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2020年 3月31日
「あまりにもリソースが足りていないので、いまや病院では生き残るための治療をする人を選ばなくてはならない状態に追い込まれています。
 たとえば、これまで高齢の患者が肺炎で呼吸困難に陥ったら、「挿管してほしくない」と意思表示があるケース以外はしていました。何歳であろうが、患者の意思を尊重し、生きるチャンスに懸けてみる。当たり前のことです。
 ただ、いまはそんなことはとてもできません。患者や家族がいくら挿管してほしいと言っても、「生き残る可能性が高いひと」を選ばざるをえない。患者に決 定権を与えられない。平常時なら助けられるかもしれない患者を助けられないんです。これは、医師としてやりきれない。でも、そんな「命の選別」のようなこ とを、せざるをえない状態です」
「市内の別の病院では、1台の人工呼吸器を複数の患者のために使う試みが始まっています。私の勤務先でも、「1台を3〜4人の患者につなげられないか」と会議で話しています。
 個人用防護具(PPE)も不足しています。高機能マスク(N95)は、最大で5日間使い回すように指示されています。数十回、つけては外し、つけては外 し。そうするうちに、後ろのゴムが伸びきってしまいました。新たにマスクがくる算段は立っておらず、個人的に友人から送ってもらいました。顔を覆うフェー スシールドも、紙袋に入れた上で患者の部屋のドアに粘着テープで貼り付け、何度も同じものを使っています」
「数日前には、こんなこともありました。快復途上にあると思っていた38歳の男性が突然、43度近い熱を出しました。体温計が壊れているのかと思い、2回 測りなおしました。でも、やはり43度近くある。こんな経験はしたことがありませんでした。複数の薬の投与を含め、いろんな手当てをしましたが、改善しな い。極めて厳しい状態だと判断し、ご家族に連絡しました。
 結果的に、ほんの10分だけ間に合いませんでした。立ち会えなかった患者の母親は泣き崩れ、私は横に立っているだけでもつらかった。「何もできなかった。このウイルスは一体なにものなんだ」。悔しさとともに、そんなこわさを覚えました」
「日本の現状が気になります。行政も市民も、どこか楽観しているような印象を受けます。ニューヨークではあと2週間、せめて1週間でも早く対応が取られて いたら、市民がもっと強い危機感を持てていたら、結果は違ったはずなんです。東京でも数週間後に同じようなことが起きてしまうのではないか。そう思うと、 医療現場に身を置くものとして、黙っておくことはできません。対応することによって企業活動に打撃があるかもしれない。でも、それは命があってこそです」
「私には4歳の息子、1歳半の娘がいます。夜、自宅に戻ると、2人は「ママー!」と近寄ってきます。でも、「来ちゃダメ」と言いつけます。服を洗濯機に入 れて、シャワーを浴びて、それからマスクをつけて、距離をあけて隣に座ります。ほんとうはぎゅうっと、強く抱きしめてあげたい。でも、それはしません。な ぜなら、私だって新型コロナウイルスに感染しているかもしれない。そして、子どもにそれをうつしてしまうリスクも、決してゼロではないからです」

ニューヨーク・ブロンクスの大学病院でコロナ感染症患者に対応する日本人医師の29日の言葉。
「我々は、比較的すぐに(経済活動を)開始する。私は、イースター(4月12日)までこの国を開放させたい」(トランプ24日)
https://www.bbc.com/japanese/52030364
 人の健康や命よりも経済を重視し「フメリカファースト」を唱える大統領が相変わらず事態を理解せず対策が後回しになった米国最大の都市の医療崩壊と患者の「命の選別」がすすむ悲惨な現状を伝えている。
 自らへの感染の不安の中で1日12時間を超える勤務、使い回しのN95マスクや不足する防護具、医療従事者への感染、増設しても満床になったICUと不足する人工呼吸器。そのなかで呼吸器を挿管する患者を選ばなければならない「トリアージ」という名の「命の選別」。
 世界最大の核兵器と軍事力を保持しGDP世界一の経済力を誇る米国で、最大の都市の医療資源が不足し修羅場と化した病院での医師や看護師たちの懸命な取り組み。
 コロナウイルスは、核や軍事に使う予算があるのなら違うところに回せという大切な警告を人類に与えている。
「ニューヨークではあと2週間、せめて1週間でも早く対応が取られていたら」コルビン麻衣医師
 bbcの記事でニューヨークのクオモ知事は、
「ニューヨークは炭鉱のカナリアだ。まずニューヨークで始まり、ニューヨークで起きていることがカリフォルニア州やイリノイ州で始まる。時間の問題だ」
と警告している。
 日本の首都や大都市もあと数週間でニューヨークなどと同じ重大な危機的事態になる。それを前提にして政府、自治体、市民が今すべきことを行うべきというまさに重要な警鐘だろう。

《「命の選別をせざるをえない状況に追い込まれている」――。新型コロナウイルスの感染が広がる米ニューヨーク市で、患者の対応に当たっている日本人医師 のコルビン麻衣さん(36)が29日、朝日新聞の電話取材に応じた。「医療崩壊」と言われるニューヨークの医療現場でいま、なにが起きているのか。

ICUの態勢、変えるしか
 私が勤めるニューヨーク・ブロンクスにある大学病院(病床約730)で初めて患者が確認されたのは、3月11日のことでした。それからわずか1週間後には1日100人、2週間後には1日200人以上の患者が、検査で陽性と診断されました。ーーー


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2020年 3月30日
「我々は今、可能な限り、できるすべての方法を尽くしてあなたを支援しています。このようなときだからこそ今のあなたは、最も集中すべき必要があることに フォーカスしてください。それは、あなたの健康と安全、そしてあなたが愛する人々の健康と安全の他にありません。そのために我々は今日、新しくカナダ緊急 対応手当(Canada Emergency Response Benefit)の設立を発表しました。
もしあなたが、COVID-19拡大の影響による結果として収入を失った場合、カナダ緊急対応手当より最大4か月間、月額2,000カナダドルの給付金が支給されます。
また結果として仕事を失った人、フルタイムで働いていた人、そして契約で働いてた人、または自営業の人もすべて給付の対象となります。
疾病や隔離のために収入を失った人、または病人の介護と世話をするため収入を失った人、自宅で児童の世話を強いられ収入を失った人もすべて給付を受ける資格があります。
また、失業に直面せず、雇用されているにもかかわらずCOVID-19の影響により収入を得ていない人もこの給付金を受ける資格があります。
我々は必ず誰も置き去りにはしません。」

25日カナダのトルドー首相のFBから。「仕事・収入を失った人に毎月2000ドルを4ヶ月に渡って給付」を決定したカナダは30日現在で新型コロナウイルス感染者は6227人。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/country_count.html
同じ日の感染者数は1866人だが、「和牛券」「お魚券」の配布を検討するなんともお粗末なこの国の政権担当者達。
かたや自らの言葉で市民に真摯に語りかけるかのくにの首相と、「かつてない強大なパッケージ」「かつてない規模の対策」「生活に困難を来す恐れのある家庭に給付を実施」「V字回復」などと経済対策は大袈裟に、しかし生活支援の中身は薄めて語るこの国の首相。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57379270Y0A320C2000000/
今日、政府与党は《自己申告に基づき生活に困っている世帯などに1世帯あたり10万円を超える額を支給する方向だということです。また、感染拡大が終息した後の中長期的な景気対策としては、「商品券」の支給を軸に詰めの調整》なのだと。この額はカナダの10分の一以下。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3943104.html
市民への厳しい行動制限や都市封鎖という政策の発動に関して、市民が被る損失や不安への配慮を政府がどれだけできるかによって、市民の政治・政府への信頼の圧倒的な落差が生まれる。それがこれからの感染拡大を防ぐか否かの最大の決め手となるのだろう。




2020年 3月29日
日記がわりに。
迫り来る感染爆発での必要病床数に対し各県のベッド数は二桁少ないと。
兵庫でも外出自粛要請のなか、昨日は六甲カトリック教会のようやく咲き始めた桜を確認して一週ぶりに三宮に出る。旧居留地も栄町も人通りは少なく、やはり 空いていたお店で地場産トマトのマリナーラをいただき、阪神御影で食材とやっと見つけたトイレットティッシュ買って帰宅。
今日はアシスト車でくだり六甲駅手前のスーパーいかりで鱧弁当買い石屋川の先の天神山公園に行くが、なんと工事中で入れず、ヘリの石段に座りどうにか花見。帰路神大正門前でコンビニコーヒーを飲んで帰宅。裏手の桜もようやく咲き出した。
   


2020年 3月28日
ニューヨーク市の基幹病院エルムハーストの現場からの医師の訴え。
・大型の冷蔵トラックで亡くなった患者の遺体を保管。
・人工呼吸器や医療資材が不足。届くはずだった100台の呼吸器が行方不明。
・腹痛や交通事故で来院する患者のCTスキャンでコロナウイルスの影がある。
・10名の専門研修医と多くの看護師らが体調に異変。しかしCRV検査は受けれない。
・一日中着けねばならぬP95マスクは数日使い回し。
・来院する患者に重症者が増えている。喫煙しない、持病のない若者たちも病状が悪化している。
・大統領や保健相、市当局は「状況はコントロールできている」と言うが、現実は異なる。

これは緊急病床や人工呼吸器が圧倒的に不足したままの日本の明日の姿ではないか。




2020年 3月26日
「亡くなった場所が自宅や高齢者介護施設で、ウィルス感染の検査を受けていないために、感染による死亡と見なされていない例がかなりの数に上っている」ベルガモ市長
「検査が行われていないから、新型コロナウィルスによる死者かどうかは分からない。しかし確かに、高熱と呼吸困難は見られた。もし新型コロナだと分かっていれば、こうした患者を適切に隔離して、蔓延を防ぐことができただろう」クレモナの高齢者介護施設所長
「明らかに死亡例が増えている。クレモナの地元紙を見るだけで分かる。通常、訃報欄は1ページしかない。今日は5ページもある」クレモナの高齢者介護施設協会長
「体調が悪くなった人は、施設内の医師による診察を受けられる。呼吸困難になった場合は病院に移送しようとしているが、この施設内の患者40人のうち、何とか病院に移送できたのは2人だけだ」クレモナの高齢者施設看護師
「新型コロナウィルスの犠牲者は、愛する人々が周囲にいないままの生活を送り、その生涯を閉じていく。ちゃんとした葬儀もないままに」遺族

 先週のロイターの報道。イタリアロンバルディアの、ストラディバリウスやグァルネリの名機製造と文化の拠点だったクレモナやベルガモの新型コロナウイルスによる高齢者介護施設での悲惨な状況を伝える。
 18日公式統計でイタリア国内の死者は2500人を超えるとされたが、それをはるかに上回る未検査の死者が出ている。ベルガモでは3月最初の2週間で昨 年同期の56人に対して164人の死者、そのうち感染が確認された人は31人。25日イタリアの公式統計の死者は7500人を超えたが、それよりはるかに 多い人びとがコロナ感染により命を落としていると思われる。
 今日のNHKワールドニュースでフランス2はフランスの25日までの感染者数25233人、死者1331人だが、これは病院で死亡が確認された数で高齢 者施設での死者や自宅で亡くなった人たちは含まれておらず、「病院での死者数は全体のごく一部である可能性がある」と保健局長が述べたと報じている。イタ リアと同じ状況ということだ。
 日本がこのイタリアやフランスのようにはならないという保証はどこにもない。検査を充実させながら感染爆発を防ぐこと、もし防げなかった際に十分な医療 ができるように緊急病床や集中治療室、人工呼吸器など設備を備えておくこと、これらこそが「和牛商品券」配布などよりはるかに大事なことであるのは明らか だ。
https://www.huffingtonpost.jp/…/story_jp_5e7bf7d3c5b6cb08a9… 
一体この時期に日本政府は何をやろうとしているのか。

《 新型コロナウイルスの感染拡大によるイタリア国内の死者数が公式統計で2500人を超える一方、イタリアの高齢者介護施設では1日数十人がウィルス感染の検査を受けずに死亡している。新型コロナによる実際の死者数は公式発表の数を上回っている可能性をうかがわせる。
イタリアでは、新型コロナウイルスの陽性確認件数が公式データで3万人近くに達しており、最初に感染が生じた中国を別とすれば世界最多となっている。

だが検査については厳しい基準があり、いわゆる「スワブ法」による検査を受けられるのは、通常、入院した重症患者のみである。

詳細なデータは入手できないものの、当局者、看護師、親族らによれば、新型コロナウイルスが確認されて以来、感染拡大が最も深刻なイタリア北部の高齢者介護施設では死者数が急増している。だが、その状況は新型コロナウイルス関連の統計には反映されていない。



2020年 3月26日
朝のワールドニュース・フランス2の報道がパリで490名、ストラスブールで238名の医療従事者のコロナウイルス感染を伝える。この国も人ごとではないのだがやっとこちらで咲き始めた桜を見に弁当購入して夙川公園を訪ねた。
阪急夙川駅近くはほとんど咲いてなく、わずかに咲く小ぶりな樹の下で早めの昼食を食べて上流に歩くと結構開花した樹々があった。例年と同じく老若男女と小さな子連れの家族が多い。苦楽園の先の線路の手前まで歩き8の字型に堰堤を夙川まで戻る。


2020年 3月25日
宿の日本語ばかりの会場での朝食後コロナに関する報道を確認して宿を出る。日本はオリンピック延期の遅すぎる決定、イタリア、スペイン、フランスでは感染 拡大で家族に看取られることもなく葬式もできない死者が増えて厳しい外出制限、イギリスも2メートルの間隔をあけて行動せよと。こちら嵐山は観光客は多い が、駅前通りと竹林の小径以外では人影は多くない。
 今日は快晴で気温も上がる。嵐山公園を登り展望台で昨日の大悲閣と桂川を望む。さらに奥へ歩くと小倉山頂上への道があり初めて登ってみた。途中大きな音がして「失礼します」と言いながらマウンテンバイクで下る人あり。私より年上のようで驚いた。
 小倉山山頂は嵯峨野、桂川から遠く比叡山、東山まで見渡せた。来た道を戻ると展望所で元気なジージーライダーの方たちが集っていた。駅前通りのjr線手前の店のテラスでお昼を食べ、渡月橋を渡って花筏の露天に浸かり阪急で3時過ぎには帰宅。
 


2020年 3月24日
嵐山二日目朝がたは陽も射したが昼過ぎまで曇り。昨日より気温は5度下がり、冬場の寒さ。
朝食後強い川風を受け対岸を歩いて大悲閣を訪ねる。山桜が満開、比叡山の眺望も。
来た道を戻り岸辺の店でしっぽくうどんを食べ、混んでいる茅葺の家の店の外の縁側でエスプレッソのあと竹林を抜けて久しぶりに大河内山荘を訪ねる。大悲閣、反対には比叡山などが見えた。
嵐山は若者が多いが嵐電で天山の湯に行くと、こちらは自分よりもう少し年上の静かに温泉を楽しむ高齢者が多い。戦時中から戦後すぐに生まれてこの国を再建してきた人びと。コロナの犠牲にしてはならないとの思いがした。
嵐山に戻り河岸で夕景を見て早めの夕飯で珍しく牛肉の店に寄る。牛しゃぶが比較的廉価で美味だった。6時前には宿に戻る。
 


2020年 3月23日
阪急で嵐山に出て芳汕で蕎麦を食べ、渡月橋を渡って竹林の道を歩いて楓カフェ。日差しは暖かいが風が強い。歩く人はほぼ春休み?の若者たちと、意外に欧米人も少なくない。
天竜寺を訪ね、木瓜の花などとまだ三分咲きくらいの枝垂れ桜を見て境内を散策。桂川沿いの宿に荷を置いて立寄り湯に入って嵯峨とうふ福本店で早めの夕飯食べて宿に戻る。夜はやはり冷える。


2020年 3月22日
日記がわりに。
イタリアをはじめヨーロッパでのコロナウイルス感染が止まらずこの国も拡大局面が続く。隣の大阪の知事と市長は「大阪より兵庫では一人が生み出す感染者数 が1を超えている」と兵庫の方が危険かのように両地域間の往来自粛を要請。いちいち言うことが拙く余計な自慢を覗かせる愚かしさ。言われるまでもなく当方 ひと月あまり梅田界隈に行っていない。
18日は前の週に続き北区すずらんの湯。帰り道に新神戸から北野に出てmuseum cafeに寄る。観光客はまばらだが、若い人たちがのんびりと新春らしい陽気を楽しんでいた。
春分の日の20日は快晴のなかまだ桜は蕾のままの神大正門前からil ventoに行くと遠出を避けるためか、家族連れで賑わう。三宮で食品かって帰宅。
昨日も晴れて岡本の庭のテラス席がある店でお昼。食後桜守公園を訪ねるとかろうじて笹部桜は数輪咲き、品種がわからない小ぶりの桜は三分咲きほどだった。 jr摂津本山前の花と雑貨の店を覗くと照明類が70%引きで、船の照明風のランプシェード二つなど購入。帰路住吉大社から阪神御影まで歩き、食材買ってバ スで帰宅。
今日京都でソメイヨシノ開花だそうだが、神戸はまだ少し先の予想。

   



2020年 3月22日
(改ざんなどの)経緯は財務省の調査報告書で明らかにした。それに尽きる」「手記に基づいて新たな事実が判明したことはない。再調査を行うという考えはない」麻生財務相19日
「検察が既に捜査し、結果が出ている。麻生太郎副総理兼財務相の下で、事実関係を徹底的に調査し、明らかにした」安倍首相 同日参院総務委員会
→「安倍首相と麻生大臣は調査される側で、再調査しないと発言する立場にない」遺族

 手記には、本省理財局中村総務課長らから近畿財務局の楠部長に直接改ざん指示の電話があったこと、会計検査院の調査に対して「文書として保存していな い」と説明するよう事前に本省から指示があったこと、改ざん発覚後18年2月の麻生財務大臣と太田理財局長の国会答弁が明確に虚偽であることなど、財務省 のお手盛りの「調査」では明かされなかった事実が指摘されている。それらはいづれも、この財務省公文書のかつてない悪辣な改ざんと廃棄、虚偽答弁という犯 罪が理財局長を超えた財務省全体そして官邸の意向、指示によるものであることを強く推認させる。
 検察の捜査についても、「検察はもう近畿財務局が主導して改竄したという絵を描いている」と、赤木氏は人事異動の結果近畿財務局の国有財産管理の職場に ただ一人残され、大阪地検特捜部の聴取を受けさせられたとしてこの手記で指摘している。財務省と検察を私物化し自らの監督・任命責任を問わせなかった当事 者が、この大臣と首相に他ならない。調査がいやなら即時辞任すべき。

《 けさ21日、1通のメッセージが携帯に届いた。財務省近畿財務局の上席国有財産管理官だった赤木俊夫さんの妻、昌子さん(仮名)からだ。俊夫さんは、 森友事件で公文書の改ざんを上司に強要され、心を病んで自ら命を絶った。昌子さんは18日、真相解明を求めて佐川宣寿元財務省理財局長と国を相手取り裁判 を起こした。同日発売の週刊文春は俊夫さんがのこした「手記」を初めて明らかにした。“魂の叫び”と言えるその手記には、これまで知られていなかった改ざ んの経緯が生々しく綴られていた。

 ところが翌19日。安倍首相は国会で「検察ですでに捜査を行い、結果が出ていると考えている。麻生太郎副総理兼財務相の下、事実関係を徹底的に調査し、明らかにした」と答弁。森友事件と公文書改ざんについて再調査し真相を解明してほしいという遺族の願いを拒否した。

 また麻生財務大臣も「新たな事実が判明したことはない」「(2018年公表の)財務省の報告書に尽きる」「再調査を行うという考えはない」と突き放した。ーーー



2020年 3月22日
「いい土地ですから、前に進めてください」2014年4月25日安倍昭恵夫人(2015年2月4日に伝わると財務省近畿財務局決裁文書に記載)
「私や妻が関係しているということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきり申し上げておきたい」2017年2月17日国会で安倍晋三首相
・首相の指示で菅官房長官と財務省(佐川理財局長、官房総括審議官である太田理財局長、中村理財局総務課長)、国交相幹部らが会合。2017年2月22日
「近畿財務局と森友学園の交渉記録はございません。売買契約締結をもって事案は終了、速やかに廃棄した」2017年2月24日財務省佐川宣寿理財局長
「もっと強気で行け。PMより」首相秘書官から佐川局長へのメモ
・これら決済文書などの廃棄、改ざんが始まる。2017年2月26日
「価格につきまして、こちらから提示したこともございませんし、先方から、いくらで買いたいといった希望があったこともない」2017年3月15日衆院財務金融委員会
・2017年7月内閣は佐川理財局長を国税庁長官に任命。
「それぞれのポストに最もふさわしい人材を適材適所で配置する、という考え方に基づいて行った」2017年12月4日参院本会議安倍晋三首相
・2018年3月2日財務省決済文書が書き換えられた可能性を朝日新聞が報道。
・2018年3月7日近畿財務局管財部の上席国有財産管理官が自死。
・2018年3月9日財務省は佐川長官を「決裁文書書き換え疑惑に関して担当局長だったこと」などにより減給20%、3カ月の処分とし、辞任。

 一連の流れを俯瞰すると、財務省による公文書改ざんと廃棄が単に担当の理財局長の判断で行われたわけではなく、首相の「関与せず」という虚偽答弁を正当 化するために首相や官房長官、財務相の様々な指示や関与のもとで行われ、その論功行賞として担当した財務省幹部らはいずれも国税庁長官などに「栄転」して いる。廃棄や改ざんが発覚しその辻褄合わせの軽い処分が行われたのはその後の話である。
 改ざんを担当させられた近畿財務局管財部の上席国有財産管理官が自死を強いられたこの財務省の国有地売却をめぐる背任、有印公文書変造・同行使、公用文書毀棄容疑について管理責任や任命責任を含め、首相と財務相(大臣給与1年分を返納)はなんの責任もとっていない。
 とりわけ、虚偽答弁をつづける官僚に「もっと強気でいけ」と叱咤した安倍首相の責任は極めて重い。新型コロナ対策で国民の多くが政府の対応を信頼しないのは、これらさまざまな問題で自らの不正を認めず責任を回避する不実極まりない政権だからだ。直ちに辞職すべきだ。

《今から約1年前、2017年早春の国会でのことだった。

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)は野党の質問攻めに忙殺されていた。委員会室で10数メートル先に座る首相の安倍晋三の秘書官の一人が佐川氏に歩み寄り、1枚のメモを手渡した。

「もっと強気で行け。PMより」

「PM」は「プライムミニスター(首相)」、即ち安倍首相を指す官僚たちの略語である。ーーー




2020年 3月21日
「開かれた民主主義に必要なことは、私たちが政治的決断を透明にし、説明すること、私たちの行動の根拠をできる限り示して、それを伝達することで、理解を得られるようにすることです」
「もし、市民の皆さんがこの課題を自分の課題として理解すれば、私たちはこれを乗り越えられると固く信じています。このため次のことを言わせてください。 事態は深刻です。あなたも真剣に考えてください。東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界大戦以来、これほど市民による一致団結した行動が重要になるよう な課題がわが国に降りかかってきたことはありませんでした」
「ドイツは素晴らしい医療システムを持っています。もしかしたら世界最高のシステムのひとつかもしれません。そのことが私たちに希望を与えています。しか し、わが国の病院も、コロナ感染の症状がひどい患者が短期間に多数入院してきたとしたら、完全に許容量を超えてしまうことでしょう。
 これは統計の抽象的な数字だけの話ではありません。お父さんであり、おじいさんであり、お母さんであり、おばあさんであり、パートナーであり、要するに生きた人たちの話です。そして私たちは、どの命もどの人も重要とする共同体です」
「旅行および移動の自由が苦労して勝ち取った権利であるという私のようなものにとっては、このような制限は絶対的に必要な場合のみ正当化されるものです。 そうしたことは民主主義社会において決して軽々しく、一時的であっても決められるべきではありません。しかし、それは今、命を救うために不可欠なのです」
「私たちがどれだけ脆弱であるか、どれだけ他の人の思いやりのある行動に依存しているか、それをエピデミックは私たちに教えます。また、それはつまり、ど れだけ私たちが力を合わせて行動することで自分たち自身を守り、お互いに力づけることができるかということでもあります」
「私たちは民主主義社会です。私たちは強制ではなく、知識の共有と協力によって生きています。これは歴史的な課題であり、力を合わせることでしか乗り越えられません。
私たちがこの危機を乗り越えられるということには、私はまったく疑いを持っていません。けれども、犠牲者が何人出るのか。どれだけ多くの愛する人たちを亡 くすことになるのか。それは大部分私たち自身にかかっています。私たちは今、一致団結して対処できます。現在の制限を受け止め、お互いに協力し合うことが できます」

 3月18日のメルケル首相のドイツ国民に向けた演説を翻訳された方のページから。
 未曾有の緊急事態に直面して個人の行動を大幅に制限する厳しい措置について、国民に自らの経験と哲学に裏打ちされた言葉で真摯に語りかける一国の首相。 同じく対外侵略と国内での抑圧を強いた第二次大戦の敗戦国であり、戦後民主的な国として再建されたはずの日独両国の政治的指導者の資質と倫理性の決定的な 落差を感じるのはわたしだけだろうか。
「どの命もどの人も重要とする共同体」「旅行および移動の自由が苦労して勝ち取った権利であるという私のようなものにとって」「私たちがどれだけ脆弱であるか、どれだけ他の人の思いやりのある行動に依存しているか」
 実施した検査は少ないままで確認された感染者数を世界も国民も信用せず、WHOのパンデミック宣言下で収束の見通しもないまま自国開催のオリンピックに 固執し、みずからの政権の延命のために専門家の知見によらない独断と秘書か補佐官に書かせた文を棒読みし薄っぺらな言葉を弄ぶだけのこの国の首相。もしこ の国がこの感染症に今どうにか持ち堪えているとすれば、それは子どもたちを含め市民ひとりひとりが賢明なそして多くの犠牲を伴う行動をみずからに課してい るからだ。

《親愛なる国民の皆様、
コロナウイルスは現在わが国の生活を劇的に変化させています。私たちが考える日常や公的生活、社会的な付き合い ― こうしたものすべてがかつてないほど試されています。ーーー




2020年 3月19日
「この資料(応接記録)を文書管理規則に従って、終始「廃棄した」との説明(答弁)は、財務省が判断したことです。その理由は、応接記録は、細かい内容が 記されていますので、財務省が学園に特別の厚遇を図ったと思われる、あるいはそのように誤解を与えることを避けるために、当時の佐川局長が判断したものと 思われます」
「本省は、本件事案が取り上げられた当初の平成29年3月の時点では、全ての資料を議員に示して事実を説明するという姿勢であったのです。
 ところが、(当時)佐川理財局長の指示により、野党議員からの様々な追及を避けるために原則として資料はできるだけ開示しないこと、開示するタイミングもできるだけ後送りとするよう指示があったと聞いています」
「その際、本省の検査院への対応の基本姿勢は、次のとおりです。ーーー
 B 応接記録をはじめ、法律相談の記録等の内部検討資料は一切示さないこと、検査院への説明は「文書として保存していない」と説明するよう事前に本省から指示がありました」
「したがって、平成30年2月の国会(衆・予算委員会等)で、財務省が新たに議員に開示した行政文書の存在について、麻生財務大臣や、太田理財局長の説明 「行政文書の開示請求の中で、改めて近畿財務局で確認したところ、法律相談に関する文書の存在が確認された」(答弁)は、明らかに虚偽答弁なのです」
「本年3月2日の朝日新聞の報道、その後本日(3月7日現在)国会を空転させている決裁文書の調書の差し替えは事実です。
 元は、すべて、佐川理財局長の指示です。(中略)学園に厚遇したと取られる疑いの箇所はすべて修正するよう指示があったと聞きました。
 佐川理財局長の指示を受けた、財務本省理財局幹部、杉田補佐が過剰に修正箇所を決め、杉田氏の修正した文書を近畿局で差し替えしました。
 第一回目は昨年2月26日(日)のことですーーー」
「この事案は、当初から筋の悪い事案として、本省が当初から鴻池議員などの陳情を受け止めることから端を発し、本省主導の事案で、課長クラスの幹部レベルで議員等からの要望に応じたことが問題の発端です。
 いずれにしても、本省がすべて責任を負うべき事案ですが、最後は逃げて、近畿財務局の責任とするのでしょう。
 怖い無責任な組織です」
「◯刑事罰、懲戒処分を受けるべき者
 佐川理財局長、当時の理財局次長、中村総務課長、企画課長、田村国有財産審理室長ほか幹部
 担当窓口の杉田補佐(悪い事をぬけぬけとやることができる役人失格の職員)」
「今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。(55歳の春を迎えることができない儚さと怖さ)
 家族(もっとも大切な家内)を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは、本省理財局です。
 私の大好きな義母さん、謝っても、気が狂うほどの怖さと、辛さこんな人生って何? 
 兄、甥っ子、そして実父、みんなに迷惑をおかけしました。
さようなら」
「あそこの手すりにひもをかけて首をつっていたんです。普通ならまず119番しますよね。でも私は『財務局に殺された』って思いがあるから、つい110番に電話しちゃったんです」ご遺族

・2017年2月8日この森友学園への国有地だけ売却価格が明らかにされないことに地元・大阪府豊中市の木村真市議が、情報公開を求め裁判を起こす。
・翌日、朝日新聞がこの問題を大きく報じる。
・2月17日国会で安倍首相「私や妻が関係しているということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきり申し上げておきたい。まったく関係ない」
・2月24日財務省佐川宣寿理財局長(当時)が国会で「交渉記録はない」「売買契約締結をもって事案は終了、速やかに廃棄した」などと答弁。
・その2日後、これら公文書の改ざんが始まった。

「大変なことをさせられた」「内閣が吹っ飛ぶようなことを命じられた」「最後は下っ端が責任を取らされる」「ぼくは検察に狙われている」と最後に家族に言い残して一昨年3月7日に自死した近畿財務局元職員赤木俊夫さんの残した手記と記事から。
 彼が住んでいた官舎は拙宅から遠くない灘区鶴甲にあり、その横を御影への買い物でたまに通る事がある。あまりにも理不尽な公文書の書き換えを手伝わされ、強大なストレスにさらされて休職し最後には自死に至った公務員が記した極めて貴重な内部告発資料。
 「 ぼくの契約相手は国民です」と生前語っていたという真面目な公務員である本人が残されたこれらの手記を、やはりこの森友学園に関わる疑惑を追及し続けてNHK大阪放送局を左遷・退社するに至ったジャーナリスト相澤冬樹氏にご遺族が託したという展開にも胸を打たれる。
 首相とその妻が関係する学園に財務省が9億円相当の国有地を1億3千万円で廉売した事件への関わりを隠蔽するための公文書改ざんと国会での虚偽答弁そして会計検査院調査への組織的な妨害工作を佐川理財局長ら財務省幹部が職務上の行為として行なっていた。
 これらは明らかに背任、偽証、証拠隠滅などに相当する。さらにこれらの改ざん等が財務相や官邸の指示なく行われたということも考えられない。財務相と首 相はこの問題の発覚後これらの官僚を国税長官などに抜擢し、その退職後2018年6月4日停職3ヶ月などとする極めてルーズな処分で済ませている。
 大阪地検もこの近畿財務局についての背任、有印公文書変造・同行使、公用文書毀棄容疑について検察審査会の「不起訴不当」決定にも関わらず再度2018年8月10日不起訴としている。
https://digital.asahi.com/articles/ASM895J6HM89PTIL01W.html
 しかしこの売却と公文書改ざん等がひとり近畿財務局の責任で行われたものではなく、本省である財務省の強い指示と関与のもとで行われたという明らかな証 拠が、この亡くなられた元職員による手記だろう。首相らが自らの責任を認め謝罪・辞職するならともかく、もう一度国会でさらに検察でこの問題の責任を深く 掘り下げることしか、この国の政治が信頼を取り戻す道はない。
https://headlines.yahoo.co.jp/article…




2020年 3月12日
・内閣総理大臣の緊急事態宣言のもとで行政権への権力の集中、市民の自由と人権の幅広い制限など、日本国憲法を支える立憲主義の根幹が脅かされかねない
・条文では新型インフルエンザ等の「全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし、又はそのおそれがあるもの」という抽象的であいまいな要件が示されるだけ
・緊急事態宣言の発動や解除について、内閣総理大臣はそれを国会に報告するだけでよく (同条 1 項、5 項)、国会の事前はおろか事後の承認も必要とされていない。これでは、国会による行政への民主的チェックは骨抜きになり、政府や内閣総理大臣の専断、独裁 に道を開きかねず
・特措法の下で、NHKは、他の公共的機関や公益的事業法人とならんで指定公共機関とされ ( 2 条 6 号など。民放等の他の報道機関も政令で追加される危険がある)、新型インフルエンザ等対策に関し内閣総理大臣の総合調整に服すだけでなく (20条 1 項)、緊急事態宣言下では、総合調整に基づく措置が実施されない場合でも、内閣総理大臣の必要な指示を受けることとされている (33条 1 項)。これでは、報道機関に権力からの独立と報道の自由が確保されず、市民も必要で十分な情報を得られず、その知る権利も満たせない
・国内外のメディアからも厳しく批判されてきたように、初期対応の遅れとともに、必要な実施がなされない一方で、専門家会議の議論を踏まえて決定されたは ずの「基本方針」にもなかった大規模イベントの開催自粛要請、それにつづく全国の小中高校、特別支援学校に対する一律の休校要請、さらに中国と韓国からの 入国制限などが、いずれも専門家の意見を聞かず、十分な準備も十分な根拠の説明もないまま唐突に発動されることによって、混乱に拍車をかけてきた
・今回の特措法改正はあまりにも重大な問題が多く、一週間の内に審議して成立させるなどということは、拙速のそしりをまぬかれない。私たちは、政府に対し今回の法改正の撤回とともに、特措法そのものについても根本的な再検討を求めたい

 9日の元日弁連会長や法学研究者による「新型コロナウイルス対策のための特措法改正に反対する緊急声明」から。
 新型感染症対策として適切な時期に適切な入国制限や感染者の隔離そして大規模イベントの自粛、医療資源の有効活用等の規制を政府と自治体が行うことはあ り得るだろうが、それは感染学等専門家の知見に基づき国権の最高機関である国会の承認の下で、明確な根拠と終了の条件を提示した上で行政に一時的に許され るものでなければならない。
 この特措法が持つ重大な問題は、緊急事態宣言を内閣総理大臣が一方的に「おそれ」により恣意的に発することが出来、それにより国民の大幅な人権の制約とさらにNHKを始め民放や新聞社などに対する「総合調整」という名の報道の自由への介入を許している点だ。
 これは内閣に国会からも報道からも超絶した優位性つまり独裁権を与えるもので、その間違った政策を検証、批判、是正させる手段が主権者たる国民に何も与 えられないということだ。1933年ヒトラーのナチス政権による全権委任法は、内閣に全権を委任する4年間の時限立法として成立するがドイツ敗戦まで効力 を持ち続けドイツをそして世界を破綻に導いた。
 恣意的な法解釈で政治をゆがめ、公文書の改ざんや廃棄などで行政を私物化し続け、クルーズ船や渡航制限などへの杜撰な初期対応や専門家の意見も聞かず唐 突なイベント自粛要請、学校の一斉休校要請を行う安倍首相に、恣意的な「おそれ」を理由に全権を委任するなど、この国を破綻させる道でしかない。




2020年 3月12日
「(検事の定年延長理由を問われて)東日本大震災の時、検察官は、福島県いわき市から国民が、市民が避難していない中で、最初に逃げた。その時に身柄拘束している十数人を理由なく釈放した」9日参院予算委員会森雅子法相
「森法務大臣の国会の答弁における不適切な発言について、私から本人に厳重に注意した。すでに大臣自身が発言を撤回し、謝罪をしているものと承知している。今後、より一層、緊張感を持って職務を果たしていってもらいたいと考えている」12日安倍首相

 公選法違反で政策秘書らが逮捕された前法相に続き、腐りきった安倍内閣の検事総長以下への指揮権を有する法相とその任命権者である首相の呆れ果てた言動。
 福島地検いわき支部は、東日本大震災によって福島地裁いわき支部の建物に甚大な被害が生じたことにより、地裁いわき支部の地裁郡山支部への執務場所変更 に合わせた福島地検郡山支部への執務場所変更要請によって地検郡山支部に執務場所を変更したのであり、「逃げた」のではない。
 また同支部に当時勾留中の12人について、刑事訴訟法208条の「拘留を請求した日から10日以内」に公訴を提起することができないと判断して釈放したのであり、「理由なき釈放」ではあり得ない。
(法務省の見解をヒアリングし黒岩宇洋議員(立民)がまとめたもの)
 https://twitter.com/renho_sha/status/1237936290273710080
 森法相の9日の答弁は検察庁を通じて全国の検察官を監理する法相として、その検察官に対する全く事実を捻じ曲げた誹謗を国会の場で公然と言い放ったとい う点で、その定年延長とは全く関係ない答弁の適合性以前のその適格性を完全に欠いた資質という問題をぶざまに晒し出している。撤回、謝罪すれば済むもので はない。前任者を含め、適性を欠いた法相を任命した首相の責任は極めて重い。「緊張感を持って職務を」は誰に言っているのか。緊張感を欠落させてその職に しがみついているのは首相本人だ。まとめて辞職すべきだろう。

《安倍晋三首相は12日、森雅子法相を厳重注意した。森氏は国会答弁で検察官の定年延長ができるよう法解釈を変更した理由として震災時の出来事を挙げた が、批判を受けて撤回した。森氏は首相官邸で記者団に対し「結果として法務省が確認した事実と異なる事実を発言した。真摯(しんし)に反省している」と述 べた。ーーー




2020年 3月12日
日記がわりに。
京都から帰って翌土曜はil ventoでピザのあと10数年使ったMacbookairが警告音を出して全く起動しなくなっていたのでハーバーランドの店に様子を見に行く。同じタイ プの新品は製造地中国の状況から品薄とか。umieなどもやはりコロナで人出は少ない。バイキンマンは元気そうだが。
ベランダでは放ったらかしのラベンダーに続いて小ぶりの水仙も咲き出した。
WHOがパンデミックを宣言して兵庫県内の感染確認者も37人となったが、今日は朝から快晴で今年初めて北区のすずらんの湯を訪ねた。いつもより空いてい るが内風呂も露天も大変心地よい。免疫力アップに繋がったかも。丹波どりのうどんを食べて谷上経由で三宮に戻り廉価な食材買って帰宅。春の陽気で日差しも 暖かい。
 


2020年 3月11日
「福島はオリンピックどごろでねえ」
「私たち福島県民にとっては、ここを使ってオリンピックの聖火リレーを始めるということは原発事故というものを本当になくしてしまう、終わらせてしまうという意味に取れる。ここから聖火リレーが走るということは、私たちにとっては屈辱的なことでもある」
・公式統計によると今も少なくとも4万1000人が帰還していない。
・少なくとも2022年より前に住民が帰還する見込みはなく、水道などの基本インフラもまだ整っていない。
・汚染土壌や汚染水の問題、避難者たちの問題が解決していないままで、五輪どころではない状況。
・政府が避難指示を取り下げたことで、住宅支援を削減される避難者らが苦境に立たされている。
・多くの人が今も汚染を恐れて帰還したがらない状況であるにもかかわらず、日本政府は震災が終わったと宣言しようとしている。
・震災当初に無償提供された仮設・借り上げ住宅に住む避難者らは、家賃の支払いを強いられるようになり、その家賃も徐々に値上がりし、最終的には退去を求められている。
・政府は東京五輪に120億ドル(約1兆2500億円)以上を費やすのに、なぜ避難者支援を削減するのか。

 東日本大震災、福島原発事故から9年。海外メディアが福島に取材したこの記事は、「復興五輪」「アンダーコントロール」がいかに空疎で欺瞞に満ちた言葉であるかということを教えてくれる。
 政府によるこうした震災・原発事故被災者の切り捨ては、今の新型コロナ感染症の罹患者への検査制限と重症化・死亡者増という切り捨てに通じる。この検査 への後ろ向きの姿勢が、五輪実施への思惑によると考えざるを得ないところに、この国の政治の果てしなく暗い病根がある。かたや放射能汚染、こちらは新型ウ イルス汚染という相違のみで、政府の「やってる感」だけは演出されるが人々は置き去りにされている。
 その「復興五輪」も日本や米国などの新型コロナ対策の杜撰さでこれから始まるこの国と世界のパンデミックによって実施はもはや風前の灯。地震や津波あるいは感染症という自然の脅威そして市民の人権、尊厳、健康、生命をも軽視する驕り高ぶった各国政府と人類への警鐘だ。

《【3月10日 AFP】日本政府が「復興五輪(Recovery Olympics)」と呼ぶ東京五輪の聖火リレーは今月26日、福島県からスタートする。だが、地元の誰もが声援を送っているわけではない。

 2011年に起きた東日本大震災の死者・行方不明者は1万8500人に上った。福島第1原子力発電所は地震による津波に見舞われ、旧ソ連のチェルノブイ リ(Chernobyl、現ウクライナ)以来最悪の原発事故を引き起こした。福島県は大きな被害を受け、今も数万人が避難生活を続けるなど震災の影響が色 濃く残っている。

 聖火リレーの出発地となるのは、福島県楢葉町にあるサッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ(J-Village)」だ。Jヴィレッジは原発事故の対応拠点として利用され、昨年ようやく一般向けに再開された。

 先月、このJヴィレッジ前で行われた抗議デモで、「福島はオリンピックどごろでねえ」と書かれた横断幕が掲げられた。ーーー





2020年 3月 8日
「全国一斉なんて、本当にバカバカしい。都市部の生徒が多い学校なら休校にも意味があるかもしれないけど、田舎の学校なんて何人いると思ってんの。1学年 に数人どころか、先生ひとり、生徒ひとりという所もあるんだよ。国のトップがそんなバカなことを言い出したら、周りが止めないといけないのに、全部ぶっ飛 ばしてる。これを独裁っていうんだ」
「学校は、少なくとも放課後児童クラブ(学童保育)よりは遥かに安全な場所。そもそも、学童のキャパシティはそんなに多くない。厚労省が『学童では1m以 上間隔を空けて活動を』と通知を出していたけど、普通の学童ではおそらく無理。でも休校になると、利用が増える。だから学校の教室を借ります…って、じゃ あ学校でいいじゃん!もはやブラックユーモアの世界ですよ」
「一定規模以上の学校には保健室があり、養護教諭が常駐しています。つまり校内に“準医療施設”があるわけ。それに、学校医さんもいます。また、クラス担 任は毎朝子供たちの健康観察、要は顔色を見るよう習慣づけられている。毎日見ているから小さな変化もわかるんです。そこで発熱などの異常に気づいたら、保 健室や学校医につなげばいい」
「そうはいっても、ひとつの教室で三十何人が濃厚接触するという懸念はある。確かにその通りです。でも今は、子供が減っているからどこの学校でも空き教室 があるわけ。他にも音楽室や理科室など、部屋はいくらでもあるんだから、分散して学習させるという対応もできるはず。だから文科省は反対したわけですよ。 本当に、『世紀の愚策』だと思う。明治時代に学制が公布されてから今年で148年。今回のような決定は前代未聞。そういう意味では、安倍さんは歴史に名を 残すでしょうね」
「もっと言うと、残念ながら全ての子供にちゃんとした親がいるわけではないし、みんなが家でおとなしくできるわけでもない。肉親から虐待を受けていて、学 校にいる間だけ逃げられている子供はどうするの?ひとり親家庭の子は?給食でしか栄養補給できないような貧困家庭の子は?…今や学校は、ある種の子供たち にとってシェルターの役割もある。そういう実態を全然わかっていない人が考えた対応だと思いますね」

 元文部官僚寺脇氏のインタビュー。少しでも学校現場を知っていれば、今回の安部首相の突然の全国一斉休校要請がいかに愚かしいものかわかるだろう。
 公立の小中生は徒歩で通学し、核家族で日中家庭に閉じこもるなら目を配ってくれる大人もなく、夜は満員電車などで通勤し帰宅する保護者からの感染リスクにさらされる。学童クラブには専門の養護教諭も学校医もいない。
 文科副大臣は6日国会参院予算委で、養護教諭を「ヨウゴキョウロン」という始末。https://mokuou.blogspot.com/2020/03/blog-post_22.html 
 クルーズ船で「清潔・不潔ルート」の区別なるものをツイートした橋本厚労副大臣は下船後ウイルス検査の後2週間隔離となったままなんの音沙汰もない。 
 麻生財務相兼副首相は6日同じ委員会で「一言で言えばウイルス性の風邪。風邪と変わらない」と言い放ち、自身の無知を晒す。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020030601002414.html
 この人物は4日中国の国家衛生健康委員会が新型コロナウイルスの感染者で肺、脾臓(ひぞう)などのリンパ系器官、心臓、肝臓、腎臓、脳組織などにも異常 がみられたとする病理診断結果を公表したことも知らないらしい。https://www.msn.com/ja-jp/news/national/新型 コロナ-心臓、肝臓、脳にも異常-中国が病理診断/ar-BB10JwNt
 首相は後手後手批判に対して行き当たりばったりのスタンドプレーで応じるのみ。この内閣には新型感染症への正しい理解と的確な対応が全く欠落しており、明らかに首相以下陣容は機能不全の状態にある。まとめて退陣あるのみ。




2020年 3月 8日
・先月27日に38度5の発熱があり翌日と今月2日にそれぞれ別の医療機関を受診したが新型コロナウイルスの検査は行われなかった
・先月29日から仕事を休んでいて連絡が取れないことを不審に思った会社の同僚からの連絡で6日に家族と警察が男性の自宅を訪ねたところ、部屋の中で男性が倒れているのを見つけた
「髄膜炎の原因が新型コロナウイルスである可能性が極めて高い」入院先の山梨大学医学部付属病院

 20代の山梨県の男性が新型コロナウイルスに感染し、髄膜炎を併発して意識障害のある重症で発見される。海外渡航歴も持病も確認されない、感染経路も不 明な若者が必要な検査も受けられず重症化するまで一週間も放置されたこの件で、検査体制の拡充整備に失敗し37.5度以上4日などの検査制限も撤廃せず医 療機関の判断でPCR検査をできないままとした厚労省・政府の責任は、本人の健康と命を損ないさらに感染を拡大させた可能性という点で極めて重い。名古屋 でも病院に搬送されて亡くなった高齢者がその後の検査で感染が確認されている。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200308/k10012319631000.html
 体調不良の早い段階で検査が行われていたら、延命のための治療もできただろう。厚労省、国立感染研が定めた厳しい検査基準と各自治体、保健所による仲介 というPCR検査の運用はこの新型ウイルスの拡大被害防止にほとんど役に立っていない。非科学的な渡航禁止やすでにある対策法の改正などではなく、早急に 検査体制を確立することこそ今必要だ。
 

《山梨県は、県内に住む20代の会社員男性が、新型コロナウイルスに感染したことが、新たに確認されたと発表しました。男性は県内の医療機関に入院していて重症だということです。

山梨県の長崎知事は7日夜、会見を開き、南アルプス市と昭和町を主な生活圏にする20代の会社員男性が、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。ーーー




2020年 3月 8日
「(渡航や入国の制限は)公衆衛生上の科学的な根拠に基づいて、慎重に検討しなければならない」
「(政治的論争から発展した制限はウイルスの感染拡大防止に)役に立たない」6日WHO緊急事態対応統括マイク・ライアン氏

 科学的根拠に基づかない学校の一斉休校要請と同じく、他国との感染拡大防護のための合理的な政策を排外的な一部世論に迎合するために捻じ曲げた日本と韓国相互の入国制限の応酬に対するWHOの極めて適切な批判。
 症状はなくても感染しているかもしれないというだけの理由で、大邱などすでに渡航禁止指定区域のほかから来日する人を2週間隔離して公共輸送機関利用も 制限するが、同じ条件の国内市民は時差出勤要請を民間企業等に丸投げするだけで混雑する電車、バス、地下鉄は放置し、医師の判断で検査につなげる国内で必 要な検査体制の整備は遅れたまま、ひたすらスタンドプレーに明け暮れるこの国の政府。
 感染者数がイラン、イタリア、韓国に比して少なく見えるのは、日本では発熱等の症状があっても必要な検査を受けられないためであり、残念ながらウイルスの「封じ込め」にこの国は失敗している。政府は速やかに政策を変更するか退陣するかしかない。

《世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は6日、日本と韓国が互いに入国制限を打ち出したことについて、政治的な争いは必要ないと苦言を呈した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、人々の健康や命を守ることに集中すべきだと強調した。

ライアン氏は6日の記者会見で、渡航や入国の制限は「公衆衛生上の科学的な根拠に基づいて、慎重に検討しなければならない」と指摘。政治的論争から発展し た制限はウイルスの感染拡大防止に「役に立たない」と述べた。両国ともにウイルスの封じ込めに素晴らしい仕事をしてきたと評価した上で、今後も適切な対策 をとることを続けることを促した。





2020年 3月 8日
「速報をスマホで見た瞬間、2児のひとり親である私は地面にへたり込んだ。
 私も含め満員電車通勤の親も多いのに、学校だけ閉めても感染抑制の意味は薄い。そもそも要請に法的根拠はない。区教委が冷静に検討するのを期待したが、翌日あっさり休校決定のメールが来た。
 小4の息子のクラスは全員、うなだれていたそうだ。最後の6限目はお楽しみ会を前倒しでやり、「みんな笑って笑って笑ってたよ」。担任の最後の言葉は「こんな形で別れることになってすみませんと、お父さんお母さんに伝えて」だったという。無念すぎる」

 子どもたちにとって3月という1年のあるいは3年間6年間の最後の節目となるこの時期を、突然奪われることの戸惑いと悲しみを首相以下この政権のものたちは理解、想像すらできないのだろう。彼らはきっとつまらない学校生活しか送らなかったのだと推測する。
 子どもたちの学習権への敬意も、給食が貴重な栄養補給の機会であることへの配慮も全く感じられない。
 様々な疑惑にまみれた政権末期の首相による、「専門家の意見を聞かず」https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030200138&g=pol「決定に至る議事録もない」https://mainichi.jp/articles/20200306/k00/00m/010/326000c 突然の全国一斉休校要請がもたらした家庭と子どもたち、学校の戸惑いと憤りが記者の生身の声としてつよく伝わる。
 検査体制の整備は遅れて発熱など症状のある人のPCR検査は保健所などのたらい回しで拒ませ、クルーズ船でのずさんな対応で船内そして国内感染を拡大、中国全土からの入国拒否は習主席の来日延期が決まってからという遅さ。
 「後手後手」批判をかわすための先月27日の全国学校一斉休校要請も5日の中韓からの来日自粛要請も、専門家の科学的根拠に基づかない「政治決断」「私 の責任で」だと言い逃れる。政策は、科学的根拠に基づいて透明性が確保された検討過程において、国民のそして後世の検証を可能とする記録を作りながら形成 されるべきもの。それは緊急事態でも同じだ。
 今回の「政治決断」なるものは、この安倍首相が行ってきたこれまでの森友、加計そして桜を見る会などと同じく、公平・公正・客観性を打ち捨てた政治の私物化でしかない。
 今回の決定的な違いは、この新型感染症拡大と学校の休校や様々なイベントなど経済活動全般の停滞による被害がほぼ全ての国民に及ぶということ。此の期に 及んで官邸直属の内閣官房国際感染症対策調整室は、検査体制の不十分さや医療用マスクの医療機関での不足ぶりを報道したメディアに、事実に反する反論をツ イートして醜態を晒している。
https://mainichi.jp/articles/20200306/k00/00m/010/228000c
 お隣の韓国では新興カルト集団が感染を拡大させたが、日本では安倍官邸というカルト集団がこの国で漫然とした対策の失敗と自己正当化に明け暮れて、感染 拡大を招いている。このままではこの安倍政権が、すでに少子高齢化と非正規雇用の拡大によって生活の困難さが拡大しているこの国の決定的な衰退のトリガー を引くことになるだろう。この政権のすべての汚辱を認めて首相らが一斉に退陣すること、それがこの首相の唯一の「責任」の取り方であり感染拡大防止にはこ れしかない。

《「全国一斉休校を首相要請」
 速報をスマホで見た瞬間、2児のひとり親である私は地面にへたり込んだ。
 私も含め満員電車通勤の親も多いのに、学校だけ閉めても感染抑制の意味は薄い。そもそも要請に法的根拠はない。区教委が冷静に検討するのを期待したが、翌日あっさり休校決定のメールが来た。
 小4の息子のクラスは全員、うなだれていたそうだ。最後の6限目はお楽しみ会を前倒しでやり、「みんな笑って笑って笑ってたよ」。担任の最後の言葉は「こんな形で別れることになってすみませんと、お父さんお母さんに伝えて」だったという。無念すぎる。ーーー




2020年 3月 6日
京都二日目、宿の向かいの旅館にほとんど人影なし。宿のビュッフェ朝食はウイルス対策で和洋から選ぶ方式に変更だがお客は数人。
錦小路も人影少なく錦天満宮も空いていて初めて?中に入ってみた。御神籤のからくり人形が動いている。カモが何事もないようにくつろぐ鴨川を超えて祇園を 歩き建仁寺から八坂の塔。欧米系の観光客と卒業旅行を国内に切り替えたのか若者の姿は結構見られる。それでも10数年前ぐらいに閑散とした産寧坂を1月か ら改修中のあけぼの亭を経て清水寺門前までところどころ咲いている梅を見ながら歩く。
茶わん坂を降りて途中の茶器店併設のお店で地ビールとうどん、テラスでコーヒーを飲んでいると店はほぼ満席になった。来た道を降りそごう地下でビビンバ丼 と進々堂のバケット買い阪急で帰路につく。空気は冷たいが日差しは暖かいなか3時前には帰宅。ウイルス騒ぎの今、しずかな京都などの国内観光にはいいかも しれない。
   


2020年 3月 5日
朝方は晴れたが阪急で嵐山に行く途中から荒天、寒風と雨のなか花筏の露天に浸かる。観光客はほぼ国内とコロナ騒ぎの中よく来たね!の欧米人でやはり閑散としている。
嵐電で北野白梅町に出て天満宮を訪ねると梅は散りはじめ、俄かに霰が降り出した。
バスで四条烏丸に行き宿に入るが錦小路も空いていた。四条烏丸地下の輝庭で夕飯食べて戻る。今日は真冬並みに寒い。



2020年 3月 3日
河井案里参院議員(自民、広島選挙区)の参院選で選挙の中心を担い当選後公設秘書となった人物やこの件で辞任した前法相の政策秘書ら三人が法定上限の2倍の報酬を運動員14人に払ったとして公選法違反容疑で逮捕。
 元法相の選挙でも法定の2倍の報酬の支払いが「河井方式」と呼ばれて横行していたといい、この二人がそれを知らなかったはずはない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl…
 連座制適用は当然だが、それ以前にこの参議院議員と元法相自身が公選法違反の罪を問われるべきだろう。
 さらにこの選挙では自民党から河井陣営に運動資金として破格の1億5000万円が振り込まれており、度重なる安部首相、菅官房長官の応援演説さらに隣の山口から安倍晋三事務所の応援すら行われていた。
「昨夏、案里議員の選挙対策本部を仕切ったとみられる夫の克行前法相は当時、首相補佐官。河井夫妻への異様な肩入れぶりを国会で追究された安倍首相は「私 の秘書が、私の指示によって応援に入った」と山口県の地元事務所の秘書が案里議員の選挙を応援したことを認めた」(AERAdot)
「案里氏は官邸主導で擁立が決まり、安倍晋三首相や菅義偉官房長官たち政権中枢の度重なる応援を受けて当選した」(中國新聞)
https://dot.asahi.com/wa/2020012800005.html?page=1
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php…
 こうした法令遵守のかけらもない人物を法相に任命し、その妻の違法な選挙に物心両面で支援して深く関与した安倍首相自身にも、単なる任命責任以上の重大な責任があるはずだ。当然首相自身が辞職すべきだ。

《昨年7月の参院選での河井案里参院議員(自民、広島選挙区)の選挙運動をめぐり、車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったとして、広島地検は3日、 案里氏と夫で前法相の克行衆院議員(自民、広島3区)の各秘書や陣営幹部ら男性3人を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕し、発表した。同地検は認否を明 らかにしていない。秘書らの逮捕に発展したことで、今後の司法判断によっては候補者の当選が無効となる「連座制」が適用される可能性も出てくる。ーーー




2020年 3月 3日
2月13日富良野スキー場の映像をUP。富良野も北海道も頑張ってくだされ。




2020年 3月 2日
・学校を休みにしても学童保育や予備校、学習塾等の学校より狭い空間での感染拡大のリスクは?
・低年齢の児童を持つ看護師や保育士、介護士が出勤できなくなるなど医療・福祉への悪影響は?
・休校によって給食や学習の提供がなくなることの子どもたちへの悪影響は?
・休校という本来市町村教委など学校の設置者が地域の状況に応じて決めるべき権限に国が介入し、教育への国家介入を強めるという懸念は?

 27日夜突然の首相による全国一斉休校「要請」に対するコラム。この人が「中教審委員」ということに「政権寄りの立場か」と懸念したが、至極真っ当な指摘。
 29日WHOの中国の感染状況の調査報告では、「子どもの感染例は少なく、症状も比較的軽いということで、19歳未満の感染者は全体の2.4%にとど まっていて、重症化する人はごくわずか」「子どもの感染について報告書では多くが家庭内での濃厚接触者を調べる過程で見つかったとしたうえで、調査チーム が聞き取りを行った範囲では、子どもから大人に感染したと話す人はいなかったと指摘」と伝えられている。
https://www3.nhk.or.jp/…/html/20200229/k10012308111000.html…
 電車やバスなどの交通機関で通学する高校生や私学の小・中学生を除き、地元の学校に徒歩で通学する小・中学生にとって家庭にとどまり続けることは逆に感 染リスクを増やすのではないか。当の首相は今日の参院予算委でこの一律休校要請が「直接専門家の意見をうかがったものではない」と答弁。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/小中高への休業要請、直接専門家の意見聞いたものではない=安倍首相/ar-BB10BFNl
 さらに同会議の委員である東大医科研准教授 武藤香織さんは次のように表明している。
「北海道内の学校の対応については、専門家会議内部で妥当性について議論が交わされましたが、状況に応じて、学級か学校単位の休校を選ぶべきだという議論 になりました。それは、新型インフルエンザの時とは違って、これまでのデータからは、子どもが流行の原因になっていないし、子どもの重症者が増えていない ためです。このウイルスは、インフルエンザとは違う特徴を持っているのです。今回の全国一斉休校要請については、事前に政府から意見を求められておりませ んし、議論もしていません。この政策の優先順位の高さ、どういう状況になったら解除できるかといった基準など、政府のご判断の根拠を理解できていない状況 です」
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-muto
「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」においても一律休校の意見はないなかで、「学級か学校単位の休校を選ぶべきだという議論」をも無視した首相に よる突然の全国一律休校要請という独断。首相は「私の責任において」と言うが、そもそも森友学園での首相夫妻の関与と公文書偽造の責任、加計学園学部新設 への関与の責任そして桜を見る会における行事の私物化の責任等、自らの「責任」を全く果たすことなく今に至っているものにこの言葉を口にする資格はない。
 今回は全国の小中高生とその家族を巻き込んだ極めて重大な行為だ。「結局、子どもたちと保護者に多大な迷惑をかけたわりには、効果が薄かった」では済まない。この首相の政権こそ直ちに一律に終息させること、これしかない。

《いま全国を駆け巡っているのは、全国の公立小・中・高・特別支援学校が3月2日から春休み明けまで一斉休校になりそうなことだ。安部首相が要請すると表明した(産経新聞ほか)。対象は公立学校だが、おそらく私学も追随するところが多いと予想される。
 新型コロナウイルスの感染防止のため、やむを得ない措置かもしれないが、全国一斉休校とは、非常に大きな話だ。ここでは、その問題点、懸念されることを4点に整理して、解説したい。こういう問題を政府も十二分に考えたうえでの決断ならよいのだが。。。
問題・懸念1:感染拡大防止につながらないかもしれない。
問題・懸念2:医療、福祉など社会的な機能への悪影響。
問題・懸念3:子どもたちへの悪影響。とくに社会的弱者に過酷。
問題・懸念4:地方自治上、問題はないのか。
問題・懸念1:感染拡大防止につながらないかもしれない。ーーー




2020年 3月 1日
日記がわりに。
28日金曜今年初めて夙川からさくらやまなみバスで有馬温泉に行く。インバウンドはほぼ居なくて聞こえるのは日本語ばかり。行きつけの店で天そばを頂き康 貴で湯に浸かり、同じ道を帰る。途中甲山高校でも電車の中でもいつもより多い荷物を持った高校生や小学生がいて急遽自宅学習に備えるのだろう、どこかの落 ち目の首相の場当たりの「決断」とやらで可哀想にいい迷惑だろう。
昨日曇天やがて雨、地元calmoで美味しいピザ。「コロナビールはないかな」と冗談を言うと隣に来た客も同じことを言ってた。地元客でほぼ満席。ついで に三宮に出ていつもより人通りの少ない道を歩きコーヒーのあと大丸地下を覗くと淡路のウマヅラハギあり。昼も夜もちょっと贅沢。
今日も晴れて西宮北口に行き、津門側沿いのイタリアンを訪ねる。シンプルなトマトのパスタがすごく美味しい。阪急ガーデンに寄って食材など買って帰宅。この国の政界もだが、我が家のボケも花盛り。
  
  

                                                                                                                                                                
  
     





























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