Fukupulio's Page

Blog
2019年12月


ホーム
ブログ

写真
旅の写真
  You Tube 
世界史Print
リンク

 
神 戸・お店
六 甲山とその周辺
時 事
集団的自衛権考
砂川事件判決
国旗・国歌訴訟
ギ ルガメッシュ叙事詩考






2019年12月31日
昨日の気温上昇と雨で札幌の歩道も中島公園も雪が消えた。
珍道中最後にと、硫黄泉の小金湯に地下鉄で真駒内に出て定山渓行きバスに乗ると、一時横なぐりの雪が降りだす。
奥の松の湯に入り、静かに降る雪を見ながら露天に浸かり、休憩所で年越しの蕎麦を食べて同じ道を真駒内に戻る頃には雪も止んで青空が広がった。
年末最強の寒波で風雪予報だったが千歳は予報でも晴れで、航空便は何事もなく定時運行。
4時前のスカイマークで今年最後の日の入りを追いかけながら、早めの今年最後の夕飯を食べると、定刻より早く神戸に着いた。
神戸の最低気温は昨日の札幌の最高気温と同じほどだが、やっぱり寒い。大晦日も8時まで開く駅前のスーパーで食材買って7時には帰宅。皆さん良い年を。
 
月別表示
次年 2019年
前年
1月
2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
9月 10月 11月 12月





2019年12月30日
珍道中8日目。ふる川で朝食と露天のあと滑りやすい道を北運河のpress cafeまで初めて行くと、30日から年末の休み。カレーの匂いがして裏手に回るとインド・ネパールカレーと北海道スープカレーの店が開いていてチキンカリーを食べる。スープは小麦のもので。
案内所横のカフェでコーヒーをいただき小樽駅から石狩湾を見ながらjrで琴似。
小雨と寒風のなか10分ほど歩いてこれも初めて市内の温泉花ゆづきに入る。露天もあり年末で地元の人々で賑わっていた。
地下鉄二十四軒駅から大通駅まで行き、やはり小雨のなかススキノのさっぽろっこに開店五時少し前に行くとそのまま入れてくれた。
ナスの炭焼きや松皮かれいの造りなどいただき狸小路横のドトールでコーヒーのあと中島公園の宿に着いた。明日帰宅予定だが、天気は荒れ模様。
 


2019年12月29日
北の国珍道中七日目朝は静かに明け、何の因果かニセコを離れる日は決まって晴れ。
しかしボーっとしてひらふ行きバスに乗り遅れてやむなくタクシーで十字街にでる。ミルク工房行きバスを待つあいだ角の二階のバルに入るとモーニングで混み カウンター席。忙しく働くブロンドの髪の女性が「コーヒー遅れてすみません。どちらから?」ときれいな日本語で。兵庫からと答えると「わたしは福井か ら」、お国はと尋ねるとフランスと。スタッフが先ほどからフランス語を話していたが、半数はフランス人だという。コーヒー豆は北海道産とのことで美味。ニ セコはかなり多国籍化していた。
バスでミルク工房のレストランに行きアンヌプリと羊蹄山が山頂をあらわすのを眺めながら昼食。年末の混雑で次のバスは遅れ、いこいの家で露天は諦めて路線バスで羊蹄山から石狩湾までの眺めを見ながら3時過ぎ小樽に戻る。
宿ふる川で湯に浸かり年末のお客で賑わう界隈を歩き小樽ビールのあと函館系の回転寿司の店とコーヒーで小樽バインを経て宿に戻る。受け付けでこの春から居るという犬が静かに出迎えた。


2019年12月28日
ニセコ二日目羊蹄山は少し姿を見せて朝食と露天と荷物まとめでゲレンデへは9時半。千メートル台地に上がると陽が射しアンヌプリは全景を出す。気温マイナス10度だが昨日より暖かく年末の土曜で流石に混むがコースも快適。
積雪不足で頂上リフトは動かないのでアンヌプリには移動できず、東山を降りてヒルトン横にできた和風の店で天蕎麦を食べてゴンドラでひらふ側に戻る。
やはりコーヒー280円など廉価かつ過ごし易い望羊荘に入ると今日は2時過ぎでも多国籍の賑わい。
羊蹄山の下部を見ながら数回滑り宿に戻って荷物をまとめて宅急便で送り、温泉に浸かり十字路バス停前のバルたましいでハーフのビールを飲み、降りしきる雪のなかくっちゃんナイト号で6時前倶知安に戻る。
駅前のアジサイでシーフードスープパスタをいただき一昨日と同じ宿。


2019年12月27日
朝から曇天、宿からのアンヌプリも沿道からの羊蹄山も姿を隠す。バスでひらふに出て今日の宿ひらふ亭で着替えてリフトに乗る頃には今年も年末寒波で暴風雪。東山とアンヌプリのゴンドラは止まっていた。
花園ゲレンデを下るとシャングリラホテルだかが完成したのか、レストランもリフト乗り場に移動していた。
しかしスープは無くなりマフィンとココア、生ビールで二千円と値段は世界水準化?花園の各コースをすべり、ひらふ側を降りて望羊亭で一休みしてゴンドラとクワッドで最後の降り。
宿の露天に久しぶりに浸かり早めに5時にはふじ鮨で野菜天ぷらと握りを食べて十字路の店でコーヒー飲み宿に戻る。夜もひたすら寒い。


2019年12月26日
北海道4日目。
小樽ふる川でmybestの朝食と露天のあと北運河を少し歩いて戻り、小樽バインで昼を食べて北一硝子の旧倉庫のカフェでコーヒー。我ながら毎年同じワンパターンV.S.O.Pではある。
午後jrローカル線で倶知安に着き、昨年から外資のスマートホテルズになり、値段は上がり朝食は貧弱にそしてフロントの人たちが一斉に辞めた駅前のナンコウホテルの代わりに予約したスリーエムに入る。部屋は広く快適。
夕方道南バスをニセコ本通まで乗り、雪のなかを歩いてニセコ駅前の綺羅の湯。静かに降る雪を見ながらの露天がいい。駅前では暖かい椀ものを振る舞う地元の催しもあった。
ニセコ駅には中国やアジアからの旅行者も増えた。混雑で発車が遅れたが乗車の際も皆楽しげでゆったりと列を作るし、初めて雪を見たのかホームに降りてはしゃぐ子もいた。
倶知安に戻り駅前の店で鹿肉の赤ワイン煮込みなどで夕飯。美味。
 


2019年12月25日
希少珊瑚やジュゴンの生息する海を赤土で埋め立てし強襲揚陸艇と軍用機の基地を作るのに13年で1兆円を超える税金を消費する。予算はどんどん増えるが、 有事には数発のミサイルで滑走路は使用不能、周囲の人々は甚大な被害を被る。全く馬鹿げた政策。無人の島の所属問題より確実にこの国に訪れる首都直下や南 海トラフへの備えこそ、取り組むべき大きな課題だろう。

《【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡り、政府が総工費を想定していた3500億円以上から、3倍近い9千億円程度で検討していることが24日、分かった。25日に防衛省で開かれる第3回の軟弱地盤改良に関する有識者会議で、沖縄防衛局が委員らに説明する見通し。
空から見た「辺野古」 土砂投入1年でどう変わったのか【写真特集】
 防衛局は25日の会議で、沿岸海域の埋め立てや護岸造成などの本体工事の期間に関し、軟弱地盤の改良工事に伴い予定していた5年から、10年程度に延ばすことも説明する方針で、工事は埋め立てから合計で13年かかる見込みとなっている。
 県は大浦湾側の埋め立て予定海域の軟弱地盤の存在が判明した後、総事業費は2兆5500億円に膨らむとの独自試算を提示してきた。これに対して、政府側 は「そこまではかからないと考えている」(岩屋毅・前防衛相)と否定。安倍晋三首相も「具体的な設計、費用について詳細な検討を行っているところであり、 移設に要する経費については、しかるべき時期にしっかりと説明させたい」などと明らかにしてこなかった。
 政府側は有識者会議での意見を補強材料とし、県試算に対して反論するとみられる。
 政府はこれまで総工費は「少なくとも3500億円以上」としていたが、軟弱地盤の改良工事を含めた工期の延びに伴い、工費の増額は避けられない状況だ。
 防衛省は軟弱地盤の報告書で、海上工事に3年8カ月かかると記載。軟弱地盤への対応では、砂を締め固めたくい約7万7千本を海底に打ち込み、地盤強化を図る工法を採用する予定だ。
 政府は改良工事に必要な設計変更を、本年度中にも県に申請する方針。25日の会議後も、本年度内に改めて会議を開き、工期や工費などを踏まえて設計変更の内容について識者の意見を参考にした上で、申請内容を取りまとめる。
 一方、玉城デニー知事は設計変更を不承認とする見通しで、この場合は工期がさらに延びる可能性がある。》




2019年12月25日
宿で朝食をとりバスで小樽築港に行き穏やかな日差しにつられて海浜公園による。風もなく海は凪いでいる。
早めに昼を食べて築港から小樽はなの湯の送迎バスで手宮の館に行き熱めの湯に浸かり、送迎で小樽駅に戻った。
駅手前になにやら観光客が集まる坂道があり、つられて坂を上がる。船見坂とか。頂きまで上がると、買い物なのか高齢の女性がゆっくり坂を下りていった。
道を下り運河沿いの古川に着いて街中とは思えない露天に浸かり、小樽ビールでヴァイスを飲み雪の道を歩いて富士鮨で握り、バインでコーヒーをいただき宿に帰る。寒気は強いが町は暖かい。
   


2019年12月25日
「いい加減にしろ」はこの議員とIR=この国のギャンブル場化を賄賂まみれで推進する安部自公政権だろう。
この人物がカジノ推進法の委員長で17年8月から昨年10月まで内閣府副大臣のIR担当を務めていながら中国企業の賄賂を得ていたことの内閣と首相の責任は極めて重い。自民離党で済むわけがない。IR推進法の白紙撤回、内閣総辞職ものだろう。本当にいい加減にしろ。

《 収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された衆院議員、秋元司議員(48)=25日に自民党を離党=は11月以降、朝日新聞の取材に複数回応じていた。IR 事業をめぐって中国企業側に便宜を図ったことを繰り返し否定。利益供与を受けたことについても「100%ない」などと一貫して不正への関与を否定してい た。主なやりとりは次の通り。
10年ぶりの現職国会議員逮捕 収賄罪は鈴木宗男氏以来
秋元議員を逮捕、IRめぐる収賄容疑 認否明らかにせず
 ――中国企業側との関係は
 「(2017年8月の)沖縄のシンポジウムで初めて会った。シンポは秘書から頼まれて参加した」
 ――17年12月、深圳の本社に行った理由は
 「経済視察。IT業界で中国企業が世界を制覇していたので、どんなレベルか見たかった。(副大臣としての)公務ではなく(議員としての)政治活動。秘書が全部やっていて詳細は分からないが、旅費256万円も後援会の政治資金収支報告書に記載している」ーーー




2019年12月24日
早朝宿の露天に浸かり雪道を湯の町バス停まで歩く。札幌からの国際スキー場行きバスは10分遅れだが席があり乗れた。
ガイドさんに聞くと札幌からほぼ満席で定山渓からは乗れない日が多いと。以前あった温泉とスキー場のシャトルバスも廃止され、すごく不便になった。
小雪と風ときどき晴れ間のなか午前ゴンドラ4本午後3本ほどで初滑り。案内所で聞くとこの冬雪不足でキロロやニセコも一部クローズとかだがこちらは全面滑走可能だった。
帰りはやはり2年前に廃止された朝里経由札幌行きjrバスの代わりにタクシーで朝里まで。その分廉価なシャドウクラッセに泊まる。クラッセの露天に浸かり夕飯食べて部屋に戻る。テレビは懐かしいブラウン管。外は深深と冷える。


2019年12月23日
冬至の翌朝6時過ぎに上弦の月の下六甲駅に下り神戸空港からスカイマークで千歳まで。
札幌の旧道庁前の店でランチを食べて大通西バス停から豊平峡行きバスに乗る。やはり年末の?混雑でしばらく立ち席、しかし豊平峡は昨年までと違いすいていた。
郷里柳川と同じく韓国からの旅行者が激減しているよう。1組ハングルを話す若者たちがいて、よく来てくれたと心のなかでお礼。バスで定山渓に戻り一昨年泊まった町外れの宿に入る。庭の露天は貸し切り状態で寒さはそれほどでもない。


2019年12月20日
「(日本郵政グループ役員に総務省出身者が就任することに関して)マイナスが大きい。監督官庁として公正、公平な判断ができなくなる」高市早苗総務相 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53616720Q9A221C1EE8000/
「かつて放送行政に携わり、(NHKの)ガバナンス(統治)強化を目的とする放送法改正案の作成責任者であった立場から、幹部・経営陣による番組の最終確認など幅広いガバナンス体制の確立と強化が必要」日本郵政の鈴木康雄副社長(元総務事務次官)
「まるで暴力団と一緒。殴っておいて、これ以上殴ってほしくないならやめたるわ、俺の言うことを聞けって。バカじゃねぇの」同 https://digital.asahi.com/articles/ASMB345WBMB3ULFA016.html

 2009年総務省事務次官を退職の3年後日本郵政副社長に天下りし、日本郵政・簡保グループの高齢者を食い物にした不正を副社長として見逃しながら、そ れを報じたNHKに監督官庁の総務省元事務次官として介入し、NHK経営委員会にNHK会長を管理不行届きで厳重注意処分とさせ、まるで自身が反社勢力・ 暴力団のような口の聞き方で相手を非難していた人物。自身が副社長である簡保・郵政グループのガバナンスはまるでできないのに、監督官庁の権限に寄りか かってだけNHKに対しては仕事をしているつもりの愚かしさ。
 その輩が今回は自分の後輩である総務省事務次官に日本郵政グループへの処分内容の検討状況を漏洩させていた。
 まさに腐りきった公務員の天下りと行政の私物化。この点は安倍内閣と同じで、上が腐れば下も腐るということ。
 国家公務員法は第百六条の四で「職員であつた者であつて離職後に営利企業等の地位に就いている者は、ーーー離職前五年間の職務に属するものに関し、離職 後二年間、職務上の行為をするように、又はしないように要求し、又は依頼してはならない」としているが、「離職後二年間」など極めて不十分な規制でしかな い。
 この情報漏洩事件は単に現事務次官の懲戒と退職、総務相の給与返上で済むものではなく、漏洩させた元事務次官・現郵政副社長の責任が厳しく問われるべきだろう。そして関連企業等への上級職公務員の天下りも厳しく規制されるべきだ。

《日本郵政グループに対する行政処分案の検討状況を日本郵政に漏えいしたとして20日に停職3カ月の懲戒処分を受け、同日付で退職した総務省の鈴木茂樹事 務次官。その漏えい先は、総務次官OBである日本郵政の鈴木康雄上級副社長だった。鈴木上級副社長は、かんぽ生命保険の不正販売を追及したNHK番組を巡 り、郵政グループからの抗議を受けたNHK経営委員会が上田良一会長に対して厳重注意をした問題で、NHKへの抗議を主導。NHKの取材手法を「まるで暴 力団」と批判していた。



2019年12月18日
「伊藤さんは、友人や警察に被害を相談していて、性行為が意思に反して行われたことを裏付けるものといえる。一方、山口氏の供述は、当時送信したメールと 内容が矛盾し、核心部分について不合理に変遷していて信用性には重大な疑いがある」「伊藤さんが性犯罪の被害者をめぐる状況を改善しようと被害を公表した 行為には、公共性や公益目的があり、内容は真実だと認められる」東京地裁
「たくさんの方に支えられて来たからこそここまで来られました。今回の判決で、1つのピリオドをつけられたと思います。しかし、勝訴したからといって私が受けた傷はなかったことにはなりません」伊藤詩織さん

  薬物を使った卑劣な「準強姦容疑」で逮捕状が出ていたにもかかわらず、安部首相と懇意であり北村滋内閣情報官を通じて逮捕を間逃れたと推定される元 TBS山口敬之記者の性的暴行事件で、伊藤氏の民事損害賠償請求に対して東京地裁は元記者に賠償を命じる判決。山口元記者によるスラップ訴訟まがいの請求 は退けた。このところおかしな判決が続いたがどうにか裁判官の良心がうかがえる。
 こうした事件は刑事的な責任が問われないままでは、被害者への慰謝も再発防止も不十分でしかない。身内びいきで政治を私物化するこの政権の内幕を明らかにするためにも刑事事件としての立件が不可欠だろう。その出発点となるべき判決。

《ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者の山口敬之氏に性的暴行を受けたと訴えた裁判で、東京地方裁判所は山口氏に330万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。
ジャーナリストの伊藤詩織さんは4年前、元TBS記者の山口敬之氏との食事で酒に酔って意識を失い、性的暴行を受けたとして1100万円の賠償を求めました。
伊藤さんが記者会見を開いたり、著書を出したりして被害を訴えたのに対し、山口氏は、性行為は同意していて名誉やプライバシーを傷つけられたとして、逆に1億3000万円の賠償を求めました。
18日の判決で東京地方裁判所の鈴木昭洋裁判長は「伊藤さんは、友人や警察に被害を相談していて、性行為が意思に反して行われたことを裏付けるものといえ る。一方、山口氏の供述は、当時送信したメールと内容が矛盾し、核心部分について不合理に変遷していて信用性には重大な疑いがある」と指摘して、合意が無 かったと判断し、山口氏に慰謝料など330万円の賠償を命じました。ーーー




2019年12月15日
 14日先週はマスターがギックリ腰で臨時休業だったil ventでプッタネスカのピザをいただく。
 阪急で高速神戸まで行き、地下街でいつもと違う通路を行くと地場もの野菜の販売店があり、どれも美味しそうでほうれん草を買う。
 地上に出て今年最後になるかアンパンマン、バイキンマンの道を歩きハーバーランドに出る。絵を小さな子たちは楽しげに踏んでいて、この国の歴史の一つ 「踏み絵」も、厳しい迫害を受けた信者たちはこのようにできれば良かったのか、アンパンマンもイエスもバイキンマンも笑って許してくれるのだろうと年の瀬 の感慨。
 突堤を戻るころに予報にはなかった時雨を小さな建物の庇で雨宿りし、旧居留地大丸横に戻り4時過ぎ神戸ルミナリエの行列に並ぶ。30分ほどで点灯して人びとの賑わいのなか東遊園地まで歩き阪急地下で食材買って帰宅。
 今日も結局三ノ宮に出て元町の奥で見つけたイタリアンで豊かな前菜とかなり少なめのパスタを食べ、昨年開店のカフェでコーヒーのあと大丸地下で廉価な天丼パックなど買って帰宅。日暮れ時も対岸が見渡せる。
    


2019年12月14日
「和泉氏からは『公務として出張手続きをとったうえで出張した。午後の京都市内での移動は私費で支払っており、適切に対応している』と聞いている。報告を求めた結果、公私はしっかり分けていたということだった」

 加計学園問題で「獣医学部の件を早く進めてくれ。総理が自分の口から言えないから、私が代わって言うんだ」と前川元文科事務次官に促した和泉首相補佐官。https://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/0026/
 その証言をした前川氏について「地位に恋々としがみついていた」「青少年の健全育成だとか、あるいは教職員の監督に携わる教育行政の事務方の責任者が、 売春や援助交際の温床になりかねないと指摘される店に頻繁に出入りして、女性を外に連れ出して、お小遣いを与えたと本人が言っている。到底考えられないこ とである」などと非難・誹謗していた菅官房長官。
 今度は内閣府健康・医療に関する成長戦略並びに科学技術イノベーション政策担当の首相補佐官として部下の厚生労働省大臣官房審議官(兼内閣官房健康・医 療戦略室次長)と公務出張中に京都河原町と貴船神社で不倫をしていたと写真付きで週刊誌文春に報じられて、「報告を求めた結果、公私はしっかり分けてい た」と弁明する内閣官房長官。
https://bunshun.jp/articles/amp/18634?page=1
 安倍政権は2006年教育基本法改悪により愛国心教育を盛りこむとともに内閣に教育再生会議を設置し、戦前の「修身」を模して「道徳」の教科化を打ち出 し、第二次安倍政権で2013年には教育再生実行会議を発足させ「道徳」の教科化をすすめ2015年3月の学習指導要領改定により正式教科に格上げしてき た。しかしこの内閣に道徳や愛国心を語る資格がまったくないことはすでに明らかだ。
 道徳に反し公私混同も甚だしい部下である首相補佐官の振る舞いを容認する長官そして首相。自らも森友・加計そして「桜を見る会」における凄まじい公私混 同ぶりの故に、腹心である部下については何もできないということか。内閣内部の管理すらできない者たちに国の統治などできるわけがない。
 この問題はもう一つ、8月のこの出張が京大山中伸弥教授のiPS細胞研究の予算削減を強いるためのものだったという点だ。
iPS研究予算「いきなりゼロは理不尽」 山中伸弥所長  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52033220R11C19A1000000/
 11月に山中教授は記者会見を行い「(政府の専門家会議など)透明性の高い議論での決定なら納得だが、違うところで話が決まってしまうと理由もよくわからない」と不満を述べている。
 公私混同の出張で首相補佐官と内閣官房健康・医療戦略室次長は山中教授に対してこの国の最先端研究への支援継続を「打ち切る」と恫喝したと文春は報じている。こうした問題にきちんと説明責任を果たせないなら、そんな内閣は一刻も早く総辞職するべきだ。

《和泉洋人・総理大臣補佐官が一部週刊誌で、公務での出張中に公私混同があったと報じられたことについて、菅官房長官は午前の記者会見で、和泉補佐官本人から「公私は分けていた」と説明を受けたことを明らかにしました。
和泉・総理大臣補佐官をめぐる「週刊文春」の記事について、記者団が「公費を使った出張での公私混同が指摘されているが、本人には説明を求めたのか」と質問しました。
これに対し菅官房長官は、「和泉氏からは『公務として出張手続きをとったうえで出張した。午後の京都市内での移動は私費で支払っており、適切に対応している』と聞いている」と述べました。
そのうえで、記者団から「問題はないという認識か」と問われ、菅官房長官は「報告を求めた結果、公私はしっかり分けていたということだった」と述べました。》





2019年12月13日
「埋め立て総土量は2062万立方メートルで、二つの区域に投入されたのは23万2千立方メートル。土砂は1・1%しか入っていない」
〈総事業費は2014年防衛省計画で約2405億円。18年3月末までに契約した分は約1426億円で、総事業費の約6割に達した〉
https://digital.asahi.com/articles/ASLDC52S4LDCTPOB005.html

 沖縄県民の強い反対を無視して昨年12月3日から始められた辺野古埋め立て工事で一年間で投入された土砂は1.1%。総事業費は3500億円に増額されたがすでに2018年度までに42%を支出と昨日のTBSは伝えている。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3854732.htm…
 昨年12月に玉木知事はかかる期間と費用について「移設工事の総事業費は2・5兆円にのぼり、防衛省の当初計画の約10倍になる」「完成までの期間も(5年ではなく)13年」と指摘していた。
https://digital.asahi.com/articles/ASLDC52S4LDCTPOB005.html
 実態は埋め立ては1年で1%。単純計算で埋め立て完了に100年かかり、予算も100倍ということになる。海面下90メートルに達する軟弱地盤という難題もある。
 戦力の不保持と交戦権の否認を国是とする国で、外交ではなく他国の軍隊のために自然と景観そして人々の生活と安全を犠牲にして軍事基地を数十兆円の予算と100年という期間をかけて建設する愚かさ。
 政治の私物化と公選法違反の「桜を見る会」と、愚策でしかない大学入学英語民間試験や国語等の記述式導入を土壇場で切羽詰まって延期する政権、この辺野古基地建設という最悪の政策も基本から見直すべきだろう。

《沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局が琉球セメント所有の名護市安和の桟橋から埋め立て土砂を搬出して3日で1年が経過した。防衛局は 2018年12月3日に土砂を搬出し、同14日に埋め立て区域に初めて土砂を投入。現在は本部港塩川地区と併せて2カ所から土砂を搬出しているが、新基地 に反対する市民からは「埋め立てに必要な土の総量の1・1%だ」との声も上がる。
 防衛省によると10月末現在、埋め立て区域2カ所の進捗(しんちょく)率は「(2)−1」で7割、「(2)」で1割だった。平和市民連絡会のメンバーで 土木技師の北上田毅氏は進捗率と埋め立てに必要な土砂の総量を比較し「埋め立て総土量は2062万立方メートルで、二つの区域に投入されたのは23万2千 立方メートル。土砂は1・1%しか入っていない」と指摘する。
 防衛局は当初、本部港塩川地区から土砂搬出を計画したが、18年9月の台風で岸壁が損傷したため港を管理する本部町が使用を認めず、代替案として同年12月に名護市安和の桟橋から搬出。19年4月には本部港の岸壁の修復が完了したことを受け同港から搬出が始まった。
 市民からは桟橋設置に必要な公有財産使用許可について、「施設の目的」に土砂が含まれていないと指摘する声もある。ただ、県は「『その他』との事項があるため違反と言えない」との考えを示している。》




2019年12月10日
・暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人である「反社会的勢力」をとらえるに際しては、暴力団、暴力団関係企業、総会屋、社 会運動標ぼうゴロ、政治活動標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等といった属性要件に着目するとともに、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求といっ た行為要件にも着目することが重要である。(「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針について」 平成19年6月19日 犯罪対策閣僚会議幹事会申合せ)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/hanzai/dai9/9siryou8_2.pdf

 首相主催の「桜を見る会」に反社会勢力と思しき人物が参加し官房長官と並んで写真を撮っていたと指摘された記者会見で「定義が一義的に定まっているわけ ではない」と弁明する官房長官のために、「限定的・統一的な定義は困難」と12年前第一次安倍内閣で決定した反社会勢力に関する指針の明確な定義を無かっ たことにする内閣。これにより企業や社会は如何様にも「反社会勢力」の付け入る隙と跳梁を許すことになる。愚劣極まる。こんな馬鹿な内閣は要らない。即刻 総辞職すべき。さもなければこの国でモラルも論理も衰退していく。もはやこの国を徹底して落としめるだけの存在。
 

《政府は10日、「反社会的勢力」の定義について「その時々の社会情勢に応じて変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ」とする答弁書を閣議 決定した。政府による「反社会的勢力」の過去の使用例と意味については「政府の国会答弁、説明資料などでの使用のすべての実例や意味について、網羅的な確 認は困難」とした。ーーー




2019年12月10日
日記がわりに。
京都から帰ると好天の日が続く。11月30日は三ノ宮で讃岐うどんの店でお昼、familiaでコーヒーのあと大丸地下を覗くと久しぶりにカワハギあり。
翌1日ひと月ぶりに梅田に行き今年最後かバストーニュのジェノベーゼピザ、中崎町はまたにしてゲート下のnoonでコーヒー飲み、前回西宮のかつて住んだ高木西町入口でみつけた花屋さんで冬を越せる小さな鉢数個買って帰宅。
7日訪ねたil ventは臨時の休み、三ノ宮のデトックスの店でピザを食べて帰宅。通りには6日始まった神戸ルミナリエのための用具あり。翌日曜ヨドバシに買い物でふたたび梅田に出てグランフロント手前の地下の店を覗くとジェノベーゼのパスタがあり食べて帰る。
今日はこれも今年最後か、送迎のルートがまた変わり北鈴蘭台からスズランの湯に行く。露天の庭園はモミジの盛り、丹波地鶏のうどんを食べていると、合唱団 の温泉と食事の会なのか食堂の奥の部屋からアコーディオンの伴奏で「上を向いて歩こう」「聖しこの夜」などの落ち着いた歌声が聞こえてきた。
谷上経由で三ノ宮に戻り国際会館地下のスタバ向かいの衣料品店のカフェで200円のコーヒー飲んで帰宅。六甲の紅葉も最後を迎えている。

  



2019年12月 6日
11月29日野党合同ヒアリング
〈山井議員 官邸枠ということで(山口元会長を)招待したということだが、誰が推薦したのか。首相か官房長官か。当然明らかにすべきだ。
 今井雅人衆院議員(無所属) (招待者の区分を示しているとみられる)この「60〜63」の違いは。「60」は誰を指すのか。
 内閣府・酒田元洋官房総務課長 これは平成27(15)年の仕様書にそう書いてあります。すでに廃棄しており、現時点で何番がどなたか確認するすべがありません。
 原口一博衆院議員(国民民主) じゃあ首相枠は1000と言うが、なぜ分かったのか。私たちは、本当は4900あったのではないかと思っている。
 中井参事官 それは担当者からの聞き取りでございます。
 田村議員 だから招待区分についても担当者に聞けばいいのでは。なぜ聞かないのか。
 今井議員 その方に60〜63の違いというのは確認してもらえないか。
 酒田課長 ……承知しました。
 原口議員 同じ人に、なぜ首相枠1000と分かったのかも聞いてほしい。
 山井議員 今年の場合は60という区分は安倍首相と昭恵夫人に招かれたという事例がある。ということは、山口会長は安倍首相が呼んだと類推できる。60という区分は毎年変わっていないのではないか。
 酒田課長 すでに廃棄していますので、現状確かめるすべがありません。
 黒岩議員 それは担当者に確認すれば分かると思うので、すみやかに出してもらいたい。
 原口議員 山口会長の受付票の整理番号は2357で(首相の推薦枠と公表されている)1000を超えている。どう理解すればいいか。担当者に聞いてほしい。〉
https://mainichi.jp/articles/20191129/k00/00m/010/421000c

12月3日同
〈内閣府・酒田元洋官房総務課長 ご指摘の番号は、招待状の発送を効率的に行うために便宜的につけているものです。会の終了をもって、使用目的を終えたということから、内閣府において情報を保有していないというところでございます。
 野党議員 ちょっちょっちょっと。(こちらは)そのときの担当者に確認してほしいと言った。
 酒田課長 当時の担当者を特定できるということは(以前の野党ヒアリングの場で)申し上げましたけれども、確認をするというところまで確約したのかというと……。
 野党議員ら えーっ。待て待て待て待て。<会場、騒然となる>
 野党議員 私、お願いしたはず。「わかりました」と言った。
 酒田課長 「わかりました」というのは、趣旨は理解しましたけれども、必ず確認してきますということを申し上げたわけではなく……。(野党議員の声でかき消される)
 野党議員 なぜ確認できないのか。(担当が)どの方かもわかっていると言ったはずなのに。
 酒田課長 4、5年前のことですので、聞いてもですね……。
 野党議員 (担当者に)聞いて。
 黒岩議員 聞いたのか、聞いていないのか。
 酒田課長 現時点では聞いておりません。
 野党議員 それはちょっとひどいんじゃないか。
 黒岩議員 前々回(の野党ヒアリング)で、確認すると我々は理解していた。なぜ聞かなかったのか、理由をわかりやすく。
 酒田課長 すいません、前々回か前回か、「担当者が特定できるか」と聞かれましてですね、わかると思いますと申し上げましたが、その者に確認をしてくだ さいといわれたことも承っておりますが、それを、どう私どものほうで対応するかまでについては、わかりましたと申し上げたわけではないということです。〉
https://mainichi.jp/articles/20191203/k00/00m/010/329000c

️12月5日同
〈田村議員 (共産党の機関紙)赤旗が調査したところ、第1次安倍晋三内閣のときに安倍後援会の方が招待状を受け取っていて、参加されなかったのか、それ を保存していた。第1次安倍内閣の2007年の受付票の番号も、(これまで首相枠だと指摘したように)60から始まる番号だった。「60」は歴史的に、首 相からの推薦名簿につけられている番号ではないか。他にも、首相夫人の昭恵さんのお友達で、参加したという方をSNSで調べると、それも「60」と出てく る。「60」は歴史的に首相の推薦、官邸総理室取りまとめ名簿ではないのかと推測できる。ぜひ、担当者に聞いていただきたい。こういう継続している番号の ファイルがなくなっているとは思えない。ぜひご説明いただきたい。
 酒田課長 いきなりでございますのであれですけども、すいません、今のお尋ねは「担当者に聞いて」ということでしょうか。
 田村議員 担当者に確認できるだろう。ここまでずっとやっているのだから。職員の方は、電子データの消去についてはいつか覚えている。ならば、「60」の招待区分も、記憶しているだろう。記録もあるはずだ。
 原口議員 なんで日にちは覚えていて、整理番号は忘れるのか、という質問だ。
 酒田課長 整理番号というのは便宜的に、発送を効率的に行うために便宜的につけているものでございます。会の終了後、遅滞なく廃棄しているということでございます。従いまして、正確な情報はなかなか得られていないというところでございます。
 原口議員 記憶でかまわない。
 野党議員 担当者に聞いたのか。
 酒田課長 それについては今、中で検討中でございます。〉

首相とジャパンライフ会長の面識は「現在鋭意調べております」
 〈黒岩議員 古い話だが、(安倍首相の父の)安倍晋太郎元外相は1986年の国会の予算委、ジャパンライフが政治家への献金で大問題になっている時、 「1984年に山口元会長と(国連総会のあった)米ニューヨークに行き、会っている」と認めた。共産党の機関誌「赤旗」の報道では山口元会長は2007年 にも「桜を見る会」の招待状がいっている。2015年にも招待状がいっている。どちらの(招待状記載の整理番号も)「首相枠」とされる60番だ。安倍首相 と山口元会長との関係は何か。首相は2日の参院本会議で「個人的は関係は一切ない」と明言した。1984年当時、安倍首相は晋太郎外相の秘書官をしてい た。84年のニーューヨーク渡航時に安倍首相、当時は政務秘書官だが、随行しているか。
 島桂一・外務省国連政策課長 現在鋭意調べております。
 黒岩議員 国連政策課で記録を保管しているはずだ。
 島課長 35年前と時間がたっている……。ほかの書庫などもある。探して回答します。
 黒岩議員 年1回の国連総会の外相の渡航ファイルだ。きれいにファイルされている、されていなければいけないもの。
 島課長 できるだけ早く探します。
 山井和則衆院議員(無所属) 三十数年前から、(山口元会長は)怪しい人物だった、ということだ。それは安倍晋三さんじゃなくて、安倍晋太郎さんの代か ら国会で大問題になっていた。それなのに、なぜ2015年に呼ばれたのか。内閣府に質問するが、これだけ30年間、国会でも社会でも大問題になっている人 をチェックはしていないのか。
 中井亨・内閣官房参事官 過去のことはお答えしかねますが、我々はいただいた名簿をもとにチェックをしております。
 山井議員 ということは2015年に政府は山口会長を審査して、政府は功労・功績のある人物と認めたということか。
 中井参事官 当時の記録が残ってございません。わかりかねます。〉
https://mainichi.jp/articles/20191205/k00/00m/010/309000c

「(バックアップデータについて)公文書ではなく、行政文書でもない。一般職員が業務に使用できるものではなく、組織共用性を欠いている」4日菅義偉官房長官記者会見
「政府はバックアップデータについて『一般職員が業務に使用できないので行政文書には当たらない』としているが、組織が作成し、管理している以上は行政文書として扱われなければいけない」政府の情報公開・個人情報保護審査会で委員を務めた森田明弁護士

 安部首相「桜を見る会」私物化と公選法違反等の問題について、ひたすら証拠隠蔽にはしる内閣府の官僚と官房長官の答弁がこの国の統治機構のどうしようもない劣化ぶりと愚かしさを恥ずかしげもなく晒す。
 招待者の首相枠は1000とした担当者に番号60~63の違いの確認を「承知しました」と答えた4日後に「趣旨は理解しましたけれども、必ず確認してき ますということを申し上げたわけではなく」、毎年同じ番号を使用していながら、60が総理枠であるかどうかは「会の終了後、遅滞なく廃棄しているというこ とでございます。従いまして、正確な情報はなかなか得られていない」と答える内閣府・酒田元洋官房総務課長。
 1980年代から問題となっていた重大な詐欺事件の当事者であるジャパンライフ山口元会長の2015年の招待について「政府は功労・功績のある人物と認めたということか」と聞かれて、「当時の記録が残ってございません。わかりかねます」と答える中井亨・内閣官房参事官。
 そして最大8週間残されていたバックアップデータは公文書でも行政文書でもないという官房長官。
 そもそも公文書管理法は
第一条 この法律は、国及び独立行政法人等の諸活動や歴史的事実の記録である公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者 である国民が主体的に利用し得るものであることにかんがみ、国民主権の理念にのっとり、公文書等の管理に関する基本的事項を定めること等により、行政文書 等の適正な管理、歴史公文書等の適切な保存及び利用等を図り、もって行政が適正かつ効率的に運営されるようにするとともに、国及び独立行政法人等の有する その諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的とする。
と定めている。
 国の諸活動や歴史的事実の記録である公文書等は「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」であり、「もって行政が適正かつ効率的に運営されるように」「その諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるように」することを目的として定められている。
 また公文書等管理法第2条4は
「4 この法律において「行政文書」とは、行政機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書(図画及び電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚 によっては認識することができない方式で作られた記録をいう。以下同じ。)を含む。第十九条を除き、以下同じ。)であって、当該行政機関の職員が組織的に 用いるものとして、当該行政機関が保有しているものをいう」
 としている。バックアップデータといえども、内閣府が組織として保存している限り、公文書、行政文書以外ではありえない。
 これまで内閣は国会議員からの資料請求について
「国会議員からの国会審議に必要な資料の要求は、議院の国政調査権を背景としたものであり、一私人としてのそれではなく、国会がその機能を発揮する上で重 要なものであると認識しており、政府としてはこれに可能な限り協力をすべきものと考えている」( 内閣衆質一六九第二二七号 平成二十年四月四日 内閣総理大臣 福田康夫 衆議院議長 河野洋平 殿)
 などと政府として答弁してきた。
http://www.shugiin.go.jp/…/itdb_…/html/shitsumon/b169227.htm
 菅官房長官や内閣府官僚らの一連の言動は、同法の趣旨と理念を根底から毀損するものだ。
 首相と政権与党による政治の私物化、公職選挙法違反そして違法詐欺商法とのつながりを隠すという目的のために公的資料を隠蔽しひたすら愚劣な答弁を繰り 返す官僚と政治家の姿によって無責任が社会の隅々にまで浸透する。いい加減やめさせなければ、この国はどうしようもなく劣化していくだけ。

《今年4月に開かれた首相主催の「桜を見る会」を巡って、菅義偉官房長官は4日の記者会見で、内閣府が5月上旬に招待者名簿の電子データをサーバーから削 除した後、外部媒体に残っていたバックアップ(予備)データについて「公文書ではなく、行政文書でもない」との見解を示した。予備データは最大8週間保存 される。共産党議員が5月21日に国会質問した際に復元できた可能性があったが、菅氏は「行政文書に該当しないという前提で、適切に対応した」と強調し た。ーーー




2019年12月 3日
2017年11月22日しんぶん赤旗
業務停止処分のジャパンライフ 今年4月 大門議員が国会で取り上げ 国に厳正な対応求める
「大門氏は、同社が1回目の業務停止処分を受けた直後の今年1月に加藤勝信・働き方改革担当相が山口会長と会食した問題、同社が下村博文元文科相に政治献金していた問題など、政治家の関与についても追及してきました」
https://www.jcp.or.jp/…/aik…/2017-11-22/2017112201_04_1.html
2017年12月27日リテラ
倒産した悪徳マルチ企業・ジャパンライフと安倍首相側近・現役閣僚の黒い関係! 行政処分妨害疑惑も
「今国会では、安倍政権が森友疑惑の幕引きのために必死だが、そんななか、安倍首相の側近中の側近である現役大臣に、有名マルチ商法の“広告塔”疑惑が浮上した」
https://lite-ra.com/2017/12/post-3691_2.html
2017年12月29日日刊ゲンダイ
マルチ商法「ジャパンライフ」の陰にまた昭恵夫人が登場
「安倍首相との蜜月がうかがえる写真がネット上に出回っている。ーーー写っているのは、モリカケ疑惑でも問題視された昭恵夫人だ。ーーー淡路会長について は、毎年4月に首相が主催する「桜を見る会」で、安倍首相や菅官房長官と一緒にいる写真までネットに出回っている。ーーージャパンライフは安倍政権との蜜 月関係を背景に問題ビジネスを続けてきたのか。実は、安倍官邸も事が大きくなるのを恐れているという」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220446
2018年2月1日日刊ゲンダイ
被害者続出「ジャパンライフ」 安倍首相も“広告塔”だった
「ナント安倍首相まで同社の“広告塔”になっていたことが分かった。〈安倍晋三内閣総理大臣から山口(隆祥)会長に「桜を見る会」のご招待状が届きまし た〉――本紙が入手したジャパンライフの宣伝チラシにはそう記され、同社の山口会長の宛名が書かれた招待状の写真が掲載されている」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222266
2018年2月5日日本消費経済新聞2222号
ジャパンライフ元社員から宣伝用資料入手 首相桜を見る会、二階幹事長も広告塔
「消費者庁から4度の業務停止命令を受け、事実上倒産したジャパンライフ(東京都千代田区、山口隆祥会長)元社員らから1月25日、顧客の説明会で使用す る資料=写真=を入手した。安倍晋三首相から山口会長に届いた「桜を見る会」の招待状や、加藤勝信一億総活躍担当相(当時)と山口会長との会食、山口会長 主催の二階俊博幹事長を囲む懇談会などが含まれていた」
http://web.nc-news.com/index.php…

 これらは、2017年に3回の業務停止命令を受けたジャパンライフのマルチ商法と安部官邸の関わりの疑惑を報じる一連の記事。
 加藤働き方改革相の山口会長との会食や下村元文科省への献金疑惑からはじまり、2017年12月29日日刊ゲンダイが同社元幹部と首相夫人が写った写真 と「「桜を見る会」で、安倍首相や菅官房長官と一緒にいる写真までネットに出回っている」と「桜を見る会」のあり方を報道。それを追及されることへの官邸 の危機感も伝えている。
 翌2018年2月1日安部首相から山口会長への招待状とチラシを日刊ゲンダイ、2月5日同招待状を使った顧客の説明会用資料や同社の自民二階幹事長との強い関わり等を日本消費経済新聞が報道している。
 内閣府は「桜を見る会」招待者名簿を「保存期間1年未満」としたのは、2018年4月1日と説明。
「「保存期間表」には「関係行政機関等に協力して行う行事等の案内の発送等」を1年未満としている
関係行政機関等と協力して行う案内の発送。各省庁から集めて取りまとめたものの発送。会が終了したら不要ということで廃棄するということでこのカテゴリーに入れている。
1年未満となったのは、2017年12月の行政文書管理ガイドラインの改正で保存期間が統一化されたことを受けて、2018年4月1日に1年未満とした」2019年11月13日「桜を見る会」野党合同ヒアリング内閣府酒田元洋・大臣官房総務課長
https://clearing-house.org/…
 そもそもこの「関係行政機関等と協力して行う案内の発送」という規定自体が総理主催「桜を見る会」の趣旨から逸脱しており、かつクリアリングハウスが指摘するようにこの規定が同表に加えられたのは今年2019年の10月28日である。
 さらに内閣府行政文書管理規則23条4項では「保存期間を1年未満とする行政文書ファイル等」について総括文書管理者はいつ廃棄したのかを記録し、当該 期間終了後速やかに一括して公表するとされているが、内閣府HPでは2018年6月、9月と2回公表でいずれも「該当文書なし」とされており今年度は公表 自体がない。
 それらの疑問を置くとしても、2018年4月に内閣府が規定を変えて「桜を見る会」招待者名簿を「保存期間1年未満」としたのは、2017年からのジャ パンライフへ相次いだ業務停止命令と夫人を含む安部政権の同社との黒い関わりの疑惑の焦点の一つとして「桜を見る会」がこのような報道によってクローズ アップされてきたことと深い関係があると考えるのが妥当だろう。
 そもそも当初予算から3倍にも膨れ上がった総理主催行事の基礎資料である招待者名簿を実施から1か月余りで破棄するのは、国会の審査や会計検査院の審査 を阻害する重大な非違行為にほかならない。事業の継続性を考えても、電子媒体すら破棄するというのは常識を通り越した異常極まる行為と言うほかない。
 「保守」とは過去や記録・慣例を大事にすることだが、祖父である元首相が60年前に保存とし今も国立公文書館に保存されている「桜を見る会」招待者名簿を、その孫が僅か一月余りで破棄するとは、その名簿によほど不都合なことがあったに違いない。



2019年12月 3日
「桜を見る会については長年の慣行で行われ、招待基準が曖昧であり結果として招待者が膨れ上がった。これまでの運用を大いに反省し、今後、私自身の責任において招待基準の明確化や招待プロセスの透明化など全般的な見直しを行う」2日安部首相参院本会議
「招待者については長年の慣行のなかで官邸内や与党にも推薦依頼を行なっており私の事務所も幅広く推薦を行ってきており、私自身も推薦者について意見を述 べることはあったが、事務所における推薦作業の詳細は周知していない。招待者は最終的に内閣官房と内閣府が取りまとめており、プロセスに私は一切関与して いない」同
「招待状の区分番号は招待状発送を効率的に行うためのもの。会の終了で使用目的を終えており、現時点で(区分に関する)情報は保有していない」同

「「『V・S・O・P』。ベリー・スペシャル・ワン・パターン。情けなくなるような逃げ回る答弁だ」共産党・小池晃参院幹事長
「1956、57年(首相の祖父・岸信介政権)の招待者名簿が国立公文書館に保存されている。安倍政権になって遅滞なく廃棄されることになったのはなぜか」社民党・吉田忠智参議員
「この政権は都合の悪い情報は出さない。隠す。改ざんする。シュレッダーする。『逃げ恥』は絶対に許してはいけない」立憲民主党・蓮舫参院幹事長
「後援会を桜を見る会に大勢招待する目的、意図は何か。選挙への貢献に感謝し、支持拡大を期待したのではないか。公職選挙法は供応接待を買収行為として禁じている。首相と自民党がやってきたことは税金を使った事実上の買収行為ではないか」共産党・田村智子参院議員

 国会で回答用の文書を読み上げて同じ弁明を繰り返すこの国の首相。「功績・功労のあった人」に「等」をつけて首相や与党議員の後援者を大量に招待するよ うにしたのは他ならぬ安部政権からであり、「長年の慣行」ではない。公職選挙法は政治家と事務所は一体とみなし、事務所の行為はその政治家の責任に帰す る。総理主催行事を内閣府が実施するその最終責任は首相自身にある。首相事務所が数千人に及ぶ後援者等を推薦し、内閣が取りまとめて招待するその過程のい ずれにおいても安部首相の責任が厳然として存在するのは明らかだ。首相の説明は全く破綻している。
 本来栄誉なことであり62年前のものは国会で保存されているこの会への招待者名簿を、「遅滞なく破棄」「復元も不可」という繰り返される説明も全く説得力がない。「招待プロセスの透明化」は将来のことではなくすでに行われた会について検証されるのでなければならない。
 安部政権のもとで行われた「桜を見る会」の実態は明らかに有権者への供応・買収であり、首相による招待状が大掛かりな詐欺商法の被害者勧誘・拡大にも利 用された疑惑は首相の面識の有無にかかわらず極めて重大。政治を私物化し汚職にまみれた政権が外交、厚生、教育、災害対策などでは公正な政治が出来るとい うことはあり得ない。全ての資料を開示して説明責任を尽くすか、それができないなら即刻辞任すべき。

《安倍晋三首相は2日の参院本会議の質疑で、「桜を見る会」の問題からの逃げ切りを図った。政府は招待者名簿の電子データの「復元は不可能」と明言。政 府・与党は会期を延長しない方針で、首相の今国会での答弁は2日が最後の可能性が高い。野党の追及に首相が直接答えない場面も多く、従来通りの「ワンパ ターン」(小池晃・共産党書記局長)の答弁で乗り切った。ーーー



2019年12月 2日
「仕分け区分けや割り振られている付番をどういうふうに割り振ったかは今となってはよく分からない」11月26日酒田元洋・内閣府官房総務課長
https://news.tv-asahi.co.jp/news_po…/articles/000170464.html
詳しくは、
https://mainichi.jp/articles/20191126/k00/00m/010/318000c
「『反社会的勢力』は様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではないと承知しています」11月26日菅官房長官
https://jisin.jp/domestic/1804741/
「反社会的勢力のみなさまが出席されたかどうかは、個人に関する情報であるため、回答を差し控えたい」11月27日西村明宏官房副長官
https://digital.asahi.com/articles/ASMCW3V5QMCWUTFK004.html
「消費者庁、私としては残念だ」が「調査できるところはありません」11月29日衛藤晟一消費者相
https://digital.asahi.com/articles/ASMCY349QMCYULFA005.html…

 記憶力、認知能力、判断力そして責任能力に重大な支障を有すると思われるこられの発言が一般市民のものならただ同情すべきだろうが、官房長官・大臣から 総務課長に至るまでこの国の政権中枢の者たちの発言としては、最早方向指示器もライトもブレーキもない暴走車、私たち国民全員が乗っている車を公道で運転 し続ける重大事態でしかない。
 重大な詐欺商法事件の被告となるものを誰が「桜を見る会」に推薦していたかをめぐり、「60」が首相推薦枠であるかないか、「今となってはよく分からない」とする内閣府官房総務課長。
 2007年安倍内閣の「犯罪対策閣僚会議」が定めた指針で「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人である」と明確に定義し ているにも関わらず、自身がその反社会勢力に関与していたかもしれないとの疑惑で都合が悪くなると会見でその定義を否定する官房長官。
 27日西村明宏官房副長官の「反社会勢力の皆様」は、西日本新聞の記者から「反社勢力の人と菅官房長官が記念撮影していたことを長官は昨日認めた。反社 会勢力の人との付き合いをめぐっては最近では吉本興業のタレントが謹慎となるなど、相手が反社会勢力の人と知らなかったと言っても通用しない状況」との指 摘の上での質問に対するもの。
 特定商取引法と預託法違反で2014年行政指導と2016年業務停止処分を受け、現在捜査中のジャパンライフ山口隆祥会長の2015年「桜を見る会」への招待について、「調査しない」とその処分を行ってきた消費者庁長官。
 自らの職責を果たさず、説明責任からも逃走する無責任極まるこれらのものの背後に、
「皆さんと共に政権を奪還してから、7回目の桜を見る会となりました」2019年4月
「みなさま方に、どうか応援していただきますよう、よろしくお願い申し上げます」2016年4月
 などと首相主催公的行事で表明するおめでたい夫妻がいることは明らか。
 行政の私物化、有権者への供応接待の公職選挙法違反、虚偽答弁、公文書破棄そして詐欺商法当事者や反社勢力の招待と関与。政治の公正さを徹底して歪める首相以下これら政治家と官僚らはすべからくその職を解くべきだろう。

《首相主催の「桜を見る会」に、オーナー商法で2014年に行政指導を受けたジャパンライフの当時の会長が招待されたのは首相推薦枠だったのか。政府は 29日、首相推薦枠を示すのではないかと野党側が指摘する「60」という数字が記載された文書が、政府のものであることを認めた。ーーー





                                                                                                                                                                
  
     





























Copyright © 2014 fukupulio.org All Rights Reserved.