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2023年 1月31日
「米国では環境アセスはプロジェクトの承認前に行われる。環境への影響を検証してから承認するのは当然のプロセスですよね。ところが、外苑再開発は承認後に環境アセスが実施された。この事実を知り合いの米国人に伝えると皆、驚きます。「それじゃあ意味がないじゃないか」と」 「さらに驚いたのは、再開発を進める主体の事業者自体が環境影響評価書をまとめたこと。米国では第三者のコンサルティング会社に頼むのが普通です。環境影響評価書の内容にも驚きました。ほとんどデータが明記されず、「〇〇するように努力します」「××に気をつけます」と曖昧な表現ばかり。米国では第三者の企業がデータに基づいてハッキリと書くものです」 「小池知事は神宮外苑地区を「スポーツの拠点として発展させる」と言っていましたが、再開発で軟式野球場やフットサルコート、ゴルフ練習場などがなくなり、残るのは会員制テニスコートくらい。これが「スポーツの拠点」と言えるのでしょうか」 「石川先生も指摘していましたが、イチョウ並木からわずか6メートル程度しか離れていない場所に新球場の塀が建設されるため、地下に広がるイチョウの根を傷つける恐れがある。日光も届きづらくなる上、球場の照明が樹木に悪影響を与えかねません」 「イチョウ並木は外国人観光客に非常に人気のあるスポットです。韓国語や中国語、ポーランド語など、さまざまな言語が飛び交う場所になっている。小池知事は「インバウンド強化」を重視する発言もしていますが、真逆のことをやろうとしています」 「慶応大学准教授のホルヘ・アルマザン先生が今月8日に開催した外苑再開発に関するオンラインセミナーで、「東京に来る外国人は誰も六本木ヒルズに行きたいと思っていない」と話していました。高層ビルとか、同じような店舗が入ったショッピングモールなどは、世界中どこにでもありますよね。そんなものより、外国人は日本や東京の自然に魅力を感じている。実際に並木道を散歩していた外国人の方たちにヒアリングしたところ、「美しい黄色い木々を切らないで」「紅葉があるから人が集まってくるんだよ」といった声が上がりました」 「環境を破壊し、魅力的な景観もなくなる。多くの都民や外国人も反対するプロジェクトを、なぜここまで強引に進めようとするのでしょう。いくら考えてみても、論理的な理由が見当たりません。証拠がないので確定的なことは言えませんが、再開発を進めることで得をする人がいるのではないか。「汚職」のようなものが隠れているのではないか。そう疑われても仕方ないと思います」 「日本の街づくりはとにかく「スクラップ&ビルド」ばかり。旧築地市場や中銀カプセルタワービルも解体されてしまった。とてももったいないことだと思います。環境の専門家によると、SDGsに最も効果的な手段は、既存の建物の改修だそうです。逆に、最も環境に悪い手段は、既存の建物を壊して建て替えること。たくさんのビルを新たに建設する日本の再開発ラッシュはSDGsに反している。古くて味のあるものを改修して残すという発想こそが必要なのだと考えています」ロッシェル・カップ氏 「だが、じつはこうした五輪の施設建設に絡んだ森氏の疑惑にはもっと重大なものがあった。それは、東京五輪招致、新国立競技場建設にともなう「神宮外苑地区の再開発」への暗躍だ。ーーー13年に東京都は建物の高さ制限をそれまでの15メートルから最大80メートルにまで緩和。15年には、東京都とJSC、明治神宮、高度技術社会推進協会、伊藤忠商事、日本オラクル、三井不動産が「神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書」を締結。高層ビル建設を含む神宮外苑地区の本格的な再開発に踏み出した」LITERA 2016年10月4日〈東京五輪3兆円超えの戦犯・森喜朗のもうひとつの疑惑! 五輪の裏でゼネコン、電通と「神宮外苑再開発」利権〉 「JEM・PFI共同機構があった平田神社の6代目当主は、米田勝安氏という人でした。彼はすでに鬼籍に入っていますが、森氏とは早稲田大学時代から親交があり、雄弁会というサークルの仲間だったと報道されています。また、石原氏は1999年から東京都知事を務めており、明治神宮が神社本庁を離脱したころ、明治神宮の総代でした」 「東京都がこの問題に本格的に関わるようになったのは2005年からです。元都庁幹部で石原氏のスピーチライターでもあった澤章氏によれば、2005年夏に森氏が突然石原氏のところに訪ねてきます。いったい何のために来たのだろうと不思議に思っていたところ、石原知事が突如、東京に2回目のオリンピックを招致するとぶち上げたのだそうです。まさに電通の提案書に沿ったような動きです」ノンフィクション作家・山岡淳一郎氏 日刊SPA! 2022年6月21日「神宮外苑再開発の陰で蠢く政治家たち」 「森くんは10年以上前から、このプロジェクトに注目し、電通や大手ゼネコンなどとグループ勉強会を重ねていたようです。新国立競技場に加え、野球場、秩父宮ラグビー場、そして高層のオフィスビルやホテルなどを建設する計画を実現させるために五輪を招致し、組織委の会長になったのではないか。どのような利権があるか、金の流れがどうなっているか、捜査当局は強い関心を持ち、情報を集めているようです。すべてはここがスタート。AOKIとかKADOKAWAなどのレベルではなく、時間がかかるかもしれないが、この利権の構図を暴くことこそがターゲットなのだと思います」山口敏夫元労働大臣 FRIDAY2022年9月28日〈森元首相因縁議員が語る「五輪招致は神宮外苑再開発の利権」〉 ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングの設立者ロッシェル・カップ氏による明治神宮外苑の再開発計画への的確な批判。 神戸でも観覧車などが子供たちに人気の王子公園の縮小と大学誘致を検討中。昨年12月長尾さん一周忌で東京に行った時、時間をかけて巡ったのは紅葉で覆われた井の頭公園、羽根木公園と代々木公園そして吉祥寺、下北や原宿の裏通り。巨大商業施設や渋谷再開発の駅前ビルに立ち入る気などまったく起こらない。 カップ氏の「環境を破壊し、魅力的な景観もなくなる。多くの都民や外国人も反対するプロジェクトを、なぜここまで強引に進めようとするのか」の答えは、この明治神宮外苑再開発が、明治神宮、電通と大手ゼネコンそして東京都知事石原慎太郎や元首相森喜朗ら政治家の利権に深く関わる疑惑まみれの巨大開発ということ。 30年以内の発生確率7割、倒壊建物約175000棟、死者約11000人と想定する首都直下地震を尻目に高層ビル再開発に突き進む首都東京。 神宮外苑の施設と銀杏並木などの歴
史・文化遺産と景観は、補修しながら残すのが市民にも旅行者にもふさわしい。いい加減に巨大開発の幻想から覚めなけれ
ば、この国にまともな未来はない。
《国連加盟国がSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指す中、日本の首都・東京では世界の潮流に逆行する計画が進められている。都内一等地の明治神宮外苑の再開発に伴い、敷地内にある743本もの樹木が伐採されようとしているのだ。問題にいち早く警鐘を鳴らしたのがこの人。米国人の視点からすると、再開発計画の中身も、決定プロセスも不合理だらけだという。 ◇ ◇ ◇ ――再開発計画によると、樹木が伐採される一方、球場やラグビー場が建て替えられ、オフィスや商業施設が入る高層ビルなどを新設。昨年2月に呼びかけた再開発に反対するオンライン署名は11万筆に達するなど、注目度の高さがうかがえます。問題に取り組むきっかけは何だったのでしょう。 昨年2月の報道で、再開発計画が東京都の都市計画審議会に承認されたこと、石川幹子・中央大研究開発機構教授が「再開発で約1000本の樹木が伐採される」と指摘していることを知りました。一昨年の東京五輪開催前に代々木公園の樹木が過剰に剪定されるパブリックビューイング(PV)開設への反対署名を立ち上げたところ、多くの方が賛同してくれた。神宮外苑の大量の樹木が伐採される今回の計画は、PV開設の何千倍も大きな問題。ツイッターでフォロワーに「また署名を立ち上げましょうか」と聞くと「立ち上げてください」という意見が多かったので、声を上げなければ、と思ったのです。 ――今月12日には、小池都知事に対し再開発計画の一時停止などを求める要望書を提出しました。事態は差し迫っていますね。 東京都環境局は、神宮外苑地区の再開発について、昨年2月から周辺環境に与える影響を検証する環境影響評価(環境アセスメント)審議会で議論を開始。問題の多い計画案について、異例といえる回数と議論が交わされましたが、年末に急きょ総会が開かれ、事実上、環境アセスについての審議は終了してしまいました。今月20日に事業者が環境影響評価書を都に提出したと告示があり、同日に都知事が承認したことにより、計画は次の段階に移ります。都と事業者は、これ以上反対の声が上がらないうちに、大急ぎで着工に向かっているようですが、まだあきらめずに見直しを求めたいと思っています。 ――もともと、再開発計画は2015年に浮上しましたが、詳細が都民に示されたのは21年12月のこと。しかも、計画の中身を確認できる縦覧期間はたった2週間でした。情報公開が不十分で、進め方にも問題がありました。 私は米国に住んでいた時期に、再開発計画への反対運動に2回、参加したことがありますが、こんな強引な決定プロセスはあり得ません。まず、米国では環境アセスはプロジェクトの承認前に行われる。環境への影響を検証してから承認するのは当然のプロセスですよね。ところが、外苑再開発は承認後に環境アセスが実施された。この事実を知り合いの米国人に伝えると皆、驚きます。「それじゃあ意味がないじゃないか」と。さらに驚いたのは、再開発を進める主体の事業者自体が環境影響評価書をまとめたこと。米国では第三者のコンサルティング会社に頼むのが普通です。 ――順序は逆だし、お手盛りということですね。 環境影響評価書の内容にも驚きました。ほとんどデータが明記されず、「〇〇するように努力します」「××に気をつけます」と曖昧な表現ばかり。米国では第三者の企業がデータに基づいてハッキリと書くものです。その環境影響評価書を基にプロジェクトの社会的メリットと環境への影響を比較し、承認の可否を決めるのです。外苑再開発計画を巡る事後的な環境影響評価は“やってる感”の演出としか思えない。こんな非民主的なプロセスは、許されないことではないですか。 ■小池知事の発言は矛盾だらけ ――中身も問題だらけです。 小池知事は神宮外苑地区を「スポーツの拠点として発展させる」と言っていましたが、再開発で軟式野球場やフットサルコート、ゴルフ練習場などがなくなり、残るのは会員制テニスコートくらい。これが「スポーツの拠点」と言えるのでしょうか。矛盾しています。 ――青山通りから聖徳記念絵画館へと続く有名なイチョウ並木も危機に瀕しています。小池知事は「残す」とは言っていましたが。 その発言も事実と違うと思います。石川先生も指摘していましたが、イチョウ並木からわずか6メートル程度しか離れていない場所に新球場の塀が建設されるため、地下に広がるイチョウの根を傷つける恐れがある。日光も届きづらくなる上、球場の照明が樹木に悪影響を与えかねません。すぐではないかもしれないけれど、将来的に枯れてしまう危険性が高いと石川先生が警告しています。 ――景観が台無しですね。 イチョウ並木は外国人観光客に非常に人気のあるスポットです。韓国語や中国語、ポーランド語など、さまざまな言語が飛び交う場所になっている。小池知事は「インバウンド強化」を重視する発言もしていますが、真逆のことをやろうとしています。 慶応大学准教授のホルヘ・アルマザン先生が今月8日に開催した外苑再開発に関するオンラインセミナーで、「東京に来る外国人は誰も六本木ヒルズに行きたいと思っていない」と話していました。高層ビルとか、同じような店舗が入ったショッピングモールなどは、世界中どこにでもありますよね。そんなものより、外国人は日本や東京の自然に魅力を感じている。実際に並木道を散歩していた外国人の方たちにヒアリングしたところ、「美しい黄色い木々を切らないで」「紅葉があるから人が集まってくるんだよ」といった声が上がりました。 環境を破壊し、魅力的な景観もなくなる。多くの都民や外国人も反対するプロジェクトを、なぜここまで強引に進めようとするのでしょう。いくら考えてみても、論理的な理由が見当たりません。証拠がないので確定的なことは言えませんが、再開発を進めることで得をする人がいるのではないか。「汚職」のようなものが隠れているのではないか。そう疑われても仕方ないと思います。 ■カネ儲け優先「スクラップ&ビルド」は時代に逆行 ――こういった再開発は都内のみならず、日本全国で行われている印象です。 ――コンクリートの巨大な建物を建設し、街づくりするという考え方は前時代的ですね。 ――何でもかんでも新しくすればいいわけではありませんね。 (聞き手=小幡元太/日刊ゲンダイ) |
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2023年 1月31日 日記がわりに。
京都から帰宅した翌日、翌々日の朝はやはり小雪。土曜は開店と同時に賑わう地元calmoでピザ。贔屓目かもだが、やはり神戸が一番美味しい。六甲道で食材買って帰宅。ウクライナにようやく戦車供与を決めたドイツのZDFは、ロシアの攻撃で破壊された住宅と嘆き悲しむ市民の姿を伝える。
日曜は快晴、西宮北口に出てShiosai窓際でお昼をいただき、震災前は商店街が賑わった駅前を通り花屋さんで小鉢、阪急ガーデン前の公園でコーヒーのあと食材買って帰宅。フランス2はウクライナ東部バフムトで地下壕に避難する市民、子どもたちの様子を伝える。
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