの記事。
 彼らが結成したBreaking the Silence(BTS)はイスラエル入植者らからの迫害を受けながらも1200人の元兵士が参加している。何処かの国のようにイェルサレムに大使館を移 転することでこの問題は解決せず、分断と対立は拡大するばかり。パレスチナへの入植や軍の行動に疑問を持つ元兵士らと、それを伝える安田さんらの活動に敬 意を評したい。

《静まり返った小路に、時折遠くから爆発音が鋭く響いてくる。爽やかな晴れの日の午後に不釣り合いな緊張感が、街を覆っていた。ヨルダン川西岸パレスチナ 自治区の最大都市、ヘブロン。イスラムの安息日である金曜日の礼拝後、毎週のようにパレスチナの人々によるデモが繰り返されている。とりわけ大きな引き金 となったのは、エルサレムをイスラエルの首都と認定するという、アメリカのトランプ大統領の発言だった。爆発音はデモ隊に向けられたイスラエル軍の音響弾 だった。
 ヘブロンのパレスチナ住民は約21万人。そこに数百人のイスラエル人が入植し生活をしている。街にはその入植者を守るという名目で、3,000人近いイ スラエル軍兵士たちが任務についていた。市内の地図を見ると、パレスチナの人々には至るところで、通行や居住、店を開くことに制限が課せられていることが 分かる。車両を使うことが許されない地区では、年老いたパレスチナ人男性が、重そうな荷物を休み休み運んでいる姿を見かけた。かつて商店街だったという通 りは、文字通り「ゴーストタウン」と化していた。
「分断はこうした物理的なものだけではなく、精神的なものにも及んでいます」。イスラエル人のアブネルさん(33)はそう語る。彼はイスラエル軍から退役 した兵士たちが設立したBreaking the Silence(BTS)という団体のメンバーとして、証言活動やスタディーツアーなどに力を注いでいる。私はそのツアーに同行し、ヘブロンの街を歩いて いた。
 イスラエルには徴兵制があり、アブネルさん自身も18歳で軍に入隊している。彼を待ち受けていたのは、パトロールとして街を巡回し、パレスチナの人々の家を問答無用で占拠するという日々だった。軍の監視所として重要な拠点となるため、というのが占拠の理由だった。
「若い兵士たちの訓練のためだと聞かされていた。けれどもそれは訓練というよりも、軍の存在を見せつけ、住民を威圧するために繰り返されているのではない かと次第に疑問を持ち始めた」。アブネルさんは、平日の間はパレスチナの人々に銃を向け、週末には家族や友達と食事し談笑するという奇妙な日々を送ってい た。「今週は何をしていたの?」と食卓で家族に聞かれ、答える言葉が見つからなかった。じわじわと自分の居場所が失われていくような感覚があったという。
 初めてイスラエル兵に撃たれたパレスチナ男性の遺体を見たとき、ショックを隠し切れない自分の傍らで、同僚たちは“成果”を喜んでいた。イスラエル人の 安全を守るという目的のために、パレスチナの人々の安全は脅かされる。自分自身もそういった理不尽な暴力に加担しているのだと、アブネルさんは次第に気づ いていった。
 ツアーの途中、ヘブロン市内の木陰で休んでいると、私たちの目の前で車が止まり、子どもを連れた恰幅のいい男性が降りてきた。頭にかぶる特徴的な丸い帽 子から、ユダヤ教徒であることが一目で分かった。おもむろにスマートフォンをスピーカーにつないだかと思うと、大音量で動画を流し始めた。BTSのメン バーの上官だったという軍関係者が、「彼らの証言はでたらめだ」と話す動画だった。「やつら(BTS)は裏切り者だ!」とまくしたてる彼らは、この街で暮 らす入植者家族だった。「ここから出て行け!」と子どもたちまでもが、目に火がついたような憎しみを浮かべ迫ってくる。
 彼らの活動に逆風は強い。それでもBTSの写真展や講演の場には常に、退役をした軍人や、現役の兵士たちの姿がある。軍の命令に従っていたとはいえ、自 分たちの行為は間違っていたのではないかと、心の片隅で悩んできた人々だ。そういった人々が集い、現在では1,200人もの元兵士たちがBTSに参加して いる。こうした「沈黙を破る」声がやがて、分断された人々の架け橋となっていくのかもしれない。これからも彼らの活動に注目していきたい。》







2018年 3月 1日
・米国民の間で銃規制の強化を支持する人の割合が70%
・銃を保有する世帯の57%も銃規制の強化に賛同
・性別や人種、年齢で見ても過半数が規制強化を支持
・民主党支持の93%が賛同、無党派の64%も賛同
・共和党支持者でも賛成が49%、反対が46%

 フロリダの銃乱射事件を受けてのCNN世論調査結果。
 銃規制賛成が7割に達したのは1993年のレーガン大統領暗殺未遂事件以来。その時制定された、銃購入者の身元調査を義務付けるブレイディ法は時限立法で2004年失効している。
 今回はフロリダの事件の生存者である高校生や遺族たちの声と行動が米国世論を大きく動かしている。

《ワシントン(CNN) 米国民の間で銃規制の強化を支持する人の割合が70%と1993年以来の高水準にあることが28日までにわかった。CNNの世論調査で明らかになった。今 月中旬に米フロリダ州パークランドの高校で起きた銃乱射事件が銃規制に関する人々の考えに変化をもたらしたようだ。
今回の調査によれば、70%が銃規制の強化に賛成している。昨年10月の世論調査では規制強化を支持した人の割合は52%だったが、同年10月上旬にはラスベガスで死者58人を出した銃乱射事件が起きていた。
規制強化に反対した人の割合は27%。CNNの世論調査で銃規制強化への支持がこれほど高いのは1993年12月以来。当時は銃販売を規制する「ブレイディ法」が制定された直後だった。
銃規制に関する人々の支持は長年にわたり上がったり下がったりしている。1993年には最高水準となる70%を記録したが、14年9月には44%と最低水 準となった。多数の死者が出たような銃乱射事件が起きると、規制強化への支持が増えるが、長続きすることはまれだ。また、今回のように幅広い支持を集める ことも少なかった。
今回の調査では銃規制に対する強固な支持が広がっていることもわかった。52%が、銃規制の強化を「強く」支持していると答えたが、これまでの最高水準だった13年の37%を大きく上回った。
銃規制の強化は、銃を保有する世帯の57%も賛同した。このほか、性別や人種、年齢で見ても過半数が規制強化を支持している。党派別にみても、銃規制の強 化は、民主党支持の93%が賛同。無党派の64%も賛同している。共和党支持者で見ると賛成が49%、反対が46%と割れた。
家族が銃に関連した暴力に巻き込まれることについて、「非常に」もしくは「ある程度」心配している人の割合も増加している。心配していると答えた人の割合 は57%と16年6月の44%を上回った。16年6月にはフロリダ州オークランドにあるナイトクラブで銃乱射事件が起きていた。
特定の法律の変更についても幅広い支持が見て取れる。有罪となった重罪犯や精神的な問題を抱えている人に銃の保有を認めないことについては87%が支持を 表明。21歳以下にはあらゆる種類の銃器を販売しないという措置には71%が賛同した。容量の多い弾倉や拡張した弾倉の販売や所持の禁止についても63% が支持している。「AR15」のような半自動小銃の製造や販売、所持の禁止については57%が賛同している。
銃を購入できる年齢の引き上げや、有罪となった重罪犯や精神的な問題を抱えている人に銃の保有を認めないことについては党派を問わず支持が集まっている。
ただ、半自動小銃の禁止については、民主党支持の80%、無党派層の53%が賛同しているが、共和党支持者に限れば34%の賛同にとどまる。
調査はCNNが調査機関SSRSに委託した。20日から23日にかけて無作為に抽出した成人1016人を対象に調査員が電話をかける方式で実施。誤差の範囲はサンプル全体ではプラスマイナス3.7パーセントポイントで、下位集団ではさらに大きい。》

















                                                                                                                                                                
  
     





























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