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2021年 3月31日
黄砂は収まり朝から青空で窓辺も自転車置き場も桜満開。アシスト車で下りpiza trackでオルトラーナを買って一週ぶりに天神山公園へ向かうと善光寺門前の桜も満開。
公園の桜も咲き誇りその下でピザという贅沢。子供らと家族連れ、中に赤いランドセルを背負った新一年生?の写真を撮る親子も。御影駅前まで往復してコンビ ニコーヒーで会食ならぬ個食を終え、高羽丹生神社を経て六甲駅前で食材買って帰宅。昨日は空は霞んで今日は空気が澄んでいるが、兵庫は感染確認200人超 え。

   
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2021年 3月29日
宣言が明けた兵庫大阪は変異株を含めコロナ感染再拡大、嵐山一泊をキャンセルして晴れの今日は地元夙川で花見。六甲カトリックの桜も満開でこの地域有数の桜の名所夙川堰堤もちょうど満開、やはり皆さん地元で過ごすためか人出も多い。
駅前で購入した海苔巻き弁に散った桜の花弁を載せてお昼。川沿いを苦楽園の先まで往復し、カフェのテラスでコーヒーのあと桜の道をjr駅まで歩き六甲道で灘温泉に浸かり食材買って帰宅。晴れは木曜まで、金曜から天気は降る予報。


2021年 3月28日
日記がわりに。
27日裏手の桜も咲き揃い神大前の桜もほぼ満開。構内の広場横の桜のしたのベンチから桜並木を巡って一回りし、坂道を下りcalmoでナポリピザ。明日は 雨予報で皆さん花見なのか珍しく客は自分一人で貸切状態。三宮に出てベンチでコーヒーのあと阪急地下で明石産カワハギ見つけて帰宅。
今日は終日雨で引きこもり、裏手の狭い敷地で建物に遮られて日差しも少ないなか咲く桜をゆっくり鑑賞。
 


2021年 3月24日
日記がわりに。
ニセコから帰って翌土曜神大前の桜は咲き始め。構内を抜けてil ventoでマルゲリータをいただき駅前で食材買ってバスで帰宅。
月曜岡本の桜守公園に行くと笹部桜がこれも咲き始め。駅前のコープで買った弁当とコンビニコーヒーでお昼のあと住吉からうはらの湯に浸かって帰宅。
自宅裏の桜も咲き始めだが、神戸の標本木の王子動物園の桜はのんびりしていてようやく今日開花。アシスト車で御影よりの天神山公園を訪ね、斜めに伸びた桜 を廉価な湯葉と鶏肉の弁当を食べてしばし鑑賞。2~3歳から小学3~4年の子たちが元気に遊んでいた。鬼ごっこのあとままごと遊びかサッカーかどっちにす るかで、「話し合いで決めよう」「ままごとはみんなが参加できる」「サッカーは小さい子が怪我するかも」などこの国の政治家や官僚よりずっと優れた話し合 いが聞こえた。未来は明るいかも。
          




2021年 3月24日
「忘れられないエピソードがあります。麻生太郎政権だった09年2月、東京支局長に就任した私は官邸に連絡を入れ、国際報道官にあいさつに行きました。す ると報道官は、私の前任の支局長が政権に批判的な記事を書いたと指摘した上で、こう言いました。「もし官邸からの取材の協力が欲しければ、前支局長の記事 を批判し、『自分は前支局長とは違う報道をする』という旨を文書で提出するように」。信じがたい言葉です。
 私はAP通信の記者時代、北京や上海で仕事をしていましたが、中国当局からも同じようなことを言われた経験がありました。そのことを思いだし、官邸の報 道官に「日本政府は中国と同じようなことを私に頼んでいるのですか」と尋ねてみたところ、報道官は慌てて否定していました。結局、私は求められたような文 書を提出しませんでしたし、それが理由かは分かりませんが、その後の約6年半の在任中、一度も首相の単独インタビューは実現しませんでした」
――メディアは今後どうあるべきですか。
「米国のトランプ大統領はツイッターで記者を名指しで批判します。しかし日本の首相はそこまでしません。米国に比べれば、日本のメディアが受ける政治的圧 力はずっとずっと小さい。だから、萎縮する必要は全くありません。もっと調査報道に力を入れ、アクセスジャーナリズムに依存しすぎている状況から脱却すべ きです」
 前ニューヨーク・タイムズ東京支局長マーティン・ファクラー氏へのインタビューから。
 国営放送だけでなくすべての報道機関に政府批判を禁じる一党独裁化の中国を真似て、政府批判を封じれば取材に協力してやると言う2009年麻生政権。迎 合する報道機関にだけ独占インタビューなどを許し、記者会見でもフリーランスや海外メディアの参加を制限する安倍・菅政権も本質は同じ。森友・加計、桜な どでの政治の私物化と有権者の饗応そして長男らによる官僚の接待漬けなど腐敗しきった政治は国会軽視とメディアへの統制と表裏一体のもの。12年前のこの 首相は先日の「いつまでマスクをつけるんだ。真面目に聞いてるんだよ、俺が」の人物。その場で「それはあんたの仕事だろう」と言い返す記者はいないのか。 先日の緊急事態延長の首相ぶら下がり会見では、若手の記者たちが結構いい質問を続けてはいたが、政治に関して残念ながらこの国のメディアによる「調査報 道」は、この記事の毎日や朝日ではなくほとんど週刊文春が行なっていると言う御寒い現状。政権に迎合せず、毅然とした報道姿勢を構築してもらいたい。
《2020年が終わり、新たな年を迎えた。年明け早々から緊急事態宣言などで政治の役割が問われる中で、メディアは政権の監視役となりえているか。中国や 日本の取材経験が長い米紙ニューヨーク・タイムズの前東京支局長で、新著「吠(ほ)えない犬」(双葉社)で日本政府とメディアの関係を詳しく書いたマー ティン・ファクラーさんにじっくり話を聞いた。【金志尚/統合デジタル取材センター】
「アメとムチ」
 ――「吠えない犬」というタイトルにどんな思いを込めましたか。
 ◆本来メディアは権力者の監視役、つまり「ウオッチドッグ」(番犬)にならなければいけません。おかしなことがあれば吠え、市民に伝えるのです。しかし 実際はどうでしょうか。私にはむしろ、権力にすり寄る「ポチ」に見えました。安倍晋三政権は自らに好意的なメディアには単独インタビューの機会を積極的に 与える一方、批判的なメディアにはあまり与えませんでした。こうした「アメとムチ」を巧みに使い分け、「取材したかったら協力しろ」という無言の圧力をか けてきたのです。この場合の協力というのは、政権にとって都合のいい情報を発信することです。
 ――メディアにいる者としては、取材機会がなくなるのは怖い。責務も果たせなくなります。
 ◆権力者に近づいて情報を取ることを「アクセスジャーナリズム」と呼びます。それ自体は決して悪いことではなく、必要なことです。しかし、日本のメディ アはこれに過度に依存しています。本来メディアは独自取材に基づく「調査報道」とアクセスジャーナリズムの二つをバランスよく行い、問題を多角的に報じな ければいけません。調査報道は人も時間もお金もかかりますが、埋もれている問題を明らかにするためには絶対に必要な手法です。
 ただ、現状は調査報道に比べてアクセスジャーナリズムによる報道の方が圧倒的に多い。安倍政権はこの点をうまく突き、利用したと言えます。つまり、政権 に批判的な記事は書かないという「条件」で、記者にアクセスする権利を与える。そんな関係が今、一部メディアとの間に出来上がっているように感じま す。ーーー



2021年 3月24日
「民主党政権だった2010年ごろです。情報通信技術で地方を元気にするといううたい文句で、NPO法人の活動に補助金を付ける事業がありました。ところ が、内部通報を発端に、弁護士や公認会計士らでつくるチームをつくって実態を調査したところ、総務省のチェックがずさんで、不適切な補助金交付が多数ある ことが判明しました。補助金を総額で約5億円分減額する措置を取りました。当時の担当課長が今回処分された秋本芳徳氏(前情報流通行政局長)、そして途中 から担当の参事官となったのが山田真貴子氏(前内閣広報官)でした。いずれも情報通信・放送を所管する旧郵政省系の問題です。その背景には、政治サイドに おもねる傾向があることが共通点です。ーーそして今回は、安倍政権とそれを継承する菅政権側の有力者の意向を忖度(そんたく)したり、配慮したりする姿勢 が違法接待につながった。放送法の外資規制違反を見逃したずさんな審査を見ても、同じ構図だと思えます」
――今回、発覚すれば処分を免れない官民接待に、総務官僚はなぜ参加したのでしょうか。
「東北新社の件については、菅首相の長男がいる『政治案件』と認識されていたのでしょう。利害関係者との会食などについて国家公務員倫理法のルールがあっ ても、政治に対する脆弱性から、ルールに反する接待に対する抵抗感が希薄だったのではないでしょうか。多くの企業不祥事を扱った私の経験から言えば、組織 的に常態化している違法行為には、ある特徴があります。最初は形式的には実質的問題はそれほど大きくはなく、大したことではないという認識から始まる。し かし、長く続いている間に、世間には到底説明できないレベルに至ってしまうのです」
――政治の側にはどんな問題があるでしょうか。
「安倍長期政権のあとに生まれたのは、路線を継承する菅政権でした。政権交代の可能性が意識されない状況が、官僚の世界を、全体的に緊張感もなく、自分で ものを考えることもしない方向に向けていったといえます。政と官の関係を根本的に見直すべき時です。第三者的立場の顧問・コンプライアンス室のような、公 正中立を確保する『とりで』を各省庁に設けるべきだと思います」郷原信郎弁護士(元東京地検特捜部検事)
――今回の事態をどう見ていますか。
「私が総務相だった10年前までは、どの官庁も接待は厳に自重する雰囲気がありました。それは1998年に東京地検特捜部に摘発された旧大蔵省の接待汚職の記憶が生々しかったからです。しかし、この10年で状況が変わったなという印象です」
――何が変わったのですか。
「一つは、霞が関で『官邸主導』が強まったことです。従来は政策の多くは各省庁から出てきていましたが、安倍政権以来、官邸から省庁に下りてくる習わしで す。菅義偉首相が官房長官時代から掲げていた携帯電話料金の値下げは、その典型でしょう。安倍政権時代の官邸は経済産業省出身の官僚が牛耳っていました が、携帯料金値下げなどは総務官僚が動かなければ進みません。そこで、こうした『菅案件』では総務官僚のポジションが上がり、別格意識を持つに至った可能 性はあります」
――菅首相の存在も大きいのでしょうか。
「放送通信分野は元来、政治家はあまり深入りしない分野と言われていました。放送については、へたに触ると放送法に定める政治的公平性にもかかわり厄介な ことになると敬遠されたり、通信は専門的で複雑すぎると言われたりしました。菅さんは総務省で大臣と副大臣を務めましたが、情報通信と放送分野への関心は 高かったようです。在任中に左遷と取れる人事も行い、その衝撃は省内に知れ渡っています。そんな菅さんを総務官僚は無視できないでしょう」
――菅首相は国会で『息子は別人格』と述べて、関係性を否定していますが。
「確かに首相はそう言われますが、世間は決してそうは見ていません。森友学園問題で、財務省をはじめ霞が関の官僚たちが安倍晋三前首相の妻昭恵さんにどれほど気を使っていたか、国民は知っていますから」
――官僚だけでなく、武田良太総務相ら政治家のNTTとの会食も明らかになりました。
「『疑念を招くような会食には応じていない』と木で鼻をくくった答弁を国会で繰り返しても、政治的打撃にならない風土ができてしまいました。官僚も『記憶 にない』などと度々答弁している。『上(かみ)行えば、下(しも)効(なら)う』です。国会中継を見ていて本当に情けなくなりました。今回の騒動で情報通 信行政は一時的に停滞するかもしれません。でも、これを機に通信放送行政を担う官僚は一気に世代交代すればいい。ピンチはチャンスに変えるしかありませ ん」片山善博早稲田大教授(元総務相)
 かつて総務相顧問弁護士、総務大臣だった二人による総務省接待問題に対する分析と提言。
 首相長男ら明らかな職務上の利害関係者に接待を受け続け、衛星放送に関する会話や天下り斡旋依頼の会話をしていながら国会では「答えは差し控える」「記 憶にない」「記憶力の低下」と言い募る総務省幹部官僚らと、ろくな調査もせず官僚らに「記憶にないと言え」とこれも国会で命じる総務大臣、そして「長男は 別人格」「政治責任の定義はない」とみっともなく開陳するこの国の首相。この腐りきった行政の来歴と問題の本質が一定程度明かされている。
 郷原氏の言う各省に第三者的なコンプライアンス室を設けるのも、片山氏の言う総務官僚の一気の世代交代も一案ではあるが、総務省が独占している情報通信 の許認可権を政府や特定の省から独立させ、中立公正な第三者機関とすること、そして接待漬けの総務官僚だけではなくこの間総務行政に関わった元・現総務大 臣や首相らを一気にこの国の政府から一掃することが何より必要だろう。
《放送事業会社の東北新社とNTTによる総務省幹部への接待問題が「泥沼」の様相を見せている。官僚は相次いで更迭され、疑惑は政治家にも広がる。なぜ同省ばかりで表面化しているのか。かつて同省で働いた経験があり、内部事情を知る2人にその背景について尋ねた。
 ■角栄時代から政治を後ろ盾に 郷原信郎さん(弁護士)
 ――総務省顧問としてコンプライアンス(法令や社会規範の順守)を担当し、不祥事を調査したことがあるそうですね。
 「民主党政権だった2010年ごろです。情報通信技術で地方を元気にするといううたい文句で、NPO法人の活動に補助金を付ける事業がありました。とこ ろが、内部通報を発端に、弁護士や公認会計士らでつくるチームをつくって実態を調査したところ、総務省のチェックがずさんで、不適切な補助金交付が多数あ ることが判明しました。補助金を総額で約5億円分減額する措置を取りました。当時の担当課長が今回処分された秋本芳徳氏(前情報流通行政局長)、そして途 中から担当の参事官となったのが山田真貴子氏(前内閣広報官)でした」ーーー



2021年 3月21日
「解除は今週しかない。延長したら感染者が増えて解除できなくなるかもしれない」閣僚の一人16日
「政治責任の定義というのはないんじゃないでしょうか」菅義偉首相 参院予算委員会5日
「マスクはいつまでやることになってるのか。記者なら知っているだろう。真面目に聞いてんだよ俺」麻生太郎財務相兼副首相19日
「私自身確認してみたが『記憶がない』という所までは聞こえたように感じた。なぜか無意識というか口に出たのでしょう」武田良太総務相 参院予算委員会19日
https://digital.asahi.com/articles/ASP35343KP34UTFK026.html
https://www.tokyo-np.co.jp/article/92492
https://mainichi.jp/articles/20210319/k00/00m/010/118000c
 このまま感染者が増えたら解除できないから今のうちに解除。感染収束は記者ではなく政治の責任だとわきまえない政権副首相と所管する省で幹部が違法な接 待漬けになっても自らは管理責任を取らない総務大臣そして自らの息子が子飼いの官僚らを接待漬けにしても責任を自覚しない首相。馬鹿なのか、国民を馬鹿に しているのか。両方だろう。
 国民の命と健康を守る責任感のかけらもない、無為無策で愚かしく記憶力も倫理観も麻痺させた菅首相と政権の醜悪な姿。まともな医師や研究者は「東京100人未満での解除」を唱えていたが、東京は新規感染者300人越えのまま今日21日緊急事態宣言解除。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/83132
https://digital.asahi.com/articles/ASP1F6FM4P1FULBJ015.html
 このつけはこれからの感染拡大により国民が命と暮らしで支払うことになる。そして政府はその責任をみずから負うことはない。こんな馬鹿げた政権は一刻も早く退陣させるべき。

《政府は2カ月半にわたる緊急事態宣言を22日に全面解除する見通しだ。全国の新型コロナウイルスの新規感染者はなお1日あたり1000人以上で「第4 波」の懸念は払拭されていない。政府による感染対策は地方や民間との間で横たわる構造的欠陥と備えの甘さを浮き彫りにした。
16日夕の首相官邸。菅義偉首相は田村憲久厚生労働相ら関係閣僚と解除へ詰めの協議をした。
「解除は今週しかない。延長したら感染者が増えて解除できなくなるかもしれない」。閣僚の一人が協議後に語った。東京都の感染者が10人程度に減った昨春の宣言解除時とは様相が異なる。
今週末をもって解除するのは既定路線だった。「もう次の宣言は出したくない」。首相は1都3県の2週間の延長を決めた3日の協議で、経済への影響に懸念を示した。延長幅を2週間にとどめたこの時点で解除へと動き始めていた。
問題は専門家や世論の理解が得られるかどうかにあった。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は「変異ウイルスが国内でも主流になる」と慎重論を展開していた。
最大の課題は病床使用率を最も深刻な「ステージ4」に近い水準から引き下げること。首相は厚生労働省を通じて逼迫度が高かった千葉県に患者の転院や病床確保を働きかけてなんとか解除基準をクリアした。
解除を表明した17日、記者団に「感染者数や病床使用率が解除の方向に入っている」と訴えた。
解除までの道のりは誤算の連続だった。
2020年12月中旬、政府内の見通しは楽観的だった。感染は年末年始にいったん落ち着くとの見方が多く、首相も「拡大の危険性が高まるのは1月中旬以降だ」と読んでいた。実際には忘年会が主因とみられる感染の急拡大が起きた。
「知事に頼るからこうなった。首相は判断ができない」。尾身氏は大みそかの31日、非公式会合で不満を爆発させた。東京都と政府の連携不足への怒りだった。
政府は飲食店の営業時間短縮を重視したが、都は要請に従った店舗に払う協力金を1月上旬まで事業者ごとにしか支給しなかった。これでは店舗数の多い大手の協力は得にくい。この間に感染拡大は深刻さを増した。
効果が見え始めたのは宣言から1カ月たったころだ。1週間あたり感染者数がピーク時の2割まで減った。「どうだ? 飲食中心の対策、うまくいったろう」。首相は訪れてくる官僚に自賛した。首都圏への宣言を3月7日の期限で解除する案も真剣に検討した。ーーー



2021年 3月19日
小樽は朝方霙まじりの曇天でやがて日差しも。宿を出て寿司屋小路を歩き北一硝子の倉庫カフェを訪ねる。ランプの灯りと音楽でしばらくコロナも寒さも霧散した。
小樽バインで帆立のジェノベーゼのお昼、運河プラザでコーヒーのあと手宮の湯の華温泉に立ち寄り小樽駅からエアポート快速で千歳まで。早めの夕食を食べ6 時25分のスカイマークで8時半神戸に戻るとボートタワーと観覧車がカラフルな電飾でお出迎え。緊張感とマスクで大変疲れた。


2021年 3月18日
ニセコ最終日、謝辞を述べて宿を後にしバスでミルク工房を訪ねる。レストランは閉じているがピザのマンドリアーノは11時から開いてピザ、本店でコーヒーを雲に隠れた羊蹄山を見ながらいただき、午後いこいの家から中央バスで小樽まで。
こちらも閑散とした運河沿いの宿に着き、営業していた小樽ビールでヴァイスをいただきほとんど人通りのない横丁を歩くが、ニセコ店と同じくふじ鮨本店は営業中止。
運河沿いの函館系の店で客はもうひと組のなか地場の握りを食べ、やはりお客一人の小樽バインでコーヒーをいただき宿に戻ると21日から首都圏の緊急事態宣 言解除のニュース。東京などは300人〜400人の高止まりのまま。宣言の対象ではないニセコや小樽も人出は戻らず閑散としたまま。「政治責任の定義はな い」などと放言する首相や政府を国民は信用していないということ。
   


2021年 3月17日
ニセコ三日目、夜は雨で緩んだ屋根の上の雪が雪崩のように落ちた。
美味しい朝食の後ゲレンデは新雪だが霧の中。千メートル台地から隣の東山に出て霧の中を降る。ゴンドラと山頂リフトを乗り継ぎトップに行き、再び霧の中をアンヌプリゲレンデを降ると下部の斜面でようやく視界が開けた。
アンヌプリリゾートのレストランは営業中止でフロント横のカフェで蕎麦を食べる。客足少なく開いている店のメニューも簡素だが有り難い。
パラダイスヒュッテでコーヒーを挟み麓のリフト2本の緩斜面でようやく少しはまともな滑りとなって今シーズンの初滑りと滑り納めが完了。
いこいの湯の露天に浸かり4時のバスで宿に戻り、今夜も柚子塩チャーシュー麺で早めの夕食。夜は冷える。


2021年 3月16日
ニセコ二日目、今シーズン初滑りは昨日の陽射しで溶けて固まった雪面で難儀。スキー客は寂しいほど少ないが花園緩斜面は快適でベースの食堂でミートパイのお昼のあと周辺のリフトは止まっているなかどうにか営業している望羊荘でコーヒー。
午後から雨の予報だった天気はどうにか持ち、3時にベースに戻ると朝がた見かけた3〜4歳くらいの子がボードを上手に操作していた。
宿で着替えて去年終了した湯ころの代わりにひらふ亭のゲレンデが見える露天に浸かる。人は少ないだろうと思ってはいたがほとんど貸し切り状態。宿の先のイタリアンでゴルゴンゾーラのペンネをいただき宿に戻る。夜はさすがに寒い。


2021年 3月15日
早朝のスカイマークで千歳に向かう。便は若者とシニア世代でほぼ満席。眼科に金沢市近郊、佐渡島、白銀の鳥海山?そして遠く十和田湖と八甲田も見えた。
千歳空港はさすがに人出少ないが早めの昼を食べて乗ったニセコ、ルスツ行きバスはこれもほぼ満席。
快晴の空の下羊蹄山を周りヒラフに着くと人出は少ない。バスをアンヌプリで降りて久しぶりにいこいの家の露天に浸かり、減便のユナイテッドでヒラフに戻り、ログハウスの宿に入る。
コロナでまちも店も営業は大変のよう。夕飯に出るとふじ鮨は当面休業、ほかの店も明かりが見えず、カフェバー魂がラーメンを出していてそれで夕飯。窓の向こうでアンヌプリが夕闇に包まれた。
日頃の心掛けが悪いのか明日は雨とか。
   


2021年 3月 8日
「政党交付金については、国会議員が当選無効となった場合に制度上、返還する仕組みはない」菅首相
「民主主義破壊の買収行為によって当選が無効になった河井氏の分まで交付を受けることが、民主主義の発展に重要なことになるのか」共産党井上哲士議員
 政党交付金から破格の1億5000万の選挙資金を候補に提供して買収させ、当選無効となっても当選後受け取った政党交付金は返還しない。まさにこの官房 長官、首相とそれが率いる政党がモラルの欠落した反社会・犯罪者集団である証。それにしてもわずか16ヶ月の在籍で一人約6534万の交付金。このコロナ 禍でこの輩も含め夜間飲み歩いた与党議員らの国民の生活と乖離した状況をもたらしただけ。即刻廃止すべき。

《2019年の参院選広島選挙区で河井案里氏が当選したことにより、自民党は約6534万円の政党交付金を受け取っている計算になることが分かった。共産 党の井上哲士氏の質問に対して、総務省が明らかにした。案里氏はこの参院選をめぐる公職選挙法違反(買収)で有罪判決が確定し当選無効となったが、菅義偉 首相は「仕組みがない」として返還する考えがないことを明らかにした。
 総務省によると、政党助成金は毎年1月1日時点や国政選挙後に、所属する国会議員数などから算出している。案里氏の当選後である19年8月から20年12月までに自民党に交付された金額を議員1人あたりで割ったところ、約6534万円になったという。
 武田良太総務相は、政党交付金制度について「民主主義の発展に重要な意義を持つ」と答弁。井上氏は「民主主義破壊の買収行為によって当選が無効になった河井氏の分まで交付を受けることが、民主主義の発展に重要なことになるのか」とし、首相に自主的に返還するよう迫った。
 しかし首相は「政党交付金については、国会議員が当選無効となった場合に制度上、返還する仕組みはない」として返還には応じない考えを示した。》



2021年 3月 7日
日記がわりに。
 3日は先月に続き岡本のもう一つの保久良梅林を梅の時期には初めて訪ねる。ハイク道を15分ほど登ると斜面にベンチと紅白の梅林があり、すでに梅見客も 多く満開。ここももっと前からくれば良かったと反省しつつ駅前で買った弁当食べ、帰りは神社への坂道を降る。住吉からうはらの湯に入り、御影で食材買って 帰宅。
 昨日は2週ぶりにil vento。一応兵庫は大阪、京都とともに宣言は解除だが人通りもお客も少なめ。カッペリピザを食べ、駅前のイカリで食材買って神大構内を歩いて帰宅。馬 場に馬影も学生も見かけず、学生会館も寂しげに人の気配なし。購入した湯葉と鶏肉の小ぶりで廉価な弁当はよく見るとなんとか賞受賞だった。
 今日午前は晴れで花粉は多そうだが、岡本から久しぶりに本山の民家一軒で庭の席もあり食事もできるカフェを訪ねた。もち豚のステーキが美味。帰りに岡本桜公園に寄るとむろん開花はまだだが静かに食事する家族らがいた。あと2〜3週で桜の季節か。
 


2021年 3月 4日
・NTTの澤田社長らが谷脇康彦・総務省総務審議官に2018年9月4日と9月20日、20年7月3日グループの関連会社が運営するレストランで計17万円を超える接待。
・山田真貴子内閣広報官も昨年6月4日総務審議官の時にNTTの澤田社長らが4人の飲食代総額約33万円で接待。
「業界団体の立食パーティーなどの場で懇談、あるいは勉強会でご一緒するケースはあった」谷脇総務省総務審議官1日衆院予算委員会
→「意見交換を目的に利害関係者の通信事業者と会食する場合はある。国家公務員倫理法に反する会食はないと認識している」同3日参院予算委員会
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030301167&g=pol
「山田氏(前内閣広報官)が退院したら事実確認をするのか」共産党田村智子議員
「既に退任されておりますので、当方から事実確認する立場にはない」加藤勝信官房長官4日参院予算委員会
https://digital.asahi.com/art.../ASP342FHCP33UTFK01Z.html...
 菅首相肝煎の、政府の施作としては実に矮小な携帯料金値下げを担当する総務省谷脇審議官や先日内閣広報官を体調を理由に辞職した山田元審議官らが、首相 長男ら東北新社から違法接待を繰り返しただけではなく、やはり通信事業最大手で利害関係が歴然としているNTTとその子会社からも違法な接待を受け続けて いた。
 今日の参院で加藤官房長官は、退任した山田元内閣広報官のNTTからの接待について、本人に確認しないと断言。無責任極まる。
 公務員倫理法、刑法収賄罪に違反しながら国会などで平然と嘘に嘘を重ねるこれら総務官僚と長男を含む民間企業の癒着を生み、放置してきたこの総務相、官房長官から首相となった者の政権はまったく腐りきっている。
 谷脇審議官は東北新社からは4回、11万円超の接待を受けたとして減給3カ月(10分の2)の懲戒処分を受けたが、きわめて甘い。接待したNTT社長も これら総務審議官らも、そして管理責任を有する総務相とこれらの官僚を子飼いとしてきた菅首相もこの腐敗の責任をとってその職を辞すべきだ。これ以上国会 で見苦しい嘘を重ねるのは主権者たる国民への侮辱でしかない。

《菅義偉首相の長男・正剛氏が部長職を務める東北新社から接待され、減給の懲戒処分を受けた谷脇康彦・総務省総務審議官と、給与の自主返納と内閣広報官辞 職に至った山田真貴子氏。2人が、NTTからも高額な接待を受けていたことが「週刊文春」の取材で分かった。NTTは総務大臣から事業計画などの認可を受 けて経営されており、総務省幹部がNTT側から供応接待を受けることは、国家公務員倫理法に抵触する疑いがある。
 2人を接待していたのはNTTの澤田純社長や、子会社・NTTデータの岩本敏男前社長(現相談役)ら、NTTグループの幹部。
 山田氏が接待を受けたのは、昨年6月4日。当時山田氏は総務審議官(国際担当)の任にあり、総務省国際戦略局長の巻口英司氏とともにNTTグループの関 連会社が運営するレストランを訪れていた。接待したのはNTTの澤田純社長と北村亮太執行役員。4人の飲食代は総額で約33万円(割引前)だった。NTT ら会員企業は100万円単位の年会費を店側に支払っており、会員企業の場合、代金が4割引きになる。
 一方、谷脇氏も昨年7月3日に同じ店で接待を受けていた。接待したのはNTTデータの岩本前社長。当時、外務審議官だった金杉憲治氏(現インドネシア大使)も同席した。計4人の飲食代の合計は約19万3千円。
NTT側からの接待は58万円を超える
 また谷脇氏は2018年9月4日と9月20日にも同店で接待を受けていた。
 9月4日はNTT社長を退任したばかりの鵜浦博夫相談役ら3人で会食し、総額30万2千円と一人10万円を超える接待を受けた。
 9月20日はNTTの澤田社長ら3人で会食し、総額8万7千円。
 谷脇氏に対するNTT側からの接待は、3回合計の総額で58万円超、谷脇氏が受けた接待額は計17万円を超える計算になる。また総務省に対して、必要な届出を出していないことも分かった。
 山田氏には内閣広報室を、谷脇氏には総務省を通じて質問したが、回答は得られなかった。NTT広報室は「回答を差し控えさせて頂きます」とした。
 谷脇氏はこれまで「東北新社以外の衛星放送各社、民放やNHK、あるいは通信会社の社長から接待を受けたことはありますか」(3月1日・衆院予算委、森 山浩行議員の質問)と問われ、「公務員倫理法に違反する接待を受けたということはございません」などと答えてきた。過去の国会答弁との整合性も問われそう だ。ーーー



2021年 3月 2日
「説明できることとできないことってあるんじゃないでしょうか」20年10月26日NHK「ニュース9」菅首相(日本学術会議任命問題についての質問に)
・放送直後から、山田真貴子内閣広報官が原聖樹政治部長に対し、有馬氏の質問内容に抗議
「所信表明の話を聞きたいといって呼びながら、所信表明にない学術会議について話を聞くなんて。全くガバナンスが利いていない。NHK執行部が裏切った」12月5日坂井学官房副長官夜の首相も直前まで居た会食での会話
https://digital.asahi.com/articles/ASNDC5W0KND7UTFK003.html
「いちいちそんなケチをつけるもんじゃないですよ」1月19日『クロ現+』自民党二階俊博幹事長(政府のコロナ対策は十分なのかとの質問に)
 NHKの「ニュースウオッチ9」「クローズアップ現代+」の真面目な2人のアナウンサーがこの春相次いで降板。共通するのは、公共放送の責務として国民 が知りたいことを首相や与党幹事長に静かに問いかけて、視聴する国民に対する説明責任も公共放送の独立性もまるでわきまえない政治家の不興をかったという こと。
 所信表明で触れなかった「学術会議」問題を質問して何が悪いのか。「勝負の三週間」の時に夜の会食をして記者らに会話内容を聞かれた、この内閣官房副長 官の「ガバナンスが効いていない」は、そこにいた首相を含めそっくり自分たち官邸に当てはまるセリフ。NHKアナウンサーを自分の手下のように扱うこの失 言だらけの幹事長も含め、すでにこの国の政治にとりついた悪性腫瘍のようなもの。長男と子飼の総務官僚が繰り広げた違法接待問題を見ても、この政権に「ガ バナンス」はまったく効いていない。アナウンサーを飛ばして広報官を辞めさせるのではなく、首相や幹事長こそ辞任せよ。

《有馬氏の降板をめぐって取り沙汰されているのが、昨年10月26日の臨時国会開幕日、菅義偉首相が生出演した際のやりとりだ。有馬氏は、炎上していた日 本学術会議をめぐる問題で、菅首相に質問を重ねた。菅首相は最後には明らかにムッとした様子で「説明できることと、説明できないことがある」と述べた。
「このやりとりを受けて、放送直後から、山田真貴子内閣広報官が原聖樹政治部長に対し、有馬氏の質問内容に抗議した――という話が局内で広まったのです。実際、原氏は後になって周囲に『山田さんに怒られて大変だった』と漏らしていました」(NHK中堅職員)
 12月12日には朝日新聞が、坂井学官房副長官の会食時の発言として「所信表明の話を聞きたいといって呼びながら、所信表明にない学術会議について話を 聞くなんて。(略)NHK執行部が裏切った」と語ったことを報道。菅官邸のNHKへの怒りは周知の事実となった。このころから、局内では水面下で“有馬降 ろし”が始まったという。
「各局の夜のニュース番組は、『news23』(TBS系)の小川彩佳アナや『news zero』(日テレ系)の有働由美子アナなど、軒並み女性キャスターがメイン。そのため、前政治部長の山口太一編集主幹が『9も和久田アナをメインに据え るべき。男性キャスターは補佐役で良い』と言って、局内で根回しを始めたのです。有馬氏を降板させれば、官邸の人事介入やNHK側の忖度が疑われるのは自 明だったため、カモフラージュの意味合いもあったのでしょう。山口氏はこうした小細工を思いつくタイプではないため『菅官邸と近い正籬聡副会長や小池英夫 理事の入れ知恵ではないか』と冷ややかに見られていました」(前出・NHK関係者)
 こうした動きを察知したのか、昨年11月頃から有馬氏は周囲にこう漏らしていた。
「辞めさせられそうだ……」
 そして事実、有馬氏の降板が決定したのだ。
 これだけではない。じつはもう一人、政権の怒りを買ったとされる意外な人物がいる。NHKのエース・武田アナだ。
「08年から9年間『ニュース7』のメインキャスターを務めたほか、19年には天皇の『即位の礼』関連番組で進行を担当するなど、名実ともにNHKの “顔”。『たけたん』の愛称で親しまれ、昨年12月の『好きな男性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)では、フリーの羽鳥慎一アナに続く2位に選ば れました」(NHK局員)
 17年からは、NHKの看板番組である「クローズアップ現代+」のキャスターを担当。だが、今回の人事で降板と大阪放送局への異動が決定、新たに情報番組「ニュース きん5時」を担当することが発表されたのだ。ーーー




2021年 3月 2日
正剛「うちがスロット(帯域)を……」
木田「俺たちが悪いんじゃなくて小林(史明衆院議員、元総務政務官)が悪いんだよ」
秋本局長「いやぁ、でも(小林氏は)どっかで一敗地に塗れないと、全然勘違いのままいっちゃいますよねぇ」
木田「そう。でしょ? でしょ? あれ一回ね、(小林氏と)どっかで話そうとは思ってる」
正剛「結構あのCSのタイミングがあって」
木田「いや、BSねBSの免許の時に全部割り当てしたの衛星・地域放送課の幹部だから」
秋本局長「いまだにもっと上、谷脇(総務審議官)で判断している」
木田「谷脇、ちょっと痩せた方がいいよ、あれ」
木田(秋本に土産とタクシーチケットを渡した後)「あの人政治家にもなれる人だからね。領収書宮さんに渡しといて」
官僚ら「記憶を失いました」
武田総務相「放送行政が歪められたことは全くない」

《総務省は放送行政は適正と主張し、東北新社側も特別な要請を否定する。だが、接待の主目的は総務省の意思決定プロセスに東北新社に有利な情報を混入させ ることである。東北新社が違法接待をした主目的は総務省幹部の深層心理に好都合な判断材料を植え付けるためと考えられる。意思決定者を特定し、自社に有利 な材料を持ち出し、貸しをつくる。情報収集というより深層心理への植え付け。情報の混入と植え付けは成功。官僚本人も気付かぬうちにすでに放送行政は歪ん でいる。》
 ぼうごなつこさんの「昭和の歴史教科書」〈総務省違法接待、疑惑の密談と接待。記憶にないって言うからマンガにしてみた〉=ハーバービジネスオンラインから。この接待問題の本質が見事に描かれている。
 首相長男らによる接待で政務官や審議官らの名をあげてBS免許割り当てを省内の誰がしているかなど、東北新社に有益な情報を漏らす総務官僚。「じゃあ、 身引くときに私……」と、この秋元局長が自身の天下りを要請する音声も記録されており、39回の接待によって東北新社は総務官僚らの「痴呆」化と「運命共 同体」化に成功している。
 この「ちゃんと仕事してる」元総務大臣秘書官で長男の父親であり総務省に絶大な権力を有する者は、この総務省違法接待に無関係ではあり得ない。厳しい政治責任を負い、その職を辞すべきだ。




2021年 3月 2日
「山田広報官も、ご子息を含んだ会食は断れなかったのでは」立憲民主党山井和則議員→「承知する立場にない」「因果関係は分からない。息子と総務省のことで、どういう事態でこうなったか全く話もしていない」
「首相は息子さんと『別人格だ』というが、官僚はそう見ないのでは」同→「私が答弁することではない」1日衆院予算委
 突然の山田広報官の辞職によって開始が遅れた1日の衆院予算委での質疑で、この人物の首相としての不適格さ、不見識と頑なな愚かさが最も際立ったやりとり。
 菅に菅がいればいいという話ではない。自身がかつて大臣として所管し長男も大臣秘書官とした省における長男ら放送業界からの官僚の接待漬けという違法な 事態について、その高額接待を自らが任命した政府広報官も受けていたという事実を前にして政府の最高責任者でありながら、その原因を究明する意欲は全く欠 如している。
「(相手が)利害関係者という認識がなかった」「正剛氏の存在が影響を及ぼしたという事実は確認できなかった」「ほかの放送事業者とは同様のことはなかった」総務省調査(2月24日)
「(常態化の)直接的な原因は正直なところ分からない」「当事者すべてが、そういうこと(正剛氏の影響)はないと言っている」武田良太総務相24日記者会見 https://www.tokyo-np.co.jp/article/87935

 この数年間そして昨年末のコロナ禍においてすら39回にも及ぶ違法な接待を総務官僚らが受け続けたのは、呼ぶ側に首相(元総務相)の長男がいたからとい う以外に理由はない。これを官僚らが否定するのは保身と首相への忖度のためであり、それを追認する武田総務相も総務省の調査も保身と忖度によって無責任極 まる「原因不明」で終わっている。これで「再発防止」などできるわけがない。
 「身内のためではなく、国民のための危機管理に改めてほしい」との自民ベテラン議員の言葉だが、安倍政権から続くこのみずからの保身のためだけの官僚と 省庁を巻き込んだ「危機管理」は、こういう政権を一度終わらせなければ改まることはない。長男と官僚が繰り広げた違法接待の理由がわからない、調べようと もしないという時点でこの人物は首相を辞める以外に選択はない。

《菅義偉首相の長男がいる放送関連会社から高額接待を受けていた山田真貴子・内閣広報官が辞職した。首相は続投させる意向だったが、世論の批判に事実上、 抗しきれなくなった。続く政権の不祥事や後手に回る危機対応に、政権中枢と国民感覚のズレを危ぶむ声が政府・与党内で広がる。
 「国会審議の極めて重要な時期に、広報官が職を辞す。国会はじめ、みなさま方にご迷惑をおかけしていることを大変申し訳なく思います」
 首相は1日夕、首相官邸のエントランスホールで、謝罪の言葉を口にした。5日前に同じ場所で記者団に、「そのまま専念してほしい」と続投させることを宣言したばかりだった。
 山田氏が総務審議官だった2019年、首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から7万円超の接待を受けていたことが判明した後も、官邸は一貫して「辞める必要はない」という立場だった。ーーー




2021年 3月 1日
「緊急事態宣言の6府県解除という重大な決定したにもかかわらず、なぜ、きょう記者会見を行わなかったのか。高額の接待を受けた山田(真貴子)内閣広報官 の問題が影響したのか」→「まず、山田広報官のことは全く関係ありません。現に昨日、国会で答弁されてきたことも事実じゃないでしょうか」
「山田広報官を続投させる考えか。今後、会見を行う場合は山田氏が会見を仕切るのか」→「昨日ここで答えたとおり」
「時短要請や感染防止など国民に対するお願い事をしている。そういったことに応えるためには国民の疑問にまず答えなければならないと思うが、それでも今日 会見をやらなかった。国民の協力を得られると思うか」→「あのー、今日こうしてぶら下がり会見をやっているんではないでしょうか」
「(宣言解除について)専門家から感染再拡大の懸念が示されています」→「基準は決めているわけですから!(両手をふり下ろすジェスチャーで)基準はクリ アしているわけでありますから。その上に立って、やはり油断することなく、それぞれの首長さんも、徹底して行うように、時間短縮8時までをすぐやめるので はなくて、いろんなことを考えているのではないですか」
「今度の会見では最後まで答えてもらえるのか」→「私も時間がありますから。皆さん、出尽くしているんじゃないですか。先ほどから同じような質問ばかりじゃないでしょうか」
女性自身「菅首相“山田隠し”に逆ギレ…「リーダーの器ない」と呆れ声」  https://jisin.jp/domestic/1956598/ には、
「菅首相にとって山田氏は食い下がる記者を制し、会見を打ち切る“ガードマン”でした。事前に記者から集めた質問をもとに、山田氏が回答書を作成。菅首相 はそれを読み上げるだけで済んでいたのです。ーー不慣れなぶら下がり取材に挑んだ菅首相ですが、与党内部からも『逃げているようだ』と苦言が出ています」 (全国紙記者)
まさかの“逆ギレ”が露見してしまった菅首相に、呆れる声が上がっている。
《質問にろくに答えられてないのだから同じような質問をされるのは当たり前》
《身内をかばうために、国民への説明を止めるなんてあり得ない》
《菅首相のぶら下がり会見、あたふたすると同時にキレ気味。一国のリーダーの器がないんだよなあ》 

 緊急事態宣言の6府県解除という重大な決定について記者会見を開かず記者のぶら下がりの質問だけに対応し、静かに論理を尽くした説明をするのではなく、 「すでに答えた通り」「ーーも事実ではないか」などの定型句を多用して相手を威圧するだけの技術しか持ち合わせない者がこの国の首相であるという国民に とっての不幸。
 コロナ対策も結局「やはり油断することなく」「首長さんも徹底して」と、国民や自治体まかせ。政府の宣言解除の目安はステージ3だが、日本医師会や政府 専門家諮問委員会、分科会もステージ2まで下げることを強くを求めており、6府県ともいまだステージ3のまま。これまでも「旅行で感染が拡大するというエ ビデンスはない」「暮れに東京1300人は想像していなかった」と安直で非科学的な発言を垂れ流してきたが、今回もまた無責任な甘い見通しで判断したに過 ぎず、真摯に国民に説明する気もない。
https://mainichi.jp/articles/20210108/ddm/002/040/040000c
https://www3.nhk.or.jp/.../medical/six_indicators.html
https://news.yahoo.co.jp/.../f0a3123ccd0a93da96a663eb8c9d...
 かつて大臣として君臨し、いまだ首相として強い影響力を持ち続ける総務省で官僚と自らの長男が引き起こした接待という違法行為にも、何ら責任を取らない輩。内閣広報官とともに辞職すべし。

《菅義偉首相は2月26日、6府県で緊急事態宣言を先行解除することを発表した。当初は通例となっている記者会見を開く予定だったが、前日に突然中止に。会見ではなく、記者が首相を取り囲んで行う、いわゆる「ぶら下がり」形式で取材に応じた。
 なぜ中止になったのか 「山田広報官隠し」指摘には
菅首相はこれまで、緊急事態宣言の発令や対象地域の拡大など、節目で会見を開いてきた。時事ドットコムによると、一部地域での先行解除に伴い、政府は当初26日に会見を実施する方針だったが、前日25日夕に中止が決まったという。ーーー



2021年 3月 1日
「今後、職務を続ける中で、自らを改善していきたい」2月25日衆院予算委
「かつて国家公務員倫理法違反の案件があったことについては、極めて遺憾だと思っている。私自身、任命する際には、そうした違反行為については承知してい なかった。真摯(しんし)に反省し、給与を返納していることも事実だ。加藤官房長官に指示して、厳重に注意した。山田内閣広報官は、今後とも、職務に頑 張ってほしいと思っている」2月25日首相ぶら下がりで
→3月1日衆議院予算委員会の集中審議に出席する予定だったが28日体調不良で入院し3月1日付けで「職務を続けるのは困難だ」として辞表を提出して持ち回りの閣議で了承
「予算委員会に出席予定だった山田真貴子 内閣広報官は、きのう夕方、体調不良により、かかりつけの病院を受診したところ『2週間程度の入院加療を要する』との診断を受け、入院した」3月1日加藤官房長官

 首相長男ら利害関係者から違法な接待を受けて公務員倫理法違反を自ら認めながら、内閣広報官としての職務を続ける意向だった者が、1日で一転して体調不 良を理由に今度はその職を辞して国会への出席も取りやめる。2週間の治療ならその間休めばいい。任命時に知らなかったからと言って任命責任も元秘書官たる 長男の違法行為への政治責任も全く意に介さない他人事の首相。2016年URがらみの収賄容疑で閣僚を辞職するがその後入院して国会で説明をサボり続けた 甘利議員と同じ構図。まさに臭いものに蓋で、透明性、前例主義の打破が聞いてあきれる。「極めて遺憾」「真摯に反省」などと言葉を弄び行政を私物化して政 治や公務員の信用をどこまで失墜させるつもりなのか。官房長官そして首相として森友・加計・桜そして総務省接待、いい加減一度自分の責任を取ったらどうな のか。

《衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男などから接待を受けていた山田真貴子内閣広報官は、先月28日体調不良を理由に入院し、3月1日辞職しました。菅総理大臣は、国会で、今回の接待問題を改めて陳謝しました。
山田真貴子内閣広報官は、総務審議官当時、衛星放送関連会社「東北新社」に勤める菅総理大臣の長男などから1回で1人当たり7万円を超える飲食の接待を受けていました。
先月25日には、参考人として国会に出席し「公務員の信用を損なうことになり、深く反省している」と陳謝し事業に関する働きかけはなかったなどと説明したうえで、辞職を否定していました。
また、菅総理大臣も、先週「今後とも、頑張ってほしいと思っている」と述べ、続投させる意向を示していました。
しかし、野党側は山田氏の国会での説明は不十分だなどとして内閣広報官を辞職するよう求めていました。
こうした中で、山田氏は、28日体調不良で入院して、3月1日付けで「職務を続けるのは困難だ」として辞表を提出し、持ち回りの閣議で認められました。ーーー






                                                                                                                                                                
  
     





























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