Blog
2019年7月
ホーム
ブログ
写真
旅の写真
You Tube
世界史Print
リンク
神 戸・お店
六 甲山とその周辺
時 事
集団的自衛権考
砂川事件判決
国旗・国歌訴訟
ギ ルガメッシュ叙事詩考
神戸から早朝のスカイマークに乗り右手に雲の上の富士を見て仙台空港に着いた。新幹線で午前中に田沢湖、駅前のお店で地ビールとランチをいただきバスで田沢湖畔経由乳頭温泉休暇村のブナの湯に浸かりキャンプ場。
気温は30度未満で快適だが、今夜から明日は雨予報。早めに夕食を済ませテントでゴロ寝し昨年中断した珍道中の再開を期す。
| 月別表示 |
|||
| 次年 | 2019年 |
前年 |
|
| 1月 |
2月 | 3月 | 4月 |
| 5月 | 6月 | 7月 | 8月 |
| 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
宿を出ると天神は午前中うす曇り、昼過ぎに福岡空港に着くと一時激しい雨。2時発の格安Jetsterはやや遅れて午後3時20分関空着。昨年橋脚の破 損で存在意義を増した神戸空港へのベイシャトルは4時半発、5時に神戸空港横に着く。空港での待ち時間を入れると新幹線の方が早いが、料金は安い。三ノ宮 の山の店でザックを見て夕食を食べ7時半に帰宅。暑さは平年並みというところ。
郷里は梅雨が明け台風も去って真夏の暑さ。朝御花の池に白鷺が数羽訪れていた。
黄檗宗福厳寺での父の法事には母方の従姉妹の3歳の孫も来てくれた。住職氏も含め食事会。黄檗は京都京阪沿線にその名の駅がありその手前に京アニスタジオそばの六地蔵駅という不思議な縁。
西鉄で天神に戻り昨年と同じ宿に荷を置き、近海の魚と地酒の店で夕食。魚と野菜、庭のうぐいすというお酒が美味だった。バルトークという名の立ち飲みバルでコーヒー飲んで宿に戻る。
台風6号で西日本は明け方から雨交じりの強風。新神戸から博多、天神を経て西鉄柳川まで。
ドンコ舟に乗り強い日差しと風のなか、1時間ほどで初めて泊まる旧柳川藩主亭御花に着く。
向かいのかんぽの湯に浸かり鰻の蒸籠蒸しでもと川端を歩くが、今日は土曜でさらに土用の丑の日！若松屋はじめ何処も完売閉店か予約客のみ。
ようやくほぼ満席の夜明け前茶屋というお店を見つけて外の席で白焼きなどをいただいた。景色も食も美味。
「仕事上で理不尽な扱いを受けるなどして、社会で暮らしていくことに嫌気がさした」
「まじめな青葉君がなぜ事件を起こしたの……」
卒業文集に趣味は「テレビゲーム」で、将来の夢は「大金持ち」と書く無邪気な子どもが30年ほど後に子どもや若者に夢や希望を提供するアニメスタジオで34人を殺害し34人を負傷させる重大犯罪を起こす。
県非常勤職員雇い止め、派遣契約の打ち切りなどこの国で進む公務員の非常勤化や派遣労働の拡大などこの世代に社会が用意した厳しい労働・生活環境が背景 にある事件。2008年6月の7人が死亡、10人が負傷した秋葉原通り魔事件も5月に派遣契約の解除を通知された若者が起こした。
2004年の労働者派遣法の改悪で派遣労働が大幅に拡大され多くの若者を不安定雇用に落とし込み、同時に大企業は空前の利益を上げ役員は高額所得を受け 取り所得税、法人税は減税され続ける。この間続くこうした悲惨な事件はこの日本社会の歪みが反映した事件と思えてならない。
《３４人が死亡、３４人が負傷した「京都アニメーション」第１スタジオの放火事件から２５日で１週間がたった。殺人などの容疑で身柄を確保された青葉真司 容疑者（４１）の容体は重篤なままで、事件の背景を語れない。知人らによると、１０年ほど前から周囲と衝突するようになったという。
趣味は「テレビゲーム」で、将来の夢は「大金持ち」――。青葉容疑者は、小学校の卒業文集やアルバムに、そう書いていた。
同級生らによると、現さいたま市の公立小中学校に通った。小学校ではサッカークラブに所属していた。中学は休みがちだった。同級生たちは「目立たず、おとなしい人」と口をそろえる。
「まじめな青葉君がなぜ事件を起こしたの……」
青葉容疑者は１０代だった１９９５年から、埼玉県文書課（当時）の非常勤職員として働いた。上司だった女性は、事件を伝える新聞を読み、そうつぶやいた。
女性によると、青葉容疑者は庁舎の各部署や出先機関を回り、行政文書などを集配する「メールボーイ」を担当。夜は県立高校の夜間部に通い、勉強する日々を送っていた。
「行ってきます」「ただいま」。部屋を出入りする時は元気にあいさつした。同僚と郵便物を仕分ける時の笑顔も印象的で「気にかける必要がないくらい明るく働いてくれた」。遅刻や欠勤も記憶にないという。
だが県は９７年ごろ、人件費の抑制などを理由に、メールボーイの仕事を外部委託する方針を決定。非常勤職員の契約は更新されなかった。「青葉君は、未成年で夜間学校生。親睦会などにも呼べず、つながりが切れちゃったんです」
青葉容疑者はその後、住まいを転々としながら、コンビニ店などで働いたという。９９〜２００６年ごろに埼玉県春日部市のアパートで暮らしていた際、大家だった女性は「トラブルは一切なかった。私の記憶と報道されている青葉さんは違う」と話した。（長谷川健、長野佑介）
「こっちは失うものねえんだ」
３０代になると一転、近隣住民とトラブルを起こすようになった。派遣契約の打ち切りなどで住まいを失い、ハローワークのあっせんで茨城県常総市の集合住宅に入居したころからだ。生活保護を受けていたが、３万円あまりの家賃はほとんど滞納していた。
「ガラスを割る音や異常な物音があり、見て欲しい旨の連絡有。現場確認をする。外部にガラス片散乱」
「毎日夜中１２：０４に目ざましが５分位鳴る。気になる。住んでいるのか？」
管理人の男性（７０）が書いた当時のメモには、近隣住民からの苦情内容が残されていた。青葉容疑者の退去に伴って部屋に入ると、壁に穴が二つあり、まわりもぼこぼこにへこんでいた。ノートパソコンの液晶は粉々に散乱し、室内にハンマーが落ちていた。
「仕事上で理不尽な扱いを受けるなどして、社会で暮らしていくことに嫌気がさした」。青葉容疑者は３０代半ば、周囲にそんな心情を漏らすようになった。
１６年夏ごろから住んでいるさいたま市見沼区のアパートでも、トラブルは絶えなかった。
同じアパートに住む男性（２７）によると、青葉容疑者の部屋からは毎日のように、ゲームの背景音のような音楽が聞こえた。今月１４日には玄関ドアをたた かれた。「別の部屋の騒音を勘違いされたのだろう」と考え、青葉容疑者宅を訪ねると玄関先で胸ぐらをつかまれ、すごまれた。「うるせえ、殺すぞ。こっちは 失うものねえんだ」。事件が発生したのは、その４日後だった。（関口佳代子、野崎智也）》
梅雨が明けたような蒸し暑さの午前、御池通で昨日宵山で見た鯉山や役行者などの祇園後祭巡行が始まる。橋弁慶のあたりから向かいの歩道に来てお行儀よく巡行を見る保育園児たち。それに比べ海外からのお客を含む大人は車道にはみ出して大人気ない。
昨年暑さで中止された子供神輿や花笠巡行は今年復活、元気なまた涼しげな姿を寺町通のアーケード下で鑑賞。12時まえに錦小路側のdanielsで昼を 食べ、昨日六地蔵駅周辺で買えなかった花をデパ地下で購入して京阪で再度京アニスタジオ前に行き献花、四条に戻り阪急で帰路につく。阪神も梅雨明けらしく 暑い。
今日祇園後祭宵山、阪急で嵐山に行き花筏露天のあと祇園四条から京阪に乗り伏見区六地蔵まで。
線路からも焼けた京アニ第一スタジオが見えた。一階は白い側壁で囲われているが、34人が亡くなり34人が負傷したベージュ色の建物は無残で悲痛な姿で佇む。
夕方四条に戻ると激しい雷雨、どうにか柳馬場通の宿に入り久しぶりに御池通北のわたなべ屋で夕食を食べ室町通りを歩き役行者、黒主、鯉山、橋弁慶の各山を巡る。雨のあとで少し涼しい。
首相の選挙演説で偽りの野党攻撃と自己正当化が恥ずかしげもなく繰り返されている。
「そしてみなさん、一番大切なことは何か、政治家にとって一番大切な仕事は何か、それは、働きたいと思う人にとって、ちゃんと仕事がある、そういう日本を創っていくことではないんでしょうか。
今先ほど麻生（太郎副総理兼財務相）さんから有効求人倍率の話があった。それはもう民主党政権の倍ぐらい良くなった。でも皆さん、野党の皆さんはよく 「じゃあ正社員はどうした、正社員はどうした」こう言っていますよね。しかし私たちはこの宿題も解消しました。いま正社員の有効求人倍率も史上初めて1倍 を超えて1.15倍になったんです皆さん。100人、正社員になりたいという人がいれば、115人分の正規の雇用があるんですよ皆さん。
では正社員を、正社員が減っている。そんなこと言っているあの野党が政権を取っていた時代、枝野さんだって、官房長官や幹事長を務めてたんじゃないです か。あの時代の正社員の有効求人倍率はどうだったか。0.5ですよ皆さん。0.5だ。100人正社員になりたいという人がいても、50人分しかないんで す。
あとの50人は、非正規か仕事を諦めるしかなかったんですよ皆さん。今年4月、高校大学を卒業した若い皆さんの就職率は、過去最高になりました。そうで す、皆さん、若い皆さんが自分たちの手で未来をつかみ取ることができる、まっとうな社会を皆さんとともに作り上げることができましたよ、みなさん。この流 れを絶対に私たちは変えてはならない。そのために全力を尽くしていきます」(20日秋葉原)
自民党政権下の2004年人材派遣会社を経営する竹中平蔵らの利益相反の関与のもと派遣法の改悪によってそれまで専門職に限定された労働者派遣先が製造 業などへ拡大されてこの国で不安定な非正規労働者数は2000万人(2018年2090万人。「正規の仕事がないから」は255万人)を超えるまで拡大を 続け、中高年の引きこもり61万人(最多のきっかけは退職)にも達している。
https://www.stat.go.jp/…/roudou/sokuhou/4hanki/dt/index.html 第1−4表
https://honkawa2.sakura.ne.jp/3240.html
こうした非正規雇用の拡大は正規雇用者にも長時間労働や不払い残業の蔓延などこの社会にさまざまな弊害をもたらした。
永く非正規雇用者の多くは就職先の厚生年金にも入れなかったが、法改正により2017年から従業員500人以下の企業でも厚生年金加入が可能となるが、労使合意が前提でまたそれ以前への波及はなく多くの人が取り残されている。
https://www.mhlw.go.jp/…/seis…/bunya/2810tekiyoukakudai.html
年金制度の安定・原資の確保のためには労働者派遣法を改正して製造業などへの派遣労働拡大を撤回することとEUのように全ての労働者の「均等待遇」を法 制化することこそ必要だろう。非正規雇用者の厚生年金加入を阻むことは、その半分を負担する企業の拠出を減らさせ、厚生年金の原資を大幅に削減するだけの 効果しか生まない。「100年安心」とは正反対の政策ではないか。そういう面は蓋をしてこの間の自民党政権による政策を検証することもせず、このわずか 1~2年の正規雇用者数増加と新規学卒者の就職率向上をを自らの成果であるかのように喧伝する。
しかし首相が自慢する新規学卒者の就職率向上は、少子化によって2000年代から一貫する就職希望新卒者数の減少が2014~17年は微減だったものが2018年から再び減少を強めたからに過ぎない。
https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/HC/pdf/HC2_02.pdf…'
自らの自公政権が防ぎ得なかった2008年リーマンショックによる求人倍率の急減と社会的混乱をあたかも当時の民主党政権のみの責任とする虚言ととも に、一国の首相のまともな選挙演説とはとても思えない。この政権の存続を許すことは、この国の不安定な雇用と乏しい年金そしてそれらがもたらす貧困・格差 など様々な社会不安を野放しにするということだ。今日はその審判の日。
《年金は責任を持って財源を確保する
そしてみなさん、この選挙では年金も大きなテーマであります。野党は残念ながら、具体的な提案はせずに不安ばっかりあおっている。残念なことであります。
年金は老後生活を支える大切な柱であります。でもこの年金を支えているのは現役世代のみなさんの保険料の負担と、そして税金であります。負担を増やさずに、年金給付額を上げていくことはできません。打ち出の小づちはないんです。
しかし、 野党はまるでそれができるようなことを、無責任なことを言っています。ではたとえば民主党政権時代、あの3年間、年金の給付額は増えたんでしょうか。逆ですよ、減ってるんですよ皆さん。
ーーー
「韓国側の提案は全く受け入れられるものではないことは以前にお伝えしている。それを知らないフリをして改めて提案するのは極めて無礼だ」
なんともみっともないこの国の外相の振る舞い。相手の大使は韓国大法院判決に関して日韓の企業が資金を拠出し財団を設立して元徴用工に補償する案を説明 しようとした。日本が要求する仲裁委員会設立に応じないからと「無礼」呼ばわりをするのは、それ自体が無礼だろう。この人物は先日2島返還協議入りさえ拒 否したロシアの大使や外相に同じ態度が取れるのか。
https://jp.reuters.com/article/idJP2019071401001714
大法院判決は65年日韓請求権協定は市民個人の請求権まで放棄していないとしたもので、これは1990年代まで我が国政府が米国の原爆投下への賠償やシ ベリア抑留への補償に対して日本政府への請求でなく相手国に請求させるために同じ説明を国内また海外に向けて行ってきた。
「これらの規定は、両国国民間の財産・請求権問題につきましては、日韓両国が国家として有している外交保護権を相互に放棄したことを確認するものでござい まして、いわゆる個人の財産・請求権そのものを国内法的な意味で消滅させるものではないということは今までも御答弁申し上げたとおりでございます」 1991年12月参院予算委員会柳井俊二条約局長答弁
http://kokkai.ndl.go.jp/…/sang…/122/1380/12212131380003.pdf…'
一般市民の殺戮、市民・捕虜の違法な酷使、戦時性暴力など戦争や紛争下で行われた重大な非人道行為=生命及び権利の重大な侵害に対して、国家同士が条約 で国民の請求権すら封印するということは戦勝国、敗戦国を問わず許されない。大法院判決はそれを是認したものであり歴史的な意味がある。
日本では2007年西松建設訴訟について広島高裁が認めた戦時中国人徴用工への賠償を日華条約・日中共同宣言を理由に最高裁は棄却したが、
「なお，前記２(3)のように，サンフランシスコ平和条約の枠組みにおいても，個別具体的な請求権について債務者側において任意の自発的な対応をすること は妨げられないところ，本件被害者らの被った精神的・肉体的苦痛が極めて大きかった一方，上告人は前述したような勤務条件で中国人労働者らを強制労働に従 事させて相応の利益を受け，更に前記の補償金を取得しているなどの諸般の事情にかんがみると，上告人を含む関係者において，本件被害者らの被害の救済に向 けた努力をすることが期待されるところである」
http://www.courts.go.jp/…/…/hanrei_jp/580/034580_hanrei.pdf…'
とし、2009年被害者と企業との賠償支払いの和解(東京簡易裁判所)が成立している。これも請求権に関する司法手続きの一つではないか。隣国の司法判断 について「国際法違反の状態」などと一方的に断罪する姿勢からは何も生まれない。民主主義国では司法は独立しかつ政府が結んだ条約の適応範囲や違法性を審 査する立場でもある。「直ちに是正措置を取れ」とは行政の司法への介入を強いる見当違いも甚だしいもの。まともな対話もきちんとした外交そして内政もでき ないなら即刻退陣すべきだろう。
《韓国最高裁が日本企業に元徴用工への賠償を命じた判決を巡り、河野太郎外相は19日、韓国の南官杓（ナム・グァンピョ）駐日大使を外務省に呼び、日韓請 求権協定に基づく仲裁委員会の設置に韓国側が応じなかったことについて「非常に残念に思う」と抗議した。また「韓国政府が国際法違反の状態を野放しにせ ず、ただちに是正措置をとることを強く求める」と述べた。ーーー
今日は日差しが戻り明日からは台風とか。
何故かツバメがホームの間の線路の上を周遊する阪急六甲から今年初めて須磨海浜公園に行き、アカイカのオイルソースをいただき(撮るのを忘れたが)海辺 に出る。いつもより閑散としていて海水も冷たい。日光浴とナトリウム冷泉?をしていると幼稚園児らが隣に来た。海水に足を入れ、貝殻拾いなどで楽しげ。
2時間ほどいて三ノ宮で食材買って帰宅。昨日届いた補修跡ありで大幅値下げのロンボク風椅子、洗面所に置くつもりが、窓際好きとしてリビングの窓際に置いてみた。
安倍首相(自民党総裁)の参院選演説であまりにひどい虚偽の言説が繰り返されている。
「この4月、高校や大学を卒業した若い皆さん、就職率は過去最高水準になっています。皆さん、若い皆さんが、自らの手で自らの未来をつかみ取ることができ るというまっとうな社会を私たちは作り出すことができたんです。この流れを止めてはならない。12年前、私は当時、総裁として残念ながら参議院選挙、大敗 しました。私の責任、その結果、政治は安定を失い、国会はねじれ、あの民主党政権が誕生した。決められない政治。バラバラ。経済は低迷し、いまよりも 100万人も失業者が多かった。連鎖倒産という言葉が日本中を覆っていて、中小企業、小規模事業者の皆さん、今よりも倒産件数は4割も多かった。若い皆さ んがどんなに頑張ったって、なかなか就職できなかったあの時代、悔やんでも悔やみきれません」（2019年7月7日、JR船橋駅前）https://mainichi.jp/…/politics/articles/20190707/pol/00m/01…
「雇用も増えています。ーーーさらには広島県における正規雇用の有効求人倍率も今とうとう1.31倍に、つまり正規の職になりたい、正社員になりたいとい う100人の人に対して130人分以上の正規の雇用があるという状況を作りました。我々が政権を執る前は皆さん、0.5倍です。つまり2人の正社員になり たいという人に対して、2人分の正規の雇用はなかったんです。今年の4月、高校、大学を卒業したみんなの就職率、過去最高水準になりました。皆さん、若い 皆さんが自分たちの手で未来をつかみ取ることができる、そういう日本を真っ当な日本を私たちは作り上げることができました。この流れを変えてはならないん です。私たちは参議院絶対に負ける訳にはいかない。12年前、私が総裁の時に残念ながら自民党は参議院で惨敗をし、そして政権が不安定、政治が不安定に なってあの民主党政権ができた。決められない政治のもとに経済は低迷して、今よりも100万人も失業者は多かったんです。中小企業・小規模事業者、今より も4割も倒産をしていた。あの時代に若い皆さんがどんなに頑張っても、なかなか就職できなかった。あの時代に、令和(まま)の時代にみなさん戻るわけには いかないんです」（7月14日、広島市）
自民党は2007年の参院選に大敗、2009年7月の総選挙でも破れて下野し民主党政権(~2012年12月)に代わった。しかしこの演説が繰り返す民 主党政権の「経済は低迷し、いまよりも100万人も失業者が多かった。連鎖倒産という言葉が日本中を覆っていて」という状況は2008年9月15日米国史 上最大の企業倒産(負債総額約64兆円)であるリーマン・ブラザーズ破綻に端を発する世界金融危機により日本でも経済と消費の低迷や企業倒産、完全失業率 増加(2007年完全失業者257万人3.9%→2009年完全失業者336万人5.1%)と有効求人倍率の低下(2007年1.04→2009年 0.47)となったものであり、その時の一国の政権の政策によるものではない。
しかも2009年の過半は自民党政権下だった。けして他人事ではないはずだ。完全失業者も有効求人倍率も2009年を底として回復基調となり民主党政権 末の2012年にはそれぞれ285万人4.3%、0.80に回復し、2018年の166万人2.4%、1.61(非正規雇用含め)につながっている。
https://www.stat.go.jp/data/roudou/rireki/gaiyou.html…
安倍政権下の「戦後最長の景気回復」なるものは「異次元緩和」の名のもと日銀の猛烈な紙幣と国債発行による円安と債権と株価の官製相場での誘導というも のであり、財政健全化を放棄して莫大なツケを後世に委ねて大企業と資産家がいっときの宴会に酔うものに過ぎない。2009年に「大胆な金融緩和がデフレ脱 却への道だ」と説いた江田憲司衆院議員ですら、民主党政権を「悪夢」とする首相に対し
『「悪夢」と言うなら、私は「アベノミクスの行く末」と「異次元金融緩和の出口」の方が、はるかに悪夢だと思う』『「官製相場」となっている債権や株式市 場に一体「出口」はあるのか。未来永劫（えいごう）、こうした金融政策が続けられないことは分かっているのだから、ーーー私は、今の日本経済の、一見良さ そうに見える各種指標が、こうした「砂上の楼閣」の上に立っていることを強く危惧せざるを得ない。ひとたび、その「楼閣」が崩れれば、過去の「世界恐慌」 の例が教えるように、経済は底を打つまで反転しないのではないか。私は今、そうした「悪夢」に苛（さいな）まれている』
と警鐘を鳴らしている。
https://ironna.jp/article/12238
ここ数年の有効求人倍率の増加と完全失業率の低下の一番の原因は、2010年代に減少に転じた人口と高齢化の進展、団塊の世代の大量退職だろう。
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2018np/index.html
過去の世界経済危機によってもたらされた経済状況を意図的に対立する政党のせいにし、長く政権を担当した自分たちの無策によってもたらされた少子高齢化 による一時的な指標の好転は自分の成果と喧伝する。こうした虚構を国民・有権者に吹聴する政治がこのまま続くことこそ、この国の「悪夢」に他ならない。ま たリーマンショックによる不況をあたかも対立する政党の責任とする訴えは公選法235条が禁ずる「政党その他の団体の推薦若しくは支持に関し虚偽の事項を 公にした」行為でもある。一国の首相がすることではない。
公職選挙法235条
当選を得又は得させる目的をもつて公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者の身分、職業若しくは経歴、その者の政党その他の団体への所属、その 者に係る候補者届出政党の候補者の届出、その者に係る参議院名簿届出政党等の届出又はその者に対する人若しくは政党その他の団体の推薦若しくは支持に関し 虚偽の事項を公にした者は、二年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金に処する。
《 安倍晋三首相が7月14日に広島市で行った街頭演説の詳報は以下の通り。国会での憲法論議について「野党は審議拒否をして、衆院においては2時間あまり、参議院においてはなんと1年間で3分しか議論されていない」と訴えた。ーーー
7月こちらは遅かった梅雨入りを埋め合わせる曇天続き。
三連休最後の今日少し日差しが戻ると蒸し暑い。il ventoでアッチューゲピザをいただきハーバーランドに出ると家族連れで賑わう。神戸は昨年人口減全国一とかのようだが。
今日は海の日で水産庁などが船とブースを出していてドックも賑わい、出店が多いメリケンパークを歩き三ノ宮で食材買って帰宅。京都は本日祇園前祭の宵々山で賑わっているようだが明日からまた曇りと雨予報。
2015年5月左藤章防衛副大臣（当時）が下地敏彦市長を訪れ、陸自の警備部隊とミサイル部隊の配備を打診。
2016年3月候補地のゴルフ場「千代田カントリークラブ」周辺の野原（のばる）自治会（五十六世帯）、8月千代田自治会（二十九世帯）は配備反対を決議。
2016年9月「ヘリパッドや地対艦・地対空誘導弾を保管する火薬庫を整備する計画はない」と若宮健嗣防衛副大臣（当時）「弾薬庫が一切ないと説明を受けて一安心している」下地市長
沖縄防衛局はその後、地元自治会への3回の説明会で「弾薬庫とヘリパッドは造らない。小銃などの小火器を入れる保管庫を置くだけだ」などと繰り返す。
2018年12月市民団体が提出した「千代田に弾薬は置くのか」との質問に対し、防衛省は今年１月、「誘導弾を保管する弾薬庫は整備しない。警備等に必要 な小銃弾等の保管庫を整備する計画」と文書で明確に否定。「これは保管庫でなく、弾薬庫でないのか」との市民の重ねての追及に防衛省側は「自動小銃などの 小火器を入れる保管庫で弾薬庫とは違う」と説明。
(沖縄タイムス)https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/404799
2019年3月26日宮古島市に陸上自衛隊駐屯地が開設、宮古警備隊380人が配置され、同時に駐屯地内には弾薬庫が設けられ、宮古警備隊が使う中距離多目的誘導弾(ミサイル)と迫撃砲が配備されることが東京新聞の報道で判明。
https://www.tokyo-np.co.jp/…/list/2…/CK2019040102000140.html
さらに、地元自治会はヘリパッド（着陸帯）を設置しないことを求め、防衛省もその姿勢を示していたが駐屯地グラウンドが緊急時に着陸帯機能を担うことも判明。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/404799
2019年3月29日「小さい方(４メートル四方)は発煙筒や導火線などを入れる保管庫だが、もう一つ(54メートル×53メートル、約2500平方メートル)は誘導弾などの弾薬を詰め、周りをコンクリートで覆い、盛り土をする弾薬庫だ」と防衛省が認める。
2019年4月5日「説明不足だと思います」閣議後記者の質問に防衛省で岩屋毅防衛大臣。
3月末花見に浮かれて見逃していた問題。7月12日の集英社新書プラス「安倍政治 ファクトチェックPlus 選挙直前連載！ 第五回 南 彰 × 望月衣塑子」という記事で気付かされる。
住民に対し幾度も「弾薬庫ではない」と説明して地元の反対を抑えて開設した宮古島陸自駐屯地に約2500平方メートルの弾薬庫。これは「説明不足」などではない、行政による国民への虚偽説明、詐欺そのものだ。これが詐欺でないなら世の中から"詐欺"はなくなる。
国の機関が安全保障を名目に自衛隊駐屯地を国民に虚偽の説明をしながら設立するという事態。それは国民の命とくらしを守るという自衛隊存立の大義名文自体を根底から毀損するものだ。
「防衛局は、弾薬庫ではない、小火器等の保管庫ですと言い切っていた。その中に、すでに誘導弾が搬入されたということが、あまりにも想定外なので、びっ くりした。国のやる事業は、こんな風に国民をだまし、だまし続けて行う事業なのか。国民をだまして、防衛のためって、有事のための抑止力。冗談じゃない」 ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の仲里成繁代表(4月3日宮古毎日新聞)
http://www.miyakomainichi.com/2019/04/118429/
これが2016年から翌年にかけて南スーダン派遣部隊の日報隠蔽問題と同時進行で行われていたことからも、防衛省と現政権には国民に広く事実を伝えてその意見を聞くという基本的な姿勢が欠落しているということは明らかだ。
周辺に二つの集落があり民家が点在するこの駐屯地に配備された中距離多目的誘導弾などは一時的に島外に撤去されたが、万一有事の際はこの駐屯地の弾薬庫 に移され、相手国からの格好の攻撃目標となり住民に化学工場の爆発事故以上の危険性を及ぼすことをなにより恐れる。それは再び「本土防衛の捨て石」とされ た沖縄の地上戦の惨害をこれらの地にもたらすものだ。
本来なら歴代防衛大臣を更迭(一人は更迭されたが)、首相も引責辞任すべきで、この駐屯地開設自体を白紙に戻すべきだろう。こんな状況で9条に自衛隊を書き込む自民改憲案など論外だ。
《Check ５ 岩屋毅防衛大臣（2019年4月5日の閣議後防衛省での会見）
記者 （宮古島陸上自衛隊駐屯地に設置された弾薬庫について質問）保管庫の話に戻りますけども、ネット上や会見でのやり取りが出ています。
報道も出ているので、これまで防衛局が島民に対して、「保管庫です。弾薬庫ではございません。」と言って、それによって、一部自治体が承認していたとな ると、報道で出した写真なのでわかると思いますが、これが保管庫なんですね、コンクリートで覆われたもの、こちらが弾薬庫です。明らかに四角錐型で中に弾 薬を詰めてその周りをコンクリートで覆い盛り土をするという弾薬庫独特の設計だと思いますが、こういうものがいずれわかるはずなのに、しっかり開所式にな るまで、３月２６日になるまで、何度も島民を説いている段階で、弾薬庫ではなく保管庫ですと言い続けてきた。
これは説明不足ではなくて、意図的に嘘をつこうとしていたとしか見えないと、地元の方々が言っているわけです。これはやっぱり嘘をつこうとしたのではないかと私は思うのですが。
岩屋毅防衛大臣 説明不足だと思います。中距離多目的誘導弾も迫撃砲も普通科の標準装備でございますので、必ず置いておかなければならない装備品です。通 常のいわゆる弾薬の保管のためには、保良地区を使わせていただこうと思っておりますが、緊急時には、当然、弾薬を持ってこなければいけない訳で、当然その 弾薬を保管するための施設は必要でございますので、そういうことを、しっかり説明をしておくべきだったと思います。
ーーー
日記がわりに。
梅雨入りの遅い6月25日、今年何度目かの梅雨入り前最後の晴れとかで、久しぶりに北区鈴蘭台からすずらんの湯送迎バスに乗ろうとしたが5月にルートや時間が変更でやむなく行きはタクシー利用。それでも湯とお昼は堪能できた。
翌26日観測史上最も遅くこちらもやっと梅雨入り。雨の合間に六甲駅前に自転車で下り行きつけのパン屋さんに行くと、クマのぬいぐるみと見えたものは食 べるのが勿体無いパンだった。地下駐車場のツバメの巣は親鳥がこもりきり。6月最後の週末雨は降らずil ventoでシチリアーナを頂き三ノ宮で食材買って帰宅。
1日も曇りで映画「新聞記者」を見ようと三ノ宮に出てまず神戸クアハウスに浸かり北野から降って久しぶりに元町hanozonocafeで大葉のジェノ ベーゼを食べて映画館に行くと、なんとすでに満席とか。4日雨が止んで灘温泉の後再び三ノ宮に出て先にチケットを買いquartで昼を食べてようやく鑑 賞。物語として面白いとか子供が見て楽しいとか繰り返し見たいとかではないが、今のこの国の政権の陥っている闇の深さをあえて伝えようとした作品として貴 重だろう。
梅雨入りからずっと雨と曇り。7月になり昨年の西日本豪雨から一年経って九州南部をはじめ豪雨が続いたが、昨日は雨が止んで涼しく元町nomadika のテラスでお昼。今日は晴れ間も出て蒸し暑いなか久しぶりに梅田バストーニュでピザを食べ、ガード下のカフェのあと帰りに家族連れで賑わう西宮阪急ガーデ ンに寄って帰宅。浴衣を着た子と家族と外国人学生でバスは混んでいて、神大は七夕祭りだった。
「もう我慢の限界だったということだ」日本政府関係者
議長国として「自由で公正かつ無差別な貿易・投資環境を実現し、開かれた市場を保つために努力する」と唱えたG20の翌週、その舌の根も乾かぬうちに経産省は韓国への半導体素材のなんとも見苦しい輸出規制を発表。
この規制でまず損害を受けるのは他ならぬ国内の半導体素材生産企業だ。韓国国内のストックは1~3ヶ月、その後韓国企業は同素材の国内生産を高めたり代 替先の確保をして日本離れが進む可能性もあると日経は冷静に分析している。そうでなくても韓国の半導体生産が落ち込めば世界と日本の経済にも影響する。
https://www.nikkei.com/artic…/DGXMZO46780810Q9A630C1NN1000/…
官僚の人事権を握り公安警察を使って監視する政権のもとで政治と官僚の劣化は止まらず、特に外交ではなんの成果もあげられないどころかこれではオウン ゴールに過ぎない。朝鮮半島の非核化でもロシアとの領土問題、北朝鮮拉致問題の解決でも韓国とあえて対立を深めてなんの得があるのか。
「事前にアメリカ側から連絡はなく、情報の確認に追われている。アメリカ大使館や国務省にも問い合わせているが、詳細は不明」(外務省幹部)と、トラン プ、文在寅、金正恩の板門店での会合を事前に全く知らされもせず、「朝鮮半島問題、5カ国協議の必要性で一致＝ロシア」と、朝鮮半島非核化のために日本を 除いた5カ国協議の必要性でロシア、中国、北朝鮮が一致するなか、韓国との対立にだけのめり込むこの国の政権のお粗末さ。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20190630/k10011976111000.html
https://jp.reuters.com/…/northkorea-nuclear-russia-idJPKCN1…
そもそも日韓請求権協定(1965)における賠償請求権放棄の定めは
「日韓請求権協定におきまして両国間の請求権の問題は最終かつ完全に解決したわけでございます。その意味するところでございますけれども…これは日韓両国 が国家として持っております外交保護権を相互に放棄したということでございます。したがいまして、いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅さ せたというものではございません」(1991年参院予算委で外務省柳井俊二条約局長)
このように日韓請求権協定2 条 1 項について長く政府は戦後朝鮮半島に残された日本人資産を念頭に、これにより放棄されたのは、国民の財産、権利、利益にかんする両国の外交保護権であり、国民個人の請求権は消滅しないと説明してきた。
自らに不都合となった事実や過去に蓋をして無かったことにするこの政権の国政での常套手段は海外では通用しない。「我慢の限界」はこの政権に対する真っ当な国民の怒りのほうだろう。
《日本政府が、韓国への輸出規制強化に踏み切る。半導体製造に使われる素材３品目の輸出規制は、半導体が主力輸出品の韓国には打撃だ。韓国人元徴用工らへ の損害賠償問題への事実上の対抗措置で、参院選公示を前に明確な姿勢を示す狙いもある。だが、韓国だけでなく３品目を扱う日本企業などにも影響を懸念する 声が広がる。
今回の対抗措置は、韓国側との事前の協議を経ずに決まった。日本政府関係者は「もう我慢の限界だったということだ」と述べた。
元徴用工問題での韓国大法院（最高裁）の判決を受け、日本政府は５月、日韓請求権協定に基づき日韓と第三国による仲裁委員会の設置を求めた。韓国側は期 限の６月１８日までに仲裁委員を任命しないまま、１９日に日韓企業が資金を出し合う案を発表した。日本側には「いくら待っても、文政権ではこの程度の案し か出てこないことがわかった」（政府関係者）との落胆が広がった。
日本は同日、新たに日韓以外の第三国のみの仲裁委員会設置を求めた。その上で６月２９日に閉幕した主要２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）までに 韓国政府に対応策を示すよう求めたが、回答はなかった。経済産業省幹部は１日、「Ｇ２０サミットが（韓国の対応を待つ）期限だった」と説明した。
４日に参院選の公示を控える政権としては、この問題に毅然（きぜん）とした対応を示す狙いもあり、Ｇ２０サミット閉幕の直後に対抗措置を打ち出した。
日本政府内にはエスカレートする事態を懸念する声もある。ある外務省幹部は「（日本の対抗措置に）韓国で批判が巻き起これば、話し合う余地が完全になくなってしまう」と話す。（鬼原民幸）
