Fukupulio's Page Blog 2023年 9月 |
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2023年 9月28日
・大阪地裁(達野ゆき裁判長)は27日、原告128人全員について水俣病の原因物質メチル水銀による被害を認め、国などに1人当たり275万円の支払いを命じた。水俣病特別措置法の救済策に申請しながら「非該当」とされた37人を漏れなく救済。地域(居住歴)や出生年の線引きに根強い批判があった特措法救済策の「欠陥」を事実上、指弾する判決。 「水俣湾外の魚介類も相当程度メチル水銀に汚染され、長期間続いていたと推認される」 「不知火海で取れた魚介類を継続的に多食したと認められる場合には、水俣病を発症し得る程度の水銀摂取を推認するのが合理的」 「少なくとも水俣湾に仕切り網が設置された74年1月までに水俣湾やその近くで取られた魚介類を多食した人は、水銀摂取が認められる」 「(メチル水銀摂取と手足の感覚障害などとの疫学的な因果関係について)法的因果関係を判断する上で重要な基礎資料となる」 「低濃度のメチル水銀を長期にわたり摂取することで発症する可能性は否定できず、摂取終了から長期間経過後に発症する『遅発性水俣病』の存在も認められる」 「多くの原告は不知火海の魚介類を継続的に多食し、発症し得る程度の水銀摂取と感覚障害が認められる。漁獲地に不明点が残る原告の症状も、ほかの原因で説明できない」 「(不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」の)起算点は検診で水俣病と診断された時。原告らの除斥期間は経過していない」大阪地裁判決 「私たちはこれで病気が治るわけではない。治らない病気、治らない。勝訴って分かった時点で、あ、やっと認められたんだと」原告 前田芳枝さん(74) 「全員が水俣病だという判決を聞いた時、10年間頑張ってきて報われたなと思った。この判決は、熊本の判決にも弾みのつく判決だと思う」熊本訴訟 森正直原告団長 「被害の広がりが地域的にも年代的にも広く認められていて、水俣病に長く関わっている研究者や患者団体からすると、言ってみれば当たり前のことだが、それが司法上も認められた大きな一歩」E熊本学園大学 花田昌宣シニア客員教授 水俣病有機水銀中毒の未認定患者をひろく認定し補償対象とした大阪地裁の画期的な判決。 この熊本日日新聞が、水俣での「猫狂い死」を報じたのが1954年。水俣保健所が「原因不明の奇病」を公表したのは1956年。熊本大学水俣病研究班の「水俣病の原因は有機水銀」との発表は1959年。1962年水俣病審査会が脳性小児マヒ患者16人を胎児性水俣病と認定するなどののち、厚生省が水俣病を新日本窒素肥料水俣工場のアセトアルデヒド製造工程で副生されたメチル水銀化合物が原因の公害病と認めたのは1968年。しかし水俣湾に仕切り網が設置されたのは1974年で公式発見から18年後。 有機水銀を食物連鎖で濃縮した多くの魚介類が水俣湾から広く不知火海さらに外洋を回遊し、広範囲の人びとが魚介を食べて有機水銀を体内に蓄積したが、国が水俣病の「最終解決」とした2009年の水俣病被害者救済法は、熊本と鹿児島の6市3町の一部を対象地域にしたのみで、さらにチッソが排水をやめた1968年までに1年以上居住したことを要件とし、多くの被害者を共済の対象から外す極めて酷いものでしかなかった。 この大阪訴訟をはじめ熊本、東京で水俣病を患いながら未認定とされた患者さんらが提訴したのは2014年。一審判決までに9年が経ち、原告の平均年齢は70歳を超えている。国と熊本県、原因企業チッソはこの判決の重みを噛み締め、控訴していたずらに時間を浪費させることなく、速やかに判決を受け入れて責任を果たすべきだ。 《水俣病特別措置法に基づく未認定患者救済策の対象から外れた水俣病不知火患者会の会員らが国と熊本県、原因企業チッソに1人当たり450万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(達野ゆき裁判長)は27日、原告128人全員について水俣病の原因物質メチル水銀による被害を認め、国などに1人当たり275万円の支払いを命じた。 同会員らが熊本、東京、大阪の3地裁に起こした集団訴訟で初めての判決。地域(居住歴)や出生年の線引きのため特措法(2009年施行)に基づく救済対象から外れたり、情報不足のため申請できなかったりした原告について、大阪地裁は幅広く救済した。 達野裁判長は、不知火海沿岸の汚染の広がりについて「水俣湾外の魚介類も相当程度メチル水銀に汚染され、長期間続いていたと推認される」と指摘。県内で特措法の救済対象地域から外れた旧姫戸町、旧倉岳町、旧河浦町宮野河内地区などでも「不知火海で取れた魚介類を継続的に多食したと認められる場合には、水俣病を発症し得る程度の水銀摂取を推認するのが合理的」と判断した。 出生年の線引きで対象外とされた1969年12月以降生まれの原告は4人。判決は「少なくとも水俣湾に仕切り網が設置された74年1月までに水俣湾やその近くで取られた魚介類を多食した人は、水銀摂取が認められる」とした。 病像については、メチル水銀摂取と手足の感覚障害などとの疫学的な因果関係を認め、「法的因果関係を判断する上で重要な基礎資料となる」と判示。「低濃度のメチル水銀を長期にわたり摂取することで発症する可能性は否定できず、摂取終了から長期間経過後に発症する『遅発性水俣病』の存在も認められる」とした。 その上で個別の状況を検討し、「多くの原告は不知火海の魚介類を継続的に多食し、発症し得る程度の水銀摂取と感覚障害が認められる。漁獲地に不明点が残る原告の症状も、ほかの原因で説明できない」と結論付けた。 被告側は、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」の適用を求め、起算点は「初めて症状が出た時期」と主張したが、判決は「起算点は検診で水俣病と診断された時。原告らの除斥期間は経過していない」と退けた。 原告は、就職などで不知火海沿岸から関西や東海地方に移住した50〜80代の男女。2014年9月に第1陣が提訴し、19年2月の第12陣まで追加提訴を重ねた。熊本、東京を加えた3地裁の原告は約1600人で、熊本訴訟(原告1405人)の判決は来年3月22日に言い渡される。(植木泰士) 制度の「欠陥」指弾 水俣病不知火患者会の会員らの集団訴訟で原告128人全員の被害を認めた27日の大阪地裁判決は、水俣病特別措置法の救済策に申請しながら「非該当」とされた37人を漏れなく救済した。地域(居住歴)や出生年の線引きに根強い批判があった特措法救済策の「欠陥」を事実上、指弾する判決と言える。 2009年施行の特措法の救済対象地域は、認定患者が発生した地域をベースとした1995年の政府解決策が参考にされた。被害者団体との交渉で一部広がったものの、地域外の申請者は汚染された魚介類の多食を証明する客観的な資料が必要とされ、最終的に約9600人が「非該当」となった。 これに異を唱える原告側は、訴訟で「魚介類の汚染は不知火海全体に広がっていた」と主張。現地などの疫学調査を踏まえて「対象外の地域でもメチル水銀の摂取と手足の感覚障害などの症状には因果関係がある」として、原告一人一人について汚染された魚の多食や民間医師の診断による症状を丹念に立証し、判決でいずれも認められた。 判決は、病像についても原告側の主張をほぼ全面的に採用し、広く被害を救済する姿勢を示した。被告側が否定した症状の変動を認めたほか、水銀の摂取終了から長期間が経過した後に発症する「遅発性水俣病」についても、発症時期を限定しなかった。 原告の平均年齢は70歳を超えた。勝訴原告のうち89人は、特措法の申請期限に間に合わなかった。不知火海沿岸から遠方に移住したことによる「情報過疎」に加え、差別・偏見を恐れて水俣病をタブー視していた家族もいる。2年3カ月で申請受け付けを打ち切った国は、今回の司法判断を重く受け止めるべきだ。(東誉晃) |
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2023年 9月27日
「目指すべきは、『人間の尊厳』が守られる世界」岸田文雄首相19日国連演説 『日本国の恥晒し』「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「目の前に敵がいる!大量の左翼軍団」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」2016年2月17日杉田水脈ブログ、ツイッター(2016年2月15日から3月4日のスイス・ジュネーヴ国連女性差別撤廃委員会に関して) 2022年8月12日、岸田文雄首相が杉田を総務政務官に任命。 社説「杉田水脈氏を政務官に 差別を認める内閣なのか」「杉田水脈政務官、初答弁で「控えたい」繰り返す 過去の発言や判決に」 2022年12月27日、総務政務官辞任。「私の過去の発言、拙い表現に厳しいご指摘があり、それを重く受け止めて反省し、一部を取り消したが、その真意がなかなか伝わらないということもあった」 2023年8月4日国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会の声明。一部引用。 「先住民族 アイヌ民族を先住民族として認めることは、アイヌ文化と遺産の保護と活性化を目的とした2019年の「アイヌ施策推進法」の可決と併せて、アイヌ民族の権利の承認に向けた前向きな動きを示すものである。しかし、アイヌ人口の国勢調査が存在しないことにより、アイヌ民族に対する差別が可視化されていない。アイヌ民族は依然として教育や職場での差別に直面しており、差別なく権利と機会均等を確保するための措置が必要である」 「メディアおよびエンターテイメント業界 作業部会は、メディアおよびエンターテインメント業界内の深刻な問題に接した。この業界の搾取的な労働条件は、労働者に対する保護やハラスメントの明確な法的定義の欠如に加え、性暴力やハラスメントに対する不処罰の文化を助長している。 数百名におよぶジャニーズ事務所のタレントを巻き込んだ性的搾取と虐待の極めて憂慮すべき疑惑が暴露され、報道によれば、日本のメディア各社は数十年にわたりこのスキャンダルの隠蔽に関与していると報じられている。 政府と被害者に関係する企業が対策をこれまで講じてこなかったいま、政府が一義的な責任者として、加害者に対する透明性の高い捜査を確保し、被害者に対する効果的な救済を得られるようにする必要性を浮き彫りにしている」 2023年9月7日、杉田水脈衆院議員が自身のブログでアイヌ民族らに対して差別的投稿をした問題で、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定し、人権を尊重するよう杉田に「啓発」をした。 「作業部会の見解は国連としての見解ではなく、我が国に対して法的拘束力を有するものではない」松野博一官房長官7日記者会見 (国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが被害者救済に向けた対応を政府に求めたことについて) 「杉田氏が確信犯的に中傷を先導している現状は、私たちの裁判の時も今回の人権侵犯と認定されたケースの際も変わっていないのではないか。裁判が終わった後も杉田氏からの謝罪は一度もなく、真摯な対応はなかった」牟田和恵大阪大学名誉教授(ジェンダー論) 「岸田首相は国連演説など外向けには人権意識が高いように喧伝するが、ヘイトにまみれた日本の現状がいかに深刻か。最も罪深いのは杉田氏のような女性を選挙では比例順位の上位に載せて利用していることだ。杉田氏に政治家の資格はない。そういった存在を自民党が認めていることそのものが大変な問題だ」遠藤乾東京大学教授(政治学) 先住民族アイヌ問題を所管する総務省の大臣政務官に、国連の場などで様々な差別・ヘイト発言を繰り返す杉田のような人物を起用し、わずか4ヶ月余りで辞任する不適切極まる人事を行った岸田首相が、自らのに任命責任を問うこともなく国連で「人間の尊厳が守られる世界」を吹聴する愚かしさ。 女性、LGBTQ、障がい者、先住民族、被差別部落そしてジャニー・喜多川の子供に対する性犯罪に関する国連人権理事会作業部会声明も「拘束力なし」と無責任極まる傍観を決め込む。 「生産性がない」「日本国の恥晒し」「品格に問題」「女性はいくらでもウソをつける」は全て杉田本人のこと。いつまでこういう愚劣で無責任極まる輩を衆院選比例区で優遇し続けるのか。岸田政権も自民もまとめて退場させるのが、この国のまともな未来を作る道。 《自民党の杉田水脈衆院議員がブログでアイヌ民族への侮辱的な投稿をしていた問題で、札幌法務局が人権侵犯の事実があったと認定した。国会議員が人権侵害をしたと認定される異例の事態だが、杉田氏は記者会見などの対応はしないし、同党や政権内に厳しく責任を問う様子も見られない。岸田文雄首相は国連総会での演説で「人間の尊厳」の尊重を強調した。だとしたら、放置していい問題か。(岸本拓也、木原育子) ◆「認定」受け、法務省は氏に人権を「啓発」 札幌法務局は今月7日付で、杉田氏による人権侵犯を認定した。 認定されたのは計3件で、2016年にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会の参加者について、「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」と書き込んだブログやツイッター(現X)への投稿など。委員会に参加したアイヌ民族の多原良子さんが今年3月に人権救済を申し立てていた。認定を受けて法務局が、杉田氏に人権について「啓発」したという。 ◆同性カップルは「生産性ない」発言で政務官辞任 改めて、杉田氏の経歴を振り返りたい。兵庫県出身で、西宮市役所勤務などを経て12年に政界入り。日本維新の会や次世代の党などを渡り歩き、17年の衆院選で自民党の比例中国ブロックから出馬し、現在3期目。故・安倍晋三首相と保守的な考えが近いとされ、安倍氏の地元の同党山口県連に属し、派閥も安倍派だ。 その言動は度々問題視されてきた。18年には月刊誌で同性カップルを念頭に「生産性がない」と表現。今回の投稿は、杉田氏が総務政務官として出席した昨年11月の参院予算委員会で取り上げられた。同12月、これらの言動の謝罪と撤回に追い込まれ、政務官を辞任した。ただし、杉田氏は撤回しながらも「差別」とは認めなかった。 今回の人権侵犯認定をどう受け止めているのか。杉田氏の事務所に尋ねると、今月14日に法務省側から杉田氏本人に事実認定の説明があったことを認めた上で、「受け止めは、マスコミには一切出さないようにしている」と話した。その理由について、「(申し立てした)相手方もあることだし、本来非公開であるべきもの」と述べ、記者会見の予定もないとした。 ◆岸田首相は国連で「人間の尊厳」訴えていたが… 説明に後ろ向きな姿勢を野党は批判する。立憲民主党の泉健太代表は22日の記者会見で「当の本人は国会議員としてどういう認識なのか、多くの国民が説明を聞きたいと思っている」として謝罪と説明を求めた上で「指導すべきは自民党。人権に関する研修や指導はどうなっているのか」と自民党の対応を疑問視した。 自民党は今のところ、公式な見解を示していない。杉田氏の事務所も党本部からの指導などは「秘書が把握している限り、全くない」と話す。自民党幹事長室に聞くと、「今後、党役員の会見で質問があれば、党の見解を示すことになる」と述べるにとどめた。 折しも、総裁でもある岸田文雄首相は19日の国連での演説で「目指すべきは、『人間の尊厳』が守られる世界」と自らの理想を国際社会に訴えたばかり。それと相反する杉田氏の言動に向き合っているとは言い難い。党内からも「杉田氏をかばっている印象を持たれるのは良くない」(若手議員)との声も漏れる。 ジャーナリストの鈴木哲夫氏は自民党の対応について「ありえない」と批判する。甘い対応の背景に「自民の主要支持層である安倍派、保守派への配慮が常にある」とした上でこう続ける。「長期政権で緊張感が失われ、自民党全体が緩み、矜持きょうじを失っている。党として、杉田氏に公の場で説明責任を果たさせるなど、きちっと党として対処しないといけない」 ◆杉田氏の事務所「何をもって啓発か、認識していない」 人権侵犯の認定に至る流れについて触れたい。法務局は当事者や法定代理人から人権救済の申し立てを受け、調査すべきかどうか判断する。 調査では加害者本人や周辺に事実確認をしていく。侵犯の事実が認定されると、今回のような「啓発」のほか「要請」「説示」といった措置を実施する。調査件数は2022年、7859件あった。 さて、啓発とは何をするのか。法務省人権擁護局調査救済課の佐藤晶子課長補佐は「なるべく対面で(加害者に)人権への理解を深めてもらっている。面会できない際はパンフレットを送って注意喚起する場合もある」と話す。 今回は具体的にどんな啓発をしたのか。法務省は「個別事案のため答えられない」と明確にしない。加害者側が抜本的に人権意識を改めるような働きかけをしたのか、疑わしさが残る。 こちら特報部の取材に、杉田氏の事務所は「法務省側から今回の認定に関する説明はあったが、その中で何をもって啓発としているかは、こちらはよく認識していない」と答えた。 「『アイヌのことを学ぶように説諭した』との報道もあったが、杉田本人に確認しても、そんな話は聞いていない」とも。「ただ、法務省とけんかするつもりもない」として、認定は受け入れる考えという。 啓発に強制力があるわけでなく、加害者側の認識もどこか軽い。 ◆差別禁じた「アイヌ新法」、政治家が踏みにじるとは 一方、被害者側にかかる負担は重い。今回、救済申し立てをした多原さんは「申告をするため、SNSで中傷されたコメントを何度も見直し、精神的に大変負担だった」と振り返る。 人権侵犯の認定について、法務省側は発表しなかったが、自ら発信した。「同じ立場の人の励みになり、抑止力になって、声を上げやすくなるなら」と、その理由を語る。 19年施行のアイヌ施策推進法(アイヌ新法)ではアイヌ民族を先住民族と位置づけ、差別や権利侵害を禁じている。立法府の人間が法律の基本理念を踏みにじった点でも、今回のケースは重大だ。 多原さんと活動をともにしてきたアイヌ文化伝承者の光野智子さんは「政府も政治家もアイヌ民族の歴史を知らなすぎる。人権侵犯の認定を契機に歴史を学んでほしい」と強調する。 ◆専門家「重用する自民党の姿勢も問題」 杉田氏の言動に、公の機関が加害性を認定したのはこれが初めてではない。 杉田氏から慰安婦問題への研究費の使い方を非難され、名誉を毀損きそんされたとして研究者4人が損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が5月、大阪高裁であった。高裁は杉田氏に一部賠償を命じた。 原告の1人、大阪大の牟田和恵名誉教授(ジェンダー論)は「杉田氏が確信犯的に中傷を先導している現状は、私たちの裁判の時も今回の人権侵犯と認定されたケースの際も変わっていないのではないか。裁判が終わった後も杉田氏からの謝罪は一度もなく、真摯しんしな対応はなかった」と厳しい目を向ける。 同じく原告の1人、同志社大の岡野八代教授(政治思想史)は「杉田氏の特徴はマイノリティーが生きていく権利を嘲笑し、蔑さげすむこと。政治は弱い立場の人のためにあるはずだが、弱者が逆に追い詰められている」と憤る。 今回ものど元過ぎれば…なのか。東京大の遠藤乾教授(政治学)は「岸田首相は国連演説など外向けには人権意識が高いように喧伝けんでんするが、ヘイトにまみれた日本の現状がいかに深刻か」と疑問視し、「最も罪深いのは杉田氏のような女性を選挙では比例順位の上位に載せて利用していることだ。杉田氏に政治家の資格はない。そういった存在を自民党が認めていることそのものが大変な問題だ」と訴える。 ◆デスクメモ 問題のある言動を繰り返し、人権侵犯との認定を受けても、差別と認識しているか分からない。これで国会議員の資質があるというほうが難しい。杉田氏を比例名簿に載せ、重用してきたのは自民党だ。このままフェードアウトを狙ったとしても、さらに人権意識を疑われるだけだ。(北)》 |
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2023年 9月24日
日記がわりに。
20日バスと神戸電鉄乗り継いで有馬。堂加亭でお昼を食べていると急に冷気で涼しくなった。久しぶりに康貴を訪ねると、日帰りは月・火曜定休だったがこの週は連休のため今日が休み、有馬御苑は開いていて金泉・銀泉に浸かり、三宮で秋刀魚など買って帰宅。
昨日は朝から曇りでようやく秋らしい涼しさ。il ventoでパターテを頂きそのまま道を南へ下りおとめ塚の湯に向かうと、JRを過ぎた横手に「安産祈願」の徳井神社があり、初めて境内に入る。湯に浸かり阪神御影で食材買って帰宅。
今日も曇りのち晴れ。坂を降り六甲カトリック教会の横を下ると、道端に大きなローズマリーが自生しているのに初めて気づいた。これを料理に入れると美味しくなるはず、、。
イカリで鱧丼弁当買い、阪急でハーバーランドに出て突堤沿いでお昼。日差しが差すとまだ暑い。ドック沿いを歩き三宮に戻る。旧居留地を行くとモニュメント像で真ん中に何故かかぼちゃ。食材買って帰宅。ようやく猛暑は終わった模様。 |